説明

ネットワークシステム

【課題】家電をメンテナンスするための情報を有効にユーザに提供することができるネットワークシステムを提供する。
【解決手段】サーバ500は、複数の家電200Aそれぞれの使用状態を示す情報を取得することによって、複数の家電それぞれの積算使用量を計算し、積算使用量が所定の積算使用量に達するか否かを判断し、積算使用量が所定の積算使用量に達する場合、所定の積算使用量に対応するメンテナンス情報を出力する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、家電をメンテナンスするための情報をネットワークを用いてユーザに有効に提供するための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
住宅などに配置されて、当該住宅内の家電の状態を把握するためのコントローラが提案されている。たとえば、コントローラが、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、テレビ、電子レンジ、太陽電池などを制御したり、それらの状態を表示したりする技術が提案されている。
【0003】
特開2007−243456号公報(特許文献1)には、異常管理システムが開示されている。特開2007−243456号公報(特許文献1)によると、異常管理システムは、画像形成装置または画像形成システムと外部装置を通信手段により接続したものであり、画像形成に使用されるトナー容器の脱着を検出する第一検出手段と、トナー容器中のトナー残量を検出する第二検出手段とを備え、トナー容器の脱着を検出しトナー残量が規定量以上であると検出された場合、通信手段によりトナー容器が脱着されたことを外部装置に通知し、通知を受けた外部装置は、異常問合せ情報送信手段により異常問合せ情報を送信する。
【0004】
特開2005−128714号公報(特許文献2)には、異常対応支援システム、サービスセンタシステム、および異常対応支援の方法が開示されている。特開2005−128714号公報(特許文献2)によると、医用機器に接続される病院異常通報システムと、これに回線接続する異常サービスセンタシステムとから成り、病院異常通報システムは装置情報解析手段を備え、異常サービスセンタシステムは異常現象の分類と異常カテゴリを関連付けた階層構造型異常現象データベース手段と、異常原因を特定する手順を記憶した異常対応手順データベース手段と、端末装置で入力された異常分類情報の受信手段と、この情報に基づいて異常カテゴリを決定し、現地対応又は自動対応を決定する対応決定手段と、自動対応と決定された際、異常原因を特定する解析指示を送信する手段と、解析結果を受信する手段と、現地対応と決定された際、異常原因を特定する作業指示を送信する手段と、結果を受信する手段を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−243456号公報
【特許文献2】特開2005−128714号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、家電をメンテナンスするための情報を有効にユーザに提供することができるネットワークシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明のある局面に従うと、複数の家電と、サーバとを備える、ネットワークシステムが提供される。サーバは、通信インターフェイスと、複数の家電毎に所定の積算使用量とメンテナンス情報との対応関係を記憶するメモリと、プロセッサとを含む。プロセッサは、通信インターフェイスを介して、複数の家電それぞれの使用状態を示す情報を取得することによって、複数の家電それぞれの積算使用量を計算し、メモリを参照することによって、積算使用量が所定の積算使用量に達するか否かを判断し、積算使用量が所定の積算使用量に達する場合、所定の積算使用量に対応するメンテナンス情報を出力する。
【0008】
好ましくは、ネットワークシステムは、複数の家電それぞれの消費電力を測定するための複数の測定装置をさらに備える。プロセッサは、通信インターフェイスを介して、複数の測定装置のそれぞれから、複数の家電それぞれの使用状態を示す情報として、複数の家電の消費電力を受信し、消費電力に基づいて複数の家電それぞれの積算使用量を計算する。
【0009】
好ましくは、複数の家電の各々は、自身の消費電力を測定するための測定部を含む。プロセッサは、通信インターフェイスを介して、複数の家電のそれぞれから、複数の家電それぞれの使用状態を示す情報として、複数の家電の消費電力を受信し、消費電力に基づいて複数の家電それぞれの積算使用量を計算する。
【0010】
好ましくは、ネットワークシステムは、ディスプレイを含む端末をさらに備える。プロセッサは、通信インターフェイスを介して、メンテナンス情報を端末へ送信する。端末は、メンテナンス情報をディスプレイに表示する。
【0011】
好ましくは、端末は、ユーザから、新たな家電に関する情報を受け付け、新たな家電に関する情報とユーザ情報とをサーバに送信する。サーバは、新たな家電に関する情報とユーザ情報とを対応付けて記憶する。
【0012】
好ましくは、端末は、次回メンテナンス情報を表示するか否かを指定するための命令をユーザから受け付ける。
【0013】
この発明の別の局面に従うと、複数の家電と、コントローラとを備える、ネットワークシステムが提供される。コントローラは、通信インターフェイスと、複数の家電毎に所定の積算使用量とメンテナンス情報との対応関係を記憶するメモリと、プロセッサとを含む。プロセッサは、通信インターフェイスを介して、外部のサーバから対応関係を受信し、通信インターフェイスを介して、複数の家電それぞれの使用状態を示す情報を取得することによって、複数の家電それぞれの積算使用量を計算し、メモリを参照することによって、積算使用量が所定の積算使用量に達するか否かを判断し、積算使用量が所定の積算使用量に達する場合、所定の積算使用量に対応するメンテナンス情報を出力する。
【0014】
好ましくは、プロセッサは、定期的に、サーバに所定の積算使用量とメンテナンス情報の更新の有無を問い合わせる。
【0015】
好ましくは、サーバは、所定の積算使用量とメンテナンス情報の更新があった際に、更新後の所定の積算使用量とメンテナンス情報をコントローラにダウンロードする。
【0016】
好ましくは、コントローラは、ディスプレイをさらに備える。プロセッサは、メンテナンス情報をディスプレイに表示させる。
【0017】
好ましくは、プロセッサは、通信インターフェイスを介して、メンテナンス情報を他の装置へ送信する。
【発明の効果】
【0018】
以上のように、本発明によって、家電をメンテナンスするための情報を有効にユーザに提供することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本実施の形態に係るネットワークシステム1の全体構成を示すイメージ図である。
【図2】本実施の形態に係るネットワークシステム1の動作概要を示すシーケンス図である。
【図3】本実施の形態に係る画面を示すイメージ図である。
【図4】本実施の形態に係るホームコントローラ100のハードウェア構成を表わすブロック図である。
【図5】本実施の形態に係る測定装置300のハードウェア構成を表わすブロック図である。
【図6】本実施の形態に係るサーバ500のハードウェア構成を表わすブロック図である。
【図7】本実施の形態に係る家電サービステーブル501Aを示すイメージ図である。
【図8】本実施の形態に係るユーザテーブル501Bを示すイメージ図である。
【図9】本実施の形態に係るネットワークシステム1の動作を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
【0021】
[実施の形態1]
<ネットワークシステムの全体構成>
まず、本実施の形態に係るネットワークシステムの全体構成について説明する。図1は、本実施の形態に係るネットワークシステム1の全体構成を示すイメージ図である。
【0022】
図1を参照して、本実施の形態に係るネットワークシステム1は、たとえば、住宅やオフィスなどに設置される。ネットワークシステム1は、エアコン200Aと、テレビ200Bと、冷蔵庫200C、洗濯機200D、エアコン200Eなどの家電(家電)を含む。ネットワークシステム1は、ネットワーク401を介して、家電と通信する中継器800と、中継器800と通信するルータ700と、ルータ700と通信するコントローラ100とを含む。ネットワークシステム1は、ネットワーク402を介して、ルータ700と通信するサーバ500と、サーバ500と通信するスマートホンなどの携帯電話600とを含む。
【0023】
本実施の形態に係るネットワークシステム1では、エアコン200A用の測定装置(電力測定装置、電流測定装置、または電圧測定装置)300Aが、エアコン200Aとエアコン200Aのコンセントとの間に設置される。換言すれば、測定装置300Aがエアコン200Aのためのコンセントに差し込まれる。エアコン200Aのアダプタ250Aが測定装置300Aに差し込まれる。測定装置300Aは、エアコン200Aの消費電力、電流、または電圧を測定して、当該消費電力、電流、または電圧をコントローラ100へと送信する。
【0024】
テレビ200B用の測定装置300Bが、テレビ200Bとテレビ200Bのコンセントとの間に設置される。換言すれば、測定装置300Bがテレビ200Bのためのコンセントに差し込まれる。テレビ200Bのアダプタ250Bが測定装置300Bに差し込まれる。測定装置300Bは、テレビ200Bの消費電力、電流、または電圧を測定して、当該消費電力、電流、または電圧をコントローラ100へと送信する。
【0025】
冷蔵庫200C用の測定装置300Cが、冷蔵庫200Cと冷蔵庫200Cのコンセントとの間に設置される。換言すれば、測定装置300Cが冷蔵庫200Cのためのコンセントに差し込まれ、冷蔵庫200Cのアダプタ250Cが測定装置300Cに差し込まれる。測定装置300Cは、冷蔵庫200Cの消費電力、電流、または電圧を測定して、当該消費電力、電流、または電圧をコントローラ100へと送信する。測定装置300Cは、冷蔵庫200Cの消費電力、電流、または電圧を測定して、当該消費電力、電流、または電圧をコントローラ100へと送信する。
【0026】
洗濯機200Dは、自身で電力、電流、または電圧を測定できる。洗濯機200Dは、測定した、電力、電流、または電圧をコントローラ100に送信することができる。
【0027】
エアコン200E用の測定装置300Eが、エアコン200Eとエアコン200Eのコンセントとの間に設置される。換言すれば、測定装置300Eがエアコン200Eのためのコンセントに差し込まれ、エアコン200Eのアダプタ250Eが測定装置300Eに差し込まれる。測定装置300Eは、エアコン200Eの消費電力、電流、または電圧を測定して、当該消費電力、電流、または電圧をコントローラ100へと送信する。
【0028】
ネットワークシステム1は、家電200の状態を、間接的または直接的に取得することができる、ホームコントローラ100を含む。具体的には、ホームコントローラ100は、有線あるいは無線のネットワーク401を介して、測定装置300A,300B,300C,300E、洗濯機200Dなどとデータ通信が可能である。ホームコントローラ100は、ネットワーク401として、たとえば、無線LAN、ZigBee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、有線LAN(Local Area Network)、またはPLC(Power Line Communications)などを利用する。ホームコントローラ100は、持ち運び可能であってもよいし、テーブル上に載置されたベースに着脱自在であってもよいし、部屋の壁に固設されるものであってもよい。
【0029】
ネットワークシステム1は、ネットワーク402を介してホームコントローラ100とデータ通信可能なサーバ500を含んでもよい。ホームコントローラ100は、ネットワーク402として、たとえば、インターネット、キャリア網、WAN(Wide Area Network)、LAN、ZigBee(登録商標)、あるいはBluetooth(登録商標)などを利用する。なお、ネットワーク401とネットワーク402とは、同一の規格を利用するものであってもよい。
【0030】
<ネットワークシステムの動作概要>
次に、本実施の形態に係るネットワークシステム1の動作概要について説明する。図2は、本実施の形態に係るネットワークシステム1の動作概要を示すシーケンス図である。なお、以下では、測定装置300A,300B,300C,300Eを総称して、測定装置300ともいう。エアコン200A,テレビ200B,冷蔵庫200C,洗濯機200D,エアコン200Eを総称して、家電200ともいう。
【0031】
図2を参照して、測定装置300は、家電200のアダプタが自身に挿入されたことを検知すると、ネットワーク401を介して、新規な家電を検出した旨の信号をコントローラ100に送信する(ステップS102)。
【0032】
コントローラ100は、タッチパネルを介して、ユーザに、新規な家電を特定するための情報の入力を促す。たとえば、コントローラ100は、ユーザから、商品名や型番の入力を受け付ける。コントローラ100は、ユーザから、家電200のメーカに登録されているユーザIDやユーザパスワードの入力を受け付ける。本実施の形態においては、コントローラ100は、家電の特定情報(家電ID)に対応付けて、ユーザIDとユーザパスワードとを記憶する。
【0033】
コントローラ100は、ネットワーク402を介して、家電IDとユーザIDとユーザパスワードとを外部のサーバ500に送信する(ステップS104)。サーバ500は、コントローラ100から家電IDとユーザIDとユーザパスワードとを受信する。サーバ500は、ユーザIDとユーザパスワードとに基づいて、ユーザ認証を行なう。ユーザ認証に成功すると、サーバ500は、家電IDとユーザIDとユーザパスワードとを対応付けて登録する(ステップS106)。
【0034】
測定装置300は、家電200の消費電力を測定する(ステップS112)。測定装置300は、ネットワーク401、コントローラ100、ネットワーク402を介して、サーバ500に測定値を送信する(ステップS114)。サーバ500は、測定装置300から測定値を受信して、メンテナンスを促す必要があるか否かを判断する(ステップS116)。たとえば、サーバ500は、家電毎およびサービス毎に、積算消費電力、積算使用時間、購入からの経過日数などが所定値に達しているか否かを判断する。
【0035】
サーバ500は、ユーザにメンテナンスを促す必要がある場合(ステップS116においてYESである場合)、ユーザにメンテナンスを促すための情報(メンテナンス情報)をコントローラ100に送信する(ステップS118)。コントローラ100は、ユーザにメンテナンス情報を表示する(ステップS120)。
【0036】
より詳細には、本実施の形態においては、サーバ500は、ユーザがメンテナンス情報の配信を希望しているか否かを判断する。サーバ500は、ユーザがメンテナンス情報の配信を希望している場合に、メンテナンスを促す必要があるか否かを判断する。
【0037】
たとえば、コントローラ100は、ユーザにメンテナンス情報を表示する際に、次回もメンテナンス情報の送信を希望するか否かをユーザに問い合わせる。図3は、本実施の形態に係る画面を示すイメージ図である。
【0038】
図3を参照して、コントローラ100は、ユーザがメンテナンス情報を確認した旨の確認ボタンを押下すると、ユーザの希望を受け付けるためのボタン102A〜102Eを表示する。たとえば、コントローラ100は、ユーザが今すぐメンテナンスを実行する旨を入力するためのボタン102Aと、メンテナンスが実行済みであって次回のお知らせを希望しない旨を入力するためのボタン102Bと、メンテナンスが実行済みであって次回のお知らせを希望する旨を入力するためのボタン102Cと、後からメンテナンスを行う予定であって次回のお知らせを希望しない旨を入力するためのボタン102Dと、後からメンテナンスを行う予定であって次回のお知らせを希望する旨を入力するためのボタン102Eとを表示する。コントローラ100は、ユーザによる命令をサーバ500に伝達する。
【0039】
以下、このような機能を実現するためのネットワークシステム1の具体的な構成について詳述する。
【0040】
<ホームコントローラ100のハードウェア構成>
本実施の形態に係るホームコントローラ100のハードウェア構成の一態様について説明する。図4は、本実施の形態に係るホームコントローラ100のハードウェア構成を表わすブロック図である。
【0041】
ホームコントローラ100は、メモリ101と、ディスプレイ102と、タブレット103と、ボタン104と、通信インターフェイス105と、スピーカ107、時計108、CPU(Central Processing Unit)110とを含む。
【0042】
メモリ101は、各種のRAM(Random Access Memory)や、ROM(Read-Only Memory)や、ハードディスクなどによって実現される。たとえば、メモリ101は、読取用のインターフェイスを介して利用される、USB(Universal Serial Bus)メモリ、CD−ROM(Compact Disc - Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disk - Read Only Memory)、メモリカード、FD(Flexible Disk)、ハードディスク、磁気テープ、カセットテープ、MO(Magnetic Optical Disc)、MD(Mini Disc)、IC(Integrated Circuit)カード(メモリカードを除く)、光カード、マスクROM、EPROM、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read-Only Memory)などの、不揮発的にプログラムを格納する媒体などによっても実現される。
【0043】
メモリ101は、CPU110によって実行される制御プログラムを記憶する。
ディスプレイ102は、CPU110によって制御されることによって、家電200の動作状態やメンテナンス情報などを表示する。タブレット103は、ユーザの指によるタッチ操作を検出して、タッチ座標などをCPU110に入力する。CPU110は、タブレット103を介して、ユーザからの命令を受け付ける。
【0044】
本実施の形態においては、ディスプレイ102の表面にタブレット103が敷設されている。すなわち、本実施の形態においては、ディスプレイ102とタブレット103とがタッチパネル106を構成する。ただし、ホームコントローラ100は、タブレット103を有していなくともよい。
【0045】
ボタン104は、ホームコントローラ100の表面に配置される。決定キー、方向キー、テンキーなどの複数のボタンがホームコントローラ100に配置されても良い。ボタン104は、ユーザからの命令を受け付ける。ボタン104は、ユーザからの命令をCPU110に入力する。
【0046】
通信インターフェイス105は、CPU110によって制御されることによって、ネットワーク401を介して、家電200とデータを送受信する。上述したように、通信インターフェイス105は、たとえば、無線LAN、ZigBee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、有線LAN、またはPLCなどを利用することによって、家電200とデータを送受信する。
【0047】
スピーカ107は、CPU110からの命令に基づいて、音声を出力する。たとえば、CPU110は、音声データに基づいて、スピーカ107に音声を出力させる。
【0048】
時計108は、CPU110からの命令に基づいて、現在の日付や時刻をCPU110に入力する。
【0049】
CPU110は、メモリ101に記憶されている各種のプログラムを実行することによって、各種の情報処理を実行する。換言すれば、ホームコントローラ100における処理は、各ハードウェアおよびCPU110により実行されるソフトウェアによって実現される。このようなソフトウェアは、メモリ101に予め記憶されている場合がある。また、ソフトウェアは、記憶媒体に格納されて、プログラム製品として流通している場合もある。あるいは、ソフトウェアは、いわゆるインターネットに接続されている情報提供事業者によってダウンロード可能なプログラム製品として提供される場合もある。
【0050】
このようなソフトウェアは、図示しない読取装置を利用することによってその記憶媒体から読み取られて、あるいは、通信インターフェイス105を利用することによってダウンロードされて、メモリ101に一旦格納される。CPU110は、ソフトウェアを実行可能なプログラムの形式でメモリ101に格納してから、当該プログラムを実行する。
【0051】
なお、記憶媒体としては、CD−ROM(Compact Disc - Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disk - Read Only Memory)、USB(Universal Serial Bus)メモリ、メモリカード、FD(Flexible Disk)、ハードディスク、磁気テープ、カセットテープ、MO(Magnetic Optical Disc)、MD(Mini Disc)、IC(Integrated Circuit)カード(メモリカードを除く)、光カード、マスクROM、EPROM、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read-Only Memory)などの、不揮発的にプログラムを格納する媒体が挙げられる。
【0052】
ここでいうプログラムとは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
【0053】
より詳細には、本実施の形態に係るCPU110は、通信インターフェイス105を介して、測定装置300から、新規な家電を検出した旨の信号を受信する(図2のステップS102)。CPU110は、タッチパネル106(ディスプレイ102)を介して、ユーザに、新規な家電を特定するための情報の入力を促す。
【0054】
たとえば、CPU110は、タッチパネル106またはボタン104を介して、ユーザから、商品名や型番の入力を受け付ける。さらに、CPU110は、タッチパネル106またはボタン104を介して、ユーザから、家電200のメーカに登録されているユーザIDやユーザパスワードの入力を受け付ける。
【0055】
本実施の形態においては、CPU110は、家電の特定情報(家電ID)に対応付けて、ユーザIDとユーザパスワードとを記憶する。CPU110は、通信インターフェイス105を介して、ユーザIDとユーザパスワードとを外部のサーバ500に送信する(図2のステップS104)。
【0056】
CPU110は、通信インターフェイス105を介して、サーバ500からメンテナンス情報を受信する(図2のステップS118)。CPU110は、タッチパネル106を介して、ユーザにメンテナンス情報を表示する(図2のステップS120)。
【0057】
本実施の形態に係るCPU110は、ユーザにメンテナンス情報を表示する際に、次回もメンテナンス情報の送信を希望するか否かをユーザに問い合わせる。図3を参照して、CPU110は、ユーザがタッチパネル106を介してメンテナンス情報を確認した旨の確認ボタンを押下すると、ユーザの希望を受け付けるためのボタン102A〜102Eをタッチパネル106に表示させる。
【0058】
たとえば、CPU110は、ユーザが今すぐメンテナンスを実行する旨を入力するためのボタン102Aと、メンテナンスが実行済みであって次回のお知らせを希望しない旨を入力するためのボタン102Bと、メンテナンスが実行済みであって次回のお知らせを希望する旨を入力するためのボタン102Cと、後からメンテナンスを行う予定であって次回のお知らせを希望しない旨を入力するためのボタン102Dと、後からメンテナンスを行う予定であって次回のお知らせを希望する旨を入力するためのボタン102Eとを表示する。CPU110は、通信インターフェイス105を介して、ユーザからの命令(ボタンの押下命令)をサーバ500に送信する。
【0059】
<測定装置300のハードウェア構成>
本実施の形態に係る測定装置300のハードウェア構成の一態様について説明する。図5は、本実施の形態に係る測定装置300のハードウェア構成を表わすブロック図である。
【0060】
測定装置300は、メモリ301と、測定ユニット303と、通信インターフェイス305と、時計308、CPU(Central Processing Unit)310とを含む。
【0061】
メモリ301は、コントローラ100のメモリ101と同様に実現される。メモリ301は、CPU310によって実行される制御プログラムを記憶する。
【0062】
測定ユニット303は、測定装置300に接続される家電200による消費電力を測定し、測定値をCPU310に入力する。あるいは、測定ユニット303は、電圧や電流をCPU310に入力する。
【0063】
通信インターフェイス305は、CPU310によって制御されることによって、インターネットなどのネットワーク402を介して、コントローラ100やサーバ500とデータを送受信する。
【0064】
時計308は、CPU310からの命令に基づいて、現在の日付や時刻をCPU310に入力する。
【0065】
CPU310は、メモリ301に記憶されている各種のプログラムを実行することによって、各種の情報処理を実行する。換言すれば、測定装置300における処理は、各ハードウェアおよびCPU310により実行されるソフトウェアによって実現される。このようなソフトウェアは、メモリ301に予め記憶されている場合がある。また、ソフトウェアは、記憶媒体に格納されて、プログラム製品として流通している場合もある。あるいは、ソフトウェアは、いわゆるインターネットに接続されている情報提供事業者によってダウンロード可能なプログラム製品として提供される場合もある。
【0066】
このようなソフトウェアは、図示しない読取装置を利用することによってその記憶媒体から読み取られて、あるいは、通信インターフェイス305を利用することによってダウンロードされて、メモリ301に一旦格納される。CPU310は、ソフトウェアを実行可能なプログラムの形式でメモリ301に格納してから、当該プログラムを実行する。
【0067】
なお、記憶媒体およびプログラムに関しては、コントローラ100のそれらと同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。
【0068】
より詳細には、本実施の形態に係るCPU310は、測定ユニット303から消費電力、電圧、電流の少なくともいずれかを取得する。CPU310は、積算消費電力を計算してもよい。CPU310は、通信インターフェイス305を介して、消費電力、電圧、電流、積算消費電力の少なくともいずれかを、サーバ500およびコントローラ100へと送信する。この場合は、サーバ500が、消費電力、電圧、電流、積算消費電力の少なくともいずれかに基づいて、積算使用時間を計算することができる。
【0069】
なお、CPU310は、消費電力、電圧、電流、積算消費電力に基づいて、家電200が駆動中であるか否かを判断してもよい。この場合、CPU310は、判断結果に基づいて、家電の積算使用時間を計算する。CPU310は、通信インターフェイス305を介して、積算使用時間をサーバおよびコントローラ100へと送信する。
【0070】
<サーバ500のハードウェア構成>
本実施の形態に係るサーバ500のハードウェア構成の一態様について説明する。図6は、本実施の形態に係るサーバ500のハードウェア構成を表わすブロック図である。
【0071】
サーバ500は、メモリ501と、ディスプレイ502と、キーボード504と、通信インターフェイス505と、スピーカ507、時計508、CPU(Central Processing Unit)510とを含む。
【0072】
メモリ501は、コントローラ100のメモリ101と同様に実現される。メモリ501は、CPU510によって実行される制御プログラムと家電サービステーブル501Aとユーザテーブル501Bとを記憶する。
【0073】
図7は、本実施の形態に係る家電サービステーブル501Aを示すイメージ図である。図7を参照して、家電サービステーブル501Aは、家電のメンテナンスサービスの種類毎に、家電の型番、サービスID、メンテナンス通知の条件、メンテナンス情報の内容とを格納する。
【0074】
図8は、本実施の形態に係るユーザテーブル501Bを示すイメージ図である。図8を参照して、ユーザテーブル501Bは、ユーザ毎に、ユーザID、家電の型番、サービスID、積算消費電力、積算使用時間、購入からの経過日数を格納する。
【0075】
図6に戻って、ディスプレイ502は、CPU510の命令に基づいて、文字や画像を表示する。
【0076】
キーボード504は、サーバ500の表面に配置される。あるいは、キーボード504は、インターフェイスを介して、サーバ500に接続される。キーボード504は、文字キー、テンキー、決定キー、方向キーなどの複数のボタンを含む。キーボード504は、ユーザからの命令を受け付ける。キーボード504は、ユーザからの命令をCPU510に入力する。
【0077】
通信インターフェイス505は、CPU510によって制御されることによって、インターネットなどのネットワーク402を介して、コントローラ100や測定装置300とデータを送受信する。
【0078】
スピーカ507は、CPU510からの命令に基づいて、音声を出力する。たとえば、CPU510は、音声データに基づいて、スピーカ507に音声を出力させる。
【0079】
時計508は、CPU510からの命令に基づいて、現在の日付や時刻をCPU510に入力する。
【0080】
CPU510は、メモリ501に記憶されている各種のプログラムを実行することによって、各種の情報処理を実行する。換言すれば、サーバ500における処理は、各ハードウェアおよびCPU510により実行されるソフトウェアによって実現される。このようなソフトウェアは、メモリ501に予め記憶されている場合がある。また、ソフトウェアは、記憶媒体に格納されて、プログラム製品として流通している場合もある。あるいは、ソフトウェアは、いわゆるインターネットに接続されている情報提供事業者によってダウンロード可能なプログラム製品として提供される場合もある。
【0081】
このようなソフトウェアは、図示しない読取装置を利用することによってその記憶媒体から読み取られて、あるいは、通信インターフェイス505を利用することによってダウンロードされて、メモリ501に一旦格納される。CPU510は、ソフトウェアを実行可能なプログラムの形式でメモリ501に格納してから、当該プログラムを実行する。
【0082】
なお、記憶媒体およびプログラムに関しては、コントローラ100のそれらと同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。
【0083】
より詳細には、本実施の形態に係るCPU510は、通信インターフェイス505を介して、コントローラ100から家電IDとユーザIDとユーザパスワードとを受信する(図2のステップS104)。CPU510は、ユーザIDとユーザパスワードとに基づいて、ユーザ認証を行なう。ユーザ認証に成功すると、CPU510は、ユーザテーブル501Bに、家電IDとユーザIDとユーザパスワードとを対応付けて登録する。
【0084】
CPU510は、通信インターフェイス505を介して、測定装置300から測定値を受信して、メンテナンスを促す必要があるか否かを判断する(図2のステップS116)。具体的には、CPU510は、ユーザテーブル501Bを参照して、測定装置300からの測定値に基づいて、家電およびサービスの、積算消費電力、積算使用時間、購入からの経過日数を更新する。CPU510は、家電サービステーブル501Aを参照して、家電およびサービスに対応する所定値(閾値)を読み出す。CPU510は、家電およびサービスに関して、積算消費電力、積算使用時間、購入からの経過日数が所定値(閾値)を超えているか否かを判断する。
【0085】
CPU510は、ユーザにメンテナンスを促す必要がある場合(ステップS116においてYESである場合)、通信インターフェイス505を介して、メンテナンス情報をコントローラ100に送信する(図2のステップS118)。
【0086】
より詳細には、本実施の形態においては、CPU510は、ユーザがメンテナンス情報の配信を希望しているか否かを判断する。CPU510は、ユーザがメンテナンス情報の配信を希望している場合に、メンテナンスを促す必要があるか否かを判断する。
【0087】
CPU510は、通信インターフェイス505を介して、コントローラ100から、サービス毎に、ユーザが今すぐメンテナンスを実行するのか、メンテナンスが実行済みであって次回のお知らせを希望しないのか、メンテナンスが実行済みであって次回のお知らせを希望するのか、後からメンテナンスを行う予定であって次回のお知らせを希望しないのか、後からメンテナンスを行う予定であって次回のお知らせを希望するのか示す情報を受信する。CPU510は、当該情報に基づいて、次回からメンテナンス情報を送信すべきか否かを判断するか否かを決定する。
【0088】
[実施の形態2]
次に、本発明の実施の形態2について説明する。上述の実施の形態1に係るネットワークシステム1では、サーバ500がメンテナンス情報の通知の要否を判断するものであった。しかしながら、本実施の形態においては、メンテナンス情報の通知の要否を判断するのはコントローラ100である。
【0089】
本実施の形態に係るネットワークシステムの全体構成や、コントローラ100、測定装置300、サーバ500のハードウェア構成は、実施の形態1のそれらと同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。以下では、図9を参照しながら、コントローラ100のCPU110の具体的な処理、サーバ500のCPU510の具体的な処理について説明する。なお、図9は、本実施の形態に係るネットワークシステム1の動作を示すシーケンス図である。
【0090】
図9を参照して、測定装置300は、家電200のアダプタが自身に挿入されたことを検知すると、ネットワーク401を介して、新規な家電を検出した旨の信号をコントローラ100に送信する(ステップS202)。
【0091】
コントローラ100のCPU110は、タッチパネル106を介して、ユーザに、新規な家電を特定するための情報の入力を促す。たとえば、CPU110は、タッチパネル106を介して、ユーザから、商品名や型番の入力を受け付ける。CPU110は、タッチパネル106を介して、ユーザから、家電200のメーカに登録されているユーザIDやユーザパスワードの入力を受け付ける。本実施の形態においては、CPU110は、メモリ101に、家電の特定情報(家電ID)に対応付けて、ユーザIDとユーザパスワードとを記憶させる。
【0092】
CPU110は、通信インターフェイス105を利用して、ネットワーク402を介して、ユーザIDとユーザパスワードとを外部のサーバ500に送信する(ステップS204)。
【0093】
サーバ500のCPU510は、通信インターフェイス505を介して、コントローラ100から家電IDとユーザIDとユーザパスワードとを受信する。CPU510は、家電200の購入時などにメモリ501に登録されるユーザIDおよびユーザパスワードと、コントローラ100から送信されてきたユーザIDおよびユーザパスワードとに基づいて、ユーザ認証を行なう。ユーザ認証に成功すると、CPU510は、家電IDとユーザIDとユーザパスワードとをユーザテーブル501Bに登録する(ステップS206)。
【0094】
CPU510は、定期的に、通知条件とメッセージとをコントローラ100にダウンロードすべきか否かを判断する(ステップS208)。すなわち、CPU510は、サービス毎(または家電毎)に、ユーザに既に最新の通知条件とメッセージとが配信されているか否かを判断する。
【0095】
なお、コントローラ100のCPU110が、定期的に、通信インターフェイス105を介して、家電IDとユーザIDとユーザパスワードとをサーバ500に送信してもよい。この場合は、CPU510は、コントローラ100から家電IDとユーザIDとユーザパスワードとを受信する度に、通知条件とメッセージとをコントローラ100にダウンロードすべきか否かを判断する(ステップS208)。
【0096】
CPU510は、通知条件とメッセージとをコントローラ100にダウンロードすべきであると判断すると(ステップS208においてYESである場合)、通信インターフェイス505を介して、通知条件とメッセージとをコントローラ100に送信する(ステップS210)。コントローラ100のCPU110は、サーバ500から通知条件とメッセージとを受信すると、当該通知条件とメッセージとを、家電IDとサービスIDに対応付けてメモリ101に格納する。なお、コントローラ100のメモリ101が格納するデータは、実施の形態1の家電サービステーブル501Aと同様であるため、ここでは説明を繰り返さない(図7を参照)。
【0097】
測定装置300は、家電200の消費電力を測定する(ステップS212)。測定装置300は、ネットワーク401を介して、コントローラ100に測定値を送信する(ステップS214)。CPU110は、通信インターフェイス105を介して、測定装置300から測定値を受信して、積算消費電力、積算使用時間、または購入からの経過日数を更新する。CPU110は、更新後の積算消費電力、積算使用時間、または購入からの経過日数と、サーバ500からの通知条件とを比較することによって、メンテナンスを促す必要があるか否かを判断する(ステップS216)。たとえば、CPU110は、家電毎およびサービス毎に、積算消費電力、積算使用時間、購入からの経過日数などが所定値に達しているか否かを判断する。
【0098】
CPU110は、ユーザにメンテナンスを促す必要があると判断した場合(ステップS216においてYESである場合)、タッチパネル106にメンテナンス情報を表示する(ステップS218)。CPU110は、ユーザにメンテナンスを促す必要がないと判断した場合(ステップS216においてNOである場合)、測定装置300からのデータを待ち受ける。
【0099】
なお、CPU110は、ステップS218と合せて、あるいはステップS218の代わりに、ユーザにメンテナンスを促す必要があると判断した場合(ステップS216においてYESである場合)、通信インターフェイス105を介して、ディスプレイやスピーカを有する他の端末に、メンテナンス情報を送信してもよい。
【0100】
本実施の形態においては、CPU110は、ユーザがメンテナンス情報の表示を希望しているか否かを判断する。CPU110は、ユーザがメンテナンス情報の表示を希望している場合に、メンテナンスを促す必要があるか否かを判断する。
【0101】
より詳細には、本実施の形態に係るCPU110は、ユーザにメンテナンス情報を表示する際に、次回もメンテナンス情報の送信を希望するか否かをユーザに問い合わせる。図3を参照して、CPU110は、ユーザがタッチパネル106を介してメンテナンス情報を確認した旨の確認ボタンを押下すると、ユーザの希望を受け付けるためのボタン102A〜102Eをタッチパネル106に表示させる。
【0102】
たとえば、CPU110は、ユーザが今すぐメンテナンスを実行する旨を入力するためのボタン102Aと、メンテナンスが実行済みであって次回のお知らせを希望しない旨を入力するためのボタン102Bと、メンテナンスが実行済みであって次回のお知らせを希望する旨を入力するためのボタン102Cと、後からメンテナンスを行う予定であって次回のお知らせを希望しない旨を入力するためのボタン102Dと、後からメンテナンスを行う予定であって次回のお知らせを希望する旨を入力するためのボタン102Eとを表示する。CPU110は、ユーザからの命令(ボタンの押下命令)をメモリ101に記憶する。
【0103】
<その他の実施の形態>
上記の実施の形態においては、測定装置300が、家電200の消費電力を測定し、測定値をコントローラ100やサーバ500に送信するものであった。しかしながら、家電200自身が、消費電力を測定できる構成であってもよい。すなわち、家電200が、内部の測定ユニットを利用して家電200の消費電力を測定し、測定値をコントローラ100やサーバ500に送信するものであってもよい。
【0104】
また、本発明は、ホームコントローラ100や家電200やサーバ500や他の携帯電話などにプログラムを供給することによって達成される場合にも適用できることはいうまでもない。そして、本発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプログラムを格納した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0105】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0106】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0107】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0108】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0109】
1 ネットワークシステム、100 コントローラ、101,301,501 メモリ、102,502 ディスプレイ、102A〜102E,104 ボタン、103 タブレット、105,305,505 通信インターフェイス、106 タッチパネル、107,507 スピーカ、108,308,508 時計、200 家電、200A,200E エアコン、200B テレビ、200C 冷蔵庫、200D 洗濯機、250A,250B,250C,250E アダプタ、300,300A,300B,300C,300E 測定装置、303 測定ユニット、401,402 ネットワーク、500 サーバ、501A 家電サービステーブル、501B ユーザテーブル、504 キーボード、600 携帯電話、700 ルータ、800 中継器。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の家電と、
サーバとを備える、ネットワークシステムであって、
前記サーバは、
通信インターフェイスと、
前記複数の家電毎に所定の積算使用量とメンテナンス情報との対応関係を記憶するメモリと、
プロセッサとを含み、
前記プロセッサは、
前記通信インターフェイスを介して、前記複数の家電それぞれの使用状態を示す情報を取得することによって、前記複数の家電それぞれの積算使用量を計算し、
前記メモリを参照することによって、前記積算使用量が前記所定の積算使用量に達するか否かを判断し、
前記積算使用量が前記所定の積算使用量に達する場合、前記所定の積算使用量に対応する前記メンテナンス情報を出力する、ネットワークシステム。
【請求項2】
前記複数の家電それぞれの消費電力を測定するための複数の測定装置をさらに備え、
前記プロセッサは、
前記通信インターフェイスを介して、前記複数の測定装置のそれぞれから、前記複数の家電それぞれの使用状態を示す情報として、前記複数の家電の消費電力を受信し、
前記消費電力に基づいて前記複数の家電それぞれの前記積算使用量を計算する、請求項1に記載のネットワークシステム。
【請求項3】
前記複数の家電の各々は、自身の消費電力を測定するための測定部を含み、
前記プロセッサは、前記通信インターフェイスを介して、前記複数の家電のそれぞれから、前記複数の家電それぞれの使用状態を示す情報として、前記複数の家電の消費電力を受信し、
前記消費電力に基づいて前記複数の家電それぞれの前記積算使用量を計算する、請求項1に記載のネットワークシステム。
【請求項4】
前記ネットワークシステムは、ディスプレイを含む端末をさらに備え、
前記プロセッサは、前記通信インターフェイスを介して、前記メンテナンス情報を前記端末へ送信し、
前記端末は、前記メンテナンス情報を前記ディスプレイに表示する、請求項1から3のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
【請求項5】
前記端末は、ユーザから新たな家電に関する情報を受け付け、前記新たな家電に関する情報とユーザ情報とを前記サーバに送信し、
前記サーバは、前記新たな家電に関する情報とユーザ情報とを対応付けて記憶する、請求項4に記載のネットワークシステム。
【請求項6】
前記端末は、次回メンテナンス情報を表示するか否かを指定するための命令をユーザから受け付ける、請求項4または5に記載のネットワークシステム。
【請求項7】
複数の家電と、
コントローラとを備える、ネットワークシステムであって、
前記コントローラは、
通信インターフェイスと、
前記複数の家電毎に所定の積算使用量とメンテナンス情報との対応関係を記憶するメモリと、
プロセッサとを含み、
前記プロセッサは、
前記通信インターフェイスを介して、外部のサーバから前記対応関係を受信し、
前記通信インターフェイスを介して、前記複数の家電それぞれの使用状態を示す情報を取得することによって、前記複数の家電それぞれの積算使用量を計算し、
前記メモリを参照することによって、前記積算使用量が前記所定の積算使用量に達するか否かを判断し、
前記積算使用量が前記所定の積算使用量に達する場合、前記所定の積算使用量に対応する前記メンテナンス情報を出力する、ネットワークシステム。
【請求項8】
前記プロセッサは、定期的に、前記サーバに前記所定の積算使用量と前記メンテナンス情報の更新の有無を問い合わせる、請求項7に記載のネットワークシステム。
【請求項9】
前記サーバは、前記所定の積算使用量と前記メンテナンス情報の更新があった際に、更新後の前記所定の積算使用量と前記メンテナンス情報を前記コントローラにダウンロードする、請求項7に記載のネットワークシステム。
【請求項10】
前記コントローラは、ディスプレイをさらに備え、
前記プロセッサは、前記メンテナンス情報を前記ディスプレイに表示させる、請求項7から9のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
【請求項11】
前記プロセッサは、前記通信インターフェイスを介して、前記メンテナンス情報を他の装置へ送信する、請求項7から10のいずれか1項に記載のネットワークシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2013−34146(P2013−34146A)
【公開日】平成25年2月14日(2013.2.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−169991(P2011−169991)
【出願日】平成23年8月3日(2011.8.3)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】