説明

バックライトアセンブリ及びこれの組立方法

【課題】バックライトアセンブリ及びこれの組立方法が開示される。
【解決手段】バックライトアセンブリは複数のランプ10、収納容器、及びランプ接地部材を含む。ランプ接地部材は、収納容器の底板32に接地された接地板41及び接地板から突出して第1電極部13に接触される複数の電極接地部42を含む。電極接地部は、第1電極部の両側にそれぞれ接触される第1固定部43及び第2固定部44を含むことができる。ランプ接地部材は、接地板から延長されて第1固定部と第2固定部とが過度に離隔することを防止する離隔防止部を更に含むことができる。よって、ランプの第1電極部の接地のためのランプソケットなどの単品が省略され、バックライトアセンブリの組立工程の数を減少させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バックライトアセンブリ及びこれの組立方法に係わり、より詳細には、複数のランプが自動組立工程で組み立てられるバックライトアセンブリ及びこれの組立方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、液晶表示装置のバックライトアセンブリは、光源であるランプを液晶パネルの背面に配置し液晶パネルに光を照射する直下方式と、液晶パネルの背面に導光板が準備され、ランプが導光板の少なくとも一つの側面に配置され導光板を通じて液晶パネルに光を照射するエッジ方式と、に区分される。直下方式は、エッジ方式に比べて光の均一性及び耐久性は低いが、複数のランプを並列に駆動するため、光利用の効率が優れており、高輝度を要求する大型液晶表示装置に主に用いられる。
【0003】
ランプを一側で駆動する場合、ランプのホット電極にはランプ駆動電圧が印加され、ランプのコールド電極は接地される。ホット電極は、ランプホルダーまたはランプソケットを通じてインバータと電気的に接続することができる。ランプホルダーを用いる場合、ホット電極はランプホルダー、ランプホルダーに挿入されたホット電極にはんだ付けされたワイヤー、及びワイヤーの端部に形成されたコネクタを通じてインバータと電気的に接続することができる。
【0004】
一方、コールド電極は、ランプホルダーまたはランプソケットを用いてボトムシャーシに接地することができる。ランプホルダーを用いる場合、コールド電極をランプホルダーに挿入し、コールド電極及びボトムシャーシにスクリューで締結された金属片をワイヤーで連結して、コールド電極をボトムシャーシに接地させることができる。
【0005】
ランプソケットの場合、複数のランプソケットをボトムシャーシにスクリューで締結された金属材質のソケット整列板に結合させる。ここで、ランプソケットの端子はコールド電極及びソケット整列板に直接接触され、コールド電極はボトムシャーシに接地することができる。
【0006】
前述したようなコールド電極の接地方式においては、ランプホルダー、ワイヤー、スクリュー、ランプソケット、及びソケット整列板など複数の単品が用いられる。なお、ランプホルダーまたはランプソケットそれぞれにランプ結合工程、はんだ付け工程、及びスクリュー締結工程などによってバックライトアセンブリの組立工程の段階が増加し、組立工程の自動化を達成するのに障害となるという問題点がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
したがって、本発明は前記のような従来の問題点を勘案したものであって、本発明の目的は、複数のランプを接地させるための部品の数を減少させて自動組立工程で組立てられるバックライトアセンブリを提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的は、複数のランプを接地させるための部品の数を減少させてバックライトアセンブリを自動で組み立てる方法を提供することになる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記本発明の目的を実現するために、実施形態によるバックライトアセンブリは、複数のランプ、収納容器、及びランプ接地部材を含む。ランプは、ランプ本体の端部にそれぞれ形成された第1電極部及び第2電極部を含む。収納容器は、ランプの配置される底板及び前記底板から延長されて収納空間を形成する側壁を含む。ランプ接地部材は、接地板及び複数の電極接地部を含む。接地板は底板に接地され、各電極接地部は、接地板から突出して第1電極部に接触される。
【0010】
各電極接地部は、第1固定部及び第2固定部を含むことができる。第1固定部は、接地板から延長され、第1電極部の一側に接触される。第2固定部は、接地板から延長され、一側に対向する第1電極部の他側に接触される。第1固定部は、前記第2固定部に対して前記接地板の長手方向及び幅方向にそれぞれ離隔されることができる。
第1電極部から接地板に近接または離れるほど、第1固定部と第2固定部との離隔間隔が増加することが可能である。
【0011】
接地板は、上面部及び側面部を含むことができる。上面部は底板と対向し、上面部には複数の前記電極の接地部が形成される。側面部は、上面部の縁部から延長されて前記底板に接触される。
【0012】
ランプ接地部材は、離隔防止部を更に含むことができる。離隔防止部は、接地板から第1固定部及び第2固定部の外側に延長されて前記第1固定部及び第2固定部が過度に離隔することを防止する。離隔防止部は、第1防止部及び第2防止部を含むことができる。第1防止部は、接地板から延長され第1固定部の外側面の方向に配置される。第2防止部は、接地板から延長して第1固定部及び第2固定部を挟んで前記第1防止部と向い合うように配置される。
【0013】
ランプ接地部材は、電極ガイド部を更に含むことができる。電極ガイド部は、接地板から突出する。電極ガイド部は、第1電極部を第1固定部と第2固定部との間に導く。
【0014】
他の実施形態で、各電極接地部は、接地板の一部が切開、及び上側に曲げられて形成され、電極接地部の上側縁部には第1電極部が配置される支持溝を形成することができる。
【0015】
バックライトアセンブリは、サイドカバーを更に含むことができる。サイドカバーは、ランプ接地部材を覆う。サイドカバーには支持溝に結合して第1電極部を拘束する突出部を形成することができる。サイドカバーは、ガイド板及び上板を含むことができる。ガイド板には、ランプとの干渉を防止する干渉防止溝が形成される。上板は底板を向い合うようにガイド板から延長され、背面に突出部が形成される。
【0016】
バックライトアセンブリは、電源供給基板及びランプホルダーを更に含むことができる。電源供給基板は、第2電極部にランプ駆動電源を印加する。ランプホルダーは、第2電極部と結合して前記第2電極部と電源供給基板を電気的に接続させる。
【0017】
前記の本発明の他の目的を実現するために実施形態によるバックライトアセンブリの組立方法は、接地板、接地板から突出した電極接地部及び前記電極接地部それぞれの過度な離隔を防止する離隔防止部を有するランプ接地部材をボトムシャーシのうち、底板の第1側に接地させ、第1側に対向する第2側にはランプホルダーを配置させる段階と、ランプ本体の両端部に形成された第1及び第2電極部をそれぞれ電極接地部及び前記ランプホルダーに配置させる段階と、加圧装置を通じて前記第1及び第2電極部を加圧してそれぞれ前記電極接地部及び前記ランプホルダーに電気的に接続及び固定させる段階と、を含む。
【0018】
第1及び第2電極部をそれぞれ前記電極接地部及び前記ランプホルダーに連結固定させる段階にて、前記第1及び第2電極部は同時に加圧することができる。
他の実施形態で、第1及び第2電極部をそれぞれ前記電極接地部及び前記ランプホルダーに連結固定させる段階にて、第1及び第2電極部は時間差をおいて加圧することができる。
【発明の効果】
【0019】
このようなバックライトアセンブリ及びこれの製造方法によると、ランプの第1電極部を、従来より少ない数の単品で、自動組立の工程により収納容器に接地させることができるので、バックライトアセンブリの構成単品の個数を減少させ、より容易に組み立てることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、添付する図面を参照して本発明の望ましい実施形態を詳細に説明する。
【0021】
バックライトアセンブリ
図1は、本発明の一実施形態によるバックライトアセンブリの分解斜視図である。
【0022】
図1を参照すると、バックライトアセンブリ100は、複数のランプ10、収納容器30、及びランプ接地部材40を含む。
【0023】
本実施形態で、ランプ10は、冷陰極蛍光ランプ(Cold Cathode Fluorescent Lamp;CCFL)である。他の実施形態において、ランプ10は、外部電極蛍光ランプ(External Electrode Fluorescent Lamp;EEFL)であってもよい。
【0024】
ランプ10は、ランプ本体11、第1電極部13、及び第2電極部を含む。
【0025】
ランプ本体11は、アルゴン及び水銀などの放電ガスが注入された直線形状の管であって、ランプ本体11の内壁には蛍光体が塗布されている。第1電極部13及び第2電極部は、ランプ本体11の両端部に互いに対向するように配置されている。第1電極部13及び第2電極部は、それぞれ放電電極及びリード線を含む。放電電極は、ランプ本体11の内部に配置され、リード線は放電電極からランプ本体11の外部に延長されている。以下、第1電極部13及び第2電極部を、リード線を示すものとして用いる。
【0026】
収納容器30は、複数のランプ10を収納する。収納容器30は、底板32、第1側壁31、第2側壁33、第3側壁35、及び第4側壁37を含む。
【0027】
底板32は、ほぼ長方形の形状を有することができ、第1側壁31、第2側壁33、第3側壁35、及び第4側壁37は、底板32の4つの辺からそれぞれ延長され収納空間を形成する。
【0028】
第1側壁31及び第2側壁33は、互いに対向するように配置され、第3側壁35及び第4側壁37は互いに対向して第1側壁31及び第2側壁33をそれぞれ連結することができる。
【0029】
第3側壁35及び第4側壁37の上端には段付き部を形成することができる。第1側壁31に隣接する底板32にはスクリュー締結のための複数の第1締結ホール34を形成することができる。第2側壁33に隣接する底板32には第2側壁33に沿ってワイヤーの引出のための複数のワイヤー引出ホールを形成することができる。
【0030】
バックライトアセンブリ100は、ランプホルダー15及びコネクタ17を更に含むことができる。ランプホルダー15は、第2電極部が形成されたランプ10端部を収容する。一つのランプホルダー15には二つのランプ10が結合されている。ランプホルダー15は第2側壁33付近の底板32に固定され、ランプホルダー15に連結されたコネクタ17は、ワイヤー引出ホールを通じて底板32の背面に引出されることが可能である。
【0031】
バックライトアセンブリ100は、複数のランプサポータ20を更に含むことができる。ランプサポータ20は、底板32に固定される。ランプサポータ20は、ランプ10を互いに並列に配置させ、ランプ10が垂れ下がることを防止する。
【0032】
図2は、図1で説明したランプ部材の斜視図である。図3は、図1で説明されたバックライトアセンブリの平面図である。
【0033】
図2及び図3を参照すると、ランプ接地部材40は、第1電極部13が形成されたランプ10の端部を支持する。ランプ接地部材40は、導電性金属で形成することができる。ランプ接地部材40は、第1側壁31の付近に形成された第1締結ホール34を覆うように底板32に固定することができる。ランプ接地部材40は、接地板41及び複数の電極接地部42を含む。
【0034】
接地板41は、上面部46及び側面部48を含むことができる。
【0035】
上面部46は、ほぼランプ10の長手方向と垂直をなす方向に長く延長された4角形のプレート形状を有することができる。側面部48は、上面部の4つの縁部からそれぞれ延長されて収納容器30の底板32に接触されて接地することができる。
【0036】
上面部46には、複数の電極接地部42を一定の間隔に形成することができる。各電極接地部42は、ランプ10の第1電極部13を固定し、第1電極部13を底板32に接地させる。
【0037】
各電極接地部42は、第1固定部43及び第2固定部44を含むことができる。第1電極部13は、第1固定部43と第2固定部44との間に介在される。したがって、第1固定部43は、棒形状を有する第1電極部13の一側に接触され、第2固定部44は、前記一側と対向する第1電極13の他側に接触される。
【0038】
第1固定部43及び第2固定部44は、それぞれ接地板41の上面部46の一部を切開して形成することができる。例えば、上面部46の長手方向に沿って所定の幅で上面部46の一部が切開された後、上側に曲げて第1固定部43を形成することができる。第1固定部43は、上面部46とほぼ直交する方向に延長される。第1固定部43の上端は、第1固定部43の曲げられた方向に再度曲げられることが可能である。
【0039】
第2固定部44は、前記第1固定部43から上面部46の幅方向(ランプ10の長手方向)及び上面部46の長手方向にそれぞれ離隔された位置に形成することができる。上面部46の一部が切開された後、第1固定部43が曲げられた方向とは反射方向に曲げられて第2固定部44を形成することができる。第2固定部44の上端は第2固定部44が曲げられた方向に再度曲げられることが可能である。
【0040】
図4は、図1で説明したバックライトアセンブリをI−I’線に沿って見た断面図である。図5は、図1で説明したバックライトアセンブリをII−II’線に沿って見た断面図である。
【0041】
図4及び図5を参照すると、上面部46の幅方向、即ち、ランプ10の長手方向から観察する場合、第1固定部43及び第2固定部44は、ほぼ’Y’字形状に配置することができる。上面部46の長手方向から観察する場合、第1固定部43及び第2固定部44は、ほぼ’11’字形状に配置することができる。
【0042】
上面部46と側面部48とが接する接地板41の角には複数のガイド開口45を形成することができる。ガイド開口45は、前記角から上面部46の幅方向及び側面部48の高さ方向にそれぞれ所定の深さに形成されることが可能である。ガイド開口45は、ランプ10と電極接地部42との結合の際、ランプ10の端部と接地板41との間の干渉を防止する。他の実施形態で、第1固定部43及び第2固定部44の高さを十分に大きく形成する場合、前記角に形成されたガイド開口45を省略してもよい。
【0043】
電極接地部42の間の上面部46には、第2締結ホール47を形成することができる。第2締結ホール47は、底板32に形成された第1締結ホール34にそれぞれ対応するように整列される。
【0044】
スクリュー49は、それぞれ第1締結ホール34及び第2締結ホール47に結合され、ランプ接地部材40を底板32に固定する。これと異なる実施形態で、上面部46には締結ホールが形成され、底板32には締結ホールが挿入される締結突起を形成することができる。または、底板32に締結ホールが形成され、上面部46には締結突起を形成することができる。
【0045】
バックライトアセンブリ100は、電源供給基板5を更に含むことができる。電源供給基板5は、底板32の背面に配置されてランプ駆動電圧を出力することができる。コネクタ17は、ワイヤーを通じて第2電極部に電気的に接続することができる。ワイヤー引出ホールから引き出されたコネクタ17は、電源供給基板5に形成される端子へ電気的に接続される。
【0046】
ランプ駆動電圧が印加されると、第1電極部13と第2電極部との間に電場が形成され、第2電極部からアーク放電が発生する。放電ガスはアーク放電によって紫外線を放出する。紫外線がランプ本体11の内壁に塗布された蛍光体を通過して可視光線に変わる。
【0047】
バックライトアセンブリ100は、第1サイドカバー61、第2サイドカバー65、及び光学シート70を更に含むことができる。
【0048】
第1サイドカバー61は、第1側壁31に沿って配置され、ランプ10の第1電極部13を覆う。第1サイドカバー61は第1ガイド板62及び第1上板64を含むことができる。
【0049】
第1ガイド板62は、第1側壁31と向い合うように配置され、底板32に接触することができる。第1ガイド板62にはランプ10との干渉を防止する干渉防止溝が形成されている。第1上板64は、底板32と向い合うように第1ガイド板62から延長される。第1上板64には後述する光学シート70が配置される段付き部を形成することができる。
【0050】
第2サイドカバー65は、第2側壁33に沿って配置されランプ10の第2電極部を覆う。第2サイドカバー65は、第2ガイド板67及び第2上板69を含むことができる。
【0051】
光学シート70は、ランプ10から出射された光の輝度均一性及び正面輝度のような光学特性を向上させる。光学シート70は、第1サイドカバー61及び第2サイドカバー65に形成された段付き部に積層された拡散板71及び集光シート(73、75)を含むことができる。拡散板71は、ランプ10から出射された光の輝度均一性を向上させ、集光シート(73、75)は、拡散板71から出射された光の正面輝度を向上させる。光学シート70は、拡散板71と集光シート(73、75)の間に介在される拡散シート及び底板32に配置される反射シートを更に含むことができる。
【0052】
図6は、本発明の実施形態によるバックライトアセンブリの分解斜視図である。
【0053】
図7は、図6で説明したランプ接地部材の斜視図である。
【0054】
図6及び図7を参照すると、バックライトアセンブリ200は、複数のランプ210、収納容器230、及びランプ接地部材300を含む。
【0055】
ランプ210は、図1で説明されたランプ10と実質的に同一である。ランプ210は、ランプ本体211、第1電極部213、及び第2電極部215を含む。
【0056】
収納容器230は、図1で説明された収納容器30と実質的に同一であってもよい。収納容器230は、電気導電性と強度の優れた金属材質からなることができる。
【0057】
ランプ210は、底板232に互いに並列に複数個を配置することができる。
【0058】
ランプ接地部材300は、底板232に接地される。ランプ接地部材300は、ランプ210の第1電極部213と電気的に接続される。したがって、ランプ接地部材300は、ランプ210の第1電極部213を収納容器230の底板232に接地させる。
【0059】
ランプ接地部材300は、電気導電性の優秀な金属材質からなることができる。例えば、ランプ接地部材300は、加工性が優秀であり、かつ電気伝導性も優秀な銅合金材質で構成することができる。
【0060】
ランプ接地部材300は、接地板310及び電極接地部320を含む。接地板310は、第1側壁231に沿って長く配置することができる。電極接地部320は、接地板310から突出され、それぞれの第1電極部213に対応する。電極接地部320は、第1電極部213に接触される。電極接地部320は、第1電極213を収納容器230上に固定、及び電気的に接地させることができる。
【0061】
接地板310は、底板232とスクリュー締結されるために、電極接地部320の間に第1締結ホール312を形成することができる。底板232には、第1締結ホール312に対応する第2締結ホール234を形成することができる。第1及び第2締結ホール(312、234)は電極接地部320の間に全て形成することができ、一定個数の電極接地部320の間ごとに形成することができる。
【0062】
第1及び第2締結ホール(312、314)のうち、少なくとも一つの内面はスクリュー締結のためにねじ立て(tapping)加工され、凹凸部を形成することができる。これとは異なり、接地板310と収納容器230は、第1及び第2締結ホール(312、234)を用いてリベット打ち(riveting)されることが可能である。
【0063】
このように、ランプ210は単品のランプ接地部材300を通じて第1電極部213を電気的に接続および固定しかつ収納容器230の底板232に接地されることによって、製造コストを低減することができる。
【0064】
一方、バックライトアセンブリ200は、電源供給基板260及びランプソケット250を更に含むことができる。
【0065】
電源供給基板260は、底板232の背面に配置されてランプ210の第2電極部215にランプ駆動電源を印加する。ランプソケット250は、電源供給基板260及び底板232に形成された結合ホールを貫通するように配置することができる。第2電極部215は、ランプソケット250に別途の加圧装置によって簡単に電気的に接続及び固定されることが可能である。ランプソケット250は、第2電極部215と電源供給基板260を電気的に接続する。
【0066】
バックライトアセンブリ200は、拡散板270、集光シート280、及び反射板240を更に含むことができる。
【0067】
拡散板270及び集光シート280は、ランプ210の上部に順次に積層される。拡散板270は、ランプ210から出射される光の輝度均一性を向上させる。集光シート280は拡散板270から出射される光の正面輝度を向上させる。反射板240は、ランプ210と収納容器230の底板232との間に配置され、ランプ210から出射された光を上部に反射させる。図6に示したこととは異なり、ランプ接地部材300のスクリュー締結のために、反射板240の一側縁部には第1締結溝312に対応する部分を除去して凹凸パターンを形成することができる。
【0068】
図8は、図7で説明したランプ接地部材の一部を拡大した斜視図である。図9は、図7で説明したランプ接地部材を図8と異なる方向から見た斜視図である。図10は、図7で説明したランプ接地部材の側面図である。
【0069】
図8、図9、及び図10を参照すると、電極接地部320は、第1固定部322及び第2固定部324を含むことができる。
【0070】
第1及び第2固定部(322、324)は、接地板310から延長され、接地板310の長手方向に互いに向い合うように配置することができる。第1固定部322及び第2固定部324は、それぞれクランプ(clamp)形状を有することができる。
【0071】
第1固定部322は、接地板310の長手方向に沿った第1電極部213の一側を囲みながら接触する。第2固定部324は、前記一側に対向する第1電極部213の他側を囲みながら接触する。その結果、第1固定部322及び第2固定部324は、第1電極部213を底板232上に固定および電気的に接地させる。
【0072】
第1電極部213が固定された位置から接地板310から遠くなるほど第1及び第2固定部(322、324)間の離隔距離が増加することが可能である。即ち、第1及び第2固定部(322、324)は、第1電極部213の上部で所定の角度に開かれた構造で形成することができる。言い換えれば、第1及び第2固定部(322、324)は、第1電極部213が固定される固定領域より、挿入される挿入領域を更に広く形成することができる。
【0073】
第1電極部213は、第1及び第2固定部(322、324)の挿入領域を容易に通過して第1及び第2固定部(322、324)の固定領域に固定することができる。ここで、第1及び第2固定部(322、324)のうち、第1電極部213の直上部分は、第1電極部213が固定領域から離脱することを防止するために、強く拘束されることが望ましい。
【0074】
一方、第1電極部213が第1及び第2固定部(322、324)に結合される工程は、加圧装置によって自動的に第1及び第2固定部(322、324)を互いに離隔させる方式で行うことができる。これとは違って、前記工程は作業者によって手作業で行うこともできる。
【0075】
第1及び第2固定部(322、324)は、第1電極部213が固定された位置から接地板310に近接するほど、互いに離隔間隔が増加することが可能である。即ち、第1及び第2固定部(322、324)は、第1電極部213の下部で所定の角度に開かれた構造で形成することができる。
【0076】
第1及び第2固定部(322、324)が前述したような形状を有することによって、第1及び第2固定部(322、324)は、その形状を維持しようとする強い弾性を有することができる。第1及び第2固定部(322、324)の間に介在された第1電極部213は、第1及び第2固定部(322、324)が相互に離隔される前の形状を回復しようとする弾性力によって第1及び第2固定部(322、324)の間に堅固に固定される。
【0077】
第1及び第2固定部(322、324)は、接地板310の一部が切開及び上側に曲げて形成することができる。これによって、接地板310には電極接地部320に対応する対向部314を形成することができる。開口部314は、第1電極部213から発生した熱を放出させるに有効に機能することができる。
【0078】
一方、ランプ接地部材300は、離隔防止部330を更に含むことができる。
【0079】
離隔防止部330は、接地板310から延長され、電極接地部320の外側に配置することができる。離隔防止部330は、第1電極部213を第1及び第2固定部(322、324)の間に結合させる前記工程で、第1及び第2固定部(322、324)が互いに過度に離隔することを防止して第1及び第2固定部(322、324)が変形することを防止する。
【0080】
離隔防止部330は、第1防止部336及び第2防止部338を含むことができる。第1防止部336は、接地板310から延長され、接地板310の長手方向に第1固定部322の外側面の方向に配置することができる。第2防止部338は、接地板310から延長され、第1固定部322及び第2固定部324を挟んで第1防止部336と向い合うように配置することができる。
【0081】
第1固定部322及び第2固定部324が互いに若干離隔されると、第1固定部322は第1防止部336に、第2固定部324は第2防止部338にそれぞれ接触される。第1防止部336及び第2防止部338は、高い剛性を有し、第1固定部322及び第2固定部324が互いに過度に離隔することを防止する。
【0082】
第1固定部322及び第2固定部324の外側に第1防止部336及び第2防止部338が配置されるように離隔防止部330が有する構造は、多様に変更することができる。
【0083】
例えば、離隔防止部330は、支持部332及び上板部334を更に含むことができる。
【0084】
支持部332は、接地板310の幅方向の縁部領域から延長され第1電極部213と向い合うように配置することができる。支持部332は、第1電極部213から発生した熱をより効果的に放出させるために、中間のうちの一部を開口することができる。
【0085】
上板部334は、支持部332の上側縁部から接地板310と並列に延長することができる。上板部334には、第1固定部332及び第2固定部324を露出させる露出溝335を形成することができる。露出溝335の縁部から前記第1防止部336及び前記第2防止部338がそれぞれ延長され、第1固定部322及び第2固定部324の外側にそれぞれ配置することができる。
【0086】
第1防止部336は、露出溝335の一側縁部から接地板310と垂直する方向に沿って延長され、第1固定部322の外則に配置することができる。第2防止部338は、露出溝335の他側縁部から接地板310と垂直する方向に沿って延長され、第2固定部324の外側に配置することができる。第2防止部338は、電極接地部320を基準に第1防止部336と実質的に対称をなすように配置することができる。
【0087】
第1及び第2防止部(336、338)は、第1及び第2固定部(322、324)の離隔が第1電極部213を固定するのに十分なだけ第1及び第2固定部(322、324)と離隔されて形成される。なお、第1及び第2防止部(336、338)の間の幅は、第1及び第2固定部(322、324)の間の幅より広いか等しいことが望ましい。これによって、第1及び第2防止部(336、338)は、第1及び第2固定部(322、324)が加圧装置よって過度に離隔して損傷が発生することを防止することができる。
【0088】
即ち、第1及び第2防止部(336、338)は、第1及び第2固定部(322、324)が過度に離隔して折れるか、応力によって完璧に元に戻ることができないことによって、第1電極213が完璧に固定されないことを防止することができる。このような損傷は、第1電極部213を自動化工程によって第1及び第2固定部(322、324)に固定する場合、作業効率面から致命的な結果をもたらすおそれがある。一例として、自動化工程の後、別途の検査工程を精密に進行する必要があるので、作業時間が増加するおそれがある。
【0089】
離隔防止部330は、接地板310の形成時、ランプ210の反対側に支持部332、上板部334、第1防止部336、及び第2防止部338に該当する部分を延長した後、これを順次に湾曲して形成することができる。これと異なり、離隔防止部330は別途に製作した後、溶接のような接合方式を用いて接地板310に接合することができる。
【0090】
ランプ接地部材300は、電極ガイド部340を更に含むことができる。
【0091】
電極ガイド部340は、接地板310から突出して第1電極部213を第1固定部322と第2固定部324との間に導くことができる。電極ガイド部340は、支持板342、第1突起部344、及び第2突起部346を含むことができる。
【0092】
支持板342は、接地板310の幅方向の縁部領域から突出して支持部332と向い合うように配置することができる。支持板342は、接地板310の幅方向の縁部のうち、ランプ210に対応する部分が延長し曲げられて形成されることが可能である。支持板342には第1電極部213に対応する位置に第1電極部213を支持するためのガイド溝343を形成することができる。
【0093】
支持板342は、接地板310に形成された開口部314によって接地板310と部分的に連結することができる。
【0094】
加工の便宜及び外部力による変形を防止するために、前記長手方向に沿った支持板342の互いに対向する端部から前記第1突起部344及び第2突起部346を延長することができる。第1突起部344及び第2突起部346は、接地板310と連結することができる。
【0095】
第1突起部344は、支持板342の一側の端部から延長され接地板310の長手方向に沿った第1防止部336の外側に配置することができる。第2突起部346は、支持板342の他側端部から延長されて接地板310の長手方向に沿う第2防止部338の外側に配置することができる。
【0096】
前記加圧装置が第1電極部213を自動的に第1及び第2固定部(322、324)に結合させる工程において、第1及び第2突起部(344、346)は、第1防止部336及び第2防止部338とともに第1及び第2固定部(322、324)が互いに過度に離隔することを防止する。したがって、第1及び第2固定部(322、324)が互いに過度に離隔して損傷することをより確実に防止することができる。
【0097】
図11は、本発明の実施形態によるバックライトアセンブリが含むランプ接地部材の一部の斜視図である。図12は、図11で説明したランプ接地部材の平面図である。
【0098】
図11及び図12を参照すると、本実施形態で、バックライトアセンブリは、ランプ接地部材を除いては、図6、図7、図8、図9、及び図10で説明したバックライトアセンブリと実質的に同一である。
【0099】
ランプ接地部材550は、離隔防止部570を除いては、図6、図7、図8、図9、及び図10で説明したランプ接地部材300と実質的に同一であってもよい。
【0100】
離隔防止部570は、支持部572、第1防止部574、及び第2防止部576を含むことができる。
【0101】
支持部572は、接地板555の幅方向の縁部領域から延長され、第1電極部213と向い合うように配置することができる。
【0102】
第1防止部574は、接地板555の長手方向に沿う支持部572の一側端部から延長され、電極接地部560のうち、第1固定部562の外側に配置することができる。第2防止部576は、接地板555の長手方向に沿った支持部572の他側の端部から延長されて電極接地部560のうち、第2固定部564の外側に配置することができる。
【0103】
例えば、接地板555と並列に延長された接地板555の一部が曲げられて接地板555とほぼ垂直な方向に支持部572を形成することができる。支持部572の一部が更に曲げられて第1及び第2防止部(574、576)を形成することができる。
【0104】
第1及び第2防止部(574、576)は、第1固定部562及び第2固定部564の変形をより強く防止するために接地板555に溶接して連結することができる。第1及び第2防止部(574、576)は、第1及び第2固定部(562、564)を幅方向に含みうる幅に延長することができる。
【0105】
第1及び第2防止部(574、576)を支持部572から直接的に延長して形成することで、離隔防止部570を形成するための工程を単純化することができる。
【0106】
一方、支持部572は、第1電極部213から発生した熱を放出するために中間の一部を開口することができる。また、第1及び第2防止部(574、576)は、それぞれの中間の一部が支持部572と同様の理由から開口することができる。
【0107】
接地板555の長手方向に沿った第1及び第2防止部(574、576)の外側には、電極ガイド部540から延長された第1及び第2突起部(544、546)を配置することができる。
【0108】
図13は、本発明の実施形態によるバックライトアセンブリが含むランプ接地部材の一部の斜視図である。
【0109】
図13を参照すると、本実施形態で、離隔防止部690が電極ガイド部の機能を含む形状を有することを除いては、図8、図9、及び図10で説明した構造と実質的に同一である。
【0110】
ランプ接地部材680は、電極接地部686を囲むように接地板685から突出した離隔防止部690を含む。
【0111】
離隔防止部690は、ランプ210側に形成された第1防止面692、第1防止面692に対向しかつランプ210の反対側に形成された第2防止面694、第1及び第2防止面(692、694)0の間で電極接地部686の第1及び第2固定部(687、688)の外郭をガイドする第3及び第4防止面(696、698)を含む。
【0112】
第1防止面692には、ランプ210の第1電極部213を支持する電極支持溝693が形成される。第3及び第4防止面(696、698)は、第1及び第2固定部(687、688)の過度な離隔を効果的に防止するために第1及び第2固定部(687、688)の高さと同一であるか、所定差分更に高く形成することが望ましい。このような離隔防止部690は、別途に製作して溶接のような接合方式によって接地板685に接合することができる。
【0113】
これによって、離隔防止部690は、第3及び第4防止面(696、698)が第1及び第2防止面(692、694)によって支持されることによって、その固定力が向上することで、第1及び第2固定部(687、688)をより安定的に、ガイドすることができる。
【0114】
ここで、離隔防止部690は、第3及び第4防止面(696、698)が第1及び第2固定部(687、688)の過度な離隔を防止する役割を果たすので、実質的に第1及び第2防止面(692、694)は形成しなくてもよい。
【0115】
一方、第2防止面694は、第1電極部213から発生した熱を効率的に放出させるために、中間のうち、一部を開口することができる。また、第3及び第4防止面(696、698)は、第2防止面694と同様な理由により、中間のうち一部を開口することができる。
【0116】
図14は、本発明の実施形態によるバックライトアセンブリの分解斜視図である。
【0117】
図15は、図14で説明されたランプ接地部材の斜視図である。図14を参照すると、バックライトアセンブリ800は、複数のランプ810、収納容器830、ランプ接地部材840、ランプホルダー815、コネクタ817、電源供給基板805、第1サイドカバー861、第2サイドカバー865、及び光学シート870を含む。バックライトアセンブリ800は、ランプ接地部材840及び第1サイドカバー861を除いては図1、図2、図3、図4、及び図5で説明したバックライトアセンブリ100と実質的に同一である。
【0118】
図15を参照すると、ランプ接地部材840は、接地板841及び複数の電極接地部843を含む。接地板841は、ランプ810との干渉を防止するガイド開口が省略された点、及び電極接地部843の形状を除いては、図2で説明した接地板41と実質的に同一である。
【0119】
したがって、接地板841は、上面部846及び側面部848を含む。上面部846には電極接地部843が一定の間隔に形成されている。電極接地部843の間にはそれぞれ第2締結溝847が形成されている。
【0120】
上面部846の一部が上面部846の幅方向に所定長さに切開された後、上側に曲げられて電極接地部843が形成される。電極接地部843は、上面部846とほぼ垂直をなす。上面部846は、プレートの形状を有し、前記幅方向に配置された側面部848と並列に形成される。
【0121】
電極接地部843の上側の縁部には湾曲した支持溝844が形成されている。支持溝844には、ランプ810の第1電極部813が配置される。ランプ810及び第1電極部813の損傷を防止するために、第1電極部813と電極接地部843との結合の際に、挿入力が不要であることが望ましい。したがって、支持溝844は、第1電極部813の直径または厚さより大きい幅で形成することが望ましい。
【0122】
図16は、図14で説明したサイドカバーの背面を示した斜視図である。図17は、図14で説明したバックライトアセンブリをIII−III’線に沿って見た断面図である。図18は、図14で説明したバックライトアセンブリをIV−IV’線に沿って見た断面図である。
【0123】
図16、図17、及び図18を参照すると、第1サイドカバー861は、支持板862及び上板864を含む。第1サイドカバー861は、上板の背面に突出部866が形成された点を除いては図1、図3、図4、及び図5で説明した第1サイドカバー61と実質的に同一である。
【0124】
上板864の背面には、前述したように、ランプ810の各第1電極部813に対応して複数の突出部866が形成されている。各突出部866は、図17及び図18に示すように、電極接地部843の支持溝844に一部挿入され第1電極部813に接触することができる。したがって、第1電極部813は、上下方向に拘束され、第1電極部813とランプ接地部材840との電気的接続の信頼性がより向上する。
【0125】
第2サイドカバー865は、第2側壁833に沿って配置されてランプ810の第2電極部を覆う。第2サイドカバー865は支持板867及び上板869を含む。
【0126】
本実施形態で、第1電極部813が形成されたランプ810の端部は、第2電極が形成されたランプ810の端部とは異なり、ランプホルダー815によって固定されない。電極接地部843の突出部が第1電極部813を固定させる固定力は、ランプホルダー815による固定力よりは小さくてもよい。したがって、外部の衝撃によって第1電極部813がランプ接地部材840から離隔する可能性を減少させるために、ランプサポータ820を第1電極部813に近接するように配置することが望ましい。
【0127】
バックライトアセンブリ
図19は、本発明の実施形態によるバックライトアセンブリの組立方法を説明する側面図である。図20は、加圧装置がランプの電極部を加圧してランプ接地部材に結合させることを説明する側面図である。
【0128】
図19及び図20を参照すると、バックライトアセンブリの組立はまず、収納容器230の底板232のうち、第1側にはランプ接地部材300を配置させ、第1側に対向する第2側にはランプソケット250を配置させる。ここで、第1側は収納容器230のうち、第1側壁231に対応し、第2側は収納容器230のうち、第2側壁233に対応する。
【0129】
ランプ接地部材300は一つの単品で構成され、接地板310、接地板310から突出して電極接地部320及び電極接地部320のそれぞれの過度な離隔を防止する離隔防止部330を含む。また、ランプソケット250は、光を発生する複数のランプ210にランプ駆動電源を印加する電源供給基板260に電気的に接続される。
【0130】
その後、ランプ210のうち、ランプ本体211の両端部に形成された第1及び第2電極部(213、215)を電極接地部320及びランプソケット250に配置する。ここで、ランプソケット250には電極接地部320のように第2電極部215を固定しうる電源印加部255が形成される。即ち、第2電極部215は、電源印加部255に配置される。
【0131】
最後に、加圧装置201を通じて第1及び第2電極部(213、215)を同時に加圧してそれぞれ電極接地部320及び電源印加部255に電気的に接続及び固定させる。ここで、電極接地部320と電源印加部255は、加圧装置201によって第1及び第2電極部(213、215)を自動的に固定させうる構造で形成される。
【0132】
ここで、加圧装置201は、支持台203及び、支持台203に結合される電極加圧部205を有している。電極加圧部205は、支持台203の第1電極部213と接する位置に、接地部320のうちの第1及び第2固定部(322、324)と逆の形状を有する。
【0133】
ここで、加圧装置201は、第1及び第2電極部(213、215)を同時に固定させるために、第1及び第2電極部(213、215)の数だけ電極加圧部205を含む必要がある。また、第1及び第2電極部(213、215)がランプ210の両端に形成されるので、支持台203はランプ210の面積に対応して形成される必要がある。
【0134】
電極加圧部205は、実質的に、第1電極部213と接触する部分であるので、電気的な不良を排除するために絶縁物質からなることが望ましい。一方、加圧装置201は、制御のための制御装置(図示せず)が基本的に含まれている。
【0135】
このように、バックライトアセンブリは、ランプ210を第1及び第2電極部(213、215)に結合する組立工程を自動化して、作業時間の短縮及び人件費の節減による製造コストの低減などの効果を得ることができる。
【0136】
図21及び図22は、本発明の実施形態によるバックライトアセンブリの組立方法を説明する側面図である。
【0137】
本実施形態で、バックライトアセンブリの組立方法は、ランプ210の第1及び第2電極部(213、215)が電極接地部320及び電源印加部255に接続される順序を除いては、図19及び図20で説明した組立方法と実質的に同一の段階を含む。
【0138】
図21及び図22を参照すると、まず、ランプ210の第1電極部213を、加圧装置202によってランプ接地部材300の電極接地部320に電気的に接続および固定させる。
【0139】
次に、ランプ210の第2電極部215を、加圧装置202によってランプソケット250の電源印加部255に電気的に接続および固定させる。これによって、加圧装置202は、第1及び第2電極部(213、215)のうち、いずれか一つに対応する個数の電極加圧部206を含んでもよい。また、加圧装置202は、ランプ210の一端側でのみ対応する支持台204を含んでもよい。
【0140】
このように、ランプ210の第1及び第2電極部(213、215)の固定を、所定の時間差をおいて分けて進行することで、加圧装置202の大きさ及び構成を単純化することができる。これによって、バックライトアセンブリのランプ210を組み立てるための装置の設置面積を減少させることができる。
【0141】
これとは異なり、ランプ210の第2電極部215をまず、電源印加部255に電気的に接続および固定させた後、所定の時間差をおいてランプ210の第1電極部213を電極接地部320に電気的に接続および固定させることができる。
【0142】
以上で詳細に説明したような本発明によると、ランプ接地部材によってランプの電極部は収納容器に接地される。したがって、ランプの電極部を接地するためのランプホルダーまたはランプソケット、印刷回路基板(インバータスレーブ)、電極部と印刷回路基板とを連結するコネクタなどの単品が省略される。これによって、バックライトアセンブリの構成単品の個数が減少する。
【0143】
また、ランプ接地部材の電極接地部は’Y’字形状を有するか、挿入力が不要であるように電極部が配置される固定溝を有する。したがって、ランプを収納容器上により効率的に自動で組み立てることができる。
【0144】
なお、電極接地部が加圧装置から離隔した後、弾性量によって元の状態に復帰する構造を有することによって、ランプの第1電極部を接地させる工程を自動化することができる。
【0145】
以上、本発明の実施形態によって詳細に説明したが、本発明はこれに限定されず、本発明が属する技術分野において通常の知識を有するものであれば、本発明の思想と精神を離脱することなく、本発明を修正または変更できる。
【図面の簡単な説明】
【0146】
【図1】本発明の実施形態にバックライトアセンブリの分解斜視図である。
【図2】図1で説明したランプ接地部材の斜視図である。
【図3】図1で説明したバックライトアセンブリの平面図である。
【図4】図1で説明されたバックライトアセンブリをI−I’線に沿って見た断面図である。
【図5】図1で説明したバックライトアセンブリをII−II’線に沿って見た断面図である。
【図6】本発明の実施形態によるバックライトアセンブリの分解斜視図である。
【図7】図6で説明したランプ接地部材の斜視図である。
【図8】図7で説明したランプ接地部材の一部を拡大した斜視図である。
【図9】図7で説明したランプ接地部材を図8と異なる方向から見た斜視図である。
【図10】図7で説明したランプ接地部材の側面図である。
【図11】本発明の実施形態によるバックライトアセンブリが含むランプ接地部材の一部の斜視図である。
【図12】図11で説明したランプ接地部材の平面図である。
【図13】本発明の実施形態によるバックライトアセンブリが含むランプ接地部材の一部の斜視図である。
【図14】本発明の実施形態によるバックライトアセンブリの分解斜視図である。
【図15】図14で説明されたランプ接地部材の斜視図である。
【図16】図14で説明したサイドカバーの背面を示した斜視図である。
【図17】図14で説明したバックライトアセンブリをIII−III’線に沿って見た断面図である。
【図18】図14で説明したバックライトアセンブリをIV−IV’線に沿って見た断面図である。
【図19】本発明の実施形態によるバックライトアセンブリの組立方法を説明する側面図である。
【図20】加圧装置がランプの電極部を加圧してランプ接地部材に結合させることを説明する側面図である。
【図21】本発明の実施形態によるバックライトアセンブリの組立方法を説明する側面図である。
【図22】本発明の実施形態によるバックライトアセンブリの組立方法を説明する側面図である。
【符号の説明】
【0147】
5 電源供給基板、
10 ランプ、
11 ランプ本体、
13 第1電極部、
20 ランプサポータ、
30 収納容器、
34 第1締結ホール、
40 ランプ接地部材、
41 上面部、
42 電極接地部、
43 第1固定部、
44 第2固定部、
45 ガイド開口、
47 第2締結ホール、
48 側面部、
61、65 サイドカバー、
66 突出部、
70 光学シート、
100 バックライトアセンブリ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ランプ本体、前記ランプ本体の端部にそれぞれ形成された第1電極部及び第2電極部を含む複数のランプと、
前記ランプが配置される底板及び前記底板から延長されて収納空間を形成する側壁を含む収納容器と、
前記底板に接地された接地板及び前記接地板から突出して前記第1電極部に接触される複数の電極接地部を含むランプ接地部材と、を含むことを特徴とするバックライトアセンブリ。
【請求項2】
前記各電極接地部は、
前記接地板から延長され、前記第1電極部の一側に接触される第1固定部と、
前記接地板から延長され、前記一側に対向する前記第1電極部の他側に接触される第2固定部と、を含むことを特徴とする請求項1に記載のバックライトアセンブリ。
【請求項3】
前記第1固定部は、前記第2固定部に対して前記接地板の長手方向及び幅方向にそれぞれ離隔されたことを特徴とする請求項2に記載のバックライトアセンブリ。
【請求項4】
前記第1固定部及び第2固定部は、それぞれ前記接地板の一部が切開、及び上側に曲げられて形成されたことを特徴とする請求項3に記載のバックライトアセンブリ。
【請求項5】
前記幅方向から観察する場合、前記第1固定部及び第2固定部は’Y’字形状に配置され、前記長手方向から観察する場合、前記第1固定部及び第2固定部は’11’字形状に配置されたことを特徴とする請求項3または4に記載のバックライトアセンブリ。
【請求項6】
前記第1電極部から前記接地板に近接または離れるほど、前記第1固定部と第2固定部との離隔間隔が増加することを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載のバックライトアセンブリ。
【請求項7】
前記接地板は、
前記底板と対向し複数の前記電極の接地部が形成された上面部と、
前記上面部の縁部から延長されて前記底板に接触される側面部と、を含むことを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載のバックライトアセンブリ。
【請求項8】
前記上面部と側面部とが接する角には、前記電極接地部にそれぞれ対応して前記ランプの端部が配置されるガイド開口が形成されたことを特徴とする請求項7に記載のバックライトアセンブリ。
【請求項9】
前記ランプ接地部材は、前記接地板から第1固定部及び第2固定部の外側に延長されて前記第1固定部及び第2固定部が過度に離れることを防止する離隔防止部を更に含むことを特徴とする請求項2〜8のいずれか1項に記載のバックライトアセンブリ。
【請求項10】
前記離隔防止部は、
前記接地板から延長して前記第1固定部の外側面の方向に配置された第1防止部と、
前記接地板から延長して前記第1固定部及び第2固定部を挟んで前記第1防止部と向い合うように配置された第2防止部と、を含むことを特徴とする請求項9に記載のバックライトアセンブリ。
【請求項11】
前記離隔防止部は、前記接地板の幅方向の縁部領域から延長して前記ランプの第1電極部と対向し、互いに対向する両側端部から前記第1防止部及び前記第2防止部がそれぞれ延長された支持部を更に含むことを特徴とする請求項10に記載のバックライトアセンブリ。
【請求項12】
前記離隔防止部は、
前記接地板の幅方向の縁部領域から延長され、前記ランプの第1電極部と対向する支持部と、
前記支持部の上側縁部から前記接地板と並列に延長され、前記電極接地部を露出させる露出溝が形成され、前記露出溝の縁部から前記第1防止部及び前記第2防止部がそれぞれ延長された上板部と、を更に含むことを特徴とする請求項10に記載のバックライトアセンブリ。
【請求項13】
前記離隔防止部は、前記電極接地部の周りを囲むように前記接地板から突出したことを特徴とする請求項9に記載のバックライトアセンブリ。
【請求項14】
前記ランプ接地部材は、
前記接地板から突出し、前記第1電極部を前記第1固定部と第2固定部との間に導く電極ガイド部を更に含むことを特徴とする請求項9に記載のバックライトアセンブリ。
【請求項15】
前記電極ガイド部は、
前記支持板の縁部領域から突出し、前記第1電極部をガイドするガイド溝が形成された支持板と、
前記支持板から前記第1防止部の外側に延長された第1突起部と、
前記支持板から前記第2防止部の外側に延長された第2突起部と、を含むことを特徴とする請求項14に記載のバックライトアセンブリ。
【請求項16】
前記各電極接地部は、前記接地板の一部が切開、及び上側に曲げられて形成され、
前記電極接地部の上側縁部には前記第1電極部が配置される支持溝が形成されたことを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載のバックライトアセンブリ。
【請求項17】
前記ランプ接地部材を覆い、前記支持溝に結合して前記第1電極部を拘束する突出部が形成されたサイドカバーを更に含むことを特徴とする請求項16に記載のバックライトアセンブリ。
【請求項18】
前記サイドカバーは、
前記ランプとの干渉を防止する干渉防止溝が形成されたガイド板と、
前記底板を向い合うように前記ガイド板から延長され、背面に前記突出部が形成された上板と、を含むことを特徴とする請求項17に記載のバックライトアセンブリ。
【請求項19】
前記第2電極部にランプ駆動電源を印加する電源供給基板と、
前記第2電極部と結合して前記第2電極部と電源供給基板を電気的に接続させるランプホルダーと、を更に含むことを特徴とする請求項1〜18のいずれか1項に記載のバックライトアセンブリ。
【請求項20】
接地板、前記接地板から突出した電極接地部及び前記電極接地部それぞれの過度な離隔を防止する離隔防止部を有するランプ接地部材をボトムシャーシのうち、底板の第1側に接地させる段階と、
前記第1側に対向する第2側にはランプホルダーを配置させる段階と、
ランプ本体の両端部に形成された第1及び第2電極部をそれぞれ前記電極接地部及び前記ランプホルダーに配置させる段階と、
加圧装置を通じて前記第1及び第2電極部を加圧してそれぞれ前記電極接地部及び前記ランプホルダーに電気的に接続及び固定させる段階と、を含むことを特徴とするバックライトアセンブリの組立て方法。
【請求項21】
前記第1及び第2電極部をそれぞれ前記電極接地部及び前記ランプホルダーに連結し固定させる段階において、前記第1及び第2電極部は同時に加圧されることを特徴とする請求項20に記載のバックライトアセンブリの組立方法。
【請求項22】
前記第1及び第2電極部をそれぞれ前記電極接地部及び前記ランプホルダーに連結し固定させる段階において、前記第1及び第2電極部は時間差をおいて加圧されることを特徴とする請求項20に記載のバックライトアセンブリの組立方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【公開番号】特開2008−98168(P2008−98168A)
【公開日】平成20年4月24日(2008.4.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−263603(P2007−263603)
【出願日】平成19年10月9日(2007.10.9)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】SAMSUNG ELECTRONICS CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】416,Maetan−dong,Yeongtong−gu,Suwon−si,Gyeonggi−do 442−742(KR)
【Fターム(参考)】