説明

ダイコム構造化報告内容の汎用取扱方法

本発明は、標準測定結果を局所測定結果にマッピングするためのシステム及び方法に関する。前記システム及び方法は、構造化報告情報オブジェクトを読み、前記構造化報告情報オブジェクトから前記標準測定結果を、対応する局所測定結果データベースから既存の測定結果に一致させ;及び前記一致した標準測定結果及び対応する既存の局所測定結果と、さらに局所測定結果と対応しない不一致に標準測定結果を含む、サマリーページを生成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
【背景技術】
【0002】
DICOM(以下「ダイコム」とする。医療におけるデジタルイメージ及び通信規格)は、ソフトウェアに基づく相互運用メカニズムを提供することで、医療装置及び/又はシステム間でネットワーク又は媒体を介して、イメージ及び測定などの医療関連情報を伝達するための業界標準である。特に、DICOMプロトコルを介して伝達される測定結果(例えば患者情報、イメージデータなど)は、構造化報告情報オブジェクト(SRオブジェクト)と呼ばれるソフトウェアオブジェクトにバンドルされている。前記SRオブジェクトは、SRセンダー(例えば、CT、MR、X線などの種々のモダリティのDICOM医療イメージング装置)からのDICOMプロトコルを通じて伝達可能なものである。前記SRセンダーは測定結果を前記ネットワークへ送るか又はそれを媒体上のファイルに書き込み、その一方で前記SRセンダーは、前記ネットワークから又は前記媒体上のファイルから測定結果を受け取る。
【0003】
特に前記SRセンダーは、局所的測定結果をDICOMテンプレート及びコードを用いてDICOM測定結果へ変換/エンコードする。DICOM測定結果を受け取ると、前記SRレシーバーは前記DICOM測定結果をDICOMテンプレート及びコードに従って局所測定結果へ変換/デコードしなければならない。マッピングファイルは1組のハードコーティングされたファイルであり、前記医療装置/システムに同梱されており、DICOM測定結果と局所測定結果の間のマッピングを扱うものである。前記SRセンダーにとっては、前記マッピングファイルは、前記局所測定結果をDICOM測定結果に変換する方法を決めるものである。前記SRセンダーにとっては、前記マッピングファイルは、前記エンドユーザによる使用のために前記DICOM測定結果をその局所測定結果へ変換する方法を指示するものである。前記SRレシーバーは、1組のマッピングファイルを含み、1つのマッピングファイルは、DICOM測定結果を受け取り得るそれぞれのターゲットSRセンダーシステムに対応し得る。
【0004】
このマッピングファイルの方法は、しかしながら欠点を持つ。例えば、前記マッピングファイルがあるSRレシーバーシステムに同梱されてしまうと、このSRレシーバーから測定結果を受け取り得る前記ターゲットSRセンダーが固定されてしまう、ということである。このSRレシーバーが新たなセンダーから測定結果を受け取ることができるためには、新たなマッピングファイルが作られ、このSRレシーバーの顧客へ送らなければならない。さらに、前記ターゲットSRセンダーの1つによりDICOM測定実施結果の全ての変更、例えばさらにDICOM測定結果の追加又は既存のDICOM測定結果のエンコードの変更などは、このSRセンダーの技術者が、前記SRレシーバーの技術者に前記変更を反映するマッピングファイルを更新することを知らせ、かつ交信したマッピングファイルを前記SRレシーバー顧客へ送ることが必要となる。実際には、しかしながらこのような異なる製造者間の交信は、前記SRレシーバー及び前記センダーの両方の技術者の時間を費やすものである。異なるバージョンの多重のマッピングファイルを維持することは、前記SRレシーバーにとって困難であり、誤りを生じる恐れがある。さらに、SRセンダーユーザーにより決めされた全ての測定結果がDICOMスキームを用いて伝達されることができないか、又は前記ユーザーにより決められた測定結果が前記最初のマッピングファイルで同定されないことがあり得ることから、限定されたDICOMスキームで伝達されねばならない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、ダイコム構造化報告内容の取扱汎用方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
標準測定結果を局所測定結果へマッピングするための方法。前記方法は、構造化報告情報オブジェクトを読み、前記構造化報告情報オブジェクトからの前記標準測定結果と、局所測定結果データベースから対応する既存の局所測定結果と一致させ、及び前記一致させた標準測定結果と前記対応する既存の局所測定結果と、かつさらに局所測定結果に対応しない不一致の標準測定結果を含むサマリーページを生成する、ことを含む方法である。
【0007】
標準測定結果を局所測定結果にマッピングするためのシステムは、局所測定結果と対応する標準測定結果を記憶するメモリ;及び構造化報告オブジェクトを読み、前記構造化報告情報オブジェクトからの前記標準測定結果と対応する前記メモリからの既存の局所測定結果とを一致させるためのプロセッサを含み、前記プロセッサがさらに、前記一致させた標準測定結果と前記対応する既存の局所測定結果と、かつさらに局所測定結果に対応しない不一致の標準測定結果を含むサマリーページを生成する、システムである。
【0008】
プロセッサにより実行可能な1組の命令を含むコンピューター読み取り可能な貯蔵媒体。前記1組の命令は、構造化報告情報オブジェクトを読み、前記構造化報告情報オブジェクトからの前記標準測定結果と、局所測定結果データベースからの対応する既存の局所測定結果と一致させ、及び前記一致させた標準測定結果と前記対応する既存の局所測定結果と、かつさらに局所測定結果に対応しない不一致の標準測定結果を含むサマリーページを生成する、命令である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】図1は、例示的実施態様によるシステムの模式的ダイヤグラムを示す。
【図2】図2は、例示的実施態様による方法のフローダイヤグラムを示す。
【図3】図3は、図2の方法による一致の例示的サマリーページのスクリーンショットを示す。
【図4】図4は、図2の方法による未知のDICOM測定結果の一致のための例示的測定結果コンフィグレーションツールのスクリーンショットを示す。
【図5】図5は、他の例示的実施態様による方法のフローダイヤグラムを示す。
【図6】図6は、図5の方法により局所測定結果の例示的サマリーページのスクリーンショットを示す。
【図7】図7は、図5の方法による、新たな局所測定結果を追加するための例示的測定結果コンフィグレーションツールのスクリーンショットを示す。
【図8】図8は、図5の方法による前記新たな局所測定結果のDICOM測定結果定義をインプットするための例示的測定結果コンフィグレーションウィンドウのスクリーンショットを示す。
【図9】図9は、図5の方法による既存の局所測定結果を編集するための例示的測定結果コンフィグレーションツールのスクリーンショットを示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
前記例示的実施態様はさらに、以下の記載及び添付図面を参照して理解され得る。ここで類似の要素は同じ参照符号により参照される。前記例示的実施態様は、局所測定結果情報モデルを提供するためのシステム及び方法に関するものであり、例え前記医療装置及び/又はシステムが異なる製造者によるものであっても、医療装置及び/又はシステム間に前記局所測定結果の伝達を可能とするものである。特に前記例示的実施態様は局所的測定結果情報モデルを記載し、前記モデルはDICOM測定結果の用語(ターム)とデザインを含み、一方で前記局所的かつDICOM測定結果が相互操作可能で容易に伝達可能とするように、局所測定結果を維持する。当業者には、前記例示的実施態様が特にDICOM測定結果、ターム及びプロトコルについて説明されるものではあるが、これらの例示的実施態様は、全ての許容され又は知られた測定標準を用いた測定結果の伝達を可能とするものである、ということは理解されるであろう。
【0011】
図1は1例示的実施態様によるシステム100を示す。留意すべきは、この実施態様ではマッピングファイルは、DICOM測定結果などの受け取られた標準測定結果を局所測定結果へ変換することは必要ないということである。システム00はプロセッサ102、ユーザインタフェース104、表示装置106及びメモリ108を含む。前記プロセッサ102は、1組のコンピューター読み取り可能な命令を含むソフトウェアアプリケーションとして埋め込まれたマッチングツール110を実行する。この1組のコンピューター読み取り可能な命令は実行されると、図2で与えられるステップ220及び以下説明されるように、DICOM測定結果を局所装置(即ち、SRレシーバー及びSRセンダー)と一致させる。局所測定結果は測定結果データベース114に保存され、これには局所測定定義及び対応するDICOM測定結果定義が含まれる。前記測定結果データベース114は前記メモリ108に記憶される。当業者には、前記測定結果データベース114がDICOM測定結果定義及び局所測定結果定義の両方を介して検索可能であることが、理解されるであろう。
【0012】
前記プロセッサ102はまた、以下の図4で示されるGUI及び1組のコンピューター読み取り可能な命令を含むソフトウェアアプリケーションとして埋め込まれる測定結果コンフィグレーションツール112を実行する。かかる実行によりエンドユーザが新たな局所測定結果を追加し及び/又は前記測定結果データベース114の既存の局所測定結果を編集(エディット)することを可能とする。かかる追加及び編集は、例えば前記ユーザインタフェース104を介してインプットされる。前記ユーザインタフェース104は、例えばマウス又はタッチスクリーン表示を含む。当業者に理解されるべきことは、前記メモリ108は、たとえば全ての知られるコンピューター読み取り可能な媒体であり、例えば記憶又は他のよく知られた目的で用いられるものである。また当業者に理解されるべきことは、前記システム100は、例えばパーソナルコンピューター又は全てのその他の処理装置である。
【0013】
図2に示されるように、1例示的実施態様によれば、方法200はステップ210で、例えばシステム100マッチングツール110を介してSRオブジェクトを読むことを含む。システム100がSRセンダーかSRレシーバーかにより、前記SRオブジェクトファイルがそれぞれシステム100により生成されるか又は受け取られる。ステップ220で、前記マッチングツール100は前記SRオブジェクトを読み、前記SRオブジェクトに含まれる全ての知られたDICOM測定結果を、対応する前記測定結果データベースの既存の局所測定結果と一致させる。ステップ230で、前記一致させたDICOM測定結果に基づき、一致のサマリーページを生成する。図3に示されるように、前記一致のサマリーページが表示装置106上に表として表示され、前記表の上列はDICOMコードを示しておりこれらは前記DICOM測定結果を局所測定結果と一致させるために使用され、表の続くそれぞれの列は前記SRオブジェクトに含まれるDICOM測定結果を表示する。前記個々は、DICOM測定結果を定義するそれぞれの列表示のDICOMタームからなり、前記DICOMタームのそれぞれは前記上列のDICOMコードに関連する。「Matched Local Measurement(一致局所測定結果)」なる見出しを持つ行は、前記SRオブジェクトの前記DICOM測定結果と一致させた既存の局所測定結果を示す。
【0014】
ステップ240で、前記方法200は、未知のDICOM測定結果が存在するかどうかを決定する。未知のDICOM測定結果は、対応する局所測定結果が決定され得ないひとつである。前記未知のDICOM測定結果はまた、前記一致のサマリーページにも示される。特に、未知のDICOM測定結果は、図3の前記一致局所測定結果行の下のブランクノードで示される。従って、未知のDICOM測定結果が存在するかどうかの決定はまた、前記ユーザーによって目視で、前記サマリーページの前記一致局所測定結果行にブランクノードがあるかどうかを決定することで行うことができる。当業者に理解されるべきことは、未知のDICOM測定についてはいくつかの理由があり得るということである。例えば、前記SRオブジェクトを生成した前記SRセンダーが、前記マッチングツール110を最後に使用した後にそのDICOM測定結果を変更した可能性がある。又は、前記SRオブジェクトを生成した前記SRセンダーが、前記SRレシーバーのターゲットリストに加えられた新たなSRセンダーであり得る。
【0015】
ステップ240で、未知DICOM測定結果が存在しないことが決められると、前記方法200は終了する。しかし、未知DICOM測定結果が存在することが決められると、前記未知のDICOM測定結果をステップ250で一致させる。前記未知のDICOM測定結果は2つの方法のうちの1つで一致させられる。第1の方法では前記ユーザーが新規な局所測定結果を作成するために選択する。第2の方法では、前記ユーザーが、未知の測定結果を既存の局所測定結果に一致させるように選択することができる。未知のDICOM測定結果の一致は、前記サマリーページから未知のDICOM測定結果を選択することから開始される。前記未知のDICOM測定結果は、前記ユーザインタフェースを介して、例えば未知のDICOM測定結果列をクリックすることで選択され、又は「Matched Local Measurement」行のブランクノードをマウス又はタッチスクリーン表示を用いて選択される。未知のDICOM測定結果の選択は、図4に示されるように前記測定結果コンフィグレーションツール112を表示させる。前記コンフィグレーションツール112は、リストボックスを示すウィンドウを含み、前記リストは前記未知DICOM測定結果を前記既存の局所測定結果に関連付ける前記DICOMタームで予め埋められている。従って、前記ユーザーは新規な局所測定結果を作成するか、又は対応するDICOM測定結果について前記リストボックスから既存の局所測定結果を選択する。前記未知のDICOM測定結果が一致させられると、新たな既知のDICOM測定結果として考慮され得ることとなる。前記新たな既知DICOM測定結果及び対応する局所測定結果は前記メモリ108に記憶され、前記新たな既知のDICOM測定結果を含む全てのさらなるSRオブジェクトが既知のDICOM測定結果として一致させられ得る。
【0016】
前記未知のDICOM測定結果が1つの既存の局所測定結果と一致させる場合に、前記ユーザーは、前記既存の局所測定結果が既に一致させられ既知のDICOM測定結果と対応しいるにもかかわらず、前記未知のDICOM測定結果を前記既存の局所測定結果と一致させる。従って単一の局所測定結果が、複数のDICOM測定結果と一致させることが可能である。単一の局所測定結果について複数のDICOM測定結果が存在する場合には、前記ユーザーは、デフォルトDICOM定義を対応する前記局所測定結果として選択することができる。当業者に理解されるべきことは、ステップ240〜250は、前記SRオブジェクトの前記既知のDICOM測定結果の全てを一致させるまで繰り返されることができるということである。
【0017】
又は前記ユーザーはステップ230で生成された前記サマリーページを、DICOM測定結果を一致させるためになんらかの編集が必要かどうかを決定するためにレビューすることができる。例えば、既知のDICOM測定結果が編集又は変更を必要とする場合、前記ユーザーは編集の必要な前記DICOM測定結果の前記列又はノードを選択し、これにより前記ユーザーが、前記方法300に関して以下説明されるように、追加/編集のインプットを行うことを可能とする。当業者に理解されるべきことは、前記システム100がSRセンダーである場合に、未知のDICOM測定結果は、前記SRセンダーが前記SRオブジェクトを生成したことから、存在しないであろうということである。前記DICOM測定結果の全ては対応する局所測定結果と一致し得るものであり、この場合には前記方法200はステップ220、240及び250を省略することができる。この場合には、前記ユーザーは、ステップ230で表示される前記サマリーページをレビューして全ての編集又は変更が必要かどうかを決めることができる。
【0018】
他の例示的実施態様によれば、図5に示されるように、方法300は局所測定結果を追加及び/又は編集するために前記測定結果コンフィグレーションツール112を表示さる。ステップ310で、前記方法300は、全ての局所的に定義される測定結果を前記測定結果データベース114から取り出し、図6に示されるように前記本発明湯地装置106上に測定結果のサマリーページを表示する。ステップ320で、前記ユーザーは2つのうちの1つの次の操作を選択する。前記ユーザーは、新規な局所測定結果を追加することを選択するか、又は前記サマリーパージから既存の局所測定結果を編集するかのいずれかを選択する。前記ユーザーは、前記ユーザインタフェース104を介してオプションの新規測定結果を選択することで新たな局所測定結果を追加することを選択する。図7に示されるように、ステップ330で、前記新たな測定結果オプションを選択することでウィンドウが表示され、ここに前記ユーザーは新たな局所測定結果及び前記新規局所測定結果を定義するタームをインプットすることができる。前記ダイアログボックスは、リストボックスを含み、そこに前記ユーザーがデータをインプットするか、又はそこから前記局所測定結果を定義するタームを選択される。例えば、前記リストボックスは、タイプ(単位)、モード、研究タイプ、表示ラベルなどのカテゴリを含む。当業者に理解されるべきことは、リストボックスの全ての数のカテゴリは前記ダイアログボックスに含まれ得る、ということである。
【0019】
ステップ340で、前記新たな局所測定結果及び新たな局所測定結果定義がインプットされると、対応するDICOM測定結果及び前記DICOM測定結果を定義するDICOMタームがまたインプットされる。対応するDICOM測定結果及びタームは、図7で示されるように、前記ダイアログボックスで追加オプションを選択することで追加され得る。前記追加オプションの選択は、図8に示されるようにDICOM測定結果のウィンドウを表示する。DICOM測定結果の前記ウィンドウは、テンプレートを選択するためのオプション及び1組のリストボックスを含み、前記ユーザーは、前記DICOM測定結果を定義するために選択し得るそれぞれのリストボックスから種々の選択を行う。例えば、成人エコー測定結果を定義するために、前記ユーザーは、場所、ターゲット、ターゲットモディファイアー、イメージビュー、心臓相、フロー方向などを前記選択されたテンプレートに基づき特定する。前記対応するDICOM測定結果が追加されると、ステップ350で、前記新たな局所測定結果がメモリ108に記憶され、前記対応するDICOM測定結果へ/から前記新たな局所測定結果のためのマッピングが利用可能となる。
【0020】
又は、ステップ320で、前記ユーザーは既存の局所測定結果を編集することを選択し得る。これは図6で示されるように、前記ユーザインタフェース104を介して前記サマリーページ上に表示される前記局所測定結果の1つを選択することにより実行される。前記既存の局所測定結果を選択すると、図9に示されるようにウィンドウが表示され、これを介して前記ユーザーは局所測定結果定義をインプットする。前記ウィンドウは、ステップ330及び図7に関連して説明された局所測定結果のウィンドウと類似のものである。しかし既存の局所測定結果を編集する場合に表示されるダイアログボックスは、既存の局所測定結果定義及び対応するDICOM測定結果定義が予め埋められたリストボックスの全てを含むものとなる。例えば、図6から「Al dec slope」測定結果を選択すると、示されるように予め埋められたリストボックスを含む図9のダイアログボックスが表示される。ステップ360で、前記局所測定結果を定義する前記既存の局所測定結果ターム及び/又は対応するDICOM測定結果タームを編集するために、前記ユーザーは対応するリストボックスの異なる選択を選択及び/又はインプットする。前記既存の局所測定結果が望ましく編集されると、ステップ370で、前記既存の局所測定結果の更新が前記測定結果データベース114へ記憶され、それにより前記DICOMへの/からの前記局所測定結果のためのマッピングがまた更新される。
【0021】
当業者に理解されるべきことは、ステップ350又は370のいずれかが完了した後、前記方法300はステップ320に戻され、前記ユーザーが望む場合には局所測定結果を追加/変更を続けることができる、ということである。
【0022】
当業者に理解されるべきことは、本開示の本質又は範囲から外れることなく種々の変更が本開示においてなされ得る、ということである。従って、本開示は、添付の特許請求の範囲及びその均等の範囲で与えられる開示の変更及び種々の変法などを含むことが意図されている。
【0023】
また留意すべきは、特許請求の範囲はPCT規則6.2(b)に基づいて参照符号/番号が付されている、ということである。しかし、本特許請求の範囲は、前記参照符号/番号に対応する前記例示的実施態様により限定されるものではない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
標準測定結果を局所測定結果へマッピングするための方法であり、前記方法は:
構造化報告情報オブジェクトを読み;
前記構造化報告情報オブジェクトから前記標準測定結果を、対応する局所測定結果データベースからの既存の局所測定結果と一致させ;及び
前記一致させた標準測定結果と対応する既存の局所測定結果を含み、さらに局所測定結果に対応しない不一致の標準測定結果を含むサマリーページを生成する、方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であり、さらに:前記サマリーページを表示することを含む、方法。
【請求項3】
請求項1に記載の方法であり、さらに:前記不一致の標準測定結果を一致させることを含む、方法。
【請求項4】
請求項3に記載の方法であり、前記不一致の標準測定結果を一致させることが、新規な局所測定結果を生成することであり、前記新規な局所測定結果が対応する標準測定結果情報を含む、方法。
【請求項5】
請求項3に記載の方法であり、前記不一致の標準測定結果を一致させることが、前記局所測定結果データベースから既存の局所測定結果を選択することを含む、方法。
【請求項6】
請求項3に記載の方法であり、さらに:前記不一致標準測定結果に対応してデフォルト局所測定結果を選択する、方法。
【請求項7】
請求項3に記載の方法であり、さらに:前記不一致の標準測定結果の前記一致を前記測定結果データベースに記憶することを含む、方法。
【請求項8】
請求項1に記載の方法で、前記標準測定結果がDICOM測定結果である、方法。
【請求項9】
標準測定結果を局所測定結果にマッピングするためのシステムであり、前記システムが:
局所測定結果及び対応する標準即的結果を記憶するためのメモリ;
構造化報告情報オブジェクトを読み、前記構造化報告情報オブジェクトから前記標準測定結果を前記メモリから対応する既存の局所測定結果を一致させる、プロセッサを含み、前記プロセッサがさらに前記一致させた標準測定結果と前記対応する既存の局所測定結果及びさらに局所測定結果に対応しない不一致の標準測定結果とを含むサマリーページを生成する、システム。
【請求項10】
請求項9に記載のシステムであり、さらに:前記サマリーページを表示する表示装置を含む、システム。
【請求項11】
請求項9に記載のシステムであり、前記プロセッサが前記不一致の標準測定結果を一致させる、システム。
【請求項12】
請求項11に記載のシステムであり、さらに:ユーザインタフェースを含み、前記不一致の標準測定結果が前記ユーザインタフェースを介して新たな局所測定結果を生成することを含み、前記新たな局所測定結果が対応する標準測定結果情報を含む、システム。
【請求項13】
請求項11に記載のシステムであり、さらに:ユーザインタフェースを含み、前記不一致の標準測定結果が前記ユーザインタフェースを介して前記メモリから既存の局所測定結果を選択することを含む、システム。
【請求項14】
請求項11に記載のシステムであり、さらに:不一致の標準測定結果に対応すするデフォルト局所測定結果を選択するユーザインタフェースを含む、システム。
【請求項15】
請求項9に記載のシステムであり、さらに:局所測定結果及びDICOM測定結果情報の1つをインプットするためのユーザインタフェースを含む、システム。
【請求項16】
請求項10に記載のシステムであり、前記メモリが前記局所測定結果及び前記対応する標準測定結果を測定結果データベースに記憶する、システム。
【請求項17】
請求項9に記載のシステムであり、前記標準測定結果がDICOM測定結果である、システム。
【請求項18】
プロセッサにより実行可能な1組の命令を含むコンピューター読み取り可能な記憶媒体であり、前記1組の命令が:
構造化報告情報を読み;
前記構造化報告情報オブジェクトから前記標準測定結果を、対応する局所測定結果データベースから既存の測定結果に一致させ;及び
前記一致した標準測定結果及び対応する既存の局所測定結果と、さらに局所測定結果と対応しない不一致に標準測定結果を含む、サマリーページを生成する、コンピューター読み取り可能な記憶媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2013−506183(P2013−506183A)
【公表日】平成25年2月21日(2013.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−530374(P2012−530374)
【出願日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【国際出願番号】PCT/IB2010/053758
【国際公開番号】WO2011/036586
【国際公開日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【Fターム(参考)】