データカードのアップグレーディング方法およびデバイス
データカードのアップグレード方法、およびデータカードの分野に関連したデバイスが開示される。本方法およびデバイスは、ユーザによるデータカードのアップグレードを容易にするために、パーソナルコンピュータ(PC)にインストールされたデータカードドライブプログラムを用いずに、データカードのアップグレードを実現することができる。本方法は、コンピュータの標準デバイスインターフェースを介して、コンピュータとデータカードの間の接続を実現する段階を含む。データカードは、コンピュータの標準デバイスに仮想化される。標準デバイスのタイプ情報、サブタイプ情報およびプロトコル情報は、標準デバイスを介して取得される。取得された情報によって標準デバイスに対応するシステムドライブが判定され、システムドライブアップグレードサービスがデータカードのために提供される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明はデータカードの分野に関し、特にはデータカードを更新するための方法および装置に関する。
【背景技術】
【０００２】
ワイヤレス通信時代の到来とともに、人々は日常生活の中でポータブルデバイスを使用する場合に、多様な機能を備えた様々なデータカードをしばしば使用する。これらのデータカードの主な違いは、通信プロトコルスタックと、データカード上で実行される関連アプリケーションである。優れたユーザエクスペリエンスを提供し、ソフトウェアのパフォーマンスおよびデータカードの機能を促進するために、データカードの通信プロトコル、アプリケーション、およびバックグラウンドソフトウェアを更新することがしばしば必要とされる。
【０００３】
現時点では、データカードボードまたはデータカードに含まれるバックグラウンドソフトウェアのいずれかを更新するために、3つの部分が必要とされる。この3つの部分とは、更新プログラム、PC(Personal Computer、パーソナルコンピュータ)ドライバおよびデータカードボードである。特定のデータカード更新プロセスは以下のとおりである:データカードが更新される前に、データカードに対応するドライバがPC上にインストールされる必要があり、データカードドライバがインストールされた後、PCの対応するポートにデータカードが挿入され、PCはインストールされたドライバによってデータカードポートを識別する;データカードポートが識別された後、PCは更新プログラムを起動し、更新プログラムは更新パッケージをPCドライバを介してデータカードに届ける;データカードは更新データを受信し、データカード自体のフラッシュ(フラッシュメモリ)の中にデータを書き込み、それによってデータカードの更新が完了される。
【０００４】
上のデータカード更新を実施するプロセスの間に、先行技術には少なくとも以下のような問題があることに発明者は気付いた:先行技術によるデータカードの更新は、対応するPCへのデータカードドライバのインストールを必要とする;ドライバのインストールされていないPCはデータカードの更新を実行することができず、データカードプログラムを更新する必要がある場合に、データカードの使用範囲が制限され、このことはユーザにとって不便となる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
本発明の実施形態は、データカードを更新するための方法および装置を提供し、これによって、PCにデータカードドライバがインストールされていない場合にデータカードが更新されることが可能となり、データカードを更新することがユーザにとって便利になる。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記の目的のために、本発明の実施形態は以下の技術的解決策を採用する:
【０００７】
データカードを更新するための方法は:
コンピュータの標準デバイスインターフェースを介して、コンピュータとデータカードの間の接続を実施する段階と;
データカードをコンピュータの標準デバイスとして仮想化し、標準デバイスインターフェースを介して、標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報を取得する段階と;
標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報によって、標準デバイスに対応するシステムドライバを判定し、データカードのためにドライバ更新サービスを提供する段階とを含む。
【０００８】
データカードを更新するための装置は:
コンピュータの標準デバイスインターフェースを介して、コンピュータとデータカードの間の接続を実施するように構成された接続ユニットと;
データカードをコンピュータの標準デバイスとして仮想化し、標準デバイスインターフェースを介して、標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報を取得するように構成された標準デバイス情報取得ユニットと;
取得ユニットによって取得された標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報によって、標準デバイスに対応するシステムドライバを判定し、データカードのためにシステムドライバを提供するように構成された判定ユニットと;
データカードの更新を実施するように構成された実行ユニットとを含む。
【０００９】
本発明の技術的解決策では、データカードはコンピュータの標準デバイスとして仮想化され、コンピュータのオペレーティングシステムに含まれる標準デバイスのドライバは、データカードを動作させるために使用される。それにより、データカードに対応するドライバがコンピュータにインストールされていない場合でも、データカードは更新されることが可能であり、データカードを更新することがユーザにとって便利になる。
【００１０】
本発明の実施形態の技術的解決策をより明確に示すために、本発明または先行技術の実施形態の説明の中で使用される添付の図面が以下で簡単に紹介される。添付の図面が本発明のいくつかの実施形態にすぎないことは明らかである。当業者であれば、これらの図面から創造的な努力なしに他の図面を導き出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【００１１】
【図１】本発明の実施形態1によるデータカードを更新するための方法の流れ図である。
【図２】本発明の実施形態2によるデータカードを更新するための方法の流れ図である。
【図３】本発明の実施形態3によるデータカードを更新するための装置の構成ブロック図である。
【図４】本発明の実施形態4によるデータカードを更新するための装置の構成ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【００１２】
以下で本発明の実施形態の技術的解決策は、添付の本発明の実施形態の図面を参照して明確かつ完全に説明される。明らかに、本明細書の実施形態は本発明の実施形態のすべてではなく、むしろその一部である。本発明の実施形態に基づいて、当業者であれば創造的な努力なしに他の実施形態を導き出すことができ、そのような他の実施形態はすべて本発明の範囲内に含まれる。
【実施例１】
【００１３】
本発明の実施形態は、データカードを更新するための方法を提供する。図1に示すように、本方法は以下のステップを含む:
【００１４】
101.コンピュータの標準デバイスインターフェースを介して、データカードとコンピュータの間の接続を実施する。
【００１５】
コンピュータの標準デバイスインターフェースは限定されないが、USB(Universal Serial Bus,ユニバーサルシリアルバス)インターフェースであってよい。例えばユーザがデータカードを更新する必要がある場合、データカードの通信インターフェースがUSBインターフェースであれば、ユーザはデータカードとコンピュータの間の接続を実施するために、コンピュータのUSB通信インターフェースにデータカードを挿入するだけでよい。
【００１６】
102. データカードをコンピュータの標準デバイスとして仮想化し、標準デバイスインターフェースを介して、標準デバイスのクラス情報（クラス）、サブクラス情報（サブクラス）およびプロトコル情報（プロトコル）を取得する。コンピュータの標準デバイスは、CD-ROMデバイスまたはストレージデバイスであってよい。
【００１７】
ユーザがデータカードをコンピュータの標準デバイスインターフェースに挿入すると、コンピュータの標準デバイスインターフェースが起動されるので、コンピュータは、どの標準デバイスがドライバによって支援されなければならないかを判定するために、標準デバイスインターフェースを介して自動的に標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報を取得してもよい。クラス情報はデバイスのベンダ識別子であってよく、サブクラス情報はデバイスの製品識別子であってよく、プロトコル情報はデバイスのプロトコルタイプ情報であってよい。
【００１８】
103.取得された標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報によって、標準デバイスに対応するシステムドライバを判定し、データカードのためにシステムドライビングサービスを提供する。
【００１９】
コンピュータの各標準デバイスと、標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報の間の対応は、オペレーティングシステムの中で設定される。コンピュータの標準デバイスインターフェースのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報が取得された後、標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報、ならびに設定の対応によって、データカードが仮想化されるコンピュータの標準デバイスが判定されてもよい。データカードが仮想化されてもよいコンピュータの標準デバイスが判定された後、判定された標準デバイスによって、標準デバイスにマッチし、オペレーティングシステムの中で設定されたシステムドライバが検索されてもよいので、システムドライバはデータカードを動作させる。
【００２０】
104.システムドライバがデータカードを動作させ、コンピュータとデータカードの間の通信接続が実施された後、データカードのソフトウェア更新パッケージを実行し、データをデータカードに届け、それによってデータカードは、届けられたデータをデータカードのメモリの中に書き込んで、データカードの更新を完了する。
【００２１】
本発明の実施形態では、データカードとコンピュータの間の接続が実施された後、データカードはコンピュータの標準デバイスとして仮想化され;標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報は、コンピュータの標準デバイスインターフェースを介して取得され;標準デバイスに対応し、システムの中に含まれるシステムドライバは取得された情報によって判定され;データカードはコンピュータとデータカードの間の通信接続を実施するために標準デバイスのドライバによって動かされ;次いで、コンピュータはデータの更新パッケージを実行して、データカードに更新データを届け、それによってデータカードの更新が実施される。データカードを更新するためにデータカードのドライバがインストールされなければならない先行技術と比較すると、本発明の実施形態では、データカードはコンピュータの標準デバイスとして仮想化され、コンピュータのオペレーティングシステムの中に含まれた標準デバイスドライバはデータカードを動作させるために使用され、それによって、データカードに対応するドライバがコンピュータにインストールされていない場合に、データカードが更新されることが可能であり、データカードを更新することがユーザにとって便利になる。
【実施例２】
【００２２】
本発明の実施形態は、データカードを更新するための方法を提供する。図2に示すように、本方法は以下のステップを含む:
【００２３】
201.コンピュータの標準デバイスインターフェースを介して、コンピュータとデータカードの間の接続を実施する。
【００２４】
コンピュータの標準デバイスインターフェースは限定されないが、USB(Universal Serial Bus,ユニバーサルシリアルバス)インターフェースであってよい。例えばユーザがデータカードを更新する必要がある場合、データカードの通信インターフェースがUSBインターフェースであれば、ユーザはデータカードとコンピュータの間の接続を実施するために、コンピュータのUSB通信インターフェースにデータカードを挿入するだけでよい。
【００２５】
202.データカードの記述情報および構成情報を取得する。
【００２６】
データカードの記述情報は一般に、データカードのデバイスベンダのID(Identification、識別)およびデータカードのIDを含む。構成情報は、データカードのクラス情報を含み、データカードのクラスはCD-ROMデバイス、USBデバイスまたはストレージデバイスであってもよい。
【００２７】
203.データカードの記述情報および構成情報によって、データカードに対応するデータカードドライバを求めてコンピュータのレジストリを検索する。データカードに対応するデータカードドライバがコンピュータのレジストリの中に見つからない場合、ステップ204を実行する;データカードに対応するデータカードドライバがコンピュータのレジストリの中に見つかった場合、ステップ208を実行する。
【００２８】
204.データカードをコンピュータの標準デバイスとして仮想化し、標準デバイスインターフェースを介して、標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報を取得する。クラス情報はデバイスのベンダ識別子であってよく、サブクラス情報はデバイスの製品識別子であってよく、プロトコル情報はデバイスのプロトコルタイプ情報であってよい。
【００２９】
ユーザがコンピュータの標準デバイスインターフェースにデータカードを挿入すると、コンピュータの標準デバイスが起動されるので、コンピュータは、どの標準デバイスがドライバによって支援されなければならないかを判定するために、標準デバイスインターフェースを介して自動的に標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報を取得してもよい。標準デバイスは限定されないが、CD-ROMデバイスまたはストレージデバイスであってよい。
【００３０】
205.取得された標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報によって、標準デバイスに対応するシステムドライバを判定し、データカードのためにシステムドライビングサービスを提供する。
【００３１】
コンピュータの各標準デバイスと、標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報の間の対応は、オペレーティングシステムの中で設定される。コンピュータの標準デバイスインターフェースのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報が取得された後、標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報、ならびに設定の対応によって、データカードが仮想化されるコンピュータの標準デバイスが判定されてもよい。データカードが仮想化されてもよいコンピュータの標準デバイスが判定された後、判定された標準デバイスによって、標準デバイスにマッチし、オペレーティングシステムの中で設定されるシステムドライバが検索されてもよいので、システムドライバはデータカードを動作させる。
【００３２】
206.システムドライバがデータカードを動作させ、コンピュータとデータカードの間の通信接続が実施された後、データカードのソフトウェア更新パッケージを実行し、データをデータカードに届け、それによってデータカードは、届けられたデータをデータカードのメモリに書き込んで、データカードの更新を完了する。
【００３３】
コンピュータによってデータカードにデータを届ける段階は:磁気ディスク、磁気テープ、プリンタおよびスキャナ等の周辺機器との相互接続のために提供される高効率バスインターフェースであるSCSI(Small Computer System Interface、小型コンピュータシステムインターフェース)のコマンドを介して、データカードにデータを届けることを含む。
【００３４】
207.データカードは、コンピュータによって届けられた更新データをメモリに書き込んだ後、データカードの更新が完了されたという情報をコンピュータに送信してもよく、コンピュータはさらに、データカードによって送信される、データカードの更新が完了されたという承認情報を受信する。
【００３５】
208.データカードに対応するデータカードドライバを開始し、データカードの更新を実施するためのステップ206を実行する。
【００３６】
本発明の実施形態では、コンピュータの標準デバイスインターフェースを介してデータカードとコンピュータの間の接続が実施された後、最初に、データカードに対応するドライバがコンピュータの中に存在するかどうかが検出され;データカードに対応するドライバがコンピュータの中に存在しない場合、データカードはコンピュータの標準デバイスとして仮想化され、次いで標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報がコンピュータの標準デバイスインターフェースを介して取得され、標準デバイスに対応し、システムの中に含まれるドライバが取得された情報によって判定され、次いでデータカードが標準デバイスのドライバによって動かされ、コンピュータはデータカードの更新パッケージを実行して更新データをデータカードに届け、それによってデータカードの更新が実施される。データカードを更新するためにデータカードのドライバがインストールされなければならない先行技術と比較すると、本発明の実施形態では、コンピュータの中にデータカードに対応するドライバが存在しない場合、データカードはコンピュータの標準デバイスとして仮想化され、コンピュータのオペレーティングシステムの中に含まれた標準デバイスドライバはデータカードを動作させるために使用され、それによって、データカードに対応するドライバがコンピュータにインストールされていない場合に、データカードが更新されることが可能であり、データカードを更新することがユーザにとって便利になる。データカードが更新されなければならない場合の、対応するデータカードドライバをインストールする複雑なステップは回避され、それによってデータカードの更新手続きは簡略化され、データカードドライバをインストールすることによる人的および物的資源の浪費を減少させる。
【００３７】
さらに、本発明の実施形態では、更新される必要のあるデータカードがコンピュータに挿入される場合、データカードに対応するドライバがコンピュータのレジストリの中に存在するということが検出されると、データカードの更新を実施するためにデータカードに対応するドライバが直接開始されてもよく、これによってデータカードが更新されることが様々な仕方で可能となり、データカードの更新を柔軟にする。
【００３８】
さらに、データカードは更新された後、データカードの更新が完了されたという情報をコンピュータにさらに返送してもよいので、ユーザは更新オペレーションを停止し、データカードの更新を制御可能にする。
【実施例３】
【００３９】
本発明の実施形態は、データカードを更新するための装置を提供する。図3に示すように、この装置は接続ユニット31、標準デバイス情報取得ユニット32、判定ユニット33および実行ユニット34を含む。
【００４０】
接続ユニット31は、限定されないがUSB(Universal Serial Bus,ユニバーサルシリアルバス)インターフェースであってもよいコンピュータの標準デバイスインターフェースを介して、コンピュータとデータカードの間の接続を実施するように構成される。例えば、ユーザがデータカードを更新しなければならない場合、データカードの通信インターフェースがUSBインターフェースであれば、ユーザはデータカードとコンピュータの間の接続を実施するために、コンピュータのUSB通信インターフェースにデータカードを挿入するだけでよい。
【００４１】
標準デバイス情報取得ユニット32は、データカードとコンピュータが接続された後で、データカードをコンピュータの標準デバイスとして仮想化し、限定されないがCD-ROMデバイスまたはストレージデバイスであってもよい標準デバイスインターフェースを介して、標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報を取得するように構成される。ユーザがデータカードをコンピュータの標準デバイスインターフェースに挿入すると、コンピュータの標準デバイスインターフェースが起動され、次いでコンピュータは、どの標準デバイスがドライバによって支援されなければならないかを判定するために、標準デバイスインターフェースを介して自動的に標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報を取得することができる。クラス情報はデバイスのベンダ識別子であってよく、サブクラス情報はデバイスの製品識別子であってよく、プロトコル情報はデバイスのプロトコルタイプ情報であってよい。
【００４２】
判定ユニット33は、標準デバイス情報取得ユニット32によって取得された標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報によって、標準デバイスに対応するシステムドライバを判定し、データカードのためにシステムドライビングサービスを提供するように構成され、ここでコンピュータの各標準デバイスと、標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報の間の対応がオペレーティングシステムの中で設定され、コンピュータの標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報が取得された後、取得された標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報、ならびに対応によって、データカードが仮想化されるコンピュータの標準デバイスが判定されてもよい。データカードが仮想化されてもよいコンピュータの標準デバイスが判定された後、判定された標準デバイスによって標準デバイスにマッチし、オペレーティングシステムの中で設定されるシステムドライバが検索されてもよいので、システムドライバはデータカードを動作させる。
【００４３】
実行ユニット34は、システムドライバがコンピュータとデータカードの間の通信接続を実施するためにデータカードを動作させた後で、データカードのソフトウェア更新パッケージを実行し、データをデータカードに届けるように構成されており、それによってデータカードは、届けられたデータをデータカードのメモリの中に書き込んで、データカードの更新を完了する。
【００４４】
本発明の実施形態では、データカードとコンピュータの間の接続が実施された後、データカードはコンピュータの標準デバイスとして仮想化され;標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報は、コンピュータの標準デバイスインターフェースを介して取得され;標準デバイスに対応し、システムの中に含まれるシステムドライバは取得された情報によって判定され;データカードはコンピュータとデータカードの間の通信接続を実施するために標準デバイスのドライバによって動かされ;次いで、コンピュータはデータの更新パッケージを実行して、データカードに更新データを届け、それによってデータカードの更新が実施される。データカードを更新するためにデータカードのドライバがインストールされなければならない先行技術と比較すると、本発明の実施形態では、データカードはコンピュータの標準デバイスとして仮想化され、コンピュータのオペレーティングシステムの中に含まれた標準デバイスドライバはデータカードを動作させるために使用され、それによって、データカードに対応するドライバがコンピュータにインストールされていない場合に、データカードが更新されることが可能であり、データカードを更新することがユーザにとって便利になる。
【実施例４】
【００４５】
本発明の実施形態は、データカードを更新するための装置を提供する。図4に示すように、この装置は接続ユニット41、データカード情報取得ユニット42、検索ユニット43、標準デバイス情報取得ユニット44、判定ユニット45、実行ユニット46および受信ユニット47を含む。
【００４６】
接続ユニット41は、限定されないがUSB(Universal Serial Bus,ユニバーサルシリアルバス)インターフェースであってもよいコンピュータの標準デバイスインターフェースを介して、コンピュータとデータカードの間の接続を実施するように構成される。例えば、ユーザがデータカードを更新しなければならない場合、データカードの通信インターフェースがUSBインターフェースであれば、ユーザはデータカードとコンピュータの間の接続を実施するために、コンピュータのUSB通信インターフェースにデータカードを挿入するだけでよい。
【００４７】
データカード情報取得ユニット42は、接続ユニット41がコンピュータの標準デバイスインターフェースを介してコンピュータとデータカードの間の接続を実施した後で、データカードの記述情報および構成情報を取得するように構成されており;データカードの記述情報および構成情報が取得された後、検索ユニット43はデータカードの記述情報および構成情報によって、データカードに対応するデータカードドライバを求めてコンピュータのレジストリの中を検索し;検索ユニット43が、コンピュータのレジストリの中にデータカードに対応するデータカードドライバを見つけることができない場合、標準デバイス情報取得ユニット44が起動される。データカードの記述情報は一般に、データカードのデバイスベンダのID(Identification、識別)、およびデータカードのIDを含み;構成情報はデータカードのクラス情報を含み、データカードのクラスはCD-ROMデバイス、USBデバイスまたはストレージデバイスであってよい。
【００４８】
標準デバイス情報取得ユニット44は、データカードをコンピュータの標準デバイスとして仮想化することによって、標準デバイスインターフェースを解して標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報を取得するように構成される。クラス情報はデバイスのベンダ識別子であってよく、サブクラス情報はデバイスの製品識別子であってよく、プロトコル情報はデバイスのプロトコルタイプ情報であってよい。標準デバイスは限定されないが、CD-ROMデバイスまたはストレージデバイスであってよい。判定ユニット45は、標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報が取得された後で、標準デバイス情報取得ユニット44によって取得された標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報によって、標準デバイスに対応するシステムドライバを判定し、データカードのためにシステムドライビングサービスを提供するように構成される。各標準デバイスと、標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報の間の対応は、オペレーティングシステムの中で設定される。コンピュータの標準デバイスインターフェースのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報が取得された後、データカードが仮想されるコンピュータの標準デバイスが、取得された標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報、ならびに設定の対応によって判定されてもよい。データカードが仮想化されてもよいコンピュータの標準デバイスが判定された後、判定された標準デバイスによって、標準デバイスにマッチし、オペレーティングシステムの中で設定されたシステムドライバが検索されてもよいので、システムドライバはデータカードを動作させる。
【００４９】
実行ユニット46は、システムドライバがコンピュータとデータカードの間の通信接続を実施するためにデータカードを動作させた後で、データカードのソフトウェア更新パッケージを実行して、データをデータカードに届けるように構成されており、それによってデータカードは、届けられたデータをデータカードのメモリに書き込んで、データカードの更新を完了する。コンピュータによってデータカードにデータを届ける段階は:磁気ディスク、磁気テープ、プリンタおよびスキャナ等の周辺機器との相互接続のために提供される高効率バスインターフェースであるSCSI(Small Computer System Interface、小型コンピュータシステムインターフェース)のコマンドを介して、データカードにデータを届けることを含む。
【００５０】
検索ユニット43がコンピュータのレジストリの中にデータカードに対応するデータカードドライバを見つける場合、データカードに対応するデータカードドライバは開始され、実行ユニット46は、データカードのソフトウェア更新パッケージを実行し、データカードにデータを届けるために起動され、それによってデータカードは、届けられたデータをデータカードのメモリの中に書き込んで、データカードの更新を完了する。
【００５１】
さらに、データカードはコンピュータによって届けられた更新データをメモリの中に書き込んだ後で、データカードの更新が完了されたという情報をコンピュータに送信してもよく、この装置はさらに受信ユニット47を含む。受信ユニット47は、データカードによって送信される、データカードの更新が完了されたという承認情報を受信するように構成される。
【００５２】
本発明の実施形態では、コンピュータの標準デバイスインターフェースを介してデータカードとコンピュータの間の接続が実施された後、最初に、データカードに対応するドライバがコンピュータの中に存在するかどうかが検出され;データカードに対応するドライバがコンピュータの中に存在しない場合、データカードはコンピュータの標準デバイスとして仮想化され、次いで標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報がコンピュータの標準デバイスインターフェースを介して取得され、標準デバイスに対応し、システムの中に含まれるドライバが取得された情報によって判定され、次いでデータカードが標準デバイスのドライバによって動かされ、コンピュータはデータカードの更新パッケージを実行して更新データをデータカードに届け、それによってデータカードの更新が実施される。データカードを更新するためにデータカードのドライバがインストールされなければならない先行技術と比較すると、本発明の実施形態では、コンピュータの中にデータカードに対応するドライバが存在しない場合、データカードはコンピュータの標準デバイスとして仮想化され、コンピュータのオペレーティングシステムの中に含まれた標準デバイスドライバはデータカードを動作させるために使用され、それによって、データカードに対応するドライバがコンピュータにインストールされていない場合に、データカードが更新されることが可能であり、データカードを更新することがユーザにとって便利になる。データカードが更新されなければならない場合の、対応するデータカードドライバをインストールする複雑なステップは回避され、それによってデータカードの更新手続きは簡略化され、データカードドライバをインストールすることによる人的および物的資源の浪費を減少させる。
【００５３】
さらに、本発明の実施形態では、更新される必要のあるデータカードがコンピュータに挿入される場合、データカードに対応するドライバがコンピュータのレジストリの中に存在するということが検出されると、データカードの更新を実施するためにデータカードに対応するドライバが直接開始されてもよく、これによってデータカードが様々な仕方で更新されることが可能となり、データカードの更新を柔軟にする。
【００５４】
さらに、データカードは更新された後、データカードの更新が完了されたという情報をコンピュータにさらに返送してもよいので、ユーザはデータカードの更新オペレーションを停止し、データカードの更新を制御可能にする。
【００５５】
本発明の実施形態では、データカードの更新が詳細に説明されている。この方法は、端末デバイスの更新にさらに拡大適用されることが可能である。
【００５６】
上述の本発明の実施形態の説明によって、本発明が必要な汎用ハードウェアを備えたソフトウェアによって、またはハードウェアのみによって実装されることが可能であるが、前者がほとんどの状況において好ましい実装であることが、当業者には理解されよう。そのような理解に基づいて、本発明の実施形態の技術的解決策の本質、または先行技術に貢献する部分は、ソフトウェア製品の形で具体化されてもよい。このコンピュータソフトウェア製品はコンピュータの中のフロッピー（登録商標）ディスク、ハードディスクまたは光ディスクなどの可読媒体に記憶され、本発明の実施形態の中で説明された方法を実行するように(パーソナルコンピュータ、サーバまたはネットワークデバイスなどの)コンピュータデバイスに指示する複数の命令を含む。
【００５７】
上述の詳細は、単に本発明の特定の実施方法であり、本発明の範囲がそれらに限定されるわけではない。本発明の中で開示される技術の範囲内にある、当業者によって容易に考えられる任意の変更形態または代替形態は、本発明の範囲内に入る。したがって、本発明の範囲は添付の特許請求の範囲の対象となる。
【符号の説明】
【００５８】
31 接続ユニット
32 標準デバイス情報取得ユニット
33 判定ユニット
34 実行ユニット
41 接続ユニット
42 データカード情報取得ユニット
43 検索ユニット
44 標準デバイス情報取得ユニット
45 判定ユニット
46 実行ユニット
47 受信ユニット
【技術分野】
【０００１】
本発明はデータカードの分野に関し、特にはデータカードを更新するための方法および装置に関する。
【背景技術】
【０００２】
ワイヤレス通信時代の到来とともに、人々は日常生活の中でポータブルデバイスを使用する場合に、多様な機能を備えた様々なデータカードをしばしば使用する。これらのデータカードの主な違いは、通信プロトコルスタックと、データカード上で実行される関連アプリケーションである。優れたユーザエクスペリエンスを提供し、ソフトウェアのパフォーマンスおよびデータカードの機能を促進するために、データカードの通信プロトコル、アプリケーション、およびバックグラウンドソフトウェアを更新することがしばしば必要とされる。
【０００３】
現時点では、データカードボードまたはデータカードに含まれるバックグラウンドソフトウェアのいずれかを更新するために、3つの部分が必要とされる。この3つの部分とは、更新プログラム、PC(Personal Computer、パーソナルコンピュータ)ドライバおよびデータカードボードである。特定のデータカード更新プロセスは以下のとおりである:データカードが更新される前に、データカードに対応するドライバがPC上にインストールされる必要があり、データカードドライバがインストールされた後、PCの対応するポートにデータカードが挿入され、PCはインストールされたドライバによってデータカードポートを識別する;データカードポートが識別された後、PCは更新プログラムを起動し、更新プログラムは更新パッケージをPCドライバを介してデータカードに届ける;データカードは更新データを受信し、データカード自体のフラッシュ(フラッシュメモリ)の中にデータを書き込み、それによってデータカードの更新が完了される。
【０００４】
上のデータカード更新を実施するプロセスの間に、先行技術には少なくとも以下のような問題があることに発明者は気付いた:先行技術によるデータカードの更新は、対応するPCへのデータカードドライバのインストールを必要とする;ドライバのインストールされていないPCはデータカードの更新を実行することができず、データカードプログラムを更新する必要がある場合に、データカードの使用範囲が制限され、このことはユーザにとって不便となる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
本発明の実施形態は、データカードを更新するための方法および装置を提供し、これによって、PCにデータカードドライバがインストールされていない場合にデータカードが更新されることが可能となり、データカードを更新することがユーザにとって便利になる。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記の目的のために、本発明の実施形態は以下の技術的解決策を採用する:
【０００７】
データカードを更新するための方法は:
コンピュータの標準デバイスインターフェースを介して、コンピュータとデータカードの間の接続を実施する段階と;
データカードをコンピュータの標準デバイスとして仮想化し、標準デバイスインターフェースを介して、標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報を取得する段階と;
標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報によって、標準デバイスに対応するシステムドライバを判定し、データカードのためにドライバ更新サービスを提供する段階とを含む。
【０００８】
データカードを更新するための装置は:
コンピュータの標準デバイスインターフェースを介して、コンピュータとデータカードの間の接続を実施するように構成された接続ユニットと;
データカードをコンピュータの標準デバイスとして仮想化し、標準デバイスインターフェースを介して、標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報を取得するように構成された標準デバイス情報取得ユニットと;
取得ユニットによって取得された標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報によって、標準デバイスに対応するシステムドライバを判定し、データカードのためにシステムドライバを提供するように構成された判定ユニットと;
データカードの更新を実施するように構成された実行ユニットとを含む。
【０００９】
本発明の技術的解決策では、データカードはコンピュータの標準デバイスとして仮想化され、コンピュータのオペレーティングシステムに含まれる標準デバイスのドライバは、データカードを動作させるために使用される。それにより、データカードに対応するドライバがコンピュータにインストールされていない場合でも、データカードは更新されることが可能であり、データカードを更新することがユーザにとって便利になる。
【００１０】
本発明の実施形態の技術的解決策をより明確に示すために、本発明または先行技術の実施形態の説明の中で使用される添付の図面が以下で簡単に紹介される。添付の図面が本発明のいくつかの実施形態にすぎないことは明らかである。当業者であれば、これらの図面から創造的な努力なしに他の図面を導き出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【００１１】
【図１】本発明の実施形態1によるデータカードを更新するための方法の流れ図である。
【図２】本発明の実施形態2によるデータカードを更新するための方法の流れ図である。
【図３】本発明の実施形態3によるデータカードを更新するための装置の構成ブロック図である。
【図４】本発明の実施形態4によるデータカードを更新するための装置の構成ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【００１２】
以下で本発明の実施形態の技術的解決策は、添付の本発明の実施形態の図面を参照して明確かつ完全に説明される。明らかに、本明細書の実施形態は本発明の実施形態のすべてではなく、むしろその一部である。本発明の実施形態に基づいて、当業者であれば創造的な努力なしに他の実施形態を導き出すことができ、そのような他の実施形態はすべて本発明の範囲内に含まれる。
【実施例１】
【００１３】
本発明の実施形態は、データカードを更新するための方法を提供する。図1に示すように、本方法は以下のステップを含む:
【００１４】
101.コンピュータの標準デバイスインターフェースを介して、データカードとコンピュータの間の接続を実施する。
【００１５】
コンピュータの標準デバイスインターフェースは限定されないが、USB(Universal Serial Bus,ユニバーサルシリアルバス)インターフェースであってよい。例えばユーザがデータカードを更新する必要がある場合、データカードの通信インターフェースがUSBインターフェースであれば、ユーザはデータカードとコンピュータの間の接続を実施するために、コンピュータのUSB通信インターフェースにデータカードを挿入するだけでよい。
【００１６】
102. データカードをコンピュータの標準デバイスとして仮想化し、標準デバイスインターフェースを介して、標準デバイスのクラス情報（クラス）、サブクラス情報（サブクラス）およびプロトコル情報（プロトコル）を取得する。コンピュータの標準デバイスは、CD-ROMデバイスまたはストレージデバイスであってよい。
【００１７】
ユーザがデータカードをコンピュータの標準デバイスインターフェースに挿入すると、コンピュータの標準デバイスインターフェースが起動されるので、コンピュータは、どの標準デバイスがドライバによって支援されなければならないかを判定するために、標準デバイスインターフェースを介して自動的に標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報を取得してもよい。クラス情報はデバイスのベンダ識別子であってよく、サブクラス情報はデバイスの製品識別子であってよく、プロトコル情報はデバイスのプロトコルタイプ情報であってよい。
【００１８】
103.取得された標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報によって、標準デバイスに対応するシステムドライバを判定し、データカードのためにシステムドライビングサービスを提供する。
【００１９】
コンピュータの各標準デバイスと、標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報の間の対応は、オペレーティングシステムの中で設定される。コンピュータの標準デバイスインターフェースのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報が取得された後、標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報、ならびに設定の対応によって、データカードが仮想化されるコンピュータの標準デバイスが判定されてもよい。データカードが仮想化されてもよいコンピュータの標準デバイスが判定された後、判定された標準デバイスによって、標準デバイスにマッチし、オペレーティングシステムの中で設定されたシステムドライバが検索されてもよいので、システムドライバはデータカードを動作させる。
【００２０】
104.システムドライバがデータカードを動作させ、コンピュータとデータカードの間の通信接続が実施された後、データカードのソフトウェア更新パッケージを実行し、データをデータカードに届け、それによってデータカードは、届けられたデータをデータカードのメモリの中に書き込んで、データカードの更新を完了する。
【００２１】
本発明の実施形態では、データカードとコンピュータの間の接続が実施された後、データカードはコンピュータの標準デバイスとして仮想化され;標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報は、コンピュータの標準デバイスインターフェースを介して取得され;標準デバイスに対応し、システムの中に含まれるシステムドライバは取得された情報によって判定され;データカードはコンピュータとデータカードの間の通信接続を実施するために標準デバイスのドライバによって動かされ;次いで、コンピュータはデータの更新パッケージを実行して、データカードに更新データを届け、それによってデータカードの更新が実施される。データカードを更新するためにデータカードのドライバがインストールされなければならない先行技術と比較すると、本発明の実施形態では、データカードはコンピュータの標準デバイスとして仮想化され、コンピュータのオペレーティングシステムの中に含まれた標準デバイスドライバはデータカードを動作させるために使用され、それによって、データカードに対応するドライバがコンピュータにインストールされていない場合に、データカードが更新されることが可能であり、データカードを更新することがユーザにとって便利になる。
【実施例２】
【００２２】
本発明の実施形態は、データカードを更新するための方法を提供する。図2に示すように、本方法は以下のステップを含む:
【００２３】
201.コンピュータの標準デバイスインターフェースを介して、コンピュータとデータカードの間の接続を実施する。
【００２４】
コンピュータの標準デバイスインターフェースは限定されないが、USB(Universal Serial Bus,ユニバーサルシリアルバス)インターフェースであってよい。例えばユーザがデータカードを更新する必要がある場合、データカードの通信インターフェースがUSBインターフェースであれば、ユーザはデータカードとコンピュータの間の接続を実施するために、コンピュータのUSB通信インターフェースにデータカードを挿入するだけでよい。
【００２５】
202.データカードの記述情報および構成情報を取得する。
【００２６】
データカードの記述情報は一般に、データカードのデバイスベンダのID(Identification、識別)およびデータカードのIDを含む。構成情報は、データカードのクラス情報を含み、データカードのクラスはCD-ROMデバイス、USBデバイスまたはストレージデバイスであってもよい。
【００２７】
203.データカードの記述情報および構成情報によって、データカードに対応するデータカードドライバを求めてコンピュータのレジストリを検索する。データカードに対応するデータカードドライバがコンピュータのレジストリの中に見つからない場合、ステップ204を実行する;データカードに対応するデータカードドライバがコンピュータのレジストリの中に見つかった場合、ステップ208を実行する。
【００２８】
204.データカードをコンピュータの標準デバイスとして仮想化し、標準デバイスインターフェースを介して、標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報を取得する。クラス情報はデバイスのベンダ識別子であってよく、サブクラス情報はデバイスの製品識別子であってよく、プロトコル情報はデバイスのプロトコルタイプ情報であってよい。
【００２９】
ユーザがコンピュータの標準デバイスインターフェースにデータカードを挿入すると、コンピュータの標準デバイスが起動されるので、コンピュータは、どの標準デバイスがドライバによって支援されなければならないかを判定するために、標準デバイスインターフェースを介して自動的に標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報を取得してもよい。標準デバイスは限定されないが、CD-ROMデバイスまたはストレージデバイスであってよい。
【００３０】
205.取得された標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報によって、標準デバイスに対応するシステムドライバを判定し、データカードのためにシステムドライビングサービスを提供する。
【００３１】
コンピュータの各標準デバイスと、標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報の間の対応は、オペレーティングシステムの中で設定される。コンピュータの標準デバイスインターフェースのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報が取得された後、標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報、ならびに設定の対応によって、データカードが仮想化されるコンピュータの標準デバイスが判定されてもよい。データカードが仮想化されてもよいコンピュータの標準デバイスが判定された後、判定された標準デバイスによって、標準デバイスにマッチし、オペレーティングシステムの中で設定されるシステムドライバが検索されてもよいので、システムドライバはデータカードを動作させる。
【００３２】
206.システムドライバがデータカードを動作させ、コンピュータとデータカードの間の通信接続が実施された後、データカードのソフトウェア更新パッケージを実行し、データをデータカードに届け、それによってデータカードは、届けられたデータをデータカードのメモリに書き込んで、データカードの更新を完了する。
【００３３】
コンピュータによってデータカードにデータを届ける段階は:磁気ディスク、磁気テープ、プリンタおよびスキャナ等の周辺機器との相互接続のために提供される高効率バスインターフェースであるSCSI(Small Computer System Interface、小型コンピュータシステムインターフェース)のコマンドを介して、データカードにデータを届けることを含む。
【００３４】
207.データカードは、コンピュータによって届けられた更新データをメモリに書き込んだ後、データカードの更新が完了されたという情報をコンピュータに送信してもよく、コンピュータはさらに、データカードによって送信される、データカードの更新が完了されたという承認情報を受信する。
【００３５】
208.データカードに対応するデータカードドライバを開始し、データカードの更新を実施するためのステップ206を実行する。
【００３６】
本発明の実施形態では、コンピュータの標準デバイスインターフェースを介してデータカードとコンピュータの間の接続が実施された後、最初に、データカードに対応するドライバがコンピュータの中に存在するかどうかが検出され;データカードに対応するドライバがコンピュータの中に存在しない場合、データカードはコンピュータの標準デバイスとして仮想化され、次いで標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報がコンピュータの標準デバイスインターフェースを介して取得され、標準デバイスに対応し、システムの中に含まれるドライバが取得された情報によって判定され、次いでデータカードが標準デバイスのドライバによって動かされ、コンピュータはデータカードの更新パッケージを実行して更新データをデータカードに届け、それによってデータカードの更新が実施される。データカードを更新するためにデータカードのドライバがインストールされなければならない先行技術と比較すると、本発明の実施形態では、コンピュータの中にデータカードに対応するドライバが存在しない場合、データカードはコンピュータの標準デバイスとして仮想化され、コンピュータのオペレーティングシステムの中に含まれた標準デバイスドライバはデータカードを動作させるために使用され、それによって、データカードに対応するドライバがコンピュータにインストールされていない場合に、データカードが更新されることが可能であり、データカードを更新することがユーザにとって便利になる。データカードが更新されなければならない場合の、対応するデータカードドライバをインストールする複雑なステップは回避され、それによってデータカードの更新手続きは簡略化され、データカードドライバをインストールすることによる人的および物的資源の浪費を減少させる。
【００３７】
さらに、本発明の実施形態では、更新される必要のあるデータカードがコンピュータに挿入される場合、データカードに対応するドライバがコンピュータのレジストリの中に存在するということが検出されると、データカードの更新を実施するためにデータカードに対応するドライバが直接開始されてもよく、これによってデータカードが更新されることが様々な仕方で可能となり、データカードの更新を柔軟にする。
【００３８】
さらに、データカードは更新された後、データカードの更新が完了されたという情報をコンピュータにさらに返送してもよいので、ユーザは更新オペレーションを停止し、データカードの更新を制御可能にする。
【実施例３】
【００３９】
本発明の実施形態は、データカードを更新するための装置を提供する。図3に示すように、この装置は接続ユニット31、標準デバイス情報取得ユニット32、判定ユニット33および実行ユニット34を含む。
【００４０】
接続ユニット31は、限定されないがUSB(Universal Serial Bus,ユニバーサルシリアルバス)インターフェースであってもよいコンピュータの標準デバイスインターフェースを介して、コンピュータとデータカードの間の接続を実施するように構成される。例えば、ユーザがデータカードを更新しなければならない場合、データカードの通信インターフェースがUSBインターフェースであれば、ユーザはデータカードとコンピュータの間の接続を実施するために、コンピュータのUSB通信インターフェースにデータカードを挿入するだけでよい。
【００４１】
標準デバイス情報取得ユニット32は、データカードとコンピュータが接続された後で、データカードをコンピュータの標準デバイスとして仮想化し、限定されないがCD-ROMデバイスまたはストレージデバイスであってもよい標準デバイスインターフェースを介して、標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報を取得するように構成される。ユーザがデータカードをコンピュータの標準デバイスインターフェースに挿入すると、コンピュータの標準デバイスインターフェースが起動され、次いでコンピュータは、どの標準デバイスがドライバによって支援されなければならないかを判定するために、標準デバイスインターフェースを介して自動的に標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報を取得することができる。クラス情報はデバイスのベンダ識別子であってよく、サブクラス情報はデバイスの製品識別子であってよく、プロトコル情報はデバイスのプロトコルタイプ情報であってよい。
【００４２】
判定ユニット33は、標準デバイス情報取得ユニット32によって取得された標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報によって、標準デバイスに対応するシステムドライバを判定し、データカードのためにシステムドライビングサービスを提供するように構成され、ここでコンピュータの各標準デバイスと、標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報の間の対応がオペレーティングシステムの中で設定され、コンピュータの標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報が取得された後、取得された標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報、ならびに対応によって、データカードが仮想化されるコンピュータの標準デバイスが判定されてもよい。データカードが仮想化されてもよいコンピュータの標準デバイスが判定された後、判定された標準デバイスによって標準デバイスにマッチし、オペレーティングシステムの中で設定されるシステムドライバが検索されてもよいので、システムドライバはデータカードを動作させる。
【００４３】
実行ユニット34は、システムドライバがコンピュータとデータカードの間の通信接続を実施するためにデータカードを動作させた後で、データカードのソフトウェア更新パッケージを実行し、データをデータカードに届けるように構成されており、それによってデータカードは、届けられたデータをデータカードのメモリの中に書き込んで、データカードの更新を完了する。
【００４４】
本発明の実施形態では、データカードとコンピュータの間の接続が実施された後、データカードはコンピュータの標準デバイスとして仮想化され;標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報は、コンピュータの標準デバイスインターフェースを介して取得され;標準デバイスに対応し、システムの中に含まれるシステムドライバは取得された情報によって判定され;データカードはコンピュータとデータカードの間の通信接続を実施するために標準デバイスのドライバによって動かされ;次いで、コンピュータはデータの更新パッケージを実行して、データカードに更新データを届け、それによってデータカードの更新が実施される。データカードを更新するためにデータカードのドライバがインストールされなければならない先行技術と比較すると、本発明の実施形態では、データカードはコンピュータの標準デバイスとして仮想化され、コンピュータのオペレーティングシステムの中に含まれた標準デバイスドライバはデータカードを動作させるために使用され、それによって、データカードに対応するドライバがコンピュータにインストールされていない場合に、データカードが更新されることが可能であり、データカードを更新することがユーザにとって便利になる。
【実施例４】
【００４５】
本発明の実施形態は、データカードを更新するための装置を提供する。図4に示すように、この装置は接続ユニット41、データカード情報取得ユニット42、検索ユニット43、標準デバイス情報取得ユニット44、判定ユニット45、実行ユニット46および受信ユニット47を含む。
【００４６】
接続ユニット41は、限定されないがUSB(Universal Serial Bus,ユニバーサルシリアルバス)インターフェースであってもよいコンピュータの標準デバイスインターフェースを介して、コンピュータとデータカードの間の接続を実施するように構成される。例えば、ユーザがデータカードを更新しなければならない場合、データカードの通信インターフェースがUSBインターフェースであれば、ユーザはデータカードとコンピュータの間の接続を実施するために、コンピュータのUSB通信インターフェースにデータカードを挿入するだけでよい。
【００４７】
データカード情報取得ユニット42は、接続ユニット41がコンピュータの標準デバイスインターフェースを介してコンピュータとデータカードの間の接続を実施した後で、データカードの記述情報および構成情報を取得するように構成されており;データカードの記述情報および構成情報が取得された後、検索ユニット43はデータカードの記述情報および構成情報によって、データカードに対応するデータカードドライバを求めてコンピュータのレジストリの中を検索し;検索ユニット43が、コンピュータのレジストリの中にデータカードに対応するデータカードドライバを見つけることができない場合、標準デバイス情報取得ユニット44が起動される。データカードの記述情報は一般に、データカードのデバイスベンダのID(Identification、識別)、およびデータカードのIDを含み;構成情報はデータカードのクラス情報を含み、データカードのクラスはCD-ROMデバイス、USBデバイスまたはストレージデバイスであってよい。
【００４８】
標準デバイス情報取得ユニット44は、データカードをコンピュータの標準デバイスとして仮想化することによって、標準デバイスインターフェースを解して標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報を取得するように構成される。クラス情報はデバイスのベンダ識別子であってよく、サブクラス情報はデバイスの製品識別子であってよく、プロトコル情報はデバイスのプロトコルタイプ情報であってよい。標準デバイスは限定されないが、CD-ROMデバイスまたはストレージデバイスであってよい。判定ユニット45は、標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報が取得された後で、標準デバイス情報取得ユニット44によって取得された標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報によって、標準デバイスに対応するシステムドライバを判定し、データカードのためにシステムドライビングサービスを提供するように構成される。各標準デバイスと、標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報の間の対応は、オペレーティングシステムの中で設定される。コンピュータの標準デバイスインターフェースのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報が取得された後、データカードが仮想されるコンピュータの標準デバイスが、取得された標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報、ならびに設定の対応によって判定されてもよい。データカードが仮想化されてもよいコンピュータの標準デバイスが判定された後、判定された標準デバイスによって、標準デバイスにマッチし、オペレーティングシステムの中で設定されたシステムドライバが検索されてもよいので、システムドライバはデータカードを動作させる。
【００４９】
実行ユニット46は、システムドライバがコンピュータとデータカードの間の通信接続を実施するためにデータカードを動作させた後で、データカードのソフトウェア更新パッケージを実行して、データをデータカードに届けるように構成されており、それによってデータカードは、届けられたデータをデータカードのメモリに書き込んで、データカードの更新を完了する。コンピュータによってデータカードにデータを届ける段階は:磁気ディスク、磁気テープ、プリンタおよびスキャナ等の周辺機器との相互接続のために提供される高効率バスインターフェースであるSCSI(Small Computer System Interface、小型コンピュータシステムインターフェース)のコマンドを介して、データカードにデータを届けることを含む。
【００５０】
検索ユニット43がコンピュータのレジストリの中にデータカードに対応するデータカードドライバを見つける場合、データカードに対応するデータカードドライバは開始され、実行ユニット46は、データカードのソフトウェア更新パッケージを実行し、データカードにデータを届けるために起動され、それによってデータカードは、届けられたデータをデータカードのメモリの中に書き込んで、データカードの更新を完了する。
【００５１】
さらに、データカードはコンピュータによって届けられた更新データをメモリの中に書き込んだ後で、データカードの更新が完了されたという情報をコンピュータに送信してもよく、この装置はさらに受信ユニット47を含む。受信ユニット47は、データカードによって送信される、データカードの更新が完了されたという承認情報を受信するように構成される。
【００５２】
本発明の実施形態では、コンピュータの標準デバイスインターフェースを介してデータカードとコンピュータの間の接続が実施された後、最初に、データカードに対応するドライバがコンピュータの中に存在するかどうかが検出され;データカードに対応するドライバがコンピュータの中に存在しない場合、データカードはコンピュータの標準デバイスとして仮想化され、次いで標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報がコンピュータの標準デバイスインターフェースを介して取得され、標準デバイスに対応し、システムの中に含まれるドライバが取得された情報によって判定され、次いでデータカードが標準デバイスのドライバによって動かされ、コンピュータはデータカードの更新パッケージを実行して更新データをデータカードに届け、それによってデータカードの更新が実施される。データカードを更新するためにデータカードのドライバがインストールされなければならない先行技術と比較すると、本発明の実施形態では、コンピュータの中にデータカードに対応するドライバが存在しない場合、データカードはコンピュータの標準デバイスとして仮想化され、コンピュータのオペレーティングシステムの中に含まれた標準デバイスドライバはデータカードを動作させるために使用され、それによって、データカードに対応するドライバがコンピュータにインストールされていない場合に、データカードが更新されることが可能であり、データカードを更新することがユーザにとって便利になる。データカードが更新されなければならない場合の、対応するデータカードドライバをインストールする複雑なステップは回避され、それによってデータカードの更新手続きは簡略化され、データカードドライバをインストールすることによる人的および物的資源の浪費を減少させる。
【００５３】
さらに、本発明の実施形態では、更新される必要のあるデータカードがコンピュータに挿入される場合、データカードに対応するドライバがコンピュータのレジストリの中に存在するということが検出されると、データカードの更新を実施するためにデータカードに対応するドライバが直接開始されてもよく、これによってデータカードが様々な仕方で更新されることが可能となり、データカードの更新を柔軟にする。
【００５４】
さらに、データカードは更新された後、データカードの更新が完了されたという情報をコンピュータにさらに返送してもよいので、ユーザはデータカードの更新オペレーションを停止し、データカードの更新を制御可能にする。
【００５５】
本発明の実施形態では、データカードの更新が詳細に説明されている。この方法は、端末デバイスの更新にさらに拡大適用されることが可能である。
【００５６】
上述の本発明の実施形態の説明によって、本発明が必要な汎用ハードウェアを備えたソフトウェアによって、またはハードウェアのみによって実装されることが可能であるが、前者がほとんどの状況において好ましい実装であることが、当業者には理解されよう。そのような理解に基づいて、本発明の実施形態の技術的解決策の本質、または先行技術に貢献する部分は、ソフトウェア製品の形で具体化されてもよい。このコンピュータソフトウェア製品はコンピュータの中のフロッピー（登録商標）ディスク、ハードディスクまたは光ディスクなどの可読媒体に記憶され、本発明の実施形態の中で説明された方法を実行するように(パーソナルコンピュータ、サーバまたはネットワークデバイスなどの)コンピュータデバイスに指示する複数の命令を含む。
【００５７】
上述の詳細は、単に本発明の特定の実施方法であり、本発明の範囲がそれらに限定されるわけではない。本発明の中で開示される技術の範囲内にある、当業者によって容易に考えられる任意の変更形態または代替形態は、本発明の範囲内に入る。したがって、本発明の範囲は添付の特許請求の範囲の対象となる。
【符号の説明】
【００５８】
31 接続ユニット
32 標準デバイス情報取得ユニット
33 判定ユニット
34 実行ユニット
41 接続ユニット
42 データカード情報取得ユニット
43 検索ユニット
44 標準デバイス情報取得ユニット
45 判定ユニット
46 実行ユニット
47 受信ユニット
【特許請求の範囲】
【請求項１】
データカードを更新するための方法であって、
コンピュータの標準デバイスインターフェースを介して、前記コンピュータと前記データカードの間の接続を実施する段階と、
前記データカードを前記コンピュータの標準デバイスとして仮想化し、前記標準デバイスインターフェースを介して、前記標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報を取得する段階と、
前記取得された前記標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報によって、前記標準デバイスに対応するシステムドライバを判定し、前記データカードのためにドライバ更新サービスを提供する段階とを備える方法。
【請求項２】
コンピュータの標準デバイスインターフェースを介して、前記コンピュータとデータカードの間の接続を実施した後で、
前記データカードの記述情報および構成情報を取得する段階と、
前記データカードの前記記述情報および構成情報によって、前記データカードに対応するデータカードドライバを求めて、前記コンピュータのレジストリの中を検索する段階と、
前記コンピュータの前記レジストリの中に前記データカードに対応するデータカードドライバが見つからない場合、前記データカードを前記コンピュータの標準デバイスとして仮想化し、前記標準デバイスインターフェースを介して、前記標準デバイスの前記クラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報を取得する段階をさらに備える請求項1に記載のデータカードを更新するための方法。
【請求項３】
前記標準デバイスは、CD-ROMデバイスまたはストレージデバイスを備える請求項1または2に記載のデータカードを更新するための方法。
【請求項４】
前記クラス情報は前記デバイスのベンダ識別子であり、
前記サブクラス情報は前記デバイスの製品識別子であり、
前記プロトコル情報は前記デバイスのプロトコルタイプ情報である
請求項1または2に記載のデータカードを更新するための方法。
【請求項５】
前記データカードのためにドライバ更新サービスを提供する前記段階は、
前記データカードの更新を実施するための小型コンピュータシステムインターフェースSCSIコマンドを介して、前記データカードにデータを届けることを備える請求項1に記載のデータカードを更新するための方法。
【請求項６】
データカードを更新するための装置であって、
コンピュータの標準デバイスインターフェースを介して、前記コンピュータと前記データカードとの間の接続を実施するように構成された接続ユニットと、
前記データカードを前記コンピュータの標準デバイスとして仮想化し、前記標準デバイスインターフェースを介して、前記標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報を取得するように構成された標準デバイス情報取得ユニットと、
前記取得ユニットによって取得された前記標準デバイスの前記クラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報によって、前記標準デバイスに対応するシステムドライバを判定し、前記データカードのために前記システムドライバを提供するように構成された判定ユニットと、
前記データカードの更新を実施するように構成された実行ユニットとを備える装置。
【請求項７】
前記接続ユニットが前記コンピュータの前記標準デバイスインターフェースを介して、前記コンピュータと前記データカードの間の接続を実施した後で、前記データカードの記述情報および構成情報を取得するように構成されたデータカード情報取得ユニットと、
前記データカード情報取得ユニットによって取得された前記データカードの前記記述情報および構成情報によって、前記データカードに対応するデータカードドライバを求めて前記コンピュータのレジストリの中を検索し、前記コンピュータの前記レジストリの中に前記データカードに対応するデータカードドライバが見つからない場合、前記インターフェース情報取得ユニットを起動して、前記データカードを前記コンピュータの標準デバイスとして仮想化し、前記標準デバイスインターフェースの前記クラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報を取得するように構成された検索ユニットと
をさらに備える請求項6に記載のデータカードを更新するための装置。
【請求項８】
前記標準デバイスは、CD-ROMデバイスまたはストレージデバイスを備える請求項6または7に記載のデータカードを更新するための装置。
【請求項９】
前記クラス情報は前記デバイスのベンダ識別子であり、
前記サブクラス情報は前記デバイスの製品識別子であり、
前記プロトコル情報は前記デバイスのプロトコルタイプ情報である
請求項6または7に記載のデータカードを更新するための装置。
【請求項１０】
前記実行ユニットは、前記データカードの更新を実施するために、小型コンピュータシステムインターフェースSCSIを介して前記データカードにデータを届けるようにさらに構成される請求項6に記載のデータカードを更新するための装置。
【請求項１】
データカードを更新するための方法であって、
コンピュータの標準デバイスインターフェースを介して、前記コンピュータと前記データカードの間の接続を実施する段階と、
前記データカードを前記コンピュータの標準デバイスとして仮想化し、前記標準デバイスインターフェースを介して、前記標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報を取得する段階と、
前記取得された前記標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報によって、前記標準デバイスに対応するシステムドライバを判定し、前記データカードのためにドライバ更新サービスを提供する段階とを備える方法。
【請求項２】
コンピュータの標準デバイスインターフェースを介して、前記コンピュータとデータカードの間の接続を実施した後で、
前記データカードの記述情報および構成情報を取得する段階と、
前記データカードの前記記述情報および構成情報によって、前記データカードに対応するデータカードドライバを求めて、前記コンピュータのレジストリの中を検索する段階と、
前記コンピュータの前記レジストリの中に前記データカードに対応するデータカードドライバが見つからない場合、前記データカードを前記コンピュータの標準デバイスとして仮想化し、前記標準デバイスインターフェースを介して、前記標準デバイスの前記クラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報を取得する段階をさらに備える請求項1に記載のデータカードを更新するための方法。
【請求項３】
前記標準デバイスは、CD-ROMデバイスまたはストレージデバイスを備える請求項1または2に記載のデータカードを更新するための方法。
【請求項４】
前記クラス情報は前記デバイスのベンダ識別子であり、
前記サブクラス情報は前記デバイスの製品識別子であり、
前記プロトコル情報は前記デバイスのプロトコルタイプ情報である
請求項1または2に記載のデータカードを更新するための方法。
【請求項５】
前記データカードのためにドライバ更新サービスを提供する前記段階は、
前記データカードの更新を実施するための小型コンピュータシステムインターフェースSCSIコマンドを介して、前記データカードにデータを届けることを備える請求項1に記載のデータカードを更新するための方法。
【請求項６】
データカードを更新するための装置であって、
コンピュータの標準デバイスインターフェースを介して、前記コンピュータと前記データカードとの間の接続を実施するように構成された接続ユニットと、
前記データカードを前記コンピュータの標準デバイスとして仮想化し、前記標準デバイスインターフェースを介して、前記標準デバイスのクラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報を取得するように構成された標準デバイス情報取得ユニットと、
前記取得ユニットによって取得された前記標準デバイスの前記クラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報によって、前記標準デバイスに対応するシステムドライバを判定し、前記データカードのために前記システムドライバを提供するように構成された判定ユニットと、
前記データカードの更新を実施するように構成された実行ユニットとを備える装置。
【請求項７】
前記接続ユニットが前記コンピュータの前記標準デバイスインターフェースを介して、前記コンピュータと前記データカードの間の接続を実施した後で、前記データカードの記述情報および構成情報を取得するように構成されたデータカード情報取得ユニットと、
前記データカード情報取得ユニットによって取得された前記データカードの前記記述情報および構成情報によって、前記データカードに対応するデータカードドライバを求めて前記コンピュータのレジストリの中を検索し、前記コンピュータの前記レジストリの中に前記データカードに対応するデータカードドライバが見つからない場合、前記インターフェース情報取得ユニットを起動して、前記データカードを前記コンピュータの標準デバイスとして仮想化し、前記標準デバイスインターフェースの前記クラス情報、サブクラス情報およびプロトコル情報を取得するように構成された検索ユニットと
をさらに備える請求項6に記載のデータカードを更新するための装置。
【請求項８】
前記標準デバイスは、CD-ROMデバイスまたはストレージデバイスを備える請求項6または7に記載のデータカードを更新するための装置。
【請求項９】
前記クラス情報は前記デバイスのベンダ識別子であり、
前記サブクラス情報は前記デバイスの製品識別子であり、
前記プロトコル情報は前記デバイスのプロトコルタイプ情報である
請求項6または7に記載のデータカードを更新するための装置。
【請求項１０】
前記実行ユニットは、前記データカードの更新を実施するために、小型コンピュータシステムインターフェースSCSIを介して前記データカードにデータを届けるようにさらに構成される請求項6に記載のデータカードを更新するための装置。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図２】
【図３】
【図４】
【公表番号】特表２０１３−５１３８７４（Ｐ２０１３−５１３８７４Ａ）
【公表日】平成２５年４月２２日（２０１３．４．２２）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１２−５４３４５７（Ｐ２０１２−５４３４５７）
【出願日】平成２２年１２月８日（２０１０．１２．８）
【国際出願番号】ＰＣＴ／ＣＮ２０１０／０７９５６４
【国際公開番号】ＷＯ２０１１／０７６０６４
【国際公開日】平成２３年６月３０日（２０１１．６．３０）
【出願人】（５０９２９６３０６）▲華▼▲為▼▲終▼端有限公司 (44)
【Ｆターム（参考）】
【公表日】平成２５年４月２２日（２０１３．４．２２）
【国際特許分類】
【出願日】平成２２年１２月８日（２０１０．１２．８）
【国際出願番号】ＰＣＴ／ＣＮ２０１０／０７９５６４
【国際公開番号】ＷＯ２０１１／０７６０６４
【国際公開日】平成２３年６月３０日（２０１１．６．３０）
【出願人】（５０９２９６３０６）▲華▼▲為▼▲終▼端有限公司 (44)
【Ｆターム（参考）】
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