説明

ステップアクチュエータ

【解決手段】本発明によるステップアクチュエータは、ハウジングと、上記ハウジングの内部に配置されるステーターと、上記ステーターの半径方向の内側に配置されるマグネットと、上記マグネットの内部に挿入されて結合され、上記ハウジングの一側を貫通して突出するナット部材を含むローターと、上記ナット部材を回転可能に支持するベアリングと、上記ナット部材に結合されて上記ローターが回転するにつれて線形に動くスクリュー部材と、上記ハウジングの一側に支持され、上記スクリュー部材が線形に移動可能に支持されるマウンティング部材を含み、上記ナット部材は上記ベアリングを貫通する端部と、上記端部から延長されて上記ベアリングと接触して結合される締結部と、を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ステップアクチュエータに関するものである。
【背景技術】
【0002】
ステップアクチュエータは、ローター(Rotor)とステーター(Stator)とを有し、上記ローターの回転に従い、軸を線形的に駆動する。
【0003】
例えば、ステップアクチュエータは自動車前照灯システムのリフレクター(reflector)を駆動するための部材に連結されて照明方向の変更に使用される。これだけでなく、ステップアクチュエータはローターの回転運動を線形運動に変換することによって、線形的な動作が求められる多様な電気装置及び機械装置に適用できる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、新たな構造のステップアクチュエータを提供することにある。
【0005】
本発明の他の目的は、新たな構造のローターを含むステップアクチュエータを提供することにある。
【0006】
本発明の更に他の目的は、ローターとベアリングとが強固に結合されたステップアクチュエータを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によるステップアクチュエータは、ハウジングと、上記ハウジングの内部に配置されるステーターと、上記ステーターの半径方向の内側に配置されるマグネットと、上記マグネットの内部に挿入されて結合され、上記ハウジングの一側を貫通して突出するナット部材を含むローターと、上記ナット部材を回転可能に支持するベアリングと、上記ナット部材に結合されて上記ローターが回転するにつれて線形に動くスクリュー部材と、上記ハウジングの一側に支持され、上記スクリュー部材が線形に移動可能に支持されるマウンティング部材と、を含み、上記ナット部材は上記ベアリングを貫通する端部と、上記端部から延長されて上記ベアリングと接触して結合される締結部と、を含む。
【0008】
本発明によるステップアクチュエータは、ハウジングと、上記ハウジングの内部に配置されるステーターと、上記ステーターの半径方向の内側に配置されるマグネットと、上記マグネットの内部に挿入されて結合され、上記ハウジングの一側を貫通して突出するナット部材と、上記ナット部材を回転可能に支持するベアリングと、上記ベアリングを挟んで上記ナット部材と結合される締結部材と、上記ナット部材に結合され上記ナット部材が回転するにつれて線形に動くスクリュー部材と、上記ハウジングの一側に支持され、上記スクリュー部材が線形に移動可能に支持されるマウンティング部材と、を含む。
【0009】
本発明によるステップアクチュエータは、ハウジングと、上記ハウジングの内部に配置されるステーターと、上記ステーターの半径方向の内側に配置されるマグネットと、上記マグネットの内部に挿入されて結合され、上記ハウジングの一側を貫通して突出するナット部材を含むローターと、上記ハウジングの外側に配置されて上記ナット部材を回転可能に支持するベアリングと、上記ハウジングと結合されて上記ベアリングを支持するベアリングカバーと、上記ナット部材に結合されて上記ローターが回転するにつれて線形に動くスクリュー部材と、上記ベアリングカバーと結合されて上記スクリュー部材が線形に移動可能に支持するマウンティング部材と、を含む。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、新たな構造のステップアクチュエータを得ることができる。
【0011】
本発明によれば、新たな構造のローターを含むステップアクチュエータを得ることができる。
【0012】
本発明によれば、ローターとベアリングとが強固に結合されたステップアクチュエータを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施形態によるステップアクチュエータの斜視図である。
【図2】本発明の実施形態によるステップアクチュエータの断面図である。
【図3】本発明の実施形態によるステップアクチュエータの分解斜視図である。
【図4】本発明の実施形態によるステップアクチュエータの分解斜視図である。
【図5】本発明の実施形態によるステップアクチュエータにおける第2ハウジングがベアリングを第1方向で支持することを示す図である。
【図6】本発明の実施形態によるステップアクチュエータにおけるローターとベアリング結合構造の第1実施形態を説明する図である。
【図7】本発明の実施形態によるステップアクチュエータにおけるローターとベアリング結合構造の第1実施形態を説明する図である。
【図8】本発明の実施形態によるステップアクチュエータにおけるローターとベアリング結合構造の第1実施形態を説明する図である。
【図9】本発明の実施形態によるステップアクチュエータにおけるローターとベアリング結合構造の第1実施形態を説明する図である。
【図10】本発明の実施形態によるステップアクチュエータにおけるローターとベアリング結合構造の第1実施形態を説明する図である。
【図11】本発明の実施形態によるステップアクチュエータにおけるローターとベアリング結合構造の第2実施形態を説明する図である。
【図12】本発明の実施形態によるステップアクチュエータにおけるローターとベアリング結合構造の第2実施形態を説明する図である。
【図13】本発明の実施形態によるステップアクチュエータにおけるローターとベアリング結合構造の第2実施形態を説明する図である。
【図14】本発明の実施形態によるステップアクチュエータにおけるローターとベアリング結合構造の第2実施形態を説明する図である。
【図15】本発明の実施形態によるステップアクチュエータにおけるローターとベアリング結合構造の第3実施形態を説明する図である。
【図16】本発明の実施形態によるステップアクチュエータにおけるローターとベアリング結合構造の第3実施形態を説明する図である。
【図17】本発明の実施形態によるステップアクチュエータにおけるローターとベアリング結合構造の第3実施形態を説明する図である。
【図18】本発明の実施形態によるステップアクチュエータにおけるローターとベアリング結合構造の第4実施形態を説明する図である。
【図19】本発明の実施形態によるステップアクチュエータにおけるローターとベアリング結合構造の第4実施形態を説明する図である。
【図20】本発明の実施形態によるステップアクチュエータにおけるローターとベアリング結合構造の第4実施形態を説明する図である。
【図21】本発明の実施形態によるステップアクチュエータにおけるローターとベアリング結合構造の第5実施形態を説明する図である。
【図22】本発明の実施形態によるステップアクチュエータにおけるローターとベアリング結合構造の第5実施形態を説明する図である。
【図23】本発明の実施形態によるステップアクチュエータにおけるローターとベアリング結合構造の第5実施形態を説明する図である。
【図24】本発明の実施形態によるステップアクチュエータにおけるローターとベアリングの強固な結合のために弾性部材が使われたことを説明する図である。
【図25】ベアリングカバーとマウンティング部材の構造及び結合関係を説明する図である。
【図26】ベアリングカバーとマウンティング部材の構造及び結合関係を説明する図である。
【図27】ベアリングカバーとマウンティング部材の構造及び結合関係を説明する図である。
【図28】ベアリングカバーとマウンティング部材の構造及び結合関係を説明する図である。
【図29】ベアリングカバーとマウンティング部材の構造及び結合関係を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、添付した図面を参照して実施形態によるステップアクチュエータについて詳細に説明する。
【0015】
図面において、各構成要素の厚さやサイズは説明の便宜及び明確性のために誇張または省略されて概略的に示されている。また、各構成要素のサイズは実際のサイズを完全に反映するものではない。
【0016】
図1は本発明の実施形態によるステップアクチュエータの斜視図であり、図2は本発明の実施形態によるステップアクチュエータの断面図であり、図3及び図4は本発明の実施形態によるステップアクチュエータの分解斜視図である。
【0017】
図1乃至図4を参照すると、実施形態によるステップアクチュエータは、ステーター(Stator)と、上記ステーターとの相互作用により回転されるローター(Rotor)と、上記ローターと結合されて上記ローターが正回転及び逆回転されるにつれて、第1方向及び第2方向に線形往復動するスクリュー部材10と、上記スクリュー部材10に結合されたジョイント70と、を含む。
【0018】
上記ステーターは、第1ハウジング110と第2ハウジング120との間に配置される第1及び第2ボビン130、140、及び第1及び第2ヨーク150、160を含む。
【0019】
上記ローターは、上記ステーターの内側に配置されて上記ステーターと相互作用により回転されるマグネット30と、上記マグネット30と結合されたナット部材20とを含む。
【0020】
上記スクリュー部材10と上記ナット部材20は、ボルト及びナットの関係で結合される。したがって、上記ナット部材20が回転されると上記スクリュー部材10は線形移動するようになる。
【0021】
より詳細に説明すれば、上記第1ハウジング110と上記第2ハウジング120との間の内部空間には上記第1ボビン130及び上記第2ボビン140が配置され、上記第1ボビン130と上記第2ボビン140との間には上記第1ヨーク150及び上記第2ヨーク160が配置される。
【0022】
また、上記第1ボビン130及び第2ボビン140の円周方向の内側に上記マグネット30、上記ナット部材20、及び上記スクリュー部材10が配置される。
【0023】
また、上記第2ハウジング120の一側には、ベアリング40、ベアリングカバー50、及びマウンティング部材60が配置される。
【0024】
より詳細に説明すれば、上記スクリュー部材10は実施形態によるステップアクチュエータが動作されるにつれて、上記スクリュー部材10の軸方向に沿って第1方向及び上記第1方向と反対方向である第2方向に線形往復動する。
【0025】
また、上記スクリュー部材10は、第1方向側が上記第1ボビン130の突出管132に挿入されて支持され、第2方向側が上記マウンティング部材60の突出部61を貫通して支持される。上記スクリュー部材10の第2方向側の端部には上記ジョイント70が結合される。
【0026】
上記スクリュー部材10の第1方向側の外面はネジ山11が形成され、上記ネジ山11と第2方向側端部との間にはストッパー12が形成される。
【0027】
上記スクリュー部材10のネジ山11は上記ナット部材20の内周面に形成されたネジ山21と結合される。したがって、上記ナット部材20が回転されるにつれて上記スクリュー部材10は第1方向及び第2方向に移動される。
【0028】
上記ストッパー12は、上記スクリュー部材10の第2方向への移動範囲を制限する。上記スクリュー部材10が第2方向に移動されるにつれて、上記ストッパー12は上記マウンティング部材60の突出部61に掛かって上記スクリュー部材10がこれ以上第2方向に移動しないようにする。また、上記第1ボビン130の突出管132の第1方向側の端部には遮断部133が形成されて上記スクリュー部材10の第1方向への移動範囲を制限する。
【0029】
上記スクリュー部材10の第2方向への移動範囲を制限することは、上記マウンティング部材60に形成された突出部61の貫通ホール62の直径を上記スクリュー部材10のネジ山11が通過しないように小さく形成することにより達成することもでき、同様に、上記スクリュー部材10の第1方向への移動範囲を制限することは上記突出管132の第1方向側端部の直径を上記スクリュー部材10のネジ山11が通過しないように小さく形成することにより達成することもできる。したがって、上記遮断部133及び上記ストッパー12は設計によって選択的に形成される。
【0030】
一方、前述したように、上記スクリュー部材10は上記マウンティング部材60を貫通して第1方向及び第2方向に線形的に移動可能に設置されるが、軸中心に回転することは制限される。即ち、上記スクリュー部材10は上記マウンティング部材60の突出部61により回転されることが制限される。
【0031】
例えば、上記スクリュー部材10の第2方向側はD字形態にカッティングされて形成され、上記マウンティング部材60の貫通ホール62は上記スクリュー部材10の第2方向側断面と対応する形状に形成される。
【0032】
したがって、上記スクリュー部材10は回転できないので、上記スクリュー部材10と結合された上記ナット部材20が回転される場合、上記スクリュー部材10は第1方向及び第2方向に線形移動する。
【0033】
前述したように、上記スクリュー部材10の第2方向端部には上記ジョイント70が結合される。上記ジョイント70には上記スクリュー部材10の線形運動による力が伝えられる多様な機構物が結合される。ここで、上記機構物は実施形態によるステップアクチュエータが適用される装置によって多様に選択される。
【0034】
上記スクリュー部材10の第2方向側には埋込溝13が形成され、上記埋込溝13に上記ジョイント70の一部が埋め込まれる。したがって、上記スクリュー部材10とジョイント70は軸方向に沿って強固に結合される。
【0035】
例えば、上記埋込溝13は上記スクリュー部材10にナーリング(knurling)工程またはタッピング(tapping)工程を遂行して形成することができる。上記ジョイント70は内部にジョイントホール71が形成され、上記ジョイントホール71の内に上記埋込溝13が形成された上記スクリュー部材10が挿入される。上記ジョイントホール71に上記スクリュー部材10が挿入された状態で、上記ジョイント70に熱または超音波を加えると、上記ジョイント70が溶融され、溶融された部分が上記埋込溝13に流入する。この際、上記埋込溝13に上記ジョイント70の溶融された部分がよく流入するように外部から力を加えることもできる。
【0036】
そして、熱または超音波を除去すれば上記ジョイント70が硬化されて上記スクリュー部材10とジョイント70とが強固に結合される。
【0037】
一方、上記ナット部材20は上記マグネット30の内部に挿入されて結合され、第2方向側端部22が上記マグネット30を貫通して第2方向に突出する。上記ナット部材20の外周面には軸方向に沿って延長された突起部23が形成されて、上記突起部23に対応する形態の溝31が内周面に形成された上記マグネット30と結合される。
【0038】
上記突起部23と溝31により上記ナット部材20と上記マグネット30は円周方向に沿って一部分がオーバーラップされて交互に配置される。したがって、上記マグネット30の回転により円周方向に作用する力は上記ナット部材20に伝達され、上記ナット部材20は上記マグネット30が回転されるにつれて共に回転される。
【0039】
例えば、上記突起部23と溝31は曲面に形成され、この場合、上記マグネット30の溝31をより容易に加工することができる。
【0040】
上記ナット部材20の第2方向側端部22は上記ベアリング40の内輪と結合される。したがって、上記ナット部材20は上記ベアリング40により支持されながら自由に回転される。
【0041】
また、上記ナット部材20は略中央部の内周面にネジ山21が形成されて上記スクリュー部材10のネジ山11と結合される。また、上記ナット部材20は第1方向側の内周面が上記第1ボビン130の突出管132と結合されて回転可能に支持される。即ち、上記ナット部材20の第1方向側の内周面は上記突出管132の外周面に接触支持される。
【0042】
上記マグネット30はN極とS極が円周方向に同一間隔で交互に着磁された永久磁石で形成される。前述したように、上記マグネット30の内部には上記ナット部材20が挿入されて結合されることで、上記マグネット30が回転されるにつれて上記ナット部材20も回転される。
【0043】
一方、上記マグネット30の第2方向側端部32は第2方向に突出して上記ベアリング40の内輪と接触されることもできる。上記マグネット30の第2方向側端部32により上記マグネット30は上記ベアリング40の外輪と接触されず、円滑に回転される。
【0044】
上記マグネット30の円周方向の外側には第1コイル131が巻線された第1ボビン130と、第2コイル141が巻線された第2ボビン140が配置される。そして、上記第1ボビン130と第2ボビン140との間には上記第1ヨーク150と第2ヨーク160が配置される。
【0045】
上記第1ボビン130は上記第1コイル131が円周方向に巻線される第1コイル巻線部134が形成され、上記第1コイル131を電気的に連結するための第1端子部135が形成される。同様に、上記第2ボビン140は上記第2コイル141が円周方向に巻線される第2コイル巻線部144が形成され、上記第2コイル141を電気的に連結するための第2端子部145が形成される。
【0046】
上記第1ボビン130は前述したように、上記スクリュー部材10が挿入されて支持される上記突出管132が形成され、上記第1ハウジング110の第3歯111が挿入されるスリット136が形成される。上記第1ボビン130は第1方向で上記マグネット30及びナット部材20と対向するが、上記第1ボビン130には第1方向に凹まれた凹部134が形成されて、上記マグネット30及びナット部材20が第1方向及び第2方向に流動するにつれて、上記第1ボビン130と上記マグネット30及びナット部材20の間に発生する摩擦力を減少させることができる。
【0047】
上記第1ヨーク150は、リング形状の第1胴体部151と、上記第1胴体部151の内周で上記第1ハウジング110の方向に突出して上記第1ボビン130と上記マグネット30との間に配置される第1歯152と、上記第1胴体部151を接地させるための第1接地端子部153とが含まれる。また、上記第2ヨーク160は、リング形状の第2胴体部161と、上記第2胴体部161の内周で上記第2ハウジング120方向に突出して上記第2ボビン140と上記マグネット30との間に配置される第2歯162と、上記第2胴体部161を接地させるための第2接地端子部163とが含まれる。
【0048】
一方、上記第1ハウジング110には上記第2ハウジング120の方向に突出した上記第3歯111が形成されて上記第1ボビン152のスリット136を貫通して上記第1ボビン130と上記マグネット30との間に配置される。上記第3歯111と上記第1歯152は上記マグネット30の外周に沿って交互に配置される。
【0049】
上記第1ハウジング110は円筒形の胴体から半径方向の内側に突出した第1リム部(rim)112が形成され、上記第3歯111は上記第1リム部112から第2方向に延長される。上記第1リム部112により形成される第1開口部113は上記第1ボビン130の一側が挿入されて結合される。
【0050】
また、上記第2ハウジング120には上記第1ハウジング110の方向に突出した第4歯121が形成されて、上記第2ボビン140と上記マグネット30との間に配置される。上記第4歯121と上記第2歯162は上記マグネット30の外周に沿って交互に配置される。
【0051】
上記第2ハウジング120は円筒形の胴体から半径方向の内側に突出した第2リム部122が形成され、上記第4歯121は上記第2リム部122から第1方向に延長される。
【0052】
一方、上記第1ハウジング110には上記第1リム部112が一部切断された第1切断部114が形成され、上記第2ハウジング120には上記第2リム部122が一部切断された第2切断部124が形成される。上記第1切断部114及び第2切断部124は上記第1ボビン130に形成された第1端子部135と、上記第1ヨーク150に形成された第1接地端子部153と、上記第2ヨーク160に形成された第2接地端子部163と、上記第2ボビン140に形成された第2端子部145が外側に突出できる開口を形成する。
【0053】
上記第2ハウジング120の第2方向側には上記ベアリング40が配置され、上記ベアリング40を支持する上記ベアリングカバー50が設置される。即ち、上記ベアリングカバー50は上記第2ハウジング120と結合されて上記ベアリング40を拘束する。例えば、上記第2ハウジング120と上記ベアリングカバー50はスポット熔接またはレーザー熔接により結合される。
【0054】
前述したように、上記ベアリング40の内輪は上記ナット部材20の第2方向側端部22と結合されて支持される。
【0055】
そして、上記ベアリング40は上記第2ハウジング120の上記第2リム(rim)部122により第1方向への移動が制限され、上記ベアリングカバー50により第2方向への移動が制限される。
【0056】
上記第2リム部122により形成される第2開口部123の直径は上記マグネット30の直径より大きく形成され、上記ベアリング40の直径より小さく形成される。したがって、上記マグネット30と上記第2ハウジング120との間の摩擦力の発生を防止することができ、上記ベアリング40の第1方向への移動を制限することができる。
【0057】
図5は、本発明の実施形態によるステップアクチュエータにおける第2ハウジングがベアリングを第1方向で支持するものを示す図である。
【0058】
図5を参照すると、上記ナット部材20は上記マグネット30の内部に挿入されて上記ベアリング40の内輪と結合される。
【0059】
上記ベアリングカバー50は第2方向で上記第2ハウジング120と結合され、上記マウンティング部材60は第2方向で上記ベアリングカバー50と結合される。
【0060】
上記ベアリングカバー50と第2ハウジング120との間には上記ベアリング40が設置されるが、上記ベアリング40は上記第2ハウジング120の第2リム部122により第1方向への移動が制限される。
【0061】
図5では、上記第2リム部122と上記マグネット30との間に上記ベアリング40が一部分露出したものが図示されており、上記ベアリング40の露出していない部分が上記第2リム部122により第1方向への移動が制限される部分である。
【0062】
一方、図6乃至図24には本発明の実施形態によるステップアクチュエータにおけるローターとベアリングとの結合構造の他の実施形態が図示されている。図6乃至図24に図示された実施形態を説明するに当たって、図1乃至図5で説明された実施形態と重複する部分は説明を省略し、ローターとベアリングとの結合構造に対してのみ説明する。
【0063】
以下に説明される実施形態では、上記ベアリング40、マグネット30、及びナット部材20を強固に結合するために、締結部と締結部材を使用する。上記締結部は、ベアリング締結部22aまたはフック22cの形態で具現されることができ、上記締結部材は止めリング25、ナット部材ストッパー26、ブッシュ27の形態で具現されることができる。
【0064】
図6乃至図10は、本発明の実施形態によるステップアクチュエータにおけるローターとベアリング結合構造の第1実施形態を説明する図である。
【0065】
図6、図7、及び図8を参照すると、上記ナット部材20の第2方向側端部22は上記ベアリング40を貫通して第2方向に突出する。上記ナット部材20の第2方向側端部22の外周は上記ベアリング40の内輪と接触して結合される。
【0066】
図6、図9、及び図10を参照すると、上記ナット部材20の第2方向側端部22の突出部分は、熱または超音波を加えた後、スウェージング(swaging)加工して上記ベアリング40の内輪と第2方向側で接触されて結合されるベアリング締結部22aが形成される。
【0067】
したがって、上記ベアリング40、マグネット30、及びナット部材20は強固に結合され、上記ベアリング40は上記マグネット30及びナット部材20が円滑に回転できるように支持することができる。
【0068】
図11乃至図14は、本発明の実施形態によるステップアクチュエータにおけるローターとベアリング結合構造の第2実施形態を説明する図である。
【0069】
図11、図12、及び図13を参照すると、上記ナット部材20の第2方向側端部22には円周方向に沿って形成された結合溝22bが形成される。そして、上記ベアリング40の第2方向側には止めリング25が配置される。
【0070】
上記ベアリング40、マグネット30、及びナット部材20を結合すれば、上記ナット部材20の第2方向側端部22が上記ベアリング40を貫通して第2方向側に突出し、上記ナット部材20の結合溝22bが第2方向側に露出する。
【0071】
図11及び14を参照すると、上記結合溝22bに上記止めリング25を挿入して上記ベアリング40を第2方向側で拘束する。上記止めリング25は上記結合溝22bに結合され、上記ベアリング40の内輪と第2方向側で接触される。
【0072】
したがって、上記結合溝22bと止めリング25によって、上記ベアリング40、マグネット30、及びナット部材20は強固に結合され、上記ベアリング40は上記マグネット30及びナット部材20が円滑に回転できるように支持することができる。
【0073】
図15乃至図17は、本発明の実施形態によるステップアクチュエータにおけるローターとベアリング結合構造の第3実施形態を説明する図である。
【0074】
図15乃至図17を参照すると、上記ベアリング40の第2方向側にはナット部材ストッパー26が配置されて第2方向側で上記ナット部材22と結合される。
【0075】
上記ナット部材ストッパー26は上記ベアリング40の内輪と第2方向で接触し、一部分が第1方向側に突出して上記ナット部材22の内部に挿入される。
【0076】
上記ナット部材ストッパー26の外周面は上記ナット部材22の内周面と接触して結合される。勿論、図示したように、上記ナット部材ストッパー26の中心には貫通ホールが形成されて上記スクリュー部材10が貫通される。
【0077】
したがって、上記ナット部材ストッパー26により、上記ベアリング40、マグネット30、及びナット部材20は強固に結合され、上記ベアリング40は上記マグネット30及びナット部材20が円滑に回転できるように支持することができる。
【0078】
図18乃至図20は、本発明の実施形態によるステップアクチュエータにおけるローターとベアリング結合構造の第4実施形態を説明する図である。
【0079】
図18乃至図20を参照すると、上記ナット部材20の第2方向側端部22にはフック22cが形成される。上記フック22cは上記ベアリング40を貫通して上記ベアリング40の第2方向側に接触される。即ち、上記ナット部材20のフック22cは上記ベアリング40の内輪と結合される。
【0080】
したがって、上記ナット部材20に形成されたフック22cにより上記ベアリング40、マグネット30、及びナット部材20は強固に結合され、上記ベアリング40は上記マグネット30及びナット部材20が円滑に回転できるように支持することができる。
【0081】
図21乃至図23は、本発明の実施形態によるステップアクチュエータにおけるローターとベアリング結合構造の第5実施形態を説明する図である。
【0082】
図21乃至図23を参照すると、上記ナット部材20の第2方向側端部22には円周方向に沿って形成された結合溝22bが形成される。そして、上記ベアリング40の第2方向側にはリング形状のブッシュ27が配置される。
【0083】
上記ベアリング40、マグネット30、及びナット部材20を結合すれば、上記ナット部材20の第2方向側端部22が上記ベアリング40を貫通して第2方向側に突出し、上記ナット部材20の結合溝22bが第2方向側に露出する。
【0084】
上記結合溝22bに上記ブッシュ27を挿入し、上記ブッシュ27にかしめ(caulking)工程を行うと、上記結合溝22bとブッシュ27とが強固に結合される。即ち、上記ブッシュ27は上記結合溝22bに結合され、上記ベアリング40の内輪と第2方向側で接触される。
【0085】
したがって、上記結合溝22bとブッシュ27により、上記ベアリング40、マグネット30、及びナット部材20は強固に結合され、上記ベアリング40は上記マグネット30及びナット部材20が円滑に回転できるように支持することができる。
【0086】
図24は、本発明の実施形態によるステップアクチュエータにおけるローターとベアリングとの強固な結合のために弾性部材が使われたものを説明する図である。
【0087】
図24では、図11乃至図14で説明した第2実施形態におけるローターとベアリングとの結合構造において、第1、第2、第3、及び第4弾性部材28a、28b、28c、28dを使用したものが例示されている。しかしながら、上記第1、第2、第3、及び第4弾性部材28a、28b、28c、28dは他の実施形態でも適用できる。
【0088】
図24を参照すると、上記止めリング25とベアリング40との間に第1弾性部材28aが配置され、上記ベアリング40とマグネット30との間に第2弾性部材28bが配置され、上記マグネット30とナット部材20との間に上記第3弾性部材28c、及び第4弾性部材28dが配置される。
【0089】
上記第1、第2、第3、及び第4弾性部材28a、28b、28c、28dはローターとベアリングとの結合構造で全て適用でき、設計によっていずれか1つのみ適用されることもできる。即ち、弾性部材が配置される位置と数は選択的である。
【0090】
上記第1、第2、第3、及び第4弾性部材28a、28b、28c、28dは軸方向に弾性力を提供する。したがって、上記第1、第2、第3、及び第4弾性部材28a、28b、28c、28dにより上記ベアリング40、マグネット30、及びナット部材20はより強固に結合され、上記ベアリング40は上記マグネット30及びナット部材20が円滑に回転できるように支持することができる。
【0091】
図25乃至図29は、ベアリングカバーとマウンティング部材の構造及び結合関係を説明する図である。
【0092】
図25を参照すると、上記ベアリングカバー50は、結合縁51、結合管52、係止縁53、支持片55、回転防止突起56、及び第1接触片57を含む。
【0093】
上記結合縁51は所定の幅を有するリング形状に形成されて上記第2ハウジング120の第2リム部122と結合される。例えば、上記結合縁51と上記第2リム部122とは熔接により結合される。
【0094】
上記結合管52は上記結合縁51の内周から第2方向に延長されて形成され、内周面が上記ベアリング40の外輪と接触する。
【0095】
上記係止縁53は上記結合管52の第2方向側端部から半径方向内側に突出して形成され、上記ベアリング40の外輪と接触する。上記係止縁53は上記ベアリング40の第2方向への移動を制限する。
【0096】
上記支持片55は上記結合縁51の外周から第2方向に延長されて形成され、相互離隔した複数個が設けられる。この際、上記支持片55を連結した仮想の線は略円形をなす。
【0097】
上記回転防止突起56は上記支持片55から半径方向外側に延長されて形成され、円周方向に各々第1ベンディング片56a及び第2ベンディング片56bが形成される。上記第1ベンディング片56a及び第2ベンディング片56bは上記マウンティング部材60が上記ベアリングカバー50に結合された時、上記マウンティング部材60が円周方向に回転しないように上記マウンティング部材60の係止片64及び係止突起65に各々支持される。
【0098】
上記第1ベンディング片56a及び第2ベンディング片56bは上記回転防止突起56の接触面積を増加させることによって、上記回転防止突起56が上記係止片64及び係止突起65に強固に支持されるようにする。
【0099】
上記第1接触片57は上記支持片55の第2方向側端部から半径方向外側に各々延長形成され、上記マウンティング部材60の第2接触片67と接触して上記マウンティング部材60の軸方向への流動を防止する。
【0100】
上記マウンティング部材60は、突出部61、収納管63、係止片64、係止突起65、延長縁66、及び第2接触片67を含む。
【0101】
上記突出部61と収納管63は上記マウンティング部材60の胴体をなす。上記突出部61は上記スクリュー部材10が第1方向及び第2方向に移動可能に支持し、上記収納管63は上記ベアリング40及びベアリングカバー50が内側に配置できる空間を提供する。上記突出部61は上記収納管63から第2方向に突出した形態に形成される。
【0102】
上記収納管63は第1方向側端部が上記ベアリングカバー50の支持片55と結合管52との間に挿入される。したがって、上記収納管63の第1方向側端部の外周は上記支持片55の内周と接触し、上記収納管63の第1方向側端部の内周は上記結合管52の外周と接触する。
【0103】
上記延長縁66は上記収納管63の外周面から半径方向外側に延長形成されてリング形状をなし、上記ベアリングカバー50の回転防止突起56及び第1接触片57と対向する。
【0104】
上記係止片64は上記延長縁66の外周から第1方向に延長されて相互離隔した複数個が設けられる。上記係止片64の内周面は上記ベアリングカバー50の結合縁51の外周面に対向する。
【0105】
上記係止片64を上記ベアリングカバー50の支持片55と支持片55との間に位置させた状態で上記マウンティング部材60を時計方向に回転させる場合、上記第1ベンディング片56aが上記係止片64の円周方向端部に掛かるようになる。したがって、上記マウンティング部材60はこれ以上時計方向に回転しない。
【0106】
上記係止突起65は、上記係止片64と係止片64との間の上記延長縁66に形成され、弾性を有する。上記係止突起65はカンチレバー形態に形成され、自由端部側が上記回転防止突起56の第2ベンディング片56bに接触する。
【0107】
即ち、上記係止突起65は相互隣接する上記支持片55と支持片55との間に位置してから、上記マウンティング部材60が時計方向に回転するにつれて、上記回転防止突起56を乗り越えて上記回転防止突起56の第2ベンディング片56bに掛かる。すると、上記マウンティング部材60が反時計方向にこれ以上回転しない。
【0108】
上記係止突起65が円滑に上記回転防止突起56を乗り越えることができるように、上記係止突起65の自由端部側は傾斜して形成される。
【0109】
上記第2接触片67は、上記係止片64の第1方向端部から半径方向内側に延長されて形成されて、上記延長縁66と所定間隔離隔する。上記第2接触片67と上記延長縁66との間には上記第1接触片57が挿入される。
【0110】
上記マウンティング部材60は、上記ベアリングカバー50の第2方向に位置する。したがって、上記マウンティング部材60が上記ベアリングカバー50に結合される場合、上記マウンティング部材60に一体形成された第2接触片67は、上記ベアリングカバー50に一体形成された第1接触片57の第1方向に位置するので、上記マウンティング部材60は第1方向及び第2方向に流動しない。
【0111】
上記ベアリングカバー50と上記マウンティング部材60とが密着して結合されるようにするために、上記第1接触片57には上記第2接触片67と接触する面にエンボシング57aが形成される。上記エンボシング57aは上記マウンティング部材60が回転して上記係止片64及び上記係止突起65が上記回転防止突起56に各々掛かった時、上記第2接触片67に密着して上記第2接触片67を第1方向で支持する。
【0112】
図26乃至図29を参照して上記マウンティング部材60を上記ベアリングカバー50に結合する方法を説明する。
【0113】
図26に示すように、上記マウンティング部材60の収納管63を上記ベアリングカバー50の支持片55と結合管52との間に挿入しながら、上記マウンティング部材60の係止片64と係止突起65を上記ベアリングカバー50の回転防止突起56と回転防止突起56との間に位置させる。
【0114】
図26に図示された状態は、図27に示すように、上記ベアリングカバー50の第1接触片57と上記マウンティング部材60の第2接触片67とが軸方向に重なった状態ではない。
【0115】
図26及び図27の状態で、上記マウンティング部材60を時計方向に回転させれば、図28に示すように、上記係止片64は上記第1ベンディング片56aに接触支持され、上記係止突起65は上記回転防止突起56を乗り越えて自由端部が上記第2ベンディング片56bに接触支持される。したがって、上記マウンティング部材60は回転しない。
【0116】
図28に図示された状態は、図29に示すように、上記第1接触片57と上記第2接触片67とが軸方向に重なった状態であるので、上記第1接触片57と上記第2接触片67とは接触する。ところが、上記第1接触片57には上記エンボシング57aが形成されているので、上記エンボシング57aが上記第2接触片67に密着して上記第2接触片67を第1方向に押して支持する。したがって、上記ベアリングカバー50と上記マウンティング部材60とは軸方向に流動せず、強固に結合される。
【0117】
上記マウンティング部材60を分離しようとする場合には、上記係止突起165の自由端部側を第2方向に持ち上げた後、上記マウンティング部材60を反時計方向に回転させればよい。
【0118】
このように、実施形態によるステップアクチュエータは、上記ベアリング40の位置を拘束し、上記マウンティング部材60を支持するベアリングカバー50と、上記スクリュー部材10の線形移動をガイドし支持するマウンティング部材60を備える。したがって、上記マウンティング部材60の設計を自由に変形させることができ、上記ベアリングカバー50と容易に結合させることができる。
【0119】
前述したようなステップアクチュエータは、上記第1端子部135及び第2端子部145に各々電源が印加されることによって電場が発生し、それによって上記マグネット30が正方向及び逆方向に回転される。
【0120】
上記マグネット30が回転されるにつれて、上記マグネット30と結合されたナット部材20が回転され、上記ナット部材20のネジ山21と噛み合うネジ山11を有するスクリュー部材10は上記マグネット30の回転方向に沿って第1方向及び第2方向に移動する。
【0121】
以上、本発明を好ましい実施形態をもとに説明したが、これは単なる例示であり、本発明を限定するものでない。本発明の本質的な特性を逸脱しない範囲内で、多様な変形及び応用が可能であることが当業者にとって明らかである。例えば、実施形態に具体的に表れた各構成要素は変形して実施することができ、このような変形及び応用にかかわる差異点も、特許請求の範囲で規定する本発明の範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
【産業上の利用可能性】
【0122】
本発明は、ステップアクチュエータに適用できる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジングと、
前記ハウジングの内部に配置されるステーターと、
前記ステーターの半径方向の内側に配置されるマグネットと、前記マグネットの内部に挿入されて結合され、前記ハウジングの一側を貫通して突出するナット部材を含むローターと、
前記ナット部材を回転可能に支持するベアリングと、
前記ナット部材に結合されて前記ローターが回転するにつれて線形に動くスクリュー部材と、
前記ハウジングの一側に支持され、前記スクリュー部材が線形に移動可能に支持されるマウンティング部材と、を含み、
前記ナット部材は前記ベアリングを貫通する端部と、前記端部から延長されて前記ベアリングと接触して結合される締結部と、を含むことを特徴とする、ステップアクチュエータ。
【請求項2】
前記ナット部材の端部の外周面は前記ベアリングの内輪の内周面と結合され、前記締結部は前記ベアリングの内輪の側面と結合されることを特徴とする、請求項1に記載のステップアクチュエータ。
【請求項3】
前記締結部は、前記ナット部材の端部に熱または超音波を加えた後、スウェージング工程を通じて前記ベアリングと結合されるベアリング締結部であることを特徴とする、請求項1に記載のステップアクチュエータ。
【請求項4】
前記締結部は、前記ナット部材の端部に形成されたフックを含むことを特徴とする、請求項1に記載のステップアクチュエータ。
【請求項5】
前記フックとベアリングとの間、前記ベアリングとマグネットとの間、前記マグネットとナット部材との間のうち、少なくとも一位置に弾性部材が配置されることを特徴とする、請求項4に記載のステップアクチュエータ。
【請求項6】
ハウジングと、
前記ハウジングの内部に配置されるステーターと、
前記ステーターの半径方向の内側に配置されるマグネットと、
前記マグネットの内部に挿入されて結合され、前記ハウジングの一側を貫通して突出するナット部材と、
前記ナット部材を回転可能に支持するベアリングと、
前記ベアリングを挟んで前記ナット部材と結合される締結部材と、
前記ナット部材に結合されて前記ナット部材が回転するにつれて線形に動くスクリュー部材と、
前記ハウジングの一側に支持され、前記スクリュー部材が線形に移動可能に支持されるマウンティング部材と、
を含むことを特徴とする、ステップアクチュエータ。
【請求項7】
前記ナット部材は前記ベアリングを貫通する端部と、前記端部に形成された結合溝を含み、
前記締結部材は前記結合溝に結合され、前記ベアリングの内輪と接触することを特徴とする、請求項6に記載のステップアクチュエータ。
【請求項8】
前記締結部材は、前記結合溝に嵌められる止めリングであることを特徴とする、請求項6に記載のステップアクチュエータ。
【請求項9】
前記締結部材は前記結合溝に結合されてかしめ工程により固定されるブッシュであることを特徴とする、請求項6に記載のステップアクチュエータ。
【請求項10】
前記締結部材とベアリングとの間、前記ベアリングとマグネットとの間、前記マグネットとナット部材との間のうち、少なくとも一位置に弾性部材が配置されることを特徴とする、請求項6に記載のステップアクチュエータ。
【請求項11】
前記締結部材は前記ベアリングの内輪と接触し、前記ナット部材の内部に挿入されて結合されるナット部材ストッパーであることを特徴とする、請求項6に記載のステップアクチュエータ。
【請求項12】
ハウジングと、
前記ハウジングの内部に配置されるステーターと、
前記ステーターの半径方向の内側に配置されるマグネットと、前記マグネットの内部に挿入されて結合され、前記ハウジングの一側を貫通して突出するナット部材を含むローターと、
前記ハウジングの外側に配置されて前記ナット部材を回転可能に支持するベアリングと、
前記ハウジングと結合されて前記ベアリングを支持するベアリングカバーと、
前記ナット部材に結合されて前記ローターが回転するにつれて線形に動くスクリュー部材と、
前記ベアリングカバーと結合されて前記スクリュー部材が線形に移動可能に支持するマウンティング部材と、
を含むことを特徴とする、ステップアクチュエータ。
【請求項13】
前記ナット部材は前記ベアリングと結合される締結部を含むことを特徴とする、請求項12に記載のステップアクチュエータ。
【請求項14】
前記締結部は、前記ベアリングと前記スクリュー部材の軸方向に平行な方向に沿ってオーバーラップされることを特徴とする、請求項13に記載のステップアクチュエータ。
【請求項15】
前記ベアリングの外輪は前記ベアリングカバーと結合され、前記ベアリングの内輪は前記ナット部材と結合されることを特徴とする、請求項12に記載のステップアクチュエータ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【公表番号】特表2012−506230(P2012−506230A)
【公表日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−532007(P2011−532007)
【出願日】平成21年8月4日(2009.8.4)
【国際出願番号】PCT/KR2009/004344
【国際公開番号】WO2010/044537
【国際公開日】平成22年4月22日(2010.4.22)
【出願人】(510039426)エルジー イノテック カンパニー リミテッド (279)