説明

データ転送方法、データ送信装置、データ受信装置およびコンピュータプログラム

【課題】複数のコード画像の表示および撮影により二つの装置間でのデータの転送を適正に行う。
【解決手段】表示部104および近距離通信部114を備えた端末100から、カメラ216および近距離通信部214を備えた端末200へデータを転送するに際し、端末100において、転送しようとするデータを所定のデータ量単位の複数のデータに分割し、コード画像に変換して画面上に順次表示させ、端末200において、カメラ216により端末100の画面を順次撮影し、この撮影結果に基づいて各コード画像のデータを復元する。この際、端末100と端末200は、近距離通信により複数の画面についての逐次の表示および撮影のタイミングをとる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示手段および近距離通信手段を備えた第1の装置から、撮影手段および近距離通信手段を備えた第2の装置へデータを転送するデータ転送方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、二つの装置間での無線通信の手段としては、Bluetooth(登録商標)や赤外線、無線LANなどがある。
【0003】
しかし、低価格のデバイスは通信速度が遅く、高速なデバイスは高価であるという問題がある。
【0004】
また、有線通信はコネクタが必要になるので端末の小型化が難しくなるという問題がある。
【0005】
これらに比べてカメラは高速に大量のデータを扱えるデバイスであるが、画像に特化しており任意のデータを扱うことが出来ない。
【0006】
特許文献1では、データを画像若しくは記号として構成した画面を発信し、これを画面として受信後、処理してデータとすることにより、任意の長さのデータの通信を行う通信方法及び通信システムが提案されている。
【特許文献1】特開2003−189020号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記特許文献1に記載の技術によれば、カメラの撮影によりデータの通信を行うことが可能となる。しかし、この技術では、送信装置からの一方通行の通信しか行えない。そのため、最適な速度で通信を行うことは難しく、またエラーが発生した場合には最初からやり直さないと所望のデータを正しく転送出来ないという問題があった。
【0008】
本発明はこのような背景においてなされたものであり、複数のコード画像の表示および撮影による二つの装置間でのデータの転送を適正に行おうとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明によるデータ転送方法は、表示手段および近距離通信手段を備えた第1の装置から、撮影手段および近距離通信手段を備えた第2の装置へデータを転送するデータ転送方法であって、第1の装置において、転送しようとするデータを所定のデータ量単位の複数のデータに分割し、コード画像に変換して表示手段により画面上に順次表示させ、第2の装置において、前記撮影手段により前記第1の装置の画面を順次撮影し、この撮影結果に基づいて各コード画像のデータを復元する。その際、第1の装置と第2の装置との間で近距離通信により複数の画面についての逐次の転送のタイミングをとる。これにより、第1の装置は適正なタイミングで順次の画面の切り替え表示が行い、第2の装置は適正なタイミングで撮影を行うことができる。ここに、適正なタイミングとは早すぎず、遅すぎないタイミングである。
【0010】
本発明によるデータ送信装置は、コード画像を含む画面を表示する表示手段と、データを転送する相手装置との間で近距離通信を行う近距離通信手段と、転送しようとするデータを所定のデータ量単位の複数のデータに分割し、各分割データをコード画像に変換する変換手段と、前記相手装置から前記近距離通信手段を介して受信した逐次の要求に応じてコード画像を含む画面を前記表示手段に表示させるとともに、画面を表示したことを前記近距離通信手段により前記相手装置へ通知するインタフェース制御手段とを備えたものである。
【0011】
本発明によるデータ受信装置は、データを受信する相手装置との間で近距離通信を行う近距離通信手段と、前記相手装置からの前記近距離通信手段を介した逐次の通知に応じて当該相手装置の表示画面を撮影する撮影手段と、前記撮影手段が撮影した複数の画面の撮影結果からデータを復元し、復元された複数のデータを結合するデータ復元手段と、画面の撮影が完了したことを前記近距離通信手段により前記相手装置へ通知するインタフェース制御手段とを備えたものである。
【0012】
本発明は、また、データ送信装置およびデータ受信装置においてそれぞれ実行されるコンピュータプログラムとしても把握することができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、コード画像の表示および撮影により二つの装置の間でデータを転送するに際して、両装置間の近距離通信により複数の画面についての逐次の転送のタイミングをとることにより、通信エラーが発生する可能性を低減し、かつ、適正な速度でデータ転送を行うことが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の好適な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0015】
図1は本発明の通信方法の概念を説明するための図である。この通信方法は、第1および第2の装置としての携帯端末A100および携帯端末B200の間で実行される。
【0016】
携帯端末Aは、2次元コード等の情報を表示可能な表示画面を有する表示部104および近距離通信部114を有する。
【0017】
他方、携帯端末Bは、携帯端末Aの表示画面を撮影するカメラ216および近距離通信部214を有する。両携帯端末A,Bの近距離通信部114,214は双方向の無線の通信を行うことが出来る。
【0018】
なお、カメラ付きの第2の装置は携帯端末であることが望ましいが、表示画面でデータを発信する第1の装置は必ずしも携帯型である必要はない。勿論、双方の携帯端末がカメラ付きの装置であってもよい。
【0019】
図2は、携帯端末100の内部の概略ハードウェア構成を示したブロック図である。
【0020】
携帯端末100は、バス115で相互に接続された、制御部101、通信部103、表示部104、操作部105、記憶部106、音声処理部110、この音声処理部110に接続されたスピーカ111、マイク112、および近距離通信部114を備えている。近距離通信部114にはアンテナ113が接続されている。
【0021】
制御部101は、CPU等を含み、携帯端末100の各部を制御する。本実施の形態では、相手装置である携帯端末200とのインタフェースを制御するインタフェース制御部としても機能する。
【0022】
通信部103は、RF部、変調回路等を含み、アンテナ102を介して基地局との間で、通話およびメールやWEBデータ等のための無線通信を行う。
【0023】
表示部104は、ユーザに対して可視情報を提示するための表示インタフェースを提供するものであり、LCDや有機EL等の表示デバイスを含む。
【0024】
操作部105は、ユーザが指示やデータを入力するための入力インタフェースを提供するものであり、テンキー、カーソル移動キー、通話キー、電源キー等の各種操作キーを含む。
【0025】
記憶部106は、ROM,RAM,HDD等の記憶装置を含み、CPUが実行するOSや各種アプリケーション等のプログラムや各種データを記憶する。ROMには、フラッシュメモリのような再書き込み可能な不揮発性メモリを含みうる。この記憶部106には転送対象のデータも格納される。
【0026】
音声処理部210は、音声のエンコーダ、デコーダ、DA変換器、AD変換器等を含み、スピーカ111(イヤホン含む)に対する音声出力およびマイクからの音声入力を行う。
【0027】
近距離通信部114は、無線LANやBluetooth(登録商標)のような無線通信手段を有する。
【0028】
なお、通信部103および音声処理部110は本発明において直接的には必要のない要素である。
【0029】
図3は、本実施の形態における携帯端末200の内部の概略ハードウェア構成を示したブロック図である。
【0030】
携帯端末200は、バス215で相互に接続された、制御部201、通信部203、表示部204、操作部205、記憶部206、音声処理部210、この音声処理部210に接続されたスピーカ211、マイク212、近距離通信部214、カメラ216、および撮影制御部217を備えている。近距離通信部214にはアンテナ123が接続されている。撮影制御部217にはカメラ216が接続されている。
【0031】
制御部201は、CPU等を含み、携帯端末200の各部を制御する。本実施の形態において、制御部201は2次元コードを元のデータに復元するデータ復元部および相手装置である携帯端末100とのインタフェースを制御するインタフェース制御部としても機能する。
【0032】
通信部203は、RF部、変調回路等を含み、アンテナ202を介して基地局との間で、通話およびメールやWEBデータ等のための無線通信を行う。
【0033】
表示部204は、ユーザに対して可視情報を提示するための表示インタフェースを提供するものであり、LCDや有機EL等の表示デバイスを含む。
【0034】
操作部205は、ユーザが指示やデータを入力するための入力インタフェースを提供するものであり、テンキー、カーソル移動キー、通話キー、電源キー等の各種操作キーを含む。
【0035】
記憶部206は、ROM,RAM,HDD等の記憶装置を含み、CPUが実行するOSや各種アプリケーション等のプログラムや各種データを記憶する。ROMには、フラッシュメモリのような再書き込み可能な不揮発性メモリを含みうる。記憶部206にはカメラ216で撮影された画像データも保存される。
【0036】
音声処理部210は、音声のエンコーダ、デコーダ、DA変換器、AD変換器等を含み、スピーカ211(イヤホン含む)に対する音声出力およびマイクからの音声入力を行う。
【0037】
カメラ216は、CMOS、CCD等の撮像素子を有し、撮影した被写体のデジタル画像データを得るための撮影部を構成している。
【0038】
近距離通信部214は、無線LANやBluetooth(登録商標)のような無線通信手段を有し、携帯端末100の近距離通信部114と通信を行うことができる。
【0039】
なお、通信部203および音声処理部210は本発明において直接的には必要のない要素である。
【0040】
図4により、本実施の形態においてデータ転送の媒介となる画像データとしての2次元コードの例について説明する。データのコード化の方法としては例えばQRコード(商標)などの2次元コードが考えられる。図4(a)は表示画面上に単一個のコードを表示した例を示し、図4(b)は1画面に複数のコード画像が含まれることを許容し、表示画面上に複数個のコード画像を同時に表示した例を示している。後者によれば、1つの画面すなわち1回の撮影当たりの転送データ量を増大させることができる。なお、1つの画面内に複数のコード画像を配置する場合、各分割データに全体のデータにおけるその分割データの位置づけ情報(例えば連続番号)を含めるようにしてもよい。また、コード画像の配置位置が予め順序付けされている場合には、分割データに位置づけ情報を含める必要はない。
【0041】
図5に、本実施の形態における携帯端末100,200間のデータ転送の具体的な手順例を表したシーケンス図を示す。
【0042】
携帯端末100から携帯端末200へデータの転送を行う際、まず、ユーザの操作に応じて、携帯端末100は記憶部106内に格納されているデータを選択して(S11)、データ送信待ち状態になる(S12)。一方、携帯端末200はユーザの操作に応じて、データ受信のためのコード画像の読み取り処理を開始する(S21)。このデータ転送の前提として、携帯端末200のカメラで携帯端末100の表示画面が適正に撮影できるような相互の位置関係に両携帯端末を配置しておく。
【0043】
初期動作として、携帯端末100はその近距離通信部214により携帯端末100の近距離通信部114と通信してデータの詳細情報を要求する(S22)。なお、図5のシーケンス図における携帯端末100と携帯端末200との間の相互の矢印で示した各種要求や通知はすべて近距離通信部による通信で行われる。
【0044】
データの詳細情報の要求に応じて携帯端末100は詳細情報を携帯端末200へ通知する(S13)。データの詳細情報としては、転送対象のデータ全体のサイズや、合計で何枚の画面になるか(これから順次表示しようとする画面の総数)という情報である。また、1画面に複数のコード画像を配置する場合に、1画面に何個のコード画像を配置するか(さらにはそれらをどのように並べるか)という情報をやり取りするようにしてもよい。
【0045】
携帯端末100は、また、転送対象のデータを分割するデータ分割処理を行う(S14)。分割単位は、1つの2次元コードが表すことが出来るデータ量単位とする。
【0046】
次に、携帯端末200から1枚目の画面の出力要求を携帯端末100に送信する(S23)。携帯端末100は、各分割データを2次元コードに変換し、1画面分の2次元コードを含むコード画像を表示部104に出力(すなわち表示出力)し(S15)、その旨を携帯端末200へ通知する(S16)。携帯端末200の撮影制御部217は、この通知に応じて1枚目の画面を撮影し(S24)、この撮影結果のデータ復元要求をデータ復元部へ出力する(S25)。この要求に応じてデータ復元部はデータ復元処理を実行し(S27)、復元が完了したら、その結果を撮影制御部217へ通知する(S28)。
【0047】
撮影制御部217は、1枚目の画面撮影後に携帯端末100に対して2枚目の画面の出力要求を行う(S26)。この要求は、携帯端末100が表示する画面を次の画面に切り替えるための契機となる。この要求に応じて携帯端末100は、2枚目の画面を出力(すなわち表示)し(S17)、その旨を携帯端末200へ通知する(S18)。
【0048】
携帯端末200の撮影制御部217は、携帯端末100からの2枚目画面出力通知を受けた後、2枚目の画面の撮影を実行する(S28)。
【0049】
このように、両携帯端末間での近距離通信による制御信号の授受により、タイミングを図りつつ、携帯端末100における各画面の順次表示と、携帯端末200におけるその画面の順次撮影とが逐次実行されていく。携帯端末200は、予定された全画面の撮影が完了したら、データ転送処理が完了したことを示す処理完了通知を携帯端末100へ送信する(S30)。
【0050】
なお、上記処理の途中でデータ復元ができなかったコード画像が存在した場合、携帯端末100では既に次の画面が表示されている場合がありうるが、その場合は携帯端末200より再度当該コード画像を含む画面の出力要求を行うことでリトライを行うことができる。
【0051】
このようにして、携帯端末100においてコード化された複数のコード画像を携帯端末200に取り込み、復元して特定の順序で結合することにより、携帯端末100から表示画面の表示を介して携帯端末200へデータを転送することが可能となる。
【0052】
本発明で、画像という可視情報からデータを復元しているため、盗撮などによりデータの機密性が損なわれる可能性があるが、本発明では近距離通信により制御情報をやり取りしているので、この通信において暗号鍵をやり取りしてデータを暗号化することにより機密性を高めることが可能である。
【0053】
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、上記で言及した以外にも種々の変形、変更を行うことが可能である。
【0054】
例えば、初期動作として携帯端末100から携帯端末200へ、これから送信しようとする画面の総数を通知する例を説明したが、携帯端末100が最後の画面の送信時またはその前もしくは後に、その旨の通知を携帯端末200へ行うようにしてもよい。この場合、初期動作で当該画面の総数を通知する必要はない。
【0055】
初期動作として携帯端末100から携帯端末200へ、1画面に含まれるコード画像の個数を通知する例を説明したが、携帯端末200が撮影結果から任意個数のコード画像を識別できる場合には当該個数の通知を行う必要はない。
【0056】
なお、上記実施の形態で説明した機能をコンピュータで実現するためのコンピュータプログラムおよびそのプログラムを供給するためのコンピュータ読み取り可能な記録媒体も本願発明に含まれる。コンピュータ読み取り可能な記録媒体としては、例えば、磁気記憶媒体(フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ等)、光ディスク(MOやPD等の光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−R、DVD−RW、DVD+RW等)、半導体ストレージ、紙テープ、などを挙げることができる。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】本発明の通信方法の概念を説明するための図である。
【図2】図1内の第1の携帯端末の内部の概略ハードウェア構成を示したブロック図である。
【図3】図1内の第2携帯端末の内部の概略ハードウェア構成を示したブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態における画像データとしての2次元コードの例を示した図である。
【図5】本発明の実施の形態における両携帯端末間のデータ転送の具体的な手順例を表したシーケンス図である。
【符号の説明】
【0058】
101…制御部、102…アンテナ、103…通信部、104…表示部、105…操作部、106…記憶部、110…音声処理部、111…スピーカ、112…マイク、114…近距離通信部、115…バス、123…アンテナ、200…携帯端末、201…制御部、202…アンテナ、203…通信部、204…表示部、205…操作部、206…記憶部、210…音声処理部、211…スピーカ、212…マイク、214…近距離通信部、215…バス、216…カメラ、217…撮影制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示手段および近距離通信手段を備えた第1の装置から、撮影手段および近距離通信手段を備えた第2の装置へデータを転送するデータ転送方法であって、
第1の装置において、転送しようとするデータを所定のデータ量単位の複数のデータに分割し、コード画像に変換して表示手段により画面上に順次表示させ、
第2の装置において、前記撮影手段により前記第1の装置の画面を順次撮影し、この撮影結果に基づいて各コード画像のデータを復元し、
第1の装置と第2の装置との間で近距離通信により複数の画面についての逐次の転送のタイミングをとる
データ転送方法。
【請求項2】
請求項1に記載のデータ転送方法であって、
(a)第1の装置が転送しようとするデータを所定のデータ量単位の複数のデータに分割するステップと、
(b)第1の装置が各分割データをコード画像に変換するステップと、
(c)第2の装置が第1の装置へコード画像を含む画面の表示出力することを近距離通信により要求するステップと、
(d)この要求に応じて第1の装置がコード画像を含む画面の表示を行うとともに、表示完了時にその旨を第2の装置へ近距離通信により通知するステップと、
(e)この通知に応じて第2の装置が前記画面の撮影を行うとともに、撮影完了時にその旨を第1の装置へ近距離通信により通知するステップと、
(f)第2の装置が撮影結果に基づいて各コード画像のデータの復元を行うステップと、
(g)撮影完了の通知に応じて第1の装置が画面の切り替えを行い、表示完了時にその旨を第2の装置へ近距離通信により通知するステップと、
(h)転送対象の全画面の表示が完了するまで、ステップ(e)〜(g)を繰り返すステップと、
(i)第2の装置が撮影した複数の画面の撮影結果から復元されたデータを結合するステップと
を備えたデータ転送方法。
【請求項3】
データの転送に際して、第1の装置が、順次表示する、コード画像を含む画面の総数を第2の装置へ近距離通信により通知するステップをさらに含む請求項2に記載のデータ転送方法。
【請求項4】
1画面に複数のコード画像が含まれることを許容し、データの転送に際して、第1の装置が、1画面に含まれるコード画像の個数を第2の装置へ近距離通信により通知するステップをさらに含む請求項2または3に記載のデータ転送方法。
【請求項5】
コード画像を含む画面を表示する表示手段と、
データを転送する相手装置との間で近距離通信を行う近距離通信手段と、
転送しようとするデータを所定のデータ量単位の複数のデータに分割し、各分割データをコード画像に変換する変換手段と、
前記相手装置から前記近距離通信手段を介して受信した逐次の要求に応じてコード画像を含む画面を前記表示手段に表示させるとともに、画面を表示したことを前記近距離通信手段により前記相手装置へ通知するインタフェース制御手段と
を備えたデータ送信装置。
【請求項6】
データを受信する相手装置との間で近距離通信を行う近距離通信手段と、
前記相手装置からの前記近距離通信手段を介した逐次の通知に応じて当該相手装置の表示画面を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段が撮影した複数の画面の撮影結果からデータを復元し、復元された複数のデータを結合するデータ復元手段と、
画面の撮影が完了したことを前記近距離通信手段により前記相手装置へ通知するインタフェース制御手段と
を備えたデータ受信装置。
【請求項7】
データ送信装置において実行されるコンピュータプログラムであって、
コード画像を含む画面を表示する表示ステップと、
転送しようとするデータを所定のデータ量単位の複数のデータに分割し、各分割データをコード画像に変換するステップと、
相手装置から近距離通信により受信した逐次の要求に応じてコード画像を含む画面を表示部に表示させるとともに、画面を表示したことを近距離通信により前記相手装置へ通知するステップと
をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
【請求項8】
データ受信装置において実行されるコンピュータプログラムであって、
相手装置からの近距離通信により逐次の通知に応じて当該相手装置の表示画面を撮影するステップと、
前記撮影した複数の画面の撮影結果からデータを復元し、復元された複数のデータを結合するステップと、
画面の撮影が完了したことを近距離通信により前記相手装置へ通知するステップと
をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−265850(P2009−265850A)
【公開日】平成21年11月12日(2009.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−113092(P2008−113092)
【出願日】平成20年4月23日(2008.4.23)
【出願人】(501431073)ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ株式会社 (810)
【Fターム(参考)】