説明

スカート

【課題】 着用感の向上を図りながらベルト部の巻込みを防止することができるスカートを提供すること。
【解決手段】 ベルト部2と、このベルト部2から下方に延びるスカート部4と、スカート部4の巻上げを防止するための巻上げ防止体30とを備えたスカート。巻上げ防止体30は、スカート部4のポケット部20に関連して設けられた第1巻上げ防止部材32と、スカート部4のファスナー部22に関連して設けられた第2巻上げ防止部材34とを含み、第1及び第2巻上げ防止部材32,34は、スカート部4の上下方向において一部が重なるように配設され、第1及び第2巻上げ防止部材32,34の上下方向の長さにわたって、スカート部4の巻上げが防止される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、巻上げ(又は巻込み)を防止するための巻上げ防止部材を備えたスカートに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、女子高校生の間で、ベルト部を巻き上げて(又は巻き込んで)スカートの丈を短くして着用することが流行しているが、このような着用は好ましくないとして、このような着用を禁止している学校も少なくない。
【0003】
このようなことから、スカートの丈を短くすることが難しいスカートが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このスカートは、ベルト部と、このベルト部から下方に延びるスカート部と、ベルト部とスカート部(後身頃側の部位)の上端部との間に挟み込まれた面状補強材とを備え、面状補強材がベルト部の後身頃側の実質上全体にわたって周方向に延びて設けられている。
【0004】
このようなスカートにおいては、面状補強材が例えば織布、合成樹脂などの折曲げ困難な材料から形成されるので、ベルト部を巻込むことが困難となり、それ故に、ベルト部を巻き込んでスカート部の丈を短くした着用が難しくなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−113299号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来のスカートでは、面状補強材がベルト部の後身頃側に周方向に広く設けられているので、スカートを着用したときにおける着用感が低下し、身体を動かしたときに面状補強材により違和感を感じるおそれがある。
【0007】
本発明は、着用感の向上を図りながらベルト部の巻込みを防止することができるスカートを提供することである。
【0008】
また、本発明の他の目的は、既成のスカートにも後付けで簡単に適用することができるスカートを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の請求項1に記載のスカートは、ベルト部と、このベルト部から下方に延びるスカート部と、前記スカート部の巻上げを防止するための巻上げ防止体とを備えたスカートにおいて、
前記巻上げ防止体は、前記スカート部のポケット部に関連して設けられた第1巻上げ防止部材と、前記スカート部のファスナー部に関連して設けられた第2巻上げ防止部材とを含み、前記第1及び第2巻上げ防止部材は、前記スカート部の上下方向において一部が重なるように配設され、前記第1及び第2巻上げ防止部材の上下方向の長さにわたって、前記スカート部の巻上げが防止されることを特徴とする。
【0010】
また、本発明の請求項2に記載のスカートでは、前記第1巻上げ防止部材は、前記ベルト部の下側に隣接して配設され、前記第2巻上げ防止部材は、前記第1巻上げ防止部材よりも下側に配設され、前記第1巻上げ防止部材の下端部と前記第2巻上げ防止部材の上端部とが、前記スカートの上下方向において重なるように配設されていることを特徴とする。
【0011】
また、本発明の請求項3に記載のスカートでは、前記第1巻上げ防止部材は、前記スカート部の前記ポケット部に縫い付けられ、前記第2巻上げ防止部材は、前記スカート部の端部を折り曲げてファスナーの片側を取り付けた端部折曲部に縫い付けられていることを特徴とする。
【0012】
また、本発明の請求項4に記載のスカートでは、前記第1及び第2巻上げ防止部材は、その全周部が高強度糸を用いて縫い付けられていることを特徴とする。
【0013】
更に、本発明の請求項5に記載のスカートでは、前記第1及び第2巻上げ防止部材は、その外周部が高強度糸を用いて複数周回に縫い付けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明の請求項1に記載のスカートによれば、スカート部の巻上げを防止するための巻上げ防止体が、スカート部のポケット部に関連して設けられた第1巻上げ防止部材と、スカート部のファスナー部に関連して設けられた第2巻上げ防止部材とを含んでいるので、第1及び第2巻上げ防止部材を小さくすることができ、これによって、着用状態における第1及び第2巻上げ防止部材による不快感が少なくなり、スカートの着用感を改善することができる。
【0015】
また、第1及び第2巻上げ防止部材がスカート部の上下方向において一部が重なるように配設されているので、第1及び第2巻上げ防止部材の上下方向の長さにわたって、スカート部の巻上げが防止され、比較的小さい巻上げ防止部材を組み合わせて用いることによって、スカート部の上下方向の広い範囲にわたって巻上げが困難となる。
【0016】
また、本発明の請求項2に記載のスカートによれば、第1巻上げ防止部材は、ベルト部の下側に隣接して配設され、第2巻上げ防止部材は、第1巻上げ防止部材よりも下側に配設されているので、スカートの着用感を害することなく、第1及び第2巻上げ防止部材を見え難く配置することができる。
【0017】
また、本発明の請求項3に記載のスカートによれば、第1巻上げ防止部材は、スカート部のポケット部に縫い付けられ、第2巻上げ防止部材は、スカート部の端部を折り曲げてファスナーの片側を取り付けた端部折曲部に縫い付けられているので、スカートの着用感を害することなく、第1及び第2巻上げ防止部材を見え難く確実に取り付けることができる。
【0018】
また、本発明の請求項4に記載のスカートによれば、第1及び第2巻上げ防止部材の全周部が高強度糸を用いて縫い付けられているので、この高強度糸を切断して第1及び第2巻上げ防止部材を取り外すことが難しく、これによって、スカートの改造を防止して巻上げをより効果的に防止することができる。
【0019】
更に、本発明の請求項5に記載のスカートによれば、第1及び第2巻上げ防止部材の外周部が高強度糸を用いて複数周回に縫い付けられているので、第1及び第2巻上げ防止部材の取り外しを一層難しくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明に従うスカートの一実施形態を簡略的に示す正面図。
【図2】図1のスカートのポケット部及びその近傍を示す図。
【図3】図1のスカート部のファスナー部及びその近傍を示す図。
【図4】第1巻上げ防止部材と第2巻上げ防止部材との位置関係を簡略的に示す図。
【図5】図5(a)〜(c)は、図1のスカートにおける第1巻上げ防止部材の縫付け様式を説明するための簡略図。
【図6】本発明に従うスカートの他の実施形態を簡略的に示す正面図。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、添付図面を参照して、本発明に従うスカートの実施形態について説明する。まず、図1〜図4を参照して、第1の実施形態のスカートについて説明する。
【0022】
図1〜図3において、図示のスカートは、ベルト部2と、このベルト部2から下方に延びるスカート部4とを備え、スカート部4は、身体に着用したときに前側に位置する前見頃6と着用したときに後側に位置する後見頃8とを有している。この例では、スカート部4が多数のプリーツを有するプリーツスカート形態のものであるが、このような形態のものに限定されず、プリーツのない通常の形態のものにも同様に適用することができる。
【0023】
このようなスカート部4は、前見頃6の端部と後見頃8の端部とを縫い合わせるすることによって筒状のスカート部4が形成され、このスカート部4の上端部を外ベルト部10と内ベルト部12との間に挟み込んでこれらを縫い付けることによって、図1に示す形態のスカートが形成される。
【0024】
この形態では、前見頃6の端部は内側に折曲され、また後見頃8の端部も内側に折曲され、スカート部2の下部においては、前見頃6の折曲部14と後見頃8の折曲部16とが縫い合わされて筒状となっており、スカート部2の上部においては、開閉自在なファスナー部18を介して筒状になっている。
【0025】
ファスナー部18は、相互に噛み合わさる一対のファスナー22,24と、これらファスナー22,24を噛合、噛合解除するためのスライダ26を有し、スライダ26を上方に移動させることによって、ファスナー22,24が噛み合わされ、このスライダ26を下方に移動させることによって、ファスナー22,24の噛合いが解除され、このファスナー部18の開閉させてスカートの着脱を行う。
【0026】
この形態では、ファスナー部18の片方のファスナー22は、後見頃8の折曲部16にこの端部に沿って取り付けられ、またその他方のファスナー24は、前見頃6の折曲部14に対応して設けられている。図示の形態では、前見頃6の端部にポケット部20が設けられており、このことに関連して、他方ファスナー24は、次の通りに取り付けられている。即ち、袋状のポケット部20の外側生地(具体的には、開口部の部位)は、前見頃6の折曲部14に縫い付けられ、このポケット部20の内側生地(具体的には、開口部の部位)に他方のファスナー24が縫い付けられ、前見頃6の折曲部14(ポケット部20の外側生地)と他方のファスナー24(ポケット部20の内側生地)との間にポケット開口28が設けられている。
【0027】
上述したスカートでは前見頃6の端部にポケット部20が存在しているが、このようなポケット部20がないものにおいては、他方のファスナー24は、片方のファスナー22と同様に、前見頃6の端部にこの端部に沿って設けることができる。
【0028】
このスカートでは、スカート部4の巻上げを防止するための巻上げ防止体30が設けられ、この巻上げ防止体30は、ポケット部20に関連して設けられた第1巻上げ防止部材32と、ファスナー部18に関連して設けられた第2巻上げ防止部材34とを含んでいる。図4をも参照して、この形態では、第1巻上げ防止部材32は、ポケット部20の外側生地に縫い付けられ、前見頃6とポケット部20との間に配設され、スカートの内側から見るとこのポケット部20によって隠れるようになる。
【0029】
この第1巻上げ防止部材32は、ポケット部20に関して設けられるが、このポケット部20から前見頃6の折曲部14にわたって設けるようにしてもよい。この場合、第1巻上げ防止部材32は、ポケット部20の外側生地(外側面)から前見頃6の折曲部14(外側面)にわたって縫い付けられ、前見頃6とその折曲部14及びポケット部20との間に配設され、スカートの内側から見るとこの折曲部14及びポケット部20によって隠れるようになる。
【0030】
また、第2巻上げ防止部材34は、ファスナー部18に関連して設けられ、この形態では、後見頃8の折曲部16(外面)に縫い付けられ、後見頃8とその折曲部16との間に配設され、スカートの内側から見ると後見頃8の折曲部16によって隠れるようになる。
【0031】
第1及び第2巻上げ防止部材32,34は、図4に示す位置関係に配置される。第1巻上げ防止部材32の上端部はベルト部2に隣接してその下側に配設され、第2巻上げ防止部材34は、この第1巻上げ防止部材32よりも下側に配設され、第1巻上げ防止部材32の下端部と第2巻上げ防止部材34の上端部とが、スカートの上下方向において重なるように設けられ、このように上下方向に重なるようにすると、第1及び第2巻上げ防止部材32,34の存在によりスカート部4を折り返すことが難しくなり、これによって、スカート部4を巻き上げてその丈を短くすることが防止できる(尚、第1及び第2巻上げ防止部材32,34が周方向にずれていて上下方向に重なるようにしても同様の効果が達成される)。また、このように第1巻上げ防止部材32をベルト部2の下側に設けることによって、既成のスカートにも容易に縫い付けることが可能となる。
【0032】
図4を参照して更に説明すると、第1巻上げ防止部材32の上下方向の長さがL1とし、第2巻上げ防止部材34の上下方向の長さがL2であるとし、それらの上下方向の重なりがL3とすると、第1及び第2巻上げ防止部材32,34の全長L0は、L3=L1+L2−L3となり、かかる長さL0の範囲において第1及び第2巻上げ防止部材32,34が作用するようになり、これによって、この長さL0の範囲においてスカート部4を折り返すことが困難となる。このように比較的短い第1及び第2巻上げ防止部材32を上下方向において一部重ねて用いることによって、着用時における違和感を少なく抑えることができるとともに、上下方向において広い範囲にわたってスカート部4の折り返しを防止することができる。
【0033】
尚、この形態では、第1巻上げ防止部材32を上側に、第2巻上げ防止部材34を下側に配置しているが、上述したと反対に、第2巻上げ防止部材34を上側に、第1巻上げ防止部材32を下側に配置するようにしてもよい。
【0034】
第1巻上げ防止部材32(及び第2巻上げ部材34)は、硬質合成樹脂製などのプレート状部材から構成することができ、このプレート状部材がポケット部20(及び後見頃8の折曲部16)に直接的に縫い付けられる。この第1巻上げ部材32(及び第2巻上げ部材34)を縫い付ける糸として高強度糸を用いるのが好ましく、この高強度糸を用いてプレート状部材の全周を縫い付けることによって、第1巻上げ部材32(第2巻上げ部材34)を容易に取り外すことが難しくなる。
【0035】
第1巻上げ防止部材32(及び第2巻上げ防止部材34)を単体のプレート状部材から構成することに代えて、図5(a)〜(c)に示すように構成して縫い付けるようにしてもよい。図5(a)に示す例では、第1巻上げ防止部材32A(及び第2巻上げ防止部材34A)は、合成樹脂製のプレート状部材42が芯材として用いられ、このプレート状部材42が袋状のカバー部材44により覆われ、このようなカバー部材44は布製材料などから形成される。この第1巻上げ防止部材32A(及び第2巻上げ防止部材34A)では、カバー部材44の外周部が縫い付けられ、図5(a)において番号46で示すものが縫い目である。
【0036】
図5(b)に示す例では、第1巻上げ防止部材32B(及び第2巻上げ防止部材34B)は、図5(a)に示す例と同様に、合成樹脂製のプレート状部材52が芯材として用いられ、このプレート状部材52が袋状のカバー部材54により覆われ、カバー部材54及びプレート状部材52の外周部がこれらを通して縫い付けられ、図5(b)において番号56で示すものが縫い目である。
【0037】
図5(c)に示す例では、第1巻上げ防止部材32C(及び第2巻上げ防止部材34C)は、図5(b)に示す例と同様に、合成樹脂製のプレート状部材62が芯材として用いられ、このプレート状部材62が袋状のカバー部材64により覆われ、カバー部材64及びプレート状部材62の外周部がこれらを通して縫い付けられ、図5(c)において番号66で示すものが縫い目である。この例では、カバー部材64及びプレート状部材62の外周部が複数周回(この例では、2周にわたって)縫い付けられ、このように縫い付ける周回数を増やすことによって、第1巻上げ防止部材32C(及び第2巻上げ防止部材34C)の取り外しが一層難しくなり、また縫い付ける糸として、上述した高強度糸を用いることにより、その取り外しが更に一層難しくなる。
【0038】
図6は、本発明に従うスカートの第2の実施形態を示している。この第2の実施形態では、ポケット部が後見頃(具体的には、着用時の背中側)に設けられている。更に説明すると、ポケット部20Dの外側生地の上端部がベルト部2の内ベルト部(図示せず)に縫い付けられ、その外側生地及び内側生地の上端部間にポケット開口が設けられる。
【0039】
このようなスカートでは、第1巻上げ防止部材32Dは、ポケット部20Dの外側生地に縫い付けられ、このポケット部20Dと後見頃との間に配設され、スカート部4の内側から見るとポケット部20Dによって隠れた状態となる。また、第2巻上げ防止部材34Dは、上述した第1の実施形態と同様に、ファスナー部に関連して設けられ、後見頃の折曲部(外面)に縫い付けられる。
【0040】
このような実施形態においても、第1及び第2巻上げ防止部材32,34は、上述した第1の実施形態と同様に、第1巻上げ防止部材32Dの上端部はベルト部2に隣接してその下側に配設され、第2巻上げ防止部材34Dは、この第1巻上げ防止部材32Dよりも下側に配設され、第1巻上げ防止部材32Dの下端部と第2巻上げ防止部材34Dの上端部とが、スカート部4の周方向にずれてその上下方向において重なるように設けられ、このように構成することによって、上述したと同様の作用効果が達成される。
【0041】
図6において、第1巻上げ防止部材32Dの上下方向の長さがL1とし、第2巻上げ防止部材34Dの上下方向の長さがL2であるとし、それらの上下方向の重なりがL3とすると、第1及び第2巻上げ防止部材32D,34Dの全長L0は、L3=L1+L2−L3となり、かかる長さL0の範囲において第1及び第2巻上げ防止部材32D,34Dが作用するようになり、これによって、この長さL0の範囲においてスカート部4を折り返すことが困難となる。
【0042】
以上、本発明に従うスカートの実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されず、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変更乃至修正が可能である。
【0043】
上述した実施形態では、第1巻上げ防止部材32を略矩形状に形成し、第2巻上げ防止部材34を上下方向に細長く形成しているが、第1及び第2巻上げ防止部材32,34の形状については、ポケット部20の形状、後見頃8の折曲部16の形状などに対応して適宜の形状に形成することができる。
【0044】
また、上述した実施形態では、第1巻上げ防止部材32(32A〜32C)をベルト部2に隣接してその下側に配設しているが、このような構成に限定されず、この第1巻上げ防止部材32(32A〜32C)の上端部をベルト部2の外ベルト部10と内ベルト部12との間に挟み込んで縫い付けるようにしてもよい。尚、第2巻上げ防止部材34(34A〜34C)を上側に配設した場合、この第2巻上げ防止部材34(34A〜34C)の上端部をベルト部2の外ベルト部10と内ベルト部12との間に挟み込んで縫い付けるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0045】
2 ベルト部
4 スカート部
18 ファスナー部
20 ポケット部
30 巻上げ防止体
32,32A,32B,32C 第1巻上げ防止部材
34,34A,34B,34C 第2巻上げ防止部材
42,52,62 プレート状部材
44,54,64 カバー部材
46,56,66 縫い目























【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベルト部と、このベルト部から下方に延びるスカート部と、前記スカート部の巻上げを防止するための巻上げ防止体とを備えたスカートにおいて、
前記巻上げ防止体は、前記スカート部のポケット部に関連して設けられた第1巻上げ防止部材と、前記スカート部のファスナー部に関連して設けられた第2巻上げ防止部材とを含み、前記第1及び第2巻上げ防止部材は、前記スカート部の上下方向において一部が重なるように配設され、前記第1及び第2巻上げ防止部材の上下方向の長さにわたって、前記スカート部の巻上げが防止されることを特徴とするスカート。
【請求項2】
前記第1巻上げ防止部材は、前記ベルト部の下側に隣接して配設され、前記第2巻上げ防止部材は、前記第1巻上げ防止部材よりも下側に配設され、前記第1巻上げ防止部材の下端部と前記第2巻上げ防止部材の上端部とが、前記スカート部の上下方向において重なるように配設されていることを特徴とする請求項1に記載のスカート。
【請求項3】
前記第1巻上げ防止部材は、前記スカート部の前記ポケット部に縫い付けられ、前記第2巻上げ防止部材は、前記スカート部の端部を折り曲げてファスナーの片側を取り付けた端部折曲部に縫い付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のスカート。
【請求項4】
前記第1及び第2巻上げ防止部材は、その全周部が高強度糸を用いて縫い付けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のスカート。
【請求項5】
前記第1及び第2巻上げ防止部材は、その外周部が高強度糸を用いて複数周回に縫い付けられていることを特徴とする請求項4に記載のスカート。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−107347(P2012−107347A)
【公開日】平成24年6月7日(2012.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−255314(P2010−255314)
【出願日】平成22年11月15日(2010.11.15)
【出願人】(510302858)トラヤ商事株式会社 (1)
【Fターム(参考)】