説明

タイヤチェーン

【課題】タイヤチェーンの装着を容易にする。
【解決手段】本発明は車両タイヤ(2)のためのタイヤチェーン(1)に関し、タイヤチェーンは、少なくとも1つの牽引摩擦部(3)と少なくとも1つの保持部(6)とを備える。牽引摩擦部(3)は、実質的に環状に載置することができ、車両タイヤ(2)の走行面(4)に配置され、保持部(6)は、軸方向(A)において牽引摩擦部(3)に取付けられ、車両タイヤ(2)のショルダ(5)に配置され、引張手段の形態の少なくとも1つの保持手段(8)を有する。冒頭で述べた特徴を有するタイヤチェーンの装着を容易にするために、本発明に従い、保持手段(8)上で少なくとも1つの転動体(10)が保持手段(8)の長手方向(L)を軸として回転可能に保持され、転動体は、タイヤチェーン(1)が装着された状態においてショルダ(5)と転がり接触する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、牽引摩擦部と少なくとも1つの保持部とを備えた車両タイヤ用タイヤチェーンに関する。牽引摩擦部は、角度をなして載置してもよく、車両タイヤの走行面が位置する部分である。保持部は、軸方向において牽引摩擦部と連結され、車両タイヤのショルダに配置され、引張手段の形態の少なくとも1つの保持手段を有する。
【背景技術】
【0002】
こういった種類のタイヤチェーンは、周知であり、たとえば、滑り止めチェーンもしくは装置として、特にスノーチェーンとしてまたはタイヤ保護チェーンとして、使用されている。タイヤチェーンを車両タイヤに装着すると、牽引摩擦部は車両タイヤの走行面上で支持される。滑り止めチェーンの牽引摩擦部は、湿地、泥、雪および/または氷といった滑りやすい地面上で牽引摩擦力を高める役割を果たす。タイヤ保護チェーンの牽引摩擦部は、走行面を、鋭く尖った物体および/または熱い物体による損傷から保護し、同時に、十分な牽引摩擦力を提供する。牽引摩擦部は、らせん鎖または単鎖リンクおよび/または棒リンクを有していてもよく、牽引摩擦部を形成するらせん鎖は、連続メッシュに接続されていてもよい。しかしながら、牽引摩擦部は、織物材料を有することもあり、ある種のスノーチェーンではいわゆるソックス、すなわち織物のシェルを含むことがある。
【0003】
牽引摩擦部を走行面に密着させるためには、牽引摩擦部を環状に載置すればよい。軸方向でもある横方向、すなわち車両タイヤの回転軸の方向において、保持部が牽引摩擦部の少なくとも一方側に接続される。この保持部は、車両タイヤのショルダおよび装着された状態のタイヤチェーンに接する。保持部は、車両タイヤ走行中にタイヤチェーンが横方向に落ちないようにする。保持部は、引張手段の形態で設計された保持手段を有する。この保持手段は、同時に、保持部を径方向に締めることにより牽引摩擦部を固定し走行面上で牽引摩擦部に張力を加えるために、張力付加チェーン、たとえば張力付加ベルト、ストラップ、ロープまたはバインダの形態の張力付加手段として機能してもよい。保持手段はまた、少なくとも断面方向に伸長することにより保持部および牽引摩擦部をばね力によって緊張させることができるものであってもよい。保持手段はさらに、たとえばウィンチまたはラチェットのような機械的な張力付加装置であってもよい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
構造に関する開発者達のさまざまな努力にもかかわらず、多くのタイヤチェーンの装着は、特に好ましくない環境状況で行なうときに作業者がたとえば手袋を装着する必要がある場合、未だに複雑である。
【0005】
したがって、本発明の目的は、冒頭で述べた特徴を有するタイヤチェーンの装着を容易にすることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この目的は、本発明に従い、冒頭で述べた種類のタイヤチェーンにおいて、保持手段上で少なくとも1つの転動体がこの保持手段の長手方向を軸として回転可能に保持され、タイヤチェーンが装着された状態において転動体がタイヤチェーンと転がり接触することにより、達成される。
【0007】
この簡単な解決策により、保持部を、走行面上で、車両に面するタイヤの内側まで、より簡単かつ好都合に押し進めることができ、保持部を走行面の上で滑らせている間に保持部がタイヤのトレッドに巻き込まれることはない。転動体の厚みを大きくすることにより、保持部は、厚みが増し、車両タイヤのトレッド溝またはトレッドバーそれぞれに巻き込まれることはないであろう。転動体が保持部に対して回転できるので、保持部を、走行面の上およびトレッド溝またはトレッドバー各々の上で、容易に押し進めることができる。なぜなら、タイヤチェーンを載置している間、転動体のハブにより、保持部を車両の走行面上で転がすことができるからである。
【0008】
転動体とタイヤのショルダとが転がり接触するので、保持部をタイヤチェーンに対し容易に動かすことができる。したがって、保持部は、より早く自らの中心を定めることができ、より簡単に載置後の負荷の変化に対応することができる。
【0009】
本発明に従う解決策は、各々がそれ自体好都合であり互いに独立している以下の実施の形態によって、さらに改善されるであろう。
【0010】
さらに、少なくとも1つの転動体または保持手段の上で隣り合わせに配置された多数の転動体が、保持部の長手方向において互いに距離を置いて設けられた2つの保持器の間のスペーサまたは保持部の別の部分を形成してもよい。保持手段は保持器を介して少なくとも間接的に牽引摩擦部に接続される。この実施の形態は、装着のためのスペーサのおかげで2つの保持器の間の距離が常に正確または少なくともほぼ正確であるという利点を提供する。タイヤチェーンが装着された状態で、これら2つの保持器を介し、保持手段の保持力および張力が牽引摩擦部に伝えられる。結果として、スノーチェーンの装着中、手で保持器を保持手段に沿って正しい位置まで押し進める必要はない。
【0011】
別の好都合な実施の形態に従うと、少なくとも2つの転動体が、保持手段の長手方向において互いに距離を置いて設けられた2つの保持器の間で、保持手段の長手方向に並べられる。この実施の形態では、並べる転動体の数によって、保持器間の距離を異なる距離に調整してもよく、これにより、タイヤチェーンを、サイズが異なる車両タイヤに適合させることができる。さらに、用途に応じて、設計の異なる転動体の異なる組合せを用いてもよく、たとえば、転動体の直径が保持器に向かって減少していてもよい。
【0012】
好都合なことに、個々の転動体が、互いにまたは独立して動くことができる。転動体が互いに動くことができると、保持手段がトレッド溝に巻き込まれるまたはトレッド突起に絡まることがなく、タイヤチェーンを載置し易い。転動体が、特に互いに独立して回転できることによって、保持手段が絡まっている間も自在に回転するようにしてもよい。
【0013】
別の好都合な実施の形態に従うと、少なくとも個々の転動体が、保持手段に、互い傾斜可能に配置される。この実施の形態では、互いに傾斜可能な個々のセグメントが形成され、これは、非可撓性保持手段に対してであっても、可撓性または復元力がある外部シェルを形成する。既に可撓性を有している保持手段の場合、この実施の形態において、その可撓性が維持される。
【0014】
保持手段の湾曲および/または保持手段の伸長に対応できるよう、少なくとも個々の転動体が、互いに動くまたは変位することができるものであってもよい。
【0015】
転動体を、球状、スリーブ状、または筒状に設計してもよい。
好ましくは、転動体は、装着された状態で車両に面する内側の保持部のみに設けられる。なぜなら、装着中はこの保持部のみを走行面上で押し進めるからである。
【0016】
保持手段を、少なくとも1つの転動体の、連続するたとえば中央の開口を通して押してもよい。この開口の幅は保持手段の直径よりも大きい。
【0017】
保持手段自体が1以上の弾性ロープで構成されていてもよい。
保持手段上で周方向に並べられた転動体の全長は、さらに好都合な実施の形態において、保持手段の周方向の長さより大きくてもよい。このため、この実施の形態では、保持手段を閉じるときには、保持手段を伸長させる必要があるので、自動的に予備張力が生じ、この力により、タイヤチェーンの中心が自動的に定められる。
【0018】
以下、本発明について、さまざまな実施の形態に基づき図面を参照しながら例示的に説明する。各実施の形態と関連付けて説明する特徴は、上記実施の形態に従い、自由に修正、削除、または、他の実施の形態の1つ以上の特徴と組合わせてもよいが、これは特定用途においてある特徴に対応する利点に帰着しない場合に限る。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】タイヤに載置されているときの本発明に従うタイヤチェーンの第1の実施の形態の概略斜視図を示す。
【図2】装着された状態の図1の実施の形態の概略斜視図を示す。
【図3】本発明に従うタイヤチェーンのさらなる実施の形態の概略斜視図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0020】
最初に、本発明について図1および図2の実施の形態を参照しながら例示的に説明する。図1は車両タイヤ2に装着されているときのタイヤチェーン1を示す。
【0021】
このタイヤチェーンの牽引摩擦部3は、車両タイヤの走行面4に配置され、装着された状態において走行面4に接する。図1では、牽引摩擦部3は既に走行面4上において車両タイヤ2の上半分で支持されている。牽引摩擦部を、実質的に環状に置いてこれが走行面4の周りに装着されるようにしてもよい。好ましくは、牽引摩擦部3は走行面4の幅全体に延在する。走行面4には通常、トレッド溝4bおよびトレッド突起4cを有するトレッドパターン4aが設けられている。
【0022】
タイヤチェーン1の内側の保持部6および外側の保持部6aは、車両タイヤ2のタイヤショルダ5に配置される。図1は、外側の保持部6aを示す。この外側の保持部は、走行面4とタイヤショルダ5との間の移行部分にあるタイヤショルダ7の領域で、軸方向Aにおいて牽引摩擦部3に連結される。外側の保持手段6aは、径方向Rにおいて、牽引摩擦部から回転軸O方向内側に向かってオフセットされた位置にあり、牽引摩擦部3を固定する。
【0023】
内側の保持部6は、引張手段の形態、ここでは弓型ワイヤの形態で、内側の保持部6および牽引摩擦部3を強く緊張させて縛る役割を果たす、保持手段8を有する。保持部6は、装着された状態で、車両タイヤ2の内側のタイヤショルダ5に接する。保持手段8は、周方向U、すなわち環状に設けられた保持手段の周方向に延在する。保持手段8を強く縛ることにより、保持部の内径Iが増し、保持部6が締まり張力Zを作用させる。この張力は、径方向Rにおいて牽引摩擦部3の内側に向かって有効である。張力Zは、走行面4上で牽引摩擦部3を引張る。しかしながら、図1に示されるように、内側の保持部6に張力が加わる前は、内側の保持部を走行面4上で内側のタイヤショルダ5に向かって外側から押す必要がある。
【0024】
図1には、例示的に、牽引摩擦部3および保持部6がらせん鎖9のように網状に構成されている様子が示されているにすぎない。
【0025】
車両タイヤ2の内側と外側にある2つの保持部6、6aは、運転中、たとえばコーナリング中に、タイヤチェーン1が軸方向A横向きに車両タイヤ2から落ちることを防止する。
【0026】
実際のところ、保持部6を、図2に示される車両タイヤ2の内側に装着することは難しい。なぜなら、車体と内側のタイヤショルダ5との間にはほんのわずかな空間しかなく、このため、タイヤと車体の間に残された隙間を通してユーザがタイヤチェーン1を押し込まなければならないからである。図1において保持部8を走行面4上で滑らせている間、保持部は、トレッド4a、たとえばトレッド4aのトレッド溝4bおよび/またはトレッド突起4cに絡みやすい。
【0027】
この絡みを防止するために、保持部6には少なくとも1つの回転可能な転動体が設けられる。図1および図2に示されているように、この少なくとも1つの転動体10は、特に、保持手段8上で保持手段に対して回転可能に保持される。この転動体により、保持手段8を走行面4上で滑らせ易くなる。これは、保持手段8が隙間の下で転動体の貫通孔11を通して案内されるという点で、容易に行なわれるであろう。
【0028】
図2には、保持手段8上に並べられた複数の転動体10が例示的に示される。これら転動体10は、同様の設計でも異なる設計でもよく、また、球状および/または筒状の設計でもよい。
【0029】
複数の転動体が保持手段8上に並んでいるのであれば、これらは、互いに、独立して回転可能および/または傾斜可能であってもよい。相互に変位できることによって、保持手段8の復元力が保たれる。相互依存して回転できるので転動体は互いに異なる回転をすることができ、このため、保持手段8を走行面4の上で滑らせ易くなる。転動体10は、保持手段8上で長手方向に変位できるのであれば、保持手段8の変形に対してより簡単に適応するであろう。また、転動体10は、保持手段上で傾斜可能である、好ましくは互いに独立して傾斜して設けられるので、保持手段8上で可撓性のシェルを形成し得る。
【0030】
図1および図2に示されるように、保持器12は保持手段8の長手方向Lにおいて互いに距離を置いて設けられており、この保持器12を介して保持手段8が牽引摩擦部3に接続されている。
【0031】
保持手段8を、保持器12により、長手方向に変位可能な状態で保持してもよい。これは、たとえば保持手段8がアイレット、フックまたは環状の保持器12に通される場合である。しかしながら、保持手段を、変位可能な状態で保持器12に接続してもよい。
【0032】
保持器および保持手段が互いに変位可能な状態で、2つの保持器間の距離を決定するために、ほとんどの転動体10が、隣り合う2つの保持器12の間の距離を決定するスペーサ13の役割を果たしてもよい。特に、ほとんどの転動体10が2つの保持器間に配置されていると、この距離を、2つの保持器間に配置された転動体の数および/またはサイズによって、車両タイヤのサイズに容易に合わせることができる。しかしながら、当然ながら1つの細長い転動体10をスペーサとして保持器12間に設けてもよい。転動体は、保持部6または転動体を保持する保持手段8よりも厚みが大きくなるようにされているため、これらは厚みが大きい部分を構成する。厚みDは、保持器12に向かう方向に小さくなっていてもよい。なぜなら、保持器の位置では、タイヤトレッドと絡まる危険性が低いからである。
【0033】
タイヤチェーン1を装着する際は、転動体10を、タイヤショルダ5上で支持することにより転動体がタイヤショルダ5と転がり接触するようにすると、保持手段8は、大きな力を要することなく、タイヤショルダ5上で移動することにより、自らの中心を定めることができる。
【0034】
タイヤの周囲で保持手段8に作用する力が変化すると、保持手段8は、タイヤショルダ5上における転動体10の転動に基づいてこれに対応してもよい。
【0035】
図3には、車両タイヤに装着された状態の本発明に従うさらなるタイヤチェーン1の内側が示される。構造および機能が同じ構成要素には、図1および図2の実施の形態と同じ参照符号が使用される。
【0036】
図3の実施の形態では、タイヤチェーン1の牽引摩擦部3が、車両タイヤ2の走行面4上に置かれた織物のシェルとして設計されている。牽引摩擦力および耐摩耗性を向上させるために、織物のシェルの中には、他の材料からなるはめ込み細工または細線、たとえば、金属または鋼からなるものであってもこれを含むものであってもよいはめ込み細工またはフィラメントが含まれていてもよい。
【0037】
保持部6は、保持器12として、径方向内側に延びるループを有する。この実施の形態において、保持手段8は、環状で閉じており弾性伸縮性がありそれぞれの特性を有する締め付けロープとしてまたは締め付けベルトとして設計されているが、これは例示にすぎない。保持手段8は、タイヤ2上にかぶせるために弾性を持って拡げられた後、牽引摩擦部を走行面4上に張り渡すために、自らタイヤの内側で自動的に締まる。
【0038】
このタイヤチェーンを畳むには、折り曲げるだけでよい。
また、この実施の形態では、保持手段8に、球状またはスリーブ状の設計でもよい転動体10が設けられている。この転動体10は、保持手段8に対し独立して変位可能であり、好ましくは、保持手段の周方向Uまたは長手方向Lそれぞれにおいて隣り合う2つの保持器12間の距離を決定する。
【0039】
転動体10がタイヤショルダ5と転がり接触するので、保持手段8は、装着された状態でタイヤショルダ5の上で移動することができ、このため、保持手段8内の力が最適に分散する。
【0040】
複数の別個の転動体10がともに並んでおりこれらが独立して動くことができるため、セグメント状の構造となり、これが、この場合は弾性かつ可撓性の保持手段8の高い可撓性および復元力を維持し、タイヤチェーン1を使用していないときの積み付け率を小さくすることができる。
【0041】
周方向に並んだ転動体10の全長は、張力が加わっていない状態の保持手段8の長さより大きくてもよい。保持手段をタイヤの周方向に閉じる間、自動的に予備張力が生じ、これがタイヤチェーンの中心を定める。転動体の間に設けられた保持器12と保持器12の間の長さを、転動体10の全長とみなしてもよい。
【0042】
上記実施の形態には変形が可能である。たとえば、保持部6を走行面上に引張り上げ易くするために、装着状態において内側のタイヤショルダ7またはホイールリムと接触する保持部6の他の部分にも、転動体10を設けてもよい。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
牽引摩擦部(3)と少なくとも1つの保持部(6)とを備える、車両タイヤ(2)のためのタイヤチェーン(1)であって、前記牽引摩擦部(3)は実質的に環状に載置することができ、前記牽引摩擦部は車両タイヤ(2)の走行面(4)に配置され、前記保持部(6)は軸方向(A)において前記牽引摩擦部(3)に取付けられ、前記保持部(6)は、車両タイヤ(2)のショルダ(5)に配置され、引張手段の形態の保持手段(8)を有し、
前記保持手段(8)上で少なくとも1つの転動体(10)が前記保持手段(8)の長手方向(L)を軸として回転可能に保持され、前記転動体(10)は、タイヤチェーン(1)が装着された状態において前記ショルダ(5)と転がり接触することを特徴とする、タイヤチェーン(1)。
【請求項2】
前記保持手段(8)の長手方向(L)において互いに距離を置いて設けられた2つの保持器(12)の間のスペーサ(13)を形成する少なくとも1つの転動体(10)が設けられ、前記保持手段(8)は前記保持器(12)を介して少なくとも間接的に前記牽引摩擦部(3)に接続されることを特徴とする、請求項1に記載のタイヤチェーン(1)。
【請求項3】
前記保持手段(8)の長手方向(L)に沿って並べられた少なくとも2つの転動体(10)が、前記保持手段の長手方向において互いに距離を置いて設けられた2つの保持器の間に設けられることを特徴とする、請求項1または2に記載のタイヤチェーン(1)。
【請求項4】
前記転動体(10)の少なくとも一部は、前記保持手段(8)上に、互いに移動可能な状態で配置されることを特徴とする、請求項3に記載のタイヤチェーン(1)。
【請求項5】
球状に設計された少なくとも1つの転動体(10)が設けられることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載のタイヤチェーン(1)。
【請求項6】
スリーブ状に設計された少なくとも1つの転動体(10)が設けられることを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載のタイヤチェーン(1)。
【請求項7】
複数の転動体(10)が前記保持手段(8)に沿って配置され、前記保持手段は弾性伸縮可能となるように設計され、前記転動体(10)の周方向の全長は、伸長されていない状態の前記保持手段(8)の周方向の長さよりも大きいことを特徴とする、請求項1から6のいずれか1項に記載のタイヤチェーン(1)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−224329(P2012−224329A)
【公開日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−94621(P2012−94621)
【出願日】平成24年4月18日(2012.4.18)
【出願人】(509003069)アールウーデー ケッテン リーガー ウント ディエッツ ゲーエムベーハー ウー. ツェーオー. カーゲー (5)