説明

ハンドパペット

【課題】食べる真似遊びができ、かつ、ハンドパペット使用後に、ハンドパペットと共に使用した物を、遊びながら自然に収納することができ、お片付けの習慣を身につけながら使用した物を場所を取らずに確実に収納することができるハンドパペットを提供すること。
【解決手段】ハンドパペット1は、手指を挿入できる袋状のハンドパペット本体2と、ハンドパペット本体2の先頭部に形成され、上口3a及び下口3bの口奥が開口する口部3と、口部3の上口3a端面に沿って接着又は縫合され、背面に口部3全体を収容可能な収納部5を形成する頭部4とを備え、ハンドパペット1の収納時には、頭部4は、口部3の上口3a端面(周縁)を起点とし、上口3a端面(周縁)を包み込むように、第1の面4aの中程あたりから頭部4の頂上を外方に折り曲げてリバースされる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、手や指で操作して幼児等を楽しませるためのハンドパペットに関し、特に、手指を動作させることによって口部が開閉するハンドパペットに関する。
【背景技術】
【0002】
手指によって口部が開閉するハンドパペットは、手指の力を加減することによって様々な口部を形づくり幼児等を楽しませることができる。
【0003】
特許文献1には、先端部に頭を有する動物を模した袋状の形態を有しており、手及び指で操作して動物に動きを与えるハンドパペットが開示されている。
【0004】
また、特許文献2には、ハンドパペットの口部奥に物を入れるための入り口を設けて、ハンドパペットに食べさせる真似遊びができるハンドパペットが開示されている。
【0005】
また、特許文献3には、袋状の形態を有するハンドパペットの開口縁に沿って紐を配置し、この紐を引出すことによって開口縁を絞る巾着兼用ハンドパペットが開示されている。特許文献3記載の巾着兼用ハンドパペットは、ハンドパペットを巾着としても使用してハンドパペットの有効利用を図ろうとする。
【特許文献1】実用新案登録第3077264号公報
【特許文献2】実用新案登録第3115272号公報
【特許文献3】特開2006−102017号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、このような従来のハンドパペットにあっては、以下のような課題があった。
【0007】
(1)特許文献1記載のハンドパペットでは、袋状のハンドパペットに手指を入れて、手指によって口部を開閉する操作を行うだけであり、ハンドパペット使用後の収納等のハンドパペット使用以外の用途は考慮されていない。ハンドパペットから手指を抜き出せば、外観上、動物やキャラクターを模した動きのない単なる袋となる。
【0008】
(2)ハンドパペットは、口部の開閉動作によって幼児等を楽しませるものである。例えば、口部の開閉動作によって、あたかも動物やキャラクターを模したハンドパペットがおしゃべりしているかのような演技したり、またこのハンドパペットが何かを食べているような演技する。動物やキャラクターを模したハンドパペットが何かを食べているような演技をする場合、食べさせる対象となる積木などが用意される。
【0009】
特許文献2記載のハンドパペットでは、積木など食べ物に見立てた物を、ハンドパペットの口先に置いて、ハンドパペットに食べさせる真似をして遊ぶことができる。この場合、ハンドパペットとしての使用が済むと、ハンドパペットと共に使用した積木も併せて片付けることになる。ところが、口部奥に物を入れるための入り口があるため、一旦収納した物がこの入り口からこぼれることがあり、ハンドパペット内へ物を収納するには適さない。
【0010】
(3)袋状のハンドパペットでは、ハンドパペットとしての使用が済んだ場合、使用した積木などを内部に収納することも可能である。また、特許文献3記載の巾着兼用ハンドパペットでは、巾着構造となっているためより収納がしやすいと考えられる。しかし、特許文献3記載の巾着兼用ハンドパペットは、特許文献2記載のハンドパペットのように、口部奥に物を入れるための入り口がないため、食べて飲み込むまでの真似遊びはできない。
【0011】
このように、従来のハンドパペットは、手指によって口部を開閉し、食べて飲み込むまでの真似遊びができるハンドパペットか、あるいは、袋状のハンドパペットの形状を活かした巾着兼用ハンドパペットのいずれかである。
【0012】
このため、食べる真似遊びができるハンドパペットで、収納を考慮したものはない。また、収納を考慮した巾着兼用ハンドパペットにあっては、ハンドパペットとしての使用と積木などの収納とは、まったく別個の作業となっている。
【0013】
幼児等の生活習慣を教えるためには、ハンドパペットとしての使用とその後の収納、いわゆる「お片付け」に関連を持たせることが好ましい。つまりハンドパペットなどの玩具を使用した後は、「お片付け」をするという意識を自然に身につけることが生活習慣向上、延いては情操教育のために好ましいと考えられる。
【0014】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、食べる真似遊びができ、かつ、ハンドパペット使用後に、ハンドパペットと共に使用した物を、遊びながら自然に収納することができ、お片付けの習慣を身につけながら使用した物を場所を取らずに確実に収納することができるハンドパペットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明のハンドパペットは、手指の操作により上口と下口を開閉するハンドパペットであって、手指を挿入できる袋状のハンドパペット本体と、前記ハンドパペット本体の先頭部に形成され、前記上口及び下口の口奥が開口する口部と、前記口部の上口端面に沿って接着又は縫合され、前記上口端面を支点にしてリバース可能な頭部とを備え、前記頭部は、前記リバース時には、前記上口及び下口を覆う構成を採る。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、上口及び下口の口奥が開口する口部と、口部の上口端面に沿って接着又は縫合され、上口端面を支点にしてリバース可能な頭部を有することにより、食べる真似遊びができ、かつ、ハンドパペット使用後に、ハンドパペットと共に使用した物を、遊びながら自然に収納することができ、お片付けの習慣を身につけながら使用した物を場所を取らずに確実に収納することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
【0018】
図1乃至図3は、本発明の一実施の形態に係るハンドパペットの外観図であり、図1は、ハンドパペットの正面斜めから見た場合の斜視図、図2は、ハンドパペットの背面斜めから見た場合の斜視図、図3は、ハンドパペットの口部の操作を説明する斜視図である。本実施の形態のハンドパペットは、うさぎを模した形状のハンドパペットに適用した例である。
【0019】
図1乃至図3において、ハンドパペット1は、手指を挿入できる袋状のハンドパペット本体2と、ハンドパペット本体2の先頭部に形成され、手指の操作により開閉する口部3と、口部3の上口3a端面に沿って接着又は縫合され、背面に口部3全体を収容可能な収納部5を形成する頭部4とを備えて構成される。
【0020】
ハンドパペット本体2は、袋状の先頭部に口部3が形成され、手指を挿入する開口部の周縁には絞り部2bが形成される。絞り部2bは、ハンドパペット本体2に、物を収納したとき、ハンドパペット本体2から収納した物が飛び出し難くする。絞り部2b内部には、手指を挿入したとき適度の締め付けとなるようにゴムなどの弾性部材が挿入されている。上記開口部には、物を収納したときの蓋となる紐状の蓋2cと、紐状の蓋2cの一端を通して係止させるスリット(切り目)2dとが形成される。紐状の蓋2cの幅は、スリット2dより幅広であるため紐状の蓋2cを、スリット2dに差し込むと開口部の蓋となり、絞り部2bと共に、物を収納した時の保持力を高めることができる。本実施の形態では、ハンドパペット1は、うさぎを模した形状であるため、紐状の蓋2cはうさぎの尻尾の形状としている。うさぎの尻尾の形状を表現しているので、うさぎの形状の頭部4と相まってデザイン的に調和が取れたものとなる。
【0021】
口部3は、上口3aと下口3bとからなり、上口3aと下口3bの口の両端のみがハンドパペット本体2の端部2aに取り付けられる。上口3a内部には、手指の一方(例えば、人指し指,中指,薬指,小指)が挿入され、下口3b内部には、手指の他方(例えば、親指)が挿入され、手指の操作によって上口3aと下口3bを上下に開閉することができる。なお、下口3b内部には、挿入された指が側面にずれないようにする仕切り3dが設けられている。また、口部3の口奥は、接合されずに開口部3c(図3参照)を形成している。開口部3cは、ハンドパペット本体2内部に連通する。口部3の口奥に開口部3cを形成することにより、積木など食べ物に見立てた物を、上口3aと下口3bで掴んでハンドパペット本体2内部に取り込むことができ、あたかもハンドパペット1に食べさせたかのような真似遊びができるようになる。幼児等は、ハンドパペット1に食べられた物が、口部3から消えてしまうので、ハンドパペット1が本当に食べてしまったかのような興味を持って見ることができる。食事の大切さや薬を飲むことを楽しく教えることができる。
【0022】
頭部4は、口部3の上口3a端面全体とハンドパペット本体2の端部2aのみに接着又は縫合され、その他の部分は接着又は縫合されない。このため、頭部4の頂上(うさぎの形状の耳の部分)は、ハンドパペット本体2と離れた構造となっている。この頭部4の頂上から口部3の上口3a端面(周縁)全体で形成される空間部分が、ハンドパペット1の不使用時に口部3全体を収容可能な収納部となる。頭部4のこの空間部分を便宜上収納部5と呼ぶ。
【0023】
頭部4は、ハンドパペット1の使用時に表面となる第1の面4a(図1参照)と、第1の面4aの背面にあってハンドパペット1の不使用時にリバースされて表面となる第2の面4b(後述する図8参照)の2つの面を有する。第1の面4a及び第2の面4bには、それぞれ異なる表情の顔の図柄がプリントされている。第1の面4aは、ハンドパペット1の操作で使用されるため、明るく活動的な表情の顔の図柄を持ち、第2の面4bは、物の収納に使用されるため休息の表情の顔の図柄を持つ。ここで、第1の面4a及び第2の面4bの図柄を異ならせることで、ユーザはハンドパペット1が使用時の状態か不使用時の状態かを一目で知ることができる。
【0024】
以下、上述のように構成されたハンドパペット1の使用方法について説明する。まず、ハンドパペット1の操作について述べる。
【0025】
図3に示すように、ハンドパペット本体2の絞り部2bから手6を挿入し、上口3a内部に、指(人指し指,中指,薬指,小指)を、また下口3b内部に親指を差し込む。ハンドパペット1は、親指と他の指とを互いに接近・離反させると、上口3aと下口3bを上下に開閉することができる。幼児等は、ハンドパペット1の口部3のパクパクした動きに興味を惹かれるようになる。ハンドパペット1のパクパクした動きによって、楽しくお話しができるほか、積木など食べ物に見立てた物を食べさせる真似遊びを楽しむことができる。
【0026】
図3は、積木で作られた食べ物に見立てた物をハンドパペット1に食べさせる使用例を表している。ハンドパペット1は、積木で作られた魚10、パン11、すいか12を食べる真似遊びをすることができる。また、魚10、パン11、すいか12は、積木で作られた包丁13と、ボール紙からなるまな板14を使って、切る動作の真似遊びをすることができる。魚10、パン11、すいか12は、真似遊びで切れるようにあらかじめ切れた複数の部分からなり、各部の端面に貼り付けられたマジックテープ(登録商標)15により着脱自在に係止される。また、まな板14には、食材の形(ここでは魚の形)を形成することで、幼児等は食材を置く遊びも楽しむことができる。
【0027】
幼児等は、まな板14上に、魚10、パン11、又はすいか12を置き、包丁13を使って切る動作して楽しく遊ぶ。また、ハンドパペット1を使用する人は、ハンドパペット1を使って、切られた魚10、パン11、又はすいか12を食べる真似遊びをして幼児等を楽しませる。幼児等は、ハンドパペット1に食べられた物が、口部3から消えてしまうので、ハンドパペット1が本当に食べてしまったかのような興味を持って見ることができる。
【0028】
次に、ハンドパペット1の収納方法について述べる。
【0029】
本実施の形態のハンドパペット1は、単なるハンドパペットとしての使用、またハンドパペットへの物の収納そのものにあるのではなく、ハンドパペット1を通じて幼児等に良い生活習慣を自然に習得させることにある。すなわち、ハンドパペット1を通じて「食べて」→「ねんね」、また「食べて」→「お片付け」の生活要素を自然に身につけさせることにある。このため、ハンドパペット1は、ハンドパペット1の使用後、一連の関連操作により収納状態に移行する。
【0030】
図4乃至図9は、ハンドパペット1の収納方法を説明する図である。
【0031】
〔ハンドパペット1の使用直後〕
図4は、ハンドパペット1の使用直後の状態を示している。ハンドパペット1使用後は、ハンドパペット本体2の絞り部2bから手6(図3参照)が引き抜かれる。これにより、ハンドパペット1は平板となる。ハンドパペット1の口部3は閉じた状態となり、頭部4はハンドパペット本体2上に寝た状態となる。
【0032】
図5以降、収納動作を順次説明する。
【0033】
〔収納手順1〕
図5は、ハンドパペット1の収納手順1の状態を示している。収納手順1では、頭部4の頂上(うさぎの形状の耳の部分)部分を手で持ち、口部3の上口3a端面(周縁)を起点とし、この上口3a端面(周縁)を包み込むように、第1の面4aの中程あたりから頭部4の頂上を外方に折り曲げる。
【0034】
〔収納手順2〕
図6は、ハンドパペット1の収納手順2の状態を示している。収納手順1の動作が更に進むと収納手順2となる。収納手順2では、頭部4の頂上を更に外方に周回させるように折り曲げる。これは、口部3の上口3a端面(周縁)を起点とする、頭部4のリバース動作である。これにより、第1の面4aは隠れていく一方、第1の面4aの背面にあって、ハンドパペット1の使用時に隠れていた第2の面4bの一部が次第に露出してくる。
【0035】
〔収納手順3〕
図7は、ハンドパペット1の収納手順3の状態を示している。収納手順2の動作が更に進むと収納手順3となる。収納手順3では、第1の面4aは、リバースされて第2の面4bの背面に完全に隠され、替わって第2の面4bが全面に現われる。第2の面4bは、うさぎの「おねんねの顔」で、使用後のお休みとお片付けをイメージさせる。図7では、下口3bを示しているが、実際にはこの下口3bも、リバース動作に併せて、頭部4の頂上から口部3の上口3a端面(周縁)全体で形成される空間部分である収納部5に収容される。これにより、上口3aと下口3bは合わさった状態で収納部5に収容される。上述したように、頭部4は、口部3の上口3a端面(周縁)全体と接着又は縫合されている。このため、上口3aと下口3bは合わさった状態で収納部5に収容されると、ハンドパペット本体2の頭部4側は閉じた袋形状となり、物を収納することが可能になる。
【0036】
〔収納手順4〕
図8は、ハンドパペット本体2をひっくり返した収納手順4の状態を示している。図9は、図8のハンドパペット本体2を斜め背面から見た斜視図である。収納手順4で、いつでも、物を収納可能な状態になる。
【0037】
図8及び図9に示すように、ハンドパペット本体2の頭部4側は閉じた袋形状となっているため、絞り部2bを介してハンドパペット本体2内部に、物を収容することができる。ハンドパペット1で、図3に示す積木の食材を食べさせる真似遊びをした後は、図3に示す積木などが収納される。
【0038】
以上詳細に説明したように、本実施の形態のハンドパペット1は、手指を挿入できる袋状のハンドパペット本体2と、ハンドパペット本体2の先頭部に形成され、上口3a及び下口3bの口奥が開口する口部3と、口部3の上口3a端面に沿って接着又は縫合され、背面に口部3全体を収容可能な収納部5を形成する頭部4とを備え、ハンドパペット1の収納時には、頭部4は、口部3の上口3a端面(周縁)を起点とし、上口3a端面(周縁)を包み込むように、第1の面4aの中程あたりから頭部4の頂上を外方に折り曲げてリバースされる。これにより、ハンドパペット1の使用時に隠れていた第2の面4b(うさぎの「おねんねの顔」)が露出するとともに、ハンドパペット本体2の頭部4側は閉じた袋形状となり、絞り部2bを介してハンドパペット本体2内部に、物を収容することができる。収納時には、ハンドパペット本体2の頭部4側は閉じた袋形状となっているため、口部3の口奥に開口部3cを有する構造でありながら、物がこぼれることがなく、確実な収納を図ることができる。
【0039】
特に、本実施の形態のハンドパペット1では、ハンドパペット1としての使用と、使用後の積木などの収納とが、一連の流れの中で連続して行われるといういままでにない特有の効果を有する。
【0040】
従来例では、ハンドパペットとしての使用方法のみが考慮されるか、単に袋状の形態を有するハンドパペットを巾着として流用するかだけであり、ハンドパペット1を通じて生活要素を養おうとする発想がない。本実施の形態の場合、ハンドパペット1を通じて「食べて」→「ねんね」、また「食べて」→「お片付け」の生活要素を自然に身につけさせることができる。
【0041】
食べる真似遊びができ、かつ、ハンドパペット1使用後に、ハンドパペット1と共に使用した物を、遊びながら自然に収納することができ、お片付けの習慣を身につけながら使用した物を場所を取らずに収納することができる。
【0042】
以上の説明は本発明の好適な実施の形態の例証であり、本発明の範囲はこれに限定されない。上記ハンドパペットの構成及び動作についての説明は一例であり、本発明の範囲においてこれらの例に対する様々な変更や追加が可能である。
【0043】
また、本実施の形態では、ハンドパペットという名称を用いたが、これは説明の便宜上であり、パペット、指人形等であってもよいことは勿論である。
【0044】
さらに、上記ハンドパペットを構成する各部、例えば動物又はキャラクターの種類などはどのようなものでもよい。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明の一実施の形態に係るハンドパペットの外観図
【図2】本実施の形態に係るハンドパペットの背面斜めから見た場合の斜視図
【図3】本実施の形態に係るハンドパペットの口部の操作を説明する斜視図
【図4】本実施の形態に係るハンドパペットの収納方法を説明する図
【図5】本実施の形態に係るハンドパペットの収納方法を説明する図
【図6】本実施の形態に係るハンドパペットの収納方法を説明する図
【図7】本実施の形態に係るハンドパペットの収納方法を説明する図
【図8】本実施の形態に係るハンドパペットの収納方法を説明する図
【図9】本実施の形態に係るハンドパペットの収納方法を説明する図
【符号の説明】
【0046】
1 ハンドパペット
2 ハンドパペット本体
2b 絞り部
2c 蓋
2d スリット(切り目)
3 口部
3a 上口
3b 下口
3c 開口部
4 頭部
4a 第1の面
4b 第2の面
5 収納部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
手指の操作により上口と下口を開閉するハンドパペットであって、
手指を挿入できる袋状のハンドパペット本体と、
前記ハンドパペット本体の先頭部に形成され、前記上口及び下口の口奥が開口する口部と、
前記口部の上口端面に沿って接着又は縫合され、前記上口端面を支点にしてリバース可能な頭部とを備え、
前記頭部は、前記リバース時には、前記上口及び下口を覆うハンドパペット。
【請求項2】
前記頭部は、手指の操作時に表面となる第1の面と、前記第1の面の背面にあって、前記頭部がリバースされて表面となる第2の面とを有し、
前記第1の面の図柄と前記第2の面の図柄とが異なる請求項1記載のハンドパペット。
【請求項3】
前記ハンドパペット本体は、手指を挿入する開口部の周縁に絞り部を有する請求項1記載のハンドパペット。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−46268(P2010−46268A)
【公開日】平成22年3月4日(2010.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−212961(P2008−212961)
【出願日】平成20年8月21日(2008.8.21)
【出願人】(709006024)株式会社ベネッセコーポレーション (3)
【Fターム(参考)】