説明

タグシステムおよびRFIDタグ

【課題】簡単な構成で、タグに接続された装置を駆動できるタグシステムおよびタグを提供する。
【解決手段】タグシステム10は、所定の機能を有する装置を駆動可能なRFIDタグ20とRFIDタグを読み出すリーダ12とを含む。RFIDタグ20は、LED24を駆動するための駆動部23を有し、リーダ12からの読み出しに応答するときにサブキャリアを出力し、駆動部23はサブキャリアを検出してLED24を駆動する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は装置を駆動する機能を有するタグシステムおよびRFIDタグに関し、特に、簡単に装置を駆動できるタグシステムおよびRFIDタグに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の、RFIDが備える報知手段を駆動するためにアンテナに照射される電波の電力を抑制しつつ、LEDやブザーなどの報知を実行するRFIDタグシステムが、たとえば、特許文献1に開示されている。特許文献1によれば、リーダライタはハンディリーダライタと設置リーダライタとを含み、設置リーダライタは書棚に陳列された書籍の背表紙に貼付されたRFIDタグの近傍に配置されている。ユーザが所望の書籍を探索する場合、ハンディリーダライタから探求するタグの固有IDを指定した信号を送信し、次いで、設置リーダライタから識別ID指定信号を送信し、探索RFIDタグが備えるLEDを点灯させるシステムを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−301374号公報(要約等)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のLEDのような装置を駆動可能なRFIDタグシステム(以下、「タグシステム」という場合がある)は上記のように構成されていた。従来のようなシステムでは、リーダライタとして、ハンディリーダライタと設置リーダライタとを準備する必要があり、装置として複雑であり、コストがかかるという問題があった。
【0005】
この発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたもので、簡単な構成で、タグに接続された装置を駆動できるタグシステムおよびタグを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係るタグシステムは、所定の機能を有する装置を駆動可能なRFIDタグと前記RFIDタグを読み出すリーダとを含む。RFIDタグは、所定の機能を有する装置を駆動するための駆動部を有し、リーダからの読み出しに応答するときにサブキャリアを出力し、駆動部はサブキャリアを検出して機能を有する装置を駆動する。
【0007】
好ましくは、所定の機能を有する装置はLED等の低消費電力タイプの報知装置であり、駆動部はLEDを駆動する。
【0008】
さらに好ましくは、所定の機能を有する装置はブザー等の高消費電流タイプの報知素子を電池駆動する装置であり、駆動部はブザーを起動する信号を生成する。
【0009】
所定の機能を有する装置を駆動可能なRFIDタグは、RFIDタグと所定の機能を有する装置とその駆動部とが一体的に設けられていてもよいし、分離して設けられていてもよい。
【0010】
所定の機能を有する装置と駆動部はリーダライタからの電磁波を受信するアンテナと、RFIDタグと交信するリピータアンテナとを含むのが好ましい。
【0011】
リーダは固定式であってもよいし、ハンディー式であってもよい。
【0012】
この発明の他の局面においては、RFIDタグは、リーダによって読み出され、所定の機能を有する装置を駆動可能である。RFIDタグは、所定の機能を有する装置を駆動するための駆動部を有し、リーダからの読み出しに応答するときにサブキャリアを出力し、駆動部はサブキャリアを検出して機能を有する装置を駆動する。
【0013】
まず、この発明の原理について説明する。この発明はRFIDタグ用のリーダの問合せに対してRFIDタグが記憶しているデータを送信するときの側波帯成分(以下、「サブキャリア」という)を検出して、検出したサブキャリアを用いて、例えば、LEDを光らせる。図1および図2はこの発明の原理を説明するための図である。図1(A)はISO15693に準拠したタグへのコマンド発行時のサブキャリアを示す図であり、(B)はデータ読取時のサブキャリアを示す図である。
【0014】
図1(A)を参照して、リーダライタからコマンド送信やデータ書込みが行なわれるときは、搬送波(13.560MHz)の上下におよそ26kHz幅のサブキャリアが存在する。一方、図1(B)に示すように、リーダライタがタグからデータを読取ときにはタグは、搬送波(13.560MHz)の上下に424kHzの間隔でおよそ26KHz幅のサブキャリアが存在する。
【0015】
図2は、このサブキャリアを検出して、例えば、LEDを光らせる場合の駆動部のサブキャリア検出回路の構成を示すブロック図である。図2を参照して、駆動部100は、標準のRFIDタグ110に接続された、整流回路101と、検波回路102と、帯域通過フィルタ103と、増幅器104と、コンパレータ105と、LED106とを含む。この帯域通過フィルタ103を用いて424kHz等のサブキャリア周波数に同調させる。
【0016】
なお、ここではタグを用いて説明したが、これに限らず、ICカード等であってもよい。また、ISO15693に準拠したタグを例にあげて説明したが、これに限らず、サブキャリアを用いてデータ読取を行なう任意のタグやICカードに利用可能である。
【発明の効果】
【0017】
RFIDタグの応答時のサブキャリアを検出して、それによって所定の装置を駆動させるようにしたため、タグの応答時に所定の装置を駆動できる。
【0018】
その結果、簡単な構成で、タグに接続された装置を駆動できるタグシステムおよびタグを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】この発明の原理を説明するための図である。
【図2】この発明の原理を説明するための図である。
【図3】装置を駆動する機能を有するタグシステムの一実施の形態を示すブロック図である。
【図4】装置を駆動する機能を有するタグシステムの他の実施の形態を示すブロック図である。
【図5】装置を駆動する機能を有するタグシステムのさらに他の実施の形態を示すブロック図である。
【図6】タグシステムの利用方法を示す図である。
【図7】タグシステムの他の利用方法を示す図である。
【図8】タグシステムのさらに他の利用方法を示す図である。
【図9】タグシステムのさらに他の利用方法を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、この発明の一実施の形態を、図面を参照して説明する。図3はこの発明の一実施の形態に係る、装置を駆動する機能を有するタグシステムの一実施の形態を示すブロック図である(この形式を「一体型光るタグ」という)。ここでは、タグシステムが、装置を駆動する機能として、LEDを点灯させる機能を有する場合について説明する。
【0021】
図3を参照して、タグシステム10は、RFIDタグを特定するためのパソコン11と、パソコン11に接続されたリーダライタ(RW)12と、リーダライタ12に接続されたリーダライタアンテナ13と、リーダライタ12によって特定される、光るタグ20とを含む。光るタグ20は、リーダライタ12からの電磁波によって駆動されて所定の電力を発生するアンテナ21と、アンテナ21に接続されたトランスポンダIC(以下「TRIC」という)22と、光る機能としてのLED駆動部23とを一体的に含む。ここで、リーダライタアンテナ13の形成する磁路を参照番号15で示す。
【0022】
なお、パソコン11には複数のタグがそれを特定する番号と共に格納されており、ユーザがその中から所望のタグを選択することによって光るタグ20を特定できる。また、リーダライタではなく、リーダのみであってもよい。
【0023】
次に、この実施の形態における動作について説明する。パソコン11で所望のタグを特定すると、それがリーダライタ12を介してリーダライタアンテナ13に送られ、それによってタグ20のアンテナ21が起動され、TRIC22が応答する。そのとき、TRIC22が出力するサブキャリアをLED駆動部23に設けられた図示のないサブキャリア検出回路で検出してLED24を駆動する。
【0024】
次にこの発明の他の実施の形態について説明する。図4はこの発明の他の実施の形態を示す図である。この実施の形態においては、先の実施の形態と比べて、LEDを駆動する部分とタグとが分離されている(この形式を「分離型光るタグ」という)点が異なる。その他の部分については、先の実施の形態と同じであるので、同一部分に同一の参照符号を付与してその説明は省略する。
【0025】
図4を参照して、この実施の形態においては、光るタグ30は、RFIDタグ31とLED部35とが別に設けられている。RFIDタグ31は通常のタグであり、アンテナ32とTRIC33とを含み、磁路34でリーダライタアンテナ13とアンテナ32とが接続される。
【0026】
一方、LED部35は、アンテナ36とLED駆動部37とを含み、LED駆動部37は、図示のない駆動回路とLED38とを含む。磁路39でリーダライタアンテナ13とアンテナ36とが接続され駆動部への電力供給が行われる。そして、磁路53でアンテナ32とアンテナ36が接続され、サブキャリアの受信が行われる。
ここでは、TRIC33の出力するサブキャリアをLED部35に格納された駆動回路が検出してLEDを点灯させる。
【0027】
次にこの発明のさらに他の実施の形態について説明する。図5はこの発明のさらに他の実施の形態を示す図である。この実施の形態においては、先の実施の形態と比べて、LEDを駆動する部分にリピータアンテナを設けている点が異なる。その他の部分については、先の実施の形態と同じであるので、同一部分に同一の参照符号を付与してその説明は省略する。
【0028】
図5を参照して、この実施の形態においては、光るタグ40は、LED部41とRFIDタグ46とが別に設けられている。LED部41は図4に示したLED部35にリピータアンテナ49を追加したものであり、アンテナ42と光る機能ブロック43とリピータアンテナ49とを含む。光る機能ブロック43は、図示のない駆動回路とLED44とを含む。ここでは、磁路45でリーダライタアンテナ13とLED部41のアンテナ42とが接続されている。この形式をリピータアンテナ型光るタグという。
【0029】
RFIDタグ46は図4に示した通常のタグであり、アンテナ47とTRIC48とを含む。LED部41のリピータアンテナ49とRFIDタグ46のアンテナ47とが磁路54で接続される。ここでは、TRIC48の出力するサブキャリアをLED部41に格納された駆動回路が検出してLED44を点灯させる。
【0030】
次にこの発明の利用方法について説明する。図6はこの発明の一実施の形態に係る、光るタグを医療カルテの検出に用いた場合の利用例を示す図である。医療カルテの各々には図3で説明した一体型光るタグが貼付されている。
【0031】
図6(A)を参照して、一体型光るタグを利用したカルテ管理システム50は、パソコン11と、リーダライタ12と、リーダライタアンテナ13と、リーダライタアンテナ13の上にカルテの面がリーダライタアンテナ13の長手方向に直交するように並べられた複数の医療カルテ51とを含む。
【0032】
図6(B)は医療カルテを一部取り出した状態を示す図である。図6(B)に示すように、矩形の医療カルテホルダの1つの隅の近傍に光るタグ20が貼付されている。図6(C)は図6(B)に示した医療カルテに取付けられる光るタグ20の模式図である。図6(C)に示すように、タグ20の一部にLED24が設けられている。
【0033】
次に、このシステムの使用方法について説明する。ユーザはパソコン11から所望のカルテ番号を入力する。入力されたカルテ番号に対応するRFIDタグ番号がリーダライタ12に送られ、リーダライタ12からRFIDタグ番号が出力される。それによってRFIDタグが反応し、自己の識別番号を出力する。そのときに同時に出力されたサブキャリアが図示のないサブキャリア検出回路で検出され、それに応じて、カルテに設けられたLED24が点灯する。
【0034】
このようにカルテ管理システムを構成することにより、簡単な構成で、所望の医療カルテを目視で探すことが可能になる。
【0035】
次に、他の利用方法について説明する。図7は図4に示した分離型の光るタグシステムをキーボックスシステム60に用いた例を示す模式図である。
【0036】
図7(A)はこの実施の形態におけるキーボックスシステム60の全体構造を示す模式図である。図7(A)を参照して、パソコン11やリーダライタ12は先の実施の形態と同様に設けられる。この実施の形態においては、リーダライタアンテナ13は横5列、縦4列の合計20個のキーを吊り下げる吊り下げ部63を有するキーボックス61の周囲を囲むように設けられている。
【0037】
個々のキー62はRFIDタグ31に取付けられて、この吊り下げ部63に吊り下げられる。
【0038】
図7(B)は吊り下げ部63と、吊り下げ部63に保持される個々のキー62を示す図である。図7(B)に示すように、吊り下げ部63にはTRIC分離型の光るタグ30が設けられている。ここに、RFIDタグ31に取付けられたキー62が吊り下げられる。
【0039】
このような状態でパソコン11を用いて特定のキー番号を入力すると、それに紐付けされたRFIDタグ31がリーダライタ12およびリーダライタアンテナ13を介して応答する。そのときRFIDタグ31とTRIC分離型光るタグ35は重ねられているため、RFIDタグ31の応答時のサブキャリアをTRIC分離型光るタグ35は検出し、キーボックス61のそのキーが保持されている箇所のTRIC分離型光るタグ35に設けられたLED38が点等する。
【0040】
次に、さらに他の利用方法について説明する。図8は図5に示したリピータアンテナ型光るタグを、チップ部品リールホルダシステム70に用いた例を示す模式図である。
【0041】
図8(A)はこの実施の形態におけるリールホルダシステム70の全体構造を示す模式図である。図8(A)を参照して、パソコン11やリーダライタ12は先の実施の形態と同様に設けられる。リールホルダ71は、所定の幅を有する円板状のリール72を保持するために、上部が開口された、一定の幅を有するファイル状である。この実施の形態においては、リーダライタアンテナ13は複数のリールホルダ71の背面を囲むように設けられている。
【0042】
図8(B)は光機能付きリールホルダ71の全体構成を示す斜視図である。リールホルダ71はその一方側表面に設けられたアンテナカバー磁性体シート73とアンテナカバー磁性体シート73上に貼付されたリピータアンテナ49とを含む。リールホルダ71の背面にはLED44と図示のない駆動回路とが設けられたLED部43が設けられ、その下部にアンテナ42が設けられている。リーダライタ13のアンテナはこのアンテナ42を囲むように設けられている。
【0043】
一方、リール72にはRFIDタグ46が貼付されており、その状態で、リール72はリールホルダ71に収容されている。
【0044】
次にこの実施の形態における利用方法について説明する。チップ部品リール72には購入時点で予めRFIDタグ46を貼り付けておく。同時にそのRFIFタグ46に検索に便利な部品データを書込み、パソコン11に登録しておく。そして、空いているリールホルダ71にリール72のRFIDタグ46が貼り付けられている面をリピータアンテナ49側にして保管する。
【0045】
リール72の保管場所の確認は、そのリール72のRFIDタグ46のデータをリーダライタ12から読み出すことによって行なう。このとき、保管しているリールホルダ71のLED44が光って所在を知ることができる。
【0046】
同様の機能をマウンタの部品フィーダに搭載すれば、保管場所でフィーダ位置の確認及び、マウンタセット時にマウンタからフィーダセット位置と直接フィーダに装着しているリールデータを貼付されたRFIDタグから照合することができ、誤セット防止及びセット位置確認工数の大きな削減が可能になる。
【0047】
次に、さらに他の利用方法について説明する。図9はリピータアンテナ型光るタグを書類管理ホルダに用いた例を示す模式図である。
【0048】
図9(A)はこの実施の形態における書類管理ホルダシステム80の全体構成を示す模式図である。図9(B)は書類ホルダ81の断面図であり、図9(C)はリピータアンテナ型光るタグの具体的構成を示す図である。
【0049】
図9(A)を参照して、書類管理ホルダシステム80は、パソコン11とリーダライタ12とリーダライタアンテナ13と、リーダライタアンテナ13の上に配置された複数の書類ホルダ81を含む。
【0050】
図9(B)および図9(C)を参照して、書類ホルダ81はファイル状であり、相互に対向する一対の矩形の面を有し、その一方側の面にリピータアンテナ49と、1つの隅の近傍にLED部41(アンテナ42を含む)とが設けられている。リーダライタアンテナ13の長手方向に延在するループアンテナの長手方向に直交するように書類ホルダ81の矩形の面が配列される。すなわち、LED部41(アンテナ42を含む)がリーダライタアンテナ13の長手方向に直交するように配列される。
【0051】
書類ホルダ81に保持されるホルダ82は書類ホルダ81とほぼ同様の構成を有するファイル状であり、書類83を保持する書類保持部84と、書類保持部84の一方面に設けられた干渉防止磁性体シート85と、干渉防止磁性体シート85の上に設けられたカードポケット86とを有する。カードポケット86にはISOカード(RFIDタグ)46が収納自在に保持される。
【0052】
次に、この実施の形態の利用方法について説明する。先の実施の形態と同様に、書類83とRFIDタグ46とを関連付けてパソコン11に格納しておく。一方、書類はホルダ82に格納しRFIDタグ46とともに書類ホルダ81に収容して、長手方向に延在するリーダライタアンテナ13上に配列する。
【0053】
パソコン11で所望の書類を選択すると、リーダライタ12を介してRFIDタグ46が検出され、その応答時のサブキャリアを、アンテナ42を介してLED部41が受け、LED44が点灯する。
【0054】
なお、この実施の形態においては、書類識別用のRFIDタグとして汎用のISOカードを使用できる。
【0055】
なお、上記実施の形態においては、タグのサブキャリアを検出して、装置としてLED等の低消費電力タイプ(自分自身で駆動が可能な形式)の報知装置を駆動する場合について説明したが、これに限らず、装置としてブザーや高輝度ランプ等の高消費電力タイプ(自分自身で駆動することなく、他の電池や電源を用いて駆動させる形式)の報知素子を駆動するようにしても良い。また、LEDとブザーとを併用して駆動するようにしてもよい。また、駆動部のLED駆動信号をトリガー信号として出力し、それによって他の電源を用いた、大電流を必要とする警告灯やモータを駆動するようにしてもよい。
【0056】
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示された実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
【産業上の利用可能性】
【0057】
この発明に係るタグシステムは、リーダからの読み出しに応答するときのサブキャリアを検出してLEDを点灯するため、RFIDタグを特定すると同時にタグの位置を検出できるため、位置を検出するタグとして有利に使用される。
【符号の説明】
【0058】
10 タグシステム、11 パソコン、12 リーダライタ、13 リーダライタアンテナ、20,30、40 光るタグ、22 トランスポンダIC、23 LED駆動部、24 LED。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の機能を有する装置を駆動可能なRFIDタグと前記RFIDタグを読み出すリーダとを含むタグシステムであって、
前記RFIDタグは、前記所定の機能を有する装置を駆動するための駆動部を有し、
前記リーダからの読み出しに応答するときにサブキャリアを出力し、
前記駆動部は前記サブキャリアを検出して前記機能を有する装置を駆動する、タグシステム。
【請求項2】
前記所定の機能を有する装置はLEDであり、
前記駆動部は前記LEDを駆動する、請求項1に記載のタグシステム。
【請求項3】
前記所定の機能を有する装置はブザーであり、
前記駆動部は前記ブザーを駆動する、請求項1または2に記載のタグシステム。
【請求項4】
前記所定の機能を有する装置を駆動可能なRFIDタグは、前記RFIDタグと前記所定の機能を有する装置とが一体的に設けられている、請求項1〜3のいずれかに記載のタグシステム。
【請求項5】
前記所定の機能を有する装置を駆動可能なRFIDタグは、前記RFIDタグと前記所定の機能を有する装置とは分離して設けられている、請求項1〜3のいずれかに記載のタグシステム。
【請求項6】
前記所定の機能を有する装置は前記リーダライタからの電磁波を受信するアンテナと、前記RFIDタグと更新するリピータアンテナとを含む、請求項5に記載のタグシステム。
【請求項7】
リーダによって読み出され、所定の機能を有する装置を駆動可能なRFIDタグであって、
前記所定の機能を有する装置を駆動するための駆動部を有し、
前記リーダからの読み出しに応答するときにサブキャリアを出力し、
前記駆動部は前記サブキャリアを検出して前記機能を有する装置を駆動する、RFIDタグ。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−32954(P2012−32954A)
【公開日】平成24年2月16日(2012.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−170978(P2010−170978)
【出願日】平成22年7月29日(2010.7.29)
【出願人】(510207586)
【出願人】(510207597)
【出願人】(510207601)
【出願人】(510207612)株式会社アノテック (1)
【Fターム(参考)】