説明

ドラフト装置のツイン加圧ローラーのための保持装置

【課題】
ドラフト装置のツイン加圧ローラーのための保持装置であって、ツイン加圧ローラーが下部ローラー上に戻されるとき上部ローラーの間違った位置決めを許容することなしに、大きなゲージを持つドラフト装置の場合にもツイン加圧ローラーの振り子様式の動きを可能とする保持装置を提供する。
【解決手段】
ツイン加圧ローラーの軸に割り当てられた位置決め要素と力伝達要素とを含み、位置決め要素がツイン加圧ローラーの軸の中心の領域に配置され、このようにしてツイン加圧ローラーがその軸の中心周りに振り子様式で動くことを許容されるものにおいて、ツイン加圧ローラーのおおよその位置決めのために捕獲支承体がツイン加圧ローラーに割り当てられることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、多数の下部ローラーを含むドラフト装置のツイン加圧ローラーのための保持装置であって、前記ツイン加圧ローラーは静止軸と二つの回転可能に支持された上部ローラーとを含み、前記保持装置はツイン加圧ローラーの軸に割り当てられた少なくとも一つの位置決め要素及び少なくとも一つの力伝達要素を含み、位置決め要素がツイン加圧ローラーの軸の中心の領域内に配置され、このようにしてツイン加圧ローラーを中心周りに振り子様式で動かすことを可能とし、それにより保持装置がツイン加圧ローラーと一緒に下部ローラーから持ち上げられることができるものに関する。
【背景技術】
【0002】
上述の形式の保持装置はドイツ公開特許出願3823872で従来技術である。この既知の保持装置の場合、ツイン加圧ローラーは位置決め要素によりその軸の中心に保持され、それぞれの下部ローラーに関して位置決めされる。位置決め要素は繊維輸送方向に調整可能であり、上部ローラーのいわゆる引き込みまたは張り出しの調整を可能とする。繊維輸送方向に関しての上部ローラーの回転軸は下部ローラーの回転軸に対して幾らか前方または後方のいずれかに外れて配置される。ツイン加圧ローラーの軸は中心周りに振り子様式で動くことが許容されるような方式で位置決め要素に保持される。この張り出しまたは引き込みに関しての許容された振り子様式の動きのため、ツイン加圧ローラーは下部ローラーに押圧されたとき下部ローラーに平行に整合される。
【0003】
ツイン加圧ローラーの下部ローラーに対する正確な平行度は繊維ストランドの均一ドラフトが行なわれるために重要である。上部ローラーがそのそれぞれの下部ローラーに対して平行に整合していないとき、繊維ストランドのローラーの幅に渡るニッピングが異なり、従って繊維ストランドは不均一にドラフトされるであろう。
【0004】
上部ローラーの負荷のための押圧力の力伝達はツイン加圧ローラーの軸の中心の位置決め要素に一体化されて行なわれる。
【0005】
既知の保持装置は比較的小さなゲージを持つドラフト装置では、例えばリング紡績機のためのドラフト装置の場合、実際にうまく行くことが立証されている。ツイン加圧ローラーが下部ローラーから持ち上げられた後、この作用は例えば欠陥を排除する目的のため必要であるかもしれないが、上部ローラーは、下部ローラー上に戻されるとき、設定された張り出しまたは引き込みのそれらの位置を自動的に見出し、ツイン加圧ローラーは、振り子様式の許容された運動のため、それ自身下部ローラーに対して再び正確に整合する。位置決め要素を持つ保持装置は下部ローラーに対し平行に整合される必要がない。これは重大な利点である。というのも押圧力により保持装置を固定しかつ負荷する目的のためには、通常多数の要素が適用され、その場合、個々の許容差の追加のため、位置決め要素の下部ローラーとの良好な平行度は保証されることができないからである。
【0006】
しかし、100mmを越える増大するゲージの場合、小さな振動角度でさえツイン加圧ローラーの一方の上部ローラーが張り出して置かれ、一方でツイン加圧ローラーの他方の上部ローラーが下部ローラーに対して引っ込んで置かれるというようなツイン加圧ローラーの一方の上部ローラーの他方の上部ローラーに対する大きな不整合をもたらすということが容易に起こりうる。特に200mm以上の大きなゲージを持つ空気紡績機のためのドラフト装置の場合、これらの既知の保持装置はそれらの適用にもはや信頼性がない。ツイン加圧ローラーが持ち上げられた後に戻されるとき、上部ローラーはそれらの設定位置を見出せない。というのも一方の上部ローラーを張り出して他方のローラーを引っ込んで置くことが長い操業で防止されることができるような範囲に振動角度を位置決め要素により制限することができないからである。
【0007】
大きなゲージを持つドラフト装置はドイツ公開特許出願3907745で既知であり、そこではツイン加圧ローラーは両方の上部ローラーに接近した二つの保持装置により位置決めされかつ負荷される。この形状の場合、下部ローラー上への上部ローラーの間違った位置決めは防がれるけれども、ツイン加圧ローラーの振り子様式の動きは不可能であり、従ってツイン加圧ローラーは下部ローラーに対してそれ自身で平行に整合することができない。むしろ、ツイン加圧ローラーの両上部ローラーもまた正しい位置にあるように、両保持装置は下部ローラーに対して絶対的に正確に整合されなければならない。これは複雑な調整作業にもかかわらず、常に保証されることができない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は既知の保持装置を改善し、ツイン加圧ローラーが下部ローラー上に戻されるとき上部ローラーの間違った位置決めを許容することなしに、大きなゲージを持つドラフト装置の場合にもツイン加圧ローラーの振り子様式の動きを可能とすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この目的は、本発明によればツイン加圧ローラーが下部ローラー上に置かれるときのツイン加圧ローラーのおおよその位置決めのために少なくとも一つの捕獲支承体がツイン加圧ローラーに割り当てられることにより達成された。
【0010】
少なくとも一つの捕獲支承体を設けることにより、長い操業でもツイン加圧ローラーが下部ローラー上に置かれるときに両上部ローラーの間違った位置決めが排除され、かつこれにもかかわらず押圧力が付与されるときツイン加圧ローラーの下部ローラーに対する平行整合が起こるような方式でツイン加圧ローラーの振り子様式に動く余裕が調整されることができる。捕獲支承体はそれにより、少なくともツイン加圧ローラーが戻るすぐ前に作用し、かつツイン加圧ローラーの上部ローラーが選ばれた調整度に依存して両方が下部ローラー上に張り出してまたは両方が引っ込んで置かれるかのいずれかであるような範囲にツイン加圧ローラーのおおよその平行整合を有利に確保する。おおよその平行整合内で与えられる振り子様式に動く余裕が、押圧力が付与されるときツイン加圧ローラーをそれ自体で下部ローラーに対し正確に平行に整合させることを可能とする。このようにして一方の上部ローラーが張り出して他方の上部ローラーが引っ込んで置かれることが効果的に防がれる。
【0011】
捕獲支承体は種々の方式で設計されることができる。有利にはそれはツイン加圧ローラー上で軸の中心からできるだけ最大の距離で作用する。捕獲支承体が振り子運動の支点を表わすツイン加圧ローラーの軸の中心から遠くに配置されるほど捕獲支承体のむしろ矛盾した機能が信頼性を持ってより容易に実現される。一方で、捕獲支承体はツイン加圧ローラーの振動運動を上部ローラーの間違った位置決めが防がれるような範囲に限定すべきであり、他方で、しかし押圧力の作用下に正確な平行整合を可能とするように十分に大きな振動余裕がなければならない。従って捕獲支承体はツイン加圧ローラーを下部ローラー上に置く点まで案内するが、その後のツイン加圧ローラーの下部ローラーに対する平行な振動整合を妨げないような方式で設計される。
【0012】
捕獲支承体はツイン加圧ローラーの上部ローラーに対して割り当てられることができるが、それは特に有利にはツイン加圧ローラーの軸上に作用する。というのもこれはツイン加圧ローラーが下部ローラー上に置かれるとき回転し始めないからである。本発明の有利な実施態様において、二つの捕獲支承体は上部ローラーに接近して互いに対して離れて配置される。要素、特に保持装置の要素の対称実施態様はこのようにして簡単な方式で可能となる。ツイン加圧ローラーの軸に対する上部ローラーのための押圧力を伝達する力伝達要素が位置決め要素中に一体化されるとき更に有利である。このようにして力伝達はツイン加圧ローラーの軸の中心への位置決めと一緒に起こり、力は両上部ローラー上に均一に分配される。
【0013】
ツイン加圧ローラーの軸の選ばれた直径に対する比での必要な押圧力に依存して、もし力伝達要素が軸の中心に配置されるなら負荷下の軸の非常に高い弓そりが発生しうる。この負荷下の弓そりは二つの上部ローラーの傾斜及び平行位置からの偏りをもたらす。軸の大き過ぎる撓みを避けるために位置決め要素とは別に力伝達要素を配置することも有利である。特に有利なのは少なくとも二つの力伝達要素の形であり、そのそれぞれが上部ローラーに接近していることである。しかし、力伝達要素による無理な位置決めが発生せずそれがツイン加圧ローラーの振動整合を妨げないことは留意されねばならない。
【0014】
位置決め要素から分離された力伝達要素の場合、ツイン加圧ローラーの軸上の上部ローラーに接近して両者が作用することを可能とするために、力伝達要素内に捕獲支承体を一体化することが有利でありうる。
【0015】
捕獲支承体は有利にはフォーク状設計を持ち、ツイン加圧ローラーが下部ローラーから持ち上げられるときそれがその位置からはずれて遠くに進み過ぎるのを防ぐ。
【0016】
図面の簡略説明
本発明のこれらの及び更なる目的、特徴及び利点は添付図面に関してなされるその以下の詳細な説明からより容易に明らかとなるであろう。図面において:
図1はツイン加圧ローラーのための保持装置を含む部分的に示されたドラフト装置の部分的断面側面図を示し、
図2は図1の断面II−IIに沿ったツイン加圧ローラーのための保持装置の図を示し、
図3は図1の断面III−IIIに沿ったツイン加圧ローラーのための保持装置の図を示す。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
図1に部分的に示されたドラフト装置1は多数のローラー対2,3及び4,5を含み、それらはドラフト装置1を通して繊維ストランド6を繊維輸送方向Aに輸送し、それを希望の繊度にドラフトする。案内ベルト7,8は既知の方式でローラー対4,5に割り当てられている。ドラフト装置1がローラー対4,5の上流またはローラー対2,3の下流に配置された更なるローラー対を含むことが規定されることができる。希望の繊度にドラフトされた繊維ストランド6は続いてドラフト装置の下流の選択された撚り装置、例えばエアジェット集合体に供給され、そこで繊維ストランド6はその紡績撚りを受ける。上部ローラー3及び5は駆動可能な下部ローラー2及び4に関して位置決めされ、二つの保持装置9により押圧される。上部ローラー3及び5自体はこの結果駆動されないが、むしろ下部ローラー2,4の動きに従う。
【0018】
保持装置9は既知の及び任意の方式で負荷装置(図示せず)により押圧力Fを負荷され、この保持装置9は上部ローラー3及び5と一緒に下部ローラー2及び4から持ち上げられることができる。押圧力Fは空気圧または磁力発生要素によりまたは金属ばねにより付与されることができる。
【0019】
図3に見ることができるように、二つの隣接紡績位置の上部ローラー3は結合軸10により結合されてツイン加圧ローラー11を形成する。これらの隣接紡績位置の両方の下部ローラー2はこの結果、別個の駆動体を持つ個々の下部ローラーであることができる。それらはまた、破線により示された方式で機械の縦方向に延びる連続下部シリンダとして同様にうまく設計されることができる。
【0020】
図1によれば、上部ローラー3,5はそれぞれの下部ローラー2,4に関してわずかに張り出してまたは引っ込んで配置される。上部ローラー5の下部ローラー4への配置は、上部ローラー5が輸送方向Aで見たとき下部ローラー4より幾らか更に上流に配置されているとき引っ込んで表示される。ローラー対2,3は上部ローラー3の張り出しを示し、そこでは繊維輸送方向Aの上部ローラー3は下部ローラー2の下流に配置されている。
【0021】
図2はローラー対2,3上への平面図を示し、そこでは保持装置9は図1の断面II−IIに沿って切断されている。ツイン加圧ローラー11の軸10の中心12の領域内に、保持装置9内に含まれる位置決め要素13が設けられている。位置決め要素13は位置決め表面14を持ち、それは軸10と一緒に作用し、下部ローラー2に関して希望の張り出しを持つツイン加圧ローラー11の位置決めを確実とする。位置決め表面14はこれにより軸10と遊び嵌めを持ち、従ってツイン加圧ローラー11は中心12周りに矢印方向BとCに振り子状運動を実行する。調整された張り出しまたは引き込みに関して矢印方向BとCの振り子様式で動く余裕が下部ローラー2に平行なツイン加圧ローラーの自己制御的整合を実現する。下部ローラー2に関する上部ローラー3の傾斜に起因する繊維ストランド6の不均一ニッピング、及び従ってその不均一ドラフトはこの結果避けられる。位置決め表面14はこの結果わずかに凸状に設計されることができる。
【0022】
ドラフト装置1のゲージEが大きい程、中心12周りの軸10の同じ振動角度を持つ繊維輸送方向Aに沿って上部ローラー3が実行する旋回距離は大きい。エアジェット紡績機の標準として適用されるような100mmを超える大きなゲージEを持つドラフト装置の場合、ツイン加圧ローラー11の振動運動は極めて大きいので、紡績工程の欠陥を排除するために下部ローラー2から持ち上げられたツイン加圧ローラー11が下部ローラー2上に戻されるとき、ツイン加圧ローラー11の間違った位置決めが発生しうる。ツイン加圧ローラー11の軸10が、一方の上部ローラー3が張り出して他方の上部ローラー3が引っ込んでそれぞれの下部ローラー2上に配置されるような範囲まで傾くことが起こるかもしれない。この形は紡績工程を不可能とする。従って、少なくとも一つの捕獲支承体15がツイン加圧ローラー11に割り当てられ、前記捕獲支承体15は下部ローラー2上に戻されるときツイン加圧ローラー11をおおよそ位置決めする役目をし、かつツイン加圧ローラー11の間違った位置決めを防ぐ役目をする。捕獲支承体15はこの結果上部加圧ローラー11の軸10に配置されることができる。捕獲支承体15は少なくとも一つの捕獲表面16を含み、それが振動角度がある大きさを越えるや否やツイン加圧ローラー11の方向BまたはCの振動運動を制限する。捕獲支承体15は好ましくはツイン加圧ローラー11の中心12からできるだけ遠くに配置される。捕獲表面16はそのためツイン加圧ローラー11の軸10からかなり離れて配置されるので、前記表面16が下部ローラー2上のツイン加圧ローラー11の間違った配置を防ぐが、ツイン加圧ローラー11の平行整合のための振り子様式の動きを妨害しない。この目的は捕獲支承体15が中心12から更に離れても容易に達成されることができる。
【0023】
押圧力Fは保持装置9を通してツイン加圧ローラーの軸10に伝達されなければならない。これは力伝達要素が位置決め要素13中に一体化されることにより起こりうる。この実施態様(図示せず)では、押圧力Fはツイン加圧ローラー11の上部ローラー3の両方の上に軸10を通して分配される。大きなゲージEを持ち、かつそれに比べて比較的小さいツイン加圧ローラー11の軸10の直径Dを持つここに示されたドラフト装置の場合、軸10の負荷下の弓そりは押圧力Fの強さに依存して大きくなるので、変形による上部ローラー3の傾斜した位置が発生し、それが次にドラフトされた繊維ストランドの均一性を損なう。エアジェット紡績機のためのドラフト装置1の場合、軸10の直径DはゲージEの10分の1未満であることが多い。不当に高い偏向を避けるために、位置決め要素13とは別に、図3に示されるような力伝達要素17を配置するのが有利である。力伝達要素はここでは上部ローラー3に対しできるだけ接近して配置され、保持装置9からの押圧力Fを押圧表面18を通して軸10上に伝達する。軸10の偏向はこのようにして最少とされる。押圧表面18は有利には平らな表面として設計され、それは軸10の位置に影響することなくかつツイン加圧ローラーを間違っているかもしれない位置に強制することなく、押圧力Fを軸10上に伝達する。
【0024】
本発明の有利な実施態様では、捕獲支承体15は力伝達要素17中に一体化されている。一体化された要素は有利にはフォーク状設計であることができ、そこではフォークベースは加圧表面18を含み、フォークの横表面は捕獲表面16を含む。
【0025】
力伝達要素17が位置決め要素13から分離されて配置されている図3による実施態様では、保持装置9が位置決め要素13に隙間19を含むことが重要であり、従って軸10の中心12に力は伝達されることができない。この実施態様では、用いられた負荷集合体に依存して、中心12に付与された押圧力Fに代えて、正確に力伝達要素17上の破線矢印により示された二つの押圧力F′を与えることが有利でありうる。
【0026】
案内ベルト8を持つ上部ローラー5はまた、もちろんツイン加圧ローラー11として、上述した上部ローラー3と同一に設計されることができ、それは同じ態様で保持装置9により位置決めされ及び押圧力Fを負荷される。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】ツイン加圧ローラーのための保持装置を含む部分的に示されたドラフト装置の部分的断面側面図を示す。
【図2】図1の断面II−IIに沿ったツイン加圧ローラーのための保持装置の図を示す。
【図3】図1の断面III−IIIに沿ったツイン加圧ローラーのための保持装置の図を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
多数の下部ローラー(2;4)を含むドラフト装置(1)のツイン加圧ローラー(11)のための保持装置(9)であって、前記ツイン加圧ローラー(11)が静止軸(10)と二つの回転可能に支持された上部ローラー(3;5)とを含み、前記保持装置(9)がツイン加圧ローラー(11)の軸(10)に割り当てられた少なくとも一つの位置決め要素(13)と少なくとも一つの力伝達要素(17)とを含み、更に位置決め要素(13)がツイン加圧ローラー(11)の軸(10)の中心(12)の領域内に配置されており、このようにしてツイン加圧ローラー(11)を中心(12)周りに振り子様式で動かすことを可能とし、それにより保持装置(9)がツイン加圧ローラー(11)と一緒に下部ローラー(2;4)から持ち上げられることができるものにおいて、少なくとも一つの捕獲支承体(15)が、前記ツイン加圧ローラー(11)が下部ローラー(2;4)上に置かれるとき、前記ツイン加圧ローラー(11)のおおよその位置決めのためにツイン加圧ローラー(11)に割り当てられていることを特徴とする保持装置。
【請求項2】
捕獲支承体(15)がツイン加圧ローラー(11)の軸(10)に割り当てられていることを特徴とする請求項1に記載の保持装置。
【請求項3】
少なくとも二つの捕獲支承体(15)が互いに離れてかつ上部ローラーに接近して配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の保持装置。
【請求項4】
力伝達要素(17)が位置決め要素(13)から分離されて配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の保持装置。
【請求項5】
捕獲支承体(15)が力伝達要素(17)中に一体化されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の保持装置。
【請求項6】
力伝達要素(17)が位置決め要素(13)中に一体化されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の保持装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−342480(P2006−342480A)
【公開日】平成18年12月21日(2006.12.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−125058(P2006−125058)
【出願日】平成18年4月28日(2006.4.28)
【出願人】(590005597)マシーネンファブリク リーター アクチェンゲゼルシャフト (93)
【氏名又は名称原語表記】Maschinenfabrik Rieter AG
【住所又は居所原語表記】Klosterstrasse 20,CH−8406 Winterthur,Switzerland
【Fターム(参考)】