ネットワーク端末システム、及び端末装置
【課題】視聴者がテレビ放送を視聴しているときに、テレビの視聴を妨げないで視聴している番組や番組予約している番組を端末装置側で簡単に判別できる表示方法を提供する。
【解決手段】放送波から番組の番組情報を抽出する第一の番組情報抽出手段と番組を表示する表示手段と第一の番組情報抽出手段から抽出された番組情報により番組を特定する番組特定手段と番組特定手段により特定された番組を識別するための識別情報を送信する送信手段とを備えた表示装置と、表示装置とネットワークにより接続され識別情報を受信する受信手段と、放送番組の番組情報を抽出する第二の番組情報抽出手段と番組情報抽出手段から抽出された番組情報により電子番組表を作成する電子番組表作成手段と受信したで識別される番組の番組欄とが受信されていない番組の番組欄との表示方法を変える制御手段と、電子番組表を表示する番組表表示手段とを備えた端末装置とを具備する。
【解決手段】放送波から番組の番組情報を抽出する第一の番組情報抽出手段と番組を表示する表示手段と第一の番組情報抽出手段から抽出された番組情報により番組を特定する番組特定手段と番組特定手段により特定された番組を識別するための識別情報を送信する送信手段とを備えた表示装置と、表示装置とネットワークにより接続され識別情報を受信する受信手段と、放送番組の番組情報を抽出する第二の番組情報抽出手段と番組情報抽出手段から抽出された番組情報により電子番組表を作成する電子番組表作成手段と受信したで識別される番組の番組欄とが受信されていない番組の番組欄との表示方法を変える制御手段と、電子番組表を表示する番組表表示手段とを備えた端末装置とを具備する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワーク端末システム、及び端末装置に関する。
【背景技術】
【0002】
本技術分野の背景技術として、特開2009−055614号公報(特許文献1)がある。この公報には、「リモコンと操作対象機器の間で双方向の通信が可能であることから、送達確認により確実な通信を行なったり、GUI操作を活用した複雑なコマンド体系を取り扱ったり、比較的広い帯域を利用して動画像ストリーミングなど大容量データ伝送を行なうことができる。」と記載がある。
【0003】
また、特開2010−130445号公報(特許文献2)がある。この公報には、「デジタル放送の表示装置と、タッチパネル等の表示手段を備えたリモートコントローラ装置とを備えた視聴システムを用いる。この視聴システムの表示装置は、デジタル放送の画像データを表示する表示手段により表示し、文字データ処理手段により文字データを取得する。この文字データは、送受信手段により、リモートコントローラ装置により送信する。リモートコントローラ装置は、この文字データを受信する送受信手段と、文字データを表示する表示手段とを備えている。」と記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−055614号公報
【特許文献2】特開2010−130445号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記特許文献1には、ネットワークに接続された無線リモコンにより、表示装置で受信した番組情報を無線リモコン側に転送し、無線リモコン側でEPGを表示する方法が開示されている。しかしながら、特許文献1に記載の発明の場合、表示装置側の番組情報を使用するため、番組情報のデータ転送量が多くなり、全データを一度に取得できないために表示が遅くなったりするなどの問題があった。また、テレビで視聴している番組や録画予約済みの番組の確認方法が開示されていない。さらには録画予約を変更する場合の方法が開示されていない。
【0006】
特許文献2には、表示装置からリモコンに、番組情報、操作情報を送信し、リモコンでEPGを表示し、選局、予約などを行う実施例が開示されている。しかしながら、特許文献2に記載の発明の場合、表示装置側の番組情報や操作情報を使用するため、番組情報のデータ転送量が多くなり、全データを一度に取得できないために表示が遅くなったりするなどの問題があった。
【0007】
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、視聴者がテレビ放送を視聴しているときに、テレビの視聴を妨げないで視聴している番組や番組予約している番組を端末装置側で簡単に表示できるネットワーク端末システム、及び端末装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、本発明に係るネットワーク端末システムは、放送番組を表示する表示手段と、放送番組の番組情報を抽出する第一の番組情報抽出手段と、前記第一の番組情報抽出手段から抽出された番組情報により番組を特定する番組特定手段と、前記番組特定手段により特定された番組を識別するためのを送信する送信手段と、を備えた表示装置と、前記表示装置とネットワークにより接続され、前記識別情報を受信する受信手段と、放送番組の番組情報を抽出する第二の番組情報抽出手段と、前記番組情報抽出手段から抽出された番組情報により電子番組表を作成する電子番組表作成手段と、前記識別情報で識別される番組の番組欄と前記識別情報が受信されていない番組の番組欄との表示方法を変える制御手段と、前記電子番組表を表示する表示手段と、を備えた端末装置と、を具備することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、視聴者がテレビ放送を視聴しているときに、他の端末装置で番組表を表示することにより、テレビの視聴を妨げないで放送番組に関連する情報を表示することができる。
【0010】
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】第一の実施形態に係るネットワーク端末システムの一実施例を示すブロック図である。
【図2】番組状態情報のデータ形式の一例を示す図である。
【図3】図2の番組状態情報の属性104の詳細の一例を示す図である。
【図4】EPGに固有の識別表示を行うための動作シーケンスの一例を示す図である。
【図5】テレビ受信機1にEPGを表示したときの画面表示の一例を示す図である。
【図6】無線端末15に表示されるEPGの画面表示の一例を示す図である。
【図7】第二の実施形態に係る無線端末15に表示されるEPGの画面表示の一例を示す図である。
【図8】無線端末15に表示されるEPG起動時の画面表示の一例を示す図である。
【図9】第三の実施形態に係るネットワーク端末システムの一実施例を示すブロック構成図である。
【図10】予約情報のデータ形式の一例を示す図である。
【図11】予約情報のデータ形式の一変形例を示す図である。
【図12】EPGによる番組予約時の動作シーケンスの一例を示す図である。
【図13】図6で録画予約マーク110の付いた番組を選択したときの予約設定画面203の表示例を示す図である。
【図14】予約詳細設定画面206の表示例を示す図である。
【図15】図5で放送中の番組を選択したときの予約設定画面208の表示例である。
【図16】第四の実施形態に係るネットワーク端末システムの一実施例を示すブロック構成図である。
【図17】図5のEPG画面で番組210を選択したときのEPG画面の表示例である。
【図18】現在認証されている接続機器の予約設定画面213の表示例を示す図である。
【図19】現在認証されていない接続機器の予約設定画面214の表示例を示す図である。
【図20】現在認証されていない接続機器の予約詳細設定画面215の表示例を示す図である。
【図21】第五の実施形態に係るネットワーク端末システムのチャンネル配列情報の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【実施例1】
【0013】
以下においては、番組配列情報(イベント情報)を含むデジタル放送波を受信し、受信した番組配列情報に基づいてデジタル放送の電子番組表(EPG)を表示するデジタル放送受信機能付きテレビ受信機および無線装置から構成されるネットワーク端末システムを例にして説明を行なう。
【0014】
日本国で運用されているBSデジタル放送、CSデジタル放送、および地上デジタルテレビジョン放送では、1つのトランスポンダ(周波数チャネル)に複数のトランスポートストリーム(以下、「TS」と略記する)を多重化して伝送している。TSは、社団法人電波産業会(ARIB)の標準規格に従ったデータ構造を有しており、コンテンツデータとしての要素信号(ES:Elementary Stream)に対して、イベント情報としての番組配列情報をヘッダとして付加した TSパケットで構成されている。
【0015】
番組配列情報のデータ構造は、ARIB標準規格であるARIB STD-B10「デジタル放送に使用する番組配列情報標準規格」に従ったものである。番組配列情報は、MPEG(Moving Picture Expert Group)−2システム規格で規定された伝送制御情報であるPSI(Program Specific Information:番組特定情報)と、EPGなどを構築するためのSI(Service Information:サービス情報)とで構成される。
【0016】
SIは、BIT(Broadcaster Information Table:放送局情報テーブル)、SDT(Service Description Table:サービス記述テーブル)、EIT(Event Information Table:イベント情報テーブル)およびTOT(Time Offset Table:時刻オフセットテーブル)の4つのテーブルで構成されている。
【0017】
BITは、ネットワーク内の放送局に関する情報を記載したものである。SDTは、TS情報部とサービス情報部に分かれており、TS情報部は、ネットワークを識別するためのネットワークIDと、TSを識別するためのTS ID(Identifier)とを含んでいる。
【0018】
ネットワークIDは、BSネットワーク、CS1ネットワークおよびCS2ネットワークには、それぞれ異なるネットワークIDが割り当てられている。また、地上デジタル放送の場合は、同じ地域では放送局ごとに異なる値のネットワークIDが割り当てられている。サービス情報部は、ネットワーク内で個々のサービス(チャンネル)を識別するための識別子であるサービスID(いわゆるチャンネル番号)を含んでいる。
【0019】
EITは、イベント(いわゆる番組)ごとの番組情報を記述したものであり、サービス情報部とイベント情報部に分かれている。サービス情報部は、ネットワーク内で個々のサービス(チャンネル)を識別するための識別子であるサービスID(いわゆるチャンネル番号)を含んでいる。イベント情報部は、イベントID、イベント開始時刻、イベント継続時間、イベントの名称(いわゆる番組タイトル)、イベントのジャンルなどを含んでいる。TOTは、現在時刻を記述したものである。
【0020】
以下、本発明に係る第一の実施形態を、図1から図6を用いて説明する。
【0021】
図1は、第一の実施形態に係るネットワーク端末システムの一実施例を示すブロック構成図である。
本実施例のネットワーク端末システムは、例えば、テレビ受信機1、無線端末15、無線ルーター13、外部ネットワーク14から構成される。図示の例は、情報通信端末としての携帯電話機等の移動体通信端末である無線端末15の利用者が、その無線端末15を持って家庭や店舗等で、テレビ受信機1でテレビ番組を視聴しているときの例である。
【0022】
テレビ受信機1は、チューナ2、信号分離部3、システム制御部4、選局制御部5、入力手段6、番組予約データ7、記憶装置8、EPG作成部9、映像出力部10、表示部11、ネットワーク制御部12から構成される。
【0023】
無線端末15は、無線ネットワーク/通信制御部16、システム制御部17、EPG作成部18、表示部19、入力手段20、信号分離部21、チューナ22から構成される。
【0024】
無線ルーター13は、Wi−Fiなどの無線LAN機能を備え、通信回線を経由して外部ネットワークに接続できる。また、無線ルーター13は、テレビ受信機1、テレビ受信機24、無線端末15、外部ネットワーク14と接続されており、テレビ受信機1、テレビ受信機24または無線端末15は、インターネット網から情報を入手することができる。
【0025】
テレビ受信機24の各部の構成は、テレビ受信機1と同様のため、ここでは説明を省略する。また、無線ルーター13は、テレビ受信機1または24テレビ受信機とは、有線LANまたは無線LANで接続されており、無線端末15とは無線LANで接続されているものとする。ここで、Wi−Fiは、IEEE(米国電気電子学会)の規格「IEEE 802.11a/IEEE 802.11b」で策定された無線LAN(Local Area Network)の標準規格である。
【0026】
チューナ2は、選局制御部5により、所望のサービスのチャンネルに同調することで、放送局より受信した電波より放送番組データを取得する部分である。
信号分離部3は、受信した放送データを、映像データ、音声データ、字幕文データに種類ごとに分離し、また番組情報を抽出して番組配列情報SIを取得し、他の処理ブロックに渡す機能を有する。また、他の処理部からデータ送信要求があった場合には、指定されたデータを、要求元へデータを送信する。
【0027】
システム制御部4は、ユーザーの操作要求を入力手段6を経由して受け取り、信号分離部3、選局制御部5、記憶装置8、EPG作成部9、映像出力部10、ネットワーク制御部12の各ブロックを制御する。また、信号分離部3から分離された番組配列情報のSIをEPG作成部9に渡す機能を有する。
【0028】
選局制御部5は、入力手段6を経由してサービスを選局する指示を受け、指示に応じて選局するチャンネルを切り替えるようにチューナ2を制御する。また、選局制御部5は、EPG作成部9またはEPG作成部18からの指示を受けとることができ、現在放送中のイベント(番組)を放送しているサービス(チャンネル番号)およびそのサービスが属する放送提示単位に切り替えるようにチューナ2を制御する。
【0029】
入力手段6は、ユーザーからのテレビ受信機1に対する操作を受け付け、入力操作に関する制御情報を入力する入力手段であり、例えば、リモコン、キーボード、マウス等のポインティングデバイス等により実現される。
記憶装置8は、システム制御部4の指示により制御され、入力手段6によりEPG作成部9で作成されたEPGで録画予約などの番組予約した予約情報を番組予約データ7に保存する。
【0030】
EPG作成部9は、番組配列情報のSIに含まれるEITに基づき、EPG画面を作成する。EPG画面は、対応する放送単位に属する複数のサービス一覧と、複数のイベント一覧を表示するものである。
【0031】
ここで、放送単位は、BSデジタル放送、CSデジタル放送および地上デジタル放送を示しており、本実施例では、EPG作成部18は、BSデジタル放送、CSデジタル放送および地上デジタル放送のいずれかを切り換えて作成するようになっている。また、横方向にサービスID(チャンネル番号)ごとにイベント情報(番組)を配列させ、縦方向に時間軸として時間順にイベント情報を配列させたマトリクス状のEPGである。
【0032】
EPG作成部9は、一つの放送単位で利用可能な全てのサービスに関するEPGの少なくとも一部のサービスに対応する部分を表示部11に表示させるようにEPGの画像信号を作成する。EPG作成部9は、作成したEPG画面の画像信号を映像出力部10に送る。
【0033】
映像出力部10は、信号分離部3から分離された映像データおよび音声データを、システム制御部5によりそれぞれ映像信号および音声信号に変換された信号を受けて、表示部11へ映像および音声を出力する。また、映像出力部は、EPG作成部9で作成されたEPG画像と映像信号を合成する。
【0034】
表示部11は、映像またはEPG画像の表示を行なう部分であり、視聴しているチャンネル等の映像やEPGの表示を行なう。また、表示部11は、例えばテレビやパソコンのディスプレイあるいは液晶パネル等によって構成される。
【0035】
ネットワーク制御部12は、有線LANまたは無線LANにより無線ルータ13に接続され、EPG作成部9を経由して得られた番組配列情報SIに含まれる特定番組のネットワークID(いわゆる放送)と、サービスID(いわゆるチャンネル番号)と、イベントID(いわゆる番組)とを識別情報とし、識別情報と識別情報が示す番組の属性を番組の番組状態情報として、無線ネットワーク/通信制御部16へ送信する。
【0036】
無線ネットワーク/通信制御部16は、ネットワーク制御部12から出力された番組状態情報を取得し、システム制御部17に渡す。また、無線ネットワーク/通信制御部16は、基地局23を通して通信ネットワークに接続され、データ通信等を行なうことができる。
【0037】
システム制御部17は、ユーザーの操作要求を入力手段20を経由して受け取り、信号分離部21、EPG作成部18、表示部19、無線ネットワーク/通信制御部16の各ブロックを制御する。また、システム制御部17は、信号分離部21から分離された番組配列情報SIをEPG作成部18に渡す機能を有する。
【0038】
さらに、システム制御部17は、無線ネットワーク/通信制御部16を経由して、外部ネットワーク14または基地局23を通して通信ネットワークからも番組情報を抽出し番組配列情報を取得でき、EPG作成部18に渡す機能も有する。本実施では、信号分離部21でデジタル放送の番組情報を抽出し番組配列情報SIを取得する場合の例について説明する。
【0039】
EPG作成部18は、番組配列情報SIに含まれるEITに基づき、EPG画面を作成する。このEPGは、対応する放送単位に属する複数のサービス一覧と、複数のイベント一覧を表示部19に表示するものであり、EPG作成部9と同等の働きを持つ。
表示部19は、EPG画像等の表示を行なう部分であり、例えばタッチパネル等によって構成される。
【0040】
入力手段20は、ユーザーからの無線端末15に対する操作を受け付け、入力操作に関する制御情報を入力する入力手段であり、例えば、タッチパネルなどを用いることができる。
信号分離部21、チューナ22は、それぞれテレビ受信機1の信号分離部3、チューナ2と同等の働きを持つ。
【0041】
次に、図2、図3を用いて本実施形態のネットワーク端末システムに関連するデータ形式について説明する。
【0042】
図2は、番組状態情報のデータ形式の一例を示す図である。
番組状態情報は、図2に示されるように、ネットワークID101、サービスID102、イベントID103および属性104の形式で構成される。
【0043】
図3には、図2の番組状態情報の属性104の詳細の一例を示す図である。属性104は、テレビ受信機1の視聴または予約等の番組状態105を示す。ここで、「0」は、現在テレビ受信機で視聴中の番組、「1」は、録画予約されている番組、「2」は、視聴予約されている番組、「3」は、現在の時刻に放送中の番組、「4」は、お好み自動録画予約されている番組であることを示している。
【0044】
次に、図1、図2、図3および図4を用い、入力手段20がユーザーからの操作を受け無線端末15がEPGを起動する場合の例について説明する。
【0045】
図4は、EPGに固有の識別表示を行うための動作シーケンスの一例を示す図である。
システム制御部17は、入力手段20によりEPG起動の指令を受けると(S401)、信号分離部21から分離された番組配列情報SIをEPG作成部18に渡す。EPG作成部18は、番組配列情報SIに含まれるEITに基づきEPG画面を作成し(S402)、表示部19にEPGを表示する。また、システム制御部17は、テレビ受信機1に対して、番組状態情報の送信を要求する(S403)。
【0046】
システム制御部4は、現在視聴中の番組および番組予約のある番組のネットワークID、サービスID、イベントID情報とその属性を番組の番組状態情報として無線端末15の無線ネットワーク/通信制御部16を経由してシステム制御部17に送信する。システム制御部17は、システム制御部4から送信された番組状態情報を受信し(S404)、信号分離部21から分離された番組配列情報の番組のうち、ネットワークID、サービスIDおよびイベントIDが、受信した番組状態情報のネットワークID101、サービスID102およびイベントID103と一致する番組があった場合は(S405:YES)、受信した番組状態情報に含まれるその番組の属性104に応じてEPG作成部18により、図5に示すようにその番組に対して固有の識別表示を行なう。
【0047】
図5は、テレビ受信機1にEPGを表示したときの画面表示の一例を示す図である。マーク106またはマーク107は、それぞれ視聴予約または録画予約を示すマークであり、EPGに表示される番組の予約状態が判別できるようになっている。また、四角枠108は、現在視聴中の番組を示すものである。本実施例の説明では、図5は無線端末15に表示されるEPGの画面と対比して説明するためのものであり、操作および操作の説明は省略する。
【0048】
図6は、無線端末15に表示されるEPGの画面表示の一例を示す図である。マーク109またはマーク110は、それぞれ、図5のマーク106またはマーク107に対応している。また、四角枠111は、図5の四角枠108に対応している。本実施例では、テレビ受信機1と無線端末15で、固有の識別表示例として同じマーク形状または枠形状を使用しているが、それぞれで異なる形状にしても構わない。また、マークの表示、枠線の形態を変化させる他に、枠内に色を付す、番組名のフォントを変えるなど、属性104を有さない番組と属性104を有する番組とを区別可能に表示すればよい。
【0049】
このように、図5に示すテレビ受信機1に表示されるEPGと図6に示す無線端末15に表示されるEPGは、表示できる画面の表示能力(表示アスペクト、表示画素数等)により、マトリクス状に配列されたイベント情報(番組)は、その配列が異なる場合がある。
【0050】
またEPGの表示領域により同時に表示できるサービスID(チャンネル番号)およびイベント情報(番組)の数がテレビ受信機1と無線端末15とで異なる場合があり、本実施例では、横方向のサービスID(チャンネル番号)と縦方向の時間軸表示は、テレビ受信機1ではそれぞれ5チャンネル、3時間表示となっていて、無線端末15ではそれぞれ3チャンネル、4時間表示となっているが、TV1と無線端末15に表示される視聴または予約している番組の情報が共有されているため、ユーザーは、テレビ受信機のEPGと無線端末のEPGの両方を見比べることなく、視聴または予約している番組をユーザーが認識することが可能となる。
【実施例2】
【0051】
以下、本発明に係る第二の実施形態を、図1、図7および図8を用いて説明する。
なお、本実施形態では、第一の実施形態と比較し、異なるところを強調して説明する。
本実施形態でのネットワーク端末システムは、第一の実施形態における図1と同様に、テレビ受信機1、無線端末15、無線ルーター13、外部ネットワーク14から構成される。ここで、テレビ受信機1、無線端末15の各部の構成については、第一の実施形態と同じため説明を省略する。
【0052】
図7は、本実施形態での無線端末15に表示されるEPGの画面表示の一例を示す図である。
本実施形態のシステム制御部17は、信号分離部21から分離された番組配列情報の番組のうち、ネットワークID、サービスIDおよびイベントIDが、受信した番組状態情報のネットワークID101、サービスID102およびイベントID103と一致する番組があった場合で、その属性104が「現在放送中」である番組が含まれるサービスIDがあった場合は、EPG作成部18により作成されるEPGのイベントID(番組)を含むサービスID(チャンネル番号または放送局)が、他のサービスID(チャンネル番号または放送局)よりも優先的にEPG表示の中央に配列されるように表示部19に表示する。
【0053】
本実施例では、EPGは横方向にサービスID(チャンネル番号または放送局)ごとにイベント(番組)を配置しているが、現在放送中の番組111(女神の市場)が含まれるサービスID(放送局:東テレ)の番組112を、他のサービスID(放送局)よりも優先してEPG表示の中央に配列するように表示される。EPG画面の横方向に偶数局が配列される場合は、例えば4局表示のような場合は、左から2番目または3番目の中央寄りに配列しても良い。
【0054】
図8は、本実施形態での無線端末15に表示されるEPG起動時の画面表示の別の一実施例を示す図である。
信号分離部21から分離された番組配列情報の番組のネットワークID、サービスIDおよびイベントIDが番組状態情報のネットワークID101、サービスID102およびイベントID103と一致する番組があり、その属性104が現在視聴中の番組の番組であった場合は、その番組の番組詳細を起動時の初期表示として表示する。
【0055】
図8の例では、番組111(女神の市場)が現在視聴中の番組であるので、この番組の番組詳細が起動時の初期表示として表示される。
このように、現在テレビ受信機で視聴中の番組をEPGの中央に優先的に配列することにより、現在視聴しているチャンネルの番組情報の確認を行うことができ、今後の放送予定または前後のチャンネルの放送番組も現在視聴中の番組またはチャンネルを中心にして見たい番組を探したり、番組予約することができる。
【実施例3】
【0056】
以下、本発明に係る第三の実施形態を、図6、図9〜図15を用いて説明する。
なお、本実施形態では、第一の実施形態と比較し、異なるところを強調して説明する。
【0057】
図9は、第三の実施形態に係るネットワーク端末システムの一実施例を示すブロック構成図である。
本実施形態でのネットワーク端末システムは、第一の実施形態における図1と同様に、テレビ受信機1、無線端末15、無線ルーター13、外部ネットワーク14から構成される。
【0058】
テレビ受信機1は、チューナ2、信号分離部3、システム制御部4、選局制御部5、入力手段6、番組予約データ7、記憶装置8、EPG作成部9、映像出力部10、表示部11、ネットワーク制御部12から構成される。
【0059】
無線端末15は、無線ネットワーク/通信制御部16、システム制御部17、EPG作成部18、表示部19、入力手段20、信号分離部21、チューナ22、記憶装置25、番組予約データ26から構成される。
【0060】
本実施形態においては、第一の実施形態に対して、無線端末15には、記憶装置25および録画番組データ26を有する。
記憶装置25は、システム制御部17の指示により制御され、入力手段20によりEPG作成部9で作成されたEPGで録画予約などの番組予約した予約情報を番組予約データ26に一時的に保存する。また、システム制御部4からネットワーク制御部12、無線ネットワーク/通信制御部16を経由して受け取った予約情報を番組予約データ26に一時的に保存する。
【0061】
システム制御部17は、入力手段20によりEPG作成部18で作成されたEPGで番組予約された録画予約などの予約情報を一時的に番組予約データ26に保存する。また、システム制御部4からネットワーク制御部12、無線ネットワーク/通信制御部16を経由して受け取った予約情報を一時的に番組予約データ26に保存する機能を有する。さらに、番組予約データ26に保存された予約情報を無線ネットワーク/通信制御部16、ネットワーク制御部12を経由して、システム制御部4に送信することができる。
【0062】
システム制御部4は、入力手段6によりEPG作成部9で作成されたEPGで番組予約された録画予約などの予約情報を番組予約データ7に保存する。また、記憶装置25に一時的に保存された番組予約データ26の予約情報を無線ネットワーク/通信制御部16、ネットワーク制御部12を経由して受け取り、番組予約データ7に保存または上書き保存する機能を有する。さらに、システム制御部17の要求により、記憶装置8の番組予約データ7に保存された予約情報をネットワーク制御部12、無線ネットワーク/通信制御部16を経由して、システム制御部17に送信することができる。
【0063】
次に、図10および図11を用いて本実施形態のネットワーク端末システムに関連するデータ形式について説明する。
【0064】
図10は、予約情報のデータ形式を一例を示す図である。
予約情報は、図10に示されるように、番組名201、日付、時刻、チャンネル202、録画モード、視聴/録画のデータから構成される。
【0065】
図11は、予約情報のデータ形式の一変形例を示す図である。
図11の予約情報のデータ形式は、図10に比べて番組名201が無いが、この番組名などチャンネル202以外の番組に付随する情報は、無線端末15のEPG作成部18より作成されたEPG画面の番組情報を用いることもできる。このようにすることにより、テレビ受信機1と無線端末15間の通信データの量を低減できることと、外部ネットワークまたは通信ネットワークから番組配列情報を入手できる場合は、番組情報量が多く詳細な表示が可能となる場合にも対応できる。
【0066】
次に、図6、図9、図12〜図15を用いて、ユーザーが無線端末15のEPGを起動して番組予約をする場合の例について説明する。
【0067】
第一の実施形態と同様に、システム制御部17は、入力手段20によりEPG起動の指令を受けると、信号分離部21から分離された番組配列情報SIをEPG作成部18に渡す。EPG作成部18は、番組配列情報SIに含まれるEITに基づきEPG画面を作成し、表示部19にEPGを表示する。また、システム制御部17は、テレビ受信機1のシステム制御部4に対して、番組状態情報の送信を要求する。
【0068】
テレビ受信機1のシステム制御部4は、現在視聴中の番組、番組予約のある番組等のネットワークID、サービスID、イベントID情報とその属性を番組の番組状態情報として無線端末15の無線ネットワーク/通信制御部16を経由してシステム制御部17に送信する。システム制御部17は、信号分離部21から分離された番組配列情報の番組のうち、ネットワークID、サービスIDおよびイベントIDが、それぞれ受信した番組状態情報のネットワークID、サービスIDおよびイベントIDと一致する番組があった場合は、その属性に応じてEPG作成部18により、その番組に対して第一の実施形態の図5のように視聴予約および録画予約を示すマークを表示する。
次に、入力手段20により、番組予約マークの付いた番組を選択した場合について説明する。
【0069】
図12には、EPGによる番組予約時の動作シーケンスの一例を示す図である。
EPG表示に識別マークを表示するまでの処理(S405)までは、図4の説明と同様であるため省略する。EPG表示に識別マークを表示した後、入力手段20によりEPG画面の番組を選択し(S1201)、その番組が録画予約マーク付きの場合は(S1202:YES)、システム制御部17は、システム制御部4に対して予約情報の送信を要求する(S1203)。システム制御部17は、システム制御部4から送信された予約情報を受信し(S1204)、図13に示すように予約設定画面を表示する(S1205)。
【0070】
図13は、図6で録画予約マーク110の付いた番組を選択したときの予約設定画面203の表示例を示す図である。
図14は、予約詳細設定画面206の表示例を示す図である。
図6において、録画予約マーク110の付いた番組「ヒラメキパーツ」を選択すると、図13のように予約設定画面203が表示される。録画予約マークの付いた番組は、テレビ受信機1ですでに予約されている番組であるので、無線端末15のシステム制御部17は、図12の手順によりテレビ受信機1から予約情報を取得し、記憶装置25の番組予約データ26に一時保存する。
【0071】
システム制御部17は、番組予約データ26に一時保存された予約情報を元にEPG作成部18を経由して表示部19に、図13に示す予約設定画面203を表示する。予約設定画面203は、録画モードや視聴/録画の区別を設定するための図14の予約詳細設定画面206に移行するための「予約ボタン」204を備える。
図14の「予約するボタン」207は、予約詳細設定画面206で設定変更等を行った後に予約を再登録するためのボタンである。「予約するボタン」207を選択すると、システム制御部17は予約設定状態を予約情報として、無線ネットワーク/通信制御部16を経由して、テレビ受信機1のシステム制御部4により、記憶装置8の番組予約データ7に予約情報を上書き保存する。
次に、入力手段20により、番組予約マークの付いていない番組を選択した場合について説明する。
【0072】
番組予約マークの付いていない番組は、テレビ受信機1で予約されていない番組であるので、無線端末15のシステム制御部17は、EPG作成部18で作成されたEPG画面の番組情報を元に予約情報を作成し、番組予約データ26に一時保存し、そのデータを無線ネットワーク/通信制御部16を経由して、テレビ受信機1のシステム制御部4により、記憶装置8の番組予約データ7に予約情報を新規保存する。
次に、入力手段20により、現在放送中の番組を選択した場合について説明する。
【0073】
図15は、図6で放送中の番組を選択したときの予約設定画面208の表示例である。図13と異なる箇所は、「選局ボタン」209が追加されていることである。「選局ボタン」は、現在放送中の番組を選択したときに表示されるもので、このボタンを選択することにより、選局情報を上記予約情報と同様にシステム制御部4に送信し、システム制御部4は、選局制御部5を経由してチューナ2を制御し、選択された放送中の番組を表示部11に表示するようにできる。
【0074】
ここで、選局情報の一例としては、サービスID(チャンネル番号)から構成される。
このように、無線端末側でテレビ受信機の番組予約を新規に登録したり、予約済みの番組予約の変更も簡単に行うことができ、さらに無線端末およびテレビ受信機間のデータ通信量も抑えることができる。
【実施例4】
【0075】
以下、本発明に係る第四の実施形態を、図16〜図20を用いて説明する。
なお、本実施形態では、第三の実施形態と比較し、異なるところを強調して説明する。
【0076】
図16は、第四の実施形態に係るネットワーク端末システムの一実施例を示すブロック構成図である。
本実施形態でのネットワーク端末システムは、第三の実施形態における図1と同様に、テレビ受信機1、無線端末15、無線ルーター13、外部ネットワーク14から構成される。
【0077】
テレビ受信機1は、チューナ2、信号分離部3、システム制御部4、選局制御部5、入力手段6、番組予約データ7、記憶装置8、EPG作成部9、映像出力部10、表示部11、ネットワーク制御部12、機器認証部27から構成される。
【0078】
無線端末15は、無線ネットワーク/通信制御部16、システム制御部17、EPG作成部18、表示部19、入力手段20、信号分離部21、チューナ22、記憶装置25、番組予約データ26、機器認証部28から構成される。
【0079】
本実施形態においては、第三の実施形態に対して、テレビ受信機1、無線端末15には、それぞれ機器認証部27、機器認証部28を有する。
機器認証部28は、システム制御17により制御され、テレビ受信機1からの認証を受けるために、テレビ受信機1に事前に設定されたユーザー、パスワードなどの認証情報を無線ネットワーク/通信制御部16、ネットワーク制御部12を経由して、機器認証部27に対して送信する。
【0080】
機器認証部27は、機器認証部28からの認証情報が正しい認証情報である場合は、機器認証部28に対して接続を許可する。一方、認証情報が誤っている場合には、機器認証部27は機器認証部28に対して接続を許可しない。
次に、入力手段20により、表示部19のEPG画面に表示された番組表から番組予約を行う場合について説明する。
入力手段20により、表示部19に図17に示すEPG画面が表示される。
【0081】
図17は、図6のEPG画面で番組210を選択したときのEPG画面の表示例である。番組210は、本実施例では選択箇所を示し、破線の四角枠で囲まれている。
【0082】
システム制御部17は、テレビ受信機1に対して機器認証を行い、正しい認証情報である場合は、表示部19のEPG画面に認証機器表示211または212を表示する。図17のEPG画面では、認証機器表示211、212は、それぞれテレビ受信機1、テレビ受信機24が認証または過去に認証されている状態を示しており、本実施例ではテレビ受信機1が現在認証(実線枠)されており、テレビ受信器24が過去に認証(破線枠)されたことを示しており、認証履歴も同時に表示される。
【0083】
図18は、現在認証されている接続機器の予約設定画面213の表示例を示す図である。図17において、番組210「水曜プレミアム」を選択すると、図18のように予約設定画面213が表示され、第三の実施形態と同様に番組予約ができる。予約動作については、第三の実施形態と同様であり詳細な説明は省略する。
次に、過去に接続したことがあるが現在認証できていないテレビ受信機24の場合について説明する。このような例は、接続機器がWi−Fi通信できない離れたところにある場合やスリープモードで待機している場合、または屋外で通信ネットワークから番組情報を入手しているようなケースを想定している。
【0084】
図17では、テレビ受信機24の認証表示212が破線枠で表示され、過去に認証(破線枠)されていることを示している。現在認証されている接続機器は、デフォルトで選択されているため、通常は接続機器を選択する必要はないが、認証されていない接続機器の場合は、予約に先立ち接続機器を選択する必要がある。
【0085】
図19は、現在認証されていない接続機器の予約設定画面213の表示例を示す図である。図20は、現在認証されていない接続機器の予約詳細設定画面214の表示例を示す図である。
【0086】
図17において、上述のように番組210「水曜プレミアム」を選択すると、図19のように予約設定画面214が表示され、「予約ボタン」204を選択すると図20のように詳細設定画面215が表示される。
ここで、図20の「予約するボタン」207を選択すると、接続機器が認証されていないために予約情報を一時的に記憶装置25の番組予約データ26に一時的に保存して予約操作が終了する。
【0087】
その後、無線端末15がWi−Fi通信エリア外からエリア内に入った場合などアクセス可能になった場合に、テレビ受信機24の機器認証部27と無線端末15の機器認証部28が相互認証を行い、システム制御部17は番組予約データ26に保存されている予約情報を通信制御部16を介してテレビ受信機24に送信し、テレビ受信機24の番組予約データ7に番組予約として保存される。また、番組予約データ26に保存されている予約情報の開始時刻が現在時刻より過去の時間であったり、過去の予約情報であった場合は、テレビ受信機24に予約データを送信する前にエラー情報を表示部19に表示することもできる。
【0088】
本実施例では、2台のテレビ受信機の接続を例に説明しているが、ネットワークに複数台接続することを何ら制限するものではない。また、テレビ受信機24が認証可能になった場合は、自動的に番組予約データ26に保存された予約情報をテレビ受信機24に送信されるような例で説明したが、テレビ受信機24が認証可能になった時点で手動により予約情報を送信するようにしても良い。さらに、予約情報を一時的に番組予約データ26に保存されているときは、その状態を表すために、アイコンなどにより一時保存状態を表示できるようにしても良い。
【0089】
このように、屋外で通信ネットワークから番組情報を取得してEPG画面上で番組を検索している場合などのように、録画したい番組を見つけた場合にその場で予約を入れておくことができ、帰宅してから家庭内のネットワークに接続できる状態になったときに、自動的に(または手動で)テレビ受信機に忘れずに番組予約転送ができる。
【実施例5】
【0090】
以下、本発明に係る第五の実施形態を、図1を用いて説明する。
なお、本実施形態では、第一の実施形態と比較し、異なるところを強調して説明する。
本実施形態でのネットワーク端末システムは、第一の実施形態における図1と同様に、テレビ受信機1、無線端末15、無線ルータ13、外部ネットワーク14から構成される。
ここで、テレビ受信機1、無線端末15の各部の構成については、第一の実施形態と同じため説明を省略する。
【0091】
EPG作成部9は、横方向にサービスID(チャンネル番号)ごとにイベント情報(番組)を配列させ、縦方向に時間軸として時間順にイベント情報を配列させたマトリクス状のEPGを作成する。
【0092】
図21は、チャンネル配列情報の一例を示す図である。チャンネル配列は、アナログ放送のチャンネル順にデジタル放送を並べる方法や、デジタル放送のサービスID(チャンネル番号)順に並べる方法がある。図21−(a)は、前者であり、図21−(b)は後者の例である。
【0093】
システム制御部4は、EPG作成部9により作成されたEPG画面から横方向のサービスID(チャンネル番号)のチャンネル配列情報を取得する。このチャンネル配列情報は、ネットワーク制御部12、無線ルーター13、無線ネットワーク/通信制御部16を経由して、システム制御部17に送信される。システム制御部17は、受信したチャンネル配列情報をEPG作成部18に渡し、テレビ受信機1のEPGと同じチャンネル配列情報で表示部19にEPG画面を表示する。
【0094】
第一の実施形態の図5および図6が、それぞれ本実施形態におけるテレビ受信機1および無線端末15のEPGのチャンネル配列を示している。
このように、チャンネル配置がテレビ受信機または無線端末で異なっている場合でも、EPG画面でのチャンネル配列が同じになるため、同じような感覚でEPG画面を操作でき使い勝手が向上する。
【実施例6】
【0095】
以下、本発明に係る第六の実施形態を、図9、図13および図14を用いて説明する。
なお、本実施形態では、第三の実施形態と比較し、異なるところを強調して説明する。
本実施形態でのネットワーク端末システムは、第三の実施形態における図9と同様に、テレビ受信機1、無線端末15、無線ルータ13、外部ネットワーク14から構成される。
ここで、テレビ受信機1、無線端末15の各部の構成については、第三の実施形態と同じため説明を省略する。
【0096】
本実施形態においては、システム制御部4は、EPG作成部9で作成されたEPGのEPGデータおよび番組の番組状態情報を、無線ネットワーク/通信制御部16を経由してシステム制御部17に送信する機能を有する。また、システム制御部17は、受信したEPGデータによりEPG作成部18でEPG画面を作成し、表示部19にEPG画面および番組の番組状態情報を表示する機能を有する。
【0097】
システム制御部17は、EPG作成部18で作成されたEPGで番組予約された録画予約などの予約情報を一時的に番組予約データ26に保存し、保存された予約情報を無線ネットワーク/通信制御部16、ネットワーク制御部12を経由して、システム制御部4に送信することができる。
このように、テレビ受信機からEPGデータを取得することにより、第三の実施形態における図13、図14と同様に番組予約を行うことができる。
【0098】
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するためにシステム全体を詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
【0099】
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
【0100】
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
【0101】
また、上記実施例では、表示部11を備えたTV1、TV2等を用いて実施例の説明を行ったが、表示部を外部に備えたレコーダ等によっても同様にして本発明を実施することができる。
【符号の説明】
【0102】
1 テレビ受信機
2 チューナ
3 信号分離部
4 システム制御部
5 選局制御部
6 入力手段
7 番組予約データ
8 記憶装置
9 EPG作成部
10 映像出力部
11 表示部
12 ネットワーク制御部
13 無線ルーター
14 外部ネットワーク
15 無線端末
16 無線ネットワーク/通信制御部
17 システム制御部
18 EPG作成部
19 表示部
20 入力手段
21 信号分離部
22 チューナ
24 テレビ受信機
25 記憶装置
26 番組予約データ
27 機器認証部
28 機器認証部
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワーク端末システム、及び端末装置に関する。
【背景技術】
【0002】
本技術分野の背景技術として、特開2009−055614号公報(特許文献1)がある。この公報には、「リモコンと操作対象機器の間で双方向の通信が可能であることから、送達確認により確実な通信を行なったり、GUI操作を活用した複雑なコマンド体系を取り扱ったり、比較的広い帯域を利用して動画像ストリーミングなど大容量データ伝送を行なうことができる。」と記載がある。
【0003】
また、特開2010−130445号公報(特許文献2)がある。この公報には、「デジタル放送の表示装置と、タッチパネル等の表示手段を備えたリモートコントローラ装置とを備えた視聴システムを用いる。この視聴システムの表示装置は、デジタル放送の画像データを表示する表示手段により表示し、文字データ処理手段により文字データを取得する。この文字データは、送受信手段により、リモートコントローラ装置により送信する。リモートコントローラ装置は、この文字データを受信する送受信手段と、文字データを表示する表示手段とを備えている。」と記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−055614号公報
【特許文献2】特開2010−130445号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記特許文献1には、ネットワークに接続された無線リモコンにより、表示装置で受信した番組情報を無線リモコン側に転送し、無線リモコン側でEPGを表示する方法が開示されている。しかしながら、特許文献1に記載の発明の場合、表示装置側の番組情報を使用するため、番組情報のデータ転送量が多くなり、全データを一度に取得できないために表示が遅くなったりするなどの問題があった。また、テレビで視聴している番組や録画予約済みの番組の確認方法が開示されていない。さらには録画予約を変更する場合の方法が開示されていない。
【0006】
特許文献2には、表示装置からリモコンに、番組情報、操作情報を送信し、リモコンでEPGを表示し、選局、予約などを行う実施例が開示されている。しかしながら、特許文献2に記載の発明の場合、表示装置側の番組情報や操作情報を使用するため、番組情報のデータ転送量が多くなり、全データを一度に取得できないために表示が遅くなったりするなどの問題があった。
【0007】
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、視聴者がテレビ放送を視聴しているときに、テレビの視聴を妨げないで視聴している番組や番組予約している番組を端末装置側で簡単に表示できるネットワーク端末システム、及び端末装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、本発明に係るネットワーク端末システムは、放送番組を表示する表示手段と、放送番組の番組情報を抽出する第一の番組情報抽出手段と、前記第一の番組情報抽出手段から抽出された番組情報により番組を特定する番組特定手段と、前記番組特定手段により特定された番組を識別するためのを送信する送信手段と、を備えた表示装置と、前記表示装置とネットワークにより接続され、前記識別情報を受信する受信手段と、放送番組の番組情報を抽出する第二の番組情報抽出手段と、前記番組情報抽出手段から抽出された番組情報により電子番組表を作成する電子番組表作成手段と、前記識別情報で識別される番組の番組欄と前記識別情報が受信されていない番組の番組欄との表示方法を変える制御手段と、前記電子番組表を表示する表示手段と、を備えた端末装置と、を具備することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、視聴者がテレビ放送を視聴しているときに、他の端末装置で番組表を表示することにより、テレビの視聴を妨げないで放送番組に関連する情報を表示することができる。
【0010】
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】第一の実施形態に係るネットワーク端末システムの一実施例を示すブロック図である。
【図2】番組状態情報のデータ形式の一例を示す図である。
【図3】図2の番組状態情報の属性104の詳細の一例を示す図である。
【図4】EPGに固有の識別表示を行うための動作シーケンスの一例を示す図である。
【図5】テレビ受信機1にEPGを表示したときの画面表示の一例を示す図である。
【図6】無線端末15に表示されるEPGの画面表示の一例を示す図である。
【図7】第二の実施形態に係る無線端末15に表示されるEPGの画面表示の一例を示す図である。
【図8】無線端末15に表示されるEPG起動時の画面表示の一例を示す図である。
【図9】第三の実施形態に係るネットワーク端末システムの一実施例を示すブロック構成図である。
【図10】予約情報のデータ形式の一例を示す図である。
【図11】予約情報のデータ形式の一変形例を示す図である。
【図12】EPGによる番組予約時の動作シーケンスの一例を示す図である。
【図13】図6で録画予約マーク110の付いた番組を選択したときの予約設定画面203の表示例を示す図である。
【図14】予約詳細設定画面206の表示例を示す図である。
【図15】図5で放送中の番組を選択したときの予約設定画面208の表示例である。
【図16】第四の実施形態に係るネットワーク端末システムの一実施例を示すブロック構成図である。
【図17】図5のEPG画面で番組210を選択したときのEPG画面の表示例である。
【図18】現在認証されている接続機器の予約設定画面213の表示例を示す図である。
【図19】現在認証されていない接続機器の予約設定画面214の表示例を示す図である。
【図20】現在認証されていない接続機器の予約詳細設定画面215の表示例を示す図である。
【図21】第五の実施形態に係るネットワーク端末システムのチャンネル配列情報の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【実施例1】
【0013】
以下においては、番組配列情報(イベント情報)を含むデジタル放送波を受信し、受信した番組配列情報に基づいてデジタル放送の電子番組表(EPG)を表示するデジタル放送受信機能付きテレビ受信機および無線装置から構成されるネットワーク端末システムを例にして説明を行なう。
【0014】
日本国で運用されているBSデジタル放送、CSデジタル放送、および地上デジタルテレビジョン放送では、1つのトランスポンダ(周波数チャネル)に複数のトランスポートストリーム(以下、「TS」と略記する)を多重化して伝送している。TSは、社団法人電波産業会(ARIB)の標準規格に従ったデータ構造を有しており、コンテンツデータとしての要素信号(ES:Elementary Stream)に対して、イベント情報としての番組配列情報をヘッダとして付加した TSパケットで構成されている。
【0015】
番組配列情報のデータ構造は、ARIB標準規格であるARIB STD-B10「デジタル放送に使用する番組配列情報標準規格」に従ったものである。番組配列情報は、MPEG(Moving Picture Expert Group)−2システム規格で規定された伝送制御情報であるPSI(Program Specific Information:番組特定情報)と、EPGなどを構築するためのSI(Service Information:サービス情報)とで構成される。
【0016】
SIは、BIT(Broadcaster Information Table:放送局情報テーブル)、SDT(Service Description Table:サービス記述テーブル)、EIT(Event Information Table:イベント情報テーブル)およびTOT(Time Offset Table:時刻オフセットテーブル)の4つのテーブルで構成されている。
【0017】
BITは、ネットワーク内の放送局に関する情報を記載したものである。SDTは、TS情報部とサービス情報部に分かれており、TS情報部は、ネットワークを識別するためのネットワークIDと、TSを識別するためのTS ID(Identifier)とを含んでいる。
【0018】
ネットワークIDは、BSネットワーク、CS1ネットワークおよびCS2ネットワークには、それぞれ異なるネットワークIDが割り当てられている。また、地上デジタル放送の場合は、同じ地域では放送局ごとに異なる値のネットワークIDが割り当てられている。サービス情報部は、ネットワーク内で個々のサービス(チャンネル)を識別するための識別子であるサービスID(いわゆるチャンネル番号)を含んでいる。
【0019】
EITは、イベント(いわゆる番組)ごとの番組情報を記述したものであり、サービス情報部とイベント情報部に分かれている。サービス情報部は、ネットワーク内で個々のサービス(チャンネル)を識別するための識別子であるサービスID(いわゆるチャンネル番号)を含んでいる。イベント情報部は、イベントID、イベント開始時刻、イベント継続時間、イベントの名称(いわゆる番組タイトル)、イベントのジャンルなどを含んでいる。TOTは、現在時刻を記述したものである。
【0020】
以下、本発明に係る第一の実施形態を、図1から図6を用いて説明する。
【0021】
図1は、第一の実施形態に係るネットワーク端末システムの一実施例を示すブロック構成図である。
本実施例のネットワーク端末システムは、例えば、テレビ受信機1、無線端末15、無線ルーター13、外部ネットワーク14から構成される。図示の例は、情報通信端末としての携帯電話機等の移動体通信端末である無線端末15の利用者が、その無線端末15を持って家庭や店舗等で、テレビ受信機1でテレビ番組を視聴しているときの例である。
【0022】
テレビ受信機1は、チューナ2、信号分離部3、システム制御部4、選局制御部5、入力手段6、番組予約データ7、記憶装置8、EPG作成部9、映像出力部10、表示部11、ネットワーク制御部12から構成される。
【0023】
無線端末15は、無線ネットワーク/通信制御部16、システム制御部17、EPG作成部18、表示部19、入力手段20、信号分離部21、チューナ22から構成される。
【0024】
無線ルーター13は、Wi−Fiなどの無線LAN機能を備え、通信回線を経由して外部ネットワークに接続できる。また、無線ルーター13は、テレビ受信機1、テレビ受信機24、無線端末15、外部ネットワーク14と接続されており、テレビ受信機1、テレビ受信機24または無線端末15は、インターネット網から情報を入手することができる。
【0025】
テレビ受信機24の各部の構成は、テレビ受信機1と同様のため、ここでは説明を省略する。また、無線ルーター13は、テレビ受信機1または24テレビ受信機とは、有線LANまたは無線LANで接続されており、無線端末15とは無線LANで接続されているものとする。ここで、Wi−Fiは、IEEE(米国電気電子学会)の規格「IEEE 802.11a/IEEE 802.11b」で策定された無線LAN(Local Area Network)の標準規格である。
【0026】
チューナ2は、選局制御部5により、所望のサービスのチャンネルに同調することで、放送局より受信した電波より放送番組データを取得する部分である。
信号分離部3は、受信した放送データを、映像データ、音声データ、字幕文データに種類ごとに分離し、また番組情報を抽出して番組配列情報SIを取得し、他の処理ブロックに渡す機能を有する。また、他の処理部からデータ送信要求があった場合には、指定されたデータを、要求元へデータを送信する。
【0027】
システム制御部4は、ユーザーの操作要求を入力手段6を経由して受け取り、信号分離部3、選局制御部5、記憶装置8、EPG作成部9、映像出力部10、ネットワーク制御部12の各ブロックを制御する。また、信号分離部3から分離された番組配列情報のSIをEPG作成部9に渡す機能を有する。
【0028】
選局制御部5は、入力手段6を経由してサービスを選局する指示を受け、指示に応じて選局するチャンネルを切り替えるようにチューナ2を制御する。また、選局制御部5は、EPG作成部9またはEPG作成部18からの指示を受けとることができ、現在放送中のイベント(番組)を放送しているサービス(チャンネル番号)およびそのサービスが属する放送提示単位に切り替えるようにチューナ2を制御する。
【0029】
入力手段6は、ユーザーからのテレビ受信機1に対する操作を受け付け、入力操作に関する制御情報を入力する入力手段であり、例えば、リモコン、キーボード、マウス等のポインティングデバイス等により実現される。
記憶装置8は、システム制御部4の指示により制御され、入力手段6によりEPG作成部9で作成されたEPGで録画予約などの番組予約した予約情報を番組予約データ7に保存する。
【0030】
EPG作成部9は、番組配列情報のSIに含まれるEITに基づき、EPG画面を作成する。EPG画面は、対応する放送単位に属する複数のサービス一覧と、複数のイベント一覧を表示するものである。
【0031】
ここで、放送単位は、BSデジタル放送、CSデジタル放送および地上デジタル放送を示しており、本実施例では、EPG作成部18は、BSデジタル放送、CSデジタル放送および地上デジタル放送のいずれかを切り換えて作成するようになっている。また、横方向にサービスID(チャンネル番号)ごとにイベント情報(番組)を配列させ、縦方向に時間軸として時間順にイベント情報を配列させたマトリクス状のEPGである。
【0032】
EPG作成部9は、一つの放送単位で利用可能な全てのサービスに関するEPGの少なくとも一部のサービスに対応する部分を表示部11に表示させるようにEPGの画像信号を作成する。EPG作成部9は、作成したEPG画面の画像信号を映像出力部10に送る。
【0033】
映像出力部10は、信号分離部3から分離された映像データおよび音声データを、システム制御部5によりそれぞれ映像信号および音声信号に変換された信号を受けて、表示部11へ映像および音声を出力する。また、映像出力部は、EPG作成部9で作成されたEPG画像と映像信号を合成する。
【0034】
表示部11は、映像またはEPG画像の表示を行なう部分であり、視聴しているチャンネル等の映像やEPGの表示を行なう。また、表示部11は、例えばテレビやパソコンのディスプレイあるいは液晶パネル等によって構成される。
【0035】
ネットワーク制御部12は、有線LANまたは無線LANにより無線ルータ13に接続され、EPG作成部9を経由して得られた番組配列情報SIに含まれる特定番組のネットワークID(いわゆる放送)と、サービスID(いわゆるチャンネル番号)と、イベントID(いわゆる番組)とを識別情報とし、識別情報と識別情報が示す番組の属性を番組の番組状態情報として、無線ネットワーク/通信制御部16へ送信する。
【0036】
無線ネットワーク/通信制御部16は、ネットワーク制御部12から出力された番組状態情報を取得し、システム制御部17に渡す。また、無線ネットワーク/通信制御部16は、基地局23を通して通信ネットワークに接続され、データ通信等を行なうことができる。
【0037】
システム制御部17は、ユーザーの操作要求を入力手段20を経由して受け取り、信号分離部21、EPG作成部18、表示部19、無線ネットワーク/通信制御部16の各ブロックを制御する。また、システム制御部17は、信号分離部21から分離された番組配列情報SIをEPG作成部18に渡す機能を有する。
【0038】
さらに、システム制御部17は、無線ネットワーク/通信制御部16を経由して、外部ネットワーク14または基地局23を通して通信ネットワークからも番組情報を抽出し番組配列情報を取得でき、EPG作成部18に渡す機能も有する。本実施では、信号分離部21でデジタル放送の番組情報を抽出し番組配列情報SIを取得する場合の例について説明する。
【0039】
EPG作成部18は、番組配列情報SIに含まれるEITに基づき、EPG画面を作成する。このEPGは、対応する放送単位に属する複数のサービス一覧と、複数のイベント一覧を表示部19に表示するものであり、EPG作成部9と同等の働きを持つ。
表示部19は、EPG画像等の表示を行なう部分であり、例えばタッチパネル等によって構成される。
【0040】
入力手段20は、ユーザーからの無線端末15に対する操作を受け付け、入力操作に関する制御情報を入力する入力手段であり、例えば、タッチパネルなどを用いることができる。
信号分離部21、チューナ22は、それぞれテレビ受信機1の信号分離部3、チューナ2と同等の働きを持つ。
【0041】
次に、図2、図3を用いて本実施形態のネットワーク端末システムに関連するデータ形式について説明する。
【0042】
図2は、番組状態情報のデータ形式の一例を示す図である。
番組状態情報は、図2に示されるように、ネットワークID101、サービスID102、イベントID103および属性104の形式で構成される。
【0043】
図3には、図2の番組状態情報の属性104の詳細の一例を示す図である。属性104は、テレビ受信機1の視聴または予約等の番組状態105を示す。ここで、「0」は、現在テレビ受信機で視聴中の番組、「1」は、録画予約されている番組、「2」は、視聴予約されている番組、「3」は、現在の時刻に放送中の番組、「4」は、お好み自動録画予約されている番組であることを示している。
【0044】
次に、図1、図2、図3および図4を用い、入力手段20がユーザーからの操作を受け無線端末15がEPGを起動する場合の例について説明する。
【0045】
図4は、EPGに固有の識別表示を行うための動作シーケンスの一例を示す図である。
システム制御部17は、入力手段20によりEPG起動の指令を受けると(S401)、信号分離部21から分離された番組配列情報SIをEPG作成部18に渡す。EPG作成部18は、番組配列情報SIに含まれるEITに基づきEPG画面を作成し(S402)、表示部19にEPGを表示する。また、システム制御部17は、テレビ受信機1に対して、番組状態情報の送信を要求する(S403)。
【0046】
システム制御部4は、現在視聴中の番組および番組予約のある番組のネットワークID、サービスID、イベントID情報とその属性を番組の番組状態情報として無線端末15の無線ネットワーク/通信制御部16を経由してシステム制御部17に送信する。システム制御部17は、システム制御部4から送信された番組状態情報を受信し(S404)、信号分離部21から分離された番組配列情報の番組のうち、ネットワークID、サービスIDおよびイベントIDが、受信した番組状態情報のネットワークID101、サービスID102およびイベントID103と一致する番組があった場合は(S405:YES)、受信した番組状態情報に含まれるその番組の属性104に応じてEPG作成部18により、図5に示すようにその番組に対して固有の識別表示を行なう。
【0047】
図5は、テレビ受信機1にEPGを表示したときの画面表示の一例を示す図である。マーク106またはマーク107は、それぞれ視聴予約または録画予約を示すマークであり、EPGに表示される番組の予約状態が判別できるようになっている。また、四角枠108は、現在視聴中の番組を示すものである。本実施例の説明では、図5は無線端末15に表示されるEPGの画面と対比して説明するためのものであり、操作および操作の説明は省略する。
【0048】
図6は、無線端末15に表示されるEPGの画面表示の一例を示す図である。マーク109またはマーク110は、それぞれ、図5のマーク106またはマーク107に対応している。また、四角枠111は、図5の四角枠108に対応している。本実施例では、テレビ受信機1と無線端末15で、固有の識別表示例として同じマーク形状または枠形状を使用しているが、それぞれで異なる形状にしても構わない。また、マークの表示、枠線の形態を変化させる他に、枠内に色を付す、番組名のフォントを変えるなど、属性104を有さない番組と属性104を有する番組とを区別可能に表示すればよい。
【0049】
このように、図5に示すテレビ受信機1に表示されるEPGと図6に示す無線端末15に表示されるEPGは、表示できる画面の表示能力(表示アスペクト、表示画素数等)により、マトリクス状に配列されたイベント情報(番組)は、その配列が異なる場合がある。
【0050】
またEPGの表示領域により同時に表示できるサービスID(チャンネル番号)およびイベント情報(番組)の数がテレビ受信機1と無線端末15とで異なる場合があり、本実施例では、横方向のサービスID(チャンネル番号)と縦方向の時間軸表示は、テレビ受信機1ではそれぞれ5チャンネル、3時間表示となっていて、無線端末15ではそれぞれ3チャンネル、4時間表示となっているが、TV1と無線端末15に表示される視聴または予約している番組の情報が共有されているため、ユーザーは、テレビ受信機のEPGと無線端末のEPGの両方を見比べることなく、視聴または予約している番組をユーザーが認識することが可能となる。
【実施例2】
【0051】
以下、本発明に係る第二の実施形態を、図1、図7および図8を用いて説明する。
なお、本実施形態では、第一の実施形態と比較し、異なるところを強調して説明する。
本実施形態でのネットワーク端末システムは、第一の実施形態における図1と同様に、テレビ受信機1、無線端末15、無線ルーター13、外部ネットワーク14から構成される。ここで、テレビ受信機1、無線端末15の各部の構成については、第一の実施形態と同じため説明を省略する。
【0052】
図7は、本実施形態での無線端末15に表示されるEPGの画面表示の一例を示す図である。
本実施形態のシステム制御部17は、信号分離部21から分離された番組配列情報の番組のうち、ネットワークID、サービスIDおよびイベントIDが、受信した番組状態情報のネットワークID101、サービスID102およびイベントID103と一致する番組があった場合で、その属性104が「現在放送中」である番組が含まれるサービスIDがあった場合は、EPG作成部18により作成されるEPGのイベントID(番組)を含むサービスID(チャンネル番号または放送局)が、他のサービスID(チャンネル番号または放送局)よりも優先的にEPG表示の中央に配列されるように表示部19に表示する。
【0053】
本実施例では、EPGは横方向にサービスID(チャンネル番号または放送局)ごとにイベント(番組)を配置しているが、現在放送中の番組111(女神の市場)が含まれるサービスID(放送局:東テレ)の番組112を、他のサービスID(放送局)よりも優先してEPG表示の中央に配列するように表示される。EPG画面の横方向に偶数局が配列される場合は、例えば4局表示のような場合は、左から2番目または3番目の中央寄りに配列しても良い。
【0054】
図8は、本実施形態での無線端末15に表示されるEPG起動時の画面表示の別の一実施例を示す図である。
信号分離部21から分離された番組配列情報の番組のネットワークID、サービスIDおよびイベントIDが番組状態情報のネットワークID101、サービスID102およびイベントID103と一致する番組があり、その属性104が現在視聴中の番組の番組であった場合は、その番組の番組詳細を起動時の初期表示として表示する。
【0055】
図8の例では、番組111(女神の市場)が現在視聴中の番組であるので、この番組の番組詳細が起動時の初期表示として表示される。
このように、現在テレビ受信機で視聴中の番組をEPGの中央に優先的に配列することにより、現在視聴しているチャンネルの番組情報の確認を行うことができ、今後の放送予定または前後のチャンネルの放送番組も現在視聴中の番組またはチャンネルを中心にして見たい番組を探したり、番組予約することができる。
【実施例3】
【0056】
以下、本発明に係る第三の実施形態を、図6、図9〜図15を用いて説明する。
なお、本実施形態では、第一の実施形態と比較し、異なるところを強調して説明する。
【0057】
図9は、第三の実施形態に係るネットワーク端末システムの一実施例を示すブロック構成図である。
本実施形態でのネットワーク端末システムは、第一の実施形態における図1と同様に、テレビ受信機1、無線端末15、無線ルーター13、外部ネットワーク14から構成される。
【0058】
テレビ受信機1は、チューナ2、信号分離部3、システム制御部4、選局制御部5、入力手段6、番組予約データ7、記憶装置8、EPG作成部9、映像出力部10、表示部11、ネットワーク制御部12から構成される。
【0059】
無線端末15は、無線ネットワーク/通信制御部16、システム制御部17、EPG作成部18、表示部19、入力手段20、信号分離部21、チューナ22、記憶装置25、番組予約データ26から構成される。
【0060】
本実施形態においては、第一の実施形態に対して、無線端末15には、記憶装置25および録画番組データ26を有する。
記憶装置25は、システム制御部17の指示により制御され、入力手段20によりEPG作成部9で作成されたEPGで録画予約などの番組予約した予約情報を番組予約データ26に一時的に保存する。また、システム制御部4からネットワーク制御部12、無線ネットワーク/通信制御部16を経由して受け取った予約情報を番組予約データ26に一時的に保存する。
【0061】
システム制御部17は、入力手段20によりEPG作成部18で作成されたEPGで番組予約された録画予約などの予約情報を一時的に番組予約データ26に保存する。また、システム制御部4からネットワーク制御部12、無線ネットワーク/通信制御部16を経由して受け取った予約情報を一時的に番組予約データ26に保存する機能を有する。さらに、番組予約データ26に保存された予約情報を無線ネットワーク/通信制御部16、ネットワーク制御部12を経由して、システム制御部4に送信することができる。
【0062】
システム制御部4は、入力手段6によりEPG作成部9で作成されたEPGで番組予約された録画予約などの予約情報を番組予約データ7に保存する。また、記憶装置25に一時的に保存された番組予約データ26の予約情報を無線ネットワーク/通信制御部16、ネットワーク制御部12を経由して受け取り、番組予約データ7に保存または上書き保存する機能を有する。さらに、システム制御部17の要求により、記憶装置8の番組予約データ7に保存された予約情報をネットワーク制御部12、無線ネットワーク/通信制御部16を経由して、システム制御部17に送信することができる。
【0063】
次に、図10および図11を用いて本実施形態のネットワーク端末システムに関連するデータ形式について説明する。
【0064】
図10は、予約情報のデータ形式を一例を示す図である。
予約情報は、図10に示されるように、番組名201、日付、時刻、チャンネル202、録画モード、視聴/録画のデータから構成される。
【0065】
図11は、予約情報のデータ形式の一変形例を示す図である。
図11の予約情報のデータ形式は、図10に比べて番組名201が無いが、この番組名などチャンネル202以外の番組に付随する情報は、無線端末15のEPG作成部18より作成されたEPG画面の番組情報を用いることもできる。このようにすることにより、テレビ受信機1と無線端末15間の通信データの量を低減できることと、外部ネットワークまたは通信ネットワークから番組配列情報を入手できる場合は、番組情報量が多く詳細な表示が可能となる場合にも対応できる。
【0066】
次に、図6、図9、図12〜図15を用いて、ユーザーが無線端末15のEPGを起動して番組予約をする場合の例について説明する。
【0067】
第一の実施形態と同様に、システム制御部17は、入力手段20によりEPG起動の指令を受けると、信号分離部21から分離された番組配列情報SIをEPG作成部18に渡す。EPG作成部18は、番組配列情報SIに含まれるEITに基づきEPG画面を作成し、表示部19にEPGを表示する。また、システム制御部17は、テレビ受信機1のシステム制御部4に対して、番組状態情報の送信を要求する。
【0068】
テレビ受信機1のシステム制御部4は、現在視聴中の番組、番組予約のある番組等のネットワークID、サービスID、イベントID情報とその属性を番組の番組状態情報として無線端末15の無線ネットワーク/通信制御部16を経由してシステム制御部17に送信する。システム制御部17は、信号分離部21から分離された番組配列情報の番組のうち、ネットワークID、サービスIDおよびイベントIDが、それぞれ受信した番組状態情報のネットワークID、サービスIDおよびイベントIDと一致する番組があった場合は、その属性に応じてEPG作成部18により、その番組に対して第一の実施形態の図5のように視聴予約および録画予約を示すマークを表示する。
次に、入力手段20により、番組予約マークの付いた番組を選択した場合について説明する。
【0069】
図12には、EPGによる番組予約時の動作シーケンスの一例を示す図である。
EPG表示に識別マークを表示するまでの処理(S405)までは、図4の説明と同様であるため省略する。EPG表示に識別マークを表示した後、入力手段20によりEPG画面の番組を選択し(S1201)、その番組が録画予約マーク付きの場合は(S1202:YES)、システム制御部17は、システム制御部4に対して予約情報の送信を要求する(S1203)。システム制御部17は、システム制御部4から送信された予約情報を受信し(S1204)、図13に示すように予約設定画面を表示する(S1205)。
【0070】
図13は、図6で録画予約マーク110の付いた番組を選択したときの予約設定画面203の表示例を示す図である。
図14は、予約詳細設定画面206の表示例を示す図である。
図6において、録画予約マーク110の付いた番組「ヒラメキパーツ」を選択すると、図13のように予約設定画面203が表示される。録画予約マークの付いた番組は、テレビ受信機1ですでに予約されている番組であるので、無線端末15のシステム制御部17は、図12の手順によりテレビ受信機1から予約情報を取得し、記憶装置25の番組予約データ26に一時保存する。
【0071】
システム制御部17は、番組予約データ26に一時保存された予約情報を元にEPG作成部18を経由して表示部19に、図13に示す予約設定画面203を表示する。予約設定画面203は、録画モードや視聴/録画の区別を設定するための図14の予約詳細設定画面206に移行するための「予約ボタン」204を備える。
図14の「予約するボタン」207は、予約詳細設定画面206で設定変更等を行った後に予約を再登録するためのボタンである。「予約するボタン」207を選択すると、システム制御部17は予約設定状態を予約情報として、無線ネットワーク/通信制御部16を経由して、テレビ受信機1のシステム制御部4により、記憶装置8の番組予約データ7に予約情報を上書き保存する。
次に、入力手段20により、番組予約マークの付いていない番組を選択した場合について説明する。
【0072】
番組予約マークの付いていない番組は、テレビ受信機1で予約されていない番組であるので、無線端末15のシステム制御部17は、EPG作成部18で作成されたEPG画面の番組情報を元に予約情報を作成し、番組予約データ26に一時保存し、そのデータを無線ネットワーク/通信制御部16を経由して、テレビ受信機1のシステム制御部4により、記憶装置8の番組予約データ7に予約情報を新規保存する。
次に、入力手段20により、現在放送中の番組を選択した場合について説明する。
【0073】
図15は、図6で放送中の番組を選択したときの予約設定画面208の表示例である。図13と異なる箇所は、「選局ボタン」209が追加されていることである。「選局ボタン」は、現在放送中の番組を選択したときに表示されるもので、このボタンを選択することにより、選局情報を上記予約情報と同様にシステム制御部4に送信し、システム制御部4は、選局制御部5を経由してチューナ2を制御し、選択された放送中の番組を表示部11に表示するようにできる。
【0074】
ここで、選局情報の一例としては、サービスID(チャンネル番号)から構成される。
このように、無線端末側でテレビ受信機の番組予約を新規に登録したり、予約済みの番組予約の変更も簡単に行うことができ、さらに無線端末およびテレビ受信機間のデータ通信量も抑えることができる。
【実施例4】
【0075】
以下、本発明に係る第四の実施形態を、図16〜図20を用いて説明する。
なお、本実施形態では、第三の実施形態と比較し、異なるところを強調して説明する。
【0076】
図16は、第四の実施形態に係るネットワーク端末システムの一実施例を示すブロック構成図である。
本実施形態でのネットワーク端末システムは、第三の実施形態における図1と同様に、テレビ受信機1、無線端末15、無線ルーター13、外部ネットワーク14から構成される。
【0077】
テレビ受信機1は、チューナ2、信号分離部3、システム制御部4、選局制御部5、入力手段6、番組予約データ7、記憶装置8、EPG作成部9、映像出力部10、表示部11、ネットワーク制御部12、機器認証部27から構成される。
【0078】
無線端末15は、無線ネットワーク/通信制御部16、システム制御部17、EPG作成部18、表示部19、入力手段20、信号分離部21、チューナ22、記憶装置25、番組予約データ26、機器認証部28から構成される。
【0079】
本実施形態においては、第三の実施形態に対して、テレビ受信機1、無線端末15には、それぞれ機器認証部27、機器認証部28を有する。
機器認証部28は、システム制御17により制御され、テレビ受信機1からの認証を受けるために、テレビ受信機1に事前に設定されたユーザー、パスワードなどの認証情報を無線ネットワーク/通信制御部16、ネットワーク制御部12を経由して、機器認証部27に対して送信する。
【0080】
機器認証部27は、機器認証部28からの認証情報が正しい認証情報である場合は、機器認証部28に対して接続を許可する。一方、認証情報が誤っている場合には、機器認証部27は機器認証部28に対して接続を許可しない。
次に、入力手段20により、表示部19のEPG画面に表示された番組表から番組予約を行う場合について説明する。
入力手段20により、表示部19に図17に示すEPG画面が表示される。
【0081】
図17は、図6のEPG画面で番組210を選択したときのEPG画面の表示例である。番組210は、本実施例では選択箇所を示し、破線の四角枠で囲まれている。
【0082】
システム制御部17は、テレビ受信機1に対して機器認証を行い、正しい認証情報である場合は、表示部19のEPG画面に認証機器表示211または212を表示する。図17のEPG画面では、認証機器表示211、212は、それぞれテレビ受信機1、テレビ受信機24が認証または過去に認証されている状態を示しており、本実施例ではテレビ受信機1が現在認証(実線枠)されており、テレビ受信器24が過去に認証(破線枠)されたことを示しており、認証履歴も同時に表示される。
【0083】
図18は、現在認証されている接続機器の予約設定画面213の表示例を示す図である。図17において、番組210「水曜プレミアム」を選択すると、図18のように予約設定画面213が表示され、第三の実施形態と同様に番組予約ができる。予約動作については、第三の実施形態と同様であり詳細な説明は省略する。
次に、過去に接続したことがあるが現在認証できていないテレビ受信機24の場合について説明する。このような例は、接続機器がWi−Fi通信できない離れたところにある場合やスリープモードで待機している場合、または屋外で通信ネットワークから番組情報を入手しているようなケースを想定している。
【0084】
図17では、テレビ受信機24の認証表示212が破線枠で表示され、過去に認証(破線枠)されていることを示している。現在認証されている接続機器は、デフォルトで選択されているため、通常は接続機器を選択する必要はないが、認証されていない接続機器の場合は、予約に先立ち接続機器を選択する必要がある。
【0085】
図19は、現在認証されていない接続機器の予約設定画面213の表示例を示す図である。図20は、現在認証されていない接続機器の予約詳細設定画面214の表示例を示す図である。
【0086】
図17において、上述のように番組210「水曜プレミアム」を選択すると、図19のように予約設定画面214が表示され、「予約ボタン」204を選択すると図20のように詳細設定画面215が表示される。
ここで、図20の「予約するボタン」207を選択すると、接続機器が認証されていないために予約情報を一時的に記憶装置25の番組予約データ26に一時的に保存して予約操作が終了する。
【0087】
その後、無線端末15がWi−Fi通信エリア外からエリア内に入った場合などアクセス可能になった場合に、テレビ受信機24の機器認証部27と無線端末15の機器認証部28が相互認証を行い、システム制御部17は番組予約データ26に保存されている予約情報を通信制御部16を介してテレビ受信機24に送信し、テレビ受信機24の番組予約データ7に番組予約として保存される。また、番組予約データ26に保存されている予約情報の開始時刻が現在時刻より過去の時間であったり、過去の予約情報であった場合は、テレビ受信機24に予約データを送信する前にエラー情報を表示部19に表示することもできる。
【0088】
本実施例では、2台のテレビ受信機の接続を例に説明しているが、ネットワークに複数台接続することを何ら制限するものではない。また、テレビ受信機24が認証可能になった場合は、自動的に番組予約データ26に保存された予約情報をテレビ受信機24に送信されるような例で説明したが、テレビ受信機24が認証可能になった時点で手動により予約情報を送信するようにしても良い。さらに、予約情報を一時的に番組予約データ26に保存されているときは、その状態を表すために、アイコンなどにより一時保存状態を表示できるようにしても良い。
【0089】
このように、屋外で通信ネットワークから番組情報を取得してEPG画面上で番組を検索している場合などのように、録画したい番組を見つけた場合にその場で予約を入れておくことができ、帰宅してから家庭内のネットワークに接続できる状態になったときに、自動的に(または手動で)テレビ受信機に忘れずに番組予約転送ができる。
【実施例5】
【0090】
以下、本発明に係る第五の実施形態を、図1を用いて説明する。
なお、本実施形態では、第一の実施形態と比較し、異なるところを強調して説明する。
本実施形態でのネットワーク端末システムは、第一の実施形態における図1と同様に、テレビ受信機1、無線端末15、無線ルータ13、外部ネットワーク14から構成される。
ここで、テレビ受信機1、無線端末15の各部の構成については、第一の実施形態と同じため説明を省略する。
【0091】
EPG作成部9は、横方向にサービスID(チャンネル番号)ごとにイベント情報(番組)を配列させ、縦方向に時間軸として時間順にイベント情報を配列させたマトリクス状のEPGを作成する。
【0092】
図21は、チャンネル配列情報の一例を示す図である。チャンネル配列は、アナログ放送のチャンネル順にデジタル放送を並べる方法や、デジタル放送のサービスID(チャンネル番号)順に並べる方法がある。図21−(a)は、前者であり、図21−(b)は後者の例である。
【0093】
システム制御部4は、EPG作成部9により作成されたEPG画面から横方向のサービスID(チャンネル番号)のチャンネル配列情報を取得する。このチャンネル配列情報は、ネットワーク制御部12、無線ルーター13、無線ネットワーク/通信制御部16を経由して、システム制御部17に送信される。システム制御部17は、受信したチャンネル配列情報をEPG作成部18に渡し、テレビ受信機1のEPGと同じチャンネル配列情報で表示部19にEPG画面を表示する。
【0094】
第一の実施形態の図5および図6が、それぞれ本実施形態におけるテレビ受信機1および無線端末15のEPGのチャンネル配列を示している。
このように、チャンネル配置がテレビ受信機または無線端末で異なっている場合でも、EPG画面でのチャンネル配列が同じになるため、同じような感覚でEPG画面を操作でき使い勝手が向上する。
【実施例6】
【0095】
以下、本発明に係る第六の実施形態を、図9、図13および図14を用いて説明する。
なお、本実施形態では、第三の実施形態と比較し、異なるところを強調して説明する。
本実施形態でのネットワーク端末システムは、第三の実施形態における図9と同様に、テレビ受信機1、無線端末15、無線ルータ13、外部ネットワーク14から構成される。
ここで、テレビ受信機1、無線端末15の各部の構成については、第三の実施形態と同じため説明を省略する。
【0096】
本実施形態においては、システム制御部4は、EPG作成部9で作成されたEPGのEPGデータおよび番組の番組状態情報を、無線ネットワーク/通信制御部16を経由してシステム制御部17に送信する機能を有する。また、システム制御部17は、受信したEPGデータによりEPG作成部18でEPG画面を作成し、表示部19にEPG画面および番組の番組状態情報を表示する機能を有する。
【0097】
システム制御部17は、EPG作成部18で作成されたEPGで番組予約された録画予約などの予約情報を一時的に番組予約データ26に保存し、保存された予約情報を無線ネットワーク/通信制御部16、ネットワーク制御部12を経由して、システム制御部4に送信することができる。
このように、テレビ受信機からEPGデータを取得することにより、第三の実施形態における図13、図14と同様に番組予約を行うことができる。
【0098】
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するためにシステム全体を詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
【0099】
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
【0100】
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
【0101】
また、上記実施例では、表示部11を備えたTV1、TV2等を用いて実施例の説明を行ったが、表示部を外部に備えたレコーダ等によっても同様にして本発明を実施することができる。
【符号の説明】
【0102】
1 テレビ受信機
2 チューナ
3 信号分離部
4 システム制御部
5 選局制御部
6 入力手段
7 番組予約データ
8 記憶装置
9 EPG作成部
10 映像出力部
11 表示部
12 ネットワーク制御部
13 無線ルーター
14 外部ネットワーク
15 無線端末
16 無線ネットワーク/通信制御部
17 システム制御部
18 EPG作成部
19 表示部
20 入力手段
21 信号分離部
22 チューナ
24 テレビ受信機
25 記憶装置
26 番組予約データ
27 機器認証部
28 機器認証部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークに接続し、放送番組の番組情報を表示するネットワーク端末システムであって、
放送波から番組の番組情報を抽出する第一の番組情報抽出手段と、番組を表示する表示手段と、前記第一の番組情報抽出手段から抽出された番組情報により番組を特定する番組特定手段と、前記番組特定手段により特定された番組を識別するための識別情報を送信する送信手段と、を備えた表示装置と、
前記表示装置とネットワークにより接続され、前記識別情報を受信する受信手段と、放送番組の番組情報を抽出する第二の番組情報抽出手段と、前記番組情報抽出手段から抽出された番組情報により電子番組表を作成する電子番組表作成手段と、受信した前記識別情報で識別される番組の番組欄と前記識別情報が受信されていない番組の番組欄との表示方法を変える制御手段と、前記電子番組表を表示する番組表表示手段と、を備えた端末装置と、
を具備することを特徴とするネットワーク端末システム。
【請求項2】
前記制御手段が変える表示方法とは、前記電子番組表の前記識別情報で識別される番組の番組欄に固有の識別表示を付加することであることを特徴とする請求項1記載のネットワーク端末システム。
【請求項3】
ネットワークに接続し、放送番組の番組情報を表示するネットワーク端末システムであって、
放送波から番組の番組情報を抽出する第一の番組情報抽出手段と、番組を表示する表示手段と、前記第一の番組情報抽出手段から抽出された番組情報により番組を特定する手段と、前記番組情報から番組予約を行う第一の番組予約手段と、前記番組予約手段により番組予約された番組を示す識別情報を送信し、第一の番組予約手段の予約情報を送受信する第一の送受信手段と、を備えた表示装置と、
前記表示装置とネットワークにより接続され、前記識別情報を受信または第一の番組予約手段の予約情報を送受信する第二の送受信手段と、放送番組の番組情報を抽出する第二の番組情報抽出手段と、前記第二の番組情報抽出手段から抽出された番組情報により電子番組表を作成する電子番組表作成手段と、受信した前記識別情報で識別される番組の番組欄と前記識別情報が受信されていない番組の番組欄との表示方法を変える制御手段と、前記電子番組表による番組予約または前記第一の番組予約手段の予約情報を表示し番組予約を行なう第二の番組予約手段と、前記電子番組表を表示する番組表表示手段と、を備えた端末装置と、
を具備するネットワーク端末システム。
【請求項4】
前記端末装置は入力手段を備え、
前記第二の番組予約手段は、前記識別情報により識別された番組が前記入力手段により選択された場合は前記第一の番組予約手段の予約情報を表示し、前記識別情報が表示されていない番組が前記入力手段により選択された場合は前記電子番組表による番組予約を表示する手段を備えたことを特徴とする請求項3記載のネットワーク端末システム。
【請求項5】
前記端末装置は、認証情報を生成する第二の機器認証手段を備え、
前記第二の送受信手段は前記認証情報を前記表示装置に送信し、
前記表示装置の前記第一の送受信手段は前記認証情報を受信し、
前記表示装置が備える第一の機器認証手段は、前記認証情報により前記端末装置を認証し、前記認証が成功した場合に前記第二の送受信手段は前記または前記予約情報を受信することを特徴とする請求項3記載のネットワーク端末システム。
【請求項6】
前記第二の番組予約手段は、前記第二の機器認証手段で前記表示装置を認証を受けられない場合に前記番組予約の内容を一時保存しておく一時保存手段を備え、前記第二の機器認証手段で前記表示装置を特定できた場合に前記一時保存手段で保存した前記番組予約を第一の番組予約手段による番組予約として登録する手段を備えた請求項5記載のネットワーク端末システム。
【請求項7】
放送波から番組情報を抽出し、抽出した前記番組情報により番組を特定する接続機器の、特定された番組を識別するための識別情報を受信する受信手段と、放送番組の番組情報を抽出する番組情報抽出手段と、前記番組情報抽出手段から抽出された番組情報により電子番組表を作成する電子番組表作成手段と、前記識別情報で識別される番組の番組欄と前記識別情報が受信されていない番組の番組欄との表示方法を変える制御手段と、前記電子番組表を表示する表示手段と、を備えることを特徴とする端末装置。
【請求項8】
放送波から番組情報を抽出し、抽出した前記番組情報により番組を特定または予約をする接続機器の、特定された番組を識別するための識別情報を受信または前記接続機器により予約された番組の識別情報を含む予約情報を送受信する送受信手段と、放送番組の番組情報を抽出する番組情報抽出手段と、前記番組情報抽出手段から抽出された番組情報により電子番組表を作成する電子番組表作成手段と、前記識別情報で識別される番組の番組欄と前記識別情報に含まれない番組の番組欄との表示方法を変える制御手段と、前記電子番組表に前記識別情報を表示する識別情報表示手段と、前記電子番組表による番組予約または前記予約情報を表示し番組予約を行なう番組予約手段と、前記電子番組表を表示する表示手段と、を備えることを特徴とする端末装置。
【請求項9】
前記送受信手段は、前記接続機器から前記認証情報を受信し、
前記端末装置が備える機器認証手段は、前記認証情報により前記接続機器を認証し、前記認証が成功した場合に前記送受信手段は前記または前記予約情報を受信することを特徴とする請求項8記載の端末装置。
【請求項10】
放送波から番組情報を抽出し、抽出した前記番組情報により番組を特定する接続機器で前記番組情報により作成された電子番組表と、前記接続機器により特定された番組を識別するための識別情報と、を受信する受信手段と、前記電子番組表を表示する電子番組表表示手段と、前記電子番組表に識別情報を表示する識別情報表示手段と、前記電子番組表による番組予約を入力し、その番組予約情報を前記接続機器へ送信する送信手段とを備えたことを特徴とする端末装置。
【請求項1】
ネットワークに接続し、放送番組の番組情報を表示するネットワーク端末システムであって、
放送波から番組の番組情報を抽出する第一の番組情報抽出手段と、番組を表示する表示手段と、前記第一の番組情報抽出手段から抽出された番組情報により番組を特定する番組特定手段と、前記番組特定手段により特定された番組を識別するための識別情報を送信する送信手段と、を備えた表示装置と、
前記表示装置とネットワークにより接続され、前記識別情報を受信する受信手段と、放送番組の番組情報を抽出する第二の番組情報抽出手段と、前記番組情報抽出手段から抽出された番組情報により電子番組表を作成する電子番組表作成手段と、受信した前記識別情報で識別される番組の番組欄と前記識別情報が受信されていない番組の番組欄との表示方法を変える制御手段と、前記電子番組表を表示する番組表表示手段と、を備えた端末装置と、
を具備することを特徴とするネットワーク端末システム。
【請求項2】
前記制御手段が変える表示方法とは、前記電子番組表の前記識別情報で識別される番組の番組欄に固有の識別表示を付加することであることを特徴とする請求項1記載のネットワーク端末システム。
【請求項3】
ネットワークに接続し、放送番組の番組情報を表示するネットワーク端末システムであって、
放送波から番組の番組情報を抽出する第一の番組情報抽出手段と、番組を表示する表示手段と、前記第一の番組情報抽出手段から抽出された番組情報により番組を特定する手段と、前記番組情報から番組予約を行う第一の番組予約手段と、前記番組予約手段により番組予約された番組を示す識別情報を送信し、第一の番組予約手段の予約情報を送受信する第一の送受信手段と、を備えた表示装置と、
前記表示装置とネットワークにより接続され、前記識別情報を受信または第一の番組予約手段の予約情報を送受信する第二の送受信手段と、放送番組の番組情報を抽出する第二の番組情報抽出手段と、前記第二の番組情報抽出手段から抽出された番組情報により電子番組表を作成する電子番組表作成手段と、受信した前記識別情報で識別される番組の番組欄と前記識別情報が受信されていない番組の番組欄との表示方法を変える制御手段と、前記電子番組表による番組予約または前記第一の番組予約手段の予約情報を表示し番組予約を行なう第二の番組予約手段と、前記電子番組表を表示する番組表表示手段と、を備えた端末装置と、
を具備するネットワーク端末システム。
【請求項4】
前記端末装置は入力手段を備え、
前記第二の番組予約手段は、前記識別情報により識別された番組が前記入力手段により選択された場合は前記第一の番組予約手段の予約情報を表示し、前記識別情報が表示されていない番組が前記入力手段により選択された場合は前記電子番組表による番組予約を表示する手段を備えたことを特徴とする請求項3記載のネットワーク端末システム。
【請求項5】
前記端末装置は、認証情報を生成する第二の機器認証手段を備え、
前記第二の送受信手段は前記認証情報を前記表示装置に送信し、
前記表示装置の前記第一の送受信手段は前記認証情報を受信し、
前記表示装置が備える第一の機器認証手段は、前記認証情報により前記端末装置を認証し、前記認証が成功した場合に前記第二の送受信手段は前記または前記予約情報を受信することを特徴とする請求項3記載のネットワーク端末システム。
【請求項6】
前記第二の番組予約手段は、前記第二の機器認証手段で前記表示装置を認証を受けられない場合に前記番組予約の内容を一時保存しておく一時保存手段を備え、前記第二の機器認証手段で前記表示装置を特定できた場合に前記一時保存手段で保存した前記番組予約を第一の番組予約手段による番組予約として登録する手段を備えた請求項5記載のネットワーク端末システム。
【請求項7】
放送波から番組情報を抽出し、抽出した前記番組情報により番組を特定する接続機器の、特定された番組を識別するための識別情報を受信する受信手段と、放送番組の番組情報を抽出する番組情報抽出手段と、前記番組情報抽出手段から抽出された番組情報により電子番組表を作成する電子番組表作成手段と、前記識別情報で識別される番組の番組欄と前記識別情報が受信されていない番組の番組欄との表示方法を変える制御手段と、前記電子番組表を表示する表示手段と、を備えることを特徴とする端末装置。
【請求項8】
放送波から番組情報を抽出し、抽出した前記番組情報により番組を特定または予約をする接続機器の、特定された番組を識別するための識別情報を受信または前記接続機器により予約された番組の識別情報を含む予約情報を送受信する送受信手段と、放送番組の番組情報を抽出する番組情報抽出手段と、前記番組情報抽出手段から抽出された番組情報により電子番組表を作成する電子番組表作成手段と、前記識別情報で識別される番組の番組欄と前記識別情報に含まれない番組の番組欄との表示方法を変える制御手段と、前記電子番組表に前記識別情報を表示する識別情報表示手段と、前記電子番組表による番組予約または前記予約情報を表示し番組予約を行なう番組予約手段と、前記電子番組表を表示する表示手段と、を備えることを特徴とする端末装置。
【請求項9】
前記送受信手段は、前記接続機器から前記認証情報を受信し、
前記端末装置が備える機器認証手段は、前記認証情報により前記接続機器を認証し、前記認証が成功した場合に前記送受信手段は前記または前記予約情報を受信することを特徴とする請求項8記載の端末装置。
【請求項10】
放送波から番組情報を抽出し、抽出した前記番組情報により番組を特定する接続機器で前記番組情報により作成された電子番組表と、前記接続機器により特定された番組を識別するための識別情報と、を受信する受信手段と、前記電子番組表を表示する電子番組表表示手段と、前記電子番組表に識別情報を表示する識別情報表示手段と、前記電子番組表による番組予約を入力し、その番組予約情報を前記接続機器へ送信する送信手段とを備えたことを特徴とする端末装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
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【図4】
【図5】
【図6】
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【図11】
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【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【公開番号】特開2013−31029(P2013−31029A)
【公開日】平成25年2月7日(2013.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−166197(P2011−166197)
【出願日】平成23年7月29日(2011.7.29)
【出願人】(509189444)日立コンシューマエレクトロニクス株式会社 (998)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年2月7日(2013.2.7)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年7月29日(2011.7.29)
【出願人】(509189444)日立コンシューマエレクトロニクス株式会社 (998)
【Fターム(参考)】
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