説明

スポーツ活動に使用するために設計された、透湿性底革が備わった靴を含む、特に靴のための間底構造体

スポーツ活動に使用するように設計された透湿性底革の備わった靴を含む、特に靴のための間底構造体(10)であり、ポリマー材料から作られた一体構造の足底フレーム(12)であって、構造的横断部材(14)で補強されたリム(13)を備え、上記リム(13)および上記構造的横断部材(14)が協働して開口仕切り(15)を画定し、この開口仕切り(15)がその対向表面(16a,16b)の上に通じるためにこの一体構造の足底フレーム(12)を貫通している一体構造の足底フレーム(12)と、少なくとも1つの第1透湿性要素(17)であって、少なくとも上記開口仕切り(15)を被覆し、この第1透湿性要素(17)が結合された、上記表面(16a,16b)のうちの第1表面(16a)の上に開口している少なくとも1つの第1透湿性要素(17)と、少なくとも1つの第2透湿性要素(18)であって、少なくとも上記開口仕切り(15)を被覆し、この第2透湿性要素(18)が結合された、上記表面(16a,16b)のうちの第2表面(16b)の上に開口している少なくとも1つの第2透湿性要素(18)とを備えてなることを特徴とする間底構造体(10)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、スポーツ活動に使用するために設計された、透湿性底革が備わった靴を含む、特に靴のための間底構造体(midsole structure)に関するものである。
【背景技術】
【0002】
スポーツ活動に使用するために設計された、透湿性底革が備わった靴を含む靴の分野では、地面による足の衝撃を緩和することができるとともに、この衝撃のエネルギーの一部を必要に応じて弾性的に回復させることができる靴を提案する、という必要性を現在、感じている。
【0003】
このような要求に応じるために、弾性的に撓むとともに衝撃を吸収する材料からなる、ある厚さの底革および間底であって、その厚さは、ユーザーの足がその動きの間に呈する形態に従って解剖学的に自己形成を行うように適合されている底革および間底が知られている。
【0004】
なじみやすさとともに、これらの間底が有するように設計される別の特性は、地面による足の衝撃を緩和するために有効である機能からなっている。
【0005】
そのような特徴的構成がなければならないという必要性に応じるために、現在知られている間底は、一般にポリマー材料から、具体的には発泡性のポリウレタンすなわちPU、あるいはエチル酢酸ビニルすなわちEVAから作られている。
【0006】
空気あるいはゲルが含まれているプラスチック材料から作られた気泡体を備え、変形して、地面による衝撃のエネルギーを一部弾性的に、かつ、一部可塑的に吸収するように適合された衝撃吸収装置を、かかと領域に有している底革および間底もまた、知られている。
【0007】
公知の間底のうちの他の種類のものには、プラスチック材料から作られた薄片によって構成され、波状の輪郭を有するように輪郭形成され、かつ、地面による衝撃を受けてそれが変形する間に間底の圧縮力を平坦化するように適合され、その衝撃を緩和するために、変形エネルギーの一部を弾性応答として回復させるばねが備わっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
スポーツ活動の間における身体的動作の間に、胴体の発汗およびさらには足の発汗がいっそう激しくなることもまた知られている。
【0009】
ごく最近知られているスポーツ靴では、足の裏によって生成された汗により作り出された湿気の消散通路が容易に見つからず、そのため、その湿気は中底に吸い込まれ、一般にユーザーに不快感を引き起こす。
【0010】
この発明の目標は、足の裏の換気を行うことができる間底構造体を提供することである。
【0011】
この目標の範囲内で、この発明の1つの目的は、ユーザーの足の動きに容易に合致させるために、軽量であって可撓性がある間底構造体を考案することである。
【0012】
この発明の別の目的は、ユーザーの足の衝撃、特に地面による衝撃を効果的に緩和することのできる間底構造体を提供することである。
【0013】
この発明のさらに別の目的は、ユーザーの足の裏からの水蒸気透過をその間底によって容易に行うことのできる間底構造体を提案することである。
【0014】
この発明の別の目的は、簡単であって、使用が容易であり、しかも、低コストで製造することのできる間底構造体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0015】
この目標、これらの目的、および後にいっそう明らかになるであろう他の諸目的は、
ポリマー材料から作られた足底フレームであって、構造的横断部材により補強されたリムを備え、同リムおよび同構造的横断部材が協働して開口仕切りを画定し、この開口仕切りがその対向表面の上に通じるためにこの足底フレームを貫通している足底フレームと、
少なくとも1つの第1透湿性要素であって、少なくとも上記開口仕切りを被覆し、この第1透湿性要素が結合された、上記表面のうちの第1表面の上に開口している第1透湿性要素と、
少なくとも1つの第2透湿性要素であって、少なくとも上記開口仕切りを被覆し、この第2透湿性要素が結合された、上記表面のうちの第2表面の上に開口している第2透湿性要素と
を備えてなることを特徴とする、スポーツ活動に使用するように設計された透湿性底革の備わった靴を含む、特に靴のための間底構造体によって達成される。
【図面の簡単な説明】
【0016】
この発明のさらに別の特性および利点は、添付図面において非限定的な例として示されたこの発明による靴の、好ましいが限定的ではないいくつかの実施形態の記載から、いっそう明らかになるであろう。
【0017】
【図1】図1は、この発明による間底構造体の縦断面図である。
【図2】図2は、この発明による間底構造体の一部断面平面図である。
【図3】図3は、この発明による間底構造体の分解斜視図である。
【図4】図4は、この発明による間底構造体の使用時の形態における細部の一部断面拡大図である。
【図5】図5は、この発明による間底構造体の代わりの実施形態における細部の拡大断面図である。
【0018】
この特許獲得過程の間にすでに知られていることがわかったあらゆるものは、特許請求されることがなく、また、放棄の対象でない、と解されることに留意すべきである。
【発明を実施するための形態】
【0019】
図面によれば、参照符号10が間底構造体を全体として表わしており、この間底構造体10は、スポーツ活動に使用するように設計された透湿性底革の備わった靴を含む、特に靴11のためのものであり、
ポリマー材料から作られた、好ましくはエチル酢酸ビニルあるいは発泡ポリウレタンから作られた一体構造の足底フレーム12であって、リム13を備え、このリム13が構造的横断部材14で補強されており、リム13および構造的横断部材14が協働して開口仕切り15を画定し、この開口仕切り15がその対向表面16aおよび16bの上に通じるために一体構造の足底フレーム12を貫通している足底フレーム12と、
第1透湿性要素17であって、開口仕切り15を被覆し、この第1透湿性要素17が結合された、上記表面16aおよび16bのうちの第1表面16aの上に開口している第1透湿性要素17と、
第2透湿性要素18であって、開口仕切り15を被覆し、この第2透湿性要素18が結合された、上記表面16aおよび16bのうちの第2表面16bの上に開口している第2透湿性要素18と
を備えてなる点に特徴を有している。
【0020】
実質的に同等のやり方で、この発明による間底構造体の代わりの実施形態によれば、複数の第1透湿性要素および第2透湿性要素であって、それぞれが一体構造の足底フレームの表面の上へ開口する1つ以上の開口仕切りを被覆している複数の第1透湿性要素および第2透湿性要素が提供される。
【0021】
有利であるのは、第1透湿性要素17および第2透湿性要素18が三次元布地から作られているか、あるいは同等のやり方でその層を備えていることである。
【0022】
上記の三次元布地は、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエステルあるいは同等物から作られているのが好ましい。
【0023】
より具体的には、上記透湿性要素17および18は、中敷のような形状にされていると好都合であり、また、接着剤によって、あるいはその代案として、その上に一体構造の足底フレーム12をオーバーモールドすることによって、一体構造の足底フレーム12と周縁で結合されていると好都合である。
【0024】
図5に非限定的な例として示されたこの発明による間底構造体10の構造的変形例において、間底構造体10に設けられた靴の底革に対向するように設計されているのが好都合である第2透湿性要素18には、防水性・透湿性層118、すなわち、液体状態にある水に対して不透過性であって水蒸気に対して透過性である層が備わっている。
【0025】
上記の防水性・透湿性層118は、液体状態にある水の通過に対する耐密性をもたらすように、また、同時に、間底構造体10の水蒸気に対する透湿性をもたらすように、防水性密封領域119によって、一体構造の足底フレーム12へ接続されていると好都合である。
【0026】
好都合であるのは、防水性密封領域119が、封止接着剤による接合によって、あるいはその代案として、透湿性要素18の防水性・透湿性層118の上に一体構造の足底フレーム12をオーバーモールドすることによって、設けられていることである。
【0027】
好ましいのは、防水性・透湿性層118に、発泡ポリテトラフルオロエチレン、発泡ポリウレタンなどから作られているのが好都合である、ポリマー材料から作られた膜120が備わっていることである。
【0028】
さらにまた、膜120を保護するとともに補強するための補助層121が適切に設けられており、また、好都合であるのは、その補助層121が、
合成材料、例えばナイロン(Nylon:登録商標)から作られ、膜120に結合されたメッシュ122と、
膜120を衝撃、切断および穿孔から保護するために膜120に対して下方領域に結合され、好ましくは、フェルト、ケブラー(Kevlar:登録商標)、あるいは、強くて拡散状に穿孔された他の材料のような透湿性材料から作られている保護層123と、
この保護層123に対して下方領域に結合され、かつ、金属材料、合成材料あるいは天然繊維の高密度編み上げメッシュから作られている支持層124と
を備えてなることである。
【0029】
有利であるのは、この発明による間底構造体10の上記構造的変形例での使用において、その間底構造体10が有孔底革125に結合されていることと、有孔底革125に、上記開口仕切り15の下方における透湿領域126があることであり、これらの透湿領域126は、多数の拡散穴によって、あるいは、足挿入領域から到来する水蒸気の拡散を可能にするように適合された大きい開口126aによって、影響を受けるのが好都合である。
【0030】
この発明による間底構造体の代わりの実施形態では、その第1透湿性要素にも、上記のような防水性・透湿性膜が備わっている。
【0031】
この場合において、その膜は、ナイロン(Nylon:登録商標)あるいは他の合成材料から作られたメッシュによって補強されているのが好ましく、上記の保護層および支持層は、この発明による間底構造体の特定の実施形態の技術的特性および動作特性にとってその膜を補強しかつ保護するためにそれらの存在が必要なときには、必要に応じて同様に設けられる。
【0032】
同じように、この発明による間底構造体の代わりの実施形態では、その第1透湿性要素に、上記のような防水性・透湿性膜が備わっており、また同時に、その第2透湿性要素は、三次元布地から作られているかあるいはその層を備えている。
【0033】
有利であるのは、一体構造の足底フレーム12に、ユーザーのかかとを支えるための第1補強部19が備わっていることである。
【0034】
上記第1補強部19は、リム13が靴のかかとでそのリム13と相まってユーザーのかかとのための支持体を形成するように有している厚さの全体に実質的に沿って延出している。
【0035】
一体構造の足底フレーム12には、ユーザーの第1中足指節関節を支えるための第2補強部20が備わっているのが好都合であり、この第2補強部20は、リム13が間底構造体10の前方部分で有する厚さの全体を実質的に通して延出している。
【0036】
このようにして、第2補強部20は、リム13と相まって、知られたように、第1中足指節関節に対応するユーザーの足における主載置領域の1つのための支持体を画定している。
【0037】
好都合であるのは、構造的横断部材14が、リム13の横断状対向部分21aおよび21bを接合していることと、それらに関して、ユーザーによって間底構造体10へ加えられた荷重をそれらとともに分かち合うように、実質的に同一の厚さを有していることである。
【0038】
さらにまた、構造的横断部材14には、それらの長さ部分に対して横断状に広がる延長部22があり、これらの延長部22は、耳たぶ形状であるのが好都合であるとともに、間底構造体10が備わっている靴11の使用の間にユーザーによって間底構造体10に加えられた荷重を分散させるように適合されているのが好都合である。
【0039】
第1透湿性要素17および第2透湿性要素18は、それら自体を貫通して、間底構造体10に対して実質的に長手方向にある換気通路を形成しているのが有利である。
【0040】
第1透湿性要素17および第2透湿性要素18で閉鎖された開口仕切り15によって、間底構造体10の換気空間23が形成されている。
【0041】
間底構造体10が備わっている靴の使用の間に、その上にかかるユーザーの足の圧力によって、その一体構造の足底フレーム12の実質的な弾性変形が引き起こされる。
【0042】
例えば、特に図4を参照すると、ユーザーの足により一体構造の足底フレーム12に生成された応力Aによって、地面の上におけるユーザーの足の支え部を構成する靴11の一部分Bに対応する換気空間23の連続的収縮が引き起こされる。
【0043】
身体的活動の間にユーザーの体重がその上に集中する上記部分Bでは、一体構造の足底フレーム12の変形によって、対応するリム部分13および構造的横断部材14の圧縮が部分Bの載置平面に対して直角に引き起こされ、かつ、それらの伸張が上記載置平面に対して横断状に引き起こされる。
【0044】
そのような変形によって、部分Bに位置している換気空間23のうちの少なくとも第1空間23aの収縮が明らかになる。
【0045】
この収縮は上記第1空間23aの中に包含された空気へ伝わり、排気圧力が、第1透湿性要素17と第2透湿性要素18との間で少なくとも一方を通して、第1空間23aに隣接する第2空間23bへ向かってその通過Cを引き起こす。
【0046】
有利であるのは、第1透湿性要素17と第2透湿性要素18とが少なくとも周縁で、好ましくは接着剤接合によって、リム13へ接続されているとともに、上記リムが表面16aおよび16bにおいて透湿性要素17および18への接続のための対応周縁領域24を有していることである。
【0047】
実際に、この発明によれば、上記一体構造の足底フレームの弾性変形のおかげで、足裏の換気を生成することのできる間底構造体が提供され、同時に、ユーザーの足の衝撃、特に地面による衝撃の効果的緩和を保証することで、意図された目標および諸目的が達成されるということがわかった。
【0048】
さらにまた、微孔性エチル酢酸ビニルあるいは発泡ポリウレタンから主として作られているこの発明による間底構造体は、軽量であって可撓性があり、ユーザーの足の動きに容易に合致するように適合されている。
【0049】
このように構想されたこの発明は、多数の改良および変更を受けることができ、それらのすべては添付の特許請求の範囲の適用範囲内にあり、また、すべての細部は、技術的に同等の他の要素でさらに置き換えることができる。
【0050】
実際に、用いられた材料は、それらが特定の用途と親和性のある限り、あり得る形状および大きさと同様に、要求および最新技術に従うどのようなものであってもよい。
【0051】
この出願が優先権を主張するヨーロッパ特許出願第09425183.2号における開示は、参照によってこの明細書の中に組み入れられる。
【0052】
いずれかの請求項において言及された技術的特徴構成が参照符号に従っているときには、それらの参照符号は、特許請求の範囲の明瞭さを増大させるだけの目的のために含まれており、従って、そのような参照符号は、そのような参照符号によって例として特定されたそれぞれの要素の解釈においてどのような制限的効果も有していない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポリマー材料から作られた一体構造の足底フレーム(12)であって、構造的横断部材(14)で補強されたリム(13)を備え、前記リム(13)および前記構造的横断部材(14)が協働して開口仕切り(15)を画定し、この開口仕切り(15)がその対向表面(16a,16b)の上に通じるためにこの一体構造の足底フレーム(12)を貫通している一体構造の足底フレーム(12)と、
少なくとも1つの第1透湿性要素(17)であって、少なくとも前記開口仕切り(15)を被覆し、この第1透湿性要素(17)が結合された、前記表面(16a,16b)のうちの第1表面(16a)の上に開口している少なくとも1つの第1透湿性要素(17)と、
少なくとも1つの第2透湿性要素(18)であって、少なくとも上記開口仕切り(15)を被覆し、この第2透湿性要素(18)が結合された、前記表面(16a,16b)のうちの第2表面(16b)の上に開口している少なくとも1つの第2透湿性要素(18)と
を備えてなることを特徴とする、スポーツ活動に使用するように設計された透湿性底革の備わった靴を含む、特に靴のための間底構造体(10)。
【請求項2】
前記透湿性要素(17,18)のうちの少なくとも一方が、三次元布地の層を備えていることを特徴とする請求項1に記載の間底構造体。
【請求項3】
前記透湿性要素(17,18)のうちの少なくとも一方が防水性・透湿性層(118)を備え、この防水性・透湿性層(118)が、液体状態にある水の通過に対する耐密性をもたらすように、また、同時に、間底構造体(10)の水蒸気に対する透湿性をもたらすように、防水性密封領域によって、前記一体構造の足底フレーム(12)へ接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の間底構造体。
【請求項4】
前記防水性・透湿性層(118)は、液体状態にある水に対して不透過性であって水蒸気に対して透過性であるポリマー材料から作られた膜を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の間底構造体。
【請求項5】
液体状態にある水に対して不透過性であって水蒸気に対して透過性である前記ポリマー材料は、発泡ポリテトラフルオロエチレン、発泡ポリウレタンなどの中から選択されていることを特徴とする請求項4に記載の間底構造体。
【請求項6】
前記一体構造の足底フレーム(12)は、ユーザーのかかとを支えるための第1補強部(19)を有し、この第1補強部(19)は、前記リム(13)が靴のかかとで有する厚さの全体を実質的に通して延出していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の間底構造体。
【請求項7】
前記一体構造の足底フレーム(12)は、ユーザーの第1中足指節関節のための第2補強部(20)を有し、この第2補強部(20)は、前記リム(13)がこの間底構造体の前方部分で有する厚さの全体を実質的に通して延出していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の間底構造体。
【請求項8】
前記構造的横断部材(14)は、前記リム(13)の横断状対向部分(21a,21b)を接合しているとともに、これらの横断状対向部分(21a,21b)に関して、実質的に同一の厚さを有していることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の間底構造体。
【請求項9】
前記構造的横断部材(14)は、それらの長さ部分に対して横断状に配置された延長部(22)を有し、これらの延長部(22)は、この間底構造体が備わっている靴の使用の間にユーザーによってこの間底構造体に加えられた荷重を分散させるように適合されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の間底構造体。
【請求項10】
前記第1透湿性要素(17)および前記第2透湿性要素(18)は、それら自体を貫通して、この間底構造体(10)に対して実質的に長手方向にある換気通路を形成していることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の間底構造体。
【請求項11】
前記開口仕切り(15)は、前記第1透湿性要素(17)および前記第2透湿性要素(18)で閉鎖されて、この間底構造体(10)の換気空間(23)を形成していることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1つに記載の間底構造体。
【請求項12】
前記第1透湿性要素(17)および前記第2透湿性要素(18)は、少なくとも周縁で前記リム(13)へ接続され、前記リム(13)は、前記表面(16a,16b)において前記透湿性要素(17,18)への接続のための対応周縁領域を有していることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1つに記載の間底構造体。
【請求項13】
前記第1透湿性要素(17)および前記第2透湿性要素(18)は、接着剤接合によって、前記リム(13)に結合されていることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1つに記載の間底構造体。
【請求項14】
前記一体構造の足底フレーム(12)は、エチル酢酸ビニルから作られていることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1つに記載の間底構造体。
【請求項15】
前記一体構造の足底フレーム(12)は、発泡ポリウレタンから作られていることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1つに記載の間底構造体。
【請求項16】
前記三次元布地は、ポリプロピレン、ポリアミドおよびポリエステルの中から選択された材料から作られていることを特徴とする請求項1〜15のいずれか1つに記載の間底構造体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2012−526571(P2012−526571A)
【公表日】平成24年11月1日(2012.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−510184(P2012−510184)
【出願日】平成22年4月13日(2010.4.13)
【国際出願番号】PCT/EP2010/054796
【国際公開番号】WO2010/130515
【国際公開日】平成22年11月18日(2010.11.18)
【出願人】(502346105)ジェオックス エス.ピー.エー. (27)
【氏名又は名称原語表記】GEOX S.p.A.
【住所又は居所原語表記】Via Feltrina Centro 16,31044 MONTEBELLUNA(Treviso),Localita Biadene,ITALY
【Fターム(参考)】