トマト苗つり具
【課題】
従来のトマト苗つり紐は、トマト苗の茎を誘引する紐に器具を取り付けたものがないことから、紐の上端部と下端部を縛りつける作業を一本ずつ手作業で実施しており、大量生産する農家では多くの労力が必要であり、紐は毎年茎柄と一緒に捨てるので無駄になる。
【解決手段】
ポリエチレン製の素材の紐に、最上端部にG字型フックと最下端部に逆さにした、紐の基部の垂直線上に伸縮可能にする嵌合されることを特徴としている。
従来のトマト苗つり紐は、トマト苗の茎を誘引する紐に器具を取り付けたものがないことから、紐の上端部と下端部を縛りつける作業を一本ずつ手作業で実施しており、大量生産する農家では多くの労力が必要であり、紐は毎年茎柄と一緒に捨てるので無駄になる。
【解決手段】
ポリエチレン製の素材の紐に、最上端部にG字型フックと最下端部に逆さにした、紐の基部の垂直線上に伸縮可能にする嵌合されることを特徴としている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
この発明は、トマト苗の倒伏防止のため紐で支える苗つり具に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来は、トマト苗の倒伏防止は、竹等を三本立て上部で交差させ縛って、それぞれ三本の支柱にトマトの茎を細縄等で縛ったものや、ビニールハウス内床では、ポリエチレン製の紐でビニールハウス内に張った針金に、ポリエチレン製の紐を縛って吊るし、最下端部にトマトの根元茎部に縛り固定する作業を、一本ずつ手作業で実施しているため労力を多く要し、収穫後の紐は保管に手間が掛かることから茎柄と一緒に引き抜いて捨てるために無駄になっている現状である。
このことから、取り・外しが簡単で、保管が容易である倒伏防止に有効な苗つりが望まれている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
既存するポリエチレン製の紐本体に、取り・外しが簡単で保管も容易な苗つりが無いことから、多くの労力を要し、紐の使い捨てにより無駄になっている。
そこで、この発明は、簡単に取り・外しができ保管を容易にした有効なトマト苗つり具を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
以上の課題を解決するために、発明は、既存のポリエチレン製の紐を基部とし、基部の垂直線上の最上端部にG字型フックに基部をつるし、最下端部には、G字型フックを逆さに吊るしたものを一体に伸縮可能に嵌合して成るトマト苗の倒伏防止のため紐で支える苗つりとして使用するものである。
【発明の効果】
【０００５】
本発明によるトマト苗つり具は、垂直線上の基部の最上端部に取り付けたG字型フックを針金に引っ掛け、最下端部の逆さにしたG字型フックを苗の根元茎部に掛けて、花房が一段目に着いたら花房直下の茎に１周り巻き、２段目以降は順次は花房直下に巻きつけていく。花房は通常７段目まで着けるので苗丈は１ｍ８０ｃｍ程度になり一箇所に加重が集中しなように７回り程度巻きつけることによって、実房約８Ｋｇ程度の重量が加重されても倒伏すること無く極めて有効である。
また、取り付け・取り外しが簡単に出来ることから労力の手間が省け、収穫後の紐は鉄線に結束して吊るしたまま保管ができることから、容易で長年使用可能になり経費節減である。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
発明の実施形態を図１で示す。
トマト苗つり具の基部本体は、ポリエチレン製の紐で、構造は最上端部にG字型フック１・外れ止め球２・吊るし返し３・W字型クリップ４・基部５・最下端部に逆さにしたＧ字型フック６が一体的に設けられている。
このポリエチレン製の紐を基部５として、この基部５の全長を２ｍ３０ｃｍ程度に設定して、基部を最上端部のG字型フック１に基部６を吊るし返し２に掛けて、紐を50ｃｍ程度余分に取り必要により伸縮調整して、基部とW字型クリップ４と結合し、基部の最下端部には逆さにしたG字型フック１を吊るしW字型クリップ４で基部と結合する伸縮可能なにするように嵌合してある。
育苗トマトの苗丈が３５ｃｍ程度になり７葉が着いたら、ビニールハウス床に定植させ、ビニールハウス内の地面から約１ｍ９５ｃｍのところに張った鉄線にトマトの苗つり具を引っ掛けて、逆Ｇ管７を根元茎に固定し、苗丈が４０ｃｍ程度に伸長したら一段目の花房が着くので、その花房直下の茎に１周り巻いて、２段目以降、順次花房が着くごとに花房直下に巻きつけていく。
ビニールハウス内では、通常７段目の花房まで着けるので苗丈が１ｍ８０ｃｍ程度になり最低７周り以上巻きつける。
実房の重量は約８ｋｇ程度になることからG字型フック１のG字型フック径１は７ｍｍ程度と紐の幅は８ｍｍ×厚さ1ｍｍ程度の紐を使用するのが一般的である。
本実施例はトマト苗を標準に示したが作物の種類によって基部の長さ、付属品の大きさも異なる。また、ポリエチレン製以外に他の合成樹脂等の使用も当然可能である。
【産業上の利用可能性】
【０００７】
本発明は、基部にG字型フック、W字型クリップを嵌合して、キュウリ、ゴーヤ、メロン、カボチャ、豆類、長いもの蔓などの誘引に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
【図１】発明の実施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
【０００９】
１ G字型フック（大）
２ 外れ止め球
３ 吊るし返し
４ W字型クリップ
５ 基部
６ G字型フック（小）
【技術分野】
【０００１】
この発明は、トマト苗の倒伏防止のため紐で支える苗つり具に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来は、トマト苗の倒伏防止は、竹等を三本立て上部で交差させ縛って、それぞれ三本の支柱にトマトの茎を細縄等で縛ったものや、ビニールハウス内床では、ポリエチレン製の紐でビニールハウス内に張った針金に、ポリエチレン製の紐を縛って吊るし、最下端部にトマトの根元茎部に縛り固定する作業を、一本ずつ手作業で実施しているため労力を多く要し、収穫後の紐は保管に手間が掛かることから茎柄と一緒に引き抜いて捨てるために無駄になっている現状である。
このことから、取り・外しが簡単で、保管が容易である倒伏防止に有効な苗つりが望まれている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
既存するポリエチレン製の紐本体に、取り・外しが簡単で保管も容易な苗つりが無いことから、多くの労力を要し、紐の使い捨てにより無駄になっている。
そこで、この発明は、簡単に取り・外しができ保管を容易にした有効なトマト苗つり具を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
以上の課題を解決するために、発明は、既存のポリエチレン製の紐を基部とし、基部の垂直線上の最上端部にG字型フックに基部をつるし、最下端部には、G字型フックを逆さに吊るしたものを一体に伸縮可能に嵌合して成るトマト苗の倒伏防止のため紐で支える苗つりとして使用するものである。
【発明の効果】
【０００５】
本発明によるトマト苗つり具は、垂直線上の基部の最上端部に取り付けたG字型フックを針金に引っ掛け、最下端部の逆さにしたG字型フックを苗の根元茎部に掛けて、花房が一段目に着いたら花房直下の茎に１周り巻き、２段目以降は順次は花房直下に巻きつけていく。花房は通常７段目まで着けるので苗丈は１ｍ８０ｃｍ程度になり一箇所に加重が集中しなように７回り程度巻きつけることによって、実房約８Ｋｇ程度の重量が加重されても倒伏すること無く極めて有効である。
また、取り付け・取り外しが簡単に出来ることから労力の手間が省け、収穫後の紐は鉄線に結束して吊るしたまま保管ができることから、容易で長年使用可能になり経費節減である。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
発明の実施形態を図１で示す。
トマト苗つり具の基部本体は、ポリエチレン製の紐で、構造は最上端部にG字型フック１・外れ止め球２・吊るし返し３・W字型クリップ４・基部５・最下端部に逆さにしたＧ字型フック６が一体的に設けられている。
このポリエチレン製の紐を基部５として、この基部５の全長を２ｍ３０ｃｍ程度に設定して、基部を最上端部のG字型フック１に基部６を吊るし返し２に掛けて、紐を50ｃｍ程度余分に取り必要により伸縮調整して、基部とW字型クリップ４と結合し、基部の最下端部には逆さにしたG字型フック１を吊るしW字型クリップ４で基部と結合する伸縮可能なにするように嵌合してある。
育苗トマトの苗丈が３５ｃｍ程度になり７葉が着いたら、ビニールハウス床に定植させ、ビニールハウス内の地面から約１ｍ９５ｃｍのところに張った鉄線にトマトの苗つり具を引っ掛けて、逆Ｇ管７を根元茎に固定し、苗丈が４０ｃｍ程度に伸長したら一段目の花房が着くので、その花房直下の茎に１周り巻いて、２段目以降、順次花房が着くごとに花房直下に巻きつけていく。
ビニールハウス内では、通常７段目の花房まで着けるので苗丈が１ｍ８０ｃｍ程度になり最低７周り以上巻きつける。
実房の重量は約８ｋｇ程度になることからG字型フック１のG字型フック径１は７ｍｍ程度と紐の幅は８ｍｍ×厚さ1ｍｍ程度の紐を使用するのが一般的である。
本実施例はトマト苗を標準に示したが作物の種類によって基部の長さ、付属品の大きさも異なる。また、ポリエチレン製以外に他の合成樹脂等の使用も当然可能である。
【産業上の利用可能性】
【０００７】
本発明は、基部にG字型フック、W字型クリップを嵌合して、キュウリ、ゴーヤ、メロン、カボチャ、豆類、長いもの蔓などの誘引に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
【図１】発明の実施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
【０００９】
１ G字型フック（大）
２ 外れ止め球
３ 吊るし返し
４ W字型クリップ
５ 基部
６ G字型フック（小）
【特許請求の範囲】
【請求項１】
J字状の折り返しを有するG字型フックの、前記折り返し部に、基部となるポリエチレン製紐の一端を掛けてW字型クリップで挟持固定し、該ポリエチレン製紐の下方他端を、前記G字型フックと同様のフックを反転させ、その折り返し部に掛けてW字型クリップで挟持固定してなる伸縮可能なトマト苗つり具
【請求項１】
J字状の折り返しを有するG字型フックの、前記折り返し部に、基部となるポリエチレン製紐の一端を掛けてW字型クリップで挟持固定し、該ポリエチレン製紐の下方他端を、前記G字型フックと同様のフックを反転させ、その折り返し部に掛けてW字型クリップで挟持固定してなる伸縮可能なトマト苗つり具
【図１】
【公開番号】特開２００６−２２３１７０（Ｐ２００６−２２３１７０Ａ）
【公開日】平成１８年８月３１日（２００６．８．３１）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００５−４０１０７（Ｐ２００５−４０１０７）
【出願日】平成１７年２月１７日（２００５．２．１７）
【出願人】（３０４０４３９９２）
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１８年８月３１日（２００６．８．３１）
【国際特許分類】
【出願日】平成１７年２月１７日（２００５．２．１７）
【出願人】（３０４０４３９９２）
【Ｆターム（参考）】
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