説明

ソーラータイル

【課題】
温度変化等で枠体に大きな撓みが生ずることなく、長期間水密性の維持を確保できるソーラータイルを得ることを目的としている。
【解決手段】
本発明のソーラータイル1は、開口部の周縁部に枠体設置部となるフランジ部3を有する有底枠状のソーラータイル本体5と、前記のフランジ部3に設置された弾性体からなるシール部材9と、シール部材9に重なると共に前記本体の開口部23を覆う透光性の部材からなる蓋体11と、蓋体11の外周部を押圧するように配置され、フランジ部3に固定される枠体15を有し、枠体15は少なくとも2分割され、分割された部材同士の対向部に所定の隙間Sができるように固定されていることを特徴とするものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽光をエネルギー源として発光し、路面の照明や案内表示等に用いるソーラータイルに関するものである。
【背景技術】
【0002】
ソーラータイルは本体内に太陽光発電装置や蓄電装置、照明装置を収容し、路面に設置され、路面の照明や案内表示等に用いられる。
ソーラータイルは路面に設置するため、気温の変化や太陽光から受ける熱、上方を通過する人や車から受ける不均一な外力等を受けても内部に雨水等が侵入しないような構造である必要がある。
そのようなソーラータイルの先行技術には以下のものがある。
【0003】
特許文献1に開示されたソーラータイルは、有底枠状の本体(同文献中、ケーシング1)に、円形の環状体から形成さている枠体(同、防水留め金具20)をねじ固定し、その枠体で強化ガラス製の蓋体(同、蓋2)をシール部材を介して本体に押さえる構造を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実用新案登録公報 第3055207号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ソーラータイルは、本体を地中に埋設し、枠体および蓋体を地表面に臨ませて設置される。そのため、枠体は地面上に露出して太陽光等の環境変化の影響を直接受けるが、地中にある本体はその影響を直接受けない。このように枠体と本体は環境変化の影響度合いが異なるため、本体と枠体で温度差が生じ、本体と枠体の熱膨張量が異なることになる。
このとき特許文献1に開示されたソーラータイルは、枠体が切れ目のない環状体で形成されて、本体にねじ固定されている。このため、本体と枠体の熱膨張量が異なると、本体と枠体との間で相互に応力が作用し、枠体には、本体側から固定ねじを介して応力が作用し、枠体に面外方向の撓みが発生する可能性がある。枠体に撓みが発生すると、蓋体に対する押圧力が弱まり、本体と枠体の間に隙間が生じ、その隙間から雨水等が侵入する恐れがある。
【0006】
また、切れ目のない環状体で形成した枠体の場合、切れ目のない枠体という1つの部材上に配置される固定ねじ間で、比較的距離が離れているものが存在する。枠体が固定ねじから受ける応力は固定ねじ間の熱膨張量に比例して大きくなるため、比較的距離が離れている固定ねじが存在する従来例の場合、枠体に作用する応力も大きくなると考えられる。そのため、固定ねじや固定ねじで固定される各部材に疲労が蓄積されて耐久性に悪影響を与えると共に、繰り返し応力が長期間作用すると、ねじが緩んでしまうという問題もある。
【0007】
また、枠体に作用する応力は、上述したような温度変化による枠体と本体の熱膨張量の違いによってもたらされる場合だけではなく、ソーラータイルの上方を通過する人や車から不均一な力を受ける際にも発生する。この際、枠体が環状体であるため、枠体の一部分に作用する応力は枠全体にも影響し、前述した問題と同様に、固定ねじ及び固定ねじで固定される各部材への疲労の蓄積や、ねじの緩みを発生させる。特に前述した面外方向に撓んで本体と枠体の間に隙間が発生し、該隙間の発生している部位に力を受けると、てこの原理で比較的大きな力が作用することもあり、疲労の蓄積やねじの緩みを助長する。
【0008】
また更に、環状体からなる枠体の場合、その製造時には少なくとも枠体よりも大きな板材から環状の枠体をプレス成形しなければならず、使用可能な平板材料が限定され、また枠体を打ち抜いたあとの材料が無駄になり製造コストが大きくなるという問題もある。
【0009】
本発明はかかる課題を解決するためになされたものであり、温度変化等で枠体に大きな撓みが生ずることなく、長期間水密性の維持を確保できると共に製造コストも低減できるソーラータイルを得ることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
(1)本発明に係るソーラータイルは、開口部の外周に枠体設置部を有する有底枠状の本体と、前記枠体設置部に設置された弾性体からなるシール部材と、該シール部材に重なると共に前記本体の開口部を覆う透光性の部材からなる蓋体と、該蓋体の外周部を押圧するように配置され、前記枠体設置部に固定される枠体とを有し、該枠体は少なくとも2分割されて構成され、分割された各部材同士の対向部に所定の隙間ができるように固定されていることを特徴とするものである。
【0011】
(2)また、上記(1)に記載のものにおいて、前記枠体は、分割された各部材を前記枠体設置部に設置したときに矩形状を形成するものであり、分割された各部材は少なくとも角部を含むように形成されていることを特徴とするものである。
分割された枠体の各部が角部を含むことで、各部の剛性が高くなり、固定ねじの数が同じであれば角部を含まない場合に比較してより強固な押圧力が得られ、逆に必要な押圧力を得るのに角部を含まない場合に比較して固定ねじの数を少なくすることが可能になる。
【0012】
(3)また、上記(2)に記載のものにおいて、前記枠体は、分割された各部材を前記枠体設置部に設置したときに正方形を形成するものであり、前記各部材は等辺L字体状に4分割されていることを特徴とするものである。
【0013】
(4)また、上記(1)乃至(3)のいずれかに記載のものにおいて、前記枠体は前記枠体設置部に固定ねじによって固定されており、該固定ねじが前記シール部材の外周側に設けられていることを特徴とするものである。
【0014】
(5)また、上記(4)に記載のものにおいて、前記枠体を固定する固定ねじのねじ孔が該枠体の長手方向に千鳥状に形成されていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0015】
本発明に係るソーラータイルは、開口部の外周に枠体設置部を有する有底枠状の本体と、前記枠体設置部に設置された弾性体からなるシール部材と、該シール部材に重なると共に前記本体の開口部を覆う透光性の部材からなる蓋体と、該蓋体の外周部を押圧するように配置され、前記枠体設置部に固定される枠体とを有し、該枠体は少なくとも2分割されて構成され、分割された各部材同士の対向部に所定の隙間ができるように固定されているので、直射日光による熱や外気温の変化によって本体と枠体の間で熱膨張量が異なる場合であっても、両者間での相対的な位置変化が許容され、枠体に大きな撓みが生ずることなく、さらにねじや各部材に対して負荷がかかることがなくなり、ねじの緩みも発生しなくなり、長期間水密性の維持を確保できる。
また、枠体を少なくとも2分割にして組立時に環状になるようにしたので、成型時に環状の枠体を成形する場合と比較して、一枚の平板材料からより多くの枠体を成形することができ、コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の一実施の形態に係るソーラータイルの平面図である。
【図2】図1における矢視A−A線に沿う断面図である。
【図3】図2における丸で囲んだ部分の拡大図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る枠体を構成する等辺L字体の平面図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る枠体を構成する等辺L字体の斜視図である。
【図6】図4における矢視B−B線に沿う断面図である。
【図7】図4における矢視C−C線に沿う断面図である。
【図8】本発明の一実施の形態に係るソーラータイルの底面図である。
【図9】本発明の一実施の形態に係るソーラータイルの正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本実施の形態にかかるソーラータイル1は、開口部23の周縁部に外向きのフランジ部3を有する有底枠体の本体5と、フランジ部3に形成されたシール部材用溝7に設置された弾性体からなるシール部材9と、シール部材9に重なると共に本体5の開口部23を覆う透光性の部材からなる蓋体11と、蓋体11の外周部を押圧するように配置され、フランジ部3にねじ固定される枠体15を有している。以下詳細に説明する。
【0018】
<本体>
本体5は開口部23の周縁部に外向きのフランジ部3を有する有底枠状によって構成されている。なお、本実施の形態のフランジ部3は本発明の枠体設置部に相当する。
本体5の内側には導光板2、太陽電池セル4、蓄電装置6等の機器が収容されている。なお、本実施の形態における本体5はアルミダイキャスト製である。
【0019】
フランジ部3の上面最外周部には上方に突出する凸部17が全周にわたって形成されている。凸部17の内側には、枠体15を設置するための枠体設置面19が形成され、さらにその内側には蓋体11を設置するための蓋体設置面21が形成されている。したがって、本体5を開口部23の上方から見ると、開口部23を取り囲むように蓋体設置面21があり、蓋体設置面21を取り囲むように枠体設置面19があり、さらに枠体設置面19を取り囲むように凸部17の上面があるという配置になっている。
【0020】
フランジ部3における凸部17、枠体設置面19及び蓋体設置面21の3者の高さの関係を説明すると、凸部17の上面が最上面で、枠体設置面19は凸部17の上面より枠体15の厚み分下がった位置にあり、さらに蓋体設置面21は枠体設置面19から蓋体の外周部に形成された段部13(図3参照)の厚み分下がった位置にある。
【0021】
また、図2、図8に示すようにフランジ部3の下面内周部には、所定間隔を離して下方に膨出する膨出部25を有する。膨出部25は各辺に3個設けられ、中央にある膨出部25aは他の2個の膨出部25bよりも大形に形成されている。膨出部25は枠体15を本体5に固定するための枠体固定用ねじ27のねじ孔29を設けるため部分であり、ねじ孔29の深さよりも厚くなるように設定されている。このようにねじ孔29に必要な箇所のみを膨出させることにより、フランジ部3全体がねじ孔の深さよりも厚さを有さなくてもよく、本体5の省材料化が図られている。
【0022】
また、図3に示すように蓋体設置面21にはシール部材9を設置するためのシール部材用溝7を有する。シール部材用溝7は蓋体設置面21の径方向の中央部に全周にわたって形成されている。シール部材用溝7の深さは、円断面をもつシール部材9の直径より浅く設定される。シール部材用溝7の深さをこのように設定することにより、シール部材9を設置した際に、シール部材9の上部が蓋体設置面21から突出し、蓋体11を設置したとき突出部が蓋体11によって押圧され、水密性を発揮する。
【0023】
また、図3、図8に示すようにフランジ部3の底面の各角部にはソーラータイル1を埋設する際に地面に固定するための溝付きスプリングピン31を設けている。
【0024】
<蓋体>
蓋体11は透光性を有する材料から成る1枚の矩形状の板によって形成され、図2に示すように、外周下面が蓋体設置面21に載置されて本体5に設置されている。
蓋体11の外周部には表面側から枠体15の厚み分だけへこむ段部13が形成されている。蓋体11の外周部に段部13を形成することにより、枠体15を設置したときに、枠体の上面33と蓋体の上面35が面一となる。
蓋体の上面35は、上方を通る人や車の滑り止め用の突起37を複数有している。
【0025】
<枠体>
枠体15は、図4、図5に示すように辺の等しいL字型の形状からなる部材(以下、「等辺L字体39」という)を4枚、図1に示すように配置することで、矩形環状体に形成されている。このとき、等辺L字体39は各辺の端部41を対向させて配置されており、端部41同士間には0.5mmの隙間Sが形成されている(図1参照)。
なお、等辺L字体39はステンレス製である。
【0026】
1つの等辺L字体39は、5か所の皿ねじ用貫通孔43を有している。皿ねじ用貫通孔43は、等辺L字体39の角部に1か所(皿ねじ用貫通孔43a)、各端部41近傍に1か所ずつ(皿ねじ用貫通孔43b)、さらに皿ねじ用貫通孔43aと各皿ねじ用貫通孔43bの中間に1か所ずつ(皿ねじ用貫通孔43c)に形成されている。
皿ねじ用貫通孔43cは、皿ねじ用貫通孔43aと皿ねじ用貫通孔43bを結ぶ線の中央から枠外方向にずれた箇所に位置している。つまり、各皿ねじ用貫通孔43の位置は、一方の皿ねじ用貫通孔43bから、その隣り合う皿ねじ用貫通孔43を順に線で結んでいくと、折れ曲がった線を形成するような千鳥配置となっている(図6および図7を参照)。
【0027】
また、図3に示すように皿ねじ用貫通孔43は、ねじ螺入時に皿ねじの頭部上面と等辺L字体39の上面が一致するように皿ねじの頭部の形状に合わせてテーパ部が形成される。
【0028】
皿ねじ用貫通孔43の径は、枠体固定用ねじ27のねじ部の径よりも若干大きく設定され、枠体固定用ねじ27を入れると所定の隙間が形成されるようになっている。本実施の形態では皿ねじ用貫通孔43は直径6mmであり、使用するねじはM5としており、前記ねじ部と皿ねじ用貫通孔43の間には片側0.5mmの隙間が形成されている。
【0029】
<全体の形状に関して>
ソーラータイル1は、本体5内に蓄電装置6等を収容し、シール部材用溝7にシール部材9を設置した後、蓋体11で開口部23を覆い、さらに等辺L字体39を環状になるように4枚配置し、枠体固定用ねじ27で等辺L字体39を本体5に固定して組み立てられている。このとき、図3に示すように凸部17の上面、枠体の上面33、枠体固定用ねじ27の頭部上面、および蓋体の上面35は略面一となる。
【0030】
また、図3に示すように等辺L字体39はねじ固定によって蓋体11を押さえつけ、さらに蓋体11はシール部材9の突出部を本体5に押さえつけることで水密性を発揮する。
【0031】
上記のように組み立てられた本実施の形態に係るソーラータイル1を地中に埋設した場合、等辺L字体39は地面上に露出しているため気温等の環境変化の影響を直接受けるが、本体5は地中にあり、また蓋体11で覆われているため、その影響を直接受けない。そのため環境の変化があると、等辺L字体39と本体5で温度差が生じ、その結果、両者間で熱膨張量が異なることになる。このとき、本実施の形態では、等辺L字体39間に0.5mmの隙間Sがあるため、本体5側から等辺L字体39に作用する応力による面方向への歪を逃すことができ、面外方向の撓みの発生を抑制することができる。その結果、等辺L字体39で蓋体11を押さえつける力が弱まって本体5と等辺L字体39の間に隙間が生じることがなく、長期間水密性の維持を確保することができる。
また、上記隙間が生じないので、発明が解決しようとする課題の項で説明したてこの原理による疲労の蓄積やねじの緩みを助長することもない。
【0032】
また、本実施の形態に係るソーラータイル1は、枠体15を4枚の等辺L字体39によって形成したので、本体5と枠体15に熱膨張係数の異なる材料を使用した場合でも熱膨張量の違いによる悪影響を受けることもない。
【0033】
また、本実施の形態に係るソーラータイル1は、枠体15を4枚の等辺L字体39によって形成したので、熱膨張によって枠体15が枠体固定用ねじ27から受ける応力による悪影響も軽減される。以下、この点を詳細に説明する。
まず、熱膨張量を考えるため、枠体固定用ねじ27間の距離について整理する。切れ目のない環状体で形成した従来例のような枠体の場合、角部に配置された固定ねじと、その対角に配置された固定ねじの間の距離が最も離れている。他方、等辺L字体39の場合、皿ねじ用貫通孔43bに挿入した枠体固定用ねじ27同士の間の距離が最も離れている。よって、切れ目のない環状体で形成した枠体と、4枚の等辺L字体39を環状に配置して形成される枠体15が、大きさが同じである場合、ねじ固定される最大距離は等辺L字体39で枠体を形成した場合の方が短くなる。そのため、ねじ固定される部材間の熱膨張量も小さくなる。その結果、ねじ固定される部材間に作用する応力も小さくなり、疲労が蓄積されて耐久性に悪影響を与える問題や、ねじが緩んでしまうという問題を改善することができる。
【0034】
また、等辺L字体39同士は分離しているため、ある1つの等辺L字体39に、ソーラータイル1の上方を通過する人や車から応力が作用した場合、他の等辺L字体39へ影響を及ぼすことがなく、一部分に作用した応力が枠体全体に影響するような環状体の場合と比較して、疲労の蓄積や、ねじの緩みの問題を改善することができる。
【0035】
また、等辺L字体39の皿ねじ用貫通孔43の位置は、上方から見ると、角部に1か所、さらに辺部の長手方向に千鳥状に2か所ずつ位置されているため、等辺L字体39は、直線状にねじ孔が位置されている場合と比較して、蓋体11への押圧力がより強固になる。
【0036】
また、等辺L字体39は矩形の角部を含むような形状の部材であり、長方形の部材と比較して面剛性が高く、結果として、少ないねじ数で蓋体11への押圧力が確保できる。
【0037】
また、本実施の形態に係る枠体15は4枚の等辺L字体39によって形成されるので、等辺L字体39を製造する際、より小さな平板材料からプレス成形することができ、また等辺L字体39の形状は1つの平板材料から効率的に材料取りをすることが可能である。
この点から、切れ目のない環状体から枠体を形成した際のコスト的な問題を改善することができる。
【0038】
なお、上記の実施の形態においては、本体5が正方形であり、その形状に伴い枠体15を構成する部材を、L字状の部材(等辺L字体39)としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、下記のような態様も含む。
例えば、本体5が円形である場合、その形状に伴って枠体15は組み合わさることで円環を形成するような2枚の半円環状の部材から構成してもよい。また、本体5が5角形のような多角形の場合、その形状に伴って、複数の部材から多角形環をなすような複数の部材から構成してもよい。この場合、多角形の角部を含むような部材とすることで、面剛性を高くでき、好ましい形態となる。
また、上記の実施の形態においては、シール部材9の設置する個所はシール部材用溝7としたが、シール部材9の設置個所は溝状ではなく、例えば切欠状で形成されていてもよい。
【符号の説明】
【0039】
S 隙間
1 ソーラータイル
2 導光板
3 フランジ部
4 太陽電池セル
5 本体
6 蓄電装置
7 シール部材用溝
9 シール部材
11 蓋体
13 段部
15 枠体
17 凸部
19 枠体設置面
21 蓋体設置面
23 開口部
25 膨出部
25a 膨出部
25b 膨出部
27 枠体固定用ねじ
29 ねじ孔
31 溝付きスプリングピン
33 枠体の上面
35 蓋体の上面
37 滑り止め用の突起
39 等辺L字体
41 端部
43 皿ねじ用貫通孔
43a 皿ねじ用貫通孔
43b 皿ねじ用貫通孔
43c 皿ねじ用貫通孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口部の外周に枠体設置部を有する有底枠状の本体と、前記枠体設置部に設置された弾性体からなるシール部材と、該シール部材に重なると共に前記本体の開口部を覆う透光性の部材からなる蓋体と、該蓋体の外周部を押圧するように配置され、前記枠体設置部に固定される枠体とを有し、該枠体は少なくとも2分割されて構成され、分割された各部材同士の対向部に所定の隙間ができるように固定されていることを特徴とするソーラータイル。
【請求項2】
前記枠体は、分割された各部材を前記枠体設置部に設置したときに矩形状を形成するものであり、分割された各部材は少なくとも角部を含むように形成されていることを特徴とする請求項1記載のソーラータイル。
【請求項3】
前記枠体は、分割された各部材を前記枠体設置部に設置したときに正方形を形成するものであり、前記各部材は等辺L字体状に4分割されていることを特徴とする請求項2記載のソーラータイル。
【請求項4】
前記枠体は前記枠体設置部に固定ねじによって固定されており、該固定ねじが前記シール部材の外周側に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のソーラータイル。
【請求項5】
前記枠体を固定する固定ねじのねじ孔が該枠体の長手方向に千鳥状に形成されていることを特徴とする請求項4に記載のソーラータイル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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