データ登録システム、サーバ、端末装置及びデータ登録方法
【課題】飲食点などの店が提供する商品についてのデータの提供や、その商品の評価やコメントの登録が簡単に行えるようにする。
【解決手段】サーバで、端末から伝送された画像データの画像解析を行い、商品の種類を特定し、端末から伝送された画像データに付加された位置データで、商品を提供する店を特定する。その特定した店についての、画像解析で特定した商品に関するデータをデータベースとして蓄積し、データベースとして蓄積されたデータに基づいて検索された商品データを、検索を行う端末に対して送信させる。端末では、その商品データに対して評価やコメントを入力し、サーバのデータベースに登録させる。
【解決手段】サーバで、端末から伝送された画像データの画像解析を行い、商品の種類を特定し、端末から伝送された画像データに付加された位置データで、商品を提供する店を特定する。その特定した店についての、画像解析で特定した商品に関するデータをデータベースとして蓄積し、データベースとして蓄積されたデータに基づいて検索された商品データを、検索を行う端末に対して送信させる。端末では、その商品データに対して評価やコメントを入力し、サーバのデータベースに登録させる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば携帯電話端末とその端末がアクセス可能なサーバとで構成されるデータ登録システム、及びそのデータ登録システムを構成するサーバ及び端末装置、並びにそのシステムに適用されるデータ登録方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、インターネットを使用して飲食店などのデータを提供するサービスが各種実用化されている。具体的には、各地域の飲食店をデータベース化し、各飲食店についてユーザが入力させた評価などを、アクセスされた端末に対して提供することが行われている。
この種のサーバにアクセスするユーザの端末としては、インターネットに接続可能な端末であれば、パーソナルコンピュータ装置の他に、携帯電話端末などの各種端末が適用可能である。
【0003】
特許文献1には、飲食店の評価システムの例についての記載がある。この特許文献1に記載の例では、飲食店を設定された条件でレイティングして、データベース化することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−167971号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、ユーザが飲食店の評価を行う際には、該当する飲食店を様々な観点から評価する入力操作が必要であり、必ずしもユーザが簡単に入力できるものではないという問題があった。即ち、飲食店についての評価項目としては、例えば、飲食物の味,店の雰囲気,サービスの内容,コストパフォーマンスなどの様々な観点から評価するようにしてある。
【0006】
このような様々な入力が必要であると、ユーザは利用した飲食店についての評価を敬遠することにつながり、そのようなインターネットのサイトを利用するのに慣れたユーザしか評価しないことになり、飲食店の評価として必要十分な統計をとることができないという問題がある。
【0007】
また、サーバに蓄積された飲食店の評価データを閲覧することを考えた場合、通常ユーザは、地域と店名を端末で入力して、その地域と店名をキーワードとして該当する飲食店の評価データを探す処理を行うことになるが、そのような飲食店そのものの評価だけでは、必ずしもユーザが必要な評価データが得られない場合がある。
【0008】
即ち、飲食店を評価するサイトにアクセスして、そのサイトで該当する店のデータを探し出すと、表示されるのは、店全体としての味,雰囲気,価格などの評価であり、その飲食店で提供される各メニュー(飲食物)に対する評価とは異なる。もちろん、ユーザが入力させたコメント文などで、「レストラン○○屋はカレーライスが美味しいです」というような特定のメニューを評価することがあるが、ユーザにとっては、コメント文をいちいち読まないと判らないので、簡単にメニューの評価が判るものではない。
【0009】
また、飲食店全体としての評価を行うインターネット上のサイトとは異なり、例えば特定のメニューに限って評価の高い店だけを紹介するサイトも存在する。例えば、ラーメンが美味しい店のランキングを行うホームページのようなものも存在するが、そのホームページでランキングされたメニューにだけしか対処できない。具体的には、店とメニューが決まっていた場合でも、その店の特定のメニューに対する評価を迅速に得ることは事実上困難である。
【0010】
なお、ここまでの説明では、飲食店のメニュー(飲食物)を評価する場合の問題について説明したが、飲食店に限った問題ではなく、各業種の店で販売(提供)される商品(又はサービス)を評価する場合に共通の問題である。
【0011】
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、飲食点などの店が提供する商品についてのデータの提供や、その商品の評価やコメントの登録が簡単に行え、かつその商品についてのデータの閲覧も簡単にできるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、店についてのデータをデータベース化するサーバと、そのサーバにアクセス可能な端末とからなるシステムに適用される。
サーバは、端末から伝送された画像データの画像解析を行い、商品の種類を特定し、端末から伝送された画像データに付加された位置データで、商品を提供する店を特定する。その特定した店についての、画像解析で特定した商品に関するデータをデータベースとして蓄積し、データベースとして蓄積されたデータに基づいて検索された商品データを、検索を行う端末に対して送信させる。
【0013】
このようにしたことで、店で商品を見たユーザは、その商品を端末の撮影部で撮影して、その撮影した画像データを、そのときの位置データと共にサーバに送信する操作を行う。画像データと位置データとがサーバに送信されることで、サーバでは位置データから店が特定され、画像データによる画像認識で商品が特定される。店と商品が特定されることで、その店の商品についてサーバ側のデータベースにデータがある場合には、端末にそのデータが送られて表示される。また、店と商品が特定されることで、その特定された商品についての評価又はコメントを端末で入力させることで、該当する評価又はコメントを、データベースに蓄積できるようになる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によると、端末側から画像データと位置データが送られるだけで、サーバ側で店と商品を特定させることができ、その特定した店の商品についてのデータを端末で表示させることができる。また、その特定した店の商品について端末で評価などを簡単に入力できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の一実施の形態によるシステム構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態による端末装置の構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施の形態による評価処理例を示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施の形態による表示例(画像送信画面)を示す説明図である。
【図5】本発明の一実施の形態による表示例(飲食店選択画面)を示す説明図である。
【図6】本発明の一実施の形態による表示例(メニュー確定画面)を示す説明図である。
【図7】本発明の一実施の形態による表示例(メニュー新規登録画面)を示す説明図である。
【図8】本発明の一実施の形態による表示例(メニューデータ表示画面)を示す説明図である。
【図9】本発明の一実施の形態による表示例(入力画面)を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
添付図面を参照して、以下の順序で本発明の一実施の形態の例を説明する。
1.システム全体とサーバの構成例(図1)
2.端末の構成例(図2)
3.評価処理フローの例(図3)
4.実施の形態の変形例
【0017】
[1.システム全体とサーバの構成例:図1]
図1は、本実施の形態のシステム構成例を示した図である。本実施の形態においては、携帯電話端末(無線通信端末)を端末装置として用意し、その携帯電話端末からインターネットを介して、飲食店情報登録システム10にアクセスする構成である。
【0018】
インターネットに接続されるサーバである飲食店情報登録システム10は、登録装置11と検索装置12とメニューマッチング装置13とデータベース20とを備える。
登録装置11は、飲食店のメニューを登録する端末(図1での端末1)とデータの送受信を行う構成としてあり、端末1からの要求で、飲食店のメニューに関する登録処理が行われる。登録されることで、該当するデータがデータベース20に記憶される。登録装置11での登録時には、登録端末1から送られた画像データがメニューマッチング装置13に送られる。メニューマッチング装置13では、画像データの画像内容の解析処理が行われ、どのメニュー(飲食物)を撮影した画像であるのかが判別される。この画像解析による判別を行う上で、基準となる画像(比較対象となる画像)をデータベースなどから取得する。登録処理の詳細については、図3のフローチャートの説明時に後述する。
【0019】
検索装置12は、飲食店のメニューに関するデータを閲覧する端末(図1での端末2)とデータの送受信を行う構成としてあり、端末2に送るデータが生成される。データベース20に記憶されたデータから必要なデータを検索する検索制御部として機能すると共に、検索に必要な判別処理についても行う。端末側で表示されるデータとしては、例えば指定した店の指定したメニューに関するデータである。閲覧時の詳細についても、図3のフローチャートの説明時に後述する。
【0020】
データベース20は、図1に示すように、飲食店データ記憶部21と、位置データ記憶部22と、メニューデータ記憶部23と、評価データ記憶部24と、メニュー分類データ記憶部25と、メニュー画像記憶部26とを有する。
飲食店データ記憶部21には、飲食店の基本情報(店名、料理種別、営業時間、住所、電話番号など)が記憶される。
位置データ記憶部22には、飲食店データ記憶部21に記憶された各飲食店の絶対的な座標位置のデータ(例えば経度と緯度で示したデータ)が記憶される。
メニューデータ記憶部23には、飲食店データ記憶部21に記憶された各飲食店が提供するメニュー(飲食物)のデータが記憶される。
評価データ記憶部24には、飲食店データ記憶部21に記憶された各飲食店の個々のメニューについての評価やコメントなどが記憶される。飲食店全体の評価についても記憶させてもよい。
メニュー分類データ記憶部25には、メニューデータ記憶部23に記憶されたメニューの分類に関するデータが記憶される。
メニュー画像記憶部26には、各端末から送信されたメニューの画像データが記憶される。
【0021】
[2.端末の構成例:図2]
次に、本実施の形態でユーザが操作する端末である無線通信端末1の構成を、図2を参照して説明する。ここでは無線通信端末1の構成を示したが、図1の端末2も同じ構成である。
【0022】
図1に示した無線通信端末1は、アンテナ101を備えて無線電話用通信回路103に接続させてある。無線電話用通信回路103での無線通信は、制御部102の制御で実行され、通信制御部として機能する。基地局との無線接続などの処理も、制御部102が制御する。制御部102は、制御ライン121を介して通信端末1内の各部と制御データのやりとりを行い、端末内の各機能の制御を行う。
【0023】
無線電話用通信回路103で受信したパケット内に、音声データが含まれる場合には、その音声データを取出す。受信パケットから取り出した音声データは、データライン122を介して音声処理部110に供給し、アナログ音声信号への復調処理を行い、復調されたアナログ音声信号をスピーカ111に供給して、音声を出力させる。
また、音声が入力されるマイクロフォン112を備え、マイクロフォン112で拾った音声信号を、音声処理部110で送信用の音声データに変調し、変調された音声データを無線電話用通信回路103に供給する。無線電話用通信回路103では、供給される音声データを、基地局に送信するパケット内に配置して、無線送信する。
【0024】
また無線通信端末1は、液晶表示パネルなどで構成される表示部104を備え、制御部102の制御で、各種情報の表示を行う。ここでの表示としては、電話の発信や着信に関する表示、電話帳やメールアドレスリストなどの登録された情報の表示、受信メールや送信メールの表示、インターネットに接続してダウンロードした画像の表示などがある。後述する飲食店のメニューの登録や検索を行う際の入力画面や検索結果の画面についても、この表示部104で表示される。
また操作部105を備え、操作部105での操作に基づいて、制御部102が各種処理を行う。例えば、無線電話通信による発信や、メールの送受信、インターネットへのアクセスなどのデータ通信の開始や終了などが、操作部105として用意されたキーなどが操作されることで実行される。飲食店のメニューの登録や検索などを行うための入力操作についても、操作部105で行われる。
また、無線通信端末1は記憶部106が制御ライン121及びデータライン122に接続してあり、例えば外部から受信して記憶する必要のあるデータが、記憶部16に記憶される。また、制御部102での制御処理に必要なプログラムについても、記憶部106に記憶される。
【0025】
また無線通信端末1は、GPS測位部113を備え、GPS用アンテナ114が接続してあり、人工衛星を使った測位システムであるGPS(Global Positioning System)を使った現在位置の測位処理が行われる。測位して検出された現在位置のデータ(緯度・経度などの絶対位置のデータ)は、制御部102に送る。なお、GPS以外の方式で現在位置を検出するようにしてもよい。
【0026】
さらに無線通信端末1は、カメラ部115を備えて、静止画及び動画の撮影が行える構成としてある。撮影して得た画像データは、記憶部106に記憶され、必要によりメール添付などで通信回路103から外部に送信させることができる。なお、無線電話用通信回路103での通信などで、図1に示した飲食店情報登録システム10にアクセスして、カメラ部115が撮影した画像データをシステム10側に送信させる際には、その撮影時にGPS測位部113などで測位して得た位置データを付加して送信させる構成としてある。
【0027】
[3.評価処理フローの例:図3]
次に、無線通信端末1で飲食店情報登録システム10にアクセスして、飲食店のメニューの評価を行う処理を、図3のフローチャートを参照して説明する。
図3のフローチャートの左側(ステップS11〜S19)は端末1での処理であり、右側(ステップS21〜S31)は飲食店情報登録システム10での処理である。
【0028】
まず、ユーザは、飲食店に行きメニュー(飲食物)の注文を行って、提供された飲食物を、端末1のカメラ部115で撮影して、端末内に保存する(ステップS11)。そして、端末1からインターネットなどで飲食店情報登録システム10にアクセスし、保存された画像データを飲食店情報登録システム10に送信する(ステップS12)。このとき送信する画像データには、GPS測位部113などで得た位置データを付加する。
図4は、このときの端末1での画面表示の例を示したものである。飲食物を撮影した画像を表示させて、例えば「この画像で検索しますか」と表示させて、画像からメニュー検索を行うことを表示させる。
【0029】
図3のフローチャートの説明に戻ると、飲食店情報登録システム10側で位置データ付きの画像データを受信すると、位置データから飲食店を特定する検索処理が行われる(ステップS21)。そして、データベースを使った検索処理で、該当する位置に複数の飲食店の候補があるか否か判断し(ステップS22)、候補の飲食店が1つである場合には、その候補店を飲食店として確定する(ステップS23)。
【0030】
ステップS22で候補の飲食店が複数である場合には、その複数の候補から選択させる画面のデータを端末1に対して送信し(ステップS23)、そのデータの送信後に選択されたデータを受信すると(ステップS24)、ステップS25に移って候補の中から飲食店を確定させる。
端末1側では、ステップS23で送信された選択画面のデータを受信すると、そのデータに基づいた選択画面を表示させ(ステップS13)、その中から選択操作があると、選択されたことのデータを送信させる(ステップS14)。
図5は、端末1で表示させる選択画面の例である。この例では「3つの飲食店が検索されました。選択してください。」と表示させて、3つの店の店名を表示させてあり、例えばユーザは、いずれかの店名の表示箇所を選択する操作を行う。
【0031】
ステップS25で飲食店が確定すると、情報登録システム10では、ステップS21で受信した画像データを画像解析して、メニュー(飲食物)を判別する処理を行う(ステップS26)。その画像解析による判別処理は、例えば図1に示したメニューマッチング装置13で行われる。
ステップS26でのメニューが判別処理が終了すると、その判別したメニューが、該当する飲食店についてデータベースで登録されたメニューの中にあるか否か判断する(ステップS27)。一致するメニューがある場合には、そのメニュー名を端末1に送り、ユーザに確認させる。例えば図6に示すように、画像と飲食店名とメニュー名とを表示させて、ユーザに確定操作を行わせる。
【0032】
ステップS27で一致するメニューがない場合には、新規メニュー登録画面のデータを生成させて(ステップS28)、端末1に送信する。
端末1では、その新規メニュー登録画面のデータを受信すると(ステップS15)、そのメニューの登録操作をユーザに行わせ(ステップS16)、確定した登録データを情報登録システム10側に送信させる。例えば図7に示すように、「レストラン○○に登録されていないメニューです。新規登録しますか。」と表示させて、メニューの新規登録を促す表示を行う。
このような表示に基づいて確定した登録データを情報登録システム10で受信すると(ステップS29)、該当する飲食店についてデータベースに登録されるメニューが追加処理される。
【0033】
そして、ステップS27でメニューが確定した場合、並びにステップS29でメニューが新規登録された場合、その確定したメニューについて、既にデータベース20に登録された評価データを読み出し、端末1に対して送信する(ステップS30)。
端末1では、そのメニューについてのデータを受信すると(ステップS17)、受信したデータを表示させる(ステップS18)。例えば図8に示すように、その飲食店の同じメニューに対して、他のユーザが過去に評価したデータでデータベースに蓄積されている場合には、その評価ランクやコメントなどの一覧を表示させる。評価ランク(評価点)については、過去に得られた評価値の平均点を取得して表示させてもよい。また、その飲食店の他のメニューを含めた平均点などを取得して表示させてもよい。
【0034】
その後、ユーザが今回食べたメニューについての評価やコメントを投稿したい場合には、該当するメニューの評価投稿画面を表示させて、その画面中の各欄に、評価点やコメント文を入力させる。その入力された評価データを、情報登録システム10に送信させる(ステップS19)。情報登録システム10側では、評価データを受信すると、その受信した評価データを、ステップS30で確定したメニューの評価データとして、データベース20に追加登録させる(ステップS31)。図9は、評価点やコメント文を端末1で入力させる画面の例を示したものである。
【0035】
このように検索と登録処理が行われることで、ユーザは端末を使ってメニュー(飲食物)を撮影するだけでよく、各飲食店で提供しているメニューについての評価が、非常に簡単に行えるようになる。また、評価を行わない場合でも、その店での該当するメニューについて蓄積された評価を探し出して表示させることが簡単にでき、この種のデータベースの使い勝手が向上する。
【0036】
[4.実施の形態の変形例]
なお、図3に示したフローチャートでは、画像解析でメニューの判別を行うようにしたたが、画像解析でメニューが判別できない場合や、判別したメニューが誤りである場合には、ユーザ操作でメニューの名称などを入力させる処理を行うようにしてもよい。また、画像解析でメニューを判別する際には、データベースに登録されているその飲食店のメニューや料理種別などを参照して、候補のメニューを探すようにしてもよい。例えば、該当する飲食店に既に登録されているメニューから優先的に候補を探すようにする。その上で、その店の料理種別を見て、例えばその店が中華料理店である場合には、中華料理の候補の中から、画像にマッチするメニューを探し、イタリア料理店である場合には、イタリア料理の候補の中から、画像にマッチするメニューを探すようにする。このようにすることで、効率のよい画像からの検索が行えるようになる。
また、図4以降に示した表示例は一例を示したものであり、これらの表示例に限定されるものではない。
また、ここまでの説明では、飲食店のメニューを検索して、評価などを登録するシステムに適用したが、飲食店以外の店で提供している商品についても、同様に商品を撮影した画像を得て、検索するようにして、その検索結果から商品についての評価を行うようにしてもよい。
さらに、上述した実施の形態では、携帯電話端末を使ってアクセスする構成としたが、その他の端末装置を使ってサーバ側にアクセスする構成としてもよい。
【符号の説明】
【0037】
1,2…端末装置(無線通信端末)、10…飲食店情報登録システム、11…登録装置、12…検索装置、13…メニューマッチング装置、20…データベース、21…飲食店データ記憶部、22…位置データ記憶部、23…メニューデータ記憶部、24…評価データ記憶部、25…メニュー分類データ記憶部、26…メニュー画像データ記憶部、101…アンテナ、102…制御部、103…無線電話用通信回路、104…表示部、105…操作部、106…記憶部、110…音声処理部、111…スピーカ、112…マイクロフォン、113…GPS測位部、114…GPS用アンテナ、115…カメラ部、121…5制御ライン、122…データライン
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば携帯電話端末とその端末がアクセス可能なサーバとで構成されるデータ登録システム、及びそのデータ登録システムを構成するサーバ及び端末装置、並びにそのシステムに適用されるデータ登録方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、インターネットを使用して飲食店などのデータを提供するサービスが各種実用化されている。具体的には、各地域の飲食店をデータベース化し、各飲食店についてユーザが入力させた評価などを、アクセスされた端末に対して提供することが行われている。
この種のサーバにアクセスするユーザの端末としては、インターネットに接続可能な端末であれば、パーソナルコンピュータ装置の他に、携帯電話端末などの各種端末が適用可能である。
【0003】
特許文献1には、飲食店の評価システムの例についての記載がある。この特許文献1に記載の例では、飲食店を設定された条件でレイティングして、データベース化することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−167971号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、ユーザが飲食店の評価を行う際には、該当する飲食店を様々な観点から評価する入力操作が必要であり、必ずしもユーザが簡単に入力できるものではないという問題があった。即ち、飲食店についての評価項目としては、例えば、飲食物の味,店の雰囲気,サービスの内容,コストパフォーマンスなどの様々な観点から評価するようにしてある。
【0006】
このような様々な入力が必要であると、ユーザは利用した飲食店についての評価を敬遠することにつながり、そのようなインターネットのサイトを利用するのに慣れたユーザしか評価しないことになり、飲食店の評価として必要十分な統計をとることができないという問題がある。
【0007】
また、サーバに蓄積された飲食店の評価データを閲覧することを考えた場合、通常ユーザは、地域と店名を端末で入力して、その地域と店名をキーワードとして該当する飲食店の評価データを探す処理を行うことになるが、そのような飲食店そのものの評価だけでは、必ずしもユーザが必要な評価データが得られない場合がある。
【0008】
即ち、飲食店を評価するサイトにアクセスして、そのサイトで該当する店のデータを探し出すと、表示されるのは、店全体としての味,雰囲気,価格などの評価であり、その飲食店で提供される各メニュー(飲食物)に対する評価とは異なる。もちろん、ユーザが入力させたコメント文などで、「レストラン○○屋はカレーライスが美味しいです」というような特定のメニューを評価することがあるが、ユーザにとっては、コメント文をいちいち読まないと判らないので、簡単にメニューの評価が判るものではない。
【0009】
また、飲食店全体としての評価を行うインターネット上のサイトとは異なり、例えば特定のメニューに限って評価の高い店だけを紹介するサイトも存在する。例えば、ラーメンが美味しい店のランキングを行うホームページのようなものも存在するが、そのホームページでランキングされたメニューにだけしか対処できない。具体的には、店とメニューが決まっていた場合でも、その店の特定のメニューに対する評価を迅速に得ることは事実上困難である。
【0010】
なお、ここまでの説明では、飲食店のメニュー(飲食物)を評価する場合の問題について説明したが、飲食店に限った問題ではなく、各業種の店で販売(提供)される商品(又はサービス)を評価する場合に共通の問題である。
【0011】
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、飲食点などの店が提供する商品についてのデータの提供や、その商品の評価やコメントの登録が簡単に行え、かつその商品についてのデータの閲覧も簡単にできるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、店についてのデータをデータベース化するサーバと、そのサーバにアクセス可能な端末とからなるシステムに適用される。
サーバは、端末から伝送された画像データの画像解析を行い、商品の種類を特定し、端末から伝送された画像データに付加された位置データで、商品を提供する店を特定する。その特定した店についての、画像解析で特定した商品に関するデータをデータベースとして蓄積し、データベースとして蓄積されたデータに基づいて検索された商品データを、検索を行う端末に対して送信させる。
【0013】
このようにしたことで、店で商品を見たユーザは、その商品を端末の撮影部で撮影して、その撮影した画像データを、そのときの位置データと共にサーバに送信する操作を行う。画像データと位置データとがサーバに送信されることで、サーバでは位置データから店が特定され、画像データによる画像認識で商品が特定される。店と商品が特定されることで、その店の商品についてサーバ側のデータベースにデータがある場合には、端末にそのデータが送られて表示される。また、店と商品が特定されることで、その特定された商品についての評価又はコメントを端末で入力させることで、該当する評価又はコメントを、データベースに蓄積できるようになる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によると、端末側から画像データと位置データが送られるだけで、サーバ側で店と商品を特定させることができ、その特定した店の商品についてのデータを端末で表示させることができる。また、その特定した店の商品について端末で評価などを簡単に入力できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の一実施の形態によるシステム構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態による端末装置の構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施の形態による評価処理例を示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施の形態による表示例(画像送信画面)を示す説明図である。
【図5】本発明の一実施の形態による表示例(飲食店選択画面)を示す説明図である。
【図6】本発明の一実施の形態による表示例(メニュー確定画面)を示す説明図である。
【図7】本発明の一実施の形態による表示例(メニュー新規登録画面)を示す説明図である。
【図8】本発明の一実施の形態による表示例(メニューデータ表示画面)を示す説明図である。
【図9】本発明の一実施の形態による表示例(入力画面)を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
添付図面を参照して、以下の順序で本発明の一実施の形態の例を説明する。
1.システム全体とサーバの構成例(図1)
2.端末の構成例(図2)
3.評価処理フローの例(図3)
4.実施の形態の変形例
【0017】
[1.システム全体とサーバの構成例:図1]
図1は、本実施の形態のシステム構成例を示した図である。本実施の形態においては、携帯電話端末(無線通信端末)を端末装置として用意し、その携帯電話端末からインターネットを介して、飲食店情報登録システム10にアクセスする構成である。
【0018】
インターネットに接続されるサーバである飲食店情報登録システム10は、登録装置11と検索装置12とメニューマッチング装置13とデータベース20とを備える。
登録装置11は、飲食店のメニューを登録する端末(図1での端末1)とデータの送受信を行う構成としてあり、端末1からの要求で、飲食店のメニューに関する登録処理が行われる。登録されることで、該当するデータがデータベース20に記憶される。登録装置11での登録時には、登録端末1から送られた画像データがメニューマッチング装置13に送られる。メニューマッチング装置13では、画像データの画像内容の解析処理が行われ、どのメニュー(飲食物)を撮影した画像であるのかが判別される。この画像解析による判別を行う上で、基準となる画像(比較対象となる画像)をデータベースなどから取得する。登録処理の詳細については、図3のフローチャートの説明時に後述する。
【0019】
検索装置12は、飲食店のメニューに関するデータを閲覧する端末(図1での端末2)とデータの送受信を行う構成としてあり、端末2に送るデータが生成される。データベース20に記憶されたデータから必要なデータを検索する検索制御部として機能すると共に、検索に必要な判別処理についても行う。端末側で表示されるデータとしては、例えば指定した店の指定したメニューに関するデータである。閲覧時の詳細についても、図3のフローチャートの説明時に後述する。
【0020】
データベース20は、図1に示すように、飲食店データ記憶部21と、位置データ記憶部22と、メニューデータ記憶部23と、評価データ記憶部24と、メニュー分類データ記憶部25と、メニュー画像記憶部26とを有する。
飲食店データ記憶部21には、飲食店の基本情報(店名、料理種別、営業時間、住所、電話番号など)が記憶される。
位置データ記憶部22には、飲食店データ記憶部21に記憶された各飲食店の絶対的な座標位置のデータ(例えば経度と緯度で示したデータ)が記憶される。
メニューデータ記憶部23には、飲食店データ記憶部21に記憶された各飲食店が提供するメニュー(飲食物)のデータが記憶される。
評価データ記憶部24には、飲食店データ記憶部21に記憶された各飲食店の個々のメニューについての評価やコメントなどが記憶される。飲食店全体の評価についても記憶させてもよい。
メニュー分類データ記憶部25には、メニューデータ記憶部23に記憶されたメニューの分類に関するデータが記憶される。
メニュー画像記憶部26には、各端末から送信されたメニューの画像データが記憶される。
【0021】
[2.端末の構成例:図2]
次に、本実施の形態でユーザが操作する端末である無線通信端末1の構成を、図2を参照して説明する。ここでは無線通信端末1の構成を示したが、図1の端末2も同じ構成である。
【0022】
図1に示した無線通信端末1は、アンテナ101を備えて無線電話用通信回路103に接続させてある。無線電話用通信回路103での無線通信は、制御部102の制御で実行され、通信制御部として機能する。基地局との無線接続などの処理も、制御部102が制御する。制御部102は、制御ライン121を介して通信端末1内の各部と制御データのやりとりを行い、端末内の各機能の制御を行う。
【0023】
無線電話用通信回路103で受信したパケット内に、音声データが含まれる場合には、その音声データを取出す。受信パケットから取り出した音声データは、データライン122を介して音声処理部110に供給し、アナログ音声信号への復調処理を行い、復調されたアナログ音声信号をスピーカ111に供給して、音声を出力させる。
また、音声が入力されるマイクロフォン112を備え、マイクロフォン112で拾った音声信号を、音声処理部110で送信用の音声データに変調し、変調された音声データを無線電話用通信回路103に供給する。無線電話用通信回路103では、供給される音声データを、基地局に送信するパケット内に配置して、無線送信する。
【0024】
また無線通信端末1は、液晶表示パネルなどで構成される表示部104を備え、制御部102の制御で、各種情報の表示を行う。ここでの表示としては、電話の発信や着信に関する表示、電話帳やメールアドレスリストなどの登録された情報の表示、受信メールや送信メールの表示、インターネットに接続してダウンロードした画像の表示などがある。後述する飲食店のメニューの登録や検索を行う際の入力画面や検索結果の画面についても、この表示部104で表示される。
また操作部105を備え、操作部105での操作に基づいて、制御部102が各種処理を行う。例えば、無線電話通信による発信や、メールの送受信、インターネットへのアクセスなどのデータ通信の開始や終了などが、操作部105として用意されたキーなどが操作されることで実行される。飲食店のメニューの登録や検索などを行うための入力操作についても、操作部105で行われる。
また、無線通信端末1は記憶部106が制御ライン121及びデータライン122に接続してあり、例えば外部から受信して記憶する必要のあるデータが、記憶部16に記憶される。また、制御部102での制御処理に必要なプログラムについても、記憶部106に記憶される。
【0025】
また無線通信端末1は、GPS測位部113を備え、GPS用アンテナ114が接続してあり、人工衛星を使った測位システムであるGPS(Global Positioning System)を使った現在位置の測位処理が行われる。測位して検出された現在位置のデータ(緯度・経度などの絶対位置のデータ)は、制御部102に送る。なお、GPS以外の方式で現在位置を検出するようにしてもよい。
【0026】
さらに無線通信端末1は、カメラ部115を備えて、静止画及び動画の撮影が行える構成としてある。撮影して得た画像データは、記憶部106に記憶され、必要によりメール添付などで通信回路103から外部に送信させることができる。なお、無線電話用通信回路103での通信などで、図1に示した飲食店情報登録システム10にアクセスして、カメラ部115が撮影した画像データをシステム10側に送信させる際には、その撮影時にGPS測位部113などで測位して得た位置データを付加して送信させる構成としてある。
【0027】
[3.評価処理フローの例:図3]
次に、無線通信端末1で飲食店情報登録システム10にアクセスして、飲食店のメニューの評価を行う処理を、図3のフローチャートを参照して説明する。
図3のフローチャートの左側(ステップS11〜S19)は端末1での処理であり、右側(ステップS21〜S31)は飲食店情報登録システム10での処理である。
【0028】
まず、ユーザは、飲食店に行きメニュー(飲食物)の注文を行って、提供された飲食物を、端末1のカメラ部115で撮影して、端末内に保存する(ステップS11)。そして、端末1からインターネットなどで飲食店情報登録システム10にアクセスし、保存された画像データを飲食店情報登録システム10に送信する(ステップS12)。このとき送信する画像データには、GPS測位部113などで得た位置データを付加する。
図4は、このときの端末1での画面表示の例を示したものである。飲食物を撮影した画像を表示させて、例えば「この画像で検索しますか」と表示させて、画像からメニュー検索を行うことを表示させる。
【0029】
図3のフローチャートの説明に戻ると、飲食店情報登録システム10側で位置データ付きの画像データを受信すると、位置データから飲食店を特定する検索処理が行われる(ステップS21)。そして、データベースを使った検索処理で、該当する位置に複数の飲食店の候補があるか否か判断し(ステップS22)、候補の飲食店が1つである場合には、その候補店を飲食店として確定する(ステップS23)。
【0030】
ステップS22で候補の飲食店が複数である場合には、その複数の候補から選択させる画面のデータを端末1に対して送信し(ステップS23)、そのデータの送信後に選択されたデータを受信すると(ステップS24)、ステップS25に移って候補の中から飲食店を確定させる。
端末1側では、ステップS23で送信された選択画面のデータを受信すると、そのデータに基づいた選択画面を表示させ(ステップS13)、その中から選択操作があると、選択されたことのデータを送信させる(ステップS14)。
図5は、端末1で表示させる選択画面の例である。この例では「3つの飲食店が検索されました。選択してください。」と表示させて、3つの店の店名を表示させてあり、例えばユーザは、いずれかの店名の表示箇所を選択する操作を行う。
【0031】
ステップS25で飲食店が確定すると、情報登録システム10では、ステップS21で受信した画像データを画像解析して、メニュー(飲食物)を判別する処理を行う(ステップS26)。その画像解析による判別処理は、例えば図1に示したメニューマッチング装置13で行われる。
ステップS26でのメニューが判別処理が終了すると、その判別したメニューが、該当する飲食店についてデータベースで登録されたメニューの中にあるか否か判断する(ステップS27)。一致するメニューがある場合には、そのメニュー名を端末1に送り、ユーザに確認させる。例えば図6に示すように、画像と飲食店名とメニュー名とを表示させて、ユーザに確定操作を行わせる。
【0032】
ステップS27で一致するメニューがない場合には、新規メニュー登録画面のデータを生成させて(ステップS28)、端末1に送信する。
端末1では、その新規メニュー登録画面のデータを受信すると(ステップS15)、そのメニューの登録操作をユーザに行わせ(ステップS16)、確定した登録データを情報登録システム10側に送信させる。例えば図7に示すように、「レストラン○○に登録されていないメニューです。新規登録しますか。」と表示させて、メニューの新規登録を促す表示を行う。
このような表示に基づいて確定した登録データを情報登録システム10で受信すると(ステップS29)、該当する飲食店についてデータベースに登録されるメニューが追加処理される。
【0033】
そして、ステップS27でメニューが確定した場合、並びにステップS29でメニューが新規登録された場合、その確定したメニューについて、既にデータベース20に登録された評価データを読み出し、端末1に対して送信する(ステップS30)。
端末1では、そのメニューについてのデータを受信すると(ステップS17)、受信したデータを表示させる(ステップS18)。例えば図8に示すように、その飲食店の同じメニューに対して、他のユーザが過去に評価したデータでデータベースに蓄積されている場合には、その評価ランクやコメントなどの一覧を表示させる。評価ランク(評価点)については、過去に得られた評価値の平均点を取得して表示させてもよい。また、その飲食店の他のメニューを含めた平均点などを取得して表示させてもよい。
【0034】
その後、ユーザが今回食べたメニューについての評価やコメントを投稿したい場合には、該当するメニューの評価投稿画面を表示させて、その画面中の各欄に、評価点やコメント文を入力させる。その入力された評価データを、情報登録システム10に送信させる(ステップS19)。情報登録システム10側では、評価データを受信すると、その受信した評価データを、ステップS30で確定したメニューの評価データとして、データベース20に追加登録させる(ステップS31)。図9は、評価点やコメント文を端末1で入力させる画面の例を示したものである。
【0035】
このように検索と登録処理が行われることで、ユーザは端末を使ってメニュー(飲食物)を撮影するだけでよく、各飲食店で提供しているメニューについての評価が、非常に簡単に行えるようになる。また、評価を行わない場合でも、その店での該当するメニューについて蓄積された評価を探し出して表示させることが簡単にでき、この種のデータベースの使い勝手が向上する。
【0036】
[4.実施の形態の変形例]
なお、図3に示したフローチャートでは、画像解析でメニューの判別を行うようにしたたが、画像解析でメニューが判別できない場合や、判別したメニューが誤りである場合には、ユーザ操作でメニューの名称などを入力させる処理を行うようにしてもよい。また、画像解析でメニューを判別する際には、データベースに登録されているその飲食店のメニューや料理種別などを参照して、候補のメニューを探すようにしてもよい。例えば、該当する飲食店に既に登録されているメニューから優先的に候補を探すようにする。その上で、その店の料理種別を見て、例えばその店が中華料理店である場合には、中華料理の候補の中から、画像にマッチするメニューを探し、イタリア料理店である場合には、イタリア料理の候補の中から、画像にマッチするメニューを探すようにする。このようにすることで、効率のよい画像からの検索が行えるようになる。
また、図4以降に示した表示例は一例を示したものであり、これらの表示例に限定されるものではない。
また、ここまでの説明では、飲食店のメニューを検索して、評価などを登録するシステムに適用したが、飲食店以外の店で提供している商品についても、同様に商品を撮影した画像を得て、検索するようにして、その検索結果から商品についての評価を行うようにしてもよい。
さらに、上述した実施の形態では、携帯電話端末を使ってアクセスする構成としたが、その他の端末装置を使ってサーバ側にアクセスする構成としてもよい。
【符号の説明】
【0037】
1,2…端末装置(無線通信端末)、10…飲食店情報登録システム、11…登録装置、12…検索装置、13…メニューマッチング装置、20…データベース、21…飲食店データ記憶部、22…位置データ記憶部、23…メニューデータ記憶部、24…評価データ記憶部、25…メニュー分類データ記憶部、26…メニュー画像データ記憶部、101…アンテナ、102…制御部、103…無線電話用通信回路、104…表示部、105…操作部、106…記憶部、110…音声処理部、111…スピーカ、112…マイクロフォン、113…GPS測位部、114…GPS用アンテナ、115…カメラ部、121…5制御ライン、122…データライン
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末と、その端末と通信を行うサーバとで構成されるデータ登録システムであって、
前記端末として、
撮影部と、
位置検出部と、
前記撮影部で撮影して得た画像データに、前記位置検出部で検出した位置データを付加して送信する通信部とを備え、
前記サーバとして、
前記端末から伝送された画像データの画像解析で、商品の種類を特定する画像解析部と、
前記伝送された画像データに付加された位置データで、前記商品を提供する店を特定する判別部と、
前記判別部が特定した店についての前記画像解析部が特定した商品に関するデータを蓄積するデータベース部と、
前記データベース部に蓄積されたデータから検索された商品データを、検索を行う端末に対して送信させる検索制御部とを備える
データ登録システム。
【請求項2】
前記サーバのデータベース部が蓄積する店のデータは飲食店であり、商品データは飲食店で提供するメニューのデータである
請求項1記載のデータ登録システム。
【請求項3】
前記端末は、前記サーバから伝送された商品データに対して、評価又はコメントを入力し、その入力された評価又はコメントを前記サーバに伝送し、前記サーバは受信した評価又はコメントを、該当する店の商品データとして前記データベースに登録する
請求項2記載のデータ登録システム。
【請求項4】
端末とデータの送受信を行うサーバであって、
前記端末から伝送された画像データの画像解析で、商品の種類を特定する画像解析部と、
前記伝送された画像データに付加された位置データで、前記商品を提供する店を特定する判別部と、
前記判別部が特定した店についての前記画像解析部が特定した商品に関するデータを蓄積するデータベース部と、
前記データベース部に蓄積されたデータから検索された商品データを、検索を行う端末に対して送信させる検索制御部とを備える
サーバ。
【請求項5】
サーバとデータの送受信を行う端末装置であって、
撮影部と、
位置検出部と、
前記撮影部で撮影して得た画像データに、前記位置検出部で検出した位置データを付加して送信する通信部と、
表示部と、
入力部と、
前記通信部で送信させた画像データと位置データに基づいてサーバ側で検索された店と商品のデータを受信した場合に、検索された店及び商品を前記表示部に表示させ、その商品についての評価又はコメントが前記入力部で入力されることで、その入力された評価又はコメントを前記サーバに送信して登録させる制御を行う制御部とを備えた
端末装置。
【請求項6】
端末と、その端末と通信を行うサーバとで商品データを登録するデータ登録方法であって、
前記端末から伝送された画像データの画像解析で、商品の種類を特定し、
前記端末から伝送された画像データに付加された位置データで、前記商品を提供する店を特定し、
前記特定した店についての、前記画像解析で特定した商品に関するデータをデータベースとして蓄積し、
データベースとして蓄積されたデータに基づいて検索された商品データを、検索を行う端末に対して送信させる
を備えるデータ登録方法。
【請求項1】
端末と、その端末と通信を行うサーバとで構成されるデータ登録システムであって、
前記端末として、
撮影部と、
位置検出部と、
前記撮影部で撮影して得た画像データに、前記位置検出部で検出した位置データを付加して送信する通信部とを備え、
前記サーバとして、
前記端末から伝送された画像データの画像解析で、商品の種類を特定する画像解析部と、
前記伝送された画像データに付加された位置データで、前記商品を提供する店を特定する判別部と、
前記判別部が特定した店についての前記画像解析部が特定した商品に関するデータを蓄積するデータベース部と、
前記データベース部に蓄積されたデータから検索された商品データを、検索を行う端末に対して送信させる検索制御部とを備える
データ登録システム。
【請求項2】
前記サーバのデータベース部が蓄積する店のデータは飲食店であり、商品データは飲食店で提供するメニューのデータである
請求項1記載のデータ登録システム。
【請求項3】
前記端末は、前記サーバから伝送された商品データに対して、評価又はコメントを入力し、その入力された評価又はコメントを前記サーバに伝送し、前記サーバは受信した評価又はコメントを、該当する店の商品データとして前記データベースに登録する
請求項2記載のデータ登録システム。
【請求項4】
端末とデータの送受信を行うサーバであって、
前記端末から伝送された画像データの画像解析で、商品の種類を特定する画像解析部と、
前記伝送された画像データに付加された位置データで、前記商品を提供する店を特定する判別部と、
前記判別部が特定した店についての前記画像解析部が特定した商品に関するデータを蓄積するデータベース部と、
前記データベース部に蓄積されたデータから検索された商品データを、検索を行う端末に対して送信させる検索制御部とを備える
サーバ。
【請求項5】
サーバとデータの送受信を行う端末装置であって、
撮影部と、
位置検出部と、
前記撮影部で撮影して得た画像データに、前記位置検出部で検出した位置データを付加して送信する通信部と、
表示部と、
入力部と、
前記通信部で送信させた画像データと位置データに基づいてサーバ側で検索された店と商品のデータを受信した場合に、検索された店及び商品を前記表示部に表示させ、その商品についての評価又はコメントが前記入力部で入力されることで、その入力された評価又はコメントを前記サーバに送信して登録させる制御を行う制御部とを備えた
端末装置。
【請求項6】
端末と、その端末と通信を行うサーバとで商品データを登録するデータ登録方法であって、
前記端末から伝送された画像データの画像解析で、商品の種類を特定し、
前記端末から伝送された画像データに付加された位置データで、前記商品を提供する店を特定し、
前記特定した店についての、前記画像解析で特定した商品に関するデータをデータベースとして蓄積し、
データベースとして蓄積されたデータに基づいて検索された商品データを、検索を行う端末に対して送信させる
を備えるデータ登録方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【公開番号】特開2010−225123(P2010−225123A)
【公開日】平成22年10月7日(2010.10.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−74774(P2009−74774)
【出願日】平成21年3月25日(2009.3.25)
【出願人】(502087507)ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー (823)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年10月7日(2010.10.7)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年3月25日(2009.3.25)
【出願人】(502087507)ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー (823)
【Fターム(参考)】
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