説明

バックライト装置及び液晶表示装置

【課題】効果的に光源基板に実装された発光素子で発熱された熱を放熱する。
【解決手段】透過型の液晶パネル4と、透過型の液晶パネル4を背面側から照明するバックライト装置3を備え、バックライト装置3は、照明光を照射する複数の発光素子11が実装される複数の光源基板10と、発光素子11の駆動回路が設けられた駆動基板20と、複数の光源基板10が一方の面側に取り付けられるボトムシャーシ6と、ボトムシャーシ6の一方の面側にボトムシャーシ6と対向間隔を介して取り付けられ、光源基板10から照射された照明光に光学処理を施す光学シートブロック30とを有し、駆動基板20が、光学シートブロック30を構成する反射板31の他方の面側で、ボトムシャーシ6の一方の面に取り付けられているので、全体の更なる薄型化を図ることができると共に、部品点数を減らすことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、透過型の液晶パネルを照明するバックライト装置と、このバックライト装置を備える液晶表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
液晶表示装置は、2枚の透明基板の間に液晶が封入され、電圧が印加されることにより液晶分子の向きが変えられ光透過率を変化させることで所定の映像等が光学的に表示される。この液晶表示装置には、液晶自体が発光体ではないため、例えば液晶パネルの背面側に、発光ダイオード(以下、LED(Light Emitting Diode)という。)を光源として照明光を照射するバックライト装置を備えるものがある(特許文献1参照。)。このようなバックライト装置には、ボトムシャーシの一方の面側、すなわちボトムシャーシの内側に、LEDが実装された光源基板が取り付けられ、ボトムシャーシの他方の面側、すなわちボトムシャーシの外側に、LEDを駆動制御する駆動回路が設けられた駆動基板やチューナや駆動基板を保護する保護部材や駆動基板を放熱する放熱フィンやヒートシンク等の放熱部材が取り付けられている。
【0003】
このようなバックライト装置では、ボトムシャーシ6を挟んで、ボトムシャーシの内側にLEDが実装された光源基板が取り付けられ、外側に駆動基板やチューナや保護部材や放熱部材等が取り付けられているので、更なる薄型化を図ることは困難となる。
【0004】
また、このようなバックライト装置は、ボトムシャーシの外側に取り付けられた駆動基板に、LEDを駆動するパワーデバイス、例えば電界効果トランジスタ(以下、FET(Field Effect Transistor)という。)が実装されているものがある。このようなFETが実装されているバックライト装置は、FETに、LEDを駆動する駆動電流が流れるためFETの発熱量が大きくなるため、この発熱された熱を放熱するため十分な空間部が必要である。このため、バックライト装置は、駆動基板がボトムシャーシの外側に配設されるために、上述のように更なる薄型化を図ることは困難となる。
【0005】
更に、ボトムシャーシの内側に光源基板が取り付けられ、外側に駆動基板が取り付けられた場合には、光源基板と駆動基板とを電気的に接続させるために、ハーネス等の配線部材をボトムシャーシに形成された開口部やコネクタを介してボトムシャーシの外側に引き出す必要がある。
【0006】
このため、バックライト装置は、配線部材の配線距離が長くなってしまい、制御信号にノイズがのってしまう虞があり、更に、ハーネスやコネクタ等の配線部材の部品点数が増えてしまう。
【0007】
【特許文献1】特開2006−058486号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、部品点数を減らすことができ、更なる薄型化を図ることができるバックライト装置及びこのバックライト装置を備える液晶表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した目的を達成するために本発明に係るバックライト装置は、透過型の液晶パネルを背面側から照明し、照明光を照射する複数の発光素子が実装される複数の光源基板と、上記発光素子の駆動回路が設けられ、上記光源基板と電気的に接続される駆動基板と、上記複数の光源基板が一方の面に取り付けられるボトムシャーシと、上記ボトムシャーシに取り付けられた光源基板に実装された上記発光素子と対応させて形成された開口部から上記発光素子を一方の面側に露出させると共に、上記発光素子から照射された照明光を反射する反射板と、上記反射板の一方の面側に上記反射板と所定の対向間隔を介して対向され、上記反射板から入射された上記照明光を層内において拡散する拡散板と、上記拡散板の一方の面側に組み合わされ、複数の光学機能シートを積層してなり、上記透過型の液晶パネルに上記照明光を導光する光学機能シート積層体とを備え、上記駆動基板は、上記反射板の他方の面側で、上記ボトムシャーシの一方の面側に取り付けられている。
【0010】
また、上述した目的を達成するために本発明に係る液晶表示装置は、透過型の液晶パネルと、上記透過型の液晶パネルを背面側から照明するバックライト装置とを備えるものである。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、駆動基板を、反射板の他方の面側でありボトムシャーシの一方の面側、すなわちボトムシャーシの内側で光源基板の周囲に取り付けることで、光源基板と駆動基板とを電気的に接続する配線部品や駆動基板を保護する保護部材や駆動基板を放熱する放熱部品等の部品点数を減らすことができ、更なる薄型化を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明を適用したバックライト装置及び液晶表示装置について、図面を参照して説明する。
【0013】
本発明が適用された液晶表示装置1は、例えば大型表示画面を有するテレビジョン受像機の表示パネルに用いられる。この液晶表示装置1は、図1及び図2に示すように、透過型の液晶パネル4を有する液晶パネルユニット2と、この液晶パネルユニット2の背面側に組み合わされ液晶パネルユニット2に対して照明光を照明する本発明が適用されたバックライトユニット3とを備える。
【0014】
バックライトユニット3により背面側から照明光が照明される液晶パネルユニット2は、略矩形状の液晶パネル4と、この液晶パネル4を保持する前面フレーム部材5a及び背面フレーム部材5bとを有する。
【0015】
前面フレーム部材5a及び背面フレーム部材5bに保持される液晶パネル4は、図2に示すように、スペーサビーズ等によって対向間隔が保持された第1のガラス基板4aと第2のガラス基板4bとの間に図示しない液晶が封入されてなる。第1のガラス基板4aの内面には、例えば、ストライプ状の透明電極と、絶縁膜と、液晶分子を一定方向に配列させる配向膜とが設けられる。また、第2のガラス基板4bの内面には、例えば、光の三原色のカラーフィルタと、このカラーフィルタを保護するオーバコート層と、ストライプ状の透明電極と、液晶分子を一定方向に配列させる配向膜とが設けられる。更に、第1のガラス基板4aと第2のガラス基板4bとの表面には、それぞれ偏向フィルムと位相差フィルム等からなる光学フィルム層4cが設けられている。
【0016】
以上のような構成を有する液晶パネル4は、スペーサビーズ等によって対向間隔が保持された第1のガラス基板4aと第2のガラス基板4bとの間に液晶が封入され、透明電極に電圧が印加されると、ポリイミドからなる配向膜によって液晶分子が界面に対して水平方向に配列されて液晶分子の向きを変えることで光透過率を変化させる。そして、液晶パネル4は、光学フィルム層4cによってバックライトユニット3から照明された照明光の波長特性が無彩色化又は白色化され、カラーフィルタによってフルカラー化を図り、所定の映像等がカラー表示される。なお、液晶パネル4は、上述した構成に限定されるものではない。
【0017】
液晶パネル4を保持する前面フレーム部材5a及びと背面フレーム部材5bは、枠状に形成され、図2に示すように、スペーサ2a,2b及びガイド部材2cを介して液晶パネル4の外周縁部を挟み込み、液晶パネル4を保持する。
【0018】
以上のような構成を有する液晶パネルユニット2は、背面側にバックライトユニット3が組み合わされ、液晶パネルユニット2に対して照明光が照明されることで所定の映像等がカラー表示される。また、本発明が適用された液晶表示装置1は、次に説明する本発明が適用されたバックライトユニット3が背面側に備えられることで、バックライトユニット3が液晶パネルユニット2に対して照明光を全面に亘って均一かつ安定な状態で照明され、輝度むらや色むら等が少なくなり画質等の向上が図られる。
【0019】
液晶パネルユニット2の背面側に組み合わされ照明光を照明するバックライトユニット3は、図2に示すように、液晶パネルユニット2の背面と略同じ大きさの外形寸法を有しており、背面フレーム部材5b等に組み合わされるボトムシャーシ6と、ボトムシャーシ6の一方の面に直接取り付けられ、実装された複数の発光ダイオード(以下、LEDという。)11を光源として照明光を照射する複数の光源基板10と、LED11を駆動制御する駆動回路が設けられ、光源基板10と電気的に接続される駆動基板20と、ボトムシャーシ6の一方の面側にボトムシャーシ6と所定の対向間隔を介して取り付けられ、光源基板10から照射された照明光に光学処理を施す光学シートブロック30とを有する。
【0020】
光源基板10が取り付けられるボトムシャーシ6は、機械的剛性を有する金属材に亜鉛メッキ等が施されて熱伝導性に優れたものとなっており、図2に示すように、液晶パネル4の外形よりもやや大型の略矩形薄板状の主面部6aと、この主面部6aの周囲に背面フレーム部材5bと外周部で組み合わされる外周壁部6bとで構成されている。
【0021】
主面部6aの一方の面には、図3に示すように、複数のLED11が実装された光源基板10が複数直接取り付けられている。具体的に、主面部6aの一方の面には、縦方向、すなわち図3中の矢印Y方向に所定の間隔を介して2個、横方向、すなわち図3中の矢印X方向に所定の間隔を介して3個、合計6個、光源基板10が直接取り付けられている。
【0022】
また、主面部6aの一方の面には、図4に示すように、光源基板10を取り付ける際に、各光源基板10を所定の位置に位置決めする位置決め突起部6cと、位置決め突起部6cによって位置決めされた各光源基板10を図示しないネジ等の結合部材で取り付ける結合孔6dとがそれぞれ複数形成されている。具体的に、位置決め突起部6cは、一の光源基板10に対して、縦方向、すなわち図4中の矢印Y方向に所定の間隔を介して3個、横方向、すなわち図4中の矢印X方向に所定の間隔を介して4個、合計12個形成され、主面部6a全体で72個形成されている。結合孔6dは、一の光源基板10に対して、縦方向、すなわち図4中の矢印Y方向に所定の間隔を介して4個、横方向、すなわち図4中の矢印X方向に所定の間隔を介して5個、合計20個形成され、主面部6a全体で120個形成されている。
【0023】
更に、主面部6aの一方の面には、光源基板10が配置されない領域(以下、この領域を配置部6eという。)に、後述する光学スタッド部材34が挿入されて立設される挿入孔6fが複数形成されている。具体的に、挿入孔6fは、光学スタッド部材34がボトムシャーシ6の配置部6eに、縦方向、すなわち図3中の矢印Y方向に所定の間隔を介して3個、横方向、すなわち図3中の矢印X方向に所定の間隔を介して4個、合計12個、形成されている。
【0024】
また、配置部6eには、図4に示すように、後述する反射板31をボトムシャーシ6に接着させる両面粘着テープ12が設けられている。両面粘着テープ12は、例えば熱伝導性に優れた熱伝導性粘着テープであり、例えば配置部6eの各光源基板10の周囲全周に亘って設けられている。
【0025】
なお、位置決め突起部6c、結合孔6d及び挿入孔6fの数及び配置位置は、例えば液晶パネル4の大きさによって異なり、適宜変更可能である。
【0026】
主面部6aの他方の面には、図5に示すように、例えば、LED11に駆動電流を供給する電源部13と、液晶パネル4に表示する所定の映像等の表示データを生成するチューナ14と、チューナ14によって生成された表示データに基づいて制御信号を供給し、全体を制御する制御基板15と、制御基板15から供給された制御信号に基づいて液晶パネル4を制御する液晶パネル制御基板16とが取り付けられている。
【0027】
電源部13は、例えばスイッチングレギュレータを有し、商用電源等の外部電源コンセント等の電源供給端子を介して供給される交流電流を各回路に供給する。
【0028】
チューナ14は、例えば、図示しない受信アンテナ等によって受信された表示信号からユーザ等によって選局された所定の映像等の表示データを生成する。そして、チューナ14は、生成した所定の表示データを制御基板15に供給する。
【0029】
制御基板15には、一又は複数の集積回路チップ等の電子部品が実装された制御回路が設けられている。この制御回路は、チューナ14から供給された表示データに基づいて、LED11を駆動制御する制御信号を駆動基板20に供給すると共に、液晶パネル4を駆動制御する制御信号を液晶パネル制御基板16に供給する。
【0030】
制御基板15から制御信号が供給される液晶パネル制御基板16には、一又は複数の集積回路チップ等の電子部品が実装された制御回路が設けられている。この制御回路は、制御基板15から供給された制御信号に基づいて、例えば、第1及び第2のガラス基板4a,4bの内面に設けられたストライプ状の透明電極に電圧を印加させて、第1のガラス基板4aと第2のガラス基板,4bとの間に封入された液晶分子の向きを変えて、液晶パネル4の透過率を変化させて、所定の映像等を液晶パネル4に表示させる。
【0031】
また、上述したような主面部6aの周囲に形成されたボトムシャーシ6の外周壁部6bには、図2に示すように、両面粘着テープ12によって一方の面に接着される後述する反射板31の取付部31cが取り付けられている。
【0032】
主面部6aの一方の面に複数取り付けられ、照明光を照射する複数のLED11が実装された複数の光源基板10は、図6に示すように、表面に導電層が形成され、アルミニウム材等で形成された熱伝導性に優れたメタルコア基板であり、略矩形薄板状に形成されている。具体的に、光源基板10は、図7に示すように、アルミニウム箔等で0.2mm程度の厚さに形成された基材10aの表面、すなわち一方の面に0.15mm程度の厚さの絶縁層10bが形成され、この絶縁層10bの一方の面に銅箔等で配線用パターンが形成された導電層10cが形成され、この導電層10cの一方の面に配線用パターンを覆い、配線用パターンを保護する半田レジスト層10dが形成され、全体で0.5mm程度の厚さに形成されている。
【0033】
また、光源基板10の一方の面には、図6に示すように、複数のLED11と、光源基板10と駆動基板20とを電気的に接続させるコネクタ17と、LED11を駆動する複数のパワーデバイス、例えば電界効果トランジスタ(以下、FET(Field effect transistor)という。)18とが実装されている。なお、パワーデバイスとしては、FET18に限らす、例えばバイポーラトランジスタ等を用いてもよい。
【0034】
具体的に、LED11は、赤色LEDと青色LEDとを各1個、緑色LEDを2個、合計4個を組み合わせて構成され、一の光源基板10に、縦方向、すなわち図6中の矢印Y方向に所定の間隔を介して6個、横方向、すなわち図6中の矢印X方向に所定の間隔を介して8個、合計48個形成されている。
【0035】
コネクタ17は、ハーネス等の配線部材を用いることなく、光源基板10と駆動基板20とを直接抜差可能に配線する配線部材であり、例えば駆動基板20に実装された配線部材である挿口を有する接続部材21が挿し込まれる受口を有する配線部材である。また、コネクタ17は、光源基板10が主面部6aに取り付けられる際に、駆動基板20が反射板31の他方の面側に配置されるように、光源基板10の一の外周縁部近傍に実装されている。そして、コネクタ17は、駆動基板20の接続部材21が挿し込まれることで、光源基板10と駆動基板20とが電気的に接続され、電源部13から駆動基板20を介してLED11に駆動電流が供給されると共に、制御基板15からLED11を駆動制御する制御信号がFET18に供給される。
【0036】
FET18は、縦方向(Y方向)に2個、横方向(X方向)に2個、合計4個のLED11,11,11,11から構成されるブロックを発光単位として、制御基板15より駆動基板20を介して供給された制御信号に基づいて、このブロック毎にオン又はオフの状態に切り換え、これら4個のLED11,11,11,11に駆動電流を供給して発光量を制御している。
【0037】
なお、光源基板10の厚さは、基材10a及び全体の厚さが薄く形成されることで、可撓性を有していればよく、基材10a、絶縁層10b、導電層10c及び半田レジスト層10dの厚さが上述したものに限定されるものではなく、適宜変更可能である。また、光源基板10は、アルミニウム材で形成されることに限定されるものではなく、他の金属材で形成されるようにしてもよい。更に、光源基板10は、十分な厚さを有して可撓性を用いないようにしてもよい。また、LED11は、赤色LEDと青色LEDと緑色LEDとを各1個、合計3個を組み合わせて構成されるようにしてもよい。更に、光源基板10に実装されるLED11の数及び配置位置は、液晶パネル4の大きさ等によって異なり、適宜変更可能である。
【0038】
また、光源基板10には、図6に示すように、ボトムシャーシ6に取り付けられる際に、位置決めされる位置決め孔10eと貫通孔10fとが形成されている。位置決め孔10eは、ボトムシャーシ6の一方の面に形成された位置決め突起部6cの配置位置に対応して、縦方向、すなわち図6中の矢印Y方向に所定の間隔を介して3個、横方向、すなわち図6中の矢印X方向に所定の間隔を介して4個、合計12個形成されている。貫通孔10fは、ボトムシャーシ6の一方の面に形成された結合孔6dの配置位置に対応して、縦方向、すなわち図6中の矢印Y方向に所定の間隔を介して4個、横方向、すなわち図6中の矢印X方向に所定の間隔を介して5個、合計20個形成されている。なお、位置決め孔10e及び貫通孔10fの数及び配置位置は、光源基板10を、ボトムシャーシ6の一方の面に取り付けることができればよく、適宜変更である。
【0039】
更に、光源基板10は、図3に示すように、縦方向、すなわち図3中の矢印Y方向に所定の間隔を介して2個、横方向、すなわち図3中の矢印X方向に所定の間隔を介して3個、合計6個、主面部6aの一方の面に直接取り付けられている。このとき、各光源基板10は、コネクタ17を外周側に向けて取り付けられている。具体的に、各光源基板10は、略矩形形状の駆動基板20の長手方向を図3中の矢印X方向に向けて取り付けられている。これにより、駆動基板20は、光源基板10の周囲に配置される。
【0040】
なお、ボトムシャーシ6の一方の面に取り付けられる光源基板10の数及び配置位置は、例えば液晶パネル4の大きさ等によって異なり、適宜変更可能である。また、光源基板10は、コネクタ17を外周側に向けて取り付けられていればよく、横方向、すなわち図3中の矢印X方向の両端に取り付けられる光源基板10の駆動基板20の長手方向を、図3中の矢印Y方向に向けて取り付けられるようにしてもよい。更に、光源基板10は、ネジ等の結合部材でボトムシャーシ6の一方の面に取り付けられることに限定されるものではなく、例えば接着剤でボトムシャーシ6の一方の面に接着されるようにしてもよい。
【0041】
このような構成を有する光源基板10は、コネクタ17を介して駆動基板20より供給された制御信号に基づいて、各FET18が複数のLED11から構成されるブロック毎、例えば縦方向(Y方向)に2個、横方向(X方向)に2個、合計4個のLED11,11,11,11から構成されるブロックを発光単位として、このブロック毎にオン又はオフの状態に切り換え、これら4個のLED11,11,11,11に駆動電流を供給して発光量を制御し、光源基板10内でブロック毎に明度の差を設けて照明光を照射することができる。
【0042】
また、光源基板10は、実装されているFET18が、駆動回路の最終段に設けられ、LED11を駆動する駆動電流が供給されるために発熱するが、光源基板10は、アルミニウム材等で形成された熱伝導性に優れたメタルコア基板であると共に、熱伝導性に優れたボトムシャーシ6の直接取り付けられているので、FET18で発生された熱を効果的にボトムシャーシ6に放熱することができる。
【0043】
更に、光源基板10は、アルミニウム材等で形成されたメタルコア基板であると共に、基材10aの厚さが0.2mm程度であり、全体の厚さが0.5mm程度と、薄く形成されているので、可撓性に優れ、ボトムシャーシ6の形状、例えばボトムシャーシ6の一方の面が凹凸等を有する場合であっても、形状に基づいて例えば湾曲させて、密着させることができ、LED11及びFET18から発生された熱を効果的にボトムシャーシ6に放熱することができる。
【0044】
各光源基板10と接続部材21を介して電気的に接続される駆動基板20は、例えば表面に、一又は複数の集積回路チップ等の電子部品が実装され、LED11を駆動制御する駆動回路が設けられているガラスエポキシ基板であり、略矩形薄板状に形成されている。この駆動基板20の他方の面には、図4に示すように、光源基板10の受口を有するコネクタ17に挿し込まれる挿口を有する接続部材21が実装されている。そして、駆動基板20は、接続部材21が光源基板10のコネクタ17に挿し込まれることで、光源基板10の周囲に取り付けられると共に、光源基板10と電気的に接続される。これにより、駆動基板20は、反射板31の他方の面側でありボトムシャーシ6の一方の面側、すなわちボトムシャーシ6の内側に取り付けられる。
【0045】
また、駆動基板20の他方の面には、図2に示すように、機械的剛性と熱伝導性を有する金属材で形成された一又は複数の支持部材22が配設されている。支持部材22は、駆動基板20を支持すると共に、駆動基板20から発生された熱をボトムシャーシ6に伝熱する。
【0046】
更に、駆動基板20は、主面部6aの他方の面に取り付けられた電源部13及び制御基板15と、ボトムシャーシに形成された図示しない開口を挿通されたハーネス等の配線部材によって電気的に接続されている。
【0047】
以上のような構成を有する駆動基板20は、電源部13と電気的に接続されているので電源部13からLED11を駆動する駆動電流が供給され、制御基板15と電気的に接続されているので制御基板15から制御信号が供給され、光源基板10と接続部材21を介して電気的に接続されているので、制御基板15から供給された制御信号に基づいて、接続部材21を介して光源基板10に実装されている各FET18を駆動制御して、複数のLED11から構成されるブロック毎、例えば縦方向(Y方向)に2個、横方向(X方向)に2個、合計4個のLED11,11,11,11から構成されるブロックを発光単位として、このブロック毎にオン又はオフの状態に切り換え、これら4個のLED11,11,11,11に駆動電流を供給して発光量を制御し、光源基板10内でブロック毎に明度の差を設けて照明光を照射させることができる。
【0048】
また、駆動基板20は、反射板31の他方の面側でありボトムシャーシ6の一方の面側、すなわちボトムシャーシ6の内側で光源基板10の周囲に取り付けられているので、バックライトユニット3の更なる薄型化を図ることができると共に、駆動基板20を保護する保護部材や駆動基板20を放熱する放熱部品等の部品点数を減らすことができる。
【0049】
更に、駆動基板20は、反射板31の他方の面側でありボトムシャーシ6の一方の面側、すなわちボトムシャーシ6の内側で光源基板10の周囲に取り付けられ、金属材で形成されたボトムシャーシ6を挟んで、チューナ14がボトムシャーシ6の外側に取り付けられているので、ボトムシャーシ6がシールドとなり、不要輻射電波を放出することを抑制し、更に耐電磁波を強くすることができ、駆動基板20と、チューナ14や更に電源部13、制御基板15又は液晶パネル制御基板16等と相互に干渉しないように防止することができる。
【0050】
更にまた、駆動基板20は、接続部材21を介して光源基板と電気的に接続されているので、光源基板と短い配線部材によって電気的に接続させることができるので、ノイズの低減を図ることができ、更に不要輻射電波を放出することを抑制し、耐電磁波を強くすることができる。
【0051】
なお、駆動基板20は、接続部材21が光源基板10のコネクタ17に挿し込まれることで、光源基板10に取り付けられると共に、光源基板10と電気的に接続されることに限定されるものではなく、主面部6aの一方の面にネジ等の結合部材で直接取り付けられ、光源基板10と、FPC(Flexible Printed wiring Cable)又はFFC(Flexible Flat Cable)等で電気的に接続されるようにしてもよい。
【0052】
光源基板10から照射された照明光に光学処理を施す光学シートブロック30は、図2に示すように、液晶パネル4の背面側に対向して設けられている。また、光学シートブロック30は、一方の面に複数の光源基板10が取り付けられたボトムシャーシ6と一方の面側に所定の対向間隔を介して対向され、LED11から照射された照明光を一方の面側に反射する反射板31と、反射板31の一方の面側に所定の対向間隔を介して対向され、入射された照明光を内部で拡散する拡散板32と、拡散板32の一方の面側に組み合わされ、複数の光学機能シートが積層された光学機能シート積層体33と、ボトムシャーシ6と反射板31との対向間隔と、反射板31と拡散板32との対向間隔とをそれぞれ規定する光学スタッド部材34とを有する。
【0053】
ボトムシャーシ6の一方の面側に所定の対向間隔を介して対向される反射板31は、図2に示すように、高反射率特性及び機械的剛性を有する透明又は乳白色の樹脂材、例えばポリカーボネート樹脂によって、開口側に向かって次第に外側に広がっている略矩形箱側形状に成形され、表面に反射膜を被着して形成されている。具体的に、反射板31は、ボトムシャーシ6の主面部6aと略同等の大きさの平坦な主面部31aと、この主面部31aと連続して主面部31aから開口方向に向かって次第に外側に広がる外周部31bと、この外周部31bの開口側先端部にボトムシャーシ6の外周壁部6bに取り付けられる主面部31aと略平行となるように外側に向かって突出形成された取付部31cとで構成されている。
【0054】
反射板31の主面部31aには、光学スタッド部材34が挿入されるボトムシャーシ6の挿入孔6fの配置位置に対応して、反射板貫通孔31dが形成されている。具体的に、反射板貫通孔31dは、挿入孔6fの配置位置に対応して、縦方向に所定の間隔を有して3個、横方向に所定の間隔を有して4個、合計12個が形成されている。また、反射板31の主面部31aには、ボトムシャーシ6に一方の面に配置された複数の光源基板10に実装されたLED11にそれぞれ対向し、各LED11が露出される開口部31eが形成されている。これにより、反射板31は、開口部31eから露出させた各LED11より照射された照明光を、一方の面側、すなわち拡散板32側に反射させている。
【0055】
また、反射板31は、図2に示すように、ボトムシャーシ6の配置部6eに設けられた両面粘着テープ12によって、ボトムシャーシ6の一方の面に接着されている。このとき、反射板31の外周部31b及び取付部31cの他方の面とボトムシャーシ6の一方の面との間には、空間部35が形成される。接続部材21を介して光源基板10に取り付けられている駆動基板20は、この空間部35内に配置されている。
【0056】
これにより、駆動基板20は、空間部35内、すなわちボトムシャーシ6の内側で光源基板10の周囲に取り付けられているので、バックライトユニット3の更なる薄型化を図ることができると共に、駆動基板20を保護する保護部材や駆動基板20を放熱する放熱部品等の部品点数を減らすことができる。
【0057】
また、駆動基板20は、空間部35内、すなわちボトムシャーシ6の内側で光源基板10の周囲に取り付けられ、金属材で形成されたボトムシャーシ6を挟んで、チューナ14がボトムシャーシ6の外側に取り付けられているので、ボトムシャーシ6がシールドとなり、不要輻射電波を放出することを抑制し、更に耐電磁波を強くすることができ、これらが相互に干渉しないよう防止することができる。
【0058】
更に、駆動基板20は、空間部35内で、接続部材21を介して光源基板10と電気的に接続され、光源基板10と短い配線部材によって電気的に接続させることができるので、ノイズの低減を図ることができ、更に不要輻射電波を放出することを抑制し、更に耐電磁波を強くすることができる。
【0059】
なお、反射板31は、樹脂材等によって形成されることに限定されるものではなく、照明光を反射することができればよく、例えば機械的剛性を有する金属材、例えばアルミニウム材の表面に反射膜を被着させたものであってもよい。
【0060】
反射板31の一方の面側に反射板31と所定の対向間隔を介して対向される拡散板32は、図2に示すように、導光性及び機械的剛性を有する透明又は乳白色の樹脂材、例えば、アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂等によって反射板31と略同形の略矩形薄板状に成形されている。また、拡散板32は、他方の面側から入射された照明光を内部において屈折、反射させて拡散させることで、全面に亘って均一な状態で一方の面に組み合わされた光学機能シート積層体33へ照明光を導光する。更に、拡散板32は、ブラケット部材32aによって外周縁部が保持されてボトムシャーシ6の外周壁部6bに取り付けられている。
【0061】
拡散板32の一方の面に組み合わされる光学機能シート積層体33は、図2に示すように、拡散板32と略同形の略矩形状であり、例えば、光源基板10に実装されたLED11から照射されて液晶パネル4に導光される照明光を直交する偏光成分に分解する機能を有する偏光フィルム、光波の位相差を補償して広角視野角化及び着色防止を図る機能を有する位相差フィルム、照明光を拡散する機能を有する拡散フィルム等からなる光学機能を有する複数の光学機能シートが積層されている。なお、光学機能シート積層体33は、上述した光学機能シートに限定されるものではなく、例えば輝度向上を図る輝度向上フィルム、位相差フィルムやプリズムシートを挟む上下2枚の拡散シート等を用いてもよい。
【0062】
上述した各光学シートの相互の対向間隔を規定する光学スタッド部材34は、図2に示すように、高反射率特性、導光性及び機械的剛性を有する透明又は乳白色の樹脂材、例えばポリカーボネート樹脂によって成形されている。光学スタッド部材34は、先端部が拡散板32の他方の面に突き当てられ拡散板32とボトムシャーシ6との対向間隔を規定する本体部34aと、この本体部34aの基端に連続して形成された取付部34bとを有する。
【0063】
拡散板32とボトムシャーシ6との対向間隔を規定する本体部34aは、本体部34aの先端側が、先端に向かって次第に小径とされる円錐形状に形成されており、この円錐形状の基端に反射板貫通孔31dよりも大径である反射板規定部34cが突出形成されている。この反射板規定部34cは、反射板31の一方の面と当接される。更に、本体部34aは、基端にボトムシャーシ6の挿入孔6fよりも大径であるボトムシャーシ規定部34dが突出形成されている。このボトムシャーシ規定部34dは、ボトムシャーシ6の一方の面と当接される。
【0064】
本体部34aの基端に連続して形成された取付部34bは、ボトムシャーシ6に形成された挿入孔6fに挿入される支軸部34eが本体部34aと一体に形成されている。この支軸部34eには、基端の外周部に、先端が挿入孔6fよりも大径であり先端面が挿入孔6fの他方の面側の周囲に支持される支持体34fが突出形成されている。この支持体34fは、弾性特性を有し、挿入孔6fよりも大径である先端が径方向に押圧されると挿入孔6fよりも一時的に小径となり、ボトムシャーシ6に脱着することができる。
【0065】
ここで、バックライトユニット3の組立方法を説明する。
【0066】
先ず、既に赤色LEDと青色LEDとを各1個、緑色LEDを2個、合計4個を組み合わせて構成されたLED11がマトリックス状に6行×8列、合計48個実装された光源基板10は、位置決め孔10eがボトムシャーシ6の位置決め突起部6cに挿通されてボトムシャーシ6の一方の面に、縦方向、すなわち図3中の矢印Y方向に所定の間隔を介して2個、横方向、すなわち図3中の矢印X方向に所定の間隔を介して3個、合計6個、位置決めされ、ネジ等の図示しない結合部材によって、貫通孔10fを介して結合孔6dにネジ止めされて直接取り付けられる。このとき、各光源基板10は、コネクタ17を外周側に向けて取り付けられる。具体的に、各光源基板10は、略矩形形状の駆動基板20の長手方向を図3中の矢印X方向に向けて取り付けられる。
【0067】
そして、駆動基板20は、他方の面に実装された光源基板10の受口を有するコネクタ17に挿し込まれる挿口を有する接続部材21を、光源基板10のコネクタ17に挿し込むことで、光源基板10の周囲に取り付けられると共に、光源基板10と電気的に接続される。この際、駆動基板20は、他方の面に対して機械的剛性と熱伝導性を有する金属材で形成された支持部材22が配設され、これら支持部材22によってボトムシャーシ6の一方の面に支持されると共に、駆動基板20から発生された熱がボトムシャーシ6に伝導される。そして、駆動基板20は、主面部6aの他方の面に既に取り付けられている制御基板15と、ボトムシャーシに形成された図示しない開口を挿通されたハーネス等の配線部材によって電気的に接続される。そして、ボトムシャーシ6の一方の面に配置された光源基板10が配置されていない領域である配置部6eには、各光源基板10の周囲全周に亘って、反射板31を接着する両面粘着テープ12が設けられる。
【0068】
次に、反射板31は、開口部31eからLED12を露出させると共に、反射板貫通孔31dと挿入孔6fとを対向させて、他方の面を、ボトムシャーシ6の配置部6eに設けられた両面粘着テープ12によって、ボトムシャーシ6の一方の面に接着される。そして、反射板31は、取付部31cを、ボトムシャーシ6の外周壁部6bにネジ等の結合部材や接着材等によって取り付けられる。このとき、反射板31の外周部31b及び取付部31cの他方の面とボトムシャーシ6の一方の面との間には、空間部35が形成される。この空間部35内には、接続部材21を介して光源基板10に取り付けられている駆動基板20が配置される。
【0069】
次に、光学スタッド部材34は、取付部34bをボトムシャーシ6の一方の面側から反射板31の反射板貫通孔31dを介して、挿入孔6f内に押し込まれる。そして、光学スタッド部材34は、取付部34bが挿入孔6f内を通過する際に、支持体34fが挿入孔6fより小径となり、通過後、弾性特性により挿入孔6fより大径に復帰することで、支持体34fの先端面が挿入孔6fの他方の面側の周囲に支持される。このとき、各光学スタッド部材34は、支持体34fの先端面がボトムシャーシ6の挿入孔6fの他方の面側の周囲に支持されると共に、ボトムシャーシ規定部34dがボトムシャーシ6の一方の面と当接されることでボトムシャーシ6に取り付けられる。
【0070】
次に、既に一方の面に光学機能シート積層体33が組み合わされた拡散板32は、他方の面を光学スタッド部材34の先端部に突き当てるように、ブラケット部材32aを用いてボトムシャーシ6の外周壁部6bに取り付けられる。このとき、光学スタッド部材34は、先端部が拡散板32の他方の面に点又は狭い面積で接触され突き当てられると共に、反射板規定部34cが反射板31の一方の面で当接されることで、拡散板32と反射板31及び反射板31とボトムシャーシ6との対向間隔を規定し、これら対向する各光学シートの主面間の平行度を全面に亘って高精度に位置決めする。
【0071】
以上のように構成されたバックライトユニット3は、FET18を熱伝導性に優れた金属材で形成された光源基板10に実装させ、光源基板10が熱伝導性に優れたボトムシャーシ6に直接取り付けられることで、FET18から発生された熱を、光源基板10を介してボトムシャーシ6に放熱することができ、駆動基板20を、反射板31の外周部31b及び取付部31cの他方の面とボトムシャーシ6の一方の面とで形成されるボトムシャーシ6内の空間部35内、すなわちボトムシャーシ6の内側であり光源基板10の周囲に取り付けることができるので、主面部6aの他方の面に、駆動基板20を保護する保護部材や駆動基板20を放熱する放熱部材等を設ける必要がなく、更に、光源基板10と駆動基板20とを短い配線部材によって電気的に接続することができるので、バックライトユニット3全体の更なる薄型化を図ることができると共に、部品点数を減らすことができる。
【0072】
また、バックライトユニット3は、光源基板10と駆動基板20とを短い配線部材によって電気的に接続することができるので、ノイズの低減を図ることができ、更に不要輻射電波を放出することを抑制し、耐電磁波を強くすることができる。
【0073】
更に、バックライトユニット3は、駆動基板20が、反射板31の他方の面側でありボトムシャーシ6の一方の面側である空間部35内、すなわちボトムシャーシ6の内側で光源基板10の周囲に取り付けられ、金属材で形成されたボトムシャーシ6を挟んで、チューナ14がボトムシャーシ6の外側に取り付けられているので、ボトムシャーシ6がシールドとなり、不要輻射電波を放出することを抑制し、耐電磁波を強くすることができ、これらが相互に干渉しないように防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0074】
【図1】本発明が適用された透過型の液晶表示装置の要部分解斜視図である。
【図2】本発明が適用された透過型の液晶表示装置の要部縦断面図である。
【図3】ボトムシャーシの平面図である。
【図4】光源基板が直接取り付けられたボトムシャーシの要部分解斜視図である。
【図5】ボトムシャーシの背面図である。
【図6】駆動基板が取り付けられた光源基板の平面図である。
【図7】光源基板の要部縦断面図である。
【符号の説明】
【0075】
1 液晶表示装置、2 液晶パネルユニット、2a スペーサ、2b スペーサ、2cガイド部材、3 バックライトユニット、4 液晶パネル、4a 第1のガラス基板4b 第2のガラス基板、4c 光学フィルム層、5a 前面フレーム部材、5b 背面フレーム部材、6 ボトムシャーシ、6a 主面部、6b 外周壁部、6c 位置決め突起部、6d 結合孔、6e 配置部、6f 挿入孔、10 光源基板、10a 基材、10b 絶縁層、10c 導電層、10d 半田レジスト層、10e 位置決め孔、10f 貫通孔、11 発光素子(LED)、12 両面粘着テープ、13 電源部、14 チューナ、15 制御基板、16 液晶パネル制御基板、17 コネクタ、18 電界効果トランジスタ(FET)、20 駆動基板、21 接続部材、22 支持部材、30 光学シートブロック、31 反射板、31a 主面部、31b 外周部、31c 取付部、31d 反射板貫通孔、31e 開口部、32 拡散板、32a ブラケット部材、33 光学機能シート積層体、34 光学スタッド部材、34a 本体部、34b 取付部、34c 反射板規定部、34d ボトムシャーシ規定部、34e 支軸部、34f 支持体、35 空間部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
透過型の液晶パネルを背面側から照明するバックライト装置において、
照明光を照射する複数の発光素子が実装される複数の光源基板と、
上記発光素子の駆動回路が設けられ、上記光源基板と電気的に接続される駆動基板と、
上記複数の光源基板が一方の面に取り付けられるボトムシャーシと、
上記ボトムシャーシに取り付けられた光源基板に実装された上記発光素子と対応させて形成された開口部から上記発光素子を一方の面側に露出させると共に、上記発光素子から照射された照明光を反射する反射板と、
上記反射板の一方の面側に上記反射板と所定の対向間隔を介して対向され、上記反射板から入射された上記照明光を層内において拡散する拡散板と、
上記拡散板の一方の面側に組み合わされ、複数の光学機能シートを積層してなり、上記透過型の液晶パネルに上記照明光を導光する光学機能シート積層体とを備え、
上記駆動基板は、上記反射板の他方の面側で、上記ボトムシャーシの一方の面側に取り付けられていることを特徴とするバックライト装置。
【請求項2】
上記光源基板には、パワーデバイスが実装されていることを特徴とする請求項1記載のバックライト装置。
【請求項3】
上記発光素子は、上記駆動基板によって、複数の上記発光素子で構成されるブロック毎に駆動されることを特徴とする請求項2記載のバックライト装置。
【請求項4】
上記ボトムシャーシの他方の面側には、チューナが取り付けられていることを特徴とする請求項1記載のバックライト装置。
【請求項5】
透過型の液晶パネルと、
上記透過型の液晶パネルを背面側から照明するバックライト装置を備え、
上記バックライト装置は、
照明光を照射する複数の発光素子が実装される複数の光源基板と、
上記発光素子の駆動回路が設けられ、上記光源基板と電気的に接続される駆動基板と、
上記複数の光源基板が一方の面に取り付けられるボトムシャーシと、
上記ボトムシャーシに取り付けられた光源基板に実装された上記発光素子と対応させて形成された開口部から上記発光素子を一方の面側に露出させると共に、上記発光素子から照射された照明光を反射する反射板と、
上記反射板の一方の面側に上記反射板と所定の対向間隔を介して対向され、上記反射板から入射された上記照明光を層内において拡散する拡散板と、
上記拡散板の一方の面側に組み合わされ、複数の光学機能シートを積層してなり、上記透過型の液晶パネルに上記照明光を導光する光学機能シート積層体とを備え、
上記駆動基板は、上記反射板の他方の面側で、上記ボトムシャーシの一方の面側に配設されていることを特徴とする液晶表示装置。
【請求項6】
上記光源基板には、パワーデバイスが実装されていることを特徴とする請求項5記載の液晶表示装置。
【請求項7】
上記発光素子は、上記駆動基板によって、複数の上記発光素子で構成されるブロック毎に駆動されることを特徴とする請求項6記載の液晶表示装置。
【請求項8】
上記ボトムシャーシの他方の面側には、チューナが取り付けられていることを特徴とする請求項5記載の液晶表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−129707(P2009−129707A)
【公開日】平成21年6月11日(2009.6.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−303607(P2007−303607)
【出願日】平成19年11月22日(2007.11.22)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】