説明

ノズルヘッド

【課題】品位の高い印刷画像を得ることが可能でコンパクトなノズルヘッドが望まれている。
【解決手段】ノズルヘッド1は、本体ブロック4のインク吐出面22に、インクを吐出する複数のノズル孔5を所定ピッチずつ離間して直列に形成し、インク吐出面22と対向する本体ブロック4の上面16に、複数のノズル孔5のそれぞれに対応する複数のバルブ取付孔を形成し、各ノズル孔5と該ノズル孔5に対応するバルブ取付孔とを連通する連通路23を本体ブロック4にそれぞれ形成し、各バルブ取付孔にバルブ11をそれぞれ取り付けたノズルヘッドにおいて、本体ブロック4の上面16に、第1傾斜面8と第2傾斜面9とを有する山状凸部7を形成するとともに、バルブ取付孔を山状凸部7の第1傾斜面8と第2傾斜面9とにノズル孔直列方向に関して交互に形成したものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷インクを吐出するインクジェットプリンタのノズルヘッドに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のインクジェットプリンタのノズルヘッドを図10に示す。図示のノズルヘッド51では、本体ブロック54のインク吐出面57に、インクを吐出する複数のノズル孔55,55,55,55が矢印S方向にピッチP2ずつ離間して直列に形成されている。ノズル孔55,55,55,55に対応するそれぞれの真上位置で、本体ブロック54の平坦な上面56に、バルブ取付孔59,59,59,59が形成されている。各ノズル孔55とそれに対応するバルブ取付孔59とはそれぞれ連通路58を介して連通しており、各バルブ取付孔59に、各連通路58を開閉するバルブ26がそれぞれ直立状態で取り付けられている。このノズルヘッド51では、バルブ26,26同士の接触干渉を避けるため、隣合うノズル孔55,55間のピッチP2が、バルブ26の構成部品のうち最も幅広であるバルブ駆動部の外径Dよりも大きな寸法に設定されている。このような、本体ブロックのインク吐出面に複数のノズル孔が所定ピッチ離間して一列に形成されているノズルヘッドとしては、例えば本出願人により特許出願されたものが下記の特許文献1に開示されている。
【0003】
【特許文献1】特開2002−86807号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、隣合うノズル孔間のピッチが大きいと、印刷密度すなわち解像度が低くなり、印刷画像品位が悪くなる。また、本体ブロックのノズル孔直列方向の寸法も大きくならざるを得ない。一方で、品位の高い印刷画像を得たいという要請、プリンタの小型軽量化および省動力化の要請、およびメンテナンス容易性の要請もある。
【0005】
本発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであって、品位の高い印刷画像を得ることが可能でコンパクトなノズルヘッドの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係るノズルヘッドは、本体ブロックのインク吐出面に、インクを吐出する複数のノズル孔を所定ピッチずつ離間して直列に形成し、インク吐出面と対向する本体ブロックの他面に、複数のノズル孔のそれぞれに対応する複数のバルブ取付孔を形成し、各ノズル孔と該ノズル孔に対応するバルブ取付孔とを連通する連通路を本体ブロックにそれぞれ形成し、各バルブ取付孔に、各連通路を開閉するバルブをそれぞれ取り付けたノズルヘッドにおいて、本体ブロックの他面に、ノズル孔直列方向と交差する方向に下る第1傾斜面と、第1傾斜面とは反対の方向に下る第2傾斜面とを有する山状凸部を形成するとともに、バルブ取付孔を山状凸部の第1傾斜面と第2傾斜面とにノズル孔直列方向に関して交互に形成した構成にしてある。
【0007】
また、前記構成において、本体ブロックを、インク吐出面を有する第1ブロック、および、山状凸部を有していて第1ブロックと分離可能に合体される第2ブロックから構成し、連通路を、インク吐出面の各ノズル孔と、第2ブロックと対面する第1合体面に形成された第1開口部とを連通するように第1ブロックに形成された第1連通路、および、山状凸部の各バルブ取付孔と、第1ブロックと対面する第2合体面に形成された第2開口部とを連通するように第2ブロックに形成された第2連通路から構成し、第1ブロックと第2ブロックを合体させたときに第1開口部と第2開口部とが連通するように、第1ブロックにおける第1開口部の配置と、第2ブロックにおける第2開口部の配置を設定して成るものである。
【0008】
そして、前記した各構成において、本体ブロックがノズル孔直列方向に複数連設可能に構成され、複数の本体ブロックがノズル孔直列方向に連設されたとき、全てのノズル孔が所定ピッチで配置されるように構成されているものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係るノズルヘッドによれば、隣合うノズル孔に対応するバルブは山状凸部の第1傾斜面と第2傾斜面とに分かれて取り付けられるので、隣合うノズル孔に対応するバルブ同士は接触干渉しない。従って、従来と比べて、隣合うノズル孔間のピッチを小さくできる。その結果、印刷密度すなわち解像度が高くなるので、品位の高い印刷画像を得ることが可能となる。同時に、ノズル孔直列方向の寸法の小さなコンパクトな本体ブロックを持つノズルヘッドを得ることができる。
【0010】
また、本体ブロックを、ノズル孔を有する第1ブロックと、バルブ取付孔を有する第2ブロックとから合体・分離可能に構成したものでは、第1ブロックと第2ブロックを分離することにより、開放された第1開口部から第1連通路を点検・掃除でき、同じく開放された第2開口部から第2連通路を点検・掃除することができる。従って、オーバーホールやメンテナンスを容易に行なうことができる。
【0011】
そして、本体ブロックをノズル孔直列方向に複数連設可能に構成したものでは、本体ブロックの連設個数を変更することによりノズル孔の総数を容易に選定できる。その場合でも、全てのノズル孔は所定ピッチで配置される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、以下に述べる実施形態は本発明を具体化した一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものでない。図1は本発明の一実施形態に係るノズルヘッドを示す図であり、(a)は外観図、(b)は平面図、図2は前記ノズルヘッドを示す図であり、(a)は図1(b)におけるA−A線矢視断面図、(b)は底面図、図3は前記ノズルヘッドの第1ブロックを示す図であり、(a)は外観図、(b)は底面図、(c)は側断面図、図4は前記ノズルヘッドの第2ブロックを示す図であり、(a)は平面図、(b)は底面図、(c)は同図(a)におけるB−B線矢視断面図である。
各図において、この実施形態に係るノズルヘッド1は、下側に配置される第1ブロック2と、上側に配置されて第1ブロック2と分離可能に合体される第2ブロック3とから成る本体ブロック4を備えている。
【0013】
第1ブロック2は平面に見て2回屈曲した折れ曲がり形状に形成されており、その下面がインク吐出面22となっている。このインク吐出面22には、インクを吐出する4つのノズル孔5,5,5,5が前後方向(矢印S方向)にピッチPずつ離間して直列に形成されている。最前位のノズル孔5は第1ブロック2の前面との距離がL1となっており、最後位のノズル孔5は第1ブロック2の背面との距離がL2となっている。ノズル孔5,5,5,5の上方には、インク吐出面22と直交する垂直方向の第1連通路6,6,6,6がいずれも直線状に穿設されている。第1連通路6,6,6,6の上端は第1ブロック2の上面に開口する第1開口部20,20,20,20となっており、第1連通路6,6,6,6の下端はノズル孔5,5,5,5と連通している。各第1連通路6は各ノズル孔5よりもはるかに大きな開口断面積で形成されている。第1ブロック2の上面は、第2ブロック3の下面である第2合体面17と対面する第1合体面21となっている。第1ブロック2の四隅部には、第2ブロック3をボルトで分離可能に固定するためのボルト孔13,13,13,13が上下貫通して形成されている。
【0014】
第2ブロック3は第1ブロック2よりも左右横長に形成されており、第2ブロック3の前面24および背面25は、平面に見て第1ブロック2の前面24および背面25と同じ寸法・形状に形成されている。第2ブロック3の上面(他面の例)16は第1ブロック2のインク吐出面22と対向する面であり、この上面16の正面中央部に、上向きに突出した山状凸部7が形成されている。山状凸部7は、前後に延びる頂部10を境に、ノズル孔直列方向(矢印S方向)と直角の右向きに下る第1傾斜面8と、第1傾斜面8とは反対の左向きに下る第2傾斜面9とを有している。山状凸部7には、直列に配置された4つのノズル孔5,5,5,5のそれぞれに対応する4つのバルブ取付孔14,14,14,14が形成されている。この場合、バルブ取付孔14,14,14,14はノズル孔直列方向に向かって交互に第1傾斜面8と第2傾斜面9に分かれて配置されている。第1ブロック2と対面する第2ブロック3の第2合体面17には、4つの第2開口部18,18,18,18が前後方向一列に形成されている。これらの第2開口部18,18,18,18は第2連通路19,19,19,19を介してバルブ取付孔14,14,14,14と連通している。各第2連通路19は第1傾斜面8または第2傾斜面9に対して直交する方向に穿設されているので、正面視で左斜め上向きまたは右斜め上向きになっている。
【0015】
第2合体面17における第2開口部18,18,18,18の配置は、第1合体面21に第2合体面17を載せて第2ブロック3と第1ブロック2を合体させたときに第1ブロック2の第1開口部20,20,20,20と合致して連通する位置に設定されている。このような第1連通路6と第2連通路19とから、各ノズル孔5と該ノズル孔5に対応するバルブ取付孔14とを連通する、全体の連通路23が構成される。そして、第2ブロック3における山状凸部7の両側には、第1ブロック2のボルト孔13,13,13,13から通されたボルトと螺合するボルト孔12,12,12,12が上下貫通して形成されている。第2ブロック3の左右両側には、後述するノズルアレイ30の受座33にノズルヘッド1をボルトで固定するためのボルト孔15,15が上下貫通して形成されている。
【0016】
各第2連通路19を開閉するバルブ26を各バルブ取付孔14に取り付ける際は、例えば所定温度に加熱した第2ブロック3のバルブ取付孔14に、予め冷却しておいた取付座11をその脚筒部11Aから圧入することにより固着することができる(図2(a)および図4(c)参照)。これら各バルブ26は、図5に示すように、前記した取付座11と、取付座11の上部に固設されたバルブ駆動部27と、バルブ駆動部28の上部に連結されたインクチューブ39(図7参照)接続用のチューブ連結部28と、バルブ駆動部27に駆動電力を供給するコード29とからなっている。バルブ駆動部27は内部にインク流路と弁機構(いずれも図示省略)を有しておりコード29から入力された駆動電力によってインク流路を開閉するようになっている。この場合、バルブ26の構成部品のうちで最も横幅があるのはバルブ駆動部27であり、バルブ駆動部27の外径はD(例えば6mmφ)である。
【0017】
上記のように構成されたノズルヘッド1によれば、隣合うノズル孔に対応するバルブ26,26が山状凸部7の第1傾斜面8と第2傾斜面9とに分かれて取り付けられるので、同じ側の傾斜面8または9に隣合わせに取り付けられるバルブ26,26は、直列方向にひとつ置きに飛ばしたノズル孔5,5に対応するものとなる。これにより、隣合うノズル孔5,5に対応するバルブ26,26同士は接触干渉しない。従って、従来と比べて、隣合うノズル孔5,5間のピッチPを小さくできる。その結果、印刷密度すなわち解像度が高くなるので、品位の高い印刷画像を得ることが可能となる。同時に、ノズル孔直列方向の寸法の小さなコンパクトな本体ブロック4を持つノズルヘッド1を得ることができる。また、本体ブロック4は、ノズル孔5を有する第1ブロック2と、バルブ取付孔14を有する第2ブロック3とから合体・分離可能に構成されているので、ボルト孔12,13からボルトを緩めて第1ブロック2と第2ブロック3を分離することにより、開放された第1開口部20から第1連通路6を点検・掃除できる。また、同じく開放された第2開口部18から第2連通路19を点検・掃除することができる。そして、第1連通路6と第2連通路19は直線状に穿設されるので、第1連通路6と第2連通路19の穿設加工が容易であり安価に施工できる。
【0018】
上記したノズルヘッド1において、本体ブロック4の前面24と背面25は互いに合致して密着する形状に形成されているので、複数のノズルヘッド1,1,1,・・・を前後(ノズル孔直列方向)に密着させて連設することができる。そこで、これら複数のノズルヘッド1,1,1,・・・は、図6に示すように、平面視長方形のヘッド設置板31と、ヘッド設置板31の中央部に形成された設置開口部32の下方位置に配備された受座33とを有するノズルアレイ30に用いられる。この場合、複数のノズルヘッド1,1,1,・・・は前後(矢印S方向)に密着して受座33上に連設される。各ノズルヘッド1は、ボルト孔15,15を通したボルト43,43(図9参照)によりノズルアレイ30の受座33に固定される。この場合、複数のノズルヘッド1,1,1,・・・がノズル孔直列方向に連設されたときに、全ての本体ブロック4,4,4,・・・のノズル孔5,5,5,・・・はいずれもピッチPずつ離間配置される。かかる配置は、ノズル孔5の配置における距離L1と距離L2(図3(b)参照)の合計寸法を、ピッチPから、隣合うノズルヘッド1,1間の隙間d(図9参照)を差し引いた寸法(P−d=L1+L2)とすることにより実現される。そして、上記のノズルヘッド1は本体ブロック4をノズル孔直列方向に複数連設できるように構成されているので、ノズルヘッド1の連設個数を変更することにより、ノズル孔5の総数を容易に選定することができる。
【0019】
そうして、前記したノズルアレイ30は、図7〜図9に示すように、インクジェットプリンタ34に用いられる。この場合、ノズルアレイ30はインクジェットプリンタ34のプリンタフレーム35の底板36に取り付けられる。プリンタフレーム35の上部にはインクタンク37,37が取り付けられ、インクタンク37,37の底部にはマニホールド38,38が配備されている。マニホールド38,38は多数のインクチューブ39,39,39,・・・を介してノズルヘッド1,1,1,・・・のバルブ26,26,26,・・・のチューブ連結部28,28,28,・・・と接続されている。インクタンク37,37の上面には、インクタンク37,37内のインクを撹拌するための撹拌モータ40,40が配備されている。インクタンク37,37の上部には、インクタンク37,37内に圧搾空気を導入するエアホースを接続するための接続口41,41が設けられている。インクタンク37,37内のインクには圧搾空気により常時一定の背圧がかけられている。上記したインクジェットプリンタ34における複数のノズルヘッド1,1,1,・・・の配列状態においても、受座33の下面開口部42を通して見られるように、全てのノズル孔5,5,5,・・・はいずれもピッチPずつ離間配置されている。
【0020】
尚、上記の実施形態では、本体ブロック4のインク吐出面22に4個のノズル孔5,5,5,5を設けた例を示したが、本発明はノズル孔の数に限定されるものでない。因みに、本体ブロックのインク吐出面に、6個、8個、または10個程度までのノズル孔を形成すると、個々のノズルヘッドが大き過ぎず小さ過ぎず適度の大きさになる。これにより、部品としてのノズルヘッドが取扱いやすくなり、ノズル孔数の選定がより簡便になるという利点がある。
【0021】
また、本体ブロックを、第1ブロックと第2ブロックに分けることなく一体に構成しても構わない。その場合は、第1連通路に相当する直線路をインク吐出面からドリルなどで穿設し、第2連通路に相当する直線路を山状凸部の第1傾斜面と第2傾斜面からドリルなどで穿設して、前記した第1連通路相当の直線路と合流させるとよい。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の一実施形態に係るノズルヘッドを示す図であり、(a)は外観図、(b)は平面図である。
【図2】前記ノズルヘッドを示す図であり、(a)は図1(b)におけるA−A線矢視断面図、(b)は底面図である。
【図3】前記ノズルヘッドの第1ブロックを示す図であり、(a)は外観図、(b)は底面図、(c)は側断面図である。
【図4】前記ノズルヘッドの第2ブロックを示す図であり、(a)は平面図、(b)は底面図、(c)は同図(a)におけるB−B線矢視断面図である。
【図5】4つのバルブ全体を取り付けたノズルヘッドを示す図であり、(a)は外観図、(b)は正面図、(c)は底面図である。
【図6】前記ノズルヘッドを複数連結して成るノズルアレイを示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図7】前記ノズルアレイを用いたインクジェットプリンタを示す側面図である。
【図8】前記インクジェットプリンタを斜め下から見上げた斜視図である。
【図9】前記インクジェットプリンタの底面図である。
【図10】従来のノズルヘッドを示す図であり、(a)は外観図、(b)は正面図、(c)は底面図である。
【符号の説明】
【0023】
1 ノズルヘッド
2 第1ブロック
3 第2ブロック
4 本体ブロック
5 ノズル孔
6 第1連通路
7 山状凸部
8 第1傾斜面
9 第2傾斜面
11 取付座
14 バルブ取付孔
15 ボルト孔
16 上面(他面)
17 第2合体面
18 第2開口部
19 第2連通路
20 第1開口部
21 第1合体面
22 インク吐出面
23 連通路
24 前面
25 後面
26 バルブ
27 バルブ駆動部
43 ボルト
d 隙間
D 外径
P ピッチ
S 矢印
L1 距離
L2 距離

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体ブロックのインク吐出面に、インクを吐出する複数のノズル孔を所定ピッチずつ離間して直列に形成し、インク吐出面と対向する本体ブロックの他面に、複数のノズル孔のそれぞれに対応する複数のバルブ取付孔を形成し、各ノズル孔と該ノズル孔に対応するバルブ取付孔とを連通する連通路を本体ブロックにそれぞれ形成し、各バルブ取付孔に、各連通路を開閉するバルブをそれぞれ取り付けたノズルヘッドにおいて、本体ブロックの他面に、ノズル孔直列方向と交差する方向に下る第1傾斜面と、第1傾斜面とは反対の方向に下る第2傾斜面とを有する山状凸部を形成するとともに、バルブ取付孔を山状凸部の第1傾斜面と第2傾斜面とにノズル孔直列方向に関して交互に形成したことを特徴とするノズルヘッド。
【請求項2】
本体ブロックを、インク吐出面を有する第1ブロック、および、山状凸部を有していて第1ブロックと分離可能に合体される第2ブロックから構成し、
連通路を、インク吐出面の各ノズル孔と、第2ブロックと対面する第1合体面に形成された第1開口部とを連通するように第1ブロックに形成された第1連通路、および、山状凸部の各バルブ取付孔と、第1ブロックと対面する第2合体面に形成された第2開口部とを連通するように第2ブロックに形成された第2連通路から構成し、
第1ブロックと第2ブロックを合体させたときに第1開口部と第2開口部とが連通するように、第1ブロックにおける第1開口部の配置と、第2ブロックにおける第2開口部の配置を設定して成る請求項1に記載のノズルヘッド。
【請求項3】
本体ブロックがノズル孔直列方向に複数連設可能に構成され、複数の本体ブロックがノズル孔直列方向に連設されたとき、全てのノズル孔が所定ピッチで配置されるように構成されている請求項1または請求項2に記載のノズルヘッド。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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