説明

ジェット噴射装置

【課題】 レジオネラ症が発生するおそれがなく衛生上好ましく、水流のみのジェット噴射装置であっても脈動感のある水流が得られ、入浴者の受ける水圧がマッサージ効果をもたらすとともに、設置が容易で場所をとらないジェット噴射装置の提供。
【解決手段】 ノズル5を中心に備える本体1は、基端側に浴槽壁の配管に取り付けられる取付部11を有し、先端側に底壁12と周囲壁13を有する。その前端には蓋部21と傘部22とを有する被覆部材2が設けられ、周囲壁13と蓋部21とでチャンバ3が形成され内部に回転体4がある。蓋部21には回転体の前方室内と蓋部前方空間とを連通する中央連通孔211があり、傘部には傘部前方空間6aと後方空間6bとを連通する周囲連通孔221があり、底壁12には傘部の後方空間6bと回転体の後方室32内とを連通する本体連通孔122がある。回転体4内部には噴射水導通孔41が設けられ周方向に傾斜している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、浴槽におけるジェット噴流を生じさせるジェット噴射装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、浴槽用のジェット噴射として、ジェット噴射によるジェット水流と空気を混合させてマッサージ効果の得られるジェット噴射装置が知られている(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開2001−145676号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の特許文献1で開示されているジェット噴射装置は、空気をジェット水流と混合して噴出させるものであり、40℃から43℃の空気がある場所で最も発生しやすいとされているレジオネラ菌が混入するおそれがあり衛生上好ましくなかった。
さらに、従来の水流のみの噴出の場合には、噴流が狭い範囲に限定されてしまい、広範囲にわたる脈動感のある噴流を生じさせることは困難であってマッサージ効果として十分なものを得ることができなかった。
【0005】
さらに、このような水流のみの脈動感のある噴流を発生させるジェット噴射装置を既存の浴槽に設置する場合、浴槽壁を破壊作業、配管の移設、ポンプの交換などの施工作業の時間と費用を要するとすれば好ましくない。
【0006】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、レジオネラ症が発生するおそれがなく衛生上好ましく、空気を混入しない水流のみのジェット噴射であっても脈動感のある噴流が得られ、入浴者の受ける水圧が好適なマッサージ効果をもたらし、施工において簡単に浴槽壁の配管に取付可能であるジェット噴射装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明のジェット噴射装置は、加圧水供給手段からの加圧水を前方にジェット噴射として浴槽内に噴出するジェット噴射装置であって、前記ジェット噴射装置は、噴射口を有するノズルと、前記ノズルを中心に備える本体を有し、
前記本体は、底壁と、底壁の基端側に設けられ底壁通孔と連通する通孔を有する取付部と、底壁の先端側周縁に設けられた周囲壁とを有し、前記周囲壁の前端には、被覆部材が設けられ、前記被覆部材は、周囲壁内空間を覆う蓋部と、周囲壁より外側を覆う傘部とが形成され、前記周囲壁と前記蓋部とでチャンバが形成され、前記チャンバ内には前記噴射口中心の周りに回転可能な回転体があり、前記蓋部には回転体前方室内と蓋部前方空間とを連通する中央連通孔を有し、前記傘部には、前記傘部の前方空間と傘部の後方空間を連通する周囲連通孔が形成され、本体の前記底壁には、前記傘部の後方空間と回転体の後方室内とを連通する本体連通孔を有し、前記回転体は、その先端面には、蓋部基端側端面と点接触する支持部材を有するとともに、回転体の基端面と回転体の先端面とを連通する噴射水導通孔が設けられ、前記噴射水導通孔は、回転体基端においてノズルの前方に位置し、回転体内において周方向に傾斜して形成されていることを特徴とする。
【0008】
また、本発明のジェット噴射装置は、好ましくは上記の構成に加えて、前記回転体の噴射水導通孔の傾斜角度は15度から25度の範囲であることを特徴とする。
【0009】
また、本発明のジェット噴射装置は、好ましくは上記の構成に加えて、前記傘部の端縁と本体の底壁基端面は配管が設置されている浴槽壁面に当接して配管に取り付けられ、前記傘部の端縁の当接面と本体の底壁基端面の当接面が同一平面上にあることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、レジオネラ症が発生するおそれがなく衛生上好ましい。さらに、空気を混入しない水流のみのジェット噴射であっても、バリエーションに富んだ脈動感のある噴流が得られ、入浴者の受ける噴流の水圧がマッサージ効果をもたらすことが可能である。さらに、浴槽壁を破壊することなく、既存配管に嵌め込むだけで施工することが可能であるので、設置が簡単であり、省スペースであるうえ経済性にも優れるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、図面を参照しつつ本発明のジェット噴射装置について説明するが、本発明はこれらの実施例に記載されたもののみに限定されるものではない。図1は、本発明の一実施例のジェット噴射装置の分解斜視図であり、図2は、本発明の一実施例のジェット噴射装置が既存配管開口に設置された状態での組立縦断面図である。
【0012】
図1に示されるように、ジェット噴射装置Aは、概ね、本体1と被覆部材2と回転体4とノズル5で構成される。図2に示されるように、本体1の周囲壁13と被覆部材の蓋部21とで空洞であるチャンバ3が形成され、チャンバ3内にはノズル中心の周りに回転可能な回転体4が装着されている。
【0013】
本発明に係るジェット噴射装置Aは、加圧水供給手段Bから供給される加圧水Wがノズル5から噴出され、チャンバ3内に流入し、チャンバ内に装着されている回転体4が回転するとともに、被覆部材2の蓋部21の中央連通孔より脈動感のある噴流が浴槽C内に噴出するものである。チャンバ3内には水流のみが混入し、空気は混入しない構成とされている。
【0014】
図2に示されるように、本体1には、噴射口を有するノズル5がその基端に取り付けられている。ノズル5は、先端の噴射口51の径が基端52の径よりも小さく、先細に形成されている。
【0015】
本体1は、基端側から取付部11、底壁12、周囲壁13が一体に形成されている。取付部11は、ジェット噴射装置Aを、浴槽の配管に取り付けるものであり、内部に通孔111を有する円筒形状をしており、外周面には配管の雌ネジ80と螺合する雄ネジ110が形成されている。そして、ノズル5は、取付部11の通孔111内に、縮径されている噴射口51側を先端方向に向けて挿入され取付部11に固定されている。通孔111を基端側が大径の錐形に形成し、基端側から嵌合してもよい。
【0016】
取付部11は、底壁12の基端面12aに突設して設けられており、底壁12には、取付部11の通孔111に連続する底壁通孔121が形成されている。底壁12の取付部11の周囲の基端面12aは浴槽壁面又は配管の先端面に当接するように形成されている。
底壁12には、外面12bと底壁通孔121との間を径方向に貫通して本体連通孔122が形成されている。本体連通孔122は底壁12に周方向に複数個均等に配置して設けられており、本体1の外部空間と内部空間との連通をしている。
【0017】
周囲壁13は、底壁12の先端側周縁から先端方向に立設して一体に形成されており、周囲壁13の内部であって底壁12の先端側に段部131が形成され回転体4の基端方向への揺動を規制している。
【0018】
加圧水供給手段B(図示せず)から供給された加圧水Wは、このノズル5によってさらに加速されてチャンバ3内へと勢いよく噴射される。チャンバ3は、本体1の周囲壁13と被覆部材の蓋部21とで形成される空洞である。すなわち、図1及び2に示されるように、本体1の周囲壁13の前端には、被覆部材2が設けられている。蓋部21と本体の周囲壁13の先端側面とがビス留めされ、チャンバ3が形成される。図示の例ではビス7によって固定されている。
【0019】
被覆部材2は、中心部が周囲壁13で囲まれる空間(チャンバ)を覆う蓋部21であり、蓋部21の外周は、基端方向(図2において右方向)に湾曲され、周囲壁13より外径部分を覆う傘部22が形成されている。蓋部21の中心部には後述する回転体4を支持する支持部210aが形成されている。
【0020】
そして、チャンバ3内にはノズル5の中心の周りに回転可能な回転体4が装着され、回転体先端面中心に半埋没されている支持部材40によって蓋部中心部210の支持部210aの基端側端面において回転可能に支持されている。
回転体4は、熱可塑性合成樹脂からなる円柱体であって、本実施例では、アセタール樹脂によって形成されている。回転体4の先端面中心には前述のように、支持部材40が半埋没されており、蓋部中心部210の支持部210aの基端側端面において点接触し、回転体4を回転可能に支持している。
支持部材40は、蓋部中心部210の基端側端面と点接触するもので錆びない材質であれば限定されない。本実施例においては、材質はステンレスであり、球体形状の部材が半埋没状態で先端面中心に固着されているが、円錐形状のものであってもよい。
【0021】
本体の周囲には、傘部の前方空間6aと傘部の後方空間6bとを連通する周囲連通孔221が設けられる。本実施例では、被覆部材2の傘部22に間隔を置いて周方向均等に16個が設けられている。この周囲連通孔221を介して浴槽C内の水が傘部22の後方空間6bに流入される。
【0022】
傘部22の後方空間6bに流入した浴槽内の水は、底壁12に設けられた本体連通孔122を通じて回転体4の後方室32内へと流入される。すなわち、底壁12には、本体連通孔122が設けられ、傘部22の後方空間6bと回転体4の後方室32とを連通している。本体連通孔122は底壁12に周方向均等に多数個、実施例では12個が設けられている。
周囲連通孔221から傘部の後方空間6bに流入した浴槽C内の水は、底壁12に設けられた12個の本体連通孔122を通じて回転体の後方室32へと流入し、加圧水供給手段から供給された加圧水Wと合流することになる。
【0023】
図3aは、回転体4の先端面側を示す図であり、図3bは、回転体4の基端面側を示す図である。回転体4の内部には、ノズル5から噴射された加圧水が導通される噴射水導通孔41が回転体4の基端面から先端面へと連通して形成されている。本実施例においては、図3に示されるとおり、噴射水導通孔41は二つ設けられているが、二つに限定されるものではない。
【0024】
二つの噴射水導通孔41、41の流入口411、411の径は流出口412、412の径よりも大きく、流入口411、411はテーパー状に形成されており、流入口411と流出口412とを連通する連通部413、413は周方向に均等に傾斜して形成されている(図1及び2参照)。本実施例では、連通部413の周方向の傾斜角度は20度としているが、特に限定されず、15度から25度の範囲であれば好ましい勢いのある噴流が得られた。
【0025】
図5aは、被覆部材2の先端側端面を示す図であり、図5bは、被覆部材2の基端側端面を示す図である。
回転体4の噴射水導通孔41、41の流出口412から噴出されたジェット噴流は、被覆部材2の蓋部21に設けられた中央連通孔211を介して浴槽C内へと噴出される。すなわち、図2に示されるように、中央連通孔211は、回転体4の前方室31と蓋部21の前方空間とを連通しているので、流出口412からチャンバ3内の回転体4の前方室31に噴出されたジェット噴流は中央連通孔211を介して浴槽C内へと噴出される。
【0026】
中央連通孔211の形状は、回転体4の支持部材40を支持する支持部210aが設けられていれば、特に限定されない。本実施例では、図5a、5bに示されるように、蓋部中心部210に支持部210aが設けられ、その中心部を中心として円弧状に中央連通孔211が左右に二つ形成されている。
このような構成とすることによって、回転体によって回転力を加えられた噴流が回転力を有しながら、円弧状の各連通孔からそれぞれ分散して噴出することとなり、浴槽内に噴出されるジェット噴流に多様な動きをもたせることが可能となる。
【0027】
本実施例の構成以外にも、中央連通孔211の形状は、閉塞された蓋部中心部210の周囲を扇形状の3つの領域に分割するとともに、各扇形状の領域に開口を前段、中段、後段と三重に設けるという構成としてもよい。また、扇形状の5つの領域、7つの領域に細分化してもよい。また、各領域の開口は前段、中段、後段の三重構造に限定されず、前段、後段の二重構造であってもよいし、四重、五重の開口構造であってもよく、所望するジェット噴流の動きに応じて適宜選択可能である。
【0028】
次に、本発明に係るジェット噴射装置Aによるジェット噴流の生成過程について説明する。まず、加圧水供給手段から供給される加圧水がノズル5から勢いよく噴出される。このノズル5からの噴射は、ノズルの先端の噴射口51の径が小さく先細になっているので直線的な幅の狭い噴射である。
この直線的な幅の狭い噴射は、チャンバ3内に装着されている回転体4の基端面上中心付近に当たるとともに、二つの噴射水導通孔41、41の流入口411、411を介して噴射水導通孔41内へと流入される。すなわち、二つの噴射水導通孔41、41の流入口411、411の径は流出口412、412の径よりも大きくテーパー状に形成されているので、回転体4の基端面上中心付近に当たった噴射が二股に分かれて噴射水導通孔41、41の流入口にスムーズに流入することが可能である。
【0029】
このように加圧水がノズルからチャンバ内の回転体に流入する際には、傘部22の後方空間6bに流入している浴槽からの逆流水をも巻き込んで回転体の噴射水導通孔41に流入される。すなわち、前述の如く、本体の底壁12には、傘部22の後方空間6bと回転体4の後方室32内とを連通する本体連通孔122が設けられているので、傘部22の後方空間6bに流入している浴槽Cからの逆流水がさらに回転体4の後方室32に流入し、ノズルの噴射口51から噴射された加圧水Wと合流して、回転体4の噴射水導通孔41に流入されることになる。
このように加圧水と浴槽からの逆流水とが合流して回転体4の内部の噴射水導通孔41に流入するので、回転体4が勢い良く回転し脈動感のある噴流が得られるものである。
【0030】
そして、回転体4の流出口412、412から噴出されるジェット噴流は、被覆部材2の蓋部21の中央連通孔211を介して浴槽C内に噴出される。すなわち、回転体4によって回転力を加えられた噴流が回転力を保持しながら、円弧状の各連通孔からそれぞれ分散して噴出し浴槽内に噴射されるので、浴槽内に噴出されるジェット噴流は多様な動きをすることとなり、単調なものでなく脈動感に富み、マッサージ効果に優れたものである。
【0031】
ジェット噴射装置Aは、配管に取り付けられる際に、図2に示されるように、傘部の端縁222と底壁基端面12aとは配管が設置されている浴槽壁面9に当接して配管に取り付けられる。そして、取付状態が、傘部22の端縁222の当接面と底壁基端面12aの当接面が同一平面上にあるように構成されているので、傘部22の後方空間6bが浴槽壁面9に対して閉塞された状態で取付される。したがって、本体連通孔122から回転体4の後方室32内に流入される傘部22の後方空間6bにある浴槽からの逆流水は、人の髪の毛などを吸い込むことない。
【0032】
本発明に係るジェット噴射装置の配管への取り付けは、簡単に行うことができる。すなわち、取付部を配管の開口に挿入して、螺合するだけでよいので簡単に行うことができる。さらに、既存配管に取り付ける場合でも、同様に簡単に行うことができる。すなわち、図2に示すように、例えば、従来のジェット水流と空気を混合させるタイプのジェット噴射装置の既存配管8に本発明に係るジェット噴射装置Aを設置する場合には、配管開口部に取り付けられているヘッド部材(図示せず)を取り外し、既存ジェットの内部ノズル(図示せず)を取り外し、その後、ジェット噴射装置Aの取付部11を配管開口に挿入して、螺合するだけで設置が完了するものであり、浴槽内への出っ張りが少ないのでスペースもとらないものである
【0033】
ジェット噴射装置Aは、水流のみのジェット噴流であるので、既存装置の空気用の配管81は閉塞すればよく、空気と水流を混合させるタイプの従来のジェット噴射装置から水流のみのジェット噴射装置への取り替えを行うために、浴槽壁を破壊作業、配管の移設、ポンプの交換などの大規模な設置工事が一切不要であり経済的にも極めて優れているものである。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の一実施例のジェット噴射装置の分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施例のジェット噴射装置が既存配管開口に設置された状態での組立縦断面である。
【図3】図3aは、回転体の先端面側を示す図であり、図3bは、回転体の基端面側を示す図である。
【図4】図4aは、ノズルを装着した状態での本体の先端側端面を示す図であり、図4bは、ノズルを装着した状態での本体の基端側端面を示す図である。
【図5】図5aは、被覆部材の先端側端面を示す図であり、図5bは、被覆部材の基端側端面を示す図である。
【符号の説明】
【0035】
1 本体
2 被覆部材
3 チャンバ
4 回転体
5 ノズル
6a 前方空間
6b 後方空間
7 ビス
8 既存配管
9 浴槽壁面
11 取付部
12 底壁
12a 基端面
12b 外面
13 周囲壁
21 蓋部
22 傘部
31 前方室
32 後方室
40 支持部材
41 噴射水導通孔
51 噴射口
52 基端
80 雌ネジ
81 配管
110 雄ネジ
111 通孔
121 底壁通孔
122 本体連通孔
131 段部
210 蓋部中心部
211 中央連通孔
221 周囲連通孔
222 端縁
411 流入口
412 流出口
413 連通部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
加圧水供給手段からの加圧水を前方にジェット噴射として浴槽内に噴出するジェット噴射装置であって、前記ジェット噴射装置は、
噴射口を有するノズルと、
前記ノズルを中心に備える本体を有し、
前記本体は、底壁と、底壁の基端側に設けられ底壁通孔と連通する通孔を有する取付部と、底壁の先端側周縁に設けられた周囲壁とを有し、
前記周囲壁の前端には、被覆部材が設けられ、前記被覆部材は、周囲壁内空間を覆う蓋部と、周囲壁より外側を覆う傘部とが形成され、
前記周囲壁と前記蓋部とでチャンバが形成され、
前記チャンバ内には前記噴射口中心の周りに回転可能な回転体があり、
前記蓋部には回転体前方室内と蓋部前方空間とを連通する中央連通孔を有し、
前記傘部には、前記傘部の前方空間と傘部の後方空間を連通する周囲連通孔が形成され、
本体の前記底壁には、前記傘部の後方空間と回転体の後方室内とを連通する本体連通孔を有し、
前記回転体は、その先端面には、蓋部基端側端面と点接触する支持部材を有するとともに、回転体の基端面と回転体の先端面とを連通する噴射水導通孔が設けられ、
前記噴射水導通孔は、回転体基端においてノズルの前方に位置し、回転体内において周方向に傾斜して形成されていることを特徴とするジェット噴射装置。
【請求項2】
前記回転体の噴射水導通孔の傾斜角度は15度から25度の範囲であることを特徴とする請求項1のジェット噴射装置。
【請求項3】
前記傘部の端縁と本体の底壁基端面は配管が設置されている浴槽壁面に当接して配管に取り付けられ、前記傘部の端縁の当接面と本体の底壁基端面の当接面が同一平面上にあることを特徴とする請求項1又は2のジェット噴射装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−167580(P2007−167580A)
【公開日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−373110(P2005−373110)
【出願日】平成17年12月26日(2005.12.26)
【出願人】(392033141)株式会社ダイレオ (7)
【Fターム(参考)】