説明

ディスク装置

【課題】装置の振動をより低減させることが可能なディスク装置を提供する。
【解決手段】本発明のディスク装置100は、ディスクを回転させるスピンドルモータ115と、ディスクの信号を読み取りまたは記録する光ピックアップ部とが設けられるベースユニット110と、ベースユニット110を保持するトレイ120と、トレイ120を出し入れ可能に保持するレールトレイ130と、トレイ120およびレールトレイ130を収容する収容部140とを備える。かかるディスク装置100は、ベースユニット110とトレイ120とは第1のインシュレータ150を介して接続され、レールトレイ130と収容部140とは第2のインシュレータ160を介して接続される。そして、ベースユニット110と収容140部とは互いに接触しないように設けられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ディスク装置に関し、より詳細には、ディスクに対して情報信号を記録したり、ディスクに記録された信号を読み取ることの可能なディスク装置に関する。
に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、情報記録媒体であるディスクに対して情報信号の記録/再生を行うディスク装置は、記録再生性能の高速化に関し、著しい進歩を遂げてきた。また、コンピュータ装置の薄型化や多様なデザイン、ノート型パーソナルコンピュータの需要増大に伴い、薄型のディスク装置の需要が増加している。例えば、近年の薄型光ディスクドライブにおいては、12cm径ディスクを最高約5000回転強の回転数で回転させている。
【0003】
ところで、光ディスクのような記録媒体は、製造過程における材質のばらつき、レーベル面への可視情報の印刷やステッカー等の貼り付けなどによって、ディスクごとの偏重心が生じてしまう。偏重心が生じたディスクを高速回転させると振動が発生し、装置外部へ伝達してしまったり、光ピックアップ装置によるディスクの信号記録面に対するフォーカスおよびトラッキング、磁気ヘッド装置によるディスクへの追従が良好に行われなくなったりする。
【0004】
このような問題に対して、ディスク装置には、通常、振動を低減させるための弾性部材であるインシュレータが設けられる。例えば、特許文献1の光ディスク装置は、可動部の収容空間を有する装置本体と、この装置本体に一対のレールによって出し入れ自在に支持された可動部とを備える。可動部は、メインシャーシと、スピンドルモータや光ピックアップ等が搭載されたサブシャーシとからなり、サブシャーシは防振機構であるインシュレータを介してメインシャーシに支持されている。
【0005】
【特許文献1】特開2006−134372号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の光ディスク装置において、振動を吸収する部材はインシュレータのみであるため、インシュレータの特性によって装置の振動の大きさが決定する。しかし、外部からの衝撃による装置内部の緩衝や搭載スペースの観点から、薄型のディスク装置においては十分に振動を吸収できるインシュレータを選択することは困難である。インシュレータには、一般的に衝撃特性等を考慮して共振点の高い、硬いものが用いられる。しかしながら、硬いインシュレータは外部からの衝撃には強いが、内部からの振動を外部へ伝達しやすい特性がある。一方、共振点の低い、柔らかいインシュレータは、内部の振動を外部に伝達しにくくなるが、外部からの衝撃には弱くなる。
【0007】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、インシュレータの適切な配置により装置の振動をより低減させることが可能な、新規かつ改良されたディスク装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、ディスクを回転させる回転駆動部と、ディスクの信号を読み取りまたは記録する光ピックアップ部とが設けられるベースユニットと、ベースユニットを保持するトレイと、トレイを出し入れ可能に保持するレールトレイと、トレイおよびレールトレイを収容する収容部とを備えるディスク装置が提供される。かかるディスク装置は、ベースユニットとトレイとは第1の弾性部材を介して接続され、レールトレイと収容部とは第2の弾性部材を介して接続される。そして、ベースユニットと収容部とは互いに接触しないように設けられる。
【0009】
本発明によれば、ベースユニットとトレイとを第1の弾性部材を介して接続し、レールトレイと収容部とを第2の弾性部材を介して接続する。かかる構成により、ディスクの偏重心等により発生するベースユニットの振動をトレイに伝達し、トレイをベースユニットの変わりに振動させる。すなわち、トレイを動吸振器として機能させることにより、ベースユニットの振動を抑制し、収容部に伝達される振動を低減することができる。また、ベースユニットと収容部とを接触させないことにより、トレイの動吸振器としての機能を効果的に発揮させることができる。
【0010】
ここで、第1の弾性部材には共振点の高い弾性部材を用いることができ、第2の弾性部材には共振点の低い弾性部材を用いることができる。
【0011】
また、トレイは、トレイを排出するための排出機構を備えることができる。このとき、レールトレイには、排出機構の排出力が作用する接触面が設けられる。
【0012】
さらに、トレイは、トレイが収容部に収容された状態を保持するロック機構を備えることができる。このとき、レールトレイは、ロック機構と係合するロック部材を備える。
【発明の効果】
【0013】
以上説明したように本発明によれば、インシュレータの適切な配置により装置の振動をより低減させることが可能な、ディスク装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0015】
まず、図1〜図3Bに基づいて、本発明の実施形態にかかるディスク装置100の構成について説明する。なお、図1は、本実施形態にかかるディスク装置100の構成を示す分解斜視図である。図2は、本実施形態にかかるディスク装置100を示す平面図である。図3Aは、本実施形態にかかるディスク装置100を示す側面図であって、収容部140を除いた状態を示す。図3Bは、本実施形態にかかるディスク装置100を示す側面図であって、収容部140を含んだ状態を示す。
【0016】
<ディスク装置の構成>
本実施形態にかかるディスク装置100は、光ディスクの情報記録面に対して、新たに情報信号を記録(書き込み)したり、予め記録されている情報信号を再生(読み出し)したりする装置である。光ディスクとしては、例えばCD−R(Compact Disc−Recordable)やDVD−RW(Digital versatile Disc−Rewritable)等のディスク状の記録媒体を用いることができる。本実施形態にかかるディスク装置100は、図1および図2に示すように、ベースユニット110と、トレイ120と、レールトレイ130と、収容部140とを備えて構成される。
【0017】
ベースユニット110は、光ピックアップ部(図示せず。)やスピンドルモータ115を備える基台である。ベースユニット110は、例えば板状の部材からなり、その3隅にはベースユニット110をトレイ120に固定するための固定部材157が挿通される貫通孔が形成されている。ベースユニット110は、ワッシャ155および振動や衝撃を抑制する第1のインシュレータ150を介して貫通孔に挿入された固定部材164によりトレイ120の背面に固定される。
【0018】
ベースユニット110に搭載される光ピックアップ部は、光ピックアップにより光ディスクへ情報信号を記録したり、光ディスクから情報を読み取る機能部である。光ピックアップ部は、光ディスクに対して光を照射する発光部と光ディスクで反射された光を受光する受光部とからなる光ピックアップと、光ディスクの情報記録位置に応じて光ピックアップを光ディスクの径方向に駆動する駆動部とを備える。光ピックアップ部は、トレイ120の底面と対向するように、ベースユニット110の上面側に載置される。
【0019】
また、スピンドルモータ115は、光ディスクを回転させる回転駆動部である。スピンドルモータ115は、その回転軸に光ディスクを固定するチャッキング部を備える。光ディスクは、チャッキング部に固定されることにより、スピンドルモータ115の回転駆動力により回転される。スピンドルモータ115は、光ピックアップ部と同様に、トレイ120の底面と対向するようにベースユニット110の上面側に載置される。
【0020】
トレイ120は、光ピックアップ部およびスピンドルモータ115が設けられたベースユニット110が固定される。トレイ120は、ベースユニット110の光ピックアップ部およびスピンドルモータ115に対応する位置に開口部122が形成されている。これにより、光ピックアップ部およびスピンドルモータ115と光ディスクとが直接対向可能となる。トレイ120は、スピンドルモータ115のチャッキング部に固定された光ディスクの情報記録面の一部を覆う形状を有する。トレイ120の両側面には、トレイ120を収容部140に対して出し入れ可能にするための一対のレール124が取り付けられる溝126が形成される。一対のレール124は、トレイ120の溝126に沿って摺動可能に設けられるとともに、レールトレイ130のガイド部材134に沿って摺動可能に設けられる。
【0021】
レールトレイ130は、トレイ120を出し入れ可能に保持する部材である。レールトレイ130は、トレイ120が開口する略コの字形状に形成され、対向する一対の保持部132の内側面には一対のレール124を案内するガイド部材134がそれぞれ設けられる。レールトレイ130は、収容部140に収容され、収容部140の内側面に沿うように配置される。このとき、レールトレイ130は、第2のインシュレータを介して収容部140に支持される。
【0022】
収容部140は、ベースユニット110を保持するトレイ120およびレールトレイ130を収容する。収容部140は、トレイ120の出し入れ口および上面部が開口する略直方体の外装であって、ディスク装置100の大きさを規定する。収容部140の底面の4隅には、第2のインシュレータ160を介してレールトレイ130を支持するため突起ピン142が設けられる。
【0023】
以上、本実施形態にかかるディスク装置100の全体構成について説明した。次に、図4Aおよび図4Bに基づいて、本実施形態にかかるディスク装置100の構成による作用について説明する。なお、図4Aは、一般的な動吸振器の構成を示す説明図である。図4Bは、本実施形態にかかるディスク装置100の構成を示す説明図である。
【0024】
<本実施形態にかかるディスク装置の構成による振動抑制作用>
本実施形態にかかるディスク装置100は、装置外部への振動の伝達を低減させるため、トレイ120を動吸振器として作用するように構成される。動吸振器は、動きを吸収する制御装置であって、一般的には、図4Aに示すように、接面10にばね12およびダンパ13を介して接続された制御対象20の振動を、制御対象20にばね14およびダンパ15を介して接続された質量30の動きによって吸収する。かかる動吸振器の作用に基づき、本実施形態にかかるディスク装置100は、制御対象であるベースユニット110の振動をトレイ120の動きによって吸収させ、収容部140に伝達する振動を低減するように構成されている。
【0025】
ディスク装置100は、ベースユニット110とトレイ120との間にばね12およびダンパ13として機能する第1のインシュレータ150を備え、レールトレイ130と収容部140との間にばね14およびダンパ15として機能する第2のインシュレータ160を備える。すなわち、図4Bに示すように、光ディスクの偏重心等により生じるベースユニット110の振動は第1のインシュレータ150を介してトレイ120に伝達され、トレイ120がベースユニット110の代わりに振動する。トレイ120の振動は第2のインシュレータ160により吸収させ、収容部140の振動を抑制する。
【0026】
ここで、インシュレータは、衝撃を吸収、緩衝する弾性部材である。インシュレータには様々な硬さの弾性部材を用いることができるが、硬いインシュレータは、共振点が高く、外部からの衝撃に強い特性を有する。一方、柔らかいインシュレータは共振点が低く、光ディスクの偏心等による内部からの振動を外部へ伝達しにくい特性を有する。そこで、本実施形態のディスク装置100では、第1のインシュレータ150に共振点の高い、硬いインシュレータを用いてベースユニット110の振動をトレイ120に伝達させる。一方、第2のインシュレータ160には共振点の低い、柔らかいインシュレータを用い、トレイ120の振動を収容部140に伝達しないようにする。
【0027】
このように、2つのインシュレータを用いて図4Bに示すようにディスク装置100を構成することにより、既存の構成部材であるトレイ120を動吸振器として機能させることができ、ベースユニット110および収容部140の振動を低減させることができる。これにより、薄型のディスク装置等のように部材の搭載スペースに制限がある場合にも動吸振器のための質量を別途設けることなく、動吸振器としての機能を発揮させることができる。
【0028】
<ベースユニットと収容部との分離>
ここで、ディスク装置100は、ベースユニット110の振動を収容部140に伝達させないために、ベースユニット110と収容部140とが接触しないように構成される。このため、レールトレイ130と収容部140との接続に際して、まず、収容部140の突起ピン142に第2のインシュレータ160を取り付ける。第2のインシュレータ160は、図1に示すように、高さ方向に貫通孔を有する略円柱形状の弾性部材であって、その外周面には周方向に沿った溝が形成されている。第2のインシュレータ160の貫通孔には突起ピン142が挿通され、外周面の溝はレールトレイ130のインシュレータ取付部(図示せず。)に取り付けられる。これにより、レールトレイ130は、直接収容部140に接することなく、第2のインシュレータ160のみを介して収容部140に接続される。
【0029】
また、本実施形態にかかるディスク装置100は、図4Bに示す構成とするために、トレイ120を排出させるための排出機構170およびトレイ120が収容部140に収容された状態を保持するロック機構180を、図5〜図7に示すように配置する。なお、図5は、本実施形態にかかるディスク装置100を示す底面図であって、トレイ120が収容部140から引き出された状態を示す。図6は、本実施形態にかかるディスク装置100を示す底面図であって、トレイ120が収容部140に収容された状態を示す。図7は、本実施形態にかかるディスク装置100のトレイ120およびレールトレイ130を背面から見た状態を示す斜視図である。
【0030】
本実施形態にかかるディスク装置100は、図5〜図7に示すように、トレイ120を排出させるための排出機構170をトレイ120に備える。排出機構170は、図5に示すように、レール124に対して略平行に設けられる略円柱形状の軸部172に、排出力を生じさせるコイルばね174を挿通して構成される。軸部172は、軸部本体の径よりも大きい径を有してコイルばね174の一端と当接する頭部172aと、頭部172aとの間に設けられたコイルばね174の他端と当接するように周方向に突出した突出部172bとを備える。軸部172は、トレイ120の背面に設けられた支持部127a、127bにより、コイルばね174を挟んで、トレイの出し入れ方向に摺動可能に支持されている。このとき、一の支持部127aは、頭部172aとコイルばね174との間に位置し、他の支持部127bは、突出部172bと端部172cとの間に位置する。また、レールトレイ130には、排出機構170の排出力が作用する接触面136が設けられる。接触面136には、軸部172の端部172cが当接する。
【0031】
図5に示すように、トレイ120が収容部140から引き出された状態では、排出機構170のコイルばね174は僅かに収縮した状態で設けられている。一方、トレイ120が収容部140に押し込まれると、排出機構170もトレイ120の移動に伴って収容部140の内部へ移動する。そして、軸部172の一端がレールトレイ130の接触面136に接触し、さらにトレイ120が収容部140に押し込まれると、図6に示すように、コイルばね174は圧縮された状態となる。この状態でロック機構180によりトレイ120が収容部140に収容された状態が保持される。
【0032】
ロック機構180は、図5〜図7に示すように、トレイ120の背面に設けられる。また、ロック機構180に係合するロック部材185がレールトレイ130に設けられる。ロック部材185は、図7に示すように、レールトレイ130の保持部132の先端に設けられる。トレイ120が収容部140に押し込まれ、収容部140に完全に収容されると、ロック部材185はトレイ120に設けられたロック機構180と係合する。これにより、トレイ120が収容部140に収容された状態が保持される。
【0033】
トレイ120の前面部128に設けられたボタン129を押下すると、それに応じて信号が発生する。ディスク装置100の情報処理部(図示せず。)は、この信号を検知するとトレイ120の排出の可否を判断する。そして、トレイ120を排出してもよいと判断された場合には、電磁石を作動させてロック部材185とロック機構180との係合を解除し、ロック状態を解除する。そうすると、排出機構170の圧縮されたコイルばね174が元の状態に戻ろうとして伸張し、排出力を発生する。これにより、軸部172を支持する一の支持部127aがコイルばね174によって引き出し口側へ押され、支持部127aが固定されたトレイ120が収容部140から排出される。
【0034】
このように、トレイ120の排出機構170およびロック機構180をトレイ120およびレールトレイ130に設けることにより、ベースユニット110を搭載したトレイ120と収容部140とを分離することができる。これにより、第2のインシュレータ160でのみの接続状態を保持することができ、トレイ120を動吸振器として効果的に機能させることができる。
【0035】
以上、本発明の実施形態にかかるディスク装置100について説明した。本実施形態にかかるディスク装置100によれば、ベースユニット110とトレイ120とを第1のインシュレータ150を介して接続し、レールトレイ130と収容部140とを第2のインシュレータ160を介して接続する。かかる構成により、ディスクの偏重心等により発生するベースユニット110の振動をトレイ120に伝達し、トレイ120をベースユニット110の代わりに振動させる。このように、トレイ120を動吸振器として機能させることにより、ベースユニット110の振動を抑制し、収容部140に伝達される振動を低減することができる。また、ベースユニット110と収容部140とを接触させないことにより、トレイ120の動吸振器としての機能を効果的に発揮させることができる。
【0036】
また、第1のインシュレータ150に共振点の高い、硬いインシュレータを用いることにより、ベースユニット110の振動をトレイ120に伝達させ易くなる。一方、第2のインシュレータ160には共振点の低い、柔らかいインシュレータを用いることにより、トレイ120の振動を収容部140に伝達させ難くすることができる。
【0037】
さらに、トレイ120を排出するための排出機構170をトレイ120に備え、排出機構170の排出力が作用する接触面136をレールトレイ130に設ける。また、トレイ120が収容部140に収容された状態を保持するロック機構180をトレイ120に備え、ロック機構180と係合するロック部材185をレールトレイ130に設ける。このように、排出機構170およびロック機構180をトレイ120およびレールトレイ130に設けることにより、レールトレイ130を第2のインシュレータ160のみを介して収容部140に接続させることができる。したがって、トレイ120に保持されたベースユニット110と収容部140との接触をなくすことができる。
【0038】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0039】
例えば、上記実施形態では、排出機構170の排出力を発生させるためにコイルばね174を用いたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、トレイ120を排出する排出力を生じさせることの可能な弾性を有するゴム等の弾性部材を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明の実施形態にかかるディスク装置の構成を示す分解斜視図である。
【図2】同実施形態にかかるディスク装置を示す平面図である。
【図3A】同実施形態にかかるディスク装置を示す側面図であって、収容部を除いた状態を示す。
【図3B】同実施形態にかかるディスク装置を示す側面図であって、収容部を含んだ状態を示す。
【図4A】一般的な動吸振器の構成を示す説明図である。
【図4B】同実施形態にかかるディスク装置の構成を示す説明図である。
【図5】同実施形態にかかるディスク装置を示す底面図であって、トレイが引き出された状態を示す。
【図6】同実施形態にかかるディスク装置を示す底面図であって、トレイが収容された状態を示す。
【図7】同実施形態にかかるディスク装置のトレイおよびレールトレイを背面から見た状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0041】
100 ディスク装置
110 ベースユニット
115 スピンドルモータ
120 トレイ
124 レール
126 溝
130 レールトレイ
132 保持部
134 ガイド部材
136 接触面
140 収容部
142 突起ピン
150 第1のインシュレータ
160 第2のインシュレータ
170 排出機構
172 軸部
174 コイルばね
180 ロック機構
185 ロック部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスクを回転させる回転駆動部と、前記ディスクの信号を読み取りまたは記録する光ピックアップ部とが設けられるベースユニットと、
前記ベースユニットを保持するトレイと、
前記トレイを出し入れ可能に保持するレールトレイと、
前記トレイおよび前記レールトレイを収容する収容部と、
を備え、
前記ベースユニットと前記トレイとは第1の弾性部材を介して接続され、
前記レールトレイと前記収容部とは第2の弾性部材を介して接続され、
前記ベースユニットと前記収容部とは互いに接触しないように設けられる、ディスク装置。
【請求項2】
前記第1の弾性部材は共振点が高く、前記第2の弾性部材は共振点が低い、請求項1に記載のディスク装置。
【請求項3】
前記トレイは、前記トレイを排出するための排出機構を備え、
前記レールトレイは、前記排出機構の排出力が作用する接触面を備える、請求項1または2に記載のディスク装置。
【請求項4】
前記トレイは、前記トレイが前記収容部に収容された状態を保持するロック機構を備え、
前記レールトレイは、前記ロック機構と係合するロック部材を備える、請求項1〜3のいずれかに記載のディスク装置。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−15649(P2010−15649A)
【公開日】平成22年1月21日(2010.1.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−175837(P2008−175837)
【出願日】平成20年7月4日(2008.7.4)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】