説明

ネギ類の結束装置

【課題】比較的少量のネギ類を生産して出荷する小規模生産者が使用するのに適した、ネギ類の結束作業ないしはラベル添付作業を軽減することができる小型で低価格のネギ類の結束装置を提供する。
【解決手段】ワケギの結束装置1は、ワケギ支持部2と、ラベル供給部3と、ゴム部材作成部4と、ワケギ結束部5とを備えている。この結束装置1によれば、ワケギ支持部2の結束台13の上にラベル6が自動的に配置された後、作業者がワケギをラベル6の上に載せれば、ワケギ結束部5が、自動的にラベル6がワケギの茎部を取り巻くような態様で、ワケギを結束する。したがって、作業者がワケギを結束台13の上に載せ、結束後に結束台13からワケギ束を除去するだけで、ワケギの結束とラベル6の添付とを行うことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネギ類、例えばワケギ(分葱)、ネギ(葱)、ニラ(韮)等を所望の本数ずつラベルとともに輪ゴムで結束するためのネギ類の結束装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、ワケギ、ネギ、ニラ等のネギ類は、所定の本数ずつ結束した状態で消費者に販売される。このため、ネギ類の生産者又は中間流通業者は、このようなネギ類の束を作成して段ボール箱あるいはコンテナに詰めて市場に出荷している。しかしながら、手作業でネギ類を結束する場合、その作業に手間あるいは時間がかかり、人件費がかさむといった問題がある。
【0003】
そこで、ネギ類を計量器に載せてその重量を自動計量し、ネギ類を一定重量ずつ自動的に結束するようにしたネギ類の自動計量結束装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。そして、特許文献1に開示された自動計量結束装置によれば、計量から結束までの全工程を完全に自動的に連続して行うことができ、人件費を削減して生産コストを低減することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−128019号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示された自動計量結束装置は、かなり大型かつ複雑であり、また高価であるので、比較的少量のネギ類を栽培して出荷する小規模生産者、例えば自己の所有する比較的狭い畑でネギ類を栽培している個々の農家等の場合、このような自動計量結束装置を購入しても、その購入費を上回る収益をあげることは困難である。
【0006】
このため、ネギ類の小規模生産者は、一般に手作業でネギ類を結束して出荷しているが、結束作業が煩瑣であるといった問題がある。また、一般に、ネギ類の束には、その生産地等を表示するラベルが添付されるが、ラベルの添付作業にも手間がかかるといった問題がある。とくに、作業者が高齢である場合は、結束作業ないしはラベル添付作業に時間がかかり、また高齢者にとってはかなり重労働であるといった問題がある。
【0007】
本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたものであって、比較的少量のネギ類を生産して出荷する小規模生産者が使用するのに適した、ネギ類の結束作業ないしはラベル添付作業の負担を軽減することができる小型で低価格のネギ類の結束装置を提供することを解決すべき課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するためになされた本発明に係るネギ類の結束装置は、ネギ類支持手段と、ラベル供給手段と、ゴム部材作成手段と、ネギ類結束手段とを備えている。ここで、ネギ類支持手段は、凹部が形成され該凹部にラベルとネギ類とを載せることができる結束台を有している。ラベル供給手段は、結束台の凹部にラベルを供給する。ゴム部材作成手段は、ゴムチューブを輪切りにして輪状のゴム部材を作成する。ネギ類結束手段は、ゴム部材作成手段からゴム部材を受け取る一方、結束台の上に載っているラベルの上に作業者によって複数本のネギ類が載せられた後、ラベルがネギ類の茎部を取り巻くように、ラベルの上からネギ類の茎部に輪状のゴム部材をはめてネギ類を結束する。
【0009】
本発明に係るネギ類の結束装置において、ネギ類支持手段は、減圧により凹部の表面にレベルを吸着させる減圧吸引部と、結束台の上にネギ類が載せられたときに下方に撓む板ばね部と、板ばね部が撓んだときにオンするリミットスイッチとを備えているのが好ましい。
【0010】
本発明に係るネギ類の結束装置において、ラベル供給手段は、複数のラベルを収容するラベルケースと、ラベルケース内のラベルを1枚ずつ減圧により吸い付けて結束台の凹部に移載するラベル移載部とを備えているのが好ましい。
【0011】
本発明に係るネギ類の結束装置において、ゴム部材作成手段は、ゴムチューブを輪切りにして輪状のゴム部材を作成する回転式のカッターを備えているのが好ましい。
【0012】
本発明に係るネギ類の結束装置において、ネギ類結束手段は、輪状のゴム部材を保持する一方該ゴム部材を輪の直径が大きくなるように半径方向外向きに拡張することができる保持部と、保持部を、結束台に対応する位置とゴム部材作成手段に対応する位置との間で往復移動させる移動部とを備えているのが好ましい。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、作業者がネギ類を結束台の上に載せ、結束後に結束台からネギ類を除去するだけで、ネギ類の結束とラベルの添付とを同時に行うことができる。したがって、作業者のネギ類の結束作業を大幅に軽減することができる。また、この結束装置は、例えば特許文献1に記載されたネギ類の自動計量結束装置に比べて、小型であり、構造が簡素であり、かつ低価格で製造ないしは販売することができるので、小規模生産者が使用するのに適している。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】(a)は結束前のワケギとラベルと輪ゴムとを示す斜視図であり、(b)は結束後のワケギすなわちワケギ束を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る結束装置の要部をおおむね正面からみた斜視図である。
【図3】図2に示す結束装置の要部の左側面図である。
【図4】図2に示す結束装置の要部の正面図である。
【図5】図2に示す結束装置の要部の右側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、添付の図面を参照しつつ本発明を実施するための形態(本発明の実施形態)を具体的に説明する。なお、この実施形態では、図1(a)に示すような複数本のワケギを結束して図1(b)に示すようなワケギ束を作成するための結束装置について説明を行うが、本発明は、ワケギの結束装置に限定されるわけではない。本発明は、ワケギ以外のネギ類、例えばネギ、ニラ等を結束する結束装置にも適用することができるのはもちろんである。
【0016】
図2〜図5に示すように、所望の複数本のワケギを結束するための結束装置1は、ワケギ支持部2と、ラベル供給部3と、ゴム部材作成部4と、ワケギ結束部5とを備えている。この結束装置1は、基本的には、図1(a)に示すようなラベル6と輪状のゴム部材7(輪ゴム)とを用いて複数本のワケギ8を結束し、図1(b)に示すようなワケギ束9を作成する。
【0017】
なお、以下では便宜上、結束装置1を正面からみて、ラベル供給部3が配置された側(図2、図4中における位置関係では左側)を「左」といい、ゴム部材作成部4が配置された側(図2、図4中における位置関係では右側)を「右」ということにする。また、結束装置1を側面からみて、ワケギ支持部2が配置された側(図3中における位置関係では右側、図5中における位置関係では左側)を「前」といい、ワケギ結束部5が配置された側(図3中における位置関係では左側、図5中における位置関係では右側)を「後」ということにする。
【0018】
この結束装置1において、ワケギ支持部2は、下端部が結束装置1の床部に固定された支柱11と、左端部が支柱11の上端部に固定された板ばね12と、板ばね12の右端部付近に取り付けられた結束台13とを備えている。板ばね12は、上下にある程度は撓むことができる。なお、板ばね12の右端部は、何らかの支持部材により支持されていてもよく、また自由端であってもよい。結束台13の上面には、半円柱形の凹部14が形成されている。凹部14の底部には、結束台13と板ばね12とを貫通する穴部15が設けられ、この穴部15は、減圧チューブ16を介して、真空ポンプ等の減圧吸引部(図示せず)に接続されている。また、板ばね12のやや下方には、該板ばね12に近接してリミットスイッチ17が設けられている。このリミットスイッチ17は、板ばね12が下方に撓んだときにはオン状態となる。
【0019】
ラベル供給部3は、前後方向に延び上下に回動又は揺動することができるラベルアーム18と、ラベルアーム18の前端部に取り付けられ複数のラベル6を収容することができるラベルケース19と、ラベルケース19内のラベル6を1枚ずつ結束台13の凹部14に移載するラベル移載部20とを備えている。ラベル移載部20は、前後方向に延びる回転軸21の回りにほぼ180°回動することができる回動レバー22と、1枚のラベル6を減圧により吸い付けて保持する略管状の吸着部材23とを備えている。吸着部材23は、減圧ホース24を介して、真空ポンプ等の減圧手段(図示せず)に接続されている。
【0020】
ゴム部材作成部4は、ゴムチューブ26が渦巻き状に巻き付けられたチューブリール27と、ゴムチューブ26を輪切りにし輪状のゴム部材7を作成する回転式のカッター28と、ゴムチューブ26をチューブリール27から引き出してカッター28に向かって送り出すラチェット機構からなる送りローラー29とを備えている。カッター28は、おおむね上下方向に延び左右に回動又は揺動することができるカッターアーム30の下端部に取り付けられている。ここで、回転式のカッター28は、ゴムチューブ26に押し付けられたときに自然に回転(自転)してゴムチューブ26を輪切りにするようになっている。しかしながら、ゴムチューブ26の切断を助勢するため、カッター28をモータによって回転させるようにしてもよい。
【0021】
ワケギ結束部5は、回転シャフト31の回りに揺動することができる搬送アーム32と、搬送アーム32の下端部に取り付けられたチャック機構33(ゴム部材保持部)とを備えている。ここで、搬送アーム32は、前後方向に移動することができる。さらに、搬送アーム32は、左右に回動又は揺動して、チャック機構33を、結束台13に対応する位置とゴム部材作成部4に対応する位置との間で往復移動させることができる。チャック機構33は、環状に配置され輪状のゴム部材7を保持する開閉可能な複数(例えば、3つ、6つ)のゴム保持爪34を備えている。かくして、チャック機構33は、ゴム保持爪34が閉じられた状態でゴム部材作成部4から受け取った輪状のゴム部材7を保持するとともにゴム保持爪34を開くことにより、該ゴム部材7を、輪の直径が大きくなるように半径方向外向きに拡張することができる。
【0022】
さらに、チャック機構33は、図示していないが、ゴム保持爪34が閉じられた状態にあるときに、ゴム保持爪34に保持されている輪状のゴム部材7を前方に押してゴム保持爪34から離脱させる(取り外す)ゴム離脱爪と、結束台13の凹部14上に上方に開いた形状で配置されているラベル6を丸めるラベル丸め爪とを備えている。
【0023】
以下、結束装置1の動作、すなわち結束装置1を用いて複数本のワケギ8を結束してワケギ束9を作成する手順を説明する。この手順は、以下で説明するように、ラベルの準備工程と、ゴム部材の準備工程と、ワケギの結束工程とに大別することができる。
【0024】
(1) ラベルの準備工程
ラベルの準備工程では、まずラベル移載部20の回動レバー22を、回転軸21の回りに、最大限左側に回動させた上で、減圧手段(図示せず)により吸着部材23を減圧状態にする。このとき、回動レバー22は、回転軸21との連結部から左向きにほぼ水平方向に延び、略管状の吸着部材23は上向きに開口し、周囲の空気を吸引する(図4では、その状態が実線で示されている。)。続いて、ラベルアーム18を下向きに回動させてラベルケース19を下降させ、ラベルケース19内の複数のラベル6の最下部に位置する1枚のラベル6を、吸着部材23のロート状の開口部に当接させる。これにより、吸着部材23への空気の流入は停止又は減少し、吸着部材23は減圧により最下部の1枚のラベル6を吸い付けて保持する。この後、ラベルアーム18を上向きに回動させてラベルケース19を上昇させる。
【0025】
次に、ラベル移載部20の回動レバー22を、1枚のラベル6を吸着部材23に保持させた状態で、回転軸21の回りに、最大限右側に回動させる。このとき、回動レバー22は、回転軸21との連結部から右向きにほぼ水平方向に延びる(図4では、その状態が2点鎖線で示されている。)。これにより、吸着部材23に保持されているラベル6は、結束台16の凹部14の上に移載される。続いて、吸着部材23の減圧を解除する一方、減圧手段(図示せず)により穴部15を減圧状態にする。これにより、ラベル6は、減圧により凹部15に密着し、凹部15の表面に沿った形状となる。すなわち、ラベル6は、上方に開いたおおむね半円筒形の形状となる。なお、このとき、ラベル6は、結束台13から後方に十分に張り出した状態で保持される。かくして、ラベル6の準備が完了する。
【0026】
(2) ゴム部材の準備工程
ゴム部材の準備工程では、まずワケギ結束部5の搬送アーム32を、最大限に後退させた状態で最大限右側に回動させ、チャック機構33をゴム部材作成部4の後方に位置させる。ここで、チャック機構33のゴム保持爪34は、最大限に閉じた状態とされる。続いて、送りローラー29を駆動し、ゴムチューブ26を、おおむね輪状のゴム部材7の厚さ分だけ後方に、すなわちチャック機構33に近づく方向に送り出す。この後、搬送アーム32及びチャック機構33を前向きに移動させ、チャック機構33の閉じたゴム保持爪34(図5中では、実線で示されている。)の先端部をゴムチューブ26の中空部内に差し込む。
【0027】
次に、回転式のカッター28でゴムチューブ26を輪切りにして輪状のゴム部材7を作成する。このとき、切り取られたゴム部材7は、チャック機構33の閉じたゴム保持爪34によって保持されている。すなわち、ワケギ結束部5(チャック機構33)はゴム部材作成部4から輪状のゴム部材7を受け取る。続いて、チャック機構33のゴム保持爪34を開き(図5中では、2点鎖線で示されている。)、ゴム部材7を輪の直径が大きくなるように半径方向外向きに拡張する。この状態で、搬送アーム32及びチャック機構33を後向きに移動させた後、搬送アーム32を最大限左側に回動させ、チャック機構33をワケギ支持部2の結束台13の後方に位置させる。これにより、ゴム部材7の準備が完了する。
【0028】
(3) ワケギの結束工程
前記のように、ラベル6の準備とゴム部材7の準備とが完了した状態で、作業者が今回のワケギ8の結束作業を開始するのを待つ(待機状態)。なお、ラベル6の準備とゴム部材7の準備は、並行的にないしは同時に行ってもよく、また順次に行ってもよい(いずれが先でもよい)。なお、作業を能率化するために、ワケギ結束部5が後で説明するようにワケギ8を結束している間に、次の結束作業のためのラベル6の準備を開始するのが好ましい。
【0029】
ワケギの結束工程では、このような待機状態において、結束台13の凹部14に吸着・保持されている、上方に開いたラベル6の上に作業者がワケギ8を載せると、ワケギ8の重量(質量)により板ばね12が下方に撓み、リミットスイッチ17がオン状態となる。なお、作業者は、複数本のワケギ8を、その根の部分が後方に位置し、かつその茎部がラベル上に位置するような姿勢で前後方向に延びるように配置する。
【0030】
リミットスイッチ17がオン状態になると、結束台13の後方に位置しているワケギ結束部5(搬送アーム32及びチャック機構33)は自動的に結束動作を開始する。すなわち、まず搬送アーム32及びチャック機構33が前向きに移動する。このとき、輪状のゴム部材7は、結束台13より後側においてラベル6が存在する部位に、ワケギ8を取り囲むような態様で配置される。なお、ゴム保持爪34が最大限に開かれ、ゴム部材7の輪の直径は十分に大きくなっているので、輪状のゴム部材7は支障なくラベル6及びワケギ8を取り囲むことができる。
【0031】
次に、チャック機構33のラベル丸め爪(図示せず)が、ラベル6をワケギ8の茎部を包むように丸める。続いて、チャック機構33のゴム保持爪34が最大限に閉じられた状態となり、ゴム部材7は輪の直径が小さくなるように半径方向内向きに縮小する。この後、ゴム離脱爪(図示せず)がゴム部材7を前方に押し、これによりゴム部材7はゴム保持爪34から外れる。かくして、輪状のゴム部材7は、ラベル6がワケギ8の茎部を取り巻くような態様でワケギ8を結束する。これにより、図1(b)に示すようなワケギ束9が完成する。続いて、搬送アーム32及びチャック機構33は自動的に後向きに移動する。この後、作業者は、ワケギ束9を結束材13から除去し、例えば段ボール箱に収容する。
【0032】
以上、本発明の実施形態に係るワケギ8の結束装置1によれば、作業者がワケギ8を結束台13の上に載せ、結束後に結束台13からワケギ束9を除去するだけで、ワケギ8の結束とラベル6の添付とを同時に行うことができる。したがって、作業者のワケギ8の結束作業を大幅に軽減することができる。また、この結束装置1は、例えば特許文献1に記載されたネギ類の自動計量結束装置に比べて、小型であり、構造が簡素であり、かつ低価格で製造ないしは販売することができるので、小規模生産者が使用するのに適している。
【符号の説明】
【0033】
1 ワケギの結束装置、2 ワケギ支持部、3 ラベル供給部、4 ゴム部材作成部、5 ワケギ結束部、6 ラベル、7 輪状のゴム部材、8 ワケギ、9 ワケギ束、11 支柱、12 板ばね、13 結束台、14 凹部、15 穴部、16 減圧チューブ、17 リミットスイッチ、18 ラベルアーム、19 ラベルケース、20 ラベル移載機構、21 回転軸、22 回動レバー、23 吸着部材、24 減圧ホース、26 ゴムチューブ、27 チューブリール、28 回転式のカッター、29 送りローラー、30 カッターアーム、31 回転シャフト、32 搬送アーム、33 チャック機構、34 ゴム保持爪。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
凹部が形成され該凹部にラベルとネギ類とを載せることができる結束台を有するネギ類支持手段と、
上記結束台の上記凹部にラベルを供給するラベル供給手段と、
ゴムチューブを輪切りに切り取って輪状のゴム部材を作成するゴム部材作成手段と、
上記ゴム部材作成手段から輪状のゴム部材を受け取る一方、上記結束台の上に載っているラベルの上に作業者によって複数本のネギ類が載せられた後、ラベルがネギ類の茎部を取り巻くように、ラベルの上からネギ類の茎部に輪状のゴム部材をはめてネギ類を結束するネギ類結束手段とを備えていることを特徴とするネギ類の結束装置。
【請求項2】
上記ネギ類支持手段が、減圧により上記凹部の表面にレベルを吸着させる減圧吸引部と、上記結束台の上にネギ類が載せられたときに下方に撓む板ばね部と、該板ばね部が撓んだときにオンするリミットスイッチとを有することを特徴とする、請求項1に記載のネギ類の結束装置。
【請求項3】
上記ラベル供給手段が、複数のラベルを収容するラベルケースと、該ラベルケース内のラベルを1枚ずつ減圧により吸い付けて上記結束台の上記凹部に移載するラベル移載部とを有することを特徴とする、請求項2に記載のネギ類の結束装置。
【請求項4】
上記ゴム部材作成手段が、ゴムチューブを輪切りに切り取って輪状のゴム部材を作成する回転式のカッターを有することを特徴とする、請求項3に記載のネギ類の結束装置。
【請求項5】
上記ネギ類結束手段が、輪状のゴム部材を保持する一方該ゴム部材を輪の直径が大きくなるように半径方向外向きに拡げることができる保持部と、上記保持部を、上記結束台に対応する位置と上記ゴム部材作成手段に対応する位置との間で往復移動させる移動部とを有することを特徴とする、請求項4に記載のネギ類の結束装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−6080(P2011−6080A)
【公開日】平成23年1月13日(2011.1.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−148600(P2009−148600)
【出願日】平成21年6月23日(2009.6.23)
【出願人】(599042647)メカテック有限会社 (6)
【Fターム(参考)】