説明

トラック用可動ステップ

【課題】ステップの変形、破損等を防ぐことができるトラック用可動ステップを提供する。
【解決手段】ステップSは、凹所10aを有する取り付け本体10と、凹所10a内に回動自在に軸支されるステップ20と、凹所10a内に回動自在に軸支されると共にステップ20の裏面に当接する当接部を有した支持体30と、ステップ20の縁部に当接部を通す通し部20Bが設けられ、支持体30の回動の部位はステップ20の回動の部位より下方に位置し、あおり1を荷台から垂下した時、ステップ20及び支持体30を凹所10aから突き出させ、突き出した支持体30の当接部でステップ20の裏面に当接させてステップ20を支持し、ステップ20を使用しない時、支持体30の当接部を通し部20Bを通すと共に、ステップ20をステップ30の突き出しの方向とは逆方向に回動させて、ステップ20及び支持体30を取り付け本体10の凹所10a内に収納する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トラック用可動ステップに係り、特に、ステップの変形、破損等を防ぐことができるトラック用可動ステップに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、トラックのあおりに取り付け、あおりを開いた時、ステップを突き出し、あおりを利用してはしごの機能を有するトラック用可動ステップがある(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実開平5−65686号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、上記トラック用可動ステップにあっては、ステップを突き出した状態において、ステップの回動部位に近い側に台座が当接し、台座が当接したステップの部位に荷重が集中し、ステップが変形、破損するという問題点が生じた。
【0005】
本発明は、前記問題点を考慮したなされたトラック用可動ステップを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載のトラック用可動ステップは、あおりに取り付けられ、凹所を有する取り付け本体と、この取り付け本体の凹所内に回動自在に軸支されるステップと、前記取り付け本体の凹所内に回動自在に軸支されると共に、前記ステップの裏面に当接する当接部を有した支持体と、前記ステップの上端縁の中途より内方に向かう縁部に、前記支持体の当接部を通す通し部が設けられ、前記あおりを荷台から垂下した時、前記支持体の回動の部位は、前記ステップの回動の部位より下方に位置し、前記ステップ及び前記支持体を前記凹所から突き出させ、前記凹所から突き出した前記支持体の当接部で前記ステップの裏面に当接させて前記ステップを支持し、前記ステップを使用しない時、前記支持体の当接部を前記通し部を通すと共に、前記ステップを前記ステップの前記突き出しの方向とは逆方向に回動させて、前記ステップ及び前記支持体を前記取り付け本体の凹所内に収納するものである。
【0007】
また、請求項2記載のトラック用可動ステップは、請求項1記載のトラック用可動ステップにおいて、ステップの裏面に支持体の当接部の動きを規制する当接部用ストッパーを設け、この当接部用ストッパーに前記支持体の当接部を係止させ、この係止させた状態は、前記ステップが水平方向に保持されている位置に調整されているものである。
【0008】
また、請求項3記載のトラック用可動ステップは、請求項1又は請求項2記載のトラック用可動ステップにおいて、ステップが垂下しないように作用するステップ用弾性部材を取り付け本体の凹所内に取り付けているものである。
【0009】
また、請求項4記載のトラック用可動ステップは、請求項1〜3のいずれか1項に記載のトラック用可動ステップにおいて、支持体を凹所から離間するように作用する支持体用弾性部材と、前記支持体の回動部の回動を規制して前記支持体の前記凹所から離間する方向の移動を規制する支持体垂下規制部材とを設けたものである。
【0010】
また、請求項5記載のトラック用可動ステップは、請求項1〜4のいずれか1項に記載のトラック用可動ステップにおいて、取り付け本体の凹所内に設けられた被係止部と、ステップの裏面に設けられ、前記被係止部に係止する係止部とを備え、前記取り付け本体の凹所内に支持体の外側に前記ステップが位置すると共に、前記被係止部に前記係止部が係止した状態で、前記支持体と前記ステップが前記凹所内に収納保持されているものである。
【発明の効果】
【0011】
請求項1記載のトラック用可動ステップによれば、あおりを荷台から垂下した時、ステップ及び支持体を凹所から突き出させ、前記凹所から突き出した支持体の当接部で前記ステップの裏面に当接させて前記ステップを支持するため、従来のように、ステップの回動に近い側のステップの部位に荷重が集中せず、ステップの変形、破損等を防ぐことができ、しかも、あおりを荷台から垂下した時、ステップを凹所から突き出させ、支持体の当接部で前記ステップの裏面に当接させて前記ステップを支持し、ステップを使用しない時、前記支持体の当接部を前記通し部を通すと共に、前記ステップを前記ステップの前記突き出しの方向とは逆方向に回動させて、前記ステップ及び前記支持体を前記取り付け本体の凹所内に収納するため、凹所内に、ステップと支持体をコンパクトに収納することができ、その分、凹所を有する取り付け本体の大きさをもコンパクトにすることができる。
【0012】
また、請求項2記載のトラック用可動ステップによれば、上述した請求項1記載の発明の効果に加え、ステップの裏面に支持体の当接部の動きを規制する当接部用ストッパーを設け、この当接部用ストッパーに前記支持体の当接部を係止させ、この係止させた状態は、前記ステップが水平方向に保持されている位置に調整されているため、ステップを水平方向に保持することができる。
【0013】
また、請求項3記載のトラック用可動ステップによれば、上述した請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加え、あおりを荷台から垂下し、ステップを凹所から突き出させた時、前記ステップが垂下しないように作用するステップ用弾性部材を前記ステップと前記ステップと対向する取り付け本体の凹所の部位との間に設けたため、ステップの下端と前記ステップの下端と対向する取り付け本体の凹所の部位との間に隙間が形成され、作業者の手等が挟まるのを防ぐことができる。
【0014】
また、請求項4記載のトラック用可動ステップによれば、上述した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、支持体を凹所から離間するように作用する支持体用弾性部材と、前記支持体の回動部の回動を規制して前記支持体の前記凹所から離間する方向の移動を規制する支持体垂下規制部材とを設けたため、つまり、支持体が所定角度回動し保持されるため、支持体の当接部をステップの裏面に位置させ易く、作業性の向上を図ることができる。
【0015】
また、請求項5記載のトラック用可動ステップによれば、上述した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、取り付け本体の凹所内に設けられた被係止部と、ステップの裏面に設けられ、前記被係止部に係止する係止部とを備え、前記取り付け本体の凹所内に支持体の外側に前記ステップが位置すると共に、前記被係止部に前記係止部が係止した状態で、前記支持体と前記ステップが前記凹所内に収納保持されているため、取り付け本体の凹所から支持体又はステップが飛び出すのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】図1は、本発明の一実施例のトラック用可動ステップの使用状態の概略的斜視図である。
【図2】図2は、図1のトラック用可動ステップを取り付け本体の凹所内に収納した状態の概略的斜視図である。
【図3】図3は、図2のトラック用可動ステップのステップを取り付け本体の凹所内から突き出した状態の概略的斜視図である。
【図4】図4は、図2のトラック用可動ステップの概略的正面図である。
【図5】図5は、図4の5−5線による概略的断面図である。
【図6】図6は、図5の取り付け本体の凹所内に設けられた被係止部からステップの裏面に設けられ係止部が離脱した状態を示す概略的断面図である。
【図7】図7は、図1のトラック用可動ステップを取り付け本体の凹所内に収納した状態の概略的断面図である。
【図8】図8は、図4の8−8線による概略的断面図である。
【図9】図9は、図4のトラック用可動ステップのステップの内部状態を示す概略的正面図である。
【図10】図10は、図9の10−10線による概略的断面図である。
【図11】図11は、図10のD方向から見た概略的図である。
【図12】図12は、図11の12−12線による概略的断面図である。
【図13】図13は、図12のステップを上方に回動した状態の概略的断面図である。
【図14】図14は、図11の14−14線による概略的断面図である。
【図15】図15は、図14のステップを上方に回動した状態の概略的断面図である。
【図16】図16は、図8のトラック用可動ステップのステップを取り付け本体の凹所から突き出した状態の概略的断面図である。
【図17】図17は、図16のG方向から見た概略的図である。
【図18】図18は、図17の18−18線による概略的断面図である。
【図19】図19は、図18の支持体を取り付け本体の凹所から突き出した状態の概略的断面図である。
【図20】図20は、図17の20−20線による概略的断面図である。
【図21】図21は、図20の支持体を取り付け本体の凹所から突き出した状態の概略的断面図である。
【図22】図22は、図16のステップを支持体で支持する状態を示す概略的断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の一実施例のトラック用可動ステップを図面(図1乃至図22)を参照して説明する。
図1に示すSはトラック用可動ステップで、トラック用可動ステップSは、荷台への上り下りを楽にするためのもので、トラックの荷台の床枠の側を支点として回動する囲いであるあおり1に取り付けられるものである。
なお、トラック用可動ステップSを本実施例においては、側あおり1に取り付けた例を示しているが、本願発明は、これに限らず、図示しないが、後あおり1’にも同様に適用できるものである。
【0018】
図2に示す10は、あおり1に取り付けられ、凹所10aを有する取り付け本体で、10bは、外側に張り出した張出部(フランジ)で、トラック用可動ステップSは、張出部10bに取り付けたビス10cを介してあおり1に取り付けられている。
【0019】
図2、3に20はステップで、ステップ20は取り付け本体10の凹所10a内に回動自在に軸支されている。ステップ20は、両側に設けられた軸21、21に、該軸21、21をそれぞれ覆う覆い部材22、22により回動自在に軸支されている。軸21、21は、凹所10aの壁10d、10dに取り付けられ、覆い部材22、22は、ステップ20に取り付けられている。
また、図16及び図22に示す23は、ステップ20の裏面に設けられた当接部用ストッパーで、当接部用ストッパー23は、後述する支持体30の当接部30aの動きを規制するものである。この当接部用ストッパー23に支持体30の当接部30aを係止させた状態は、図22に示すように、ステップ20が水平方向に保持されている位置に調整されている。
【0020】
また、図4乃至図6、特に、図6に示す10Xは、取り付け本体10の凹所10a内に設けられた被係止部で、被係止部10Xは、例えば、バネにより付勢された対向する球体で構成されている。20Xは、ステップ20の裏面に設けられ、被係止部10Xに係止する係止部で、係止部20Xは、例えば、中途に曲部を有した突状部材で、係止部20Xが被係止部10X、例えば、バネにより付勢された対向する球体の間に付勢力に抗して侵入し、侵入後、係止される状態を保持するようにしている(図5参照)。
従って、図4及び図8に示すように、取り付け本体10の凹所10a内に支持体30の外側にステップ20が位置する(図4及び図8参照)と共に、被係止部10Xに係止部20Xが係止した状態で、支持体30とステップ20が凹所10a内に収納されることとなる。その結果、取り付け本体10の凹所10aから支持体30又はステップ20が飛び出すのを防止することができる。
なお、図9及び図10に示す50は、緩衝部材で取り付け本体10の底壁に取り付けられ、収納時の支持体30の振動を軽減するものである。
【0021】
また、図10、図11、図12、特に、図12に示すように、あおり1を荷台から垂下し、ステップ20を凹所10aから突き出させ、ステップ20の支持体30の支持がない時、ステップ20の自重によりステップ20が垂下しないように作用するステップ用弾性部材20M(例えば、ねじりばねである。)を取り付け本体10の凹所10a内に取り付けている。詳しくは、ねじりばね20Mの巻回部をステップ20の軸21に通し、ねじりばね20Mの一端をステップ20の裏面に、ねじりばね20Mの他端を取り付け本体10の凹所10aの底壁10eに係止させている(図12及び図13参照)。
従って、ステップ20の支持体30の支持がない時、ステップ20の自重によりステップ20が垂下しようとするが、ステップ用弾性部材20Mがステップ20を持ち上げるように作用して、ステップ20の下端とステップ20の下端と対向する取り付け本体10の凹所10aの部位との間に隙間が形成され、作業者の手等が挟まるのを防ぐようにすることができる。
【0022】
また、図14及び図15に示す21Sは、軸21の外周に取り付けられたステップ上方規制ストッパーである。このステップ上方規制ストッパー21Sは、覆い部材22の係止部22Sがステップ20の回動に伴って、つまり、ステップ20を手で持ち上げて、図14の状態から図15の状態へと移動させると、係止部22Sがステップ上方規制ストッパー21Sに係止した時点で、ステップ20の回動が規制され、ステップ20と張出部10bとが接触するのを防ぐようにしている。
また、図2及び図3に示すように、ステップ20の上端縁20Aの中途より内方に向かう縁部に、支持体30の当接部30aを通す通し部20Bが設けられ、通し部20Bは、例えば、略U字形状をなしている。
なお、20Cはステップ20に設けられた取っ手、20Dはステップ20に設けられた滑り止め用の突起(図7参照)をそれぞれ示している。
【0023】
図3、図4及び図9に示す30は支持体で、支持体30は取り付け本体10の凹所10a内に回動自在に軸支されると共に、ステップ20の裏面に当接する当接部30a(図2参照)を有している。
支持体30は、図9に示すように逆U字形状をなし、逆U字形状の両端は、水平方向に延びる回動部位30b、30bをそれぞれ有している。
回動部位30b、30bは、支持体30の回動部位で、31S、31Sは、回動部位30b、30bをそれぞれ覆うと共に支持体30の回動を規制する支持体下方規制ストッパーで、支持体30の下方移動を規制する支持体下方規制ストッパー31Sは、支持体30の回動部位30bを覆って軸受け機能を有し、支持体下方規制ストッパー31Sは、取付部材31S1を介して取り付け本体10の凹所10aの底壁10eに取り付けられている(取り付けは、例えば、溶接である。)。
【0024】
また、図16乃至図21、特に、図17、図18、図19に示す30Mは支持体用弾性部材(例えば、ねじりばねである。)で、支持体用弾性部材30Mは、支持体30が凹所10aから離間するように作用させるもので(図16及び図19参照)、支持体用弾性部材30Mは、支持体30に取り付けられ、詳しくは、ねじりばね30Mの巻回部を支持体30に通し、ねじりばね30Mの一端を支持体30に、ねじりばね30Mの他端を取付部材31S1に係止させている(図17参照)。ねじりばね30Mの他端を取付部材31S1に係止させているが、取り付け本体10の凹所10aの底部10eに係止させるようにしても良い。
また、図16乃至図21、特に、図17、図20、図21に示すように、支持体30の垂下方向(支持体30が凹所10aから離間する方向)の移動は、支持体30の回動部位30b、30bの回動を規制して支持体30の垂下方向(支持体30が凹所10aから離間する方向)の移動を規制する支持体垂下規制部材Kで規制されている。
支持体垂下規制部材Kは、例えば、支持体下方規制ストッパー31Sと係止部30bSとで行うことができる。
また、係止部30bSは、支持体30の回動部位30bの端部の外周にあって、支持体下方規制ストッパー31Sの側方に位置するもので、支持体30が、支持体用弾性部材30Mにより、図20の状態から図21の状態へと移動する場合、係止部30bsが支持体下方規制ストッパー31Sに係止した時点で、支持体30の回動が規制されるようになっている。
【0025】
従って、あおり1が荷台から垂下し、支持体30を凹所10aから突き出させた時、図16に示すように、支持体30と支持体30と対向する取り付け本体10の凹所10aの部位に設けた支持体用弾性部材30Mにより、支持体30を凹所10aから離間させるように作用させ、また、支持体30は、支持体30の垂下方向の移動を支持体垂下規制部材Kにより規制され、支持体30が図16の状態となるため、支持体30の当接部30aをステップ20の裏面に位置させ易く、作業性の向上を図ることができる。
【0026】
また、あおり1を荷台から垂下した時、図22に示すように、支持体30の回動の部位は、ステップ20の回動の部位より下方に位置し、また、あおり1を荷台から垂下した時、図2及び図3に示すように、ステップ20及び支持体30を凹所10aから突き出させ、凹所10aから突き出した支持体30の当接部30aで、図16及び図22に示すように、ステップ20の裏面に当接させてステップ20を支持することができる。
そして、ステップ20を使用しない時、図22の状態、つまり、支持体30の当接部30aと当接部用ストッパー23との係止状態を手でステップ20を持ち上げて解除し、ステップ20をステップ20の突き出しの方向とは逆方向(図16に示す矢印方向と逆方向)に回動させると共に、支持体30の当接部30aを通し部20Bを通して、つまり、ステップ20と支持体30が交差するように回動させて、ステップ20及び支持体30を取り付け本体10の凹所10a内に収納することができる(図7及び図8参照)。
【0027】
即ち、上述したトラック用可動ステップSによれば、あおり1を荷台から垂下した時、ステップ20及び支持体30を凹所10aから突き出させ、凹所10aから突き出した支持体30の当接部30aでステップ20の裏面に当接(望ましくは、支持体30の当接部30aを当接部用ストッパー23に係止させる。)させてステップ20を支持するため、従来のように、ステップの回動に近い側のステップの部位に荷重が集中せず、ステップの変形、破損等を防ぐことができ、しかも、あおり1を荷台から垂下したした時、ステップ20を凹所10aから突き出させ、支持体30の当接部30aでステップ20の裏面に当接させてステップ20を支持し、ステップ20を使用しない時、支持体30の当接部30aを通し部20Bを通すと共に、ステップ20をステップ20の前記突き出しの方向とは逆方向に回動させて、ステップ20及び支持体30を取り付け本体10の凹所10a内に収納するため、凹所10a内に、ステップ20と支持体30をコンパクトに収納することができ、その分、凹所10aを有する取り付け本体10の大きさをもコンパクトにすることができる。
【符号の説明】
【0028】
S トラック用可動ステップ
1 あおり
10 取り付け本体
10a 凹所
20 ステップ
20B 通し部
30 支持体
30a 当接部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
あおりに取り付けられ、凹所を有する取り付け本体と、
この取り付け本体の凹所内に回動自在に軸支されるステップと、
前記取り付け本体の凹所内に回動自在に軸支されると共に、前記ステップの裏面に当接する当接部を有した支持体と、
前記ステップの上端縁の中途より内方に向かう縁部に、前記支持体の当接部を通す通し部が設けられ、
前記あおりを荷台から垂下した時、前記支持体の回動の部位は、前記ステップの回動の部位より下方に位置し、前記ステップ及び前記支持体を前記凹所から突き出させ、前記凹所から突き出した前記支持体の当接部で前記ステップの裏面に当接させて前記ステップを支持し、
前記ステップを使用しない時、前記支持体の当接部を前記通し部を通すと共に、前記ステップを前記ステップの前記突き出しの方向とは逆方向に回動させて、前記ステップ及び前記支持体を前記取り付け本体の凹所内に収納する
ことを特徴とするトラック用可動ステップ。
【請求項2】
ステップの裏面に支持体の当接部の動きを規制する当接部用ストッパーを設け、この当接部用ストッパーに前記支持体の当接部を係止させ、この係止させた状態は、前記ステップが水平方向に保持されている位置に調整されている
ことを特徴とする請求項1記載のトラック用可動ステップ。
【請求項3】
ステップが垂下しないように作用するステップ用弾性部材を取り付け本体の凹所内に取り付けている
ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のトラック用可動ステップ。
【請求項4】
支持体を凹所から離間するように作用する支持体用弾性部材と、
前記支持体の回動部の回動を規制して前記支持体の前記凹所から離間する方向の移動を規制する支持体垂下規制部材とを設けた
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のトラック用可動ステップ。
【請求項5】
取り付け本体の凹所内に設けられた被係止部と、
ステップの裏面に設けられ、前記被係止部に係止する係止部とを備え、
前記取り付け本体の凹所内に支持体の外側に前記ステップが位置すると共に、前記被係止部に前記係止部が係止した状態で、前記支持体と前記ステップが前記凹所内に収納保持されている
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のトラック用可動ステップ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【公開番号】特開2013−112105(P2013−112105A)
【公開日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−258669(P2011−258669)
【出願日】平成23年11月28日(2011.11.28)
【出願人】(598064288)永田販売株式会社 (2)
【Fターム(参考)】