説明

チョーカー

【課題】布と宝飾と金属からなるアクセサリーとして、特に女性の首元を美しく飾り、且つ長時間使用にも快適な付け心地を保って型崩れしないチョーカーを提供する。
【解決手段】形状安定性を有する芯材部と、前記芯材部を覆う布材部とから成る柔軟性を有する帯状の本体と、その一部に宝飾または装飾を装着するための装着部を配した前記本体の長手方向両端部に、前記両端部を分離可能に連結する留め具とを有するもので、前記装着部に宝飾または装飾を装着した本体を首に当て、その両端部を、前記留め具を用いて連結する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、布と宝飾と金属からなるチョーカーに関する。
【背景技術】
【0002】
布製チョーカーに関する従来の技術としては、例えば下記特許文献1に記載の、中高年女性の首の皴やシミを隠すための用途になされたものがあるが、該件については、使用する布を地味に抑え、また、接続具として主にマジックテープ(登録商標)を用いる構成内容となっている。あるいはまた、下記特許文献2に記載のものについては、革あるいは布から成る帯状の紐の中央に、ネジ等着脱可能な方法によって宝飾を取り付けた構成を特徴としている。また、下記特許文献3においては、留め具による連結手段を用いず、弾性変形することを特徴とする芯材の弾性作用により、装着者の首に係止する構成となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】登録実用新案第3058777号公報
【特許文献2】実開平6−81318号公報
【特許文献3】登録実用新案第3031506号広報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、以上の技術によれば、特許文献1に示されたものは、首の皴やシミを隠すことを主な目的としているため、使用可能な年代層や用途が限られており、装飾品としての要素も希薄なものとなっている。また特許文献2においては、布にネジを使用する等、布使用の場合の問題点や対策に対する詳細な記述がなく、実施に当たっては課題が残るものと思われる。さらに特許文献3によれば、本体両端部を連結固定するものではなく、弾性変形する芯材の弾性作用により装着者の首に係止する構成であるため、装着操作は容易なものとなっているが、然しながら、アクセサリー上の観点から、簡易的であるとの印象を否めない。
【0005】
本発明は、これ等特許文献に記載されたものの問題点を補い、さらに、布の持つソフトな風合いと広域性、宝飾の持つ美しい輝きと高級感を、金属製の留め具を介し協調させることによって、相互の個性と意義を、より高め合った新たな景観を創り出すことを目的とし、従来にはない布と宝飾と金属との組み合わせによるチョーカーの提供を目的とする。しかしながら、上記三種の異なった要素からなるアクセサリーであるため、以下様々な問題点が存在する。
【0006】
第一に、当該チョーカーの本体最表面となる表布と、また、中布を使用する場合は該中布の内側の適所に挟置され、本体を支える芯材部に於いては、各使用部位によって各々異なった課題点を解決しなければならない。そのために該箇所に宝飾を設置するケースが最も多いと想定される中央部は、当該宝飾の重みと、また、この直上部に位置する顎の動きやその加重から、全体の形状に崩れ落ちが懸念されるところであり、さらに該中央下部に位置する、喉の隆起部すなわち「甲状軟骨」通称「のど仏」と、さらにその下方の「くぼみ」に至る周辺は、呼吸器系あるいは神経系などからなる閉塞感等を左右する重要な場所でもあるため、この要点への配慮がなされたものであると同時に、上記宝飾の重みや、顎から受ける加重とその動きから受ける影響に耐え得る構成としなければならない。
【0007】
また、中央部以外の側面部に於いては、その面積のほとんどを占める布材部の風合いを維持して、長時間使用にも首肌を快適に保ち、しかも使用頻度の高さや時間経過にも型崩れしない芯材が求められる。このように、それぞれの部位によって異なった組み立てから成り、且つ各部位に応じて適正な配慮のなされた芯材構成としなければならない。
【0008】
次に、本体の両端部を連結する留め具として、現存するものの中で当該チョーカーに応用できそうなものとしては、金属製の留め具(クラスプ:以下必要に応じクラスプと表現)や、アジャスターチェーン、また、面ファスナー等が挙げられるが、実施にあたっては、それぞれの使用に際し各々の問題が存在する。
【0009】
先ず、金属製クラスプを使用する場合に於ける課題としては、現存の当該具は、ビーズ等を連通した「テグス」仕様の連結具となっているため、これを布と金属など他の部材との繋ぎ合わせ、すなわち繋合に適するものとして、布材部を損傷破損させることなく、且つ安定した繋合機能を有する連結具に改良する必要があり、さらには、当該チョーカーは首に巻いて使用する装身具であることを鑑みる上で、適正なサイズでの使用を可能とするサイズ調整機能の搭載は、必須となる。
【0010】
よって当該クラスプ既有の、本体の左右両端を連結して環状形成する連結機能に、本体先端部とクラスプを繋ぐ繋合機能と、同時に、サイズ調整機能も合わせて搭載し、計3つの機能を持たせることを前提とするが、しかしながら、当該チョーカーはアクセサリーであるため、クラスプが大きすぎると印象が重くなってしまうという問題がある。従って、このクラスプ内寸を最小限に抑えるものとし、その中に上記3つの機能を、布の持つ特性と弱点に配慮した手段をもって、且つ、よりシンプルに構成させるものである。
【0011】
次に、留め具にアジャスターチェーンを用いる場合に於ける課題として、本体の装着時幅が使用対象者の首の長さ前後を有する当該チョーカーは、通常のネックレスとは異なる形態にあり、これに対し従来のアクセサリー用留め具の丸カンとアジャスターチェーン、そしてこれと対応するひき輪やカニカンを用いた方法で連結すると、幅広の面状を呈した本品の全体形態に対し、細いチェーンを用いての線状連結となるため、見た目のアンバランスに加え、使用の上でも不安定感を否めない。よって、安定した付け心地とバランスの良さを備えた、本品に最適なアジャスターチェーンの開発を課題とする。
【0012】
さらに、面ファスナーを用いた場合に於ける課題であるが、その面積のほとんどを布で占める当該チョーカーに於いて、また、殊にサイズ調整に有効な面ファスナーは最適な連結具であるが、アクセサリーとしての観点上、当該具の不用意な使用は避け、ファッション性を損なわない手段をもって用いることを課題とするとともに、視野から外れた後ろ手での該具張り合わせにも、また、サイズを最大限まで伸ばして使用する際も、後ろの張り合わせが大きくずれて、‘フック面’や‘ループ面’が覗いてしまったりする等の失敗のない、また、手先の細かな動作に苦痛を覚える高齢の女性達にも、より容易に扱える構成とすることを課題とする。
【0013】
上記3タイプのクラスプや留め具は、そのクラスプ等を後部にし、該後部にて連結・接合を操作する連結形態を用いるが、この上記クラスプを、本体に施す宝飾や装飾と一体形成し、該前面にて連結する構造とすれば、後ろ手での操作がなくなり、高齢の女性達にも、さらに使用可能な連結形態の幅が広がることとなり、また、デザインの幅も広がると思われる。しかしながら、前記3機能を備えたクラスプに、宝飾や装飾を加えた場合の厚みや重み等を鑑みる時、当該方法は困難かと思われるが、これを可能とし、またこれにより、さらに使用者の気分を楽しくさせる構成とすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
以上の課題を解決するために、請求項1に記載のチョーカーは、柔軟性を有する帯状の本体と、前記本体の長手方向両端部に設けられ、前記両端部を分離可能に連結する留め具と、を有し、前記本体は、形状安定性を有する芯材部と、前記芯材部を覆う布材部と、を有する。
【0015】
また、請求項2に記載のチョーカーは、前記本体は、一部に、宝飾または装飾を装着するための装着部を有し、前記芯材部は、前記本体において前記装着部以外の部分に設けられ、相対的に高い柔軟性を有する軟性芯材部と、前記装着部に設けられ、相対的に低い柔軟性を有する硬性芯材部と、を有する。
【0016】
また、請求項3に記載のチョーカーは、前記軟性芯材部は、メッシュ生地から成る。
【0017】
また、請求項4に記載のチョーカーは、前記硬性芯材部は、板状部材から成る。
【0018】
また、請求項5に記載のチョーカーは、前記板状部材には、前記板状部材が喉の隆起部と前記隆起部下方の窪みに当接するのを回避するように切り取り部が形成されている。
【0019】
また、請求項6に記載のチョーカーは、前記板状部材には、多数の孔が形成されている。
【0020】
請求項7に記載のチョーカーは、前記芯材部は、メッシュ生地から成る。
【0021】
請求項8に記載のチョーカーは、前記本体は、一部に、宝飾または装飾を装着するための装着部を有し、前記メッシュ生地から成る芯材部は、前記本体において前記装着部以外の部分に設けられ、相対的に高い柔軟性を有する軟性芯材部と、前記装着部に設けられ、相対的に低い柔軟性を有する硬性芯材部と、を有する。
【0022】
請求項9に記載のチョーカーは、前記メッシュ生地からなる硬性芯材部には、前記硬性芯材部が喉の隆起部と前記隆起部下方の窪みに当接するのを回避するように切り取り部が形成されている。
【0023】
請求項10に記載のチョーカーは、前記留め具は、内部に、前記本体の長手方向先端部に固設された本体先端具を有している。
【0024】
請求項11に記載のチョーカーは、前記本体先端具は、内部に、前記本体先端部に、前記本体の長手方向にほぼ直交する通し材を有し、両側面部には、前記通し材を係止するための通し材係止部を有している。
【0025】
また、請求項12に記載のチョーカーは、前記本体先端具は、先端部に、サイズ調整機能を有する鎖状の留め具の付属部品を有し、前記本体の両端部は、前記付属部品の主体となる前記鎖状の留め具を用いて連結される。
【0026】
請求項13に記載のチョーカーは、前記鎖状の留め具は、鎖を形成する個々の鎖パーツの表裏壁面に、各隣接する前記鎖パーツと互いに対応し合う凹部を有している。
【発明の効果】
【0027】
本発明によれば、アクセサリーとして女性の首元を美しく飾り、且つ、長時間使用にも快適な付け心地を保って、型崩れしないチョーカーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の第1の実施例の一部を分解し、且つ、一部を切欠いて示す正面図※本体の先端部に固設された本体先端具を、クラスプ11、12と分離して示したものである。
【図2】図1に示すチョーカーの芯材部を示す平面図
【図3】本発明の第2の実施例によるチョーカーの芯材部を示す平面図
【図4】図1に示すチョーカーの本体先端具と、通し材を通した本体先端部を示す分解斜視図
【図5−1】図1に示すチョーカーの差し込み式クラスプの内部を示した平面図
【図5−2】図1に示すチョーカーの差し込み式クラスプの内部を示した縦断側面図
【図6】本発明の第1の実施例に係るチョーカーの両端連結時を示す斜視図
【図7】図6に示すチョーカーの背面図
【図8】本発明の第3の実施例に係るチョーカーの正面図
【図9】本発明の第4の実施例に係るチョーカーの両端連結時を示す斜視図
【図10−1】図8に示すチョーカーの使用状態を示す正面図
【図10−2】図8に示すチョーカーの使用状態を示す背面斜視図
【図11−1】本発明の第5の実施例に係る、鎖状の留め具の拡大図
【図11−2】本発明の第5の実施例に係る、鎖状の留め具により本体両端を連結した状態の斜視図
【図12】本発明の第6の実施例に係る、鎖の各パーツの表裏壁面に凹部を有する鎖状の留め具の拡大図
【図13】図12に示すチョーカーの両端連結時の背面図
【図14】本発明の第7の実施例に係るチョーカーの背面展開図
【図15−1】本発明の第8の実施例に係るチョーカーの正面図
【図15−2】図15−1に示すチョーカーの本体内部図
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下、具体的な実施の形態を図面に従い説明すると、図1に示した本発明の第1の実施例におけるチョーカーは、シルクやサテンなど光沢を有する素材や、シフォンやジョーゼットなどの透け感のあるソフトな素材、あるいは肌に優しいコットン素材や、レース等々、いずれも美しく肌触りのよい素材を、首回りサイズを長手とし、装着時の幅、すなわち高さに於いては、装着者の首の長さ前後(デザインによる)とした表布1と、該表布1とともに布材部を構成する中布2を、その高さを表布1より随意短く取った一枚単体、あるいは随意複数枚として、表布1の内側に挟み入れ、さらにその中布2の内側に芯材部3を挟包し、本体8を形成する。
【0030】
上記本発明の第1の実施例による芯材部3の構成に於いては、図2に示したように、宝飾等を装着する装着部32として最も多く想定される中央部には、ある一定軟度を有する板状部材からなる硬性芯材部4を、その幅と高さを、いずれも喉と顎への負担を最小限に抑えた寸法の範囲内で用い、また、中央部以外の左右側面部には、ソフトで張りがある軟性のメッシュ生地(例えばチュール素材)からなる軟性芯材部7を、その高さを表布1の高さより随意短く取った中布2とほぼ同寸として用いるものとし、さらに、前述の装着部32に設けた硬性芯材部4の上部には多数の孔6が、また該下部にはアーチ状の切り取り部5が設けられているものである。
【0031】
次に、本発明における第2の実施例の芯材部3´を、図3に参照して説明すると、宝飾や装飾の重さと、顎から受ける加重等の影響により崩れ落ちが懸念される装着部32をも含め、芯材部のすべてがメッシュ生地のみで構成されたものであって、側面部は軟性芯材部7として同様であるが、上記装着部32における芯材部を、前記軟性芯材部7で使用するメッシュ生地を厚く積層したり、あるいは当初より強い支持力を持たせて組成する等の方法により、当該メッシュ生地を強化させて構成する硬性芯材部33とするもので、従って、芯材部3´は、側面部のみならず、装着部も含めて本体全体が該メッシュ生地のみで構成されたものである。また、この硬性芯材部33においても、硬性芯材部4と同様の切り取り部5が設けられている。以上のようになる芯材部3、あるいは3´と、これを挟包する布材部とによって構成される本体8の上部中央には、図1に示したように、固定式、或いは着脱可能な手段にて宝飾9が設置されている。
【0032】
次に、上記本体8の左右先端部各々は、クラスプ内部において本体先端部との繋合を司る本体先端具10に繋がれるが、ここで当該本体先端具10を図4に従って述べると、前記本体8の先端部長手方向に直交された針状の通し材34の片端部は、本体先端具10の片側面部に設けられた孔状の通し材係止部35aに挿通され、残り片端部は、本体先端具10のもう一方の側面部に設けられた溝状の通し材係止部35bに掛止されている。
【0033】
該通し材34と通し材係止部35aおよび35bの接触部には、溶接止め、あるいは接着止めが施されており、さらにその上から勾配面36が、側面部上辺に接合、あるいは側面部上辺と高さが揃うまで倒圧圧着され不動固定されている。以上の工程により、本体先端具10は、本体の両先端部に固設されているものである。尚、通し材34の端部が、本体先端具10の外部に余分に突き出てしまう場合は、クラスプ内部での本体先端具10の動作がスムーズになされるよう、通し材34の余分な端部を、本体先端具10の側部面に揃えてカットし、調整を施す。針状の通し材34を通した本体8の先端部と、その両側面部に通し材係止部35aおよび35bを有する本体先端具10とが分離された状態を図4に示す。
【0034】
図1、および図5−1と図5−2に示すように、こうして本体8の両端部に固設された左右各々の本体先端具10が、差し込み式凹凸クラスプ11、12の内部に格納されることにより、本体8の左右端部は、凹凸クラスプ11,12各々に繋合されるものである。さらに、当該差し込み式凹凸クラスプ11,12は、クラスプ本体に取り付けられた蓋15によって開閉され、上記本体先端具10を格納する二重構造となっているが、本体8の先端部に固設された本体先端具10は、クラスプ本体内部のサイズ調整部一定区間内に於いて、前後移動が可能な状態となっている。
【0035】
さらに、該クラスプ本体の布材部との繋合口には、金属枠14が枠内径を狭小に抑えた形態で設置されており、前記クラスプ本体の内部底面には、上記金属枠14と隣接する位置に布押えゴム16aが、上記蓋15の内壁に付設された布押えゴム16bと一対を成して設置されている。また、上記差し込み式クラスプ本体の内部に格納された本体先端具10は、凸部クラスプ12に突設された差し込みバネ17の勾配角度と逆向きに符合する形状にあり、先端部方向に徐々に薄く潰圧されている。上記差し込みバネ17と一体形成されるバネ操作部18を用いて、本体左右両端と各々繋合された凹凸クラスプの連結解除を操作する。
【0036】
ストッパー13と、凹凸クラスプ本体の外側下部に取り付けられた丸カン掛け金具19の加設は随意であるが、ストッパー13は本体先端具10がクラスプ本体の外に抜け出るのを防ぐためのものであり、丸カン掛け金具19は、飾り用のチェーンやチャーム37を付ける際に使用するものである。以上が本発明の第1、および第2の実施例の形態である。本発明の第1の実施例における差し込み式クラスプ内部を示した平面図を図5−1に、縦断側面図を図5−2に示す。尚、図5の1および2において、本体先端部に固設された本体先端具を格納する凸部クラスプ内部の構造は、凹部クラスプと左右対称にして同様(差し込みバネ部を除き)なため、その内部を示した平面図と縦断側面図は省略した。
【0037】
また、凹凸クラスプ11,12により両端が連結されている状態のチョーカーを、図6および図7に示す。尚、前記通し材34の素材や形状等、及び通し材係止部35aおよび35bの位置や大きさや形状等は、通し材34の端部を本体先端具10の側面部に安定的に係止することができれば、いかなる形態も随意とする。
【0038】
また、図8に本発明の第3の実施例を、図9に第4の実施例を示しているが、本体8の素材や形状やデザインなどは、特許請求の範囲に記載した範囲内に於いて、あらゆるバリエーションをもって自由であり、該本体に施す装飾等は、図9に示すように、その形や大きさや色、または取り付け位置や方法、すべての構成工程に於いて、随意デザインからなり自由である。その場合の芯材部3の硬性芯材部4と軟性芯材部7の位置構成は、硬性芯材部4が宝飾等の重みを支えられるよう、宝飾等の設置場所に従うものである。また、芯材部3´における硬性芯材部33と軟性芯材部7の位置構成についても同様である。尚、図8のチョーカーの使用例における正面図を図10−1に、背面斜視図を図10−2に示す。
【0039】
次に、図11−1および図11−2に示した、上記本体先端具10に、サイズ調整機能を有する鎖状の留め具の付属部品を取り付け、前記付属部品の主体となる鎖状の留め具を用いて連結するチョーカーの、本発明における第5の実施例について述べれば、本体の左右両端に固設された左右各々の本体先端具10の先端部には、サイズ調整機能を有する鎖状の留め具であるアジャスターチェーンの、これの付属部品である丸カン金具39が取り付けられている。
【0040】
片側の本体先端具10に取り付けられた丸カン金具39には、前記丸カン金具39の主体となる鎖40が取り付けられ、もう片側一方の丸カン金具39には、前記鎖40の輪に掛け留めるためのカニカン金具41が取り付けられている。使用の際は、図11−1に示すように、装着者の適正サイズ位置にある鎖40の輪に、前記カニカン金具41を掛け留め、本体両端部を連結するチョーカーである。本発明における第5の実施例により、本体両端を連結した状態のチョーカーを、図11−2に示す。尚この場合の本体先端具10の形状や大きさ等は、デザインにより随意自由である。
【0041】
次に、図12に示した本発明の第6の実施例として、鎖状の留め具の各鎖パーツの表裏壁面に、凹部を有するアジャスターチェーンを用いて、本体左右両端を連結するチョーカーの構成については、前記本体8の両先端部に固設された左右各々の本体先端具10の先端部に、一方には、前記鎖状の留め具であるアジャスターチェーン22の、その付属部品としてのフック型ストッパー金具20が、鎖パーツ22−1の左側部を掴持固定して取り付けられ、もう片側一方の本体先端具10の先端部には、やはり前記鎖状の留め具の付属部品であるフック型受留め金具21が、図12には示していないが、図面の背面側に開口開閉部を有して、それぞれ取り付けられている。
【0042】
前記フック型ストッパー金具20に掴持固定された鎖パーツ22−1には、二つ目の鎖パーツ22−2が、さらにその隣には三つめの鎖パーツ22−3が接続されており、また、図12に示した鎖パーツ22−4については、適正サイズに余ったパーツとして、使用する最後の鎖パーツ22−3に下げている状態を示したものであり、また、鎖パーツ一個体における該鎖パーツの表裏壁面に施された凹部の形態を説明するために記載したものである。実施に際しては、使用する鎖パーツの数はデザインにより随意自在である。
【0043】
図12の前記鎖パーツ22−4に示すように、当該アジャスターチェーン22の個々の鎖パーツには、その左右表裏壁面に、各隣接する鎖パーツに施された左右表裏壁面のそれと互いに対応し合う凹部を有しており、例えば、前記鎖パーツ22−4の左側の表裏壁面に施された凹部23b、24aは、前の鎖パーツ22−3の右側表裏壁面に施された凹部23a、24bと対応し合い、さらにその右側表裏壁面には、次に繋がれる鎖パーツがある場合の、該次の鎖パーツの左側表裏壁面のそれと対応し合う凹部25a、26bを有している。
【0044】
このように同様の凹部を有する鎖パーツが続く限り、各々隣接するそれと対応し合うものであるが、これを用いる時は、適正サイズに必要分の鎖パーツを使用し、余ったものは図12の鎖パーツ22−4で示したように、前の鎖パーツに下げておけばよく、連結の際の一実施においては、適正サイズ位置にある鎖パーツ22−3の右側部を上記フック型受留め金具21の開口部に掛け留め、前記開口部を閉じることによって、本体の左右端部を連結するチョーカーである。
【0045】
この構造を持つ鎖パーツは用途に応じ、大きさも形も、表裏壁面に施す凹部の場所も数も形も自在であり、また本体先端具の形状や大きさや素材等も、デザインにより随意自由である。アジャスターチェーン22により本体両端が連結されている状態のチョーカーを、図13に示す。尚、図13において、先端部にチャーム37を有する鎖は、飾りのために取り付けたものである。
【0046】
さらに、本発明の第7の実施例によるチョーカーに於いては、図14に示したように、本体両端部の形態を側面部と揃えて平坦にし、その長手寸法を、装着時の後部に重なり部分を持たせるよう適宜首回りサイズより長く取って形成する本体8の両端に、波型の形状を持たせ、該形状の先端に、貴金属やチタン等々、使用可能なあらゆる金属を用いて薄く延ばし、該金属でメタル縁取り27を施したものである。
【0047】
さらに、そうしてなるクロス部左右先端部の一方に面ファスナーのフック面28を、他方には面ファスナーのループ面29を取り付けるが、該フック面28の幅を適宜幅として、その上下クロス部にゆとり分を設けるように取り付け、また、ループ面29側の面ファスナーを、メタル縁取りされた本体の限度幅いっぱいに取り付けた構成としたもので、当該面ファスナーを用いて、本体左右両端を連結するチョーカーである。尚、本体端部に施す形状等は、随意デザインにより自由である。また、デザインからなる形状やメタル縁取りを用いず、該端部を随意の形態とし、連結具として使用する面ファスナーの幅を、左右両端とも適宜幅として用いる構成としてもよい。
【0048】
また、図15−1と図15−2に示した、本発明の第8の実施例であるチョーカーにおいては、表布と、中布を使用する場合は該中布の長手寸法に、首回りサイズに加えて必要分の余裕を持たせ、そうしてなる表布と中布の内側に挟置する芯材部の一部あるいは全面を、メッシュゴムからなる弾性芯材30として、本体8を形成する。前記本体8の両端に本体先端具10を固設し、サイズ調整機能を持たない金属製の差し込み式クラスプ内に格納する構成とするものであるが、当該差し込み式クラスプの上面には装飾が施され、クラスプと装飾が一体形成された装飾体クラスプ31である。
【0049】
さらに図15−1の実施例では、表布1や中布2に適宜相当寸法の余裕を持たせ、図15−2にその内部図を示したように、内側に弾性芯材30を挟包し、さらに当該装飾体クラスプ31に施すデザインを、シンメトリーな形状を有するモチーフ(図15−1に示した蝶のモチーフはその一例である)として、凹部クラスプには該モチーフの片側半分形を、凸部クラスプにはもう片側半分形を各々取り付け、凹凸クラスプを連結すると、初めて上記のモチーフが完成する構成としたものであり、図15−1に示す蝶のモチーフに於いては、この連結操作を、蝶の胴体部分となる差し込み式凸部クラスプのバネ操作部18を用いて行うチョーカーである。従って、これを装着する際は、上記装飾を施した装飾体クラスプ31を前面にし、該前面にて本体の左右両端を連結するチョーカーである。
【0050】
尚、上記クラスプを用いず、表布1や中布2に適宜相当寸法の余裕を持たせ、内側に弾性芯材30を挟包した本体を環状形成し、頭から被って首に装着するタイプとしてもよく、その環状本体の随意個所に、当初より蝶や花やハート等、あるいはあらゆる対象モチーフの完成形や、または随意デザインからなる宝飾や装飾を、随意スタイルにて施す構成としてもよい。
【0051】
また、前記図5に示したクラスプにおける実施例に於いて、サイズ調整機能を司る布押えゴムの蓋側該部を、布押えバーとして蓋部から切り離し、単独にてサイズ調整軌道に乗る布材部を挟押する構成として、蓋部を布部挟押の負荷から解離し、該蓋部に装飾を施してもよい。
【0052】
さらに、上記宝飾や装飾を、糸やビーズ等を使用した刺繍としたり、あるいは、表布の柄や質感や加工の美しさ自体を装飾体として、宝飾等を用いない構成としてもよく、中布の使用も、表布の素材やデザインに応じて適宜自在である。また、本体の幅(高さ寸法)を調整したり、表布の色や柄を、図9に示したようなアニマル柄や、あるいはボーダー柄等、流行を取り込んだものとしたり、さらに図9に示すように、装飾等を普段使用に適したシンプルなデザインにすることで、日常の外出や通勤時など、あらゆるシーンでの使用が可能となる。そうしたすべての応用ケースに於いて、随意デザインにより、本体中央部に形成するギャザーの有無も、これに従うものである(ギャザーを形成しない実施例を図11−2に示した)。
【0053】
以上、本発明の実施の形態を説明した。
【0054】
上記本発明のチョーカーにおける第1の実施例によれば、本体の表布と中布の内側に挟置する芯材部の構成に於いて、先ず宝飾や装飾を施す装着部として最も多く想定される中央部は、該宝飾等の重みと、さらに、その直上部に位置する顎の動きやその加重により、全体形状に崩れ落ちが懸念されるところであるが、宝飾の設置場所に合わせて該個所に硬性芯材部を配することにより、当該硬性芯材部が支柱となり、上記二種の加重による崩れ落ちを防ぐ効果を齎す。
【0055】
しかしながら、この中央下部は、喉の隆起部すなわち「甲状軟骨」通称「のど仏」と、その下方の「くぼみ」に当接する重要な場所でもあることから、懸念される閉塞感等の負担解消を目的として設けた切り取り部で、のど仏等を囲むように装着することにより、硬性芯材との接触によるのど仏等の上記負担が最小限に減下されるため、前記崩れ落ちが懸念される中央部に於いて、硬性芯材の使用が可能となった。
【0056】
また上記硬性芯材部の上部に施した多数の孔は、宝飾等を固定式にて本体中央部に施す場合に、表布の表面から内部に挟置した一定の厚みと硬さを有する当該硬性芯材にまで及んで、手作業にて縫合固定するため、該孔に針を通して作業を行うことにより、作業効率を向上させるものである。
【0057】
また、装着部以外の側面部に置かれるソフトで張りがあり、通気性を有する軟性芯材の働きにより、その面積のほとんどを占める柔らかな布材部の風合いは、時間経過にも崩れることがなく、首肌もまた快適に保たれるものである。このように硬性芯材を支柱に配し、その左右側面部に軟性芯材を用いる構成とした芯材部を挟置することにより、本発明のチョーカーは、その景観においても、また使用感においても、望ましい状態を安定して維持することができるものである。
【0058】
さらに、前記装着部においても上記軟性芯材部に使用するメッシュ生地を用いる構成とした、本発明における第2の実施例については、当該メッシュ生地は、これを厚く積層したり、あるいは当初より強い支持力を持たせて組成する等、元来有する支持力をさらに強化させて用いることにより、前記装着部に装着される宝飾等の重みや顎から受ける加重を、確実に支え得る形状維持強度を発揮するものである。
【0059】
また、装着部に当該メッシュ生地を用いることにより、前記支持力とともにメッシュ生地がその特性として有するソフトな柔軟性と、さらに、のど仏と該下方の「くぼみ」への当接を回避するために設けた切り取り部により、前述の負担はより解消され、首肌もさらに快適に保たれる。よって、装着部における上記二種の加重からなる崩れ落ちを防ぎながら、同時に、デリケートな喉と首肌への当接を柔和にして、大切な該部を保護することができるものである。さらにまた、装着部に使用する芯材を、装着部以外に使用する芯材と同一としたことや、用いる素材がメッシュ生地であることから、宝飾等を縫合固定するための多数の孔が不要となるため、製造工程においても、作業効率の向上と、低コスト化につながる。
【0060】
以上のように構成された芯材部を挟持する本体の左右先端部各々を金属製のクラスプに繋ぐが、布から成る前記本体の両端部に当該クラスプを取り付け、該クラスプを用いて前記両端を連結する手段を用いたことにより、本チョーカーは、布と宝飾と金属からなるアクセサリーとして、初めてその新たな景観を創り出すことができるものである。さらに、該クラスプは、本体両端部を連結する既有の連結機能と、本体先端部とクラスプを繋ぐ繋合機能の2機能を有し、加えて適正サイズでの使用を可能とするサイズ調整機能を搭載したことにより、快適な使用感を保ちながら本体両端部を連結するものであり、本発明の構成において、前記芯材部と同様に要的重要な役割を果たすものである。
【0061】
さらに、上記クラスプ内部に貼設され、サイズ調整部を司る布押さえゴムについては、本体布材部を、適正サイズ位置にて押止する強圧ポイントにゴムを用いる構成としたことにより、布材部に与えるストレスを最小限に抑えることができ、また、該ゴムの有効作用によって、布材部と、摩擦係数の極めて低い金属とが安定的に関係付けられ、確実な布材部の押止が必須となるサイズ調整部において、当該機能は的確に果たされるものである。その上、適正サイズ位置に静止させた布材部を挟押し機能を果たす上記構成としたことで、極適正な、細かい微調整にまで及ぶサイズ調整が可能となり、さらに、一連の構成と作業工程をより簡潔なものとする。
【0062】
また、前記クラスプが有する繋合機能においては、布が幾層にも重ねられ束状を成す本体のその僅かな先端部を、摩擦係数の極めて低い金属から成る本体先端具に繋ぐという非常に困難な工程において、まず本体先端部に針状の通し材を縦貫させ、当該通し材の両端部の各々を、本体先端具の両側面部に設けた通し材係止部に係止し固定させたことにより、前記通し材が通されている本体先端部が、上記においては弱点であったところの、布を幾層にも重ねた布束であることが、逆に強力な利点となり、当該通し材と本体先端部の双方が堅固に支え合うため、強い引き加力に対しても極めて安定した不動性を保ち、従って、本体先端部が該具から抜け出てしまう等のトラブルや、また、布部に損傷破損を来たす等の不安もなく、該具は安全確実に本体先端部に固設されるものである。
【0063】
次に上記本体先端具の先端に、サイズ調整機能を有する鎖状の留め具であるアジャスターチェーンの付属部品を取り付け、該付属部品に接続された、これの主体となる上記アジャスターチェーンを用いて本体両端を連結する、本発明の第5の実施例によるチョーカーにおいては、前記本体先端具は、布部から成る本体の、該布端部を美しく整理して包み込み、且つ、前記本体の先端部に安定確実に固設されているものであるため、それ自体が、アクセサリーである本チョーカーの一部足り得る景観を有するものである。そのため、当該本体先端具の先端に、直に、留め具である上記アジャスターチェーンの付属部品を取り付け、前記付属部品の主体となる上記アジャスターチェーンを用いて本体両端部を連結することも可能となる。また、前記アジャスターチェーンに、既にサイズ調整機能が備わっているため、該連結部の構成工程はよりシンプルに簡潔なものとなる。
【0064】
さらに、上記アジャスターチェーンにおける、個々の鎖パーツの表裏壁面に凹部を設けた構成からなる、本発明の第6の実施例によるチョーカーに於いて、当該アジャスターチェーンには、鎖の個々のパーツの表裏壁面に、隣接する鎖パーツに施されたそれと互いに対応し合う凹部を有しているため、それぞれ対応する凹部を合わせて、当該合わせ個所を上から指で強く押圧し、しっかり嵌め込むことによって、上記鎖パーツ同士が一体化される。これにより、各々の隣接する鎖パーツ同士の関係が強固なものとなり、チェーン特有のグラつきや、捩じれが解消されて、使用感に一体的安定感を齎し、幅広の、ほぼ面状を呈する当該チョーカーに、チェーンによる安定した連結を可能とし、景観上の良バランスと、快適な付け心地を確保できるものである。
【0065】
次に、本発明の第7の実施例によるチョーカーに於いて、面ファスナーを用いて本体両端を連結するチョーカーに於いては、その幅を側面と同寸か、あるいは適宜幅とした本体端部に、随意デザインにより美しい形状を持たせ、該形状にメタル縁取りを施したことにより、留め具として該具を用いる上でも、当該チョーカーのアクセサリーとしての印象を損なうことがなく、また、後部にメタル縁取りを施したことにより、宝飾等を設置した前部との量感バランスを保つことができる。
【0066】
さらに面ファスナーの一方を適宜幅として、取り付けた面ファスナーの上下本体にゆとり幅を設け、他方を本体の限度幅いっぱいに取り付けたことによって、張り合わせ位置がどんなにズレた場合にも、ほぼ完全な接合域を確保できると同時に、上記ズレにより、該具受け面が覗くといった景観上好ましくない事態も回避されるものである。そのため、指先の細かな作業が要求されるクラスプやチェーン等による連結手段に、その都度苦痛を覚えてきた高齢の女性達にも、当該チョーカーの使用と、後ろ手での連結を容易にするものである。
【0067】
また、本発明の第8の実施例によるチョーカーにおいては、本体内部に挟置する芯材部の一部、あるいは全面を弾性芯材とし、本体に施す宝飾を、本体の左右両端に取り付ける金属製のクラスプと一体形成したチョーカーの効果に於いては、芯材部の一部や全面を弾性芯材としたことにより、該芯材の弾性効果によって、サイズ調整が不要となり、従ってクラスプ内部にサイズ調整機能の搭載も不要となるため、クラスプの小型軽量化が可能となる。これにより、クラスプ上面に装飾を施す形の、装飾一体型クラスプが可能となるため、これを前面に置き、該前面にて連結操作を行うものである。従って前記高齢の女性達に於ける使用可能な連結形態の幅を、さらに広げることができる。
【0068】
そこで、クラスプと一体となる装飾の左右各々を、蝶や花やハート等々のシンメトリーな形状や、あらゆる対象物からなるモチーフの半分形とし、該半分形が、左右クラスプを連結した時、初めて完成形となる構成としたことにより、デザインが多様化され、使用者の気分を明るく高揚させる効果を齎すものである。
【0069】
こうした効果を有する当該チョーカーは、これまでアパレルの分野にあった一枚の布に、宝飾と金属製のクラスプを取り付けることにより、アクセサリーとしての意義と、新たな存在価値が与えられ、また宝飾に於いては、従来、硬質素材間での関係形にのみ集約され、その提供パターンは画一されていたが、布との協調により、新らたな創造分野を得ることができる。従って、当該布材と宝飾の双方に於いて、需要の幅の拡大に繋げることができるものである。
【0070】
以上により、本発明に於けるチョーカーは、布と宝飾と金属との組み合わせからなる新しいアクセサリーであり、特別な日の装いや、結婚式、またはパーティーの席上で、あるいは日常の外出や通勤時に、女性達の首元を、美しく上品に且つ華やかに飾るものである。
【符号の説明】
【0071】
1 表布
2 中布
3 (装着部が板状部材からなる)芯材部
3´ (装着部がメッシュ生地からなる)芯材部
4 硬性芯材部
5 切り取り部
6 孔
7 軟性芯材部
8 本体
9 宝飾(あるいは装飾)
10 本体先端具
11 凹部クラスプ
12 凸部クラスプ
13 ストッパー
14 金属枠
15 蓋
16a (本体側)布押えゴム
16b (蓋側)布押えゴム
17 差し込みバネ
18 バネ操作部
19 丸カン掛け金具
20 フック型ストッパー金具
21 フック型受け留め金具
22 アジャスターチェーン
23a 鎖のパーツの右側表壁面凹部1
23b 鎖のパーツの左側裏壁面凹部
24a 鎖のパーツの左側表壁面凹部
24b 鎖のパーツの右側裏壁面凹部1
25a 鎖のパーツの右側表壁面凹部2
26b 鎖のパーツの右側裏壁面凹部2
27 メタル縁取り
28 面ファスナーフック面
29 面ファスナーループ面
30 弾性芯材
31 装飾体クラスプ
32 装着部
33 硬性芯材部
34 通し材
35 通し材係止部
36 勾配面
37 チャーム(飾り)
38 宝飾や装飾のクリップ部
39 丸カン金具
40 鎖
41 カニカン金具

【特許請求の範囲】
【請求項1】
柔軟性を有する帯状の本体と、前記本体の長手方向両端部に設けられ、前記両端部を分離可能に連結する留め具と、を有し、
前記本体は、形状安定性を有する芯材部と、前記芯材部を覆う布材部と、を有する、
チョーカー。
【請求項2】
前記本体は、一部に、宝飾または装飾を装着するための装着部を有し、
前記芯材部は、
前記本体において前記装着部以外の部分に設けられ、相対的に高い柔軟性を有する軟性芯材部と、
前記装着部に設けられ、相対的に低い柔軟性を有する硬性芯材部と、を有する、
請求項1記載のチョーカー。
【請求項3】
前記軟性芯材部は、メッシュ生地から成る、
請求項2記載のチョーカー。
【請求項4】
前記硬性芯材部は、板状部材から成る、
請求項2記載のチョーカー。
【請求項5】
前記板状部材には、前記板状部材が喉の隆起部と前記隆起部下方の窪みに当接するのを回避するように切り取り部が形成されている、
請求項4記載のチョーカー。
【請求項6】
前記板状部材には、多数の孔が形成されている、
請求項4記載のチョーカー。
【請求項7】
前記芯材部は、メッシュ生地から成る、
請求項1記載のチョーカー。
【請求項8】
前記本体は、一部に、宝飾または装飾を装着するための装着部を有し、
前記メッシュ生地から成る芯材部は、
前記本体において前記装着部以外の部分に設けられ、相対的に高い柔軟性を有する軟性芯材部と、
前記装着部に設けられ、相対的に低い柔軟性を有する硬性芯材部と、を有する、
請求項7記載のチョーカー。
【請求項9】
前記メッシュ生地からなる硬性芯材部には、前記硬性芯材部が喉の隆起部と前記隆起部下方の窪みに当接するのを回避するように切り取り部が形成されている、
請求項8記載のチョーカー。
【請求項10】
前記留め具は、内部に、
前記本体の長手方向先端部に固設された本体先端具を有している、
請求項1記載のチョーカー。
【請求項11】
前記本体先端具は、内部に、
前記本体先端部に、前記本体の長手方向にほぼ直交する通し材を有し、
両側面部には、前記通し材を係止するための通し材係止部を有している、
請求項10記載のチョーカー。
【請求項12】
前記本体先端具は、
先端部に、サイズ調整機能を有する鎖状の留め具の付属部品を有し、
前記本体の両端部は、
前記付属部品の主体となる前記鎖状の留め具を用いて連結される、
請求項11記載のチョーカー。
【請求項13】
前記鎖状の留め具は、
鎖を形成する個々の鎖パーツの表裏壁面に、各隣接する前記鎖パーツと互いに対応し合う凹部を有している、
請求項12記載のチョーカー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5−1】
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【図5−2】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10−1】
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【図10−2】
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【図11−1】
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【図11−2】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15−1】
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【図15−2】
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