説明

スキルアップ遠隔トレーニングシステム

【課題】 海外から優秀な人材を確保するため、技術を持った人材にに対し、インターネットを利用して海外でわかりやすい日本語を用いた技術教育プログラム実施。また、海外の人材と日本の企業に求められている人材をそれぞれデータベース化することでマッチングをし、さらに欲しい人材に合わせた教育をリアルタイムに行うシステムの開発。
【解決手段】 インターネットを利用して海外の技術者に対し、海外で技術的日本語の教育を行う遠隔トレーニングシステムを提供し、クイックスタートができる人材を確保するとともに、人材教育にかかるコストを低減。求職側、求人側それぞれにデータベースを構築し、マッチングさせることで必要な教育プログラムを自動で選択し、中小企業が必要とする優秀な技術者を提供することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明はインターネットを利用して、海外の技術者が日本で働く際に、クイックスタートをするために必要な技術的日本語教育を行うシステムである。
【背景技術】
【0002】
現在、少子高齢化や理系離れにともない、製造現場に就こうとする若い人材が少なくなっている。そこで海外から人材を招こうという動きになっているが、言葉の壁が大きく、コミュニケーションが取れないことが問題になっている。さらに技術用語を理解するにはより高度の語学力が必要なため、海外から人材を雇用した場合、一人前の戦力に育つまでにかなりの時間が要される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
海外の教育機関と提携し、優秀な人材を確保。彼らにインターネットを利用して海外でわかりやすい日本語を用いた技術教育プログラム実施する。また、海外の人材と日本の企業に求められている人材をそれぞれデータベース化することでマッチングをし、さらに欲しい人材に合わせた教育をリアルタイムに行うシステムの開発。
【課題を解決するための手段】
【0004】
求人側が情報端末100を利用し、インターネット経由で求人データを国内管理センター内の求人サーバ210に送信すると、求人データベース220に求人データが蓄積されると同時に、国内管理サーバ230から海外管理センターの管理サーバ340に求人データが送信される。海外管理センターではこの求人データをもとに、人材サーバ340に置かれた人材データベース350に登録されている人材データから最適なスキルを持つ人材をピックアップし、海外管理サーバ320に蓄積された必要な教育プログラムを検索し、インターネットを経由して現地の大学や日本人学校の情報端末400に教育プログラムを送信。教育結果を人材サーバ340で評価し、人材データベース350に登録。国内に来ても良いレベルに達した者は国内管理サーバ210にインターネット経由で知らせる。
【発明の効果】
【0005】
少ない人数で教育プログラムを作成するので、資金力の弱い中小企業でも、海外から優秀な技能を持った人材を雇用することができると同時に、人材教育にかかる負担を軽減できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
人材のデータベース化に伴い、海外での送り出し側、日本での受け入れ側を組織化し、需要と供給が安定的に確保できる状態をつくる。
【産業上の利用可能性】
【0007】
製造分野だけでなく、IT分野や医療、販売、サービス業等、技能訓練に関連するものの遠隔トレーニング。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の一実施例におけるスキルアップトレーニングシステムの概略構成を示す図である。
【符号の説明】
【0009】
100 求人側情報端末
210 求人サーバ
220 求人データベース
230 国内管理サーバ
240 教材データベース
250 ネットワーク装置(国内)
310 ネットワーク装置(海外)
320 海外管理サーバ
330 教育プログラムデータベース
340 人材サーバ
350 人材データベース
400 人材側情報端末

【特許請求の範囲】
【請求項1】
インターネットを介して求人側情報端末と人材側情報端末を結ぶサーバコンピュータにより構成され、技術的日本語教育を行う遠隔トレーニングシステム。
【請求項2】
教育側のデータベースと求人側のデータベースをマッチングし、自動的に教育プログラムを選択し提供し教育レベルを評価することを特徴とする、請求項1に記載した遠隔トレーニングシステム。

【図1】
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