説明

スプレー発泡硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物及びスプレー発泡硬質ポリウレタンフォームの製造方法

【課題】水を発泡剤とし、低密度であって作業上問題のない硬質ポリウレタンフォーム用のポリオール組成物並びに該ポリオール組成物を使用した硬質ポリウレタンフォームの製造方法を提供する。
【解決手段】ポリオール化合物、発泡剤である水、整泡剤及び触媒を含み、スプレー装置によりポリイソシアネート成分と混合し、反応させて硬質ポリウレタンフォームを形成するものであり、触媒は、N,N−ジアルキルアルカノールアミンとN,N−ジメチルプロピレンジアミン((CHN(CHNH)とを含むものであるスプレー発泡硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水を発泡剤とするスプレー発泡の硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物並びに該ポリオール組成物を使用した硬質ポリウレタンフォームの製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、戸建住宅を中心とする建築用断熱材としては、従来はグラスウールが最も多く使用されていたが、壁体内に施工したグラスウールは年数経過により徐々に下方に沈み込んで壁の断熱性が低下するという問題を有するものであり、また断熱等級4級の断熱性を満たすためには施工厚さが厚くなるという問題も有する。
【0003】
硬質ポリウレタンフォームは、断熱材、軽量構造材等として周知の材料であり、戸建住宅の断熱材としても使用されている。従来戸建住宅の断熱材として使用されていた硬質ポリウレタンフォームは、多くはパネルとして製造されたものであり、密度も高く、コスト的に高いものであり、施工に際しては裁断が必要であった。
【0004】
裁断不要な硬質ポリウレタンフォームとして、屋外の構造物に多く施工される水発泡のスプレータイプの硬質ポリウレタンフォームが公知である(例えば特許文献1)。しかし、特許文献1に開示されたスプレータイプの水発泡硬質ポリウレタンフォームは密度が25kg/m以上であって、低密度、低コストの要請を満たすものではない。また特許文献1開示の技術において、単に発泡剤を増量して低密度化を図るとフォームが収縮するという問題を生じる。
【0005】
低密度の硬質ポリウレタンフォームとしては、水酸基価200〜300のポリエーテルポリオールと水酸基価400〜900のポリエーテルポリオールを併用し、イソシアネートインデックスを30〜65に設定した技術が公知である(特許文献2)。
【0006】
【特許文献1】特開2001−40054号公報
【特許文献2】特開2004−91643号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、特許文献2に記載の技術は、迅速な反応を要求されるスプレー発泡に適したものではなく、特許文献1の実施例において使用されているようなテトラメチルヘキサメチレンジアミン等の硬質ポリウレタンフォーム用触媒を転用したり、特許文献2において使用している触媒の添加量を増加するなどの手段によって反応速度を高くすると、戸建て住宅の外壁内面等にスプレーにて吹付け施工する場合のように閉鎖された空間において施工する場合に、作業者にいわゆるアミンレインボーという一時的な目の障害を発症する場合が有り、作業環境上好ましいものではなく、改善が求められる。
【0008】
本発明は、上記公知技術の問題に鑑み、水を発泡剤とし、低密度であって作業上問題のない硬質ポリウレタンフォーム用のポリオール組成物並びに該ポリオール組成物を使用した硬質ポリウレタンフォームの製造方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明のスプレー発泡硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物は、ポリオール化合物、発泡剤である水、整泡剤及び触媒を含み、スプレー装置によりポリイソシアネート成分と混合し、反応させて硬質ポリウレタンフォームを形成するものであり、
前記触媒は、N,N−ジアルキルアルカノールアミンとN,N−ジメチルプロピレンジアミン((CHN(CHNH)とを含むものであることを特徴とする。
【0010】
上記の構成の触媒を使用したポリオール組成物は、水を発泡剤とし、低密度であってスプレー吹き付けにおいて作業上問題のない硬質ポリウレタンフォーム用のポリオール組成物である。
【0011】
N,N−ジアルキルアルカノールアミンは、一般式
N−X−OH
にて表される化合物である。R、Rは同一又は異なるC1−C4のアルキル基であり、XはC2−C4のアルキレン基である。R、Rはメチル基又はエチル基であることが好ましく、Xはエチレン基であることが好ましく、ジメチルエタノールアミンの使用が特に好ましい。
【0012】
別の本発明はポリオール化合物、発泡剤である水、整泡剤及び触媒を含むポリオール組成物とポリイソシアネート成分とをスプレー装置により混合し、反応させて硬質ポリウレタンフォームとするスプレー発泡用硬質ポリウレタンフォームの製造方法であって、
前記触媒は、N,N−ジアルキルアルカノールアミンとN,N−ジメチルプロピレンジアミン((CHN(CHNH)とを含むものであることを特徴とする。
【0013】
上記の構成により、水を発泡剤とし、低密度であって作業上アミンレインボー等の問題を生じることなくスプレー吹き付けによって戸建住宅の外壁内面などに硬質ポリウレタンフォームを施工することができる。
【0014】
上記のスプレー発泡硬質ポリウレタンフォームの製造方法においては、フォーム密度を15kg/m以下とすることが好ましい。
【0015】
フォーム密度を15kg/m以下とすることにより、戸建住宅の断熱用にも適した低コストの硬質ポリウレタンフォームを製造することができる。フォーム密度は、主として発泡剤である水の配合量により調整することができる。係るフォーム密度を達成するための水の添加量は、ポリオール化合物全量を100重量部として10〜40重量部、より好ましくは15〜30重量部である。フォーム密度が10未満の硬質ポリウレタンフォームは製造が困難である。
【0016】
上記のスプレー発泡硬質ポリウレタンフォームの製造方法においては、フォームの独立気泡率を15%以下とすることが好ましい。
【0017】
フォームの独立気泡率を15%以下とすることにより、フォームの収縮を効果的に防止することができる。フォームの独立気泡率は、主として使用するポリオール化合物の種類や整泡剤の種類の選択により調整することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
本発明のポリオール組成物は、ポリオール化合物、発泡剤である水、整泡剤及び触媒を含む。本発明のポリオール組成物の粘度は、スプレー法による硬質ポリウレタンフォームの製造が容易に行える観点より1000mPa・s(20℃)以下であることが好ましく、500mPa・s(20℃)以下であることがより好ましく、400mPa・s以下であることがさらに好ましい。
【0019】
本発明のポリオール組成物を構成するポリオール化合物は、スプレー発泡硬質ポリウレタンフォーム用の公知のポリオール化合物を限定なく使用することができる。具体的には、水酸基価が200〜600mgKOH/gのポリエーテルポリオール、芳香族エステルポリオール、マンニッヒポリオール等が例示される。ポリエーテルポリオールとしては、脂肪族ポリエーテルポリオール、芳香族ポリエーテルポリオール、芳香族アミンポリオール、脂肪族アミンポリオールがある。
【0020】
脂肪族ポリエーテルポリオールは、低分子量多価アルコールを開始剤としてエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド等の環状エーテル化合物、好ましくはプロピレンオキサイドのみ、もしくはプロピレンオキサイドとエチレンオキサイドを開環付加させたポリオール化合物である。
【0021】
開始剤である低分子量多価アルコールとしては、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール等のグリコール類、トリメチロールプロパン、グリセリン等のトリオール類、ペンタエリスリトール等の4官能アルコール類、ソルビトール、シュークロース等6官能以上の多価アルコール類、並びに水等が例示される。開始剤としてグリセリンを使用したポリエーテルポリオール化合物としては、市販品であるEX−880やEX−813(旭硝子)等が例示され、使用可能である。
【0022】
芳香族ポリエーテルポリオールは、ヒドロキノン、ビスフェノールA、キシリレングリコール等の芳香族化合物を開始剤として、上記の脂肪族ポリエーテルポリオールなどと同様にして製造する。
【0023】
脂肪族アミンポリオールとしては、アルキレンジアミン系ポリオールや、アルカノールアミン系ポリオールが例示される。これらのポリオール化合物は、アルキレンジアミンやアルカノールアミンを開始剤としてエチレンオキサイド、プロピレンオキサイドの少なくとも1種を開環付加させた末端水酸基の多官能ポリオール化合物である。アルキレンジアミンとしては、公知の化合物が限定なく使用できる。具体的にはエチレンジアミン、プロピレンジアミン、ブチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ネオペンチルジアミン等の炭素数が2〜8のアルキレンジアミンの使用が好適である。これらの中でも、炭素数の小さなアルキレンジアミンの使用がより好ましく、特にエチレンジアミン、プロピレンジアミンを開始剤としたポリオール化合物の使用が好ましい。アルキレンジアミン系ポリオールにおいては、開始剤であるアルキレンジアミンは単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。アルカノールアミンとしては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンが例示される。アルキレンジアミンを開始剤としたポリオール化合物の官能基数は4であり、アルカノールアミンを開始剤としたポリオール化合物の官能基数は3である。
【0024】
芳香族アミン系ポリオールは、芳香族ジアミンを開始剤としてエチレンオキサイド、プロピレンオキサイドの少なくとも1種を開環付加させた末端水酸基の多官能ポリエーテルポリオール化合物である。開始剤としては、公知の芳香族ジアミンを限定なく使用することができる。具体的には2,4−トルエンジアミン、2,6−トルエンジアミン、ジエチルトルエンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、p−フェニレンジアミン、o−フェニレンジアミン、ナフタレンジアミン等が例示される。これらの中でも得られる硬質ポリウレタンフォームの断熱性と強度などの特性が優れている点でトルエンジアミン(2,4−トルエンジアミン、2,6−トルエンジアミン又はこれらの混合物)の使用が特に好ましい。
【0025】
芳香族エステルポリオールは、エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,6−ヘキサンジオール等のグリコールと芳香族ジカルボン酸とのエステルポリオールである。
【0026】
マンニッヒポリオールは、フェノール及び/又はそのアルキル置換誘導体、ホルムアルデヒド及びアルカノールアミンのマンニッヒ反応により得られた活性水素化合物又はこの化合物にエチレンオキサイド、プロピレンオキサイドの少なくとも1種を開環付加重合させることによって得られる活性水素化学物である。係るポリオール化合物の市販品としては、例えばDK−3773、3810等(第一工業製薬)があり、使用可能である。
【0027】
本発明の硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物を構成する成分として架橋剤を使用してもよい。架橋剤としてはポリウレタンの技術分野において使用される低分子量多価アルコールが使用可能である。具体的には、トリメチロールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリトール、トリエタノールアミン等が例示される。
【0028】
ポリオール組成物と混合、反応させて硬質ポリウレタンフォームを形成するポリイソシアネート化合物としては、取扱の容易性、反応の速さ、得られる硬質ポリウレタンフォームの物理特性が優れていること、低コストであることなどから、液状MDIを使用する。液状MDIとしては、クルードMDI(c−MDI)(スミジュール44V−10,スミジュール44V−20,スミジュールH−420等(住化バイエルウレタン社製)、ミリオネートMR−200(日本ポリウレタン工業))、ウレトンイミン含有MDI(ミリオネートMTL;日本ポリウレタン工業製)等が使用される。液状MDIに加えて、他のポリイソシアネート化合物を併用してもよい。併用するポリイソシアネート化合物としては、ポリウレタンの技術分野において公知のポリイソシアネート化合物は限定なく使用可能である。
【0029】
本発明の硬質ポリウレタンフォームの製造に際しては、上記成分の他に、当業者に周知の触媒、難燃剤、着色剤、酸化防止剤等が使用可能である。
【0030】
触媒としては、上記2種の触媒に加えて、作業上の問題を生じない程度に他の硬質ポリウレタンフォーム用触媒を添加して反応性を調整してもよい。具体的にはN,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミンやN,N,N’,N’−テトラメチルヘキサメチレンジアミン(カオライザーNo.1)、N,N,N’,N’,N”−ペンタメチルジエチレントリアミン(カオライザーNo.3)等のN−アルキルポリアルキレンポリアミン類、ジアザビシクロウンデセン(DBU)、ビス(β−ジメチルアミノエチル)エーテル(NIAX−A1;ユニオンカーバイド日本)等の第3級アミン触媒を使用することが好ましい。
【0031】
本発明においては、さらに難燃剤を添加することも好ましい態様であり、好適な難燃剤としては、ハロゲン含有化合物、有機リン酸エステル類、三酸化アンチモン、水酸化アルミニウム等の金属化合物が例示される。
【0032】
有機リン酸エステル類は、可塑剤としての作用も有し、従って硬質ポリウレタンフォームの脆性改良の効果も奏することから、好適な添加剤である。またポリオール組成物の粘度低下効果も有する。かかる有機リン酸エステル類としては、リン酸のハロゲン化アルキルエステル、アルキルリン酸エステルやアリールリン酸エステル、ホスホン酸エステル等が使用可能であり、具体的にはトリス(β−クロロエチル)ホスフェート(CLP、大八化学製)、トリス(β−クロロプロピル)ホスフェート(TMCPP、大八化学製)、トリブトキシエチルホスフェート(TBXP,大八化学製)、トリブチルホスフェート、トリエチルホスフェート、クレジルフェニルホスフェート、ジメチルメチルホスホネート等が例示でき、これらの1種以上が使用可能である。有機リン酸エステル類の添加量はポリオール化合物の合計100重量部に対して50重量部以下であり、10〜50重量部であることが好ましい。この範囲を越えると可塑化効果、難燃効果が十分に得られなかったり、フォームの機械的特性が低下するなどの問題が生じる場合が発生する。
【0033】
整泡剤としては、公知の硬質ポリウレタンフォーム用整泡剤から独立気泡率が15%以下、より好ましくは10%以下となるようなものを選択して使用する。本発明においては、SH190、SH−192,SH−193,SH−194(東レダウコーニングシリコン)等の使用が好ましい。
【0034】
上述の硬質ポリウレタンフォームの製造方法においては、前記ポリオール組成物とポリイソシアネート成分との混合におけるイソシアネート基/活性水素基当量比(NCOインデックス)が0.4〜0.8、より好ましくは0.5〜0.6である。
【0035】
係る構成により、硬質ポリウレタンフォームを構成する樹脂中にイソシアヌレート結合が多く形成され、難燃性がより一層向上した硬質ポリウレタンフォームを製造することができる。
【実施例】
【0036】
(ポリオール組成物)
表1の上段に記載した組成にてポリオール組成物を調製した。使用した原料の内容、特性は以下の通りである。
a)ポリオール化合物
開始剤としてグリセリンを使用したポリエーテルポリオール、水酸基価=235mgKOH/g、粘度=750mPa・sec(25℃);旭硝子)
b)TMCPP:リン系難燃剤(可塑剤)(大八化学工業)
c)触媒
・ ジメチルアミノエタノール(触媒A)
・ N,Nジメチルアミノエトキシエタノール(触媒B)
・ ビス(β−ジメチルアミノエチル)エーテル(NIAX−A1;ユニオンカーバイド日本)
d)整泡剤
・SH−192(東レダウコーニングシリコン)
e)ポリイソシアネート成分:スミジュールH−420(住化バイエルウレタン)。
【0037】
(実施例、比較例)
実施例、比較例は、表1の上段に記載した配合にて常法によりポリオール組成物を調整した。硬質ポリウレタンフォームの製造においては、ポリオール組成物とポリイソシアネート成分とをイソシアネートインデックス(NCO/OH当量比)が0.55となるようにラボ用撹拌機にて混合した。以下に記載の評価を行い、結果を表1の下段に示した。
【0038】
(評価)
1)フォーム密度(kg/m
200mm×200mm,深さ200mmのモールドを使用して自由発泡させ、得られた硬質ポリウレタンフォームよりスキン層を除いたコア層から100mm×100mm,厚さ100mmのフォームサンプルを切り出し、重量測定を行って密度(kg/m)を算出した。
【0039】
2)作業性評価
戸建住宅の1部屋に相当する空間の壁面にスプレー法にて硬質ポリウレタンフォームを施工し、パネラーによる官能評価を行った。評価結果は、以下の基準により行った。
◎ :作業上問題がない。
○ :作業者によっては目に刺激を感じる。
△ :高温多湿時期の施工においてアミンレインボーを発生する。
× :作業環境は不良である。
【0040】
【表1】

【0041】
表1の結果より、本発明のポリオール組成物を使用して低密度のスプレー発泡硬質ポリウレタンフォームを製造する場合、作業上の問題は低減されることが明らかである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポリオール化合物、発泡剤である水、整泡剤及び触媒を含み、スプレー装置によりポリイソシアネート成分と混合し、反応させて硬質ポリウレタンフォームを形成するポリオール組成物であって、
前記触媒は、N,N−ジアルキルアルカノールアミンとN,N−ジメチルプロピレンジアミン((CHN(CHNH)とを含むものであることを特徴とするスプレー発泡硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物。
【請求項2】
ポリオール化合物、発泡剤である水、整泡剤及び触媒を含むポリオール組成物とポリイソシアネート成分とをスプレー装置により混合し、反応させて硬質ポリウレタンフォームとする硬質ポリウレタンフォームの製造方法であって、
前記触媒は、N,N−ジアルキルアルカノールアミンとN,N−ジメチルプロピレンジアミン((CHN(CHNH)とを含むものであることを特徴とするスプレー発泡硬質ポリウレタンフォームの製造方法。
【請求項3】
フォーム密度を15kg/m以下とすることを特徴とする請求項2に記載のスプレー発泡硬質ポリウレタンフォームの製造方法。
【請求項4】
フォームの独立気泡率を15%以下とすることを特徴とする請求項2又は3に記載のスプレー発泡硬質ポリウレタンフォームの製造方法。

【公開番号】特開2006−328172(P2006−328172A)
【公開日】平成18年12月7日(2006.12.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−152031(P2005−152031)
【出願日】平成17年5月25日(2005.5.25)
【出願人】(000003148)東洋ゴム工業株式会社 (2,711)
【Fターム(参考)】