説明

ドアミラーシステム

【課題】一対のドアミラー装置の動作の同期性を向上できるドアミラーシステムを提供すること。
【解決手段】このドアミラーシステム1は、一対のドアミラー装置2R、2Lがミラー機能部3R、3Lおよびスレイブ回路4R、4Lをそれぞれ有する。また、一対のスレイブ回路4R、4Lが通信制御回路を介してマスター回路5に接続される。また、ミラー機能部3R、3Lを駆動するための指示要求データがマスター回路5から各スレイブ回路4R、4Lにそれぞれ送信される。このとき、一方のスレイブ回路4Rへの指示要求データと他方のスレイブ回路4Lへの指示要求データとが単一のフレームスロットに格納されて一括送信される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ドアミラーシステムに関し、さらに詳しくは、一対のドアミラー装置の動作の同期性を向上できるドアミラーシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年のドアミラーシステムは、ドアミラー装置と、このドアミラー装置の機能を実現するミラー機能部と、このミラー機能部を駆動するスレイブ回路と、このスレイブ回路を駆動するマスター回路とを備えている。また、車両の左右ドアに設置された各ドアミラー装置がこれらのミラー機能部およびスレイブ回路をそれぞれ有している。また、通信制御回路がスレイブ回路およびマスター回路の双方にそれぞれ内蔵されている。そして、右側のスレイブ回路が通信制御回路を介してマスター回路に接続され、また、左側のスレイブ回路が通信制御回路を介してマスター回路に接続されている。そして、ミラー機能部を駆動するための指示要求データがこのマスター回路から左右のスレイブ回路にそれぞれ送信されることにより、左右のドアミラー装置が駆動されている。なお、かかるドアミラーシステムに採用される車両用通信制御回路として、特許文献1に記載される技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−28632号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、上記の構成を有するドラミラーシステムでは、右側のドアミラー装置の動作と左側のドアミラー装置の動作との同期を適正に行うべき要請がある。
【0005】
そこで、この発明は、上記に鑑みてされたものであって、一対のドアミラー装置の動作の同期性を向上できるドアミラーシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、この発明にかかるドアミラーシステムは、ドアミラー装置と、前記ドアミラー装置の機能を実現するミラー機能部と、前記ミラー機能部を駆動するスレイブ回路と、前記スレイブ回路を駆動するマスター回路とを備えるドアミラーシステムであって、一対の前記ドアミラー装置が前記ミラー機能部および前記スレイブ回路をそれぞれ有すると共に、一対の前記スレイブ回路が前記スレイブ回路および前記マスター回路の双方にそれぞれ内蔵された通信制御回路を介して前記マスター回路に接続され、且つ、前記ミラー機能部を駆動するための指示要求データが前記マスター回路から一対の前記スレイブ回路にそれぞれ送信されるときに、一方の前記スレイブ回路への指示要求データと他方の前記スレイブ回路への指示要求データとが単一のフレームスロットに格納されて一括送信されることを特徴とする。
【0007】
このドアミラーシステムでは、ドアミラー装置(ミラー機能部)を駆動するための指示要求データの送信にあたり、一方のスレイブ回路への指示要求データと他方のスレイブ回路への指示要求データとが単一のフレームスロットに格納されてマスター回路から各スレイブ回路に一括送信される。かかる構成では、各ドアミラー装置への指示要求データの送信時間が短縮されるので、右側のドアミラー装置の動作と左側のドアミラー装置の動作との同期性が向上する。これにより、ドアミラー装置の動作にかかる外観性が向上する利点がある。
【0008】
また、この発明にかかるドアミラーシステムは、前記ミラー機能部がランプ点灯機能、電動格納機能、反射率調整機能、その他の視覚的動作にかかる機能を行うときに前記要求指示データの一括送信が行われる。
【0009】
このドアミラーシステムでは、かかる構成では、左右のドアミラー装置の動作にかかる同期性の向上効果が、顕著に得られる利点がある。
【0010】
また、この発明にかかるドアミラーシステムは、前記ドアミラー装置が前記ドアミラー装置の外部に設置された他の車両用灯具と同期して駆動される。
【0011】
このドアミラーシステムは、各ドアミラー装置への指示要求データの送信時間が短縮されるので、各ドアミラー装置の動作と車両用灯具の動作との同期性が向上する。これにより、灯具の外観性などが顕著に向上する利点がある。
【0012】
また、この発明にかかるドアミラーシステムは、前記スレイブ回路から前記マスター回路への前記指示要求データに対する状態返信にあたり、一方の前記スレイブ回路からの状態返信と他方の前記スレイブ回路からの状態返信との間に時間差が設けられる。
【0013】
このドアミラーシステムでは、マスター回路における各スレイブ回路からの状態返信の衝突が防止されるので、システムの安定性が確保される利点がある。
【発明の効果】
【0014】
この発明にかかるドアミラーシステムでは、ドアミラー装置(ミラー機能部)を駆動するための指示要求データの送信にあたり、一方のスレイブ回路への指示要求データと他方のスレイブ回路への指示要求データとが単一のフレームスロットに格納されて各スレイブ回路に一括送信される。かかる構成では、各ドアミラー装置への指示要求データの送信時間が短縮されるので、右側のドアミラー装置の動作と左側のドアミラー装置の動作との同期性が向上する。これにより、ドアミラー装置の動作にかかる外観性が向上する利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】図1は、この発明の実施例にかかるドアミラーシステムの構成を示す説明図である。
【図2】図2は、図1に記載したドアミラーシステムの作用を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施例の構成要素には、発明の同一性を維持しつつ置換可能かつ置換自明なものが含まれる。また、この実施例に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
【実施例】
【0017】
[ドアミラーシステム]
このドアミラーシステム1は、例えば、車両のドアミラー装置に適用され、車両用通信制御回路(LIN:Local Interconnect Network)を用いてドアミラー装置の各種機能を実現するシステムである(図1参照)。このドアミラーシステム1は、一対のドアミラー装置2R、2Lと、一対のミラー機能部3R、3Lと、一対のスレイブ回路(ミラー回路)4R、4Lと、マスター回路(スイッチ回路)5と、スイッチ群6とを備える。
【0018】
一対のドアミラー装置2R、2Lは、例えば、車両10のアウターミラーであり、車両10の左右のドアにそれぞれ設置される。ミラー機能部3R、3Lは、ドアミラーシステム1の各種機能を実現するための装置であり、一対のドアミラー装置2R、2Lに対応してそれぞれ設けられる。このミラー機能部3R、3Lは、例えば、左右のドアミラー装置2R、2Lのセット動作および格納動作を行う電動格納機能、ミラーを動かして鏡面の向きを調節する鏡面調節機能、各ドアミラー装置2R、2Lに配置されたサイドターンランプ(図示省略)を点灯させるランプ点灯機能、ミラーの曇り止めにかかるヒータ機能、キー・イルミネーション機能、ドライバーに応じてミラーの鏡面向きを登録し、登録した位置へ自動的に移動させるメモリ機能、周囲の明るさに応じてミラーの反射率を調整する反射率調整機能などを有する。なお、この実施例では、ミラー機能部3R、3Lが複数のミラー機能を有するが、これに限らず、単一のミラー機能のみにより構成されても良い。
【0019】
スレイブ回路4R、4Lは、ミラー機能部3R、3Lを駆動するための回路であり、一対のミラー機能部3R、3Lに対応してそれぞれ配置される。マスター回路5は、各スレイブ回路4R、4Lを駆動する回路である。マスター回路5と各スレイブ回路4R、4Lとは、LIN BUS7R、7Lを介してデータ送受信可能に接続される。また、マスター回路5および各スレイブ回路4R、4Lは、各電源ライン8、8R、8Lを介して車両10のバッテリ11に接続される。なお、マスター回路5および各スレイブ回路4R、4Lは、イグニッション電源やアクセサリー電源に接続されても良い。また、マスター回路5および各スレイブ回路4R、4Lは、各GNDライン9、9R、9Lを介して接地される。なお、マスター回路5および各スレイブ回路4R、4Lは、ホディアースに接続されても良い。
【0020】
スイッチ群6は、各ミラー機能部3R、3Lを作動にかかる指令を入力するための入力手段であり、マスター回路5に接続される。このスイッチ群6は、例えば、運転席に設置された押しボタン式スイッチ、車両信号を取得して入力するスイッチなどにより構成される。
【0021】
また、このドアミラーシステム1は、異常発生時にて異常信号を出力する異常信号出力ライン(図示省略)を有する。この異常信号出力ラインは、ドライバーや整備者に異常発生を報知するための警告灯の点灯制御、車両のフロント部やリア部に配置されたターンランプの点滅周期の短縮制御、ダイアグノーシスなどに用いられる。また、異常信号出力ラインは、単一のラインにより構成されても良いし、各種の故障に対応する複数のラインにより構成されても良い。
【0022】
図2は、マスター回路5から各スレイブ回路4R、4Lへの要求送信のタイミングチャートを示している。このドアミラーシステム1では、ドアミラー装置2R、2Lの駆動時にて、以下の制御が行われる。まず、ドライバー等によりスイッチ群6に指令が入力されると、この指令がマスター回路5に伝達される。次に、このマスター回路5が各スレイブ回路4R、4Lにミラー機能部3R、3Lを駆動するための指示要求データをそれぞれ送信する。このとき、マスター回路5と各スレイブ回路4R、4Lとを接続するLIN BUSが用いられて、指令要求データが送信される。また、指令要求データは、ヘッダ、レスポンススペース、レスポンスおよびインターフレームスペースから成るフレームスロットに格納されて送信される。また、レスポンスのデータ長は、ヘッダのIDフィールドにて定義され、2[byte]、4[byte]および8[byte]から1つ選択される。次に、各スレイブ回路4R、4Lが受信したフレームスロットを解析処理し、指令要求データに基づいて各ミラー機能部3R、3Lを駆動する。これにより、ドアミラー装置2R、2Lのミラー機能(例えば、ターンランプの点灯制御)が実現される。
【0023】
[指示要求データの一括送信]
ここで、従来例のドアミラーシステムでは、マスター回路から各スレイブ回路への指示要求データの送信にあたり、右側ドアミラー装置のスレイブ回路に対する指示要求データと左側ドアミラー装置のスレイブ回路に対する指示要求データとが個別のフレームスロットに格納されて順次送信される(図2の従来例参照)。例えば、この実施例では、各スレイブ回路に対するレスポンスのデータ長がそれぞれ4[byte]に設定されている。そして、これらのレスポンスが個別のフレームスロットにそれぞれ格納されて左右のスレイブ回路に順次送信されている。このとき、まず、右側ドアミラー装置のスレイブ回路にかかる指示要求データが送信され、その後に、左側ドアミラー装置のスレイブ回路にかかる指示要求データが送信されている。かかる構成では、一つのフレームスロットの送信時間が12.25[ms]であるため、要求指示データの送信時間が合計24.50[ms]となっている。
【0024】
これに対して、このドアミラーシステム1では、マスター回路5から各スレイブ回路4R、4Lへの要求送信にあたり、右側ドアミラー装置2Rのスレイブ回路4Rに対する指示要求データと左側ドアミラー装置2Lのスレイブ回路4Lへの指示要求データとが単一のフレームスロットに格納されて一括送信される(図2の発明例参照)。例えば、この実施例では、各スレイブ回路4R、4Lに対するレスポンスのデータ長がそれぞれ4[byte]に設定されている。そして、各スレイブ回路4R、4Lに対する合計8[byte]のレスポンスが単一のフレームスロットに格納されて各スレイブ回路4R、4Lにそれぞれ一括送信されている。また、このフレームスロットのヘッダにて、各スレイブ回路4R、4Lに対するレスポンスの割り当てが規定されている。かかる構成では、従来例の構成と比較して、ヘッダ、レスポンススペースおよびレスポンス内のチェックサムが1つずつ省略されている。これにより、要求指示データの送信時間が通信速度(ビットレート)9600[bps]にて18.09[ms]となり、従来例よりも6.41[ms]短縮されている。
【0025】
[効果]
以上説明したように、このドアミラーシステムでは、ドアミラー装置2R、2L(ミラー機能部3R、3L)を駆動するための指示要求データの送信にあたり、一方(右側のドアミラー装置2R)のスレイブ回路4Rへの指示要求データと他方(左側のドアミラー装置2L)のスレイブ回路4Lへの指示要求データとが単一のフレームスロットに格納されてマスター回路5から各スレイブ回路4R、4Lに一括送信される(図1および図2参照)。かかる構成では、各ドアミラー装置2R、2Lへの指示要求データの送信時間が短縮されるので(図2の発明例参照)、右側のドアミラー装置2Rの動作と左側のドアミラー装置2Lの動作との同期性が向上する。これにより、ドアミラー装置2R、2Lの動作にかかる外観性が向上する利点がある。例えば、一方のスレイブ回路への指示要求データと他方のスレイブ回路への指示要求データとが個別のフレームスロットに格納されて各スレイブ回路に順次送信される構成(図2の従来例参照)では、指示要求データを遅く受信した方のドアミラー装置に作動の遅れが発生するおそれがある。
【0026】
また、かかる構成では、各スレイブ回路4R、4Lにおけるデータ処理速度が向上するので、ドアミラー装置2R、2Lの駆動制御がストレスなく行われる利点がある。例えば、各スレイブ回路におけるデータ処理速度が低いと、ドアミラー装置の駆動にあたり誤動作やバグが発生するおそれがある。
【0027】
[適用対象]
なお、このドアミラーシステム1では、ミラー機能部3R、3Lが(1)ランプ点灯機能、(2)電動格納機能、(3)反射率調整機能、その他の視覚的動作にかかる機能を行うときに、上記した要求指示データの一括送信が行われることが好ましい。かかる構成では、左右のドアミラー装置2R、2Lの動作にかかる同期性の向上効果が、顕著に得られる利点がある。例えば、(1)上記の構成がランプ点灯機能(例えば、ターンランプ機能)に適用された場合には、右側のドアミラー装置2Rのターンランプにかかる点灯動作(消灯動作)と左側のドアミラー装置2Lのターンランプにかかる点灯動作との同期性が向上するので、灯具の外観性が顕著に向上する。また、(2)上記の構成が電動格納機能に適用された場合には、右側のドアミラー装置2Rの格納動作(特に、動作の開始タイミング)と左側のドアミラー装置2Lの格納動作との同期性が向上するので、動作にかかるユーザーの違和感が効果的に抑制される。また、(3)上記の構成が反射率調整機能に適用された場合には、右側のドアミラー装置2Rにおける反射率の変化と左側のドアミラー装置2Lにおける反射率の変化との同期性が向上するので、ユーザーの違和感が効果的に抑制される。
【0028】
[他の車両用灯具との関係]
また、このドアミラーシステム1は、ドアミラー装置2R、2Lがこのドアミラー装置2R、2Lの外部に設置された他の車両用灯具(図示省略)と同期して駆動される構成に適用されることが好ましい。例えば、ドアミラー装置2R、2Lのターンランプ機能と、車両10のフロント部およびリア部に設置されたターンランプとが同期して駆動される構成に適用され得る。かかる構成では、各ドアミラー装置2R、2Lへの指示要求データの送信時間が短縮されるので(図2の発明例参照)、各ドアミラー装置2R、2Lのターンランプの点灯動作(消灯動作)と車両10のターンランプ(フロント・ターンランプおよびリア・ターンランプ)の点灯動作との同期性が向上する。これにより、灯具の外観性が顕著に向上する利点がある。
【0029】
[スレイブ回路からの状態返信]
また、上記の構成では、マスター回路5から各スレイブ回路4R、4Lに指示要求データが送信された後に、各スレイブ回路4R、4Lがマスター回路5にそれぞれ状態返信を行う。このとき、一方のスレイブ回路4Rからの状態返信と他方のスレイブ回路4Lからの状態返信との間に時間差が設けられることが好ましい。かかる構成では、マスター回路5における各スレイブ回路4R、4Lからの状態返信の衝突が防止されるので、システムの安定性が確保される利点がある。特に、上記のように、左右のスレイブ回路4R、4Lへの指示要求データが単一のフレームスロットに格納されて一括送信される構成では、各スレイブ回路4R、4Lが指示要求データを略同時に受信する。したがって、かかる構成では、状態返信の衝突を適切に抑制することは、特に重要である。
【産業上の利用可能性】
【0030】
以上のように、この発明にかかるドアミラーシステムは、一対のドアミラー装置の動作の同期性を向上できるドアミラーシステム点で有用である。
【符号の説明】
【0031】
1 ドアミラーシステム
2R 右側ドアミラー装置
2L 左側ドアミラー装置
3R、3L ミラー機能部
4R、4L スレイブ回路
5 マスター回路
6 スイッチ群
7R、7L LIN BUS
8、8R、8L 電源ライン
9、9R、9L GNDライン
10 車両
11 バッテリ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ドアミラー装置と、前記ドアミラー装置の機能を実現するミラー機能部と、前記ミラー機能部を駆動するスレイブ回路と、前記スレイブ回路を駆動するマスター回路とを備えるドアミラーシステムであって、
一対の前記ドアミラー装置が前記ミラー機能部および前記スレイブ回路をそれぞれ有すると共に、一対の前記スレイブ回路が前記スレイブ回路および前記マスター回路の双方にそれぞれ内蔵された通信制御回路を介して前記マスター回路に接続され、且つ、前記ミラー機能部を駆動するための指示要求データが前記マスター回路から一対の前記スレイブ回路にそれぞれ送信されるときに、一方の前記スレイブ回路への指示要求データと他方の前記スレイブ回路への指示要求データとが単一のフレームスロットに格納されて一括送信されることを特徴とするドアミラーシステム。
【請求項2】
前記ミラー機能部がランプ点灯機能、電動格納機能、反射率調整機能、その他の視覚的動作にかかる機能を行うときに前記要求指示データの一括送信が行われる請求項1に記載のドアミラーシステム。
【請求項3】
前記ドアミラー装置が前記ドアミラー装置の外部に設置された他の車両用灯具と同期して駆動される請求項1または2に記載のドアミラーシステム。
【請求項4】
前記スレイブ回路から前記マスター回路への前記指示要求データに対する状態返信にあたり、一方の前記スレイブ回路からの状態返信と他方の前記スレイブ回路からの状態返信との間に時間差が設けられる請求項1または2に記載のドアミラーシステム。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2010−188789(P2010−188789A)
【公開日】平成22年9月2日(2010.9.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−33185(P2009−33185)
【出願日】平成21年2月16日(2009.2.16)
【出願人】(000000136)市光工業株式会社 (774)
【Fターム(参考)】