説明

シームレス蛍光ランプ用照明器具

【課題】シームレス蛍光ランプ用照明器具に関して、ランプ取り付け時あるいは取り付け後に強い応力がかからないようにして破損を防止し、かつ、確実に保持する。
【解決手段】この発明に係るシームレス蛍光ランプ用照明器具300は、シームレス蛍光ランプ用照明器具300の本体1に取り付けられる2個のソケット2a,2bを備え、ソケット2a,2bに補助管82の口金84側の一部を載せることができるようにしたガイド3a,3bを設けるとともに、少なくとも一方のソケットは主管81の中心線と平行な方向に動くようにしたものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シームレス蛍光ランプ、特に、1本の主管とその両端近傍に設けられた1対の補助管からなるタイプのシームレス蛍光ランプ用の照明器具に関する。
【背景技術】
【0002】
図5は、例えば、特開平9−17532号公報に開示されている従来の蛍光ランプ用のソケット100の構造の一例を示す正面図である。図5に示すように、ソケット本体101は、直管形蛍光ランプの1端に設けられた1対のピンを挿入させる挿入口102、垂直通過溝103、及び回転通過溝104を備える。さらに、回転通過溝104の左右両側にはそれぞれ接触端子105を設けている。蛍光ランプを装着された状態では、蛍光ランプの口金ピン106が接触端子105に挟まれている状態になる。このような構成の蛍光ランプ用のソケット100を、直管形蛍光ランプ用の第1のタイプのソケットとする。
【0003】
蛍光ランプを装着する場合、まず、対になった口金ピンを鉛直にし、ソケット下側から挿入口102へ挿入し、次に、垂直通過溝103に沿って上方へ移動し、一方の口金ピンが垂直通過溝103の端に達した後、回転通過溝104に沿って略90°回転させ、接触端子105に挟まった状態で固定されるようにする。
【0004】
直管形蛍光ランプ用のソケットとしては、例えば、特開平7−22133号公報で開示されているように、ランプの口金と相対する受金面および導電端子をバネで支持し、ランプ装着時には、受金面と導電端子をランプ軸方向に押し込めて装着する第2のタイプもある。
【0005】
この第2のタイプのソケットと、上記のソケットの側面に設けた溝に口金ピンを挿入し、回転して装着する第1のタイプのソケットの二つが主流である。
【0006】
図6は、一般的なシームレス蛍光ランプ200の正面図(図6(a))と部分平面図(図6(b))である。図6に示すように、シームレス蛍光ランプ200は、主管81の両端に補助管82が、接合部83を介して接続されている。補助管82の端(接合部83と反対側)の内部にはフィラメント(図示せず)が設けられ、リード線を介して、補助管82の外部端に設けられた口金84の1対の口金ピン85に電気的に接続されている。
【0007】
接合部83を介して、2本の補助管82と主管81とが接合されているため、一方の補助管82のフィラメントと他方の補助管82のフィラメントとの間には放電路が形成され、通常照明する側の反対側に補助管82を位置させ、主に主管81の放電で発生する紫外線放射を主管81に塗布した蛍光体(図示せず)が可視光に変換し、照明に利用される。このシームレス蛍光ランプ200は主管81の端部に暗部ができず、このシームレス蛍光ランプ200を直線状に並べたときに均一な光の直線を作ることができる特徴がある。
【0008】
また、このシームレス蛍光ランプ200の口金84は、G5としてJIS C7709で規定されたものを用いており、口金84の軸が、補助管82の中心軸と略一致するとともに、1対の隣接する口金ピン85を含む平面は、主管81と補助管82の中心線を含む平面とは垂直な位置関係になっている。これは通常天井にこのシームレス蛍光ランプ200を設けた場合に、2本の隣接する口金ピン85が水平に並び、均等に保持する構成になっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開平9−17532号公報
【特許文献2】特開平7−22133号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
このシームレス蛍光ランプを照明器具に装着する場合、第1のタイプのソケットでは、補助管82を回転させると、補助管82の中心軸が離れている主管81を大きく動かさなければならず、その範囲に部品等を設置できないなど照明器具の設計に制約ができる。
【0011】
さらに、主管81を持って回転させると、小さい力で大きなモーメントを持つため、口金84及び接合部83等に大きな力がかかり破損する可能性がある。
【0012】
また、第2のタイプのソケットでは、ソケットへの差込時にバネを押し下げるための力が、接合部83に主管81軸の外側方向にずれの応力を発生させ、破損させる可能性がある。また、装着後も応力がかかり続け、口金ピンや導電端子の変形や固着が起こり、長時間使用後破損等が起こる可能性がある。
【0013】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、1本の主管と1対の補助管からなるタイプのシームレス蛍光ランプを用いる照明器具に、該シームレス蛍光ランプを装着する場合に一部分に大きな応力がかかることを防ぐとともに、該シームレス蛍光ランプを装着後は確実に、かつ、応力がかからないように保持し、また、該シームレス蛍光ランプの装着時にランプを動かす範囲を小さくして照明器具の設計の自由度を増したシームレス蛍光ランプ用照明器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
この発明に係るシームレス蛍光ランプ用照明器具は、円筒形のガラス管からなる主管と、主管の両端部近傍の側面にその中心軸を略平行になるように設けた補助管とを備え、補助管は一方の端部近傍で主管と内部が貫通するように接合され、他方の端部外側に口金、また他方の端部内側にフィラメント、さらに口金にフィラメントの両端から電気的に接続された一対の口金ピンを設けたシームレス蛍光ランプを用いるシームレス蛍光ランプ用照明器具において、
シームレス蛍光ランプ用照明器具の本体に取り付けられる2個のソケットを備え、ソケットに補助管の口金側の一部を載せることができるようにしたガイドを設けるとともに、少なくとも一方のソケットは主管の中心線と略平行な方向に動くようにしたものである。
【0015】
また、この発明に係るシームレス蛍光ランプ用照明器具は、2個のソケットを最も近づくように動かした状態で、両方の口金ピンがソケットに到達せず、かつ、両方の口金ともガイドに載せることができるように、ガイドの長さと、ソケットの動く範囲とを設定したものである。
【発明の効果】
【0016】
この発明に係るシームレス蛍光ランプ用照明器具は、円筒形のガラス管からなる主管と、主管の両端部近傍の側面にその中心軸を略平行になるように設けた補助管とを備え、補助管は一方の端部近傍で主管と内部が貫通するように接合され、他方の端部外側に口金、また他方の端部内側にフィラメント、さらに口金にフィラメントの両端から電気的に接続された一対の口金ピンを設けたシームレス蛍光ランプを用いるシームレス蛍光ランプ用照明器具において、
シームレス蛍光ランプ用照明器具の本体に取り付けられる2個のソケットを備え、ソケットに補助管の口金側の一部を載せることができるようにしたガイドを設けるとともに、少なくとも一方のソケットは主管の中心線と略平行な方向に動くように構成したので、シームレス蛍光ランプを装着する場合に、無理な力を加えなくても装着でき、装着時と装着後にシームレス蛍光ランプに大きな応力が係ることを防ぐとともに、装着後は確実に保持し、さらに、シームレス蛍光ランプの装着時にランプを動かす範囲を小さくして照明器具の設計の自由度を増すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】実施の形態1を示す図で、シームレス蛍光ランプ200を取り付ける前のシームレス蛍光ランプ用照明器具300の正面図。
【図2】実施の形態1を示す図で、シームレス蛍光ランプ200を取り付けた後のシームレス蛍光ランプ用照明器具300の正面図。
【図3】実施の形態1を示す図で、シームレス蛍光ランプ200を取り付ける前のシームレス蛍光ランプ用照明器具300の一部分の拡大斜視図。
【図4】実施の形態1を示す図で、シームレス蛍光ランプ200を取り付ける前のシームレス蛍光ランプ用照明器具400(変形例)の一部分の拡大斜視図。
【図5】従来例の照明器具のソケット100の正面図。
【図6】実施の形態1あるいは従来例で用いられる一般的なシームレス蛍光ランプ200の正面図(図6(a))と部分平面図(図6(b))。
【発明を実施するための形態】
【0018】
実施の形態1.
図1乃至図4は実施の形態1を示す図で、図1はシームレス蛍光ランプ用照明器具300のシームレス蛍光ランプ200を装着する前の状態を示す正面図、図2はシームレス蛍光ランプ200を取り付けた後のシームレス蛍光ランプ用照明器具300の正面図、図3はシームレス蛍光ランプ200を取り付ける前のシームレス蛍光ランプ用照明器具300の一部分の拡大斜視図、図4はシームレス蛍光ランプ200を取り付ける前のシームレス蛍光ランプ用照明器具400(変形例)の一部分の拡大斜視図である。
【0019】
図1乃至図3により、シームレス蛍光ランプ用照明器具300の構成を説明する。シームレス蛍光ランプ200は、図6の一般的なものを使用する。シームレス蛍光ランプ200を、単にランプと呼ぶ場合もある。
【0020】
本体1の側面に設けたソケット移動溝4a,4bにはソケット2a,2bが取り付けられている。ソケット2a,2bには、その下辺に補助管82あるいはその端に設けられた口金84を載せることができるガイド3a,3bが設けられている。
【0021】
ソケット移動溝4a,4bは、補助管82の中心線に略平行に作られており、ソケット2a,2bは、ソケット移動溝4a,4bに沿って、ソケット移動溝4a,4bの範囲内を補助管82の中心線、すなわち主管81の中心線と略平行に動くことができる。
【0022】
ソケット2a,2bには、ストッパー7a,7bが取り付けられている。ソケット2a,2bの補助管82の中心線と平行な動きを、ストッパー7a,7bを手で回してねじ込むことで止めることができる。
【0023】
図1は、ソケット2a,2bをその移動可能範囲で最も近づけた状態を示す。この状態で、シームレス蛍光ランプ200の両方の口金84がガイド3a,3bに同時に載っており、さらに、口金ピン85がソケット2a,2bあるいは、その受金面5(図3参照)に届いていないことが図1からわかる。このような状態を作るためには、ガイド3a,3bの長さを口金ピン85の長さより大きくし、ソケット移動溝4a,4bの長さをぎりぎりまで短くすればよい。
【0024】
図2に示すように、シームレス蛍光ランプ200を装着した状態では、両方の口金84がソケット2a,2bの受金面5にほぼ接し、口金ピン85はピン挿入孔6a,6b(図3参照)を通過して、ソケット2a,2b内に設けられた導電端子(図示せず)に挟まれて、電気的に接続されている。
【0025】
さらに、導電端子から、ソケット2a,2bと本体1の内側を通る電線(図示せず)を介して、本体1に設けられているインバータ(図示せず)の端子と接続され、結局、インバータからフィラメントまで電気的に接続することになる。
【0026】
ランプ装着作業は、まず、ストッパー7a,7bをゆるめて動くようにしておく。ソケット2a,2bを、それぞれ、可動範囲の最右側と最左側、すなわちソケット2a,2b間の距離が最小になる位置に移動させ、両方の補助管82あるいは口金4を両方のガイド3a,3bに載せる。さらに詳しくは、ランプを照明器具の側面(図1のシームレス蛍光ランプ200の位置の紙面手前)に位置させた後、この例では、左右いずれか、たとえば、左側の口金84の端面がガイド3aの左端に達するまで左側に若干ランプをずらし、次に、左側の口金ピン85をガイド3aの上を通過させ、ガイド3aの上まで移動させた後、ランプを逆の方向、すなわち、右にずらし、左側の口金84をガイド3aの上に載せる。さらに、右側にランプをずらし続け、右側の口金84の端面がガイド3bの右端に達するまでずらし、次に、その位置で、右側の口金ピン85をガイド3bの上を通過させて、ガイド3bの上まで移動させた後、ランプを若干左にずらして右側の口金84をガイド3bの上に載せ、図1の状態にする。
【0027】
次にソケット2a,2bを、その間隔が開く方向(外側)に移動させてゆき、口金ピン85を受金面5あるいはピン挿入孔6a,6bに接触させる。一方のソケット2a(一例として、右側から入れると仮定した)と口金84(図1左側)の位置関係をそのままにして、他方のソケット2bを補助管82を押さえた状態で、さらに外側に移動させてゆく。
【0028】
口金ピン85がピン挿入孔6a,6bに挿入されてゆき、結局導電端子に挟まれて固定される。
【0029】
次に、もう一方のソケット2a(左側)を外側に移動してゆく。口金ピン85がピン挿入孔6a,6bに挿入されてゆき、この端も最終的に、口金ピン85が導電端子に挟まれて固定される。さらに、ストッパー7a,7bを手でねじ込んで、ソケット2a,2bが動かないようにする。
【0030】
上記装着作業においてランプに加える力は、両端の口金ピン85を、それぞれ、ソケット2a,2bに差し込むときにかかるが、少なくとも、補助管82を押さえながら行えば、接合部83などには応力がほとんど加わらず、その他の部分にも大きな応力は加わらない。
【0031】
例えば、従来例の第2のタイプのソケットでは、口金ピンの長さに対応するバネの収縮をさせるために必要な力はこれらと比較すると大きく、また、バネを押し込む側と口金ピンを挿入する側とが反対側の端であるため、なかなかうまく入れられずに必要以上に強い力で押し込むことが多い。
【0032】
また、第1のタイプでは、両側の口金とソケットを同時に入れて回転させるために、うまくできずに、不必要な強い力がかかる可能性があった。この実施の形態1においては、このような強い力を加えることによる破損の可能性が小さくなった。
【0033】
また、装着後についても、従来例の第2のタイプのソケットでは、バネで両側から応力がかかり続ける。一方、この実施の形態1においては、このような、応力がかかり続けることはなく、長時間使用後の破損等の可能性が小さくなった。
【0034】
また、従来例に示す第1のタイプでは、装着時に主管81を、補助管82の軸を中心に回す必要があり、そのスペースに部品をおけないという器具設計上の制限があったが、この実施の形態1では、回転させる必要もなく、装着に必要なスペースが小さく、照明器具設計上の自由度が増した。
【0035】
この実施の形態1で示した上記の例では、ソケット2a,2bにねじ込み式のストッパー7a,7bをつけているが、装着後長時間にわたって振動等でソケット2a,2bがずれて口金ピン85が抜けることを防ぐ目的でつけている。
【0036】
ストッパー7a,7bとしては、装着後、確実に止められるなら、この方式に限らない。例えば、ソケット移動溝4a,4bに下側に落ちる段差を設けて、止まるようにしてもよいし、本体1側に、ソケット2a,2bの背面に下ろすようなタイプのものを取り付けてもよい。なお、導電端子の口金ピン85の保持力が十分な場合、また、ソケット移動溝4a,4bとソケット2a,2bとの摩擦が十分な場合など、長時間にわたってずれないことが確認できるならば、ストッパー7a,7bは必要ない。
【0037】
この実施の形態1で示した上記の例では、ソケット移動溝4a,4bの長さを、ソケット2a,2bを最短に移動させた場合にちょうどランプを載せやすい位置になるように調整したが、位置合わせに時間を必要とするが、この長さをさらに長くしておいてもよい。上記例では、ランプを挿入するときに、口金84をガイド3a、3bに載せるために左右に動かす必要があるが、ソケット移動溝4a、4bを長くして、ソケット2a、2bをさらに近づけると、ランプを図1の紙面手前からソケット中心軸まで平行移動した後、ソケットを移動させて図1のように乗せることができ、左右に動かす必要がなくなる。特に、この照明器具を密接して並べて用いる場合にランプ同士が干渉する可能性がなくなるメリットがある。
【0038】
また、この実施の形態1で示した上記の例では、ガイド3a、3bが補助管82の直径の約1/3を覆うような高さHにしていたが、高さHを低くして、補助管82と主管81との距離(一例では、4mm)以下にすれば、同様に、ランプを左右に動かす必要がなく、図1の紙面手前からソケット中心軸まで平行移動させ、そのまま口金をガイド3a、3bの上に載せることができる。一方、ガイドの高さHを大きくした方が、補助管が装着作業中にガイドから落ちにくく、作業がやりやすいという面もある。
【0039】
また、本体1の両側の外側面にソケット移動溝4a,4bを設けたが、ソケット2a,2bの1方向の移動のみ可能にした状態で、固定すればよく、他の方法で実現してもよい。例えば、溝を本体1の内側に設けたり、溝の替わりに凸状態の帯を設けたり、などでもよい。
【0040】
また、実施の形態1では、両側のソケット2a,2bとも可動にしたが、一方のみでもよい。その方が簡単になるという利点はあるが、可動側のソケットの必要な移動距離は2倍になるので、主管81と補助管82との間に補強を設ける場合など、ガイド3a,3bとの干渉が問題になりやすいという欠点もある。
【0041】
図4に示す変形例のように、主管81を支持する支持体8をソケット2a,2bに設けると、ランプ装着作業がさらに簡単なる。すなわち、ガイド3a,3bに補助管82あるいは口金84を載せるときに同時に主管81を支持体8で保持させると、作業中にランプがガイド3a,3bからはずれたりしにくくなる。特に、ソケット移動溝4a、4bを長くしたときに有効である。
【0042】
また、支持体8を設けることにより、事故等でランプが破損したときに落下しにくくなるという利点もある。
【0043】
図4においては、支持体8をソケット2a,2bに設けたが、これにより支持体8とソケット2a,2bの相対位置関係を正確に設定できる。しかしながら、支持体8を本体1に固定した場合も、本体1とソケット2a,2bの位置、本体1と支持体8の位置を正確に設定することは可能で、その場合、問題なく十分に効果が得られる。
【0044】
実施の形態1において、両端の口金ピン85の相対位置のバラツキが大きいと、固定されたソケット2a,2bに固定されたときに応力がかかる可能性がある。このため、受金面5とピン挿入孔6a,6bと電導端子をソケット本体に対して、回転するような構成にする、あるいは、ピン挿入孔6a,6bを少なくとも円周方向に広げて、さらに、導電端子の適正に挟み込む範囲(円周方向)を大きくする等の対策をとるのが好ましい。
【符号の説明】
【0045】
1 本体、2a ソケット、2b ソケット、3a ガイド、3b ガイド、4a ソケット移動溝、4b ソケット移動溝、5 受金面、6a ピン挿入孔、6b ピン挿入孔、7a ストッパー、7b ストッパー、8 支持体、81 主管、82 補助管、83 接合部、84 口金、85 口金ピン、100 ソケット、101 ソケット本体、102 挿入口、103 垂直通過溝、104 回転通過溝、105 接触端子、106 口金ピン、200 シームレス蛍光ランプ、300 シームレス蛍光ランプ用照明器具、400 シームレス蛍光ランプ用照明器具。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
円筒形のガラス管からなる主管と、前記主管の両端部近傍の側面にその中心軸を略平行になるように設けた補助管とを備え、前記補助管は一方の端部近傍で前記主管と内部が貫通するように接合され、他方の端部外側に口金、また他方の端部内側にフィラメント、さらに前記口金に前記フィラメントの両端から電気的に接続された一対の口金ピンを設けたシームレス蛍光ランプを用いるシームレス蛍光ランプ用照明器具において、
当該シームレス蛍光ランプ用照明器具の本体に取り付けられる2個のソケットを備え、前記ソケットに前記補助管の前記口金側の一部を載せることができるようにしたガイドを設けるとともに、少なくとも一方のソケットは前記主管の中心線と略平行な方向に動くようにしたことを特徴とするシームレス蛍光ランプ用照明器具。
【請求項2】
2個の前記ソケットを最も近づくように動かした状態で、両方の前記口金ピンが前記ソケットに到達せず、かつ、両方の前記口金とも前記ガイドに載せることができるように、前記ガイドの長さと前記ソケットの動く範囲とを設定したことを特徴とする請求項1記載のシームレス蛍光ランプ用照明器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−176920(P2010−176920A)
【公開日】平成22年8月12日(2010.8.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−15984(P2009−15984)
【出願日】平成21年1月27日(2009.1.27)
【出願人】(591015625)オスラム・メルコ株式会社 (123)
【Fターム(参考)】