説明

データ伝送装置

【課題】伝送速度の向上、及び高耐電圧化を図るとともに、小型化可能なデータ伝送装置100を提供する。
【解決手段】測定データ取得部20とデータ処理部30間のデータ伝送を、面発光型レーザダイオード(VCSEL)を利用して、TOSA41及びROSA42を用いることで高速伝送が可能となり、また光ファイバ44を用いることで測定データ取得部20とデータ処理部30との距離を任意に設定することが可能となるため高耐電圧化を図ることができる。さらには、小型化、低消費電力化を図ることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、測定器における入力部とデータ処理部間のデータ伝送技術に係り、特に電圧波形(高電圧や微小電圧の電圧波形)の測定に好適な測定器の絶縁技術に関する。
【背景技術】
【0002】
数百[V]を超える高電圧の電圧波形や、1[mV]に満たない微小電圧の電圧波形の測定に使用される測定器では、測定データを取得する測定データ取得部(入力部)と取得された測定データのデータ処理を行うデータ処理部との間の電気的な絶縁が重要である。
例えば、高電圧波形の測定では、絶縁する事によりデータ処理部側の保護、ユーザの安全性を確保できる。また、微小電圧波形の測定では、非常に高い測定精度が要求されるため、絶縁する事によりコモンモード電圧のノイズの影響を軽減できる。
【0003】
また、上記絶縁の重要性は、電圧測定の場合に限らず電流・抵抗・圧力・温度等の測定の場合も同様である。測定器の保護及び測定精度の向上の観点から、これらの信号を絶縁しつつ伝送することが望まれる。
【0004】
図5に従来のデジタルデータ伝送装置10の一例を示す。図5に示すように、同一の基板1上に測定データ取得部2とデータ処理部3が実装されている。測定データ取得部2とデータ処理部3はデータ絶縁伝送部6、7、8を介して接続され、測定データはデータ絶縁伝送部6、7、8によって電気的に絶縁された状態でデータ処理部3に伝送される。
【0005】
測定データ取得部2は、プローブ等を介して取得された測定アナログデータ(Ain)をデジタルデータ(Din)に変換するA/D変換器4を備えている。A/D変換器4から出力されるパラレルデータは、複数のデータ線5ごとにデータ絶縁伝送部6、7、8へ送られる。
【0006】
データ処理部3はFPGA(Field Programmable Gate Array)9等により構成されている。FPGA9は、データ絶縁伝送部6、7、8を介して送られてきたデータについて、所定の演算処理を施し、処理結果の表示等を指示する。
【0007】
従来一般に、データ絶縁伝送部6、7、8としては、フォトカプラ、高速アイソレ−タ、絶縁トランス等が用いられている。これらをデータ絶縁伝送部6、7、8として使用した場合、データ伝送速度は最高でも100Mbps程度が限界である。
【0008】
一方、高耐電圧の測定を行う場合において、データ絶縁伝送部6、7、8は高耐電圧であることが好ましい。高耐電圧化を図るには、測定データ取得部2とデータ処理部3との間を絶縁するために要する距離(以下「絶縁距離」)を十分に取ることで、所望の耐電圧を得ることができる。
【0009】
フォトカプラや高速アイソレ−タでは、素子又はパッケージの大きさ等はある程度規格化されおり、耐電圧の向上を図ることには限界がある。そこで、絶縁トランスを用い、発振回路を備えることで、従来のフォトカプラや高速アイソレ−タによる絶縁伝送構造では困難であった直流の入力端子対接地印加電圧を明確に規定することができる回路構成が開示されている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2005−18550号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかし、データ絶縁伝送部6、7、8に絶縁トランスを用いた場合であっても、フォトカプラや高速アイソレ−タと同様、伝送速度には限界がある。また、測定器の大型化につながってしまうといった新たな問題が生じてしまう。
【0011】
本発明は、伝送速度の向上を図るとともに、高耐電圧化かつ小型化可能なデータ伝送装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
請求項1に記載の発明は、
測定対象から測定データを取得する測定データ取得部と、
前記測定データ取得部により取得された測定データのデータ処理を行うデータ処理部と、
前記測定データ取得部とデータ処理部との間に介在され、前記測定データを電気的に絶縁した状態で前記データ処理部に伝送するデータ伝送部と、
を備え、
前記データ伝送部は、
前記測定データを光信号に変換する面発光型レーザダイオードと、
前記面発光型レーザダイオードからの光信号を受信する受信用光デバイスと、
前記面発光型レーザダイオードと前記受信用光デバイスとの間に設置され前記光信号を伝送する光導波路型の光信号伝送路と、
を備えたことを特徴としている。
【0013】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記測定データ取得部は、
前記測定データをデジタルデータに変換するA/D変換器と、
A/D変換されたデジタルデータをシリアルデータに変換して前記面発光型レーザダイオードに出力するパラレル/シリアル変換器と、
を備えたことを特徴としている。
【0014】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、
前記光導波路型の光信号伝送路は、
光信号を伝送する光ファイバと、
この光ファイバを保持するフェルールと、
であることを特徴としている。
【0015】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の発明において、
前記データ伝送部は、前記測定データ取得部及び前記測定データ処理部間の双方向に前記光信号を伝送可能とすることを特徴としている。
【0016】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の発明において、
前記測定データ取得部、データ処理部及びデータ伝送部は同一の基板上に設けられていることを特徴としている。
【0017】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の発明において、
前記測定データ取得部と前記面発光型レーザダイオードとが設けられる第1の基板と、前記データ処理部と前記受信用光デバイスとが設けられる第2の基板とは、分離されていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0018】
請求項1に記載の発明によれば、
発光素子に面発光型レーザダイオード(以下「VCSEL」;Vertical Cavity Surface Emitting Laser)を適用することで高速伝送が可能となる。また、光導波路型の光信号伝送路を使用するので、絶縁距離を任意に設定することが可能となる。これにより、振幅
が非常に大きな又は微小な信号(例えば、電圧、電流、抵抗、圧力、温度等)の測定に際し、高耐電圧化及びノイズの軽減を図ることができる。さらに、高速伝送が可能なVCSELを使用するので、従来のように複数のデータ絶縁伝送部を並列に設ける必要が無く、低消費電力化を図ることができる。
【0019】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、
シリアル伝送とすることによる配線の簡素化、製品の小型化を図ることができる。
【0020】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2の効果に加えて、
光導波路型の光信号伝送路に、光信号を伝送する光ファイバと、この光ファイバを保持するフェルールとを使用することで、製造工程における低コスト化や加工による小型化を図ることができる。
【0021】
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3のいずれか一項の効果に加えて、
データ取得部2とデータ処理部3との間で、絶縁したい信号を双方向に光伝送することができる。これにより、A/D変換器21の変換開始タイミングを制御する信号(コンバージョン信号)を伝送する際、従来のように伝送の高速化を図るためにデータ絶縁伝送部を複数設ける必要がなく、高速にA/D変換器21へ伝送することができる。コンバージョン信号を高速に伝送することができるためクロックを大きい値としてもジッタ(周波数変動)が大きくなることはなく、測定データを高速かつ高精度に処理することができる。
【0022】
請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜4のいずれか一項の効果に加えて、
同一の基板上に測定データ取得部2、データ処理部3及びデータ絶縁伝送部6、7、8を実装することで、省スペースに一定の構成要素を実装し、かつ電気的な絶縁を図ることができる。
【0023】
請求項6に記載の発明によれば、請求項1〜4のいずれか一項の効果に加えて、
基板1を、測定データ取得部2とデータ処理部3とを分離可能とすることで、同一の基板1上に配置されている場合と比較して、より完全な絶縁及び耐電圧を図ることができ、かつ基板構成の自由度が増すことで多様な設計ができるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下、本発明によるデータ伝送装置について最適な実施形態の構成及び動作について図面を用いて詳細に説明する。なお、説明の便宜上、従来技術において説明した構成要素に対応する要素については同様の参照符号を使用することとし、説明は主として従来技術との相違点を中心に行うこととする。
【0025】
<第1実施形態>
図1に、本発明に係るデータ伝送装置100の一例を示す。データ伝送装置100は、大略して測定データ取得部20、データ処理部30、データ伝送部40とを備え、これらは同一の基板1上に配置されている。
【0026】
測定データ取得部20は、A/D変換器21、P/S変換器22及び、レーザドライバ23を備える。A/D変換器21は、測定対象から入力されたアナログデータ(Ain)をデジタルデータ(Din)へ変換する。なお、測定対象から入力される信号としては、電圧波形や電流波形の他に抵抗、圧力、温度波形等の信号波形であってもよい。A/D変換器21により変換されたDinはP/S変換器22によりシリアルデジタルデータ(高速伝送対応の「信号S」)へと変換される。レーザドライバ23は、P/S変換器22から出力された信号Sを光信号へと対応付けるためのTOSA(Transmitter Optical Sub-Assembly;送信用光デバイス)41駆動用のドライバである(TOSA41については後述する)。
【0027】
なお、上述のP/S変換器では、パラレル信号を低電圧差動のシリアル信号に変換して伝送する、LVDS(Low Voltage Differential Signaling)や、CML(Current Mode Logic)方式を採用した変換を行っている。LVDSやCMLによる伝送方式では、一本の信号線だけでデータを伝送するシングルエンド伝送に比べ、高速かつ少ない信号線での伝送が可能となる。
【0028】
データ伝送部40は、レーザドライバ23を介して入力された電気信号により発光するVCSELを備えたTOSA41と、TOSA41から出力された光信号が絶縁伝送される光導波路型の光信号伝送路42と、光信号伝送路42を介して伝送された光信号を受信するROSA(Receiver Optical Sub-Assembly;受信用光デバイス)43とを備える。
【0029】
TOSA41及びROSA43は、ギガビットイーサネット(登録商標)やファイバチャネル規格に準拠した光トランシーバであり、送信部のTOSA41にはVCSELを、受信部のROSA43にはフォトダイオードを用いる。VCSELは、基板から垂直に光を放出する性質を有しており、基板の水平方向に光が放出する通常の端面型レーザー(半導体レーザー)と比べ、低消費電力化や量産可能等、コスト面において優れている。
【0030】
光信号伝送路42は、測定データ取得部20とデータ処理部30とが電気的な絶縁状態を保持しつつ、光を全反射して伝送することができる素材であるものが適用される。例えば、平面型の光導波路、3次元型の光導波路の光ファイバ等が該当する。本実施例では、被覆等を除去してコア・クラッドにした光ファイバをフェルールで保持して使用することとしたが、これに限らず、上述したデータ伝送可能な絶縁素材であれば全て適用可能である。
【0031】
ここで、図2、図3を参照して本実施例で使用する絶縁伝送部材である光ファイバ及びフェルールについて説明する。
【0032】
図2に、本発明のデータ伝送装置100におけるデータ伝送部40の概略図を示す。本発明に係る光信号伝送路42では、測定データ取得部20とデータ処理部30との間の距離がL=20mm〜30mm程度の極近距離伝送であることから、特にマルチモード光ファイバを用いることにより、高速データ伝送が可能であり、かつ曲げ等の影響による損失も少なくすることができる。なお、マルチモード光ファイバには、一般的に広く使用されている高速伝送可能なグレーデッド・インデックス(GI)型を使用することができる。
【0033】
図3(a)に、本発明の光信号伝送路42の外形図を、(b)に光信号伝送路42の断面図を示す。光信号伝送路42は、光ファイバ44と、それを覆うフェルール45とで構成されている。ここで用いられるフェルールは、長さ(L)は図2の説明において前述した通りで、直径(φ)は1.25mmとし、LCコネクタ対応のものを使用する。また、材質としてはジルコニアやセラミック、或いはプラスチック等の絶縁素材のものであれば適用可能である。現行のTOSA41、ROSA43に対して容易に着脱可能なものを使用することにより、生産工程において、又取り扱い等においての簡易化を図ることができる。
【0034】
図1に戻り、データ処理部30は、アンプ部31とFPGA9とを備える。アンプ部31は、ROSA43から受信した電気信号が極微小の場合に、その電圧レベルを上げることで高速伝送を可能とするギガヘルツ通信用のリミッティングアンプである。
【0035】
FPGA9は、アンプ部31を介して高速伝送された信号Sを受信する。FPGA9は、測定データ取得部20に入力されたデータについての演算処理や測定結果の表示等、各種処理を行う。
【0036】
以上のように、本実施形態によれば、VCSEL内蔵のTOSA41、ROSA43、及び両者を接続するフェルール45を用いた光信号伝送路42により、絶縁伝送の高速化を図ることができる。また、VCSELを用いることによる低消費電力化、シリアル伝送による装置の小型化、さらには、フェルールの長さを任意に変更することで高耐電圧化を図ることができる。また、光ファイバをフェルールで保持する事により、光ファイバのみを使用する場合の弊害(加工の困難性から装置の大型化に繋がる、曲げの影響による損失が発生する等)を除去することができる。
【0037】
以上、本実施形態におけるデータ伝送装置100について説明してきたが、上記の実施形態における記載内容は、本発明に係るデータ伝送装置100の一例であり、本発明の要旨を逸脱することがない範囲であればこれに限定されるものではなく、適宜変更可能である。例えば、図1において、分離可能位置Pにより測定データ取得部20とデータ処理部30とを分離して同一の基板1上に配置しない構成とすることとしてもよく、これにより、絶縁機能の確実性を向上させ、基板配置の自由度が増すことにより多様な設計を図ることができる。
【0038】
また、図2、図3において、光ファイバ44全体を1個のフェルール45内に収めて保持する構成を示したが、光ファイバ44の中間部分(分離可能位置P付近)はフェルールで保持せずに、両端部分のみをそれぞれ個別のフェルールで保持することとしてもよい。これにより、製造工程や加工の便宜を図ることができる。
【0039】
<第2実施形態>
更に他の実施形態として、図4にデータ伝送部40を2組用いた場合におけるデータ伝送装置100の一例を示す。データ伝送装置100は、大略して測定データ取得部20、データ処理部30、2組のデータ伝送部40とを備え、これらは同一の基板1上に配置されている。なお、測定データ取得部20、データ処理部30及びデータ伝送部40の主な構成は、上記<第1実施形態>と同様であるためここでの記載は省略するものとし、相違点となるFPGA9とA/D変換器21間における構成について以下に説明する。
【0040】
FPGA9は、A/D変換器21を適正に動作させるための信号をレーザドライバ23へ出力する。ここで、FPGA9からA/D変換器21へ向けて出力される信号とは、主としてクロック(CLK)信号及びコンバージョン(CNV)信号である。CLK信号は各部に必要なクロックを供給するための信号であり、CNV信号はA/D変換器21にA/D変換を開始させるための変換開始信号である。
CNV信号がA/D変換器21へ入力されると、これをきっかけにして測定データがCLK信号に同期してA/D変換器21からFPGA9へ向けて伝送されることとなる。
【0041】
FPGA9から出力されたCLK信号及びCNV信号は、レーザドライバ23を介してデータ伝送部40へ入力される。データ伝送部40の備えるTOSA41及びROSA43の光通信技術によって、CLK信号及びCNV信号はデータ処理部30とデータ取得部20の間を絶縁伝送される。その後、CLK信号及びCNV信号は、アンプ部31を介してA/D変換器21へ入力される。なお、A/D変換器21が差動入力に対応していない場合には、図示しない差動/シングル変換器をA/D変換器21の手前に配置することとしてもよい。
【0042】
以上のように、本実施形態によれば、CLK信号及びCNV信号の伝送にデータ伝送部40を用いることで、高速伝送を維持するために複数のデータ絶縁伝送部(フォトカプラ等)を配置する必要なくデータ伝送の高速化を図るとともに、1本の光信号伝送路42によって絶縁伝送することができるため、装置の小型化や回路設計の便宜を図ることができる。また、サンプリング周波数の大きいA/D変換器21を採用して処理速度の向上を図ろうとした場合、CNV信号を光伝送により高速化できることからCLK信号に対してCNV信号の遅れが生じず、ジッタを抑えることができ高精度の処理を行うことができる。 なお、本実施形態ではデータ伝送部40を2組用いた実施例について説明してきたがこれに限らず、データ伝送部40を複数用いたデータ伝送装置100としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明に係るデータ伝送装置100の第1実施形態のブロック図のである。
【図2】データ伝送装置100におけるデータ伝送部40の概略図である。
【図3】光信号伝送路42の外形図(a)と断面図(b)である。
【図4】本発明に係るデータ伝送装置100の第2実施形態のブロック図である。
【図5】従来のデジタルデータ伝送装置10の概略図である。
【符号の説明】
【0044】
1 基板
2 測定データ取得部
3 データ処理部
4 A/D変換器
5 データ線
6〜8 データ絶縁伝送部
9 FPGA
10 デジタルデータ伝送装置
20 測定データ取得部
21 A/D変換器
22 P/S変換器
23 レーザドライバ
30 データ処理部
31 アンプ部
40 データ伝送部
41 TOSA
42 光信号伝送路
43 ROSA
44 光ファイバー
45 フェルール
S 高速伝送対応信号
P 分離可能位置
100 データ伝送装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
測定対象から測定データを取得する測定データ取得部と、
前記測定データ取得部により取得された測定データのデータ処理を行うデータ処理部と、
前記測定データ取得部とデータ処理部との間に介在され、前記測定データを電気的に絶縁した状態で前記データ処理部に伝送するデータ伝送部と、
を備え、
前記データ伝送部は、
前記測定データを光信号に変換する面発光型レーザダイオードと、
前記面発光型レーザダイオードからの光信号を受信する受信用光デバイスと、
前記面発光型レーザダイオードと前記受信用光デバイスとの間に設置され前記光信号を伝送する光導波路型の光信号伝送路と、
を備えたことを特徴とするデータ伝送装置。
【請求項2】
前記測定データ取得部は、
前記測定データをデジタルデータに変換するA/D変換器と、
A/D変換されたデジタルデータをシリアルデータに変換して前記面発光型レーザダイオードに出力するパラレル/シリアル変換器と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載のデータ伝送装置。
【請求項3】
前記光導波路型の光信号伝送路は、
光信号を伝送する光ファイバと、
この光ファイバを保持するフェルールと、
であることを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ伝送装置。
【請求項4】
前記データ伝送部は、前記測定データ取得部及び前記測定データ処理部間の双方向に前記光信号を伝送可能とすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のデータ伝送装置。
【請求項5】
前記測定データ取得部、データ処理部及びデータ伝送部は同一の基板上に設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のデータ伝送装置。
【請求項6】
前記基板は、前記測定データ取得部とデータ処理部との境界位置において分離可能としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のデータ伝送装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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