説明

バイアル用容器

【課題】容器を固い面に誤って落としたときに起こる可能性がある破損からバイアルを保護する。
【解決手段】本発明は、自動分析装置と共に用いられるバイアルを保持する容器である。容器は、底部及び4つの側壁を有する。側壁は、底部に対して垂直に延在している。側壁のうちの2つは、互いに対向配置され、尾根部及び谷部によって形成された波形部を有する。波形部は、一方の側壁の尾根部が、対向する側壁の谷部と位置が合うように配置されている。各谷部は、角度をもって配置された3つのパネルを有し、各谷部は、バイアルが3つのパネルのうちの2つのみと接触して支持されるようにサイズ決めされている。蓋も設けられている。蓋は、上部及び該上部に対して垂直に延在する4つの側壁を有する。側壁のうちの2つは、互いに対向配置され、容器の波形部と整合して位置が合う波形部を有する。裾部が、蓋の側壁に取り付けられ、容器を受け入れる外周部を形成している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、分析用のサンプルを保持するバイアルを保持、格納、輸送、編成、及び保護する容器に関する。
【0002】
[関連出願の相互参照]
本出願は、2010年8月30日に出願された米国仮特許出願第61/378,010号を基礎とし、該米国仮特許出願の優先権を主張する。該米国仮特許出願はこれによりその全内容が本明細書に援用される。
【背景技術】
【0003】
ガラス製のバイアルは、クロマトグラフ及び質量分析計等の自動分析装置にサンプルを運ぶのに用いられる。このような自動装置において適切かつ効率的に機能を発揮させるためには、分析装置と適合したサイズを有する容器であって、バイアルを扱うロボットコンポーネントによるアクセスを容易にするためにバイアルを編成して提供する容器に、バイアルを収容することが望ましい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このバイアル用容器は、汚染からバイアルを保護するとともに、例えば該容器を固い面に誤って落としたときに起こり得る破損からバイアルを保護できることが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、隣接する複数の列に複数のバイアルを保持する容器に関する。この容器は、バイアルを支持する底部と、該底部に取り付けられて対向配置された第1の側壁及び第2の側壁とを備える。これら第1の側壁及び第2の側壁は、底部に垂直に延在している。第1の側壁及び第2の側壁のそれぞれは、交互に配置された複数の尾根部及び谷部で形成された波形部を有する。これらの谷部のそれぞれは、第1の谷パネルと、第2の谷パネルと、第3の谷パネルとを備える。これら第1、第2、及び第3の谷パネルのそれぞれは、底部に対して垂直に延在し、互いに対して角度をもって配置されている。谷部のそれぞれは、第1の谷パネルと第3の谷パネルとの間にバイアルのうちの1つを受け入れて支持するようにサイズ決めされている。谷部のそれぞれについて、第1の谷パネル及び第3の谷パネルは、第2の谷パネルの対向する側部に配置されている。容器は、底部に取り付けられて対向配置された第3の側壁及び第4の側壁も備える。これらの第3の側壁及び第4の側壁は、底部に垂直に延在し、互いに間隔をおいて配置された関係にある。第3の側壁及び第4の側壁は、第1の側壁と第2の側壁との間に延在している。
【0006】
一実施形態では、第1の側壁の谷部は、第2の側壁の尾根部と位置合わせされている。この構成では、容器内のバイアル列の各列は、第1の側壁の谷部のうちの1つと第2の側壁の尾根部のうちの1つとの間に延在する。
【0007】
一実施形態では、谷部のそれぞれについて、第1の谷パネルを第2の谷パネルに対して約100度から約140度の配向角で配置させることができる。たとえば、約100度、約105度、約110度、約115度、約120度、約125度、約130度、約135度、又は約140度等の配向角で配置することができる。加えて、谷部のそれぞれについて、第3の谷パネルを第2の谷パネルに対して約100度から約140度の配向角で配置させることができる。たとえば、約100度、約105度、約110度、約115度、約120度、約125度、約130度、約135度、又は約140度等の配向角で配置することができる。
【0008】
一実施形態では、尾根部のそれぞれは、底部に対して垂直に延在する第1の尾根パネル、第2の尾根パネル、及び第3の尾根パネルを備える。これら第1、第2、及び第3の尾根パネルは、互いに対して角度をもって配置されている。尾根部のそれぞれについて、第1の尾根パネル及び第3の尾根パネルは、第2の尾根パネルの対向する側部に配置されている。尾根部のそれぞれについて、第1の尾根パネルを第2の尾根パネルに対して約100度から約140度の配向角で配置させることができる。たとえば、約100度、約105度、約110度、約115度、約120度、約125度、約130度、約135度、又は約140度等の配向角で配置することができる。さらに、尾根部のそれぞれについて、第3の尾根パネルを第2の尾根パネルに対して約100度から約140度の配向角で配置させることができる。たとえば、約100度、約105度、約110度、約115度、約120度、約125度、約130度、約135度、又は約140度等の配向角で配置することができる。
【0009】
容器は、蓋も備えることができる。一実施形態では、蓋は、底部の上に重なり、該底部に対して間隔をおいて配置された状態で位置決め可能な上部を備える。蓋は、この上部に取り付けられて該上部に対して垂直に延在する対向配置された第1の蓋側壁及び第2の蓋側壁を有する。これらの蓋側壁のそれぞれは、交互に配置された複数の尾根部及び谷部で形成された波形部を有する。蓋の谷部のそれぞれは、第1の蓋谷パネルと、第2の蓋谷パネルと、第3の蓋谷パネルとを備える。これら第1、第2、及び第3の蓋谷パネルのそれぞれは、上部に対して垂直に延在し、互いに対して角度をもって配置されている。蓋の谷部のそれぞれは、容器の谷部と同じサイズとすることができる。蓋の谷部のそれぞれについて、第1の蓋谷パネル及び第3の蓋谷パネルは、第2の蓋谷パネルの対向する側部に配置されている。蓋の谷部は、上部が底部の上に間隔をおいて重なった状態に位置決めされたときに、容器の谷部と位置が合ようになっている。蓋は、上部に取り付けられて該上部に対して垂直に延在する対向配置された第3の蓋側壁及び第4の蓋側壁も備える。これらの第3の蓋側壁及び第4の蓋側壁は、互いに間隔をおいて配置された関係にあり、第1の蓋側壁と第2の蓋側壁との間に延在している。
【0010】
一実施形態では、蓋は、蓋側壁に取り付けられた裾部をさらに備える。この裾部は、上部に対して垂直に延在している。また、裾部は、上部が底部の上に間隔をおいて重なった状態に位置決めされているときに容器を受け入れるようにサイズ決めされた内側接面を有する外周部を形成している。
【0011】
一実施形態では、蓋の谷部のそれぞれについて、第1の蓋谷パネルを第2の蓋谷パネルに対して約100度から約140度の配向角で配置させることができる。たとえば、約100度、約105度、約110度、約115度、約120度、約125度、約130度、約135度、又は約140度等の配向角で配置することができる。さらに、蓋の谷部のそれぞれについて、第3の蓋谷パネルを第2の蓋谷パネルに対して約100度から約140度の配向角で配置させることができる。たとえば、約100度、約105度、約110度、約115度、約120度、約125度、約130度、約135度、又は約140度等の配向角で配置することができる。
【0012】
加えて、蓋の尾根部のそれぞれは、第1の蓋尾根パネルと、第2の蓋尾根パネルと、第3の蓋尾根パネルとを備えることができ、これら第1、第2、及び第3の蓋尾根パネルは、上部に対して垂直に延在し、互いに対して角度をもって配置されている。蓋のこれらの尾根部のそれぞれについて、第1の蓋尾根パネル及び第3の蓋尾根パネルは、第2の蓋尾根パネルの対向する側部に配置されている。蓋の尾根部のそれぞれについて、第1の蓋尾根パネルを第2の蓋尾根パネルに対して約100度から約140度の配向角で配置させることができる。たとえば、約100度、約105度、約110度、約115度、約120度、約125度、約130度、約135度、又は約140度等の配向角で配置することができる。さらに、蓋の尾根部のそれぞれについて、第3の蓋尾根パネルを第2の蓋尾根パネルに対して約100度から約140度の配向角で配置させることができる。たとえば、約100度、約105度、約110度、約115度、約120度、約125度、約130度、約135度、又は約140度等の配向角で配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明に係る実施形態の容器の一例の等角投影図である。
【図2】図1の容器の上面図である。
【図3】図1の容器に対応する蓋の実施形態の一例の等角投影図である。
【図4】図3の蓋の上面図である。
【図5】図1の容器及び図3の蓋の等角投影図である。
【図6】複数のバイアルを保持する容器の一例の等角投影図である。
【図7】図6の容器の部分平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1は、複数のバイアル(図示せず)を保持する容器10の実施形態の一例を示している。容器10は、バイアルを支持する底部12を備える。第1の側壁14及び第2の側壁16が、底部12に取り付けられ、底部12に対して概ね垂直に延在している。第1の側壁14及び第2の側壁16は、互いに対向配置され、離間された関係にある。第3の側壁18及び第4の側壁20も、底部12に取り付けられ、底部12に対して概ね垂直に延在している。第3の側壁18及び第4の側壁20は、離間された関係で互いに対向配置され、第1の側壁14と第2の側壁16との間に延在している。
【0015】
第1の側壁14及び第2の側壁16は、複数の尾根部24及び谷部26で形成された波形部22を有する。図2に示すように、谷部26のそれぞれは、側面パネル又は第1の谷パネル28と、中央パネル又は第2の谷パネル30と、別の側面パネル又は第3の谷パネル32とを含む3つの谷パネルを備える。第1の谷パネル28、第2の谷パネル30、及び第3の谷パネル32は、底部12に対して垂直に延在し、互いに角度をもって配置されている。第1の谷パネル28及び第3の谷パネル32は、第2の谷パネル(中央パネル)30の対向する側部に配置され、この一例の実施形態では、第2の谷パネル30に対して約120度の配向角34で配置されている。この配向角は2mlのバイアルに有利であると考えられる。約100度から約140度の配向角34、たとえば、約100度、約105度、約110度、約115度、約120度、約125度、約130度、約135度、又は約140度等の配向角で配置することができる。以下で詳細に説明するように、谷部26は、第1の谷パネル28及び第3の谷パネル32が、バイアルと中央パネル30との間に接触がない状態でバイアルを受け入れて支持することができるように、容器10に格納されるバイアルに対してサイズ決めされる。
【0016】
図2にさらに示すように、尾根部24も、側面パネル又は第1の尾根パネル36と、中央パネル又は第2の尾根パネル38と、別の側面パネル又は第3の尾根パネル40とを含む3つの尾根パネルを備えることができる。これら第1の尾根パネル36、第2の尾根パネル38、及び第3の尾根パネル40は、底部12に対して垂直に延在し、互いに対して角度をもって配置されている。この一例の実施形態では、第1の尾根パネル36及び第3の尾根パネル40は、第2の尾根パネル(中央尾根パネル)38の対向する側部に位置決めされ、第2の尾根パネル38に対して約120度の配向角42で配置されている。たとえば、約100度、約105度、約110度、約115度、約120度、約125度、約130度、約135度、又は約140度等の配向角といった約100度から約140度の配向角42で配置することができる。図に示す実施形態では、第1の側壁14の谷部26が、第2の側壁16の尾根部24と位置合わせされ、かつ第2の側壁16の谷部26が、第1の側壁14の尾根部24と位置合わせされ、それによって底部12上に位置決めされたバイアルの列が第1の側壁14の谷部26から第2の側壁16の尾根部24に延在し、またその反対で、バイアルの列が第2の側壁16の谷部26から第1の側壁14の尾根部24に延在するように、尾根部24及び谷部26は配置されている。尾根部24と谷部26との間の他の位置合わせ関係も実施することができ、たとえば、第1の側壁14の尾根部24が第2の側壁16の尾根部24と位置合わせされ、第1の側壁14の谷部26が、第2の側壁16の谷部26と位置合わせされるように実施することもできる。
【0017】
容器10は、図3に示す蓋44も備えることができる。蓋44は、2つの第1の蓋側壁48及び第2の蓋側壁50が取り付けられている上部46を備える。第1の蓋側壁48及び第2の蓋側壁50は、離間された関係で対向配置され、カバーに対して概ね垂直に延在している。2つのさらに別の第3の蓋側壁52及び第4の蓋側壁54も上部46に取り付けられ、上部46に対して概ね垂直に延在している。第3の蓋側壁52及び第4の蓋側壁54は、離間された関係で互いに対向配置され、第1の蓋側壁48と第2の蓋側壁50との間に延在している。
【0018】
第1の蓋側壁48及び第2の蓋側壁50は、同様に複数の尾根部58及び谷部60で形成された波形部56を有する。図4に示すように、谷部60のそれぞれは、側面パネル又は第1の谷パネル62と、中央パネル又は第2の谷パネル64と、別の側面パネル又は第3の谷パネル66とを含む3つの谷パネルを備える。これらの第1の谷パネル62、第2の谷パネル64、及び第3の谷パネル66は、上部46に対して垂直に延在し、互いに角度をもって配置されている。第1の谷パネル62及び第3の谷パネル66は、第2の谷パネル(中央パネル)64の対向する側部に配置されている。この一例の実施形態において、第1の谷パネル62及び第3の谷パネル66は、容器10の谷部26を構成するパネルと同じく、第2の谷パネル64に対して約120度の配向角34で配置されている。たとえば、約100度、約105度、約110度、約115度、約120度、約125度、約130度、約135度、又は約140度等の配向角といった約100度から約140度の配向角34で配置することができる。図5に示すように、蓋44の谷部60は、蓋44の上部46が底部12の上に重なる状態で蓋44が設置されたときに、容器10の谷部26と整合して位置が合うようにサイズ決め及び位置決めされている。
【0019】
図4にさらに示すように、蓋44の尾根部58も、側面パネル又は第1の尾根パネル68と、中央パネル又は第2の尾根パネル70と、別の側面パネル又は第3の尾根パネル72とを含む3つの尾根パネルを備えることができる。第1の尾根パネル68、第2の尾根パネル70、及び第3の尾根パネル72は、上部46に対して垂直に延在し、互いに対して角度をもって配置されている。この一例の実施形態において、第1の尾根パネル68及び第3の尾根パネル72は、第2の尾根パネル(中央尾根パネル)70の対向する側部に位置決めされ、容器10の尾根部24を構成するパネルと同じく、第2の尾根パネル70に対して約120度の配向角42で配置されている。たとえば、約100度、約105度、約110度、約115度、約120度、約125度、約130度、約135度、又は約140度等の配向角といった約100度から約140度の配向角で配置することができる。図5に示すように、蓋44の尾根部58は、蓋44の上部46が底部12の上に重なる状態で蓋44が設置されているときに容器10の尾根部24と整合して位置が合うようにサイズ決め及び位置決めされている。
【0020】
図3に示すように、蓋44は、裾部74も備えることができる。裾部74は、第1の蓋側壁48、第2の蓋側壁50、第3の蓋側壁52、及び第4の蓋側壁54に取り付けられ、上部46に対して概ね垂直に延在している。図4に示すように、裾部74は、内側接面78を有する外周部76を形成している。図5に示すように、内側接面78は、上部46が底部12の上に間隔をあけて重なる状態で位置決めされているときに容器10を受け入れるようにサイズ決めされている。
【0021】
図6は、隣接する複数の列82に配列された複数のバイアル80を保持する容器10の実施形態を示している。この容器10の実施形態では、バイアル80の各列82は、一方の側壁(14又は16)の谷部26から対向する側壁の尾根部24に延在していることに留意されたい。図7は、たとえば容器10が落下したときのように、バイアル80が衝撃力を受けたときにバイアル80を破損から保護すると予想される特徴を強調するためにバイアル80と第1の側壁14及び第2の側壁16との間の相互作用を詳細に示している。上述したように、各谷部26は、バイアル80を受け入れてバイアル80が第1の谷パネル28及び第3の谷パネル32のみと接触するようなサイズにされている。これは、バイアルへの衝撃力の伝達を低減して破損を回避するのに役立つ。一方、バイアル80が尾根部24に隣接している箇所では、(一方の側壁の尾根部24が対向する側壁の谷部26と位置合わせされていることによる)バイアルの互い違いに並んだ配列によって、間隙84が、尾根部24の第2の尾根パネル(中央パネル)38と隣接するバイアル80との間に存在することが可能になり、それによって、バイアル80は、そうでなければ側壁を通じて伝達される直接的な衝撃荷重を受けないようになっている。
【0022】
容器10及び蓋44を、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、又はポリ塩化ビニル(PVC)等のポリマー材料から作製することが有利である。PVCは他のポリマーと比較すると、その耐衝撃性が比較的高いことからさらなる保護を与えることが予想される。本発明による容器及び蓋に対して行った落下試験は、同じ材料で作製されているが側面が波形部を有していない容器に対して行った同じ試験と比較して、破損したバイアルが平均して40%低減していたことを示していた。本発明による容器を、約1mlから約20mlの容量のガラスバイアルを保持するのに用いると、容器の落下によって破損することを減少させることができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
隣接する複数の列に複数のバイアルを保持する容器であって、
前記バイアルを支持する底部と、
前記底部に取り付けられて前記底部に対して垂直に延在する、対向配置された第1の側壁及び第2の側壁と、
前記底部に取り付けられて前記底部に対して垂直に延在する、対向配置された第3の側壁及び第4の側壁と
を備え、
前記第1及び第2の側壁のそれぞれは、交互に配置された複数の尾根部及び谷部で形成された波形部を有し、前記谷部のそれぞれは、第1の谷パネルと、第2の谷パネルと、第3の谷パネルとを備え、前記第1、第2、及び第3の谷パネルのそれぞれは、前記底部に対して垂直に延在し、且つ互いに対して角度をもって配置されており、前記谷部のそれぞれは、前記第1の谷パネルと前記第3の谷パネルとの間に前記複数のバイアルのうちの1つを受け入れて支持するようにサイズ決めされ、前記谷部のそれぞれについて、前記第1の谷パネル及び前記第3の谷パネルは、前記第2の谷パネルの対向する側部に配置されており、
前記第3の側壁及び前記第4の側壁は、互いに間隔をおいて配置された関係にあり、且つ前記第1の側壁と前記第2の側壁との間に延在している、容器。
【請求項2】
前記第1の側壁の前記谷部は、前記第2の側壁の前記尾根部と位置合わせされ、それによって、前記複数の列の各列は、前記第1の側壁の前記谷部のうちの1つと前記第2の側壁の前記尾根部のうちの1つとの間に延在している、請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記谷部のそれぞれについて、前記第1の谷パネル及び前記第3の谷パネルは、前記第2の谷パネルに対して約100度から約140度の配向角で配置されている、請求項1に記載の容器。
【請求項4】
前記谷部のそれぞれについて、前記第1の谷パネル及び前記第3の谷パネルは、前記第2の谷パネルに対して約115度から約125度の配向角で配置されている、請求項1に記載の容器。
【請求項5】
前記谷部のそれぞれについて、前記第1の谷パネル及び前記第3の谷パネルは、前記第2の谷パネルに対して約120度の配向角で配置されている、請求項1に記載の容器。
【請求項6】
前記尾根部のそれぞれは、第1の尾根パネルと、第2の尾根パネルと、第3の尾根パネルとを備え、前記第1の尾根パネル、前記第2の尾根パネル、及び前記第3の尾根パネルは、前記底部に対して垂直に延在して互いに対して角度をもって配置されており、
前記尾根部のそれぞれについて、前記第1の尾根パネル及び前記第3の尾根パネルは、前記第2の尾根パネルの対向する側部に配置されている、請求項1に記載の容器。
【請求項7】
前記尾根部のそれぞれについて、前記第1の尾根パネル及び前記第3の尾根パネルは、前記第2の尾根パネルに対して約100度から約140度の配向角で配置されている、請求項6に記載の容器。
【請求項8】
前記尾根部のそれぞれについて、前記第1の尾根パネル及び前記第3の尾根パネルは、前記第2の尾根パネルに対して約115度から約125度の配向角で配置されている、請求項6に記載の容器。
【請求項9】
前記尾根部のそれぞれについて、前記第1の尾根パネル及び前記第3の尾根パネルは、前記第2の尾根パネルに対して約120度の配向角で配置されている、請求項6に記載の容器。
【請求項10】
蓋をさらに備え、
該蓋は、
前記底部の上に重なり、該底部に対して間隔をおいて配置された状態で位置決め可能な上部と、
前記上部に取り付けられて該上部に対して垂直に延在する、対向配置された第1の蓋側壁及び第2の蓋側壁と、
前記上部に取り付けられて該上部に対して垂直に延在する、対向配置された第3の蓋側壁及び第4の蓋側壁と
を備え、
該蓋側壁のそれぞれは、交互に配置された複数の尾根部及び谷部で形成された波形部を有し、前記蓋の前記谷部のそれぞれは、第1の蓋谷パネルと、第2の蓋谷パネルと、第3の蓋谷パネルとを備え、前記第1、第2、及び第3の蓋谷パネルのそれぞれは、前記上部に対して垂直に延在し、且つ互いに対して角度をもって配置され、前記蓋の前記谷部のそれぞれは、前記容器の前記谷部と同じサイズであり、
前記蓋の前記谷部のそれぞれについて、前記第1の蓋谷パネル及び前記第3の蓋谷パネルは、前記第2の蓋谷パネルの対向する側部に配置され、前記蓋の前記谷部は、前記上部が前記底部の上に間隔をおいて重なった状態に位置決めされたときに前記容器の前記谷部と位置が合うようになっており、
第3の蓋側壁及び第4の蓋側壁は、互いに間隔をおいて配置された関係にあり、且つ前記第1の蓋側壁と前記第2の蓋側壁との間に延在している、請求項1に記載の容器。
【請求項11】
前記第1の蓋側壁の前記谷部は、前記第2の蓋側壁の前記尾根部と位置合わせされている、請求項10に記載の容器。
【請求項12】
前記蓋側壁に取り付けられて前記上部に対して垂直に延在する裾部をさらに備え、該裾部は、前記上部が前記底部の上に間隔をおいて重なった状態に位置決めされているときに前記容器を受け入れるようにサイズ決めされた内側接面を有する外周部を形成している、請求項10に記載の容器。
【請求項13】
前記蓋の前記谷部のそれぞれについて、前記第1の蓋谷パネル及び前記第3の蓋谷パネルは、前記第2の蓋谷パネルに対して約100度から約140度の配向角で配置されている、請求項10に記載の容器。
【請求項14】
前記蓋の前記谷部のそれぞれについて、前記第1の蓋谷パネル及び前記第3の蓋谷パネルは、前記第2の蓋谷パネルに対して約115度から約125度の配向角で配置されている、請求項10に記載の容器。
【請求項15】
前記蓋の前記谷部のそれぞれについて、前記第1の蓋谷パネル及び前記第3の蓋谷パネルは、前記第2の蓋谷パネルに対して約120度の配向角で配置されている、請求項10に記載の容器。
【請求項16】
前記蓋の前記尾根部のそれぞれは、第1の蓋尾根パネルと、第2の蓋尾根パネルと、第3の蓋尾根パネルとを備え、前記第1の蓋尾根パネル、前記第2の蓋尾根パネル、及び前記第3の蓋尾根パネルは、前記上部に対して垂直に延在して互いに対して角度をもって配置されており、
前記蓋の前記尾根部のそれぞれについて、前記第1の蓋尾根パネル及び前記第3の蓋尾根パネルは、前記第2の蓋尾根パネルの対向する側部に配置されている、請求項10に記載の容器。
【請求項17】
前記蓋の前記尾根部のそれぞれについて、前記第1の蓋尾根パネル及び前記第3の蓋尾根パネルは、前記第2の蓋尾根パネルに対して約100度から約140度の配向角で配置されている、請求項16に記載の容器。
【請求項18】
前記蓋の前記尾根部のそれぞれについて、前記第1の蓋尾根パネル及び前記第3の蓋尾根パネルは、前記第2の蓋尾根パネルに対して約115度から約125度の配向角で配置されている、請求項16に記載の容器。
【請求項19】
前記蓋の前記尾根部のそれぞれについて、前記第1の蓋尾根パネル及び前記第3の蓋尾根パネルは、前記第2の蓋尾根パネルに対して約120度の配向角で配置されている、請求項16に記載の容器。
【請求項20】
複数の列に配列され、前記底部に支持されている複数のバイアルをさらに備える、請求項1に記載の容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−47742(P2012−47742A)
【公開日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−183941(P2011−183941)
【出願日】平成23年8月25日(2011.8.25)
【出願人】(399117121)アジレント・テクノロジーズ・インク (710)
【氏名又は名称原語表記】AGILENT TECHNOLOGIES, INC.
【Fターム(参考)】