説明

スクリーンセーバ生成装置、および、スクリーンセーバ生成方法

【課題】複数の画面を表示する多画面表示において、一部の画面にスクリーンセーバをかけた場合に、スクリーンセーバの表示により他の画面の視聴が妨げられないようにして、視聴効果を改善することを目的とする。
【解決手段】TV画面とインターネット画面などの複数画面を表示する場合、視聴中のTV画面を大きいサイズで表示し、スクリーンセーバがかけられたインターネット画面などを小さいサイズで表示し、スクリーンセーバがかけられた画面が複数ある場合は、各スクリーンセーバの画面を互いに共通点のある画面にして、全体的に調和のある表示画面にする。複数のスクリーンセーバ画面上の移動画像を同じ形状にする、移動方向、移動速度などをそろえる、スクリーンセーバ画面の隣接部分の輝度、色度、模様などを徐々に変化させる、などにより共通点のある、調和性があるスクリーンセーバ画面にする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スクリーンセーバ生成装置、および、スクリーンセーバ生成方法に関し、特に、多画面表示状態においてスクリーンセーバ画面を表示する際に、そのスクリーンセーバ画面を最適化できるスクリーンセーバ生成装置、および、スクリーンセーバ生成方法に関する。
【背景技術】
【0002】
スクリーンセーバは、パソコンの表示装置の焼きつきを防止する目的で当初開発された。パソコンの表示画面は、操作者のキーボードやマウスに対する操作が無いと、通常、同じ面が表示され続ける。長時間変化しない画面の表示が続くと、表示画素の焼きつきが生じて永続的な影が残ることがあった。このために、操作者のキーボードやマウスに対する操作が所定時間無い場合、色や形状が変化する動画像を表示するスクリーンセーバ画面表示に切り換えて、1つの画素が長時間同じ表示状態にならないようにして、画素の焼け付きを防止するスクリーンセーバ処理が開発された。その後、表示装置の消費電力削減のために、スクリーンセーバ画面の輝度を低くする省電力用のスクリーンセーバ画面も使用されるようになった。
【0003】
また、パソコンが、いわゆるマルチウィンドウ化により、複数のアプリケーションの表示を1つの表示装置上に表示するようになると、図18のように、複数の画面A、Bが表示されている場合、スクリーンセーバ処理を行うと、全画面がスクリーンセーバ画面に切り替わってしまう不都合が生じた。そこで、図19のように、当面不要なアプリケーションの表示ウィンドウBに対してスクリーンセーバ画面を選択的にかける技術が可能になった(例えば、特許文献1(第1頁、図1等)など)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−316637号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1記載のシステムでは、複数のアプリケーションに対するスクリーンセーバの起動と解消の仕組みが開示されているものの、複数の画面相互の関係の適正化やスクリーンセーバ表示画面間の適正化については、考慮されていない。
【0006】
近年、家庭用に、大画面表示のTVが普及し、TVの番組放送、TVの番組に関連する関連情報の表示、インターネットの表示画面、など複数の画面を同時に表示することが可能になってきた。TVの視聴者は、インターネット情報のやり取りをする場合であっても、視聴中のTV番組画面にも関心を持つ場合が多く、TV番組とインターネット情報に対する関心の優先度合いは使用状況によって異なっていた。そのため、関心度合いに応じて、それぞれの表示画面、スクリーンセーバ表示時の画面などを適正に制御することが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明のスクリーンセーバ生成装置は以下のような手段を有し、本発明のスクリーンセーバ生成方法は、このようなスクリーンセーバ装置によって実現される。
【0008】
(1)第2画像に関する第2スクリーンセーバ情報を受け入れ、スクリーンセーバ画面生成の指示があると、第2画像のサイズより小さい第2のサイズを有する第2スクリーンセーバ画像を生成するスクリーンセーバ画像生成手段と、第1画像を受け入れ、スクリーンセーバ画面生成の指示があると、第1画像を第1のサイズにサイズ変更する画像サイズ処理手段と、第1のサイズに変更した第1画像を第1の所定位置に配置し、第2スクリーンセーバ画像を第2の所定位置に配置または重畳するオーバレイ処理手段と、を具備するスクリーンセーバ生成装置。
【0009】
このようにすれば、スクリーンセーバ画面になっていない第1画像を大きくできるので、TV番組の視聴に好都合であり、小さいスクリーンセーバ画面により、第2画像の方の状態も監視できる。
【0010】
(2)第2画像に関する第2スクリーンセーバ情報を受け入れ、スクリーンセーバ画面生成の指示があると、第2画像に対する第2スクリーンセーバ画像を生成するスクリーンセーバ画像生成手段と、第2画像に第2スクリーンセーバ画像を重畳するか、あるいは、第2スクリーンセーバ画像を選択するオーバレイ処理手段と、第1画像とオーバレイ処理手段が重畳処理または選択処理した第2スクリーンセーバ画像を受け入れ、第1画像を第1のサイズにサイズ変更して第1の所定位置に配置し、第2スクリーンセーバ画像を第1のサイズより小さい第2のサイズにて第2の所定位置に配置する画像サイズ処理手段と、を具備するスクリーンセーバ生成装置。
【0011】
このようにすれば、スクリーンセーバ画面になっていない第1画像を大きくできるので、TV番組の視聴に好都合であり、小さいスクリーンセーバ画面により、第2画像の方の状態も監視できる。
【0012】
(3)第2画像と第3画像をスクリーンセーバ画像化し、所定サイズでそれぞれ所定位置に表示する多画面表示において、第2画像と第3画像に関する第2スクリーンセーバ情報および第3スクリーンセーバ情報を受け入れ、それぞれにスクリーンセーバ画面生成の指示があると、所定サイズに相当する第2スクリーンセーバ画像と第3スクリーンセーバ画像であって、画面の絵柄や画面の変化に関連性がある第2スクリーンセーバ画像と第3スクリーンセーバ画像を生成するスクリーンセーバ画像生成手段と、第2、第3画像の前記それぞれの所定位置に前記第2スクリーンセーバ画像および第3スクリーンセーバ画像を配置または重畳するオーバレイ処理手段と、を具備するスクリーンセーバ生成装置。
【0013】
このようにすれば、第2スクリーンセーバ画像と第3スクリーンセーバ画像が互いに全く関連性や調和がない画像の場合に比べ、視聴者が第2スクリーンセーバ画像と第3スクリーンセーバ画像に気を取られる度合いが少なくなる。
【発明の効果】
【0014】
本発明のスクリーンセーバ生成装置およびスクリーンセーバ生成方法によれば、スクリーンセーバ画面に気を取られにくくでき、視聴したい画面に注意を向けやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の一実施形態におけるスクリーンセーバ生成装置のブロック図
【図2】本発明の一実施形態におけるスクリーンセーバ生成方法のフローチャート
【図3】本発明の一実施形態におけるスクリーンセーバ生成装置のブロック図
【図4】本発明の一実施形態におけるスクリーンセーバ生成方法のフローチャート
【図5】本発明の一実施形態におけるスクリーンセーバ生成装置が生成する表示画面の一例の図
【図6】本発明の一実施形態におけるスクリーンセーバ画像の表示位置情報の一例の図
【図7】本発明の一実施形態におけるスクリーンセーバ生成装置が生成する表示画面の一例の図
【図8】本発明の一実施形態におけるスクリーンセーバ画像の表示位置情報の一例の図
【図9】本発明の一実施形態におけるスクリーンセーバ生成方法の画像生成フローチャート
【図10】本発明の一実施形態におけるスクリーンセーバ生成方法の画像生成フローチャート
【図11】本発明の一実施形態におけるスクリーンセーバ生成方法の画像生成フローチャート
【図12】本発明の一実施形態におけるスクリーンセーバ生成方法の画像生成フローチャート
【図13】本発明の一実施形態におけるスクリーンセーバ画像の一例の図
【図14】本発明の一実施形態におけるスクリーンセーバ画像の一例の図
【図15】本発明の一実施形態におけるスクリーンセーバ画像の一例の図
【図16】本発明の一実施形態におけるスクリーンセーバ画像の一例の図
【図17】本発明の一実施形態におけるスクリーンセーバ画像の一例の図
【図18】従来例のスクリーンセーバ画像の一例の図
【図19】従来例のスクリーンセーバ画像の一例の図
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明のスクリーンセーバ生成装置およびスクリーンセーバ生成方法の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素が同様の動作を行う場合には、再度の説明を省略する場合がある。
【0017】
(実施の形態1)
本発明のスクリーンセーバ生成装置の構成の一例を図1に示す。
【0018】
図1において、本実施の形態のスクリーンセーバ生成装置は、第1画像入力部11、第2画像入力部12、第3画像入力部13、第1画像SS指令部21、第2画像SS指令部22、第3画像SS指令部23、画像サイズ処理部14、オーバレイ処理部15、表示部16、表示位置情報記憶部17、SS画像生成部18、SS画像記憶部19を具備し、3つの表示画像源、第1画像源、第2画像源、第3画像源の各表示画像が表示部16に表示可能となっている。第1画像源は、第1画像情報と第1SS情報よりなる。第2画像源は、第2画像情報と第2SS情報よりなる。第3画像源は、第3画像情報と第3SS情報よりなる(ここで、SSとはスクリーンセーバの意味であり、以下のSSに付いても同様である。)。
【0019】
第1画像源の第1画像情報は、第1画像入力部11を介して、画像サイズ処理部14に供給される。第2画像源の第2画像情報は、第2画像入力部12を介して、画像サイズ処理部14に供給される。第3画像源の第3画像情報は、第3画像入力部13を介して、画像サイズ処理部14に供給される。
【0020】
第1画像源の第1SS情報は、第1画像SS指令部21を介して、SS画像生成部18と画像サイズ処理部14に供給される。第2画像源の第2SS情報は、第2画像SS指令部22を介して、SS画像生成部18と画像サイズ処理部14に供給される。第3画像源の第1SS情報は、第3画像SS指令部23を介して、SS画像生成部18と画像サイズ処理部14に供給される。
【0021】
画像サイズ処理部14は、第1SS情報によるスクリーンセーバ画面生成の指示があると、表示位置情報記憶部17に格納される表示位置情報Psに従って、第1画像の画像サイズを変更処理し、オーバレイ処理部15に供給する。画像サイズ処理部14は、第2SS情報によるスクリーンセーバ画面生成の指示があると、表示位置情報記憶部17に格納される表示位置情報Psに従って、第2画像の画像サイズを変更処理し、オーバレイ処理部15に供給する。画像サイズ処理部14は、第3SS情報によるスクリーンセーバ画面生成の指示があると、表示位置情報記憶部17に格納される表示位置情報Psに従って、第3画像の画像サイズを変更処理し、オーバレイ処理部15に供給する。なお、表示位置情報Psについては後述する。
【0022】
SS画像生成部18は、第1SS情報によるスクリーンセーバ画面生成の指示があると、表示位置情報記憶部17に格納される表示位置情報Psに従って所定サイズの第1SS画像を生成してオーバレイ処理部15に供給する。SS画像生成部18は、第2SS情報によるスクリーンセーバ画面生成の指示があると、表示位置情報記憶部17に格納される表示位置情報Psに従って所定サイズの第2SS画像を生成してオーバレイ処理部15に供給する。SS画像生成部18は、第3SS情報によるスクリーンセーバ画面生成の指示があると、表示位置情報記憶部17に格納される表示位置情報Psに従って所定サイズの第3SS画像を生成してオーバレイ処理部15に供給する。
【0023】
第1SS画像、第2SS画像、第3SS画像の生成には、SS画像生成部18がSS画像記憶部19に格納される複数のSS画像から選択して画像読み出しにて生成する方法、SS画像生成部18がSS画像記憶部19に格納される複数のSS画像生成用の関数やパラメータを読み出して関数演算やパラメータに基づく画像生成演算などを行って生成する方法、SS画像生成部18が一旦生成したSS画像を更に変更処理する方法などがある。これらの変更処理については、後の実施の形態において説明する。
【0024】
オーバレイ処理部15は、第1SS画像、第2SS画像、第3SS画像がSS画像生成部18から供給されると、表示位置情報Psが表す所定の表示位置に、第1SS画像、第2SS画像、第3SS画像をオーバレイ処理する。オーバレイ処理は、画像サイズ処理部14から供給される画像サイズが変更された第1画像、第2画像、第3画像の上に第1SS画像、第2SS画像、第3SS画像をそれぞれ配置する処理である。オーバレイ処理は第1SS画像、第2SS画像、第3SS画像全部について行われる場合もあるが、通常は、第2SS画像、第3SS画像の一方または両方について行われる。
【0025】
オーバレイ処理部15の出力画像は、表示部16により表示される。従って、表示部16上では、第1画像、第2画像、第3画像の何れかにオーバレイ処理が行われると、当該画像の表示は行われず、あるいは、表示が弱められ、代りに、当該画像の位置にスクリーンセーバ画像が表示されることになる。
【0026】
なお、上記の第1SS画像、第2SS画像、第3SS画像を配置する処理としては、第2画像を例に取ると、(1)第2画像を配置せずに第2SS画像を直接配置する処理、(2)第2画像に第2SS画像を上書きして、第2画像を全く消してしまう処理、(3)第2画像と第2SS画像とを加重平均処理して、第2画像を薄く残して第2SS画像で覆う処理などが適用可能である。以下、(1)を狭義の配置処理と呼び、(2)と(3)を重畳処理と呼ぶ。
【0027】
本実施の形態によれば、次のような動作を実現できる。図5の(Mα)に示したように、AとBの2画面の同時表示において、第1画像AがTV番組画像で、第2画像Bがインターネット画像である場合、第2画像Bにスクリーンセーバを掛けると、ほぼ半分の領域が、スクリーンセーバ画像になり、画面の使用効率が悪いばかりでなく、スクリーンセーバ画像が目障りになる恐れがある。そこで、図5の(Mβ)に示すように、スクリーンセーバ画像を右中段に小さく表示し、TV番組画像Aを大きく拡大して表示する。
【0028】
以下、第3画像、第3SS情報はないものとして説明する。
【0029】
このためには、図1において、第1画像と第2画像が、図5の(Mα)の画像A、Bに示したサイズの画像データとして画像サイズ処理部14に供給され、第2SS情報に基づくスクリーンセーバ画面生成の指示がないときは、画像サイズ処理部14は、第1画像、第2画像ともにサイズを変更せず、オーバレイ処理部15において、図5の(Mα)のように配置し、表示部16が図5の(Mα)の画面を表示する。一方、第2SS情報によるスクリーンセーバ画面生成の指示があるときは、画像サイズ処理部14は、第1画像を図5の(Mβ)の画像Aのサイズ、すなわち、第1のサイズに拡大し、オーバレイ処理部15において、図5の(Mβ)のように第1の所定位置に配置する。また、画像サイズ処理部14は、第2画像を図5の(Mβ)の画像Bのサイズ、すなわち、第2のサイズに大幅に縮小し、オーバレイ処理部15において、図5の(Mβ)のように第2の所定位置に配置する。SS画像生成部18は、図5の(Mβ)の第2サイズの第2SS画像を生成し、オーバレイ処理部15は、第2SS画像を、第2の所定位置に配置(上書き)する。表示部16は、図5の(Mβ)の画面を表示する。つぎに、第2SS情報に基づくスクリーンセーバ画面生成の指示がなくなり、スクリーンセーバ画面生成の停止が指示されると、第1画像の拡大配置処理、第2SS画像の配置処理を停止し、図5の(Mα)の画像に戻る。すなわち、画像サイズ処理部14は、第1画像を図5の(Mα)の画像Aのサイズである第3のサイズに戻して第3の所定位置に配置し、第2画像を図5の(Mα)の画像Bのサイズである第4のサイズに戻して第4の所定位置に配置する。また、第2SS画像の配置処理を停止する。
【0030】
なお、上記説明では、第2サイズに縮小された第2画像の上に第2SS画像を配置(上書き)して、縮小された第2画像の表示を行わないようにする(2)の重畳処理を行ったが、第2画像の表示を全く行わない場合、第2画像の縮小処理と配置処理を省き、第2SS画像だけを配置してもよい。この場合は、(1)の配置処理となる。なお、(3)の重畳処理を行ってもよい。
【0031】
第1画像と第2画像が、図5の(Mα)の画像A、Bのサイズの画像データではなく、表示部16における最大表示サイズの画像データとして画像サイズ処理部14に供給される場合には、次のように動作する。まず、第2SS情報に基づくスクリーンセーバ画面生成の指示がないときには、画像サイズ処理部14は、最大表示サイズの画像データから図5の(Mα)の画像A、Bのサイズの画像、すなわち、第3のサイズ、第4のサイズへの縮小処理を行えばよい。一方、第2SS情報に基づくスクリーンセーバ画面生成の指示があるときには、図5の(Mβ)の画像A、Bのサイズ、すなわち、第1のサイズ、第2のサイズへの縮小処理を行えばよい。その他の動作は、上記で説明したものと同様である。
【0032】
なお、オーバレイ処理部15が第1画像と第2画像の配置や第2SS画像の配置処理または重畳処理を行うためには、画像の位置をあらわす情報が必要であるが、この情報は、表示位置情報記憶部17に格納されており、画像サイズ処理部14やSS画像生成部18が、オーバレイ処理部15に供給すればよい。
【0033】
図6に表示位置情報Psの例を示す。{X1Lα、X1Rα、Y1Uα、Y1Dα}は、表示モードMαの第1画像Aの左右端のX軸座標値、上下端のY軸座標値を表す。数字1は第1画像であることを示す。Lは画像の左端であることを、Rは画像の右端であることを示す。Uは画像の上端であることを、Dは下端であることを示す。αは表示モードの別を示す。画像のサイズは、横幅(X1Rα〜X1Lα)、高さ(Y1Dα〜Y1Uα)となる。{X2Lα、X2Rα、Y2Uα、Y2Dα}は、表示モードMαの第2画像Bの左右端のX軸座標値、上下端のY軸座標値を表す。{X1Lβ、X1Rβ、Y1Uβ、Y1Dβ}は、表示モードMβの第1画像Aの左右端のX軸座標値、上下端のY軸座標値を表す。{X2Lβ、X2Rβ、Y2Uβ、Y2Dβ}は、表示モードMβの第2画像Bの左右端のX軸座標値、上下端のY軸座標値を表す。上記のような表示位置情報Psにより、第1画像Aの第1のサイズ、第1の所定位置、第3のサイズ、第3の所定位置、第2画像Bの第2のサイズ、第2の所定位置、第4のサイズ、第4の所定位置が表される。
【0034】
なお、表示位置情報Psは、画像の横幅、高さの数値情報と、画像の中心の位置を示す座標値情報のように、別の表現でもよい。また数値は、表示部16の画素配列の番号で表してもよい。
【0035】
なお、図1において、第1画像入力部11、第2画像入力部12、第3画像入力部13は、第1画像、第2画像、第3画像をそれぞれ受け取るものであればなんでもよい。入力端子、入力バッファ回路などでもよい。第1画像SS指令部21、第2画像SS指令部22、第3画像SS指令部23は、スクリーンセーバ画面生成の指示、スクリーンセーバ停止の指示の信号や情報を受け取るものであればなんでもよい。また、スクリーンセーバ画面生成の指示、生成停止の指示の信号や情報を発信するリモコン装置でもよい。
【0036】
本発明のスクリーンセーバ生成装置の処理は、プログラムの処理手順により実現することができる。図2は、本発明のスクリーンセーバ生成方法の処理フローチャートの一例である。本発明のスクリーンセーバ生成装置は最初に、(ステップS10)のスクリーンセーバ画面生成の指示待ち状態にある。(ステップS10)において、スクリーンセーバ画面生成の指示を受け付けたかどうかを判定する。第2SS情報に基づくスクリーンセーバ画面生成の指示がある場合、判定はYes(Y)であり、画像フレーム周期に同期して(ステップS11)に進む。第2SS情報に基づくスクリーンセーバ画面生成の指示がない場合、判定はNo(N)であり、(ステップS10)に留まる。
【0037】
(ステップS11)において、第1画像サイズ変更処理を行う。第1画像サイズ変更処理は、第1画像のサイズを第1のサイズに変更する処理である。第1のサイズは、図5に示すように第3のサイズよりも大きいサイズであり、視聴したい画像を拡大するので、視聴画像拡大処理と呼んでもよい。第1のサイズの情報は、表示位置情報記憶部17に格納してある表示位置情報Psを使用する。
【0038】
次に(ステップS12)に進み、第2画像サイズ変更処理を行う。第2画像サイズ変更処理は、第2画像のサイズを第2のサイズに変更する処理である。第2のサイズは、図5に示すように第4のサイズよりも小さいサイズであり、当面注視しない画像のサイズ変更であるので休止画像縮小処理と呼んでもよい。第2のサイズの情報は、表示位置情報記憶部17に格納してある表示位置情報Psを使用する。
【0039】
次に(ステップS13)に進み、スクリーンセーバ画像生成処理を行う。スクリーンセーバ画像生成処理は、第2のサイズの第2SS画像を生成する処理である。
【0040】
次に(ステップS14)に進み、スクリーンセーバオーバレイ処理を行う。スクリーンセーバオーバレイ処理は、第1のサイズに変更された第1画像を表示位置情報Psに従い第1の所定位置に配置し、第2のサイズに変更された第2画像を表示位置情報Psに従い第2の所定位置に配置または重畳する処理である。これらの配置や重畳の処理は通常、フレームメモリ上で行われる。
【0041】
次に(ステップS10)に戻り、(ステップS14)において生成した画像を表示部16に表示し、次の画像フレーム周期に同期した割り込み発生を待つ。
【0042】
第2SS画像の生成方法、第2のサイズの第2SS画像によるオーバレイの方法については、図1の動作説明における処理内容が適用できる。なお、上記(1)の配置処理を適用する場合には、(ステップS12)は不要となる。
【0043】
一方、スクリーンセーバ生成装置は(ステップS20)においてスクリーンセーバ画面停止の指示待ちの状態である。スクリーンセーバ画面停止の指示が発生した場合には、(ステップS20)において、Yes(Y)になり、画像フレーム周期に同期して(ステップS21)に進む。第2SS情報に基づくスクリーンセーバ画面停止の指示がない場合、No(N)であり、(ステップS20)に留まる。(ステップS21)において、第1画像サイズ復帰処理を行う。第1画像サイズ復帰処理は、第1画像のサイズを第3のサイズに戻す処理である。第3のサイズの情報は、表示位置情報記憶部17に格納してある表示位置情報Psを使用する。
【0044】
次に(ステップS22)に進み、第2画像サイズ復帰処理を行う。第2画像サイズ復帰処理は、第2画像のサイズを第4のサイズに変更する処理である。第4のサイズの情報は、表示位置情報記憶部17に格納してある表示位置情報Psを使用する。
【0045】
次に(ステップS23)に進み、スクリーンセーバオーバレイ停止処理を行う。スクリーンセーバオーバレイ停止処理は、第2SS画像の生成を停止し、オーバレイ処理を停止し、第3のサイズの第1画像と第4のサイズの第2画像を、表示位置情報Psに従い図5の(Mα)の表示モードのように、第3の所定位置と第4の所定位置にそれぞれ配置する処理である。
【0046】
次に(ステップS20)に戻り、(ステップS23)において生成した画像を表示部16に表示し、次の画像フレーム周期に同期した割り込み発生を待つ。
【0047】
なお、(ステップS10)および(ステップS20)は、それぞれ、第2SS情報に基づくスクリーンセーバ生成指示およびスクリーンセーバ画像停止指示を待つので、(ステップS10)〜(ステップS14)の処理または(ステップS20)〜(ステップS23)の処理のどちらか一方が必ず実行される。
【0048】
なお、上記説明では、SS画像生成部18は、第2のサイズの第2SS画像を生成するようにした。仮に、第2のサイズ以外のサイズの第2SS画像をSS画像生成部18において生成する場合でも、オーバレイ処理部15におけるオーバレイ処理、すなわち、(1)の配置処理、(2)または(3)の重畳処理を実行する直前には、第2のサイズの第2SS画像にしておく必要があるので、実質的に、第2のサイズの第2SS画像を生成するのと同様である。
【0049】
また、本実施の形態では、オーバレイ処理部15は、第2のサイズの第2SS画像を第2の所定位置に(1)の配置処理、(2)または(3)の重畳処理を行うが、(2)または(3)の重畳処理を行う場合には、第2のサイズの第2画像が画像サイズ処理部14からオーバレイ処理部15に供給され、第2の所定位置に配置されている。第2画像が第2の所定位置に配置されないままで、第2のサイズの第2SS画像を第2の所定位置に(2)または(3)の重畳処理を行うと、第2のサイズの第2SS画像が第2の所定位置に配置されるのと同様になる。
【0050】
上記、(1)の配置処理、(2)または(3)の重畳処理については、オーバレイ処理部15において、通常、何れか1つだけが実行される。
【0051】
なお、第1SS画像、第2SS画像、第3SS画像ごとに、(1)の配置処理、(2)または(3)の重畳処理のいずれかの処理を独立して行う場合には、SS画像生成部18が、(1)の配置処理、(2)または(3)の重畳処理を識別するオーバレイ識別情報を第1SS画像、第2SS画像、第3SS画像のそれぞれに付加して、オーバレイ処理部15に送り、オーバレイ処理部15が、オーバレイ識別情報に従って、(1)の配置処理、(2)または(3)の重畳処理の何れかの処理を選択して行うようにする。オーバレイ識別情報の供給方法としては、SS画像生成部18に格納しておく、または、SS画像記憶部19に格納しておきSS画像生成部18がSS画像の生成の際に読み出す、または、第1SS情報、第2SS情報、第3SS情報とともに、SS画像生成部18に供給する、などの方法を適用できる。また、表示位置情報記憶部17が、表示位置情報に加えてオーバレイ識別情報を格納しておき、SS画像生成部18がスクリーンセーバ画像の生成の際に読み出してオーバレイ処理部15に供給してもよい。また、画像サイズ処理部14が、表示位置情報記憶部17からオーバレイ識別情報を読み出し、オーバレイ識別情報が(1)の配置処理である場合、該当する第2画像のサイズ変更処理を行わないようにしてもよい。
【0052】
上記説明したように、本実施の形態のスクリーンセーバ生成装置は、入力された複数の画像ごとにスクリーンセーバの配置または重畳を受け付ける受付手段と、複数の画像うち、受付手段がスクリーンセーバの配置または重畳を受け付けた画像の画像サイズを縮小して出力し、残りの画像はそのままの画像サイズで出力する画像サイズ変更手段と、画像サイズ変更手段から出力される画像のうち、受付手段がスクリーンセーバの配置または重畳を受け付けた画像に対し、スクリーンセーバを配置または重畳するオーバレイ処理手段と、を備えたスクリーンセーバ生成装置である。
【0053】
ここで、受付手段は、図1の第1画像SS指令部21、第2画像SS指令部22、第3画像SS指令部23に相当する。オーバレイ処理手段は、図1のオーバレイ処理部15に相当する。画像サイズ変更手段は、図1の画像サイズ処理部14と表示位置情報記憶部17に相当する。
【0054】
また、画像サイズ変更手段は、入力された複数の画像のうち、スクリーンセーバを配置または重畳されていない画像の画像サイズを拡大する。
【0055】
また、受付手段は、さらに入力された複数の画像ごとにスクリーンセーバの停止の指示を受け付け、オーバレイ処理手段は、受付手段がスクリーンセーバの停止の指示を受け付けた画像のスクリーンセーバの配置または重畳を停止することができる。
【0056】
(実施の形態2)
次に、オーバレイ処理と画像サイズ処理との順序を入れ替えた本発明のスクリーンセーバ生成装置の構成の一例を図3に示す。以下、実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
【0057】
図3において、第1画像源の第1画像情報は、第1画像入力部11を介して、オーバレイ処理部15に供給される。第2画像源の第2画像情報は、第2画像入力部12を介して、オーバレイ処理部15に供給される。第3画像源の第3画像情報は、第3画像入力部13を介して、オーバレイ処理部15に供給される。第1画像源の第1SS情報は、第1画像SS指令部21を介して、SS画像生成部18とオーバレイ処理部15に供給される。第2画像源の第2SS情報は、第2画像SS指令部22を介して、SS画像生成部18とオーバレイ処理部15に供給される。第3画像源の第3SS情報は、第3画像SS指令部23を介して、SS画像生成部18とオーバレイ処理部15に供給される。
【0058】
SS画像生成部18は、第1SS情報に基づくスクリーンセーバ画面生成の指示があると、表示位置情報記憶部17に格納される表示位置情報Psに従って所定サイズの第1SS画像を生成してオーバレイ処理部15に供給する。SS画像生成部18は、第2SS情報に基づくスクリーンセーバ画面生成の指示があると、表示位置情報記憶部17に格納される表示位置情報Psに従って所定サイズの第2SS画像を生成してオーバレイ処理部15に供給する。SS画像生成部18は、第3SS情報に基づくスクリーンセーバ画面生成の指示があると、表示位置情報記憶部17に格納される表示位置情報Psに従って所定サイズの第3SS画像を生成してオーバレイ処理部15に供給する。
【0059】
オーバレイ処理部15は、第1SS画像、第2SS画像、第3SS画像がSS画像生成部18から供給されると、第1SS画像、第2SS画像、第3SS画像をオーバレイ処理する。オーバレイ処理は、第1画像、第2画像、第3画像の上に第1SS画像、第2SS画像、第3SS画像をそれぞれ配置する処理である。オーバレイ処理は、第1SS画像、第2SS画像、第3SS画像全部について行われる場合もあるが、通常は、第2SS画像、第3SS画像の一方または両方について行われる。
【0060】
なお、上記オーバレイ処理部15が行う配置処理としては、第2画像を例に取ると、(1)第2画像を配置せずに第2SS画像のみを直接配置する処理、(2)第2画像に第2SS画像を上書きして、第2画像を全く消してしまう処理、(3)第2画像と第2SS画像とを加重平均処理して、第2画像を薄く残して第2SS画像で覆う処理などが適用可能である。(1)を配置処理と呼び、(2)と(3)を重畳処理と呼ぶ。(1)の配置処理は、第2画像と第2SS画像から後者を選択する選択処理でもある。
【0061】
画像サイズ処理部14は、第1SS情報に基づくスクリーンセーバ画面生成の指示があると、表示位置情報記憶部17に格納される表示位置情報Psに従って、オーバレイ処理部15から供給される、第1画像と第1SS画像が配置または重畳された画像を表示位置情報Psが示す画像のサイズに従って変更処理し、表示位置情報Psに従って表示画面に相当するフレームメモリ上に配置する。画像サイズ処理部14は、第2SS情報に基づくスクリーンセーバ画面生成の指示があると、表示位置情報記憶部17に格納される表示位置情報Psに従って、オーバレイ処理部15から供給される第2画像と第2SS画像が配置または重畳された画像の画像サイズを表示位置情報Psが示す画像のサイズに従って変更処理し、表示位置情報Psに従って表示画面に相当するフレームメモリ上に配置する。画像サイズ処理部14は、第3SS情報に基づくスクリーンセーバ画面生成の指示があると、表示位置情報記憶部17に格納される表示位置情報Psに従って、オーバレイ処理部15から供給される、第3画像と第3SS画像が配置または重畳された画像を表示位置情報Psが示す画像のサイズに従って変更処理し、表示位置情報Psに従って表示画面に相当するフレームメモリ上に配置する。従って、本実施の形態の画像サイズ処理部14は、サイズ変更と所定位置への配置の処理を行う。
【0062】
画像サイズ処理部14の出力画像は、表示部16により表示される。従って、表示部16上では、第1画像、第2画像、第3画像の何れかにオーバレイ処理が行われると、当該画像の表示は弱まるか行われず、当該画像の位置にスクリーンセーバ画像が主として表示されることになる。
【0063】
本実施の形態によれば、次のような動作を実現できる。図5の(Mα)に示したような2画面の同時表示において、第1画像AがTV番組画像で、第2画像Bがインターネット画像である場合、第2画像Bにスクリーンセーバを掛けると、図5の(Mβ)に示すように、SS画像を右中段に小さく表示し、TV番組画像(第1画像A)を大きく拡大して表示することができる。以下、第3画像、第3SS情報はないものとして説明する。
【0064】
このためには、図3において、第1画像、第2画像のうち、第1画像と第2画像が、図5の(Mα)の画像A、Bのサイズの画像データとしてオーバレイ処理部15に供給される場合であって、第2SS情報に基づくスクリーンセーバ画面生成の指示がないときは、第1画像、第2画像はそのままオーバレイ処理部15を通過し、画像サイズ処理部14は、画像のサイズを維持したまま、図5の(Mα)のように配置する。表示部16は、図5の(Mα)の画面を表示する。一方、第2SS情報に基づくスクリーンセーバ画面生成の指示があるときには、SS画像生成部18は、第2画像と同じサイズか、または、やや大きいサイズの第2SS画像を生成してオーバレイ処理部15に供給する。オーバレイ処理部15は、第2画像に対して第2SS画像によるオーバレイの配置処理を行う。この処理は、(1)の配置処理、(2)または(3)の重畳処理の何れかとする。第2SS画像は、第2画像と同じサイズまたは、若干大きめのサイズでよい。この段階では、縮小処理は行わない。
【0065】
画像サイズ処理部14は、第1画像を図5の(Mβ)の画像Aのサイズ、すなわち、第1のサイズに拡大し、第2SS画像を図5の(Mβ)の画像Bのサイズ、すなわち、第2のサイズに大幅に縮小し、図5の(Mβ)のように配置する。表示部16は、図5の(Mβ)の画面を表示する。
【0066】
次に、第2SS情報に基づくスクリーンセーバ画面生成の停止が指示されると、本発明のスクリーンセーバ生成装置は、第1画像の拡大配置処理、第2SS画像の配置処理を停止し、表示画像は、図5の(Mα)の画像に戻る。すなわち、オーバレイ処理部15は(1)の配置処理、(2)または(3)の重畳処理を停止し、第2画像を画像サイズ処理部14に供給する。また、画像サイズ処理部14は、第1画像を図5の(Mα)の画像Aのサイズである第3のサイズに戻し、第2画像を図5の(Mα)の画像Bのサイズである第4のサイズに戻す。
【0067】
第1画像と第2画像が、図5の(Mα)の画像A、Bのサイズの画像データではなく、表示部16における最大表示サイズの画像データとして画像サイズ処理部14に供給される場合には、以下の点について上記動作と異なる動作を行う。まず、第2SS情報に基づくスクリーンセーバ画面生成の指示がないときには、画像サイズ処理部14は、最大表示サイズの画像データから図5の(Mα)の画像A、Bのサイズの画像、すなわち、第3のサイズ、第4のサイズへの縮小処理を行えばよい。一方、第2SS情報に基づくスクリーンセーバ画面生成の指示があるときには、SS画像生成部18は、第2画像と同じサイズの第2SS画像を生成し、画像サイズ処理部14は、図5の(Mβ)の画像A、Bのサイズ、すなわち、第1のサイズ、第2のサイズへの縮小処理と配置処理を行えばよい。
【0068】
なお、画像サイズ処理部14は、第1画像と第2画像のサイズ変更や配置処理および第2SS画像のサイズ変更や配置処理を行うために、画像のサイズと位置をあらわす情報が必要であるが、この情報である表示位置情報Psは、表示位置情報記憶部17に格納されており、画像サイズ処理部14が読み出せばよい。表示位置情報Psの例は、図6において説明したものでよい。
【0069】
本実施の形態のスクリーンセーバ生成装置は、第2画像に関する第2SS情報を受け入れ、スクリーンセーバ画面生成の指示があると、第2画像に対する第2SS画像を生成するSS画像生成部18と、第2画像に第2SS画像を重畳するか、あるいは、第2SS画像を配置するオーバレイ処理部15と、第1画像とオーバレイ処理部15が重畳処理または配置処理した第2SS情報に基づくスクリーンセーバ画像とを受け入れ、第1画像を第1のサイズにサイズ変更して第1の所定位置に配置し、第2SS情報に基づくスクリーンセーバ画像を第1のサイズより小さい第2のサイズにて第2の所定位置に配置する画像サイズ処理部14とを具備すればよい。
【0070】
なお、第1画像は、スクリーンセーバを掛けないので、オーバレイ処理部15を素通り、迂回して画像サイズ処理部14が受け入れても良い。また、第2画像に第2スクリーンセーバ画像を重畳する際には、両者のサイズが一致しているのが好ましいから、オーバレイ処理部15における重畳処理の実行までに、必要に応じてサイズ変更を行っておいて良いことは言うまでも無い。なお、両者のサイズが一致している場合には、そのようなサイズ変更は不要である。オーバレイ処理部15が配置処理または重畳処理した第2SS情報に基づくスクリーンセーバ画像のサイズが第2のサイズの場合は、そのままのサイズで第2の所定位置に配置すればよい。第2のサイズでない場合には、第2のサイズにサイズ変更してから第2の所定位置に配置しなければならない。いずれにしても、上記記載のように画像サイズ処理部14は、オーバレイ処理部15が配置処理または重畳処理した第2SS情報に基づくスクリーンセーバ画像を第2のサイズにて第2の所定位置に配置することになる。
【0071】
本実施の形態のスクリーンセーバ生成装置の処理は、プログラムの処理手順により実現することができる。図4は、本実施の形態の処理フローチャートの一例である。本発明のスクリーンセーバ生成装置は最初に、(ステップS10a)のスクリーンセーバ画面生成指示待ち状態にある。(ステップS10a)において、スクリーンセーバ画面生成の指示を受け付けたかどうかの判定を行う。(ステップS10a)において、第2SS情報に基づくスクリーンセーバ画面生成の指示がある場合、判定はYes(Y)となり、画像フレーム周期に同期して(ステップS11a)に進む。第2SS情報に基づくスクリーンセーバ画面生成の指示がない場合、判定はNo(N)となり、(ステップS10a)に留まる。
【0072】
(ステップS11a)において、スクリーンセーバ画像生成処理を行う。スクリーンセーバ画像生成処理は、第2SS画像を生成する処理である。
【0073】
次に(ステップS12a)に進み、スクリーンセーバオーバレイ処理を行う。スクリーンセーバオーバレイ処理は、第2画像に対して第2SS画像を配置する処理である。第2画像に代わって第2SS画像を選択する(1)の配置処理、第2画像に対して第2SS画像を上書きする(2)の重畳処理、第2画像と第2SS画像を加重平均する(3)の重畳処理、などが適用可能である。(2)の重畳処理または(3)の重畳処理により生成される画像を第2重畳SS画像と呼ぶことにする。
【0074】
次に(ステップS13a)に進み、第1画像サイズ変更処理を行う。第1画像サイズ変更処理は、第1画像のサイズを表示位置情報Psが示す第1のサイズに変更し、表示位置情報Psが示す第1の所定位置に配置する処理である。第1のサイズは、図5に示すように第3のサイズよりも大きいサイズであり、視聴したい画像を拡大するので、視聴画像拡大処理と呼んでもよい。第1のサイズの情報は、表示位置情報記憶部17に格納してある表示位置情報Psを使用する。
【0075】
次に(ステップS14a)に進み、第2SS画像サイズ変更処理を行う。第2SS画像サイズ変更処理は、第2SS画像または第2重畳SS画像のサイズを表示位置情報Psが示す第2のサイズに変更し、表示位置情報Psが示す第2の所定位置に配置する処理である。第2のサイズは、図5に示すように第4のサイズよりも小さいサイズであり、当面注視しない画像のサイズ変更であるので休止画像縮小処理と呼んでもよい。第2のサイズの情報は、表示位置情報記憶部17に格納してある表示位置情報Psを使用する。
【0076】
次に(ステップS10a)に戻り、(ステップS14a)において生成した画像を表示部16に表示し、次の画像フレーム周期に同期した割り込み発生を待つ。
【0077】
第2SS画像の生成方法、第2のサイズの第2SS画像によるオーバレイの方法については、既に説明した処理が適用できる。
【0078】
一方、スクリーンセーバ生成装置は(ステップS20a)でスクリーンセーバ画面停止待ち状態にある。(ステップS20a)において、第2SS情報に基づくスクリーンセーバ画面停止の指示を検知すると、判定はYes(Y)となり、画像フレーム周期に同期して、(ステップS21a)に進む。第2SS情報に基づくスクリーンセーバ画面停止の指示がない場合、判定はNo(N)となり、(ステップS21a)に留まる。(ステップS21a)において、スクリーンセーバオーバレイ停止処理を行う。スクリーンセーバオーバレイ停止処理は、第2SS画像の生成を停止する処理である。
【0079】
次に(ステップS22a)において、第1画像サイズ復帰処理を行う。第1画像サイズ復帰処理は、第1画像のサイズを表示位置情報Psが示す第3のサイズに戻し、表示位置情報Psが示す第3の所定位置に配置する処理である。第3のサイズの情報は、表示位置情報記憶部17に格納してある表示位置情報Psを使用する。
【0080】
次に(ステップS23a)に進み、第2画像サイズ復帰処理を行う。第2画像サイズ復帰処理は、第2画像のサイズを表示位置情報Psが示す第4のサイズに変更し、表示位置情報Psが示す第4の所定位置に配置する処理である。第4のサイズの情報は、表示位置情報記憶部17に格納してある表示位置情報Psを使用する。
【0081】
次に(ステップS20a)に戻り、(ステップS23a)において生成されている第1画像と第2画像を表示部16に表示し、次の画像フレーム周期に同期した割り込み発生を待つ。
【0082】
なお、(ステップS10a)および(ステップS20a)は、それぞれ第2SS情報に基づくスクリーンセーバ生成指示およびスクリーンセーバ画像停止指示を待つので、(ステップS10a)〜(ステップS14a)の処理または(ステップS20a)〜(ステップS23a)の処理のどちらか一方が必ず実行される。
【0083】
本実施の形態では、オーバレイ処理部15は、第2SS画像に対して、通常、(1)の配置処理、(2)または(3)の重畳処理の何れか1つだけを実行する。
【0084】
なお、第1SS画像、第2SS画像、第3SS画像ごとに、(1)の配置処理、(2)または(3)の重畳処理のいずれかの処理を独立して行う場合には、SS画像生成部18が、(1)の配置処理、(2)または(3)の重畳処理を識別するオーバレイ識別情報を第1SS画像、第2SS画像、第3SS画像のそれぞれに付加して、オーバレイ処理部15に送り、オーバレイ処理部15が、オーバレイ識別情報に従って、(1)の配置処理、(2)または(3)の重畳処理の何れかの処理を選択して行うようにする。オーバレイ識別情報の供給方法としては、SS画像生成部18に格納しておく、または、SS画像記憶部19に格納しておきSS画像生成部18がスクリーンセーバ画像の生成の際に読み出す、または、第1SS情報、第2SS情報、第3SS情報とともに、SS画像生成部18に供給する、などの方法を適用できる。また、表示位置情報記憶部17が、表示位置情報Psに加えてオーバレイ識別情報を格納しておき、SS画像生成部18がスクリーンセーバ画像の生成の際に読み出してオーバレイ処理部15に供給してもよい。
【0085】
以上説明したように、本実施の形態のスクリーンセーバ生成装置は、入力された複数の画像ごとにスクリーンセーバの配置または重畳を受け付ける受付手段と、複数の画像ごとにスクリーンセーバを配置または重畳可能であり、受付手段の受け付けた指示に基づき、その複数の画像うち、一部の画像にはスクリーンセーバを配置または重畳して出力し、残りの画像はそのまま出力するオーバレイ処理手段と、オーバレイ処理手段から出力される画像のうち、スクリーンセーバが配置または重畳された画像の画像サイズを縮小する画像サイズ変更手段とを備えたスリーンセーバ生成装置である。
【0086】
ここで、受付手段は、図3の第1画像SS指令部21、第2画像SS指令部22、第3画像SS指令部23に相当する。オーバレイ処理手段は、図3のオーバレイ処理部15に相当する。画像サイズ変更手段は、図3の画像サイズ処理部14と表示位置情報記憶部17に相当する。
【0087】
また、画像サイズ変更手段は、オーバレイ処理手段から出力される画像のうち、スクリーンセーバを配置または重畳されていない画像の画像サイズを拡大する。
【0088】
また、受付手段は、さらに入力された複数の画像ごとにスクリーンセーバの停止の指示を受け付け、オーバレイ処理手段は、受付手段がスクリーンセーバの停止の指示を受け付けた画像のスクリーンセーバの配置または重畳を停止する。
【0089】
(実施の形態3)
実施の形態1および実施の形態2においては、スクリーンセーバ画像の対象が第2画像のように1つだけの場合について説明した。以下の実施の形態では、スクリーンセーバ画像の対象が第2画像、第3画像のように2つ、または、3つ以上の場合について説明する。
【0090】
図7において、表示モード(Ma)は、第1画像A、第2画像B、第3画像Cを同じサイズで並べて表示する。表示モード(Ma)では、スクリーンセーバは掛けられていない。表示モード(Mb)は、第3画像SS指令部23が、第3画像Cにスクリーンセーバを掛ける指令を発している場合であって、第1画像Aと第2画像Bは同一サイズで表示し、第3画像Cの部分は縮小サイズで第3SS画像を右下に表示する。表示モード(Mc)は、第2画像SS指令部22が、第2画像Bにスクリーンセーバを掛ける指令を発し、かつ、第3画像SS指令部23が、第3画像Cにスクリーンセーバを掛ける指令を発している場合であって、第1画像Aは拡大された第1のサイズ、第2画像Bと第3画像Cについては縮小サイズで第2SS画像と第3SS画像を右下に並べて表示するモードである。
【0091】
図8は、表示モード(Ma)、(Mb)、(Mc)の第1画像、第2画像、第3画像の表示における各サイズと表示位置を示す表示位置情報Psの例である。{ }内の記号の表記の意味は、図6において説明したのと同様である。
【0092】
本実施の形態のように、第1画像に加えて、第2画像と第3画像を所定サイズにサイズ変更してそれぞれ所定位置に表示する多画面表示においては、図1のスクリーンセーバ生成装置の構成において、SS画像生成部18が第2画像と第3画像に関する第2SS情報および第3SS情報を受け入れて、所定サイズに相当する第2SS画像と第3SS画像を生成処理し、オーバレイ処理部15が、第2画像、第3画像のそれぞれの所定位置に第2SS画像および第3SS画像を配置または重畳処理すればよい。
【0093】
また、図3のスクリーンセーバ生成装置では、SS画像生成部18が、第2画像に関する第2SS情報と第3画像に関する第3SS情報とを受け入れて、第2画像に対する第2SS画像と第3画像に対する第3SS画像とを生成処理し、オーバレイ処理部15が、第2画像と第2SS画像に(1)の配置処理、(2)または(3)の重畳処理の何れかを行い、第3画像と第3SS画像に(1)の配置処理、(2)または(3)の重畳処理の何れかを行い、画像サイズ処理部14が、第2SS画像または第2重畳SS画像、および、第3SS画像または第3重畳SS画像をそれぞれ縮小して配置する処理を行えばよい。
【0094】
本実施の形態において、第3画像と第3SS情報が追加されているが、これらの画像やSS情報に関する動作は、実施の形態1と図1、実施の形態2と図3において、第2画像と第2SS情報に関する動作と基本的に同様であるので、詳しい説明は省く。ただ異なるのは、図5と図7を対比した場合、第1画像A、第2画像B、第3画像Cのサイズや表示位置が全く同じではない点にある。これらの差異は、図6と図8の表示位置情報Psの内容により実現される。
【0095】
図2や図4のフローチャートにおける第2画像や第2SS画像についての処理と同様の処理を第3画像や第3SS画像について追加すればよい。
【0096】
さらに第4画像と第4SS情報が供給される場合は、上記、第3画像や第3SS画像についてと同様に、第4画像と第4SS画像用の構成と動作および処理手順を追加すればよい。
【0097】
(実施の形態4)
実施の形態3のように、第2SS画像と第3SS画像が並んで表示される場合、それぞれのスクリーンセーバ画像の色や動きに違いがありすぎると、表示画面の全体的調和が崩れてしまい、気が散ったり、視聴の疲労感が増えたりする恐れがある。以下、このような恐れを解消するスクリーンセーバ画像の生成方法について説明する。本発明のスクリーンセーバ生成装置では、互いに調和性がある第2SS画像と第3SS画像を生成する。
【0098】
SS画像生成部18は、第2SS画像と第3SS画像を生成し、第2SS画像から第2移動画像を抽出し、第3SS画像から第3移動画像を抽出し、第2移動画像と第3移動画像の一方または両方に基づく第4の移動画像を生成して第2SS画像と第3SS画像上にそれぞれ配置する。
【0099】
図9の(C)にSS画像生成部18が行う、移動画像抽出・加算合成のフローチャートを示す。また、図13に第2SS画像、第3SS画像の例を図示する。図9において、SS画像生成部18は、(ステップS31)の第2SS画像生成処理において、第2SS画像を生成する。図13の背景画像B上に移動画像bが描かれたBの画像が第2SS画像の例である。次に(ステップS32)の第3SS画像生成処理において、第3SS画像を生成する。図13の背景画像C上に移動画像cが描かれたCの画像が第3SS画像の例である。次に(ステップS33)の第2移動画像抽出処理において、第2SS画像から第2移動画像である移動画像bを抽出する。次に(ステップS34)の第3移動画像抽出処理において、第3SS画像から第3移動画像である移動画像cを抽出する。次に(ステップS35)の移動画像合成処理において、第2移動画像と第3移動画像の一方または両方に基づく第4の移動画像を生成し、次の(ステップS36)の移動画像オーバレイ処理において、第4の移動画像を第2SS画像と第3SS画像上にそれぞれ配置する。図13の例では、移動画像bと移動画像cをBの第2SS画像、Cの第3SS画像のように配置する。移動画像bと移動画像cの合成移動画像が第4の移動画像になる。第2SS画像と第3SS画像では移動画像の動きが調和する。
【0100】
なお、第2SS画像から第2移動画像を抽出し、第3SS画像から第3移動画像を抽出する際に、第2移動画像および第3移動画像を第2SS画像と第3SS画像からそれぞれ消去するのが好ましい。
【0101】
移動画像の色が周囲の色と異なっている場合や移動画像と周囲の境界がはっきりしている場合には、移動画像の抽出や消去は容易である。移動画像の抽出は、移動画像と判断される形状の周囲を含むやや広い範囲でもよい。このようなやや広い範囲の輝度や色度を小さい値にすることにより移動画像の消去を行ってもよい。
【0102】
また、第4の移動画像は、第2移動画像と第3移動画像の何れか一方であってもよい。
【0103】
図9の(D)にSS画像生成部18が行う、移動画像選択抽出・選択消去のフローチャートを示す。図9において、SS画像生成部18は、(ステップS41)の第2SS画像生成処理において、第2SS画像を生成し、次の(ステップS42)の第3SS画像生成処理において、第3SS画像を生成し、次の(ステップS43)の第2移動画像抽出処理において、第2SS画像から第2移動画像を抽出し、次の(ステップS44)の第2、3移動画像消去処理において、第2SS画像から第2移動画像を消去し、第3SS画像から第3移動画像を消去し、次の(ステップS45)の第2移動画像配置処理において、選択した第2移動画像の配置位置を決め、次の(ステップS46)の移動画像オーバレイ処理において、選択した第2移動画像を第2移動画像が消去された第2SS画像および第3移動画像が消去された第3SS画像上に配置する。
【0104】
図14に本実施の形態における移動画像選択抽出・選択消去処理の実行前後の画像例を示す。移動画像bと移動画像cの内、移動画像bのみを選択して、移動画像bを消去した第2SS画像および移動画像cを消去した第3SS画像の両方に配置している。これによって、第2SS画像と第3SS画像が調和する。
【0105】
図9の(ステップS35)の移動画像合成処理において、第3移動画像である移動画像cを第2移動画像である移動画像bの動きに同期化する処理を行い、同期化した第3移動画像cを第3SS画像上に配置するようにしてもよい。同期化のためは、移動画像bの移動座標値を検出し、移動画像cの位置を移動画像bの移動座標値と一定の位置関係にある位置に変更する処理を行えばよい。第3SS画像上の移動画像cの位置を元の位置から移動させるので、元の位置にある移動画像cを第3SS画像から消去しておくのが好ましい。このようにすれば、第2移動画像と第3移動画像の絵柄はそれぞれ元のままで、移動パターンが、第2SS画像と第3SS画像とで調和することになる。
【0106】
なお、本実施の形態のスクリーンセーバ画像の生成は、3つ以上のスクリーンセーバ画像の生成にも適用可能である。
【0107】
(実施の形態5)
実施の形態4では、移動画像の抽出、消去処理を行ったが、背景画像と移動画像を別々に生成してもよい。
【0108】
図10の(E)は、SS画像生成部18が行う、背景画像、移動画像個別生成・合成のフローチャートである。
【0109】
SS画像生成部18は、(ステップS51)と(ステップS52)において、それぞれ第2SS背景画像と第3SS背景画像を生成し、(ステップS53)と(ステップS54)において、それぞれ第2移動画像と第3移動画像を生成し、(ステップS55)において、第2移動画像と第3移動画像の一方または両方に基づく第4の移動画像を生成し、(ステップS56)において、第4の移動画像を第2SS画像の背景画像および第3SS画像の背景画像上に配置する。
【0110】
本処理により、図13の右側の図のように、第2移動画像bと第3移動画像cを合成した第4の移動画像を第2SS画像の背景画像と第3SS画像の背景画像の両方に配置したスクリーンセーバ画像の生成ができる。また、図14の右側の図のように、第2移動画像bと第3移動画像cから一方を選択した第4の移動画像を第2SS画像の背景画像と第3SS画像の背景画像の両方に配置したスクリーンセーバ画像の生成もできる。第2SS画像と第3SS画像では移動画像の動きが調和する。
【0111】
図10の(F)は、SS画像生成部18が行う、背景画像個別生成・移動画像選択のフローチャートである。
【0112】
SS画像生成部18は、(ステップS61)と(ステップS62)において、それぞれ第2SS背景画像と第3SS背景画像を生成し、(ステップS63)において第2移動画像と第3移動画像から一方を選択し、(ステップS64)において(ステップS63)での選択に基づき第4移動画像を生成し、(ステップS65)において、第4の移動画像を第2SS画像の背景画像と第3SS画像の背景画像上に配置する。
【0113】
本処理により、図14の右側の図のように、第2移動画像bと第3移動画像cから一方を選択した第4の移動画像を第2SS画像の背景画像と第3SS画像の背景画像の両方に配置したスクリーンセーバ画像生成ができる。第2SS画像と第3SS画像では移動画像の動きが調和する。
【0114】
なお、(ステップS63)における第2移動画像と第3移動画像の選択処理を省き、第2移動画像と第3移動画像の何れか、あるいは、別の第4の移動画像を(ステップS64)において生成するようにしてもよい。
【0115】
図10の(E)のフローチャートの(ステップS55)において、第4の移動画像を生成する代りに、第3移動画像を第2移動画像の動きと同期化した移動画像に変形し、(ステップS56)において、(ステップS55)で変形した第3移動画像を第3SS画像の背景画像上に配置し、かつ、第2移動画像を第2SS画像の背景画像上に配置してもよい。同期化のためは、第2移動画像の移動座標値を検出し、第3移動画像の位置を第2移動画像の移動座標値と一定の位置関係にある位置に変更する処理を行えばよい。このようにすれば、第2移動画像と第3移動画像の絵柄はそれぞれ元のままで、移動パターンが、第2SS画像と第3SS画像とで調和することになる。
【0116】
また、SS画像生成部18は、(ステップS53)の第2移動画像生成と(ステップS54)の第3移動画像生成において、互いに同期移動する第2移動画像と第3移動画像をそれぞれ生成し、(ステップS55)の第4の移動画像の生成を省き、(ステップS56)において、第2移動画像を第2SS画像の背景画像上に配置し、第3移動画像を第3SS画像の背景画像上にそれぞれ配置するようにしてもよい。第2移動画像と第3移動画像の形状は互いに異なるが、移動の動きは同期している第2SS画像と第3SS画像が得られる。
【0117】
また、SS画像生成部18は、(ステップS54)の第3移動画像生成において、第2移動画像の動きと同期した動きの第3移動画像を生成し、(ステップS55)の第4の移動画像の生成を省き、(ステップS56)において、第2移動画像を第2SS画像の背景画像上に配置し、第3移動画像を第3SS画像の背景画像上にそれぞれ配置するようにしてもよい。
【0118】
なお、本実施の形態のスクリーンセーバ画像生成は、3つ以上のスクリーンセーバ画像の生成にも適用可能である。
【0119】
(実施の形態6)
実施の形態4、実施の形態5においては、第2SS画像と第3SS画像の両方に同じ移動画像がそれぞれ描かれるようにしたが、1つの移動画像が、第2SS画像の領域と第3SS画像の領域を跨いで移動するようにすることもできる。
【0120】
図10の(F)のフローチャートの(ステップS65)において、SS画像生成部18は、第2SS画像の背景画像と第3SS画像の背景画像上に第4移動画像をオーバレイにより配置する際に、第4移動画像を第2SS画像の背景画像と第3SS画像の背景画像の全域を移動するように配置すればよい。図15の右側の図のように、1つの第4移動画像は、背景画像BとCの全域を移動する。このためには、第4移動画像の第2SS画像の背景画像と第3SS画像の背景画像上での位置を規定する座標値を、第2SS画像の背景画像と第3SS画像の背景画像の領域全域で変化するような変化関数値にすればよい。
【0121】
以上、実施の形態3から実施の形態6により、第2SS画像と第3SS画像の移動画像が互いに調和して動くスクリーンセーバ画像の生成ができる。図16は、実施の形態3から実施の形態6の方法を応用して生成できるスクリーンセーバ画像の補足例である。図16の左上は、ボールがばらばらのタイミングで動く調和の無いSS画像である。図16の右上は、1つのボールが第2SS画像の背景画像と第3SS画像の背景画像を跨いで移動する纏まりのあるスクリーンセーバ画像である。図16の右下は、複数のボールが同期を取って第2SS画像の背景画像と第3SS画像の背景画像を跨いで移動する纏まりのあるスクリーンセーバ画像である。
【0122】
なお、本実施の形態のスクリーンセーバ画像生成は、3つ以上のスクリーンセーバ画像の生成にも適用可能である。
【0123】
(実施の形態7)
SS画像生成部18は、第2SS画像と第3SS画像が隣接して配置される一辺の近傍所定範囲を融合するように、第2SS画像と第3SS画像を生成してもよい。
【0124】
SS画像生成部18は、図11に示したフローチャートにおいて、(ステップS91)において第2SS画像を生成し、(ステップS92)において第3SS画像を生成し、(ステップS93)において、第2SS画像と第3SS画像が隣接して配置される一辺の近傍所定範囲を融合処理する。(ステップS93)の隣接領域融合処理においては、SS画像生成部18は、第2SS画像と第3SS画像が隣接する近傍所定範囲において、明るさ、色の一方または両方について加重平均化処理を行えばよい。
【0125】
図17に第2SS画像Bと第3SS画像Cの接する領域の輝度を徐々に変化させた画像の例を示す。
【0126】
なお、本実施の形態のスクリーンセーバ画像生成は、3つ以上のスクリーンセーバ画像の生成にも適用可能である。
【0127】
(実施の形態8)
実施の形態3から実施の形態7では、第2SS画像と第3SS画像を生成する場合、それぞれ別々に生成したが、一括して生成してもよい。図12の(H)にこのためのフローチャートを示す。
【0128】
本実施の形態では、SS画像記憶部19には、SS画像源として、雲が移動するような画像や、波が打ち寄せて海面が変化する画像や、鳥の群れが空を移動する画像などの自然風景の画像が格納されているものとする。SS画像生成部18は、(ステップS101)において、SS画像記憶部19に格納されているSS画像源を読み出す。
【0129】
次に(ステップS101)において、第2画像と第3画像をスクリーンセーバ画像化する場合の所定サイズ、すなわち、第2SS画像の表示用のサイズと第3SS画像の表示用のサイズの情報と、所定位置、すなわち、第2SS画像の表示位置と第3SS画像の表示位置の情報とを表している表示位置情報Psを表示位置情報記憶部17から読み出す。
【0130】
次に(ステップS102)において、SS画像記憶部19を読み出して、SS画像源を元に所定サイズに相当する第2SS画像と第3SS画像を生成する。その後、オーバレイ処理部15は、所定位置に第2SS画像および第3SS画像を配置処理する。より具体的には、(ステップS102)において、SS画像生成部18は、SS画像記憶部19に格納されているSS画像源から所定サイズに相当する部分を切り出して第2SS画像と第3SS画像を生成する。自然風景の画像を第2SS画像と第3SS画像として使用するので、互いに調和した画像になる。切り出す部分は、第2SS画像と第3SS画像とで異なるようにするのがよい。あるいは、SS画像生成部18は、SS画像源から所定サイズかつ所定位置に相当する部分を切り出して第2SS画像と第3SS画像を生成してもよい。第2SS画像と第3SS画像は、画面に連続性があり、互いに調和した画像になる。第2SS画像と第3SS画像は、第2の所定位置と第3の所定位置に従って、横に連続の画像にしてもよいし、縦に連続の画像にしてもよい。
【0131】
なお、SS画像源は、自然風景の画像以外に、コンピュータグラフィックスの技術により作成した人工的な画像や自然の画像を基に作成した半人工的な画像でもよい。スクリーンセーバの目的に使用するので、絵柄が時間的に変化する画像がよい。SS画像源は、表示に使用される2次元画面のデータで構成してもよいが、画面を生成する関数やパラメータのセットでもよい。この場合は、関数やパラメータに対して、表示位置情報Psの第2SS画像と第3SS画像のサイズや表示位置の値を適用して、演算することにより、所望の部分の画面を生成する。
【0132】
上記のようにして作成した第2SS画像と第3SS画像の上にさらに移動画像を貼り付けてもよい。図12の(K)にこのためのフローチャートを示す。
【0133】
(ステップS111)において、第2画像と第3画像をスクリーンセーバ画像化する場合の所定サイズ、すなわち、第2SS画像の表示用のサイズと第3SS画像の表示用のサイズの情報と、所定位置、すなわち、第2SS画像の表示位置と第3SS画像の表示位置の情報とを表している表示位置情報Psを表示位置情報記憶部17から読み出す。
【0134】
次に(ステップS112)において、SS画像記憶部19からSS画像源を読み出して、所定サイズに相当する第2SS画像と第3SS画像を生成する。たとえば、(ステップS112)において、SS画像生成部18は、SS画像記憶部19に格納されたSS画像源から所定サイズに相当する部分を切り出して第2SS画像と第3SS画像を生成する。第2SS画像と第3SS画像は、画面に連続性があり、互いに調和した画像になる。
【0135】
次に(ステップS113)において、移動画像を生成し、(ステップS114)において、移動画像を(ステップS112)で生成した第2SS画像と第3SS画像に貼り付ける。その後、オーバレイ処理部15は、表示画面全体の中の所定位置に移動画像付の第2SS画像および第3SS画像を配置処理する。
【0136】
なお、本実施の形態のスクリーンセーバ画像生成は、3つ以上のスクリーンセーバ画像の生成にも適用可能である。
【0137】
(実施の形態9)
実施の形態3から実施の形態8では、第2SS画像と第3SS画像が移動画像を含んでいたり、雲、波、鳥などの変化する図柄を含んでいる場合について説明した。スクリーンセーバ画像の効果を生起するには、スクリーンセーバ画像を定期的に変化させればよいので、複数のスクリーンセーバ画像を切り換えて表示する方法もある。第2SS画像と第3SS画像のそれぞれについて、複数のスクリーンセーバ画像を切り換えて表示するようにした本発明のスクリーンセーバ生成装置について説明する。
【0138】
SS画像記憶部19は、第2SS画像と第3SS画像、または、その画像を生成する関数やパラメータ値を、それぞれ複数組格納している。SS画像生成部18は、第2SS画像、または、その画像を生成する関数やパラメータ値を、複数組から選択して第2SS画像を生成する。選択される組は定期的に切り換えられるが、その切替周期を第2周期T2とする。SS画像生成部18は、第3SS画像、または、その画像を生成する関数やパラメータ値を、複数組から選択して第3SS画像を生成する。選択される組は定期的に切り換えられるが、その切替周期を第3周期T3とする。
【0139】
SS画像生成部18が、第2SS画像だけを生成する場合、第2周期T2は、T3とは独立に決められ、第3SS画像だけを生成する場合にも、第3周期T3は、T2とは独立に決められる。第2SS画像と第3SS画像を同時に表示する場合は、第2周期T2と第3周期T3は、同期する周期Tdに変更される。すなわち、SS画像生成部18は、第2SS画像と第3SS画像の時間的な変化が互いに同期する生成を行うことになる。なお、同期とは、全く同じ時刻であるとは限らず、切換の位相がずれていてもよいし、切換の周波数が、整数比をなすような調和関係にあってもよい。
【0140】
なお、上記説明では、第2SS画像と第3SS画像は、それぞれ、複数組から選択して切換えるようにしたが、それぞれ、複数組の画像間を徐々に滑らかに変化するようにしてもよい。第2周期T2、第3周期T3は、滑らかな変化の周期とし、これらの周期を周期Tdに同期化することになる。
【0141】
第2周期T2、第3周期T3、同期化する周期Tdなどを、SS画像記憶部19に格納しておけば、SS画像生成部18が読み出して第2SS画像と第3SS画像の生成に使用するようにできる。
【0142】
なお、本実施の形態のような画像の変化の同期を、実施の形態5の背景画像などに導入してもよい。
【0143】
実施の形態3から実施の形態9の第2SS画像と第3SS画像の生成方法は、図2のフローチャートの(ステップS13)、図4のフローチャートの(ステップS11a)において使用することができる。必要に応じて、(ステップS12)の第2画像サイズ変更処理と同様の第3画像サイズ変更処理を(ステップS12)の次に追加してもよい。図4のフローチャートでは(ステップS14a)の第2SS画像サイズ変更処理と同様の第3SS画像サイズ変更処理を(ステップS14a)の次に追加して、実施の形態3から実施の形態9において説明した動作を実現する。
【0144】
なお、本実施の形態のスクリーンセーバ画像生成は、3つ以上のスクリーンセーバ画像の生成にも適用可能である。
【0145】
(その他の実施の形態および補足)
本発明の実施の形態1〜9におけるオーバレイ処理が、オーバレイされて消去されるべき第2画像や第3画像の画像が配置されていない場合に、第2SS画像または第3SS画像を単に所定の位置に配置する処理を含む概念であることは、上記実施の形態でも説明したとおりである。
【0146】
本発明の実施の形態1〜9での説明では、SS画像記憶部19は、SS画像またはSS画像の元になる関数やパラメータの情報を格納するようにしたが、第1画像源、第2画像源、第3画像源の何れかから、スクリーンセーバ画像またはスクリーンセーバ画像の元になる関数やパラメータの情報を、SS画像生成部18に供給するようにしてもよい。スクリーンセーバ画像またはスクリーンセーバ画像の元になる関数やパラメータの情報は、一旦、SS画像記憶部19に格納される。なお、スクリーンセーバ画像またはスクリーンセーバ画像の元になる関数やパラメータの情報が継続的に送られる場合には、SS画像記憶部19への格納を省くことも可能である。
【0147】
一般的に、スクリーンセーバ画面の生成指示は、パソコン画面の表示の場合には、キーボードやマウスの操作が5分や10分などの所定時間ない場合にタイマーが働いて、スクリーンセーバ画面の生成指示が発生して生成される。あるいは、第1画像、第2画像、第3画像などの変化を監視しておき、画像変化が所定時間ない場合にタイマーが働いて、スクリーンセーバ画面の生成指示が発生して生成される。なお、このような方法に限らず、スクリーンセーバ画面の生成指示はSS画像生成部18に供給することもできる。
【0148】
また、移動画像としては、SS画像内を水平移動だけでなく、垂直移動や2次元方向への移動をしたり、移動方向を変化させたり、形状を変化させたり、色を変化させたりする画像が使用可能である。また、第2移動画像や第3移動画像を第2SS画像の背景画像や第3SS画像の背景画像上に重畳あるいは配置する場合、第2移動画像や第3移動画像の一方を拡大したり、左右あるいは上下に反転してもよい。また、移動方向を左右あるいは上下に反転させることも可能である。第2移動画像や第3移動画像の重畳や配置は、このような拡大、反転などの変形も含む概念である。
【0149】
また、表示位置情報Psは、表示位置情報記憶部17に予め格納しておいてよいが、第1画像源、第2画像源、第3画像源から、第1画像情報、第2画像情報、第3画像情報、あるいは、第1SS情報、第2SS情報、第3SS情報と一緒に供給するようにしてもよい。その場合、表示位置情報Psは、第1画像入力部11、第2画像入力部12、第3画像入力部13、あるいは、第1画像SS指令部21、第2画像SS指令部22、第3画像SS指令部23を介して、画像サイズ処理部14またはSS画像生成部18が受け取り、表示位置情報記憶部17に格納すればよい。また、図3の構成の場合のように、第1画像入力部11、第2画像入力部12、第3画像入力部13、あるいは、第1画像SS指令部21、第2画像SS指令部22、第3画像SS指令部23が、表示位置情報Psを表示位置情報記憶部17に書き込むようにしてもよい。
【0150】
また、第1画像入力部11、第2画像入力部12、第3画像入力部13から供給される第1画像、第2画像、第3画像の何れかが表示するサイズと同じ場合には、画像サイズ処理部14において画像の拡大や縮小の処理を行う必要のない場合がある。
【0151】
本発明の実施の形態1〜9では、第1画像、第2画像の2つ、あるいは、第1画像、第2画像、第3画像源の3つの場合について説明したが、第4画像源がある4画面表示でも、本発明の実施の形態1〜9における説明に基づき実現できる。
【0152】
本発明の実施の形態1〜9では、第1画像にスクリーンセーバを掛けない場合について主として説明したが、第1画像以外の他の画像にスクリーンセーバを掛けないように動作させることもできる。
【0153】
本発明の実施の形態1〜9において言及した画像拡大や画像縮小、画像配置、画像抽出、オーバレイ処理における重畳処理、などの個々の画像処理自体は、コンピュータグラフィックスなどの画像処理における基本的技術であるので、詳細な説明は省いた。
【0154】
図1や図3のスクリーンセーバ生成装置を構成する画像サイズ処理部14、オーバレイ処理部15、SS画像生成部18は、専用のハードウェア(専用回路)により実現可能である。表示位置情報記憶部17、SS画像記憶部19は、書き換え可能ROM等の不揮発性記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現できる。また、別の実現方法としては、画像サイズ処理部14、オーバレイ処理部15、SS画像生成部18の動作内容は、デジタル情報の処理であるので、通常、ソフトウェアで実現可能であり、当該ソフトウェアをROMに記録しておき、共通のMPUやメモリ上で当該ソフトウェアを実行するようにすればよい。なお、ROMは、書き換え可能ROM等の不揮発性記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現は可能である。
【0155】
また、図2、図4、および、図9から図12のスクリーンセーバ生成方法のフローチャートは、通常、ソフトウェアで実現可能であり、当該ソフトウェアをROMに記録しておき、共通のMPUやメモリ上で当該ソフトウェアを実行するようにすればよい。なお、ROMは、書き換え可能ROM等の不揮発性記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現は可能である。
【0156】
また、本発明は以上の実施の形態に限定されることなく、実施の形態の構成、情報の内容や表現形式、フローチャートの手順について、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0157】
本発明にかかるスクリーンセーバ生成装置、および、スクリーンセーバ生成方法は、家庭内において、表示部に複数の画面を表示し、その一部または全部をスクリーンセーバ画面に切り換える場合に、視聴者にとって調和した表示を行う装置、方法として有用である。
【符号の説明】
【0158】
11 第1画像入力部
12 第2画像入力部
13 第3画像入力部
21 第1画像SS指令部
22 第2画像SS指令部
23 第3画像SS指令部
14 画像サイズ処理部
15 オーバレイ処理部
16 表示部
17 表示位置情報記憶部
18 SS画像生成部
19 SS画像記憶部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも2つの画面を表示する多画面表示において、
第2の画面に対する第2のスクリーンセーバ画像と、第3の画面に対する第3のスクリーンセーバ画像を生成するスクリーンセーバ画像生成部と、
前記第2のスクリーンセーバ画像を第2の画面に、前記第3のスクリーンセーバ画像を第3の画面に重畳するオーバレイ処理部と、
前記第2のスクリーンセーバ画像を第2の画面に所定サイズで所定位置に、前記第3のスクリーンセーバ画像を第3の画面に所定サイズで所定位置に配置する画像サイズ処理部と、を備え、
前記第2のスクリーンセーバ画像と前記第3のスクリーンセーバ画像は同じ画像である、
スクリーンセーバ生成装置。
【請求項2】
前記スクリーンセーバ画像生成部は、前記第2のスクリーンセーバ画像から第2の移動画像を抽出し、前記第3のスクリーンセーバ画像から第3の移動画像を抽出し、前記第2の移動画像と前記第3の移動画像を用いて第4の移動画像を生成し、前記第4の移動画像を前記第2のスクリーンセーバ画像と前記第3のスクリーンセーバ画像上にそれぞれ配置する、請求項1記載のスクリーンセーバ生成装置。
【請求項3】
前記第2の移動画像と前記第3の移動画像のうちの一方を用いて前記第4の移動画像を生成する、請求項2記載のスクリーンセーバ生成装置。
【請求項4】
前記スクリーンセーバ画像生成部は、前記第2のスクリーンセーバ画像に配置された前記第4の移動画像と前記3のスクリーンセーバ画像に配置された前記第4の移動画像とを同期移動するように生成する、請求項2記載のスクリーンセーバ生成装置。
【請求項5】
前記第2の画面の一辺と前記第3の画面の一辺とが隣接して配置される場合に、前記スクリーンセーバ画像生成部は、前記第4の移動画像が第2の画面と第3の画面とを跨いで移動しているように生成する、請求項2記載のスクリーンセーバ生成装置。
【請求項6】
前記スクリーンセーバ画像生成部は、第2の画面に対する第2スクリーンセーバ背景画像を生成し、第3の画面に対する第3スクリーンセーバ背景画像を生成し、第1の画面および第2の画面に対する共通の移動画像を生成し前記第2のスクリーンセーバ背景画像と前記第3のスクリーンセーバ背景画像にそれぞれ配置する、請求項1記載のスクリーンセーバ生成装置。
【請求項7】
前記スクリーンセーバ画像生成部は、前記第2のスクリーンセーバ背景画像に配置された前記移動画像と前記3のスクリーンセーバ背景画像に配置された前記移動画像とを同期移動するように生成する、請求項6記載のスクリーンセーバ生成装置。
【請求項8】
前記第2の画面の一辺と前記第3の画面の一辺とが隣接して配置される場合に、前記スクリーンセーバ画像生成部は、前記移動画像が第2の画面と第3の画面とを跨いで移動しているように生成する、請求項6記載のスクリーンセーバ生成装置。
【請求項9】
少なくとも2つの画面を表示する多画面表示において、
第2の画面に対する第2のスクリーンセーバ画像と、第3の画面に対する第3のスクリーンセーバ画像を生成するスクリーンセーバ画像生成処理と、
前記第2のスクリーンセーバ画像を第2の画面に、前記第3のスクリーンセーバ画像を第3の画面に重畳するオーバレイ処理と、
前記第2のスクリーンセーバ画像を第2の画面に所定サイズで所定位置に、前記第3のスクリーンセーバ画像を第3の画面に所定サイズで所定位置に配置する画像サイズ処理と、から成り、
前記第2のスクリーンセーバ画像と前記第3のスクリーンセーバ画像は同じ画像である、
スクリーンセーバ生成方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公開番号】特開2013−101363(P2013−101363A)
【公開日】平成25年5月23日(2013.5.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−275382(P2012−275382)
【出願日】平成24年12月18日(2012.12.18)
【分割の表示】特願2008−253113(P2008−253113)の分割
【原出願日】平成20年9月30日(2008.9.30)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】