説明

スクリーン印刷用シリンダ

本発明は、環状スクリーン(03,103)とこの環状スクリーン(03,103)の内面上に配設されたドクターブレード(01,101)とを有するスクリーン印刷用シリンダに関するものである。ウェブ(07,107)は、ドクターブレード(01,101)の側面(05,105)上にシリンダ軸に平行に設けられ、ドクターブレードの前で押されたインクに面し、そして、このドクターブレード(01,101)とこれと接触する環状スクリーン(03,103)の部分とドクターブレード(101)から延びるウェブ(07,107)とはスクリーン印刷用シリンダの回転方向と対向する溝底開口を形成している。ガイド手段、特に溝(108)は、ドクターブレード(01,101)によって環状スクリーンから掻きおとされたインクの拡散のため、ウェブ(07,107)の少なくとも長手方向両端域に、ドクターブレード(01,101)の長手方向に沿ってその中程に向かって配設されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、環状(circular)スクリーンとこの環状スクリーンの内面に対して配置されたスキージ(squeegee)とを有するスクリーン印刷用シリンダに関する。
【背景技術】
【0002】
スクリーン印刷用シリンダには、環状スクリーンとこの環状スクリーンの内面に対して配置されたスキージが装着されている。このようなスキージは、通常スクリーン印刷機械の作動中シリンダの回転の間、固定位置に保持されている。シリンダの回転のおかげで、環状スクリーンの内面に塗布されるインクはスキージの正面で押し付けられ、その時点でインクの玉(bead)を形成する。このインクが十分な量に達すると、シリンダの回転の結果としてインクに作用する静水圧は、インクがスクリーンを通って通過し、プリントされるうるほどに大きくなる。
【0003】
環状スクリーンの回転のおかげで、インクの玉はまたそれ自体回転させられ、スキージの上に蓄積される。そして、それは静水圧がより低いところ、特にスキージの長手方向の端に向かって逃げる傾向がある。このようにして、インクは徐々にスクリーン印刷用シリンダの縁部に運ばれ、それが印刷されなければ印刷能力を失うまでそこに残留する。これはインクの損失につながり、さらにスクリーンやスキージの定期的な清掃が必要になる。
【0004】
米国特許6,142,070はスクリーン印刷板のためのスキージを記述し、その長手方向両端のそれぞれに側方インク偏向手段が配設されている。しかしながら、この装置の前方移動中に、インクはスキージや偏向手段の長手方向端部によって形成された隅部に集積される。
【0005】
米国特許5,503,067は、同様にスクリーン印刷板のためのスキージを記述している。このスキージは、その長手方向両端でそれ自体前方に曲げられており、その結果側方に逃げようとするインクは、そのようにして形成された隅部に集積される。さらに、スキージは、スキージ表面に横切る方向に形成されインクの側方への逃げを減少させる多数の平行フィンを有している。この装置はスキージの中央に向かう積極的なインクの流れを促進する手段をなにも有していない。
【0006】
【特許文献1】米国特許6,142,070
【特許文献2】米国特許5,503,067
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、前述したような欠点を有しないスクリーン印刷用シリンダを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によれば、この目的は、前記シリンダの軸に平行なウェブが、前記スキージの前面で押圧されたインクに面する前記スキージの側面に配設され、前記スキージと前記スキージに接触される環状スクリーンの部分と前記スキージから延びるウェブとが、前記スクリーン印刷用シリンダの回転方向と反対の方向に開いた溝底を形成し、また、前記スキージによって前記環状スクリーンから掻きおとされたインクを前記スキージの長手方向の中央部に向かって偏向させるためのガイド手段が少なくとも前記ウェブの長手方向両端域に配設されていることで達成される。
【0009】
スキージによって環状スクリーンから掻きおとされたインクは溝底に堆積し、環状スクリーンの回転によってそれ自体回転させられる玉を形成し、玉の回転と本発明に係るガイド手段の方向付けの組み合わせの結果、インクはスキージの中央に向かって押圧される。
【0010】
本発明によって達成されうる利益は、インクを偏向させるガイド手段が、スキージの縁又はスクリーン印刷用シリンダの印刷されない縁にインクが蓄積されることを防止する又は少なくともかなり減少させるという事実に特に存している。これは印刷中のインクのロスを防止するとともに、スキージ及び/又はスクリーン印刷用シリンダを清掃するために印刷作業を停止する必要を少なくとも大幅に削減する。
【0011】
スキージに沿ったインクの均一な分配を確保するとともにスキージの中央への好ましからざるインクの集積を減殺するため、インクを偏向させるガイド手段は、好ましくはその効果がスキージの長手方向の端から中央に向かって減少するように設計されうる。
【0012】
また、スキージの中央領域においては、インクを偏向させる手段は単純化のため完全に省略してもよい。
【0013】
ウェブは、スキージに対して寄せ掛けられているインクガイドプレートの部分を形成してもよい。インクガイドプレートは、スクリーン印刷用シリンダ内でスキージを固定位置に保持するための保持手段を備えていてもよい。インクガイドプレートのウェブはその中又は上でガイド手段を有していてもよい。
【0014】
1つの態様によると、インクを偏向させるガイド手段は、環状スクリーンの周方向に斜めに方向付けられたリブを備えている。これらのリブは、インク玉のそれ自身周りの回転を使用し、そのインクをスキージの中央に向かって移動させる。リブは、スキージとこのスキージと接触する環状スクリーンの部分とスキージから延在するウェブとによって限定された溝に関わっており、この溝は、環状スクリーンの内側に供給されたインクが溝に入り込めるようにスクリーン印刷用シリンダの回転方向に開口している。
【0015】
スキージの中央に向かってリブの効果を削減することは、たとえば、それによって溝と関わるリブの高さをスキージの長手方向の端からその中央に向かって減少させることによって達成されうる。もう1つの可能性は、環状スクリーンの周方向に対するリブの傾斜位置がスキージの長手方向の端から中央に向かって減少されることである。スキージの中央にリブが設けられている場合には、これらは傾斜して方向付けられるのではなく、むしろスキージの周方向に平行に方向付けられ、よっていかなるインクの移動も生じない。
【0016】
もう1つの態様によれば、インクを偏向させるガイド手段はシリンダ軸に傾斜して方向付けられた溝を備えており、その溝はウェブに形成されている。溝は溝システムを構成し、その効果は個々の溝の形状、配置によって調整されうる。また、個々の溝の深さは、掻きとり縁の近傍のインクの静水圧がより均一になるように、ウェブの上縁からスキージ表面の方向に減少してもよい。
【0017】
本発明の態様の例は、図面において説明され、以下により詳しく記述される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
図1に示されたスキージ01は、スクリーン印刷用シリンダの軸方向長さの全て亘って延在するとともに、その一方の長手方向エッジ02は、図4に示すようなスクリーン印刷用シリンダの環状スクリーン03の内側に対して配置されるように設けられ、インクユニット(図示せず)によって環状スクリーン03の内側に供給されていたインクのいくらかを掻きおとすとともに、そのインクのいくらかを環状スクリーンを通してスクリーン印刷用シリンダの外側の上に押し出す。
【0019】
スキージ01によって掻きおとされたインクは、スキージの上側に集積され、スクリーン印刷用シリンダが図4において矢印06によって示された方向に回転することによって矢印09に示すようにそれ自体の周りに回転駆動される玉(bead)04を形成する。
【0020】
玉04がそれ自体の周りに回転しながらスキージ01の上側に沿って流れるインクは、遂には環状スクリーン03の回転と反対方向にスキージ01の上側から突出するウェブに到達し、このウェブの上に溢れだす。図1に斜視図で示すように、ガイド手段として提供される複数のリブ08は、スキージ01とウェブ07に囲まれる角度に配置され、回転する玉04に入り込み、スキージ01の中心に向かう各々の軸方向運動成分それ自体の周りの回転方向に刻印をする。このようにして、リブ08は玉04がスキージ01の端部に到達するのを防止し、さもなくばこのスキージ01の端部には、インクが未使用状態ではみ出し環状スクリーン03のエッジに堆積し、そして直ぐにスクリーン印刷用シリンダを洗浄する必要が生ずることになる。
【0021】
図1に示す実施の形態において、傾斜して位置せしめられたリブ08は、スキージ01の端部近傍にのみ配設されており、その中央部には設けられていない。静的な運転状態においては、リブ08がインクが端部に向かって漏れ出すのを防止する障壁として作用するので、これは、リブ08を全く有していないスキージ01の中央領域を含む領域においてインクの均一な分配にとって十分であり、一方、同時にインクは、リブ08が設けられていないスキージ01の中心領域の中にスキージ01の長手方向に移動することができ、その結果、場所による玉04の厚さの相違とこれに伴う玉04における静水圧の不均一な分配は時間にわたって埋め合わされる。しかしながらリブ08の近くでは、玉04の厚さはスキージ01の端部に向かって急激に減少する傾向があり、そしてこれは、環状スクリーン03の印刷面がリブ08が配設されているスキージ01の領域上に延びている場合には不安要因となるかもしれない。スキージ01の端部に向かって玉04の厚さが連続的な減少するために、リブの効果がスキージ01の中央から端部に向かって増加するようにリブ08の設計を考慮することは可能である。図2に示すように、このようなリブ08の効果を増加させることは、環状スクリーン03の周方向の動きに対してリブ08の傾斜位置をスキージ01の中央から端部に向かって徐々に増加させること、あるいは、図3に示すように、リブ08の高さをスキージ01の中央から端部に向かって徐々に増加させることによって達成されるかもしれない。
【0022】
図5ないし7は、従来のスキージを保持するために同様に供されるインクガイドプレートを有する発明の第2の好ましい態様を示す。
【0023】
図5に示されるインクガイドプレート100は、特に、スクリーン印刷用シリンダの軸方向長さの全部にわたって延在する矩形板である。上部縁の近傍において、インクガイドプレート100は、そのインクガイドプレートをスクリーン印刷用シリンダに固定位置でねじ止めしうる複数の穴を有している。図7に示すように、支持112(一部のみ示す)とインクガイドプレート100との間に締め付けられるスキージ101は、スクリーン印刷用シリンダ内に固定ねじ113によって固定位置に固定される。
【0024】
図5ないし7から理解されるように、インクガイドプレート100の下部で厚くなされた部分は、特にプリズム形状であり、インクガイドプレート100の表面とスキージ101の前で押されるインクに向かって対向するスキージ101の側面とから突出したウエブ107を形成している。
【0025】
環状スクリーンは図7において断続線で示されている。ウェブ107の傾斜面106とスキージ101の105とスキージ101の長手方向縁102に対して摺動する環状スクリーン103の表面とは、スクリーン印刷用シリンダが回転したとき、第1の態様と同様の方法でスキージ101によって掻きおとされたインクがそれ自体の周りに回転する玉を形成して集積する溝底を形成する。
【0026】
図5および6から理解しうるように、傾斜溝108は、インクガイドプレート100のウェブ107の長手方向端部の領域の中に加工されている。図示された態様において、これらの溝108は、インクガイドプレート100の長手方向縁102に対しておおよそ45°傾斜している。それ故にそれらは、回転する玉にインクガイドプレート100の中央に向かう運動成分を刻印する。
【0027】
図6および7に示す態様において、ウェブ107の外傾斜面は、溝が形成された長手方向端部領域に2つの異なる傾きを有している。スキージの表面105に最も近く最も低い領域において、その傾きはスキージ101の全長さにわたる表面106のそれに一致する。それは図7において角度αによって示されている。その上に横たわる領域においては、表面105に対する傾きは、より小さく図7において角度βで示されている。溝108の長手方向軸はこの後の傾きに一致する。図7において理解されるように、角度αは角度βより小さいので、図6から最も理解されるように、溝108はインクガイドプレート100の下縁の近傍でテーパー状になりフラットになる。その結果、インクの局所分配とスキージ101の掻きとり縁102の近傍の静水圧はより均一になる。
【0028】
当業者は、インクガイドプレートの長手方向端と中央との間の溝システムの効果が、溝深さ、溝幅、隣接するリブの距離、溝の軸の傾斜位置、及び/又はインクガイドプレートの全長さに対する溝システムの程度を変化させることによって調整しうることを理解するであろう。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】図1は、スクリーン印刷用シリンダのためのウェブとガイド手段を有するスキージの第1の態様の斜視図を示す。
【図2】図2は、第1の態様の第1の変形を示す。
【図3】図3は、第1の態様の第2の変形を示す。
【図4】図4は、スクリーン印刷用シリンダを通した概略部分断面であり、ウェブとガイド手段とを有しシリンダの環状スクリーンの内側に対抗して配置されたスキージを断面として示す。
【図5】図5は、本発明の第2の態様に係るインクガイドプレートの斜視図を示す。
【図6】図6は、図5のインクガイドプレートの長手方向端領域を、図7におけるZ方向から見た正面図を示す。
【図7】図7は、スキージと保持手段を有する図6のインクガイドプレートのA−A線に沿う断面図を示す。
【符号の説明】
【0030】
01 スキージ
02 長手方向端
03 環状スクリーン
04 玉(bead)
05 スキージの側面
06 矢印
07 ウェブ
08 手段、リブ
09 矢印
100 インクガイドプレート
101 スキージ
102 スキージの長手方向端
103 環状スクリーン
104 −
105 スキージの側面
106 ウェブ107の傾斜面
107 ウェブ
108 溝
109 −
110 穴
111 穴
112 支持
113 ねじ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
環状スクリーン(03,103)とこの環状スクリーン(03,103)の内面に対して配置されたスキージ(01,101)とを有するスクリーン印刷用シリンダにおいて、
前記シリンダの軸に平行なウェブ(07,107)が、前記スキージの正面で押圧されたインクに面する前記スキージ(01,101)の側面(05,105)に配設され、前記スキージ(01,101)と前記スキージに接触される環状スクリーン(03,103)の部分と前記スキージ(01,101)から延びるウェブ(07,107)とが、前記スクリーン印刷用シリンダの回転方向(06)と反対の方向に開いた溝底を形成し、また、前記スキージ(01)によって前記環状スクリーン(03)から掻きおとされたインクを前記スキージ(01)の長手方向の中央部に向かって偏向させるためのガイド手段(08,108)が少なくとも前記ウェブ(07,107)の長手方向両端域に配設されていることを特徴とするスクリーン印刷用シリンダ。
【請求項2】
前記ガイド手段(08,108)は、そのインクを偏向させる効果がスキージ(01,101)の長手方向端部から中央部に向かって減少するように配設されていることを特徴とする請求項1に記載のスクリーン印刷用シリンダ。
【請求項3】
前記インクを偏向させるガイド手段(08,108)は、前記スキージ(01,101)の中央領域には設けられていないことを特徴とする先行する請求項のいずれか1項に記載のスクリーン印刷用シリンダ。
【請求項4】
前記ウェブ(107)は、前記スキージ(101)に対してもたれかかっているインクガイドプレート(100)の部分であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のスクリーン印刷用シリンダ。
【請求項5】
前記インクガイドプレート(100)は、前記スクリーン印刷用シリンダ内で前記スキージ(101)を固定位置に保持するための保持手段を備えていることを特徴とする請求項4に記載のスクリーン印刷用シリンダ。
【請求項6】
前記インクガイドプレート(100)の前記ウェブ(107)は、前記ガイド手段(08,108)を有していることを特徴とする先行する請求項のいずれか1つに記載されたスクリーン印刷用シリンダ。
【請求項7】
インクを偏向させるガイド手段(08,108)は、環状スクリーン(03)の周方向に傾斜して方向付けられたリブ(08)備え、このリブ(08)は前記溝に関わっていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のスクリーン印刷用シリンダ。
【請求項8】
前記リブ(08)の高さは、前記スキージ(01)の前記長手方向の端から前記その中央に向かって減少していることを特徴とする請求項7に記載のスクリーン印刷用シリンダ。
【請求項9】
前記環状スクリーン(03)の周方向に対するリブ(08)の傾斜位置は、前記スキージ(01)の前記長手方向の端から前記その中央に向かって減少していることを特徴とする請求項7に記載のスクリーン印刷用シリンダ。
【請求項10】
インクを偏向させる前記ガイド手段(08,108)は前記シリンダ軸に傾斜して方向付けられた溝(108)を備え、この溝(108)は前記ウェブ(107)に形成されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のスクリーン印刷用シリンダ。
【請求項11】
前記溝(108)は溝のシステム形成し、その効果は前記個々の溝(108)の形状及び配置によって調整されることを特徴とする請求項10に記載のスクリーン印刷用シリンダ。
【請求項12】
前記溝(108)の前記深さは、前記ウェブ(107)の上端から前記スキージの表面の方向に減少していることを特徴とする請求項10又は11に記載のスクリーン印刷用シリンダ。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
環状スクリーン(03,103)とこの環状スクリーン(03,103)の内面に対して配置されたスキージ(01,101)とを有するスクリーン印刷用シリンダであって、前記シリンダの軸に平行なウェブ(07,107)が、前記スキージの正面で押圧されたインクに面する前記スキージ(01,101)の側面(05,105)に配設され、前記スキージ(01,101)と前記スキージに接触される環状スクリーン(03,103)の部分と前記スキージ(01,101)から延びるウェブ(07,107)とが、前記スクリーン印刷用シリンダの回転方向(06)と反対の方向に開いた溝底を形成するスクリーン印刷用シリンダにおいて、
前記ウェブ(07,107)が取り付けられ、前記スキージ(01)によって前記環状スクリーン(03)から掻きおとされたインクを前記スキージ(01)の長手方向の中央部に向かって偏向させるためのガイド手段(08,108)が少なくとも前記ウェブ(07,107)の長手方向両端域に配設されていることを特徴とするスクリーン印刷用シリンダ。
【請求項2】
前記ガイド手段(08,108)は、そのインクを偏向させる効果がスキージ(01,101)の長手方向端部から中央部に向かって減少するように配設されていることを特徴とする請求項1に記載のスクリーン印刷用シリンダ。
【請求項3】
前記インクを偏向させるガイド手段(08,108)は、前記スキージ(01,101)の中央領域には設けられていないことを特徴とする先行する請求項のいずれか1項に記載のスクリーン印刷用シリンダ。
【請求項4】
前記ウェブ(107)は、前記スキージ(101)に対してもたれかかっているインクガイドプレート(100)の部分であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のスクリーン印刷用シリンダ。
【請求項5】
前記インクガイドプレート(100)は、前記スクリーン印刷用シリンダ内で前記スキージ(101)を固定位置に保持するための保持手段を備えていることを特徴とする請求項4に記載のスクリーン印刷用シリンダ。
【請求項6】
前記インクガイドプレート(100)の前記ウェブ(107)は、前記ガイド手段(08,108)を有していることを特徴とする先行する請求項のいずれか1つに記載されたスクリーン印刷用シリンダ。
【請求項7】
インクを偏向させるガイド手段(08,108)は、環状スクリーン(03)の周方向に傾斜して方向付けられたリブ(08)備え、このリブ(08)は前記溝に関わっていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のスクリーン印刷用シリンダ。
【請求項8】
前記リブ(08)の高さは、前記スキージ(01)の前記長手方向の端から前記その中央に向かって減少していることを特徴とする請求項7に記載のスクリーン印刷用シリンダ。
【請求項9】
前記環状スクリーン(03)の周方向に対するリブ(08)の傾斜位置は、前記スキージ(01)の前記長手方向の端から前記その中央に向かって減少していることを特徴とする請求項7に記載のスクリーン印刷用シリンダ。
【請求項10】
インクを偏向させる前記ガイド手段(08,108)は前記シリンダ軸に傾斜して方向付けられた溝(108)を備え、この溝(108)は前記ウェブ(107)に形成されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のスクリーン印刷用シリンダ。
【請求項11】
前記溝(108)は溝のシステム形成し、前記個々の溝(108)の形状及び配置は調整されることを特徴とする請求項10に記載のスクリーン印刷用シリンダ。
【請求項12】
前記溝(108)の前記深さは、前記ウェブ(107)の上端から前記スキージの表面の方向に減少していることを特徴とする請求項10又は11に記載のスクリーン印刷用シリンダ。

【図1】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2006−525138(P2006−525138A)
【公表日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−504153(P2006−504153)
【出願日】平成16年3月3日(2004.3.3)
【国際出願番号】PCT/CH2004/000128
【国際公開番号】WO2004/096545
【国際公開日】平成16年11月11日(2004.11.11)
【出願人】(502065583)カーベーアー−ジオリ ソシエテ アノニム (33)
【Fターム(参考)】