説明

スタイラスペン及びこれを備えた平板ディスプレイ装置

【課題】スタイラスペン及びこれを備えた平板ディスプレイ装置を提供する。
【解決手段】タッチスクリーンと接触できる端部に反射部を備えるスタイラスペン100である。また、有機光素子230及びフォトセンサー240を有するタッチスクリーンを有する平板ディスプレイパネルと、タッチスクリーンと接触できる端部に反射部を備えたスタイラスペンとを備える平板ディスプレイ装置である。これにより、タッチスクリーンを有する平板ディスプレイ装置で使用するとき、平板ディスプレイ装置のフォトセンサーでの受光正確度を高めることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スタイラスペン及びこれを備えた平板ディスプレイ装置に係り、さらに詳細には、タッチスクリーンを有する平板ディスプレイ装置で使用する時、平板ディスプレイ装置のフォトセンサーでの受光正確度を高めうるスタイラスペン及びこれを備えた平板ディスプレイ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、ディスプレイパネルは、携帯可能な薄型の平板ディスプレイパネルに代替されつつある。特に、このような平板ディスプレイパネルにタッチスクリーン機能を具現する研究が進行中である。すなわち、スタイラスペンでディスプレイ画面をタッチする方法によって命令を入力できるタッチスクリーン機能を平板ディスプレイパネルで具現して、ユーザの便宜性を向上させようとする研究が進行中であり、そのうち、一つの方法としてフォトセンサーを利用した平板ディスプレイパネルを開発中である。
【0003】
しかし、このような従来のタッチスクリーン機能を有する平板ディスプレイパネルでは、周辺が暗くて光量が少ない時、効率的なタッチセンシングが行われないという問題点があった。これを解決するために、周辺が暗い時には、平板ディスプレイパネルの内部から外部に放出する内光を利用して、タッチセンシングする方法を研究中である。しかし、平板ディスプレイパネルから放出された光がスタイラスペンで反射されて、再びフォトセンサーに入射される過程で光の相当部分が吸収されるため、フォトセンサーに到達する光量が不十分であり、フォトセンサーの受光効率が信頼できるレベルに達しないという問題点がある。したがって、ユーザがディスプレイ画面をタッチしても、これを感知できないか、または誤作動を起こすようになるため、製品の不良率が増加し、ユーザの便宜性が低下するという問題点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】2000−29613号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、前記問題点を含んだ多様な問題点を解決するためのものであって、スタイラスペン及びこれを備えた平板ディスプレイ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、タッチスクリーンと接触できる端部に反射部を備えることを特徴とするスタイラスペンを提供する。
【0007】
このような本発明の他の特徴によれば、前記反射部は、反射面を有しうる。
【0008】
本発明のさらに他の特徴によれば、前記スタイラスペンの前記端部がタッチスクリーンと接触する時、前記反射部は、前記タッチスクリーンを有する装置の内部から外部に放出される光のうち、少なくとも一部を、前記タッチスクリーンを有する装置の内部に反射させうる。
【0009】
本発明のさらに他の特徴によれば、前記反射部は、平坦面を有し、前記スタイラスペンの前記端部がタッチスクリーンと接触するとき、前記反射部の平坦面と前記タッチスクリーンの面とが相互に面接触しうる。
【0010】
本発明のさらに他の特徴によれば、前記反射部は、内側に湾曲面を有し、前記スタイラスペンの前記端部がタッチスクリーンと接触するとき、前記反射部の湾曲面は、前記タッチスクリーンを有する装置の内部から外部に放出される光のうち、少なくとも一部を集光して前記タッチスクリーンを有する装置の内部に反射させうる。
【0011】
本発明はまた、自発光素子及びフォトセンサーを有するタッチスクリーンを有する平板ディスプレイパネルと、前記タッチスクリーンと接触できる端部に反射部を備えたスタイラスペンと、を備えることを特徴とする平板ディスプレイ装置を提供する。
【0012】
このような本発明の他の特徴によれば、前記反射部は、反射面を有しうる。
【0013】
本発明のさらに他の特徴によれば、前記スタイラスペンの前記端部が前記タッチスクリーンと接触するとき、前記反射部は、前記自発光素子で発生して、前記平板ディスプレイパネルの内部から外部に放出される光のうち、少なくとも一部を前記平板ディスプレイパネルの内部に反射させ、前記反射された光のうち、少なくとも一部を前記フォトセンサーがセンシングしうる。
【0014】
本発明のさらに他の特徴によれば、前記反射部は、平坦面を有し、前記スタイラスペンの前記端部が前記タッチスクリーンと接触するとき、前記反射部の平坦面と前記タッチスクリーンの面とが相互に面接触しうる。
【0015】
本発明のさらに他の特徴によれば、前記反射部は、内側に湾曲面を有し、前記スタイラスペンの前記端部が前記タッチスクリーンと接触するとき、前記反射部の湾曲面は、前記自発光素子で発生して、前記平板ディスプレイパネルの内部から外部に放出される光のうち、少なくとも一部を集光して前記平板ディスプレイパネルの内部に反射させ、前記反射された光のうち、少なくとも一部を前記フォトセンサーがセンシングしうる。
【発明の効果】
【0016】
本発明のスタイラスペン及びこれを備えた平板ディスプレイ装置によれば、タッチスクリーンを有する平板ディスプレイ装置で使用するとき、平板ディスプレイ装置のフォトセンサーでの受光正確度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の一実施形態によるスタイラスペンの一部分を概略的に示す側面図である。
【図2】本発明の他の一実施形態による平板ディスプレイ装置の一部を概略的に示す断面図である。
【図3】本発明のさらに他の一実施形態によるスタイラスペンの一部分を概略的に示す側面図である。
【図4】本発明のさらに他の一実施形態による平板ディスプレイ装置の一部を概略的に示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、添付された図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0019】
図1は、本発明の一実施形態によるスタイラスペン100の一部分を概略的に示す側面図である。本実施形態によるスタイラスペン100は、タッチスクリーンと接触できる端部を有するが、この端部に反射部110を備える。これにより、本実施形態によるスタイラスペン100を利用して、タッチスクリーン機能を有する平板ディスプレイパネルでディスプレイ画面(タッチスクリーン)をタッチする場合、タッチスクリーンを有する装置の内部から外部に放出される光のうち少なくとも一部は、このスタイラスペン100の端部の反射部110で反射されて、タッチスクリーンを有する装置の内部に進む。
【0020】
もちろん、従来のスタイラスペンの場合にも、平板ディスプレイパネルの内部から外部に放出される光のうち一部がスタイラスペンの端部で反射されて平板ディスプレイパネルの内部に進むが、従来のスタイラスペンの場合には、スタイラスペンの端部で光が吸収されて平板ディスプレイパネル内のフォトセンサーがセンシングできる十分な光量が平板ディスプレイパネル内に進まないという問題点があった。
【0021】
しかし、本実施形態によるスタイラスペン100を利用する場合、端部に反射部110を有することによって、平板ディスプレイパネルの内部から外部に放出された光のうち、スタイラスペン100の端部に進んだ光をスタイラスペン100の端部に吸収させず、反射部110で効果的に反射させうる。これにより、スタイラスペン100の端部の反射部110で反射された後、ディスプレイパネルの内部に向ける光量を画期的に増加させることができ、これにより、平板ディスプレイパネル内のフォトセンサーが光を正確にセンシングしてスタイラスペンのタッチ如何とそのタッチ位置とを精密で正確に検出しうる。
【0022】
一方、図1に示したように、反射部110が反射面110aを有することによって、平板ディスプレイパネルの内部から外部に放出された光のうち、スタイラスペン100の端部に進む光をスタイラスペン100の端部に吸収させず、反射部110で効果的に反射させうる。特に、この反射部110が、図1に示されたように、平坦な反射面110aを有させることによって、スタイラスペン100の端部110がタッチスクリーンと接触するとき、反射部110の平坦な反射面110aとタッチスクリーンの面とが相互面接触しうる。スタイラスペン100の端部110がタッチスクリーンと接触するとき、反射部110の平坦な反射面110aとタッチスクリーンの面とが相互面接触することによって、スタイラスペン100の端部の反射面110aとタッチスクリーンの面とが密着されて、スタイラスペン100の端部に入射した光が反射された後、外部に漏れず、タッチスクリーンを有する装置(平板ディスプレイパネル)内に進ませることができる。
【0023】
図2は、本発明の他の一実施形態による平板ディスプレイ装置の一部を概略的に示す断面図である。本実施形態による平板ディスプレイ装置は、タッチスクリーンを有する平板ディスプレイパネル200と、スタイラスペン100とを備える。平板ディスプレイパネル200は、自発光素子230とフォトセンサー240とを有する。スタイラスペン100は、タッチスクリーンと接触できる端部に反射部110を有する。
【0024】
平板ディスプレイパネル200を簡略的に説明すれば、次の通りである。平板ディスプレイパネル200は、基板201と、基板201上に自発光素子230とフォトセンサー240とを有する。もちろん、図2に示されたように、自発光素子230の発光を制御する薄膜トランジスタ220をさらに備えうる多様な変形が可能である。以下では、便宜上、図2に示されたような構造の平板ディスプレイ装置について説明する。
【0025】
基板201は、ガラス材またはプラスチック材、さらに、金属で形成されうる。基板201上には、薄膜トランジスタ220とフォトセンサー240とが配されている。
【0026】
薄膜トランジスタ220は、ソース/ドレイン電極223、半導体層227及びゲート電極221を備え、ソース/ドレイン電極223と半導体層227とをゲート電極221から絶縁させるためのゲート絶縁膜213と層間絶縁膜215とが備えられている。もちろん、半導体層227への不純物の侵入防止などの多様な目的のために、基板201の全面にバッファ層211が形成されることもある。
【0027】
フォトセンサー240は、多様な構造を有しうるが、図2では、その一例として、薄膜トランジスタと類似した構造を有するフォトセンサーを示している。このようなフォトセンサー240は、金属層243と半導体層247とを有し、光が入射するとき、半導体層247を通じて二つの金属層243の間に電気的信号が発生する。
【0028】
このような薄膜トランジスタ220とフォトセンサー240とを覆うように保護膜または平坦化膜217が配され、この保護膜または平坦化膜217上に自発光素子230が配される。もちろん、図2に示されたように、各画素の領域を定義する画素定義膜219が配されることもある。自発光素子230は、例えば、図2に示されたような有機発光素子でありうるが、有機発光素子である場合、画素電極231とこれに対向する対向電極235と、画素電極231と対向電極235との間に介在され、発光層を含む中間層233とを有する。
【0029】
画素電極231は、透明電極または反射型電極で備えられうるが、透明電極で形成する時には、ITO、IZO、ZnOまたはInで形成しうる。反射型電極で形成する時には、Ag、Mg、Al、Pt、Pd、Au、Ni、Nd、Ir、Cr及びこれらの化合物で形成された反射膜と、ITO、IZO、ZnOまたはInで形成された層とを有しうる。もちろん、画素電極231は、これらには限定されず、多様な材質で形成され、その構造も、単層または多層になりうるなど多様な変形が可能である。
【0030】
対向電極235は、透明電極または反射型電極で備えられうるが、透明電極で形成する時には、仕事関数が小さな金属、すなわち、Li、Ca、LiF/Ca、LiF/Al、Al、Ag、Mg及びこれらの化合物で形成された層と、ITO、IZO、ZnOまたはInなどの透明導電層とを有しうる。反射型電極で形成する時には、Li、Ca、LiF/Ca、LiF/Al、Al、Ag、Mg及びこれらの化合物で形成された層でありうる。もちろん、対向電極235の構成及び材料は、これらには限定されず、多様な変形が可能である。
【0031】
中間層233は、低分子物質または高分子物質で形成されうる。低分子物質で形成される場合、ホール注入層(HIL:Hole Injection Layer)、ホール輸送層(HTL:Hole Transport Layer)、発光層(EML:Emission Layer)、電子輸送層(ETL:Electron Transport Layer)、電子注入層(EIL:Electron Injection Layer)が単一あるいは複合構造に積層されて形成され、使用可能な有機材料も銅フタロシアニン(CuPc:Copper phthalocyanine)、N,N−ジ(ナフタレン−1−イル)−N,N'−ジフェニル−ベンジジン(NPB)、トリス−8−ヒドロキシキノリンアルミニウム(Alq3)をはじめとして多様な物質を利用しうる。このような層は、真空蒸着の方法で形成されうる。高分子物質で形成される場合には、ほとんどホール輸送層(HTL)及び発光層(EML)で備えられた構造を有し、このとき、前記HTLとしてPEDOT(Poly(3,4−Ethylenedioxythiophene)を使用し、EMLとしてPPV(Poly−PhenyleneVinylene)系及びポリフルオレン系のような高分子物質を使用し、これをスクリーン印刷やインクジェット印刷方法で形成しうる。もちろん、中間層142は、必ずしもこれに限定されず、多様な構造を有することもある。
【0032】
自発光素子230の上部には、スタイラスペン100が接触できる封止基板250が配される。
【0033】
スタイラスペン100は、タッチスクリーン(図2の場合には、封止基板250の上面250a)と接触できる端部を有するが、この端部に反射部110を備える。これにより、本実施形態による平板ディスプレイ装置を利用するとき、すなわち、スタイラスペン100を利用して平板ディスプレイパネル200でディスプレイ画面(タッチスクリーン)をタッチする場合、平板ディスプレイパネル200の内部から外部に放出される光のうち少なくとも一部は、このスタイラスペン100の端部の反射部110で反射されて平板ディスプレイパネル200の内部に進む。
【0034】
もちろん、従来の平板ディスプレイ装置の場合にも、平板ディスプレイパネルの内部から外部に放出される光のうち一部がスタイラスペンの端部で反射されて平板ディスプレイパネルの内部に進んだが、従来の平板ディスプレイ装置の場合には、スタイラスペンの端部で光が吸収されて、平板ディスプレイパネル内のフォトセンサーがセンシングできる十分な量の光が平板ディスプレイパネル内に進まないという問題点があった。
【0035】
しかし、本実施形態による平板ディスプレイ装置を利用する場合、スタイラスペン100が端部に反射部110を有することによって、平板ディスプレイパネル200の内部から外部に放出された光のうち、スタイラスペン100の端部に進んだ光をスタイラスペン100の端部に吸収せず、反射部110で効果的に反射させうる。これにより、スタイラスペン100の端部の反射部110で反射された後、ディスプレイパネル200の内部に進む光量を画期的に増加させられ、これにより、平板ディスプレイパネル200内のフォトセンサー240が光を正確にセンシングしてスタイラスペン100のタッチ如何とタッチ位置とを精密で正確に検出しうる。
【0036】
一方、図2に示されたように、反射部110が反射面110aを有することによって、平板ディスプレイパネル200の内部から外部に放出された光のうち、スタイラスペン100の端部に進んだ光を、スタイラスペン100の端部に吸収されず、反射部110で効果的に反射させうる。特に、この反射部110が、図2に示されたように、平坦な反射面110aを有することによって、スタイラスペン100の端部110がタッチスクリーン(封止基板250の上面250a)と接触するとき、反射部110の平坦な反射面110aとタッチスクリーンの面とが相互に面接触しうる。スタイラスペン100の端部110がタッチスクリーンと接触するとき、反射部110の平坦な反射面110aとタッチスクリーンの面とを相互に面接触させることによって、スタイラスペン100の端部の反射面110aとタッチスクリーンの面とが密着されてスタイラスペン100の端部に入射した光が反射された後、外部に漏れず、平板ディスプレイパネル200内に進ませることができる。
【0037】
図3は、本発明のさらに他の一実施形態によるスタイラスペンの一部分を概略的に示す側面図である。図3に示したようなスタイラスペン100’と図1に示したようなスタイラスペン100の相異点は、反射部110’が内側に湾曲面110’aを有し、スタイラスペン100'の端部がタッチスクリーンと接触するとき、反射部110'の湾曲面110'aがタッチスクリーンを有する装置(平板ディスプレイパネル)の内部から外部に放出される光のうち、少なくとも一部を集光してタッチスクリーンを有する装置の内部に反射させるということである。これを通じてタッチスクリーンを有する装置内部に向かう光量、特に、タッチスクリーンを有する装置のフォトセンサーに向かう光量を増加させることによって、フォトセンサーが正確にスタイラスペン100'のタッチ如何及びタッチ位置を検出可能にする。
【0038】
図4は、本発明のさらに他の一実施形態による平板ディスプレイ装置の一部を概略的に示す断面図である。図4に示したような平板ディスプレイ装置が、図2を参照して前述したような平板ディスプレイ装置と相異なるのは、スタイラスペン100’の反射部110’が内側に湾曲面110’aを有し、スタイラスペン100'の端部がタッチスクリーンと接触するとき、反射部110'の湾曲面110'aが平板ディスプレイパネル200の自発光素子で発生して、平板ディスプレイパネル200の内部から外部に放出される光のうち少なくとも一部を集光して、平板ディスプレイパネル200の内部に反射させるということである。これを通じて平板ディスプレイパネル200の内部に向かう光量、特に、平板ディスプレイパネル200のフォトセンサー240に向かう光量を増加させることによって、フォトセンサーが正確にスタイラスペン100'のタッチ如何及びタッチ位置を検出可能にする。
【0039】
本発明は、図面に示された実施形態を参照して説明したが、これは、例示的なものに過ぎず、当業者ならば、これから多様な変形及び均等な他の実施形態が可能であるということが分かるであろう。したがって、本発明の真の技術的保護範囲は、特許請求の範囲の技術的思想によって決定されなければならない。
【産業上の利用可能性】
【0040】
本発明は、ディスプレイ関連の技術分野に好適に適用可能である。
【符号の説明】
【0041】
100 スタイラスペン、
110 端部、
110a 反射面、
220 薄膜トランジスタ、
230 有機発光素子、
240 フォトセンサー。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
タッチスクリーンと接触できる端部に反射部を備えることを特徴とするスタイラスペン。
【請求項2】
前記反射部は、反射面を有することを特徴とする請求項1に記載のスタイラスペン。
【請求項3】
前記スタイラスペンの前記端部が前記タッチスクリーンと接触するとき、前記反射部は、前記タッチスクリーンを有する装置の内部から外部に放出される光のうち、少なくとも一部を、前記タッチスクリーンを有する装置の内部に反射させることを特徴とする請求項1または2に記載のスタイラスペン。
【請求項4】
前記反射部は、平坦面を有し、前記スタイラスペンの前記端部が前記タッチスクリーンと接触するとき、前記反射部の平坦面と前記タッチスクリーンの面とが相互に面接触することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のスタイラスペン。
【請求項5】
前記反射部は、内側に湾曲面を有し、前記スタイラスペンの前記端部がタッチスクリーンと接触するとき、前記反射部の湾曲面は、前記タッチスクリーンを有する装置の内部から外部に放出される光のうち、少なくとも一部を集光して前記タッチスクリーンを有する装置の内部に反射させることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のスタイラスペン。
【請求項6】
自発光素子及びフォトセンサーを有するタッチスクリーンを有する平板ディスプレイパネルと、
前記タッチスクリーンと接触できる端部に反射部を備えたスタイラスペンと、を備えることを特徴とする平板ディスプレイ装置。
【請求項7】
前記反射部は、反射面を有することを特徴とする請求項6に記載の平板ディスプレイ装置。
【請求項8】
前記スタイラスペンの前記端部が前記タッチスクリーンと接触するとき、前記反射部は、前記自発光素子で発生して前記平板ディスプレイパネルの内部から外部に放出される光のうち、少なくとも一部を前記平板ディスプレイパネルの内部に反射させ、前記反射された光のうち少なくとも一部を前記フォトセンサーがセンシングすることを特徴とする請求項6または7に記載の平板ディスプレイ装置。
【請求項9】
前記反射部は、平坦面を有し、前記スタイラスペンの前記端部が前記タッチスクリーンと接触するとき、前記反射部の平坦面と前記タッチスクリーンの面とが相互に面接触することを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載の平板ディスプレイ装置。
【請求項10】
前記反射部は、内側に湾曲面を有し、前記スタイラスペンの前記端部が前記タッチスクリーンと接触するとき、前記反射部の湾曲面は、前記自発光素子で発生して前記平板ディスプレイパネルの内部から外部に放出される光のうち、少なくとも一部を集光して前記平板ディスプレイパネルの内部に反射させ、前記反射された光のうち少なくとも一部を前記フォトセンサーがセンシングすることを特徴とする請求項6から9のいずれかに記載の平板ディスプレイ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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