説明

テーブルの脚装置

【課題】
天板の下面に、脚柱を固定する脚ブラケットとビームとを同種のネジで下方からのネジ締め作業のみにより、同時に且つ共締めにおける不都合を解消して確実に連結することができ、コスト低減化を図ることが可能なテーブルの脚装置を提供する。
【解決手段】
脚ブラケット3は、脚柱を固定する脚支持部とビーム4を連結する連結部6とを備え、脚ブラケットの連結部に外嵌するビームの端部に上下方向に通孔7,7を形成し、該通孔に対応させて連結部6に上下方向の貫通孔8と螺孔9を形成し、天板の下面にはビームの通孔と連結部の貫通孔に下方から挿通した固定ネジ10を螺合する螺孔11を形成するとともに、ビームの通孔に下方から挿通し連結部の螺孔9に螺合した連結ネジ12の先端12Aを受け入れる逃がし穴13を形成し、固定ネジと連結ネジが同一種類のネジである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、テーブルの脚装置に係わり、更に詳しくは天板の下面に脚ブラケットを介して脚柱を取付けた構造のテーブルにおける脚装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、天板の下面を複数の脚柱で脚ブラケットを介して支持したテーブルは各種提供されている。例えば、平面視四角形の天板では、下面の四隅に脚柱を固定する脚ブラケットを取付けるとともに、隣接する両側の脚ブラケットの間にビームを連結し、該ビームを天板下面に固定して脚柱の取付強度の向上と天板の補強を行っている。
【0003】
特許文献1には、連結体には、脚支柱の支持部と反対側にて互いに90度の向きを変えて開口するような上向き開放溝状の一対の横梁支持部が形成され、各横梁支持部には底から上向きにボス部を突出形成し、断面中空矩形状の各横梁の端部の端部には、ボス部と同じ断面形状の丸孔が下面側に穿設されており、各横梁を横梁支持部の溝内に上方から嵌合するとともに、ボス部を丸孔に受け入れ、その上面側からボス部にネジ止め固定し、それから天板を横梁及び連結体の上に載せ、横梁の下面側及び連結体の下面側から天板にそれぞれネジ止めする構造が記載されている。
【0004】
特許文献2には、左右に離間して配置した複数の支持脚を連結杆で連結することにより形成したベース部の上方に天板を設けてなるデスクにおいて、支持脚の上端部にジョイント材を取付け、管材によって形成した連結杆に前記ジョイント材を内嵌させ、ジョイント材及び連結杆に形成した上下方向の挿通孔に上方から固定ねじを挿通し、連結杆の下面側に当接させた連結支持具のねじ孔に螺合して、連結杆を支持脚に対して固定し、そして支持脚と連結杆に天板を載せて、下方から前記連結杆とジョイント材を貫通した固定ねじを天板の下面のねじ孔に螺合して連結する構造が記載されている。ここで、前記連結杆の上面に突出した固定ねじの頭部を受け入れる挿入孔を、前記天板の下面に予め形成されている点も記載されている。
【0005】
しかし、前述の特許文献に記載のものは、脚ブラケット(連結体、ジョイント材)にビーム(横梁、連結杆)を連結する場合、両部材を嵌合した上で上方から第1のネジで固定した後、天板を載置して、一方の部材又は両部材を貫通するように下方から第2のネジを天板下面に螺合する構造であり、ネジ止め作業に手間がかかるとともに、構造上、第1のネジと第2のネジは異なる長さのものを使用することになり、部品の種類が増えてコスト高となる傾向がある。尚、脚ブラケットと天板にそれぞれ螺孔を形成し、1本の固定ネジで脚ブラケットとビームと天板を共締めする場合、各部材の加工精度、螺孔の凹凸ピッチの不一致等の要因で、天板がビームや脚ブラケットから浮き上がる場合があり、品質が不安定、連結強度不足の問題が生じる。また、天板のみに螺孔を形成し、他の部材には貫通孔を形成し、1本の固定ネジで三部材を共締めする場合、ビームと脚ブラケットとの連結強度が不足し、貫通孔と固定ネジの間のクリアランスのためガタツキが生じる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2009−030810号公報
【特許文献2】特開2006−136576号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、天板下面の複数箇所に、脚柱を固定する脚ブラケットを配置し、隣接する両脚ブラケットの間にビームを連結するとともに、前記脚ブラケットとビームを天板下面に複数のネジで下方から螺合して連結する構造のテーブルにおいて、前記脚ブラケットとビームとを同種のネジで下方からのネジ締め作業のみにより、同時に且つ共締めにおける不都合を解消して確実に連結することができ、コスト低減化を図ることが可能なテーブルの脚装置を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、前述の課題解決のために、天板下面の複数箇所に、脚柱を固定する脚ブラケットを配置し、隣接する両脚ブラケットの間にビームを連結するとともに、前記脚ブラケットとビームと天板とを複数のネジで連結する構造のテーブルにおいて、前記脚ブラケットは、前記脚柱を固定する脚支持部と前記ビームを連結する連結部とを備え、前記ビームは角管で形成され、前記連結部に外嵌する端部に上下貫通した複数の通孔を形成し、前記脚ブラケットの連結部には少なくとも一つの前記通孔に対応して上下方向の貫通孔を形成するとともに、他の前記通孔に対応して上下方向の螺孔を形成し、前記天板の下面には前記ビームの通孔と前記連結部の貫通孔に下方から挿通した固定ネジを螺合する螺孔を形成するとともに、前記ビームの通孔に下方から挿通し前記連結部の螺孔に螺合した連結ネジの先端を受け入れる逃がし穴を形成し、前記固定ネジと連結ネジが同一種類のネジであることを特徴とするテーブルの脚装置を構成した(請求項1)。
【0009】
ここで、前記脚ブラケットは、前記天板の下面に取付ける本体部を有し、該本体部の一側に前記脚支持部を一体形成するとともに、該本体部の他側に前記連結部を一体形成してなることが好ましい(請求項2)。
【0010】
更に、前記脚ブラケットには、二つの同一構造の連結部を所定角度開いて一体形成し、3個以上の脚ブラケットを同数のビームで環状に連結してなることがより好ましい(請求項3)。
【0011】
また、前記脚ブラケットの連結部は、前記ビーム内の上下内面に内接する上下寸法を有するとともに、前記貫通孔を形成した部位を除き、上部に空洞部を形成して前記螺孔の上下寸法を短くしてなることも好ましい(請求項4)。
【発明の効果】
【0012】
以上にしてなる請求項1に係る発明の請求項1は、天板下面の複数箇所に、脚柱を固定する脚ブラケットを配置し、隣接する両脚ブラケットの間にビームを連結するとともに、前記脚ブラケットとビームと天板とを複数のネジで連結する構造のテーブルにおいて、前記脚ブラケットは、前記脚柱を固定する脚支持部と前記ビームを連結する連結部とを備え、前記ビームは角管で形成され、前記連結部に外嵌する端部に上下貫通した複数の通孔を形成し、前記脚ブラケットの連結部には少なくとも一つの前記通孔に対応して上下方向の貫通孔を形成するとともに、他の前記通孔に対応して上下方向の螺孔を形成し、前記天板の下面には前記ビームの通孔と前記連結部の貫通孔に下方から挿通した固定ネジを螺合する螺孔を形成するとともに、前記ビームの通孔に下方から挿通し前記連結部の螺孔に螺合した連結ネジの先端を受け入れる逃がし穴を形成し、前記固定ネジと連結ネジが同一種類のネジであるので、固定ネジをビームの通孔と連結部の貫通孔を通して天板の螺孔に螺合することにより、確実にビームを天板に連結することができ、また連結ネジをビームの通孔に下方から挿通し前記連結部の螺孔に螺合することにより、脚ブラケットの連結部とビームを確実にガタツキなく連結することができ、しかも下方からのネジ締め作業のみで脚ブラケットとビームを天板下面に確実に連結することができ、更にコスト低減化を図ることができる。また、固定ネジと連結ネジが同一種類のネジであり、連結ネジの先端がビームの上面から突出しても、該先端を天板の下面に予め形成した逃がし穴に受け入れることができる。
【0013】
請求項2によれば、前記脚ブラケットは、前記天板の下面に取付ける本体部を有し、該本体部の一側に前記脚支持部を一体形成するとともに、該本体部の他側に前記連結部を一体形成してなるので、脚ブラケットの本体部を天板の下面に取付けることにより、更に脚柱の支持強度が高くなる。
【0014】
請求項3によれば、前記脚ブラケットには、二つの同一構造の連結部を所定角度開いて一体形成し、3個以上の脚ブラケットを同数のビームで環状に連結してなるので、各脚ブラケットが所定角度を有する2本のビームで連結されるので、脚ブラケットの捩じれ対して更に強度が向上する。
【0015】
請求項4によれば、前記脚ブラケットの連結部は、前記ビーム内の上下内面に内接する上下寸法を有するとともに、前記貫通孔を形成した部位を除き、上部に空洞部を形成して前記螺孔の上下寸法を短くしてなるので、固定ネジをビームの通孔と連結部の貫通孔を通して天板の螺孔に螺合した際に、固定ネジを強く締め付けてもビームが変形することがなく、確実にビームを天板に連結することができ、また連結ネジをビームの通孔に通して連結部の螺孔に螺合する際に、連結ネジが固定ネジと同じ長さでも締め付け作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明に係るテーブルの全体斜視図である。
【図2】同じくテーブルの平面図である。
【図3】本発明の要部を示す分解斜視図である。
【図4】同じく天板下面に脚ブラケットとビームを連結した状態の部分縦断正面図である。
【図5】図4のX−X線断面図である。
【図6】脚ブラケットを示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図である。
【図7】脚ブラケットを示し、(a)は左側面図、(b)は図6(a)のY−Y線断面図、(c)は図6(a)のZ−Z線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
次に、添付図面に示した実施形態に基づき、本発明を更に詳細に説明する。図1及び図2は本発明に係るテーブルを示し、図3〜図7は本発明の詳細を示し、図中符号1は天板、2は脚柱、3は脚ブラケット、4はビームをそれぞれ示している。
【0018】
本発明に係るテーブルは、天板1下面の複数箇所に、脚柱2を固定する脚ブラケット3を配置し、隣接する両脚ブラケット3,3の間にビーム4を連結するとともに、前記脚ブラケット3とビーム4と天板1とを複数のネジで連結する構造である。
【0019】
本発明では、前記脚柱2を脚ブラケット3に連結する構造は限定されず、公知の構造を採用し得る。本実施形態では、前記脚柱2を円柱状とし、その上端部を脚ブラケット3に嵌合するとともに、上方からネジ止めする構造を採用した。
【0020】
更に詳しくは、本発明は、前記脚ブラケット3は、前記脚柱2を固定する脚支持部5と前記ビーム4を連結する連結部6とを備え、前記ビーム4は角管で形成され、前記連結部6に外嵌する端部に上下貫通した複数の通孔7,7を形成し、前記脚ブラケット3の連結部6には少なくとも一つの前記通孔7に対応して上下方向の貫通孔8を形成するとともに、他の前記通孔7に対応して上下方向の螺孔9を形成し、前記天板1の下面には前記ビーム4の通孔7と前記連結部6の貫通孔8に下方から挿通した固定ネジ10を螺合する螺孔11を形成するとともに、前記ビーム4の通孔7に下方から挿通し前記連結部6の螺孔9に螺合した連結ネジ12の先端12Aを受け入れる逃がし穴13を形成し、前記固定ネジ10と連結ネジ12が同一種類のネジであることを特徴としている。本実施形態では、前記固定ネジ10と連結ネジ12を皿ネジとした。
【0021】
次に、各部の詳細を説明する。先ず、前記脚ブラケット3は、図3、図6及び図7に示すように、アルミダイキャスト製であり、前記天板1の下面に取付ける本体部14を有し、該本体部14の一側に前記脚支持部5を一体形成するとともに、該本体部14の他側に前記連結部6,6を一体形成している。前記脚ブラケット3の本体部14は、平面視略正方形であり、一つの角部に前記脚支持部5を形成し、その対角位置に二つの同一構造の連結部6,6を所定角度開いて一体形成している。一般に、前記連結部6,6の開き角度は、3個以上の脚ブラケット3,…を同数のビーム4,…で環状に連結できる角度に設定する。本実施形態では前記連結部6,6の開き角度を90度に設定し、平面視長方形の天板1の下面四隅に脚ブラケット3を配置し、該天板1の4辺に沿って前記ビーム4を配置し、各脚ブラケット3,…とビーム4,…の上に前記天板1を載せて下方からネジ止めする。
【0022】
本実施形態では、前記脚ブラケット3の本体部14の他の二つの角部に取付孔15,15を上下貫通させて形成し、前記脚支持部5の近傍で上面側に位置決め用の突起16を突設している。そして、前記脚支持部5は、テーパー状の基部17とその下方に円柱状の嵌合部18を有し、の中心には上下貫通した固定孔19を形成している。前記脚柱2は、図3に示すように、円筒状の上端部を前記脚支持部5の嵌合部18に外嵌し、上端部内部に設けた固定板20の螺孔21に、前記固定孔19に上方から挿入した取付ネジ22を螺合して固定する。ここで、前記嵌合部18の下端に回転規制用の突起23を下方へ突設し、前記固定板20に該突起23を受け入れる切欠孔24を設けている。
【0023】
そして、前記ビーム4は、図3〜図5に示すように、長方形状の金属筒からなり、長辺を上下方向に向けて使用し、前記脚ブラケット3の連結部6は該ビーム4に内嵌する形状である。本実施形態では、前記ビーム4の端部の二箇所に前記通孔7,7を形成し、それに応じて前記脚ブラケット3の連結部6には、先端側に一つの貫通孔8と、基端側に一つの螺孔9を形成している。前記ビーム4の通孔7は、下面板25に形成した下孔7Aと上面板26に形成した上孔7Bとからなっている。前記通孔7の下孔7Aは、内方(上方)に向けてバーリング加工して形成し、下孔7Aの下面側は、前記固定ネジ10又は連結ネジ12の頭部を受け入れる座グリ孔となっている。前記通孔7の上孔7Bは、単純な円孔である。
【0024】
そして、図3〜図7に示すように、前記脚ブラケット3の連結部6の下面で幅方向中央部には、前記下孔7Aを形成するために必然的に形成された前記ビーム4の下面板25の内面バーリング部を逃がすための凹溝27を形成している。更に、前記脚ブラケット3の連結部6は、前記ビーム4内の上下内面に内接する上下寸法を有するとともに、前記貫通孔8を形成した部位を除き、上部に空洞部28を形成して前記螺孔9の上下寸法を短くしている。
【0025】
前記天板1の下面で前記脚ブラケット3を配置する位置には、前記固定ネジ10を螺合するために埋込ナット29を打ち込んで、前記螺孔11を形成するとともに、その近傍に前記連結ネジ12の先端部を受け入れる逃がし穴13を穿設している。この逃がし穴13は、製造誤差や組立誤差を考慮して前記連結ネジ12の直径よりも十分大きな直径の穴としている。尚、図示しないが、前記本体部14の取付孔15,15を利用してネジ止めするための埋込ナットを打ち込んで設けるとともに、前記突起16を嵌合して位置決めするための嵌合穴を形成している。
【0026】
そして、本発明に係るテーブルを組み立てるには、先ず各脚ブラケット3の脚支持部5に前記脚柱2を連結した状態で、隣接する脚ブラケット3,3の対向する連結部6,6に前記ビーム4の両端部を差し込んで嵌合する。この状態で、4本の脚柱2,…は、4つの脚ブラケット3,…が4本のビーム4,…で環状に連結されたフレームで平行に保持される。そして、前記各脚ブラケット3,…とビーム4,…の上に前記天板1の下面を載せて、それぞれの連結部6に対応する下方から固定ネジ10を通孔7及び貫通孔8を通して前記螺孔11に螺合するとともに、連結ネジ12を残りの通孔7に通して連結部6の螺孔9に螺合する。このとき、前記連結ネジ12の先端は前記ビーム4を貫通して上方へ突出するが、前記天板1の下面に形成された逃がし穴13に受け入れられる。
【0027】
前記固定ネジ10は、前記ビーム4を天板1に連結するために機能し、その際に前記脚ブラケット3の連結部6は該ビーム4の形状保持のために機能し、前記連結ネジ12はビーム4と脚ブラケット3の連結部6を連結するために機能する。前記固定ネジ10と連結ネジ12の機能をそれぞれ異ならせることにより、2本の同一ネジで天板1、脚ブラケット3及びビーム4を同時に確実に連結することができるのである。また、図2に示すように、長尺の前記ビーム4の中間部も前記天板1の下面にネジ止めして更に取付強度を高くしている。
【0028】
尚、実際の組立手順は、前記天板1の下面を上に向けて床面に置き、その上で上下反転させた状態で、脚柱2を連結した脚ブラケット3,…とビーム4,…を嵌合し、該ビーム4の上方から前記固定ネジ10と連結ネジ12の締め付け作業を行うのである。全てのネジ止め作業が終わった後に、テーブルを上下反転させて組み立てが完了するのである。
【符号の説明】
【0029】
1 天板、 2 脚柱、
3 脚ブラケット、 4 ビーム、
5 脚支持部、 6 連結部、
7 通孔、 7A 下孔、
7B 上孔、 8 貫通孔、
9 螺孔、 10 固定ネジ、
11 螺孔、 12 連結ネジ、
12A 先端、 13 逃がし穴、
14 本体部、 15 取付孔、
16 突起、 17 基部、
18 嵌合部、 19 固定孔、
20 固定板、 21 螺孔、
22 取付ネジ、 23 突起、
24 切欠孔、 25 下面板、
26 上面板、 27 凹溝、
28 空洞部、 29 埋込ナット。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
天板下面の複数箇所に、脚柱を固定する脚ブラケットを配置し、隣接する両脚ブラケットの間にビームを連結するとともに、前記脚ブラケットとビームと天板とを複数のネジで連結する構造のテーブルにおいて、前記脚ブラケットは、前記脚柱を固定する脚支持部と前記ビームを連結する連結部とを備え、前記ビームは角管で形成され、前記連結部に外嵌する端部に上下貫通した複数の通孔を形成し、前記脚ブラケットの連結部には少なくとも一つの前記通孔に対応して上下方向の貫通孔を形成するとともに、他の前記通孔に対応して上下方向の螺孔を形成し、前記天板の下面には前記ビームの通孔と前記連結部の貫通孔に下方から挿通した固定ネジを螺合する螺孔を形成するとともに、前記ビームの通孔に下方から挿通し前記連結部の螺孔に螺合した連結ネジの先端を受け入れる逃がし穴を形成し、前記固定ネジと連結ネジが同一種類のネジであることを特徴とするテーブルの脚装置。
【請求項2】
前記脚ブラケットは、前記天板の下面に取付ける本体部を有し、該本体部の一側に前記脚支持部を一体形成するとともに、該本体部の他側に前記連結部を一体形成してなる請求項1記載のテーブルの脚装置。
【請求項3】
前記脚ブラケットには、二つの同一構造の連結部を所定角度開いて一体形成し、3個以上の脚ブラケットを同数のビームで環状に連結してなる請求項1又は2記載のテーブルの脚装置。
【請求項4】
前記脚ブラケットの連結部は、前記ビーム内の上下内面に内接する上下寸法を有するとともに、前記貫通孔を形成した部位を除き、上部に空洞部を形成して前記螺孔の上下寸法を短くしてなる請求項1〜3何れか1項に記載のテーブルの脚装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−111317(P2013−111317A)
【公開日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−261212(P2011−261212)
【出願日】平成23年11月30日(2011.11.30)
【出願人】(000139780)株式会社イトーキ (833)
【Fターム(参考)】