説明

ソフトウェア開発プロジェクト管理装置

【課題】新たにソフトウェア開発のスケジュールを立案する場合、今までの実績のスケジュールを再利用して立案する時、各作業の開始日、期間を全て見直す事が必要であり、スケジュール作成の工数低減の阻害要因となっている。
【解決手段】過去に実施したソフトウェア開発の各作業段階の開始日と終了日との記録を保有する実績工程を用いて、新しいソフトウェア開発工程を作成するソフトウェア開発プロジェクト管理装置において、実績工程の各作業段階の開始日と終了日を、実績工程の工程開始日からの相対日数に変換し、与えられた新しいソフトウェア開発工程の終了日と開始日との間の日数差を分子とし実績工程の期間を分母とする変換比率を求め、実績工程の工程開始日からの相対日数に変換比率を乗じ、変換後の実績工程の工程開始日を、与えられた新しいソフトウェア開発工程の開始日に当てはめて、新しいソフトウェア開発工程とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ソフトウェアを開発するプロジェクトを管理する装置として、ソフトウェア開発工程である、設計、製作、テストのスケジュールを立案し計画に従い進められる作業の進捗の入力を管理する機能を有するソフトウェア開発プロジェクト管理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ソフトウェアを開発するプロジェクトを管理するソフトウェア開発プロジェクト管理装置に関する公知例として、特許文献1がある。この公知例では、ソフトウェア開発工程である各作業のスケジュール立案において、作成するソフトウェアの開発規模に応じた開発工数と開発期間との相互関係データに基づいて、開発期間と開発工数を調整し、ソフトウェア開発の各作業のスケジュールを作成する方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平2−240731号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
先の特許文献1においては、ソフトウェア開発工程である設計、製作、テストのスケジュールの立案で、今までの工程実績からソフトウェア開発のスケジュールを再利用することで立案する工数を減らしている。しかし、再利用する側の各作業の開始日、期間と立案する側の各作業の開始日、期間が違うため、各作業の開始日、期間をすべて見直す必要があり、スケジュール作成の工数低減の阻害要因となっている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明では、ソフトウェア開発の開始日と終了日が与えられ、過去に実施したソフトウェア開発の各作業段階の開始日と終了日との記録を保有する実績工程を用いて、新しいソフトウェア開発工程を作成するソフトウェア開発プロジェクト管理装置において、実績工程の各作業段階の開始日と終了日を、前記実績工程の工程開始日からの相対日数に変換する第1の手段、与えられた新しいソフトウェア開発工程の終了日と開始日との間の日数差を分子とし、実績工程の期間を分母とする変換比率を求める第2の手段、第1の手段により得られた実績工程の工程開始日からの相対日数に、第2の手段の変換比率を乗じる第3の手段、第3の手段により得られた変換後の実績工程の工程開始日を、与えられた新しいソフトウェア開発工程の開始日に当てはめて、新しいソフトウェア開発工程とする第4の手段を備える。
【0006】
また、第1の手段において使用する実績工程が、複数の作業段階が同時期に実施されたものである場合に、第1の手段は、重複する作業段階の最終日を次の作業段階の開始日に一致させる修正作業を行なったうえで、実績工程の工程開始日からの相対日数に変換する。
【0007】
また、第1の手段において使用する実績工程が、複数の作業段階の間に無作業時期が存在するものである場合に、第1の手段は、無作業時期の前の作業段階の最終日を無作業時期の後の作業段階の開始日に一致させる修正作業を行なったうえで、実績工程の工程開始日からの相対日数に変換する。
【発明の効果】
【0008】
上述のように本発明は、ソフトウェア開発工程である設計、製作、テストのスケジュールの立案で、今までの実績工程の中からソフトウェア開発のスケジュールを選択し、実績が持つ各作業の期間を立案する工程の期間に一致させる様に各作業の開始日、終了日を変換し、各作業の期間を拡大、縮小する事で、ソフトウェア開発のスケジュールを作成する工数を低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明のソフトウェア開発プロジェクト管理装置の全体構成を示す図。
【図2】進行中の工程を示す図。
【図3】実績工程の一例を示す。
【図4】実績工程を再利用し新しい工程を作成するまでの手順を示す図。
【図5】2つの作業が並行して行なわれた期間が存在した実績工程を再利用し、新しい工程を作成するまでの手順を示す図。
【図6】作業と作業の間に未作業期間が存在した実績工程を再利用し、新しい工程を作成するまでの手順を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下本発明の実施例について説明する。
【実施例1】
【0011】
図1は、本発明のソフトウェア開発プロジェクト管理装置の全体構成図を示す。プロジェクト管理装置100は、受付・表示部101、進捗保存部102、工程作成部103、再利用部104、工程管理データベース105で構成される。
【0012】
またプロジェクト管理装置100には利用者端末108が接続されており、利用者端末108からの進捗・完了に関する要求D1、進行工程の作成要求D2、進行工程を作成するときに既存実績工程の再利用の要求D3などをプロジェクト管理装置100内の受付・表示部101において受け付ける。受付・表示部101は、これらの要求をプロジェクト管理装置100内の各機能(進捗保存部102、工程作成部103、再利用部104)に振り分け、各機能での実行を指示する。また、各機能での実行結果についての表示要求を受付て表示すると共に利用者端末108に表示要求D4をおこなう。
【0013】
プロジェクト管理装置100は、概ね以上のように構成されている。各要求Dと各機能(進捗保存部102、工程作成部103、再利用部104)の関係を説明する前に工程管理データベース105の記録内容について説明すると、ここには過去に実施したソフトウェア開発の実績工程107と、現在進行中のソフトウェア開発の進行工程106の2種類のものがある。なお、これらの工程はそれぞれ別種類の複数の工程からなる。
【0014】
図2は、現在進行中のソフトウェア開発の進行工程106の例を示している。図の例では工程は、設計、製作、テストの3つの作業段階1061からなり、作業段階ごとに開始日のデータ1062と、終了日のデータ1063が記録されている。また、この進行工程は現在開発が進行中の工程であるため、現時点の進捗状況1064も記録されている。なお、この工程では設計作業の中ほどまでが完了しているので、設計開始日は既知の日付であり、設計終了日以降の日付が予定日であることはいうまでもない。
【0015】
図3は、工程管理データベース105に保管されている実績工程107の内容の一例を示している。実績工程107は、設計、製作、テストの各作業1071の実際の開始日1072と実際の終了日1073を記録している。また、完了した実績工程の期間1074の記録を持っている。この実績工程107が図2の進行工程106と相違する点は、第1点は進捗状況の情報を持たない点、第2点はすべての日付が予定ではなく確定した日付である点、第3点は開始から終了までの確定した期間の情報を有する点である。
【0016】
次に、利用者端末108からの各種要求Dと、プロジェクト管理装置100内の各機能(進捗保存部102、工程作成部103、再利用部104)の働きと、工程管理データベース105の記録内容の関わりについて説明する。
【0017】
まず、利用者端末108からの要求D1を受付・表示部101が受けたときの対応について説明する。受付・表示部101では、この要求D1を進捗保存部102に渡す。進捗保存部102は、受付・表示部101からの進捗入力要求D1に従い、工程管理データベース105に保管されている図2の進行工程106を取得し、進行工程106に利用者端末108から入力された各作業の進捗情報1064を反映して、受付・表示部101に表示を要求D4した後、工程管理データベース105に修正済み進行工程106として保管する。
【0018】
また、進捗保存部102は、受付・表示部101からの要求D1の要求内容が完了要求であるとき、工程管理データベース105に保管されている進行工程106を取得し、全工程が完了した旨の情報を反映して、受付・表示部101に表示を要求D4した後、工程管理データベース105に進行工程106としてではなく、実績工程107として保管する。
【0019】
次に、利用者端末108からの作成要求D2を受付・表示部101が受けたときの対応について説明する。受付・表示部101では、この要求D2を工程作成部103に渡す。工程作成部103は、受付・表示部101からの作成要求D2に従い、ソフトウェア開発のスケジュールを作成し、受付・表示部101に作成したスケジュールの表示を要求D4した後、工程管理データベース105に新規な進行工程106として保管する。
【0020】
最後に、利用者端末108からの要求D3を受付・表示部101が受けたときの対応について説明する。受付・表示部101では、この要求D3を再利用部104に渡す。再利用部104は、受付・表示部101からの再利用要求D3に従い、再利用するソフトウェア開発のスケジュール情報を工程管理データベース105より取得し、各作業の開始日、終了日を要求された開始日、終了日に変換し、工程作成部103に保管を要求する。工程作成部103は、再利用部104からの要求に従い、ソフトウェア開発のスケジュールを工程管理データベース105に進行工程106として保管する。
【0021】
図4は、再利用部104における再利用過程を示したものである。なお、受付・表示部101からの要求D3には、再利用によって作成する新しい工程の開始日401(10月1日)と終了日402(11月29日)が付加されており、これが再利用の入力となる。
【0022】
まず再利用することになった実績工程は図4の107である。この実績工程は、工程管理データベースに記録された複数の実績工程の中から、操作者の判断により適宜選択されたものである。ここには、例えば設計、製作、テストの各作業の実際の開始、終了の日付が記録されている。例えば、設計作業は6月1日に開始され、その終了は6月10日であった。以下の作業においても同様に日付が記録されており、結果的には最終作業であるテスト段階が7月12日に終了して、この間の期間1074が42日であったことが記録されている。
【0023】
このパターンを用いて、実績工程107に記録している各作業1071の開始日1072(設計の場合6月1日、製作の場合6月11日、テストの場合7月1日)および終了日1073(設計の場合6月10日、製作の場合6月30日、テストの場合7月12日)を工程開始日からの相対日数に変換し、中間工程107aを作成する。中間工程107aは、各作業1071の相対開始日1072a(設計の場合0日、製作の場合11日、テストの場合31日)および相対終了日1073a(設計の場合10日、製作の場合30日、テストの場合42日)を持つ。中間工程107aでは、各作業の開始から終了までの日数の情報として記録する。
【0024】
次に、実績工程の期間1074(42日)と入力された新しい工程の開始日401(10月1日)、終了日402(11月29日)から変換率404を求める。変換率は、新しい工程の終了日402(11月29日)から新しい工程の開始日401(10月1日)を引いた数値を分子とし、実績工程の期間1074(42日)を分母として、その比率を求めたものである。この場合、分母が42、分子が60であるので、比率は概ね1.4程度である。
【0025】
次に変換率404で相対開始日1072a、相対終了日1073aを変換し中間工程107bを作成する。中間工程107bは、各作業1071の相対開始日1072b(設計の場合0日、製作の場合15日、テストの場合44日)および相対終了日1073b(設計の場合14日、製作の場合43日、テストの場合60日)を持つ。これによれば、最初の設計作業は、107aでは10日であったものが、14日になっており、以下同じ比率で各作業の期間が延びている。
【0026】
最後に、作成する工程の開始日401(10月1日)を使用して中間工程107bの相対開始日1072bおよび相対終了日1073bを変換し、新しい工程106を作成する。新しい工程106には、絶対日付となった開始日1062(10月1日)と終了日1063(11月29日)を持つ。新しい工程106は、進行工程106として工程管理データベース105に保管される。
【0027】
図5は、流用する実績工程が同じ時期に2つの作業が平行して行われていた場合の再利用過程を示したものである。この場合は、重複して実施した作業を重複しないように調整して再利用する。
【0028】
受付・表示部101からの再利用要求D3には、再利用によって作成する新しい工程の開始日501(10月1日)と終了日502(11月29日)が付加されており、これが再利用の入力となる。まず再利用する実績工程107に記録している設計、製作、テストの各作業1071の開始日1072(設計の場合6月10日、製作の場合6月27日、テストの場合6月25日)および終了日1073(設計の場合6月1日、製作の場合6月7日、テストの場合7月6日)を工程開始日からの相対日数(設計の場合10日、製作の場合20日、テストの場合12日)に変換し、中間工程107aを作成する。
【0029】
中間工程107aは、各作業1071の相対開始日1072a(設計の場合0日、製作の場合7日、テストの場合25日)および相対終了日1073a(設計の場合10日、製作の場合27日、テストの場合36日)を持つ。次に、各作業1071に対し、実施した順に、相対終了日1073aと次の作業1071の相対開始日1072aが一致するように、次の作業1071の相対開始日1072aと相対終了日1073aを調整する。例えば、製作の場合、その相対開始日は7日であるが、これをその前段階の設計作業の相対終了日10日に合致させて、翌日の11日とする。同様にテストの場合、その相対開始日は25日であるが、これをその前段階の製作作業の相対終了日30日に合致させて、翌日の31日とする。このように最後の作業まで実施し、中間工程107bを作成する。
【0030】
中間工程107bは、各作業1071の相対終了日1073bと次の作業の相対開始日1072bが一致した(ここで一致とは、10日までに設計作業を行い、翌日の11日から製作作業に入ることができることを意味する)ものになっている。また、この中間工程107bは、調整した相対開始日1072bと相対終了日1073bによって実績工程の期間1074を変換し、変換期間1074b(42日間)を持つ。
【0031】
次に、変換期間1074b(42日間)と入力された新しい工程の開始日501(10月1日)、終了日502(11月29日)から変換率505を求める。変換率は、新しい工程の終了日502(11月29日)から新しい工程の開始日501(10月1日)を引いた数値を分子とし、実績工程の期間1074(42日)を分母として、その日を求めたものである。この場合、分母が42、分子が60であるので概ね1.4程度である。
【0032】
次に変換率505で相対開始日1072b、相対終了日1073bを変換し中間工程107cを作成する。これによれば、最初の設計作業は、107aでは10日であったものが、14日になっており、以下同じ比率で各作業の期間が延びている。
【0033】
中間工程107cは、各作業1071の相対開始日1072c(設計の場合14日、製作の場合43日、テストの場合44日)および相対終了日1073c(設計の場合0日、製作の場合15日、テストの場合43日)を持つ。最後に、作成する工程の開始日501(10月1日)を使用して中間工程107cの相対開始日1072cおよび相対終了日1073cを変換し、新しい工程106を作成する。新しい工程106には、絶対日付となった開始日1062(10月1日)と終了日1063(11月29日)を持つ。新しい工程106は、進行工程106として工程管理データベース105に保管される。
【0034】
図6は、流用する実績工程において、作業と作業の間に未作業期間が存在した場合の再利用過程を示したものである。この場合は、未作業期間を無くすように調整して再利用する。
【0035】
受付・表示部101からの再利用要求D3には、再利用によって作成する新しい工程の開始日601(10月1日)と終了日602(11月29日)が付加されており、これが再利用の入力となる。
【0036】
まず再利用する実績工程107に記録している設計、製作、テストの各作業1071の開始日1072(設計の場合6月1日、製作の場合6月11日、テストの場合7月10日)および終了日1073(設計の場合6月10日、製作の場合6月30日、テストの場合7月22日)を工程開始日からの相対日数(設計の場合10日、製作の場合20日、テストの場合22日)に変換し、中間工程107aを作成する。
【0037】
中間工程107aは、各作業1071の相対開始日1072a(設計の場合0日、製作の場合11日、テストの場合40日)および相対終了日1073a(設計の場合10日、製作の場合30日、テストの場合52日)を持つ。
【0038】
次に、各作業1071に対し、実施した順に、相対終了日1073aと次の作業1071の相対開始日1072aが一致するように、次の作業1071の相対開始日1072aと相対終了日1073aを調整する。例えば、製作の場合、その相対開始日は11日であり、これはその前段階の設計作業の相対終了日10日に合致しているので、この場合の調整は不要である。ところがテストの場合、その相対開始日は40日であるが、これはその前段階の製作作業の相対終了日30日に合致していないので、ここを合致させて、テストの相対開始日を31日とする。このように最後の作業まで実施し、中間工程107bを作成する。
【0039】
中間工程107bは、各作業1071の相対終了日1073bと次の作業の相対開始日1072bが一致した(ここで一致とは、10日までに設計作業を行い、翌日の11日から製作作業に入ることができることを意味する)ものになっている。また、この中間工程107bは、調整した相対開始日1072bと相対終了日1073bによって実績工程の期間1074を変換し、変換期間1074b(42日間)を持つ。
【0040】
次に、変換期間1074bと入力された新しい工程の開始日601、終了日602から変換率605を求める。変換率は、新しい工程の終了日402(11月29日)から新しい工程の開始日401(10月1日)を引いた数値を分子とし、実績工程の期間1074(42日)を分母として、その日を求めたものである。この場合、分母が42、分子が60であるので概ね1.4程度である。
【0041】
次に変換率605で相対開始日1072b、相対終了日1073bを変換し中間工程107cを作成する。これによれば、最初の設計作業は、107aでは10日であったものが、14日になっており、以下同じ比率で各作業の期間が延びている。
【0042】
中間工程107cは、各作業1071の相対開始日1072c(設計の場合0日、製作の場合15日、テストの場合45日)および相対終了日1073c(設計の場合14日、製作の場合43日、テストの場合60日)を持つ。
【0043】
最後に、作成する工程の開始日601(10月1日)を使用して中間工程107cの相対開始日1072cおよび相対終了日1073cを変換し、新しい工程106を作成する。新しい工程106には、絶対日付となった開始日1062(10月1日)と終了日1063(11月29日)を持つ。新しい工程106は、進行工程106として工程管理データベース105に保管される。
【産業上の利用可能性】
【0044】
本発明は、ソフトウェア開発の工程のように、過去の実績工程を再利用する事でより正確なスケジュールを立案する事ができる分野で、利用できる。
【符号の説明】
【0045】
100 プロジェクト管理装置
101 受付表示部
102 進捗保存部
103 工程作成部
104 再利用部
105 プロジェクト管理データベース
106 進行工程
107 実績工程
108 利用者端末

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ソフトウェア開発の開始日と終了日が与えられ、過去に実施したソフトウェア開発の各作業段階の開始日と終了日との記録を保有する実績工程を用いて、新しいソフトウェア開発工程を作成するソフトウェア開発プロジェクト管理装置において、
前記実績工程の各作業段階の開始日と終了日を、前記実績工程の工程開始日からの相対日数に変換する第1の手段、
前記の与えられた新しいソフトウェア開発工程の終了日と開始日との間の日数差を分子とし、前記実績工程の期間を分母とする変換比率を求める第2の手段、
前記第1の手段により得られた前記実績工程の工程開始日からの相対日数に、前記第2の手段の変換比率を乗じる第3の手段、
該第3の手段により得られた変換後の実績工程の工程開始日を、前記の与えられた新しいソフトウェア開発工程の開始日に当てはめて、新しいソフトウェア開発工程とする第4の手段
を備えることを特徴とするソフトウェア開発プロジェクト管理装置。
【請求項2】
請求項1記載のソフトウェア開発プロジェクト管理装置において、
前記第1の手段において使用する前記実績工程が、複数の作業段階が同時期に実施されたものである場合に、前記第1の手段は、重複する作業段階の最終日を次の作業段階の開始日に一致させる修正作業を行なったうえで、前記実績工程の工程開始日からの相対日数に変換する
ことを特徴とするソフトウェア開発プロジェクト管理装置。
【請求項3】
請求項1記載のソフトウェア開発プロジェクト管理装置において、
前記第1の手段において使用する前記実績工程が、複数の作業段階の間に無作業時期が存在するものである場合に、前記第1の手段は、無作業時期の前の作業段階の最終日を無作業時期の後の作業段階の開始日に一致させる修正作業を行なったうえで、前記実績工程の工程開始日からの相対日数に変換する
ことを特徴とするソフトウェア開発プロジェクト管理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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