説明

タンポン用吸収体

【課題】積層体に対して液体を噴射することなく繊維密度の異なる領域を形成する。
【解決手段】液透過性の表面部材1及び吸収部材2を含む積層体10Aを圧縮成型することによって生成されるタンポン用吸収体10において、圧縮成型前の吸収部材10Aは、タンポン用吸収体10を長手方向に2等分した場合の膣口に先に挿入される側の領域である第1領域A、及び、タンポン用吸収体10を長手方向に2等分した場合の膣口から先に抜き取れられる側の領域である第2領域Bによって構成されており、第1領域Aの面積は、第2領域Bの面積よりも小さい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液透過性の表面部材及び吸収部材を含む積層体を圧縮成型することによって生成されるタンポン用吸収体に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に示すタンポン用吸収体では、該タンポン用吸収体を構成する圧縮成型前の吸収部材が、繊維密度が低い第1部位、及び、繊維密度が高い第2部位を有するように構成されている。ここで、第1部位は、第2部位よりも、膣口に先に挿入される側に設けられている。
【特許文献1】特開昭61-170462号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、かかるタンポン用吸収体では、液透過性の表面部材及び吸収部材を含む積層体に対して液体を噴射することによって第2部位が形成されるように構成されているため、かかるタンポン用吸収体を製造するためには、上述の積層体に対して液体を噴射する設備が必要となり、タンポン用吸収体を生成するためのランニングコストが増加するという問題点があった。
【0004】
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、積層体に対して液体を噴射することなく繊維密度の異なる領域を形成することが可能なタンポン用吸収体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1の特徴は、液透過性の表面部材及び吸収部材を含む積層体を圧縮成型することによって生成されるタンポン用吸収体であって、前記タンポン用吸収体を長手方向に2等分した場合の前記圧縮成型前の前記吸収部材は、該タンポン用吸収体を長手方向に2等分した場合の膣口に先に挿入される側の領域である第1領域、及び、膣口から先に抜き取れられる側の領域である第2領域によって構成されており、前記第1領域の面積は、前記第2領域の面積よりも小さいことを要旨とする。
【発明の効果】
【0006】
以上説明したように、本発明によれば、積層体に対して液体を噴射することなく繊維密度の異なる領域を形成することが可能なタンポン用吸収体を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
(本発明の第1の実施形態に係るタンポン用吸収体)
図1乃至図3を参照して、本発明の第1の実施形態に係るタンポン用吸収体20について説明する。
【0008】
図1は、本実施形態に係るタンポン用吸収体10が挿入された状態のタンポン用アプリケータ20の斜視図であり、図2は、本実施形態に係る圧縮成型後のタンポン用吸収体10の斜視図であり、図3は、本実施形態に係るタンポン用吸収体10の圧縮成型前の積層体10Aの平面図である。
【0009】
図1に示すように、本実施形態に係るタンポン用吸収体10は、タンポン用アプリケータ20の外筒内に収容されるように構成されている。
【0010】
また、外筒内に収容されているタンポン用吸収体10は、膣口内に挿入される際に、タンポン用アプリケータ20の押し出し部材によって後方から押されて、タンポン用アプリケータ20の開口部に形成されている片部を押し開いて外筒の外部に出るように構成されている。
【0011】
図2に示すように、本実施形態に係るタンポン用吸収体10の後端から引き出しコード3が延出しており、図1に示すように、かかる引き出しコード3は、押し出し部材内を通って、タンポン用アプリケータ20の外部に延びている。
【0012】
かかるタンポン用吸収体10は、図3に示す積層体10Aを圧縮成型することによって生成されるように構成されている。例えば、図3に示す積層体10A(吸収部材2)を円筒状に丸めたものを圧縮成型することによってタンポン用吸収体10を生成してもよい。
【0013】
ここで、積層体10Aの圧縮成型工程において、積層体10Aは、長手方向に複数の凸部を持った金型で概円筒形に圧縮成型される、若しくは、搬送方向(MD方向)及び交差方向(CD方向)からそれぞれプレスされることより規定寸法に圧縮成型される。
【0014】
なお、圧縮成型後のタンポン用吸収体10の長さ方向の寸法は、30〜60mmが望ましい。圧縮成型後のタンポン用吸収体10の長さ方向の寸法が、30mm以下である場合には、タンポン用吸収体10の膣に接する面積が少なすぎて経血を十分に吸収することができず漏れやすくなり、圧縮成型後のタンポン用吸収体10の長さ方向の寸法が、60mm以上である場合には、膣口付近までタンポン用吸収体10が膨張し、違和感を生じさせてしまう。
【0015】
図3に示すように、かかる積層体10Aは、液透過性の表面部材1と、吸収部材2と、吸収部材2に糸によって接合されている引き出しコード3とによって構成されている。
【0016】
表面部材1は、必要に応じて用いられるものであって、レーヨンやコットンや2成分繊維や、或いは、当該技術分野において既知の他の好適な天然繊維若しくは合成繊維を包含してもよい。
【0017】
レーヨンやポリエチレンやポリプロピレンやこれらの混合物は、かかる表面部材1としての使用に特に好適である。また、表面に孔が設けられている表面部材1を用いてもよい。かかる表面部材1の目付としては、8〜40g/mが好ましい。
【0018】
吸収部材2は、レーヨン(従来のノーマルレーヨン及び異型レーヨンも含む)の他に、コットンや、粉砕木材パルプや、化学的に変性・修飾若しくは架橋されたセルロースファイバーや、合成繊維や、ティッシュや、ピートモス等、吸収部材として一般的に使用される液吸収性部材又はそれらの混合物で構成されてもよい。さらに、吸収部材2に、超吸収性ポリマーや吸収性ゲル材料のような超吸収材料が組み込まれてもよい。吸収部材2の目付としては、100〜1200g/mが好ましい。
【0019】
図3に示すように、圧縮成型前の吸収部材2は、タンポン用吸収体10を長手方向に2等分した場合の膣口に先に挿入される側の領域である第1領域A、及び、タンポン用吸収体10を長手方向に2等分した場合の膣口から先に抜き取られる側の領域である第2領域Bによって構成されている。
【0020】
圧縮成型前の吸収部材2において、第1領域Aにおける幅方向の平均寸法Wは、第2領域Bにおける幅方向の平均寸法Wよりも短い。すなわち、圧縮成型前の吸収部材2において、第1領域Aの面積は、第2領域Bの面積よりも小さい。
【0021】
例えば、第1領域Aにおける挿入端部側の幅WA1は、第2領域Bにおける抜き取り端部側の幅WB1の10〜80%であることが好ましい。
【0022】
具体的には、吸収部材2の長手方向の寸法を65mm程度とし、表面部材1の長さ方向の寸法を65mm程度とし、表面部材1の幅方向の寸法を127mm程度とすると、第1領域Aにおける挿入端部側の幅WA1は、5〜40mm、より好ましくは、10〜20mmであり、第2領域Bにおける抜き取り端部側の幅WB1は、40〜80mm、より好ましくは、50〜60mmであることが望ましい。
【0023】
ここで、第1領域Aにおける挿入端部側の幅WA1が5mm以下であると、経血と接する吸収部材2の先端部の面積及び体積が少ないことから、かかる吸収部材2の圧縮成型時に製品内側に折れ込みやすくなってしまい、液の引き込み性が悪くなってしまう。
【0024】
また、第2領域Bにおける抜き取り端部側の幅WB1が、40mm以下になると、第1領域Bとの間の繊維密度の差が少ないために、十分な液拡散効果が得られない。
【0025】
また、図3に示すように、吸収部材2における幅方向の寸法は、第1領域A側から第2領域B側に向かうに連れて、連続的に長くなっていってもよい。かかる場合、吸収部材2における幅方向の寸法が最も短いのは、第1領域Aの端部における幅方向の寸法WA1であり、吸収部材2における幅方向の寸法が最も長いのは、第2領域Bの端部における幅方向の寸法WBである。
【0026】
かかる積層体10Aを圧縮成型することによって得られたタンポン用吸収体10において、第1領域Aに対応する領域の圧縮後の繊維密度は、第2領域Bに対応する領域の繊維密度よりも低い状態となる。
【0027】
具体的には、タンポン用吸収体10において、第1領域Aに対応する領域の繊維密度は、0.17g/cm〜0.32g/cmであり、第2領域Bに対応する領域の繊維密度は、0.37g/cm〜0.52g/cmである。
【0028】
また、圧縮成型前の吸収部材2の表面形状と表面部材1の平面形状とは相似していない。例えば、第1領域Aにおける表面部材1の面積と吸収部材2の面積との差は、第2領域Bにおける表面部材1の面積と吸収部材2の面積との差よりも大きい。
【0029】
また、第1領域A及び第2領域Bにおける表面部材1の面積が、第1領域A及び第2領域Bにおける吸収部材2の面積よりも大きくてもよい。
【0030】
表面部材1は、通常、吸収部材2より剛性が低く、膣口に挿入すると、液体を吸収して膨張した吸収部材2の挙動に合わせて柔軟に追従する(ほぐれる)が、表面部材1が、吸収部材2と相似形でなく、挿入側の面積が大きいことで、先に挿入された側の表面部材1が、素早く膣口内で膣口の形状に合わせて広がりやすくなる。これにより、膣とタンポン用吸収体10の隙間ができにくくなるため、液体が隙間を伝って後方(抜き取られる側)へ移行することによる漏れが少なくなる。
【0031】
引き抜きコード3は、レーヨンやコットンやポリエチレンやポリプロピレン等からなる単糸又はそれらを撚り合わせた複合糸によって構成されている。より好ましくは、引き抜きコード3は、経血や体液汚れを防止するためにパラフィン等で撥水加工されているとよい。
【0032】
ここで、引き抜きコード3の長さは、圧縮成型後のタンポン用吸収体10の長さ方向の寸法が、30mm〜60mmであるとした場合、150mm〜250mmの範囲内であることが好ましい。150mm下だと、引き抜きコード3が短すぎて、タンポン用吸収体10を抜き取る際に探し難く、250mm以上だと、タンポン用吸収体10を抜き取った後に、衣服や便器に接触して汚してしまうおそれがある。
【0033】
(本発明の第1の実施形態に係るタンポン用吸収体の作用・効果)
本発明の第1の実施形態に係るタンポン用吸収体10によれば、圧縮成型前の吸収部材2の幅方向の寸法を、膣口に先に挿入される側(第1領域A)で小さく、膣口から先に抜き取られる側(第2領域B)で大きくすることによって、液体を噴射する工程を有することなく、圧縮成型後のタンポン用吸収体10において、膣口に先に挿入される側(第1領域に対応する領域)の繊維密度が低くなり、膣口から先に抜き取られる側(第2領域Bに対応する領域)で繊維密度が高くなる。
【0034】
本発明の第1の実施形態に係るタンポン用吸収体10によれば、タンポン用吸収体10における液体の吸収時、液体は、繊維密度が低い領域から繊維密度が高い領域に移行するため、繊維密度の勾配があることで、特に、初期の吸収速度が速くなり、タンポン用吸収体10の全体に液体が迅速に移行し、タンポン用吸収体10が速やかに膨張することができる。
【0035】
本発明の第1の実施形態に係るタンポン用吸収体10によれば、膣口に先に挿入される側(第1領域Aに対応する領域)の端部から膣口から先に抜き取られる側(第2領域Bに対応する領域)の端部にかけて傾斜が掛けられているため、液体がタンポン用吸収体10を伝う距離も長くなる。その結果、多量の経血が出た場合であっても、経血がタンポン用吸収体10に留まる時間が長くなり、漏れ難くなる。
【0036】
本発明の第1の実施形態に係るタンポン用吸収体10によれば、圧縮成型前の吸収部材2の最大の幅方向の寸法に対応するように、表面部材1の幅方向の寸法を決定した場合には、膣口に先に挿入される側(第1領域Aに対応する領域)における吸収部材2の幅方向の寸法が、膣口から先に抜き取られる側(第2領域Bに対応する領域)における吸収部材2の幅方向の寸法よりも狭いことから、膣口に先に挿入される側(第1領域Aに対応する領域)の表面部材1は、それのみからなる剛性が低く自由度の高い領域を持つ。その結果、吸収部材2が入り込めない膣口内の細かい襞にも柔軟に沿うことができ、隙間をつくらないのでより漏れ難くなる。
【0037】
(本発明の第2の実施形態に係るタンポン用吸収体)
以下、図4を参照して、本発明の第2の実施形態に係るタンポン用吸収体10について、上述の第1の実施形態に係るタンポン用吸収体10との相違点に着目して説明する。
【0038】
図4に示すように、本実施形態では、圧縮成型前の吸収部材2における幅方向の寸法は、第1領域A側から第2領域B側に向かうに連れて、断続的に長くなっている。具体的には、図4に示すように、圧縮成型前の吸収部材2の側面形状は、階段状になっている。
【0039】
なお、圧縮成型前の吸収部材2における幅方向の寸法は、第2領域B側の端部から所定距離Dにおいて一定である。
【0040】
本発明の第2の実施形態に係るタンポン用吸収体10によれば、階段部分の前後で、繊維密度が低い領域及び高い領域ができ、繊維密度が低い領域があることで、特に、初期の吸収速度が速くなり、タンポン用吸収体10が速やかに初期膨張することができる。
【0041】
さらに、本発明の第2の実施形態に係るタンポン吸収体10によれば、階段状の幅広化した部分まで液体が到達すると、経血が幅方向へ移行する領域(面積)が広くなる分、長手方向へ移行するスピードが遅くなるため、液体が第2領域の長手方向端部まで到達するまでの時間がかかり、経血がより漏れ難くなる。
【0042】
また、本発明の第2の実施形態に係るタンポン用吸収体10によれば、液体が流れる方向に対して交差する方向に吸収部材2が存在するため、液体の流れが堰きとめられ、膣口から先に抜き取られる側(第2領域Bに対応する領域)の端部において漏れが発生し難くなる。
【0043】
(本発明の第3の実施形態に係るタンポン用吸収体)
以下、図5を参照して、本発明の第3の実施形態に係るタンポン用吸収体10について、上述の第1及び第2の実施形態に係るタンポン用吸収体10との相違点に着目して説明する。
【0044】
図5に示すように、本実施形態では、圧縮成型前の吸収部材2における幅方向の寸法は、第1領域A内では、第1領域A側から第2領域B側に向かうに連れて、連続的に長くなっており、第2領域B内では、第1領域A側から第2領域B側に向かうに連れて、断続的に長くなっている。すなわち、具体的には、図5に示すように、第2領域B内では、圧縮成型前の吸収部材2の側面形状は、階段状になっている。
【0045】
なお、圧縮成型前の吸収部材2における幅方向の寸法は、第2領域B側の端部から所定距離Dにおいて一定である。
【0046】
本発明の第3の実施形態に係るタンポン吸収体10によれば、第2領域Bまで液体が到達すると、経血が幅方向へ移行する領域(面積)が広くなる分、長手方向へ移行するスピードが遅くなるため、液体が第2領域Bの長手方向端部まで到達するまでの時間がかかり、経血がより漏れ難くなる。
【0047】
(本発明の第4の実施形態に係るタンポン用吸収体)
以下、図6を参照して、本発明の第4の実施形態に係るタンポン用吸収体10について、上述の第1乃至第3の実施形態に係るタンポン用吸収体10との相違点に着目して説明する。
【0048】
図6に示すように、本実施形態では、ロールタイプの吸収性部材2が、台形になった後、2つ折りされ、更にロール形状にされた後、圧縮成型されるように構成されている。
【0049】
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るタンポン用吸収体が挿入された状態のタンポン用アプリケータの斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るタンポン用吸収体の斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るタンポン用吸収体の圧縮成型前の積層体の平面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係るタンポン用吸収体の圧縮成型前の積層体の平面図である。
【図5】本発明の第3の実施形態に係るタンポン用吸収体の圧縮成型前の積層体の平面図である。
【図6】本発明の第4の実施形態に係るタンポン用吸収体の圧縮成型前の積層体の平面図である。
【符号の説明】
【0051】
1…表面部材
2…吸収部材
3…引き出しコード
A…第1領域
B…第2領域
10…タンポン用吸収体
20…タンポン用アプリケータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液透過性の表面部材及び吸収部材を含む積層体を圧縮成型することによって生成されるタンポン用吸収体であって、
前記圧縮成型前の前記吸収部材は、前記タンポン用吸収体を長手方向に2等分した場合の膣口に先に挿入される側の領域である第1領域、及び、該タンポン用吸収体を長手方向に2等分した場合の膣口から先に抜き取られる側の領域である第2領域によって構成されており、
前記第1領域の面積は、前記第2領域の面積よりも小さいことを特徴とするタンポン用吸収体。
【請求項2】
前記第1領域における挿入端部側の幅は、前記第2領域における抜き取り端部側の幅の10〜80%であることを特徴とする請求項1に記載のタンポン用吸収体。
【請求項3】
前記タンポン用吸収体において前記第1領域に対応する領域の繊維密度は、0.17g/cm〜0.32g/cmであり、
前記タンポン用吸収体において前記第2領域に対応する領域の繊維密度は、0.37g/cm〜0.52g/cmであることを特徴とする請求項1に記載のタンポン用吸収体。
【請求項4】
前記圧縮成型前の前記吸収部材における幅方向の寸法は、前記第1領域側から前記第2領域側に向かうに連れて、連続的に又は断続的に長くなっていくことを特徴とする請求項1に記載のタンポン用吸収体。
【請求項5】
前記圧縮成型前の前記吸収部材における幅方向の寸法は、前記第2領域側の端部から所定距離において一定であることを特徴とする請求項1に記載のタンポン用吸収体。
【請求項6】
前記圧縮成型前の前記吸収部材の表面形状と前記表面部材の平面形状とは相似しておらず、
前記第1領域における前記表面部材の面積と前記吸収部材の面積との差は、前記第2領域における該表面部材の面積と該吸収部材の面積との差よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のタンポン用吸収体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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