説明

ディジタル映像評価装置および評価方法

【課題】カラーバー映像データを用いることにより入出力映像の差異、水平ライン間の差異、フレーム間の差異、映像歪みの確認をするディジタル映像評価装置および評価方法を提供する
【解決手段】ディジタル映像信号出力装置が復調したカラーバー映像データから、RGBごとに輝度値と輝度値に対応するピクセル位置を抽出する映像データ抽出部と、映像データ抽出部の抽出結果に基づき、RGBごとに予め設定した輝度値範囲内の水平ピクセル数の合計とRGBごとに予め記録部に記録したピクセル判定値との差であるRGBごとの予め記録部に記録したピクセル入出力映像差判定値の範囲内であるとき正常であると判定する判定部と、を備えるディジタル映像評価装置である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ディジタル映像の評価を行うディジタル映像評価装置およびその評価方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、表示装置の出力映像の品質を評価するには、映像信号を再生して出力する表示装置(テレビ、モニタなど)の画面を人間が主観的に評価をしている。また一方では、映像信号の信号対雑音電力比(SNR)、ビットエラーレート(BER)等により測定した各種データの数値に基づいて映像の品質評価を行っている。
【0003】
しかしながら、人間が映像を評価する場合は主観評価のため、評価結果にばらつきが生じる可能性がある。また、映像信号を客観的に評価しようとした場合、SNRやBERでのみしか映像を評価できないという問題がある。
【0004】
特許文献1には、所定時間間隔Tごとに検査画像が挿入されたMPEGストリームをディジタル放送受信装置に送出する検査用映像送出装置は、これによると、ディジタル放送受信装置に送出されたMPEGストリームのフレームの検査画像をパルス信号の検出に応じて取得しメモリに記憶する。そして、前回記憶されたフレームの画像と今回記憶されたフレームの画像とが同一であるか否かを判断し異なる場合、映像信号にノイズが発生していることを示すノイズ発生アラートをメモリや印刷媒体などに記録する検査装置が提案されている。
【0005】
特許文献2には、画像を表示させるテスト信号を画像表示装置に送信するテスト信号送信部と、画像表示装置へのテスト信号の送信の結果、画像表示装置の映像出力端子から出力される第1のテスト画像を入力する画像入力部と、画像表示装置の表示部に表示される第1のテスト画像を撮像して、第2のテスト画像を生成する撮像部と、テスト信号を生成する制御を行うと共に第1及び第2のテスト画像の良否判定を行う制御部とを備えた画像表示装置のテスト処理と検証処理を自動化する提案がされている。
【0006】
特許文献3には、動画データを含むデータストリームを送出する送出手段と、データストリームをデコードしてビデオデータを出力する検査対象のデコーダボードと、デコーダボードを検査するための検査装置からなる動作検査システムの検査装置が、ビデオデータに対して所定の演算処理を施す演算手段と、演算結果の期待値を格納する記憶手段と、前記演算結果と前記記憶手段から読み出した期待値を比較する比較手段と、比較結果に基づき良否判定を表示する判定表示手段と、を備えるディタル放送を受信するDTVボードの動画検査を可能にするビデオ検査システムが提案されている。
【特許文献1】特開2005−340970
【特許文献2】特開2007−184723
【特許文献3】特開2007−288634
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記のような実情に鑑み、カラーバー映像データを用いることによりディジタル映像信号出力装置の出力映像を例えば、入出力映像の差異、水平ライン間の差異、フレーム間の
差異、映像歪みによって評価するディジタル映像評価装置および評価方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
態様のひとつであるディジタル映像信号出力装置から出力される映像を評価するディジタル映像評価装置は、映像データ抽出部、判定部を備えている。
映像データ抽出部は、上記ディジタル映像信号出力装置が受信したRGBそれぞれの輝度値が最小値と最大値との組み合わせによって構成される色を水平ピクセル数が均等になるように水平方向に配列したカラーバー映像を復調してカラーバー映像データを生成し、RGBごとに輝度値と上記輝度値に対応するピクセル位置を抽出する。判定部は、上記映像データ抽出部の抽出結果に基づき、RGBごとに予め設定した輝度値範囲内の上記水平ピクセル数の合計とRGBごとに予め記録部に記録したピクセル判定値との差であるRGBごとのピクセル差算出値が、予め記録部に記録したピクセル入出力映像差判定値の範囲内であるとき正常であると判定する。
【0009】
上記のように構成することにより、今まで主観評価で行っていた入出力映像の差異確認、水平ライン間の差異確認、フレーム間の差異確認、映像歪みの確認をディジタル映像信号で確認することにより、客観的評価を行うことができる。評価のために必要なサンプリング量も水平数ラインで行うことができ、高速に行える。
【0010】
また、上記判定部は、1つのフレームから上記映像データ抽出部により抽出された1つの水平ラインの上記輝度値と上記ピクセル位置に基づきRGBごとに予め設定した輝度値範囲内の上記輝度値に対応する上記水平ピクセル数の合計を算出する。そして、上記ピクセル数の合計と、RGBごとに予め記録部に記録したピクセル判定値との差であるRGBごとのピクセル差算出値が、予め上記記録部に記録したピクセル入出力映像差判定値の範囲内であるかを判定する。RGB全てにおいて上記ピクセル入出力映像差判定値の範囲内であるとき正常であると判定する。
【0011】
また、上記判定部は、1つのフレームから上記映像データ抽出部により抽出された2つの水平ラインである第1のラインと第2のラインの上記輝度値と上記ピクセル位置に基づきRGBごとに輝度値の最頻値を算出し、RGBごとに上記第1のラインと上記第2とのラインの最頻値の差であるライン間最頻値差算出値を算出し、RGBごとに予め上記記録部に記録したライン間最頻値差判定値の範囲内であるかを判定する。さらにRGBごとに上記第1のラインと上記第2のラインの上記最頻値に対応するピクセル数の差であるライン間ピクセル差算出値を算出し、RGBごとに予め上記記録部に記録したライン間ピクセル差判定値の範囲内であるかを判定する。RGB全てにおいて上記ライン間最頻値差判定値の範囲内であり、上記ピクセル入出力映像差判定値の範囲内であるとき正常であると判定する。
【0012】
また、上記判定部は、1つのフレームから上記映像データ抽出部により、上記フレームの先頭水平ラインから最終水平ラインまでを1ラインずつずらしながら隣り合う2つの水平ラインを抽出し、上記先頭水平ラインから上記最終水平ラインまで抽出した上記第1のラインと上記第2のラインの全ての上記輝度値と上記ピクセル位置に基づきRGBごとに上記ライン間ピクセル差算出値を算出し、RGBごとに上記ライン間ピクセル差算出値の最大値を算出し、上記ライン間ピクセル差判定値の範囲内であるとき正常であると判定する。
【0013】
また、上記判定部は、2のフレームからそれぞれ水平ラインを上記映像データ抽出部により抽出して上記第1のラインと上記第2のラインにして判定をする。
また、上記判定部は、上記映像データ抽出部により抽出した上記カラーバー映像データ
の上記輝度値と上記ピクセル位置に基づきRGBごとの上記輝度値に対して微分値を算出し、RGBごとに予め上記記録部に記録した微分判定値の範囲内であるとき正常であると判定する。
【発明の効果】
【0014】
カラーバー映像データを用いることで、ディジタル映像信号出力装置の出力映像を、例えば、入出力映像の差異、水平ライン間の差異、フレーム間の差異、映像歪みによって評価することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下図面に基づいて、本発明の実施形態について詳細を説明する。
(実施例1)
図1はディジタル映像の評価を行う装置の構成を示す図である。ディジタル映像の評価を行う装置は、シグナルジェネレータ1、ディジタル映像信号出力装置2、ディジタル評価系3、PC4を備えている。また、ディジタル映像信号出力装置2はRF部5(radio frequency)、OFDM部6(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)、マルチメディアチップ7を備えている。ディジタル評価系3は表示装置8、ディジタル映像評価装置9を備えている。
【0016】
シグナルジェネレータ1は、所定のカラーバー映像データに基づいて送信信号を生成し、その送信信号を無線または有線によりディジタル映像信号出力装置2に転送する。例えば、送信信号は地上ディジタル放送、BSディジタル放送、ワンセグ放送などの方式によりディジタル映像データを変調した信号である。
【0017】
ディジタル映像信号出力装置2は、RF部5、OFDM部6、マルチメディアチップ7などにより地上ディジタル放送、BSディジタル放送、ワンセグ放送などの放送波を受信して復調する受信装置である。また、ディジタル映像信号出力装置2はテレビ、携帯電話などに組み込まれる。
【0018】
ディジタル評価系3は、ディジタル映像信号出力装置2で復調されたディジタル映像(出力映像)を評価する。また、ディジタル評価系3の表示装置8は、ディジタル映像信号出力装置2で復調されたディジタル映像を表示する。ディジタル評価系3のディジタル映像評価装置9は、カラーバー映像データを用いることにより入出力映像の差異、水平ライン間の差異、フレーム間の差異、映像歪みなどの測定をする。
【0019】
PC4は、ディジタル映像評価装置9で判定した結果を取得してPC4のモニタに判定結果を表示させる。また、PC4は判定結果に基づいてディジタル映像信号出力装置2の各部を調整するための制御を行う。
【0020】
図2は、ディジタル映像評価装置9の構成を示すブロック図である。ディジタル映像評価装置9は、入力インタフェース部21、映像評価部22、記録部23、出力インタフェース部24を備えている。例えば、ディジタル映像評価装置9はFPGA(Field Programmable Gate Array)、CPLD(complex programmable logic device)などプログラマブルデバイスを用いてもよいし、CPUなどを用いてもよい。
【0021】
入力インタフェース部21は、ディジタル映像信号出力装置2で復調されたディジタル映像のデータを取得して映像評価部22に転送する。
映像評価部22は、映像データ抽出部25、判定部26を備えている。映像データ抽出部25はディジタル映像信号出力装置2で復調されたディジタル映像のデータから評価に必要なデータを抽出して判定部26に転送する。判定部26は抽出したデータに基づいて
入出力映像の差異、水平ライン間の差異、フレーム間の差異、映像歪みなどの判定をする。
【0022】
記録部23は各測定で用いる判定データを記録している。また、シグナルジェネレータ1で生成したカラーバー映像データと同じものを記録している。
出力インタフェース部24は、映像評価部22の判定結果を取得して、その判定結果を予め設定されたデータ形式(RS232C、USBなど)により出力する。
【0023】
図3は、カラーバー映像データの構成を示す図である。図3のBは「白」「黄」「シアン」「緑」「マゼンダ」「赤」「青」「黒」の8色を順に、水平方向のピクセル数が均等になるよう配列させている。また、上記8色は「R(Red;赤)」「G(Green;緑)」「B(Blue;青)」の輝度値が「0」(最小値)または「255」(最大値)のいずれかにより表すことができる。図3のAに示されるように「白」色の「R」「G」「B」の輝度値はそれぞれが「255」であり、「黒」色の輝度値は全て「0」であり、その間の色の「R」「G」「B」の輝度値が「0」または「255」のいずれかにより表されている。なお、本例では1フレーム320(水平)×240(垂直)で構成され、輝度値は8ビットで表されている。また、水平ピクセルは40ピクセルごとに色が変わる。
【0024】
入出力映像の差異の確認の方法について説明する。
図4は入出力映像の差異を確認する場合の原理を示す図である。図4のAは正常時の映像データのヒストグラムを示す図である。図4のB〜Dは劣化時の映像データのヒストグラムを示す図である。図4のEは劣化しているか否かを判定する判定範囲を示す図である。
【0025】
正常にディジタル映像信号出力装置2で復調されたディジタル映像データは、カラーバー映像データと同じデータになる。また、復調されたディジタル映像データから任意に水平方向の1ラインを選択すると、1ラインの「R」「G」「B」の輝度値「255」の水平ピクセルの合計はそれぞれ「160」になる。つまり、正常であれば復調されたディジタル映像データの輝度値とピクセル数は図4のAに示すようなヒストグラムになる。
【0026】
正常にディジタル映像信号出力装置2で復調されなかったときは、例えばディジタル映像データは図4のB〜Dに示すようになる。図4のBは、復調されたディジタル映像データの水平方向の1ライン「R」の輝度値に「255」以外の値があるため、輝度値「255」の水平ピクセルの合計が「160」にならない場合のヒストグラムである。図4のCは、例えば復調されたディジタル映像データの水平方向の1ラインの「R」の輝度値が「255」であり水平ピクセルの合計が「160」であるが、「G」「B」については水平ピクセルの合計が「160」であるが輝度値が「255」にならなかった場合のヒストグラムである。図4のDは、例えば復調されたディジタル映像データの水平方向の1ラインの「R」の輝度値が「200」であり、水平ピクセルの合計が「160」の場合のヒストグラムである。
【0027】
正常にディジタル映像信号出力装置2で復調されたかを判定するには、例えば、図4のEに示すヒストグラムのように、水平1ラインの各「R」「G」「B」の輝度値である「255」の100%〜95%以内で計測されたピクセル数の合計と予め設定した値を比較して判定をする。例えば、ピクセル数の合計が予め設定した値「160」の100%〜95%以内にあるかを判定し、判定した結果が範囲内にあれば正常と判断する。
【0028】
図5は入出力映像の差異を確認する動作を示すフロー図である。
映像評価の条件を例えば、入力画像はカラーバーを静止画で入力し、テストパターンとして、8色のカラーバー(図3参照)が出力させる。ディジタル映像信号出力装置2の出
力信号であるディジタル映像データを取り込み、処理をした後、結果をPC4へ出力する。なお、本例ではディジタル映像信号出力装置2の出力画像は、320×240、15fpsとする。
【0029】
ステップS1ではディジタル映像データ(フレームデータ)を取り込む。ディジタル映像評価装置9の入力インタフェース部21から復調されたディジタル映像データを取得する。
【0030】
ステップS2ではディジタル映像データから1ライン分の映像データを抽出する。映像評価部22の映像データ抽出部25は、ディジタル映像データから1ライン分の映像データを抽出する。例えば、図5に示す1ライン分の映像データに示すように、ピクセル座標(m,n)に対応した輝度値「0」〜「255」を「R」「G」「B」ごとに抽出する。なお、mは水平方向のピクセルの位置、nは垂直方向のピクセルの位置である。
【0031】
例えば、「R」についてn行目の1列目から順に「(1,n)255」「(2,n)255」「(3,n)255」・・・「(320,n)0」を抽出し、続いて「R」と同様「G」「B」についてピクセル座標(m,n)に対応した輝度値「0」〜「255」を抽出する。
【0032】
ステップS3ではディジタル映像データと判定データの差を算出する。判定部26は、1ライン分のディジタル映像データから「R」「G」「B」ごとの各輝度値範囲内のピクセル数の合計を算出し、その算出結果が図4のEで説明した範囲内であるかを判定するために記録部23に記録されている図5に示す判定データのピクセル判定値との差を算出する。差の算出は式1により求める。
【0033】

「R」のピクセル差算出値=
「R」の輝度値範囲内のピクセル数合計−「R」のピクセル判定値
「G」のピクセル差算出値=
「G」の輝度値範囲内のピクセル数合計−「G」のピクセル判定値 式1
「B」のピクセル差算出値=
「B」の輝度値範囲内のピクセル数合計−「B」のピクセル判定値

例えば、輝度値範囲には「255」の100%〜95%内であるかを判定するために「242」を設定し、「255」〜「242」内のピクセルの合計を算出する。また、「ピクセル判定値」には「160」の95%の値に相当する「152」が予め設定されている。測定した輝度値の範囲内のピクセル数の合計が「155」であればピクセル差算出値は「155」−「152」=「3」になる。
【0034】
ステップS4では、ディジタル映像信号出力装置2の入出力の映像データの差が予め設定された範囲内であるか判定し、範囲内であればステップS5に移行し、範囲外であればステップS6に移行する。例えば、判定部26は記録部23に予め記録した「R」「G」「B」ごとのピクセル入出力映像差判定値と式1で算出した「R」のピクセル差算出値、「G」のピクセル差算出値、「B」のピクセル差算出値とをそれぞれ比較して正常であるか否かを判定する。さらに判定部26はその判定結果を出力インタフェース部24に転送する。
【0035】
例えば、「R」「G」「B」のいずれかについて説明すると、ピクセル入出力映像差判定値が「13」であり、ピクセル差算出値が「3」であれば、ピクセル差算出値<ピクセル入出力映像差判定値の関係が成り立ち正常と判断する。
【0036】
ステップS5では判定結果が正常である場合、この判定結果に基づいて利用者に通知する。例えば、PC4のモニタなどに「OK」と表示する。ステップS6では判定結果が正常でない場合、この判定結果に基づいて利用者に通知する。例えば、PC4のモニタなどに「NG」と表示する。
【0037】
上記のように測定することにより入出力映像の差異の確認ができ、映像評価の時間を短縮できる。
なお、上記実施例1では水平1ラインについてのみ入出力映像の差異の確認試験をしたが、複数の水平ラインを試験してもよく、その任意選択した複数の水平ラインの試験結果が全て正常であれば入出力映像の差異の確認試験に合格としてもよい。
(実施例2)
実施例2では水平ライン間の差異の確認について説明する。
【0038】
図6は、水平ライン間の差異を確認する原理を示す図である。図6のAは正常時の映像データのヒストグラムを示す図である。図6のBは劣化時の映像データのヒストグラムを示す図である。
【0039】
例えば、映像評価の条件を入力画像はカラーバーを静止画で入力し、テストパターンとして、8色のカラーバーを出力させる。ディジタル映像信号出力装置2の出力信号であるディジタル映像データを取り込み、処理をした後、結果をPC4へ出力する。なお、本例ではディジタル映像信号出力装置2の出力画像は、320×240、15fpsとする。
【0040】
図6のAの正常時の第1のラインを示すヒストグラムは実施例1で説明した方法により作成したものである。図6のAの正常時の第2のラインを示すヒストグラムも実施例1で説明した方法により作成したものであり、図6のAの正常時の第1のラインと異なる水平ラインのヒストグラムである。図6のAの第1のラインと第2のラインの比較を表すヒストグラムは、正常時の第1のライン、第2のラインがともに正常であると判定されたため、第1のライン、第2のラインの輝度値に対するピクセル数が略重なっている。つまり水平ライン間の輝度値に対するピクセル数に大きな差がないことを示している。
【0041】
図6Bは第2のラインに劣化が生じた場合を示しており、「R」の輝度値とそれに対応する最大ピクセル数と「G」「B」の輝度値とそれに対応する最大ピクセル数がずれている。第1のラインの「R」と第2のラインの「R」を比較すると、第2のラインが劣化しているため水平ライン間でピクセル差が生じている。
【0042】
図7は水平ライン間の差異を確認する動作を示すフロー図である。
映像評価の条件を例えば、入力画像はカラーバーを静止画で入力し、テストパターンとして、8色のカラーバーをディジタル映像信号出力装置2から出力させる。ディジタル映像信号出力装置2の出力信号であるディジタル映像データを取り込み、処理をした後、結果をPC4へ出力する。なお、本例ではディジタル映像信号出力装置2の出力画像は、320×240、15fpsとする。
【0043】
ステップS71ではディジタル映像データ(フレームデータ)を取り込む。ディジタル映像評価装置9の入力インタフェース部21から復調されたディジタル映像データを取得する。
【0044】
ステップS72ではディジタル映像データから2つの異なる水平ラインの映像データを抽出する。実施例1と同じように映像評価部22の映像データ抽出部25は、ディジタル映像データから2つの水平ライン分の映像データを抽出する。ここで、2つの水平ライン
をそれぞれ第1のライン、第2のラインとし、第1のラインのディジタル映像データを第1の映像データ、第2のラインのディジタル映像データを第2の映像データと呼ぶ。
【0045】
ステップS73では、第1の映像データと第2の映像データの差を算出する。判定部26は、第1の映像データと第2の映像データから「R」「G」「B」ごとに各輝度値の最大値(信号レベルの最頻度)を検出するとともに、その検出した最大値である信号レベルの最頻度に対するピクセル数を検出する。算出結果を比較して水平ラインの差を算出する。差の算出は式2、式3により行う。
【0046】

「R」のライン間最頻値差算出値=
「R」の第1の映像データの最頻値
−「R」の第2の映像データの最頻値

「G」のライン間最頻値差算出値=
「G」の第1の映像データの最頻値 式2
−「G」の第2の映像データの最頻値

「B」のライン間最頻値差算出値=
「B」の第1の映像データの最頻値
−「B」の第2の映像データの最頻値


「R」のライン間ピクセル差算出値=
「R」の第1の映像データの最頻値のピクセル数
−「R」の第2の映像データの最頻値のピクセル数

「G」のライン間ピクセル差算出値=
「G」の第1の映像データの最頻値のピクセル数 式3
−「G」の第2の映像データの最頻値のピクセル数

「B」のライン間ピクセル差算出値=
「B」の第1の映像データの最頻値のピクセル数
−「B」の第2の映像データの最頻値のピクセル数

ステップS74では、第1の映像データと第2の映像データの差が予め設定された範囲内であるか判定し、範囲内であればステップS75に移行し、範囲外であればステップS76に移行する。例えば、判定部26は記録部23に予め記録したライン間ピクセル差判定値と式2、式3で算出した「R」「G」「B」のライン間最頻値差算出値とライン間ピクセル差算出値をそれぞれ比較して、ライン間最頻値差算出値とライン間最頻値差判定値との間にライン間最頻値差算出値<ライン間最頻値差判定値の関係、またライン間ピクセル差算出値とライン間ピクセル差判定値との間にライン間ピクセル差算出値<ライン間ピクセル差判定値の関係が成立すれば正常であると判定する。さらに判定部26はその判定結果を出力インタフェース部24に転送する。
【0047】
例えば、ライン間最頻値差算出値が「3」であるときに「R」「G」「B」の全てのライン間最頻値差判定値が「10」の範囲内であり、ライン間ピクセル差算出値が「13」であるときに「R」「G」「B」の全てのライン間ピクセル差判定値が「13」の範囲内であれば正常と判断する。
【0048】
ステップS75では判定結果が正常である場合、この判定結果に基づいて利用者に通知する。例えば、PC4のモニタなどに「OK」と表示する。ステップS76では判定結果が正常でない場合、この判定結果に基づいて利用者に通知する。例えば、PC4のモニタなどに「NG」と表示する。
【0049】
上記のように測定することにより水平ライン間の映像の差異の確認ができ、映像評価の時間を短縮できる。
(変形例)
実施例2の変形例について説明する。実施例2では2つの水平ラインを比較して映像を評価していたが、隣り合う水平ライン間の劣化(水平方向の縞模様等の劣化)を評価してもよい。
【0050】
図8は、隣の水平ラインとの差異を確認する動作を示すフロー図である。
ステップS81ではフレームの先頭の水平ラインから第1の映像データをS2と同様に抽出する。例えば、映像データ抽出部25は、ディジタル映像データ(フレームデータ)の最初の水平ラインから第1の映像データを抽出する。
【0051】
ステップS82では2行目の水平ラインから第2の映像データをS2と同様に抽出する。次の水平ライン(2行目)から第2の映像データを抽出する。
ステップS83、S84では、ステップS73、S74で行った処理を実行する。S84において第1の映像データと第2の映像データの判定結果が正常であればステップS87に移行し、正常でなければステップS85に移行する。
【0052】
ステップS85では「R」「G」「B」ごとのライン間ピクセル差算出値の最大値(最頻値)を記録部23に記録する。
ステップS86では、最後の行の水平ラインまでライン間ピクセル差算出値を算出したかを判定する。最後であればステップS88に移行し、最後でない場合はステップS87に移行する。
【0053】
ステップS87では現在の水平ラインを次の水平ラインに変更する。つまり、行を1行ずらしてステップS81に移行する。そして、上記処理と同様に第1の映像データと第2の映像データを変更しながらフレームの最後の行まで処理を続ける。
【0054】
なお、第2の映像データを第1の映像データと置き換え、第2の映像データを3行目から抽出してステップS73、S74の処理を行ってもよい。
ステップS88では、記録部23に記録された「R」「G」「B」ごとのライン間ピクセル差算出値の最大値と、予め設定されたピクセル頻度判定値との差を算出して範囲内であるかを判定し、範囲外であればステップS810に移行し、範囲内であればステップS89に移行する。
【0055】
ステップS89では判定結果が正常である場合、この判定結果に基づいて利用者に通知する。例えば、PC4のモニタなどに「OK」と表示する。ステップS810では判定結果が正常でない場合、この判定結果に基づいて利用者に通知する。例えば、PC4のモニタなどに「NG」と表示する。
【0056】
図9に示す図は水平ライン間の差異を確認の結果を示す図である。
水平ライン間の差異を確認の結果を示す図である。縦軸に信号レベル(最頻値)、横軸に水平ラインの行番号(S、T:整数)が示されている。
【0057】
上記のように測定することにより水平ライン間の映像の差異の確認ができ、映像評価の
時間を短縮できる。
(実施例3)
図10は、フレーム間の差異を確認する動作を示すフロー図である。
【0058】
実施例2では水平ライン間の差異の確認について説明する。
ステップS91では2つのディジタル映像データ(フレームデータ)を取り込む。ディジタル映像評価装置9の入力インタフェース部21から復調されたディジタル映像データを取得する。
【0059】
ステップS92では2つのディジタル映像データからそれぞれ任意に水平ラインの映像データを抽出する。例えば、同じ位置の水平ラインを取得してもよいし、異なる位置の水平ラインを取得してもよい。映像評価部22の映像データ抽出部25は、それぞれのディジタル映像データ(第1のディジタル映像データ、第2のディジタル映像データ)から1ライン分の「R」「G」「B」ごとの第1の映像データと第3の映像データを抽出する。ここで、2つの水平ラインをそれぞれ第1のライン、第3のラインとし、第1のラインのディジタル映像データを第1の映像データ、第3のラインのディジタル映像データを第3の映像データと呼ぶ。
【0060】
ステップS93では、第1の映像データと第3の映像データの差を算出する。判定部26は、第1の映像データと第3の映像データから「R」「G」「B」ごとに各輝度値の最大値(信号レベルの最頻度)を検出するとともに、その検出した最大値である信号レベルの最頻度に対するピクセル数を検出する。算出結果を比較して水平ラインの差を算出する。差の算出は式4により行う。
【0061】

「R」のフレーム間ピクセル差算出値=
「R」の第1の映像データの最頻値のピクセル数
−「R」の第3の映像データの最頻値のピクセル数

「G」のフレーム間ピクセル差算出値=
「G」の第1の映像データの最頻値のピクセル数 式4
−「G」の第3の映像データの最頻値のピクセル数

「B」のフレーム間ピクセル差算出値=
「B」の第1の映像データの最頻値のピクセル数
−「B」の第3の映像データの最頻値のピクセル数

ステップS94では、第1の映像データと第3の映像データの差が予め設定された範囲内であるか判定し、範囲内であればステップS95に移行し、範囲外であればステップS96に移行する。例えば、判定部26は記録部23に予め記録したフレーム間ピクセル差判定値と式4で算出した「R」「G」「B」のフレーム間ピクセル差算出値をそれぞれ比較して、フレーム間ピクセル差算出値とフレーム間ピクセル差判定値との間に、フレーム間ピクセル差算出値<フレーム間ピクセル差判定値の関係が成立すれば正常であると判定する。さらに判定部26はその判定結果を出力インタフェース部24に転送する。
【0062】
例えば、フレーム間ピクセル差算出値が「13」であるときに「R」「G」「B」の全てのフレーム間ピクセル差判定値が「13」の範囲内であれば正常と判断する。
ステップS95では判定結果が正常である場合、この判定結果に基づいて利用者に通知する。例えば、PC4のモニタなどに「OK」と表示する。ステップS96では判定結果が正常でない場合、この判定結果に基づいて利用者に通知する。例えば、PC4のモニタ
などに「NG」と表示する。なお、差異のあるフレームを出力してもよい。
【0063】
上記のように測定することによりフレーム間の映像の差異の確認ができ、映像評価の時間を短縮できる。
(実施例4)
実施例4では出力画像における垂直方向の歪みがないことを確認する。1フレームの各ラインで微分値(隣合うレベルの差)を求め、歪みの程度を測定する。
【0064】
図11は、垂直方向の映像歪を確認する原理を示す図である。図11のAは正常時のカラーバーの映像データを示す図である。図11のBは正常時の映像データの信号レベルを示す図である。図11のCは正常時の「R」の微分結果を示す図である。図11のDは劣化時の「R」の微分結果を示す図である。図12は、映像歪を確認する動作を示すフロー図である。
【0065】
図11と図12を用い垂直方向の画像歪みの評価について説明する。
ステップS111では、ディジタル映像データ(フレームデータ)を取り込む。ディジタル映像評価装置9の入力インタフェース部21から復調されたディジタル映像データを取得する。
【0066】
ステップS112では、ディジタル映像データから水平ラインの映像データを抽出する。映像評価部22の映像データ抽出部25は、「R」「G」「B」ごとの1ライン分の映像データを抽出する。抽出した映像データは、図3に示したカラーバー映像データを復調したものであるので図11のAに示すように表すことができる。また、信号レベルとピクセル位置によって図11のAを示すと図11のBのように示すことができる。
【0067】
ステップS113では、上記図11のBに示した映像データを微分して微分値を算出する。微分をすると破線範囲内にある輝度値「255」から「0」に変化する部分で変化が大きいため微分値が大きくなる。つまり、図11のCに示したように「変化する部分」での「R」の微分値が他のピクセル位置の微分値より大きくなる。
【0068】
ステップS114では、色の境界点での微分値と微分判定値を比較して予め設定された範囲内であるか判定する。範囲内であればステップS115に移行し、範囲外であればステップS116に移行する。例えば、判定部26は記録部23に予め記録した微分判定値と「R」「G」「B」それぞれの色の境界での微分値をそれぞれ比較して、微分値と微分判定値との間に、微分値<微分判定値の関係が成立すれば正常であると判定する。さらに判定部26はその判定結果を出力インタフェース部24に転送する。なお、色の境界点を中心に例えば±5%の範囲を設定し、その範囲の微分値を加算して微分判定値と比較してもよい。
【0069】
例えば「R」の場合、「R」の色境界である「80」「160」「240」における微分値と微分判定値を比較して正常であるか否かを判断する。
ステップS115では判定結果が正常である場合、この判定結果に基づいて利用者に通知する。例えば、PC4のモニタなどに「OK」と表示する。ステップS116では判定結果が正常でない場合、この判定結果に基づいて利用者に通知する。例えば、PC4のモニタなどに「NG」と表示する。
【0070】
上記構成にすることにより、出力画像における垂直方向の歪みがないことを確認できるとともに映像評価の時間を短縮できる。
なお、上記説明した実施例1〜4を組み合わせて全ての測定をしてもよい。
【0071】
また、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0072】
【図1】ディジタル映像の評価を行う装置の構成を示す図である。
【図2】ディジタル映像評価装置の構成を示すブロック図である。
【図3】カラーバー映像の構成を示す図である。
【図4】入出力映像の差異を確認する原理を示す図である。Aは正常時の映像データのヒストグラムを示す図である。Bは劣化時の映像データのヒストグラムを示す図である。Cは劣化を判定する判定範囲を示す図である。
【図5】入出力映像の差異を確認する動作を示すフロー図である。
【図6】水平ライン間の差異を確認する原理を示す図である。Aは正常時の映像データのヒストグラムを示す図である。Bは劣化時の映像データのヒストグラムを示す図である。
【図7】水平ライン間の差異を確認する動作を示すフロー図である。
【図8】隣の水平ラインとの差異を確認する動作を示すフロー図である。
【図9】水平ライン間の差異を確認の結果を示す図である。
【図10】フレーム間の差異を確認する動作を示すフロー図である。
【図11】垂直方向の映像歪を確認する原理を示す図である。Aは正常時のカラーバーの映像データを示す図である。Bは正常時の映像データの信号レベルを示す図である。Cは正常時の「R」の微分結果を示す図である。Dは劣化時の「R」の微分結果を示す図である。
【図12】映像歪を確認する動作を示すフロー図である。
【符号の説明】
【0073】
1 シグナルジェネレータ、
2 ディジタル映像信号出力装置、
3 ディジタル評価系、
4 PC、
5 RF部、
6 OFDM部、
7 マルチメディアチップ、
8 表示装置、
9 ディジタル映像評価装置、
21 入力インタフェース部、
22 映像評価部、
23 記録部、
24 出力インタフェース部、
25 映像データ抽出部、
26 判定部、


【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディジタル映像信号出力装置から出力される映像を評価するディジタル映像評価装置であって、
前記ディジタル映像信号出力装置が受信したRGBそれぞれの輝度値が最小値と最大値との組み合わせによって構成される色を水平ピクセル数が均等になるように水平方向に配列したカラーバー映像を復調してカラーバー映像データを生成し、RGBごとに輝度値と前記輝度値に対応するピクセル位置を抽出する映像データ抽出部と、
前記映像データ抽出部の抽出結果に基づき、RGBごとに予め設定した輝度値範囲内の前記水平ピクセル数の合計とRGBごとに予め記録部に記録したピクセル判定値との差であるRGBごとのピクセル差算出値が、予め記録部に記録したピクセル入出力映像差判定値の範囲内であるとき正常であると判定する判定部と、
を備えることを特徴とするディジタル映像評価装置。
【請求項2】
前記判定部は、
1つのフレームから前記映像データ抽出部により抽出された1つの水平ラインの前記輝度値と前記ピクセル位置に基づきRGBごとに予め設定した輝度値範囲内の前記輝度値に対応する前記水平ピクセル数の合計と、RGBごとに予め記録部に記録したピクセル判定値との差であるRGBごとのピクセル差算出値が、予め前記記録部に記録したピクセル入出力映像差判定値の範囲内であるかを判定し、RGB全てにおいて前記ピクセル入出力映像差判定値の範囲内であるとき正常であると判定することを特徴とする請求項1に記載のディジタル映像評価装置。
【請求項3】
前記判定部は、
1つのフレームから前記映像データ抽出部により抽出された2つの水平ラインである第1のラインと第2のラインの前記輝度値と前記ピクセル位置に基づきRGBごとに輝度値の最頻値を算出し、RGBごとに前記第1のラインと前記第2のラインとの最頻値の差であるライン間最頻値差算出値を算出し、RGBごとに予め前記記録部に記録したライン間最頻値差判定値の範囲内であるかを判定するとともに、
RGBごとに前記第1のラインと前記第2のラインの前記最頻値に対応するピクセル数の差であるライン間ピクセル差算出値を算出し、RGBごとに予め前記記録部に記録したライン間ピクセル差判定値の範囲内であるかを判定し、
RGB全てにおいて前記ライン間最頻値差判定値の範囲内であり、前記ピクセル入出力映像差判定値の範囲内であるとき正常であると判定することを特徴とする請求項1または2に記載のディジタル映像評価装置。
【請求項4】
前記判定部は、
1つのフレームから前記映像データ抽出部により、前記フレームの先頭水平ラインから最終水平ラインまでを1ラインずつずらしながら隣り合う2つの水平ラインを抽出し、
前記先頭水平ラインから前記最終水平ラインまで抽出した前記第1のラインと前記第2のラインの全ての前記輝度値と前記ピクセル位置に基づきRGBごとに前記ライン間ピクセル差算出値を算出し、
RGBごとに前記ライン間ピクセル差算出値の最大値を算出し、前記ライン間ピクセル差判定値の範囲内であるとき正常であると判定することを特徴とする請求項3に記載のディジタル映像評価装置。
【請求項5】
前記判定部は、
2のフレームからそれぞれ水平ラインを前記映像データ抽出部により抽出した2つの水平ラインを前記第1のラインと前記第2のラインにして判定をすることを特徴とする請求項3に記載のディジタル映像評価装置。
【請求項6】
前記判定部は、
前記映像データ抽出部により抽出した前記カラーバー映像データの前記輝度値と前記ピクセル位置に基づきRGBごとの前記輝度値に対して微分値を算出し、RGBごとに予め前記記録部に記録した微分判定値の範囲内であるとき正常であると判定することを特徴とする請求項1に記載のディジタル映像評価装置。
【請求項7】
ディジタル映像信号出力装置から出力される映像を評価するディジタル映像評価方法であって、
前記ディジタル映像信号出力装置が受信したRGBの輝度値が最小値と最大値のいずれかから構成される色を水平ピクセル数が均等になるように水平方向に配列したカラーバー映像を復調してカラーバー映像データを生成し、RGBごとに輝度値と前記輝度値に対応するピクセル位置を抽出する映像データ抽出処理と、
前記抽出結果に基づきRGBごとに予め設定した輝度値範囲内の前記ピクセル数の合計と、RGBごとに予め記録部に記録したピクセル判定値との差を算出してRGBごとにピクセル差算出値を算出し、RGBごとに前記ピクセル差算出値がRGBごとに予め記録部に記録したピクセル入出力映像差判定値の範囲内であるとき正常であると判定する判定処理と、
を有することを特徴とするディジタル映像評価方法。


【図1】
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【図2】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−11091(P2010−11091A)
【公開日】平成22年1月14日(2010.1.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−168016(P2008−168016)
【出願日】平成20年6月27日(2008.6.27)
【出願人】(000003218)株式会社豊田自動織機 (4,162)
【Fターム(参考)】