説明

ツタセン(蔦線)

【課題】電線を配線する時、コンクリートのように堅い壁にはステップルが打てなく、軟らかい壁などにもステップルでは留められない。床に配線では保護材等で厚みが増しつまづく危険がある。この不都合を解決するため、被覆の形状に工夫を加えることにより、床に置いたり、壁に貼り付けたりできる様にした電線を提供する。
【解決手段】電線1の被覆を平らにし、側面の一部を平面にして、壁や床3に配線する場合、平面の部分に接着剤をつけ貼り付けることができる形態。また、電線の被覆の平面の部分に接着剤をつけて養生しておくと、配線するときは、養生を剥ぐだけで、任意の場所に貼り付けることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電線に関するものであり、電線の被覆の形状に工夫を加えることによって、電線を床に置いたり、壁に貼り付けたりできる様にしたものである
【背景技術】
【0002】
従来から、電線は絶縁のため被覆してあるが、導線が丸で被覆も丸くなっている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
電線を配線するとき壁であればステップルで留め、床であれば保護材を留めた中に通している。ステップルで留めれば壁に傷をつけ、堅いコンクリート等にはステップル等は打てない、床に保護材を留めて通せば厚みが増して、つまづく危険がある。この不都合を解決することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この課題を解決するための請求項1の発明は、電線の被覆を平らにして、側面の一部に平面を設けたことを特徴とする、貼り付け可能な電線である。壁や床に配線する場合、平面の部分に接着剤をつけ貼り付けることができる。
【0005】
請求項2の発明は、電線の被覆の平面の部分に接着剤をつけて養生しておく。配線するときは、養生を剥ぐだけで、任意の場所に貼り付けることができる。
【発明の効果】
本発明により、電線はステップルを打ち込めない堅いコンクリート壁や、ステップルが留まらない軟らかな部分にも接着剤で留め配線できる。撤去するのも容易で、跡も傷が残らない。床に配線した場合も厚みが少ないので、つまずく危険がない。
【0006】
接着剤がついた、電線であれば、配線する人は、養生を剥がすだけで配線ができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
図1は電線を平たく被覆し側面の一部に平面を設けたことを特徴とする、貼り付け可能な電線の断面図である、同図に示すように、電線が平たく一部が平面であるため、床に置いてもつまずかず、壁に貼り付けても目立たない。
【0008】
被覆される導線は一本でも三本でもよい
【0009】
和室などで、扇風機や、電気スタンドの延長コードとして使用する場合も畳に吸い付き、つまづくこともなく安心である。
【産業上の利用可能性】
【0010】
本発明に係る電線は、工業的に量産する事が可能であるため、産業上の利用可能性を有する
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】 導線を平たく被覆し側面の一部を平らにしたツタセン(蔦線)の断面図である
【符号の説明】
【0012】
1 ツタセン(蔦線)
2 導線
3 床等の平面

【特許請求の範囲】


【図1】
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