説明

テーブルランプ及び液体キャンドル用の、引火性がない性質をもつ専用液体燃料を燃焼させる為に用いる自立型の芯器具

【課題】 従来主に卓上で使用されている、テーブルランプや液体キャンドル専用燃料を燃焼させる事を目的とした、自立型の芯器具を開発する。
【解決手段】 中央上部に穴の開いた台座(1)に筒状の棒(3)を取り付け、その中にヒモ芯(5)を入れた自立型の芯器具をつくり提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、飲食店や一般家庭などの主に卓上で使用されている、テーブルランプや液体キャンドル用の、引火性がない性質をもつ専用液体燃料を燃焼させる為の器具で、筒状の棒に開けた穴に芯を取り付けた、自立型の芯器具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、主に卓上で間接照明に使用されているものは次に挙げるものが主流である。
引火性がない性質をもつ専用の液体燃料を用いて使用するオイルランプ。
キャンドルホルダーに入れて使用するティーライトキャンドルやろうそく。
専用の液体燃料に使い捨ての専用芯を浮かべて使用するフローティングキャンドル。
しかしテーブルランプについては、従来日本国内で販売されているものは全般的にその種類が少なく、大きさやデザイン面、価格面での選択肢は狭かった。またこれは比較的長時間燃焼できるという長所があるが、サイズ面でやや大きく場所を取る欠点があった。
ティーライトキャンドルについては、小スペースで使用可能だが、一般的に4時間から6時間で燃え尽きてしまうという欠点があった。また芯については品質が一定でなく途中で倒れてしまうなど最後まで使い切れない欠点もあった。
フローティングキャンドルについては専用芯を用いて使用するがそれは使い捨てになっており、専用液体燃料・芯ともにランニングコストが高かった。
それでもこれらに変わる適当なものがないため、いずれかを利用しているのが現状である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、これらの欠点を除くために次に挙げる事柄を目的とした。
一般に市販されている耐熱性の器を、幅広く照明用の道具として利用できるような形態の自立型の芯器具をつくる。
燃焼時間数を長短自由に調整できるようにする。
炎の大きさや明るさを自由に調整できるようにする。
繰り返し使用しても消耗しにくく丈夫で安全な芯器具をつくる。
手軽で簡単に間接照明を楽しめるようにする。
以上のような長所のある自立型の芯器具を開発することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
これを図面について説明すれば、〔図1〕中央上部に穴の開いた台座(1)に筒状の棒(3)を取り付け、その中にヒモ芯(5)を入れた自立型の芯器具である。
以上のような構成からなる自立型の芯器具をさまざまな耐熱性の器に入れ、その中にテーブルランプ及び液体キャンドル用の引火性がない性質をもつ液体燃料を直接注ぎ入れると、切り込み穴(2)及び穴(4)から出ている芯が液体燃料を吸い上げて燃焼させることが可能になると考えた。
また芯の出し入れの長さで炎の大きさや明るさを自由に調整することが可能となる。
【発明の効果】
【0005】
本発明はこのような構成だから、一般に市販されている耐熱性の器を幅広く照明用の道具として利用でき、コスト面デザイン面においてもより幅広い選択が可能になる。
しかも耐熱性の器に入れる液体燃料の量を自由に加減できるので希望にかなう時間数燃焼させることができる。
芯の出し入れの長さは自由に調整できるので炎の大きさや明るさを希望通りに調整することができる。またそのことによって思い通りの燃費調整が実現できる。
燃料は手軽に継ぎ足すことができるので、使い残しがなく無駄なく経済的である。
使用するテーブルランプ及び液体キャンドル用の専用液体燃料は引火性、揮発性がないので安全面においても問題はないといえる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
〔図1〕中央上部に穴の開いた台座(1)に、筒状の棒(3)を取り付ける。
筒状の棒(3)の上部からヒモ芯(5)を入れ、切り込み穴(2)から出す。
筒状の棒(3)には穴(4)をあけておく。
以上のような形態の自立型の芯器具をつくる。
切り込み穴(2)及び穴(4)から出ている芯が液体燃料を吸い上げて燃焼させることが可能になる。
本発明は以上のような構造で、これを使用する時は〔図2〕の実施例ように、耐熱性の器(1)に本発明の自立型芯器具(2)を入れ、テーブルランプ及び液体キャンドル用の専用液体燃料(3)を直接注ぎ入れ着火して使用する。
〔図1〕中央上部に穴の開いた台座(1)は円形でなく四角形・三角形など様々な形でもよい。
中央上部に穴のあいた台座(1)と筒状の棒(2)は金属やガラスなど硬度が高く不燃性の材料を使用する。
中央上部に穴のあいた台座(1)と筒状の棒(2)は必ずしも別々のものではなく、使用実例として円柱形自立型の芯器具〔図3〕や円錐形自立型の芯器具〔図4〕・立方形自立型の芯器具〔図5〕のような形態のものでも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の斜視図である
【図2】本発明の実施例を示す斜視図である
【図3】本発明の実施例を示す斜視図である
【図4】本発明の実施例を示す斜視図である
【図5】本発明の実施例を示す斜視図である
【符号の説明】
【0008】

【特許請求の範囲】
【請求項1】
〔図1〕中央上部に穴の開いた台座(1)に筒状の棒(3)を取り付け、その中にヒモ芯(5)を通す。
以上のごとく構成された、卓上間接照明用の液体燃料を燃焼させる事を目的とする自立型の芯器具

【図1】
(1)中央上部に穴の開いた台座
(2)切り込み穴
(3)筒状の棒
(4)穴
(5)ヒモ芯
【図2】
(1)耐熱性の器
(2)本発明の自立型の芯器具
(3)テーブルランプ及び液体キャンドル用の専用液体燃料
【図3】
(1)円柱形自立型の芯器具
【図4】
(1)円錐形自立型の芯器具
【図5】
(1)立方形自立型の芯器具
【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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