説明

ソーラーシステムハウスのハンドリングボックス

【課題】屋根面を集熱面としてその直下に勾配を有する空気流路とこの空気流路に接続する集熱ダクトとしての棟ダクトを屋根集熱部とし、屋根裏空間である小屋裏に設置する内部にダンパー、ファンを設けたハンドリングボックスおよびこのハンドリングボックスに接続する立下りダクトを介して該集熱部からの空気を床下または室内への放熱または蓄熱部へ送るソーラーシステムハウスのハンドリングボックスにおいて、ダンパーが故障であることを簡単かつ確実に知ることができる。
【解決手段】ハンドリングボックス5内に板羽根状のダンパーを設けるダンパーボックス5a,5cは、ダンパー位置を検知する非接触センサー27をダンパー故障検知センサーとして設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽エネルギーを利用するものとして、太陽で温められる空気によって暖房等を行うソーラーシステムハウスのハンドリングボックスに関するものである。
【背景技術】
【0002】
先にソーラーシステムハウスについて説明すると、下記特許文献にもあるが、図14に示すように、集熱面であるカラー鉄板の金属製屋根板1の直下に屋根勾配を有する空気流路2を形成し、この空気流路2の一方の端は軒先に空気取入口3として開口し、さらに空気流路2の他方の端は集熱ダクトとしての棟ダクト4に連通させる。屋根板1の一部はガラス23で覆い、ガラス付き集熱面とする。これらは屋根集熱部となる。
【特許文献1】特許第2640297号(特開平6−281263号)
【0003】
内部に逆流防止兼流路切換えダンパー6、ファン7及び流路切換えダンパー8を設けたハンドリングボックス5を屋根裏空間である小屋裏33に設置し、ハンドリングボックス5の流路切換えダンパー8の流出側の一方は排気ダクト9により屋外に開口する。
【0004】
また、ハンドリングボックス5の逆流防止兼流路切換えダンパー6の流入側は、前記棟ダクト4に連通させる接続ダクト32と室内20からの循環ダクト18とに選択的に接続し、流路切換えダンパー8の流出側の他の一方を立下りダクト10の上端に連結する。
【0005】
立下りダクト10の下端は床下蓄熱体としての土間コンクリート11と床パネル12との間の空気流通空間13に開口した。さらに、該空気流通空間13から室内への床吹出口14を設けた。
【0006】
ハンドリングボックス5の内部またはハンドリングボックス5と棟ダクト4との間にお湯とりコイル15を設け、このお湯とりコイル15は循環配管16で貯湯槽17に連結する。図示は省略するが貯湯槽17は循環ポンプと有し、また、必要に応じて追焚き用の給湯ボイラーを途中へ設けて、風呂や洗面所、台所へとつながる給湯配管をこの貯湯槽17に接続する。
【0007】
このようにして、暖房が必要な冬の昼間は、軒先の空気取入口3から入った冷たい空気は、屋根板1に降り注ぐ太陽の熱によって徐々に暖められる。この温められた空気は屋根勾配に沿って上昇する。そして、この加熱空気は棟ダクト4に集められてからファン7によりハンドリングボックス5に入り、ハンドリングボックス5から立下りダクト10内へ流下し、床下に送られる。
【0008】
空気は床下に広がり、蓄熱土間コンクリート11に熱を奪われ(蓄えさせ)ながら、床吹出口14から温風として室内20へと流れ出る。夕方、外気温が下がり始める頃から、昼間蓄熱土間コンクリート11に蓄えられた熱が放熱を始め、床を温める。
【0009】
つまり、太陽エネルギーは昼間に偏在しており、それを集熱してそのまま室内に放熱した場合は、逆に室温が高くなり過ぎてしまうのである。それを避けるために、昼間に集熱した熱を、床下の土間コンクリートに蓄熱、集熱部位と蓄熱部位を分ける。
【0010】
コンクリートは、熱容量(熱を蓄える量)や熱伝導率(熱の伝わりやすさ)が大きい。コンクリートがもつこの性質は、昼間に蓄熱し夜間に放熱するという、一日のサイクルに適応しており、夜になって外気温が低下するとともに、昼間床下に蓄えられた熱が放熱し始め、室内の暖房用として使われる。
【0011】
夏の昼間は暖房の不要な期間であり、図15に示すように、太陽熱で温められた空気は、昼間、貯湯槽17内の水を温めることに利用される。すなわち、流路切換えダンパー8の流出側を排気ダクト9に接続し、お湯とりコイル15で湯を作るだけで、前記排気ダクト9から戸外へ捨てられる。
【0012】
お湯とりコイル15では、ここに循環配管16を介して貯湯槽17から送り込まれる熱媒が加熱され、湯として貯湯槽17へ蓄えられ、さらにここから必要に応じて追焚き用の給湯ボイラーで再加熱されて給湯配管から各所へ給湯される。
【0013】
快晴の日の雲のない夏の夜は、図16に示すように、ファン7を駆動して軒先の空気取入口3から外気を空気流路2に取り込み、放射冷却現象(放射冷却で屋根全体が冷える)を利用して、涼しい外気を室内に取り込む。冷房のようには冷えないが、寝苦しくない夏の夜を演出できる。
【0014】
ハンドリングボックス5は、図17に示すように、入口ダンパーである逆流防止兼流路切換えダンパー6を組み込む入口ダンパーボックス5aと、ファン7及びお湯とりコイル15を設けたファンボックス5bと、出口ダンパーである流路切換えダンパー8を組み込む出口ダンパーボックス5cの3つのボックスの集合からなる。
【0015】
入口ダンパーボックス5aと出口ダンパーボックス5cとは、板羽根状のダンパーである逆流防止兼流路切換えダンパー6と流路切換えダンパー8を駆動するためのダンパーモーター24を外側に取り付けている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
前記ダンパーモーター24は空気の流れを切換える逆流防止兼流路切換えダンパー6と流路切換えダンパー8を動かすものとして、複数のギアが組み込まれた精密なものであり、これが故障するとダンパーが動かなくなったり、バタバタと音がしたりする。
【0017】
しかし、ハンドリングボックス自体は、居住者や管理者のいるところより離れた位置である小屋裏33に設置されるもので、故障していてもその判断が困難である。
【0018】
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、屋根面を集熱面としてその直下に勾配を有する空気流路とこの空気流路に接続する集熱ダクトとしての棟ダクトを屋根集熱部とし、屋根裏空間である小屋裏に設置する内部にダンパー、ファンを設けたハンドリングボックスおよびこのハンドリングボックスに接続する立下りダクトを介して該集熱部からの空気を床下または室内への放熱または蓄熱部へ送るソーラーシステムハウスのハンドリングボックスにおいて、ダンパーが故障であることを簡単かつ確実に知ることができるソーラーシステムハウスのハンドリングボックスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0019】
本発明は前記目的を達成するため、第1に、屋根面を集熱面としてその直下に勾配を有する空気流路とこの空気流路に接続する集熱ダクトとしての棟ダクトを屋根集熱部とし、屋根裏空間である小屋裏に設置する内部にダンパー、ファンを設けたハンドリングボックスおよびこのハンドリングボックスに接続する立下りダクトを介して該集熱部からの空気を床下または室内への放熱または蓄熱部へ送るソーラーシステムハウスのハンドリングボックスにおいて、ハンドリングボックス内に板羽根状のダンパーを設けるダンパーボックスは、ダンパー位置を検知する位置センサーをダンパー故障検知センサーとして設けたこと、第2に、位置センサーは、板羽根状のダンパーを回動させるダンパーモーターのシャフト部にシーソー金物を設け、このシーソー金物の端部を非接触で検知する非接触センサーをダンパーモーターの本体部側に設けたこと、第3に、ダンパーモーターの本体部にビスや接着材での固定で、または、ダンパーモーターの位置決めナットを利用してベースを設け、非接触センサーはこのベースに取り付けることを要旨とするものである。
【0020】
請求項1記載の本発明によれば、ダンパーボックスは、ダンパー位置を検知する位置センサーをダンパー故障検知センサーとして設けたことにより、この位置センサーの出力でダンパーが正常に動いているか否かを知ることができる。
【0021】
請求項2記載の本発明によれば、位置センサーは非接触センサーを使用したので、リミットスイッチなどの機械式スイッチを使用したものと異なり、接点が酸化してしまうなどの不良をおこすおそれもなく、長期間の信頼性を確保できる。
【0022】
また、ダンパーモーターのシャフト部にシーソー金物を設け、このシーソー金物の端部を非接触で検知するようにしたので、ダンパーモーターがダンパーボックスの外側に設けられていることにより、位置センサーもダンパーボックスの外側に設けられることになり、集熱した熱い空気にさらされることもない。
【0023】
請求項3記載の本発明によれば、非接触センサーをダンパーモーターの本体部側に設けるのにベースを設けることで、90°のシャフトの回転によるシーソー金物の上下動の動きを捉えるように、複数の非接触センサーをダンパーモーターの本体部側に水平に設けることができ、このようなセンサー機能を有しない市販のダンパーモーターにも簡単に本発明を適用できる。
【発明の効果】
【0024】
以上述べたように本発明のソーラーシステムハウスのハンドリングボックスは、屋根面を集熱面としてその直下に勾配を有する空気流路とこの空気流路に接続する集熱ダクトとしての棟ダクトを屋根集熱部とし、屋根裏空間である小屋裏に設置する内部にダンパー、ファンを設けたハンドリングボックスおよびこのハンドリングボックスに接続する立下りダクトを介して該集熱部からの空気を床下または室内への放熱または蓄熱部へ送るソーラーシステムハウスのハンドリングボックスにおいて、ダンパーが故障であることを簡単かつ確実に知ることができるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
以下、図面について本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明のソーラーシステムハウスのハンドリングボックスの第1実施形態を示す斜視図で、ハンドリングボックス5の全体については前記図17に示した通りで、入口ダンパーである逆流防止兼流路切換えダンパー6を組み込む入口ダンパーボックス5aと、ファン7及びお湯とりコイル15を設けたファンボックス5bと、出口ダンパーである流路切換えダンパー8を組み込む出口ダンパーボックス5cの3つのボックスの集合からなる。
【0026】
入口ダンパーボックス5aと出口ダンパーボックス5cとは、板羽根状のダンパーである逆流防止兼流路切換えダンパー6と流路切換えダンパー8を駆動するためのダンパーモーター24を外側に取り付けている。
【0027】
また、このようなハンドリングボックス5を屋根裏空間である小屋裏33に設置するソーラーシステムハウスの全体については、前記図14に示した通りであり、説明を省略する。
【0028】
図3〜図6に示すように、本発明は、板羽根状のダンパー(逆流防止兼流路切換えダンパー6、流路切換えダンパー8)を回動させるダンパーモーター24のシャフト部24aにシーソー金物25を設け、このシーソー金物25の端部を被検出部26としてこれを非接触で検知する非接触センサー27をダンパーモーター24の本体部24b側に設けた。
【0029】
非接触センサー27としては、磁気で金属部を検知する近接センサーや、発光部とホトトランジスタによる透過型光センサーの利用があるが、前記シーソー金物25の被検出部26は、これらに応じて近接センサーの場合は図7に示すように端部折り曲げ片とし、透過型光センサーの場合は図8に示すように端部折り曲げ片の先をさらに折り曲げた挿入片とする。
【0030】
非接触センサー27はこれをダンパーモーター24の本体部24b側に複数を設けるのに、図9、図10に示すような金属板によるベース28を本体部24bにビスや接着材での固定で直接取付け、または、ダンパーモーター24の位置決めナットを利用して設け、このベース28の上に設置するようにした。
【0031】
図11の例はベース28に非接触センサー27を直線状に並べて設けた場合、図12の例は互い違いに設けた例である。
【0032】
このようにして、逆流防止兼流路切換えダンパー6または流路切換えダンパー8がダンパーモーター24により回動されると、シーソー金物25も回転し、被検出部26が非接触センサー27に近接するのでその回動していることを把握でき、これがない場合は故障と判断する。
【0033】
図13はフローを示すもので、棟ダクト4と流路切換えダンパー8に温度センサーを設置し、この温度センサーで検知する棟ダクト4の温度をA、流路切換えダンパー8の周囲温度をB(予備温度)とする。
【0034】
モード(図14の冬の暖房モード、図15の夏の昼間の暖房不要モード、図16の快晴の日の雲のない夏の夜のモード)を把握し、また、室温設定を把握する[ステップ(イ)]。
【0035】
棟ダクト4の温度センサーは、棟温Aが温度が40℃以上になった場合は排気運転のフローになり、流路切換えダンパー8を切換えて(DM動作)、排気ダクト9から戸外へ排気する。[ステップ(ロ)〜ステップ(ニ)]
【0036】
棟温Aが温度が40℃以上にならない場合はタイマーを24時間作動させ[ステップ(ホ)]、それでも状態の変化がない場合には運転を停止する。
【0037】
次に、棟温Aと予備温度BのAD値を取得し、[ステップ(ヘ)]、タイマーを150秒(20〜200秒)ほど運転し[ステップ(ト)]、ファン7を最大にする[ステップ(チ)]。
【0038】
棟温を比較し、棟温が−3℃(1°〜10℃)以上通常の設定より下がっていなければ、逆流防止兼流路切換えダンパー6を反転させる。[ステップ(ヌ)]
【0039】
逆流防止兼流路切換えダンパー6が正常であれば、ファンの稼動と同時に温度が下がる。もし、正常でなければ、温度は下がらない。
【0040】
次に、棟温Aの判定によって空気集熱で得られた温風がハンドリングボックス5の出口側であっているかを検知する。
【0041】
予備温度1を比較する[ステップ(ル)]が、実際は、放熱があるので、棟温に対し、少し低めで捉える。例えば、B+3℃(1°〜10℃)<予備温度1
【0042】
前記棟温Aの判定によって空気集熱で得られた温風がハンドリングボックス5の出口側であっている場合には、流路切換えダンパー8を切換えて立下りダクト10に温風を流すようにし、タイマーを150秒(20〜200秒)ほど運転して、ダンパーの自動位置検知を終了する。[ステップ(オ)〜ステップ(ワ)]
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明のソーラーシステムハウスのハンドリングボックスの第1実施形態を示す斜視図である。
【図2】本発明のソーラーシステムハウスのハンドリングボックスのダンパーモーターの正面図である。
【図3】本発明のソーラーシステムハウスのハンドリングボックスのダンパーモーターの平面図である。
【図4】本発明のソーラーシステムハウスのハンドリングボックスのダンパーモーターの側面図である。
【図5】本発明のソーラーシステムハウスのハンドリングボックスのダンパーモーターの動作時の一例を示す正面図である。
【図6】本発明のソーラーシステムハウスのハンドリングボックスのダンパーモーターの動作時の他例を示す正面図である。
【図7】本発明のソーラーシステムハウスのハンドリングボックスで使用するシーソー金物の一例を示す斜視図である。
【図8】本発明のソーラーシステムハウスのハンドリングボックスで使用するシーソー金物の他例を示す斜視図である。
【図9】ベースの一例を示す斜視図である。
【図10】ベースの他例を示す斜視図である。
【図11】ベースでの非接触センサーの配置の一例を示す斜視図である。
【図12】ベースでの非接触センサーの配置の一例を示す斜視図である。
【図13】ダンパー動作を示すフロー図である。
【図14】ソーラーシステムハウスの全体概要を示す縦断正面図である。
【図15】ソーラーシステムハウスの全体概要を示す夏の昼間の説明図である。
【図16】ソーラーシステムハウスの全体概要を示す夏の夜間の説明図である。
【図17】ソーラーシステムハウスのハンドリングボックスの斜視図である。
【符号の説明】
【0044】
1…屋根板 2…空気流路
3…空気取入口 4…棟ダクト
5…ハンドリングボックス 5a…入口ダンパーボックス
5b…ファンボックス 5c…出口ダンパーボックス
6…逆流防止兼流路切換えダンパー
7…ファン
8…流路切換えダンパー 9…排気ダクト
10…立下りダクト 11…土間コンクリート
12…床パネル 13…空気流通空間
14…床吹出口 15…お湯とりコイル
16…循環配管 17…貯湯槽
18…循環ダクト 19…温水ボイラー
20…室内 21…給湯配管
23…ガラス
24…ダンパーモーター 24a…シャフト部
24b…本体部 25…シーソー金物
26…被検出部 27…非接触センサー
28…ベース
32…接続ダクト 33…小屋裏

【特許請求の範囲】
【請求項1】
屋根面を集熱面としてその直下に勾配を有する空気流路とこの空気流路に接続する集熱ダクトとしての棟ダクトを屋根集熱部とし、屋根裏空間である小屋裏に設置する内部にダンパー、ファンを設けたハンドリングボックスおよびこのハンドリングボックスに接続する立下りダクトを介して該集熱部からの空気を床下または室内への放熱または蓄熱部へ送るソーラーシステムハウスのハンドリングボックスにおいて、ハンドリングボックス内に板羽根状のダンパーを設けるダンパーボックスは、ダンパー位置を検知する位置センサーをダンパー故障検知センサーとして設けたことを特徴とするソーラーシステムハウスのハンドリングボックス。
【請求項2】
位置センサーは、板羽根状のダンパーを回動させるダンパーモーターのシャフト部にシーソー金物を設け、このシーソー金物の端部を非接触で検知する非接触センサーをダンパーモーターの本体部側に設けたことを特徴とする請求項1記載のソーラーシステムハウスのハンドリングボックス。
【請求項3】
ダンパーモーターの本体部にビスや接着材での固定で、または、ダンパーモーターの位置決めナットを利用してベースを設け、非接触センサーはこのベースに取り付ける請求項2記載のソーラーシステムハウスのハンドリングボックス。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2008−121906(P2008−121906A)
【公開日】平成20年5月29日(2008.5.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−302677(P2006−302677)
【出願日】平成18年11月8日(2006.11.8)
【出願人】(399015986)オーエム計画株式会社 (7)