説明

バンド送り制御装置、バンド送り制御方法、及び、バンド送り制御プログラム

【課題】三次元形状のメディアの表面に印刷バンドごとに画像の印刷を行う場合に、印刷時間を短縮することが可能なバンド送り制御装置を提供する。
【解決手段】本発明の一実施形態に係るバンド送り制御装置30は、三次元形状のメディアを回転させながら当該メディアの表面に印刷バンドごとに画像の印刷を行う三次元プリンタのための印刷バンド間の送り制御を行うバンド送り制御装置であって、現在印刷対象の印刷バンドの印刷終了位置を検出する印刷終了位置検出手段31と、印刷終了位置から360度未満である所定量だけ回転した位置を、次印刷対象の印刷バンドの印刷開始位置として設定する印刷開始位置設定手段32と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、三次元形状のメディアを回転させながら当該メディアの表面に印刷バンドごとに画像の印刷を行う三次元プリンタのための印刷バンド間の送り制御を行うバンド送り制御装置、バンド送り制御方法、及び、バンド送り制御プログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、三次元形状のメディアの表面に画像の印刷を行う三次元プリンタが記載されている。この種の三次元プリンタでは、XYZ直交座標系におけるX軸(B軸)に対してメディアを連続回転させながら、ヘッド幅に対応する印刷バンドごとに順次に印刷を行う。三次元プリンタでは、一つの印刷バンドの印刷が終了するごとに、平面プリンタの紙送りに相当する印刷バンド送りを行う。例えば、三次元プリンタでは、一つの印刷バンドの印刷が終了するごとに、印刷開始位置に戻り、らせん状に1周回転することによって次の印刷バンドの印刷開始位置まで移動する。
【特許文献1】特開2007−8110号広報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、この種の三次元プリンタでは、印刷バンド送りを行うために、メディア及びヘッドを動かすための座標などの印刷データが必要であり、この種の三次元プリンタの印刷制御を行うプリンタ制御装置は、印刷バンド送りの際にも1周分の印刷データを生成し、三次元プリンタへ送信する必要があった。そのために、メディアを1周させる時間に加え、プリンタ制御装置と三次元プリンタとの間のデータ転送時間に起因して、印刷時間を短縮することが困難であった。
【0004】
そこで、本発明は、三次元形状のメディアの表面に印刷バンドごとに画像の印刷を行う場合に、印刷時間を短縮することが可能なバンド送り制御装置、バンド送り制御方法、及び、バンド送り制御プログラムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のバンド送り制御装置は、三次元形状のメディアを回転させながら当該メディアの表面に印刷バンドごとに画像の印刷を行う三次元プリンタのための印刷バンド間の送り制御を行うバンド送り制御装置であって、現在印刷対象の印刷バンドの印刷終了位置を検出する印刷終了位置検出手段と、印刷終了位置から360度未満である所定量だけ回転した位置を、次印刷対象の印刷バンドの印刷開始位置として設定する印刷開始位置設定手段と、を備える。
【0006】
また、本発明の別の一側面に係るバンド送り制御方法は、三次元形状のメディアを回転させながら当該メディアの表面に印刷バンドごとに画像の印刷を行う三次元プリンタのための印刷バンド間の送り制御を行うバンド送り制御方法であって、現在印刷対象の印刷バンドの印刷終了位置を検出し、印刷終了位置から360度未満である所定量だけ回転した位置を、次印刷対象の印刷バンドの印刷開始位置として設定する。
【0007】
また、本発明の更に別の一側面に係るバンド送り制御プログラムは、三次元形状のメディアを回転させながら当該メディアの表面に印刷バンドごとに画像の印刷を行う三次元プリンタのための印刷バンド間の送り制御を行うバンド送り制御プログラムであって、コンピュータを、現在印刷対象の印刷バンドの印刷終了位置を検出する印刷終了位置検出手段と、印刷終了位置から360度未満である所定量だけ回転した位置を、次印刷対象の印刷バンドの印刷開始位置として設定する印刷開始位置設定手段と、として機能させる。
【0008】
本発明によれば、現在印刷対象の印刷バンドの印刷終了位置から360度未満である所定量だけ回転した位置を、次印刷対象の印刷バンドの印刷開始位置として設定するので、印刷バンド送りを1周未満にすることができる。したがって、印刷バンド送りのためのメディアの回転時間、及び、印刷データのデータ転送時間を短縮することができ、その結果、印刷時間の短縮化が可能である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、三次元形状のメディアの表面に印刷バンドごとに画像の印刷を行う場合に、印刷時間を短縮することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を附すこととする。
【0011】
図1は、本実施形態に係る三次元プリンタとプリンタ制御装置との構成を示す図である。本発明の実施形態に係るバンド送り制御装置は、三次元プリンタ200を制御するためのプリンタ制御装置100に搭載される。
【0012】
プリンタ制御装置100には、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)が用いられる。プリンタ制御装置100は、三次元プリンタ200と、例えばイーサネット(10baseT)方式によって、コマンド及びステータスを用いた双方向通信を行う。具体的には、プリンタ制御装置100は、三次元プリンタ200のステータスを取得するためのコマンドを三次元プリンタ200へ送信する。三次元プリンタ200は、プリンタ制御装置100からコマンドを受信すると、現在の状態、例えば印刷可能か否かのステータスをプリンタ制御装置100へ返信する。
【0013】
プリンタ制御装置100は、三次元プリンタ200からのステータスを確認し、印刷可能である場合には、画像の印刷を行うための座標データ及びヘッドデータを順次に三次元プリンタ200へ送信する。三次元プリンタ200は、これらの座標データ及びヘッドデータを順次にメモリに保存する。
【0014】
その後、プリンタ制御装置100が印刷を実行するためのコマンドを送信すると、三次元プリンタ200がこのコマンドを受信し、座標データ及びヘッドデータに基づいて印刷を実行する。
【0015】
図2は、三次元プリンタ200の主要部の構成を示す図である。図2に示す三次元プリンタ200は、三次元形状、例えば球状のメディア300の表面に画像の印刷を行うためのプリンタである。三次元プリンタ200は、メディア300の表面にインクを吐き出すヘッド210と、メディア300及びヘッド210を支持する支持部220を備える。
【0016】
支持部220は、メディア300をX軸方向に移動させるX軸方向移動部221と、メディア300をZ軸方向に移動させるZ軸方向移動部223と、メディア300をX軸(B軸)に対して自転させるように回転させるB軸回転部224と、メディア300をY軸(A軸)に対して公転させるように回転させるA軸回転部225と、ヘッド210をY軸方向に移動させるY軸方向移動部222とを備える。
【0017】
この支持部220は、プリンタ制御装置100から受ける座標データに基づいて、メディア300及びヘッド210の位置を定めると共に、メディア300をA軸に対して次第に回転させることによって印刷対象の印刷バンドを定める。また、支持部220は、メディア300をB軸に対して回転させることによって、ヘッド幅に対応する印刷バンドの印刷を可能とする。
【0018】
また、ヘッド210は、座標データにおける印刷パラメータ、及び、プリンタ制御装置100から受けるヘッドデータに基づいて、複数のノズルごとにインクを吐出し及びインク量を調整する。
【0019】
図3は、プリンタ制御装置100の構成を示す図である。図3に示すプリンタ制御装置100は、RIP(Raster Image Processor)部20と、三次元座標生成部(本発明の実施形態に係るバンド送り制御装置)30と、ヘッドデータ生成部40と、データ転送・印刷制御部50とを備える。
【0020】
RIP部20は、画像データを受けて、PC用画像データからプリンタ用画像データに変換する。例えば、RIP部20は、画像データから、画像サイズといった画像情報及びラスターデータを生成する。RIP部20は、画像情報を三次元座標生成部30へ供給すると共に、ラスターデータをヘッドデータ生成部40へ供給する。
【0021】
三次元座標生成部30は、RIP部20からのRIP済み画像データとメディア形状情報とを受け、三次元プリンタ200が印刷を行うための座標データを生成する。
【0022】
ヘッドデータ生成部40は、RIP部20からのラスターデータと三次元座標生成部30からの座標データとを受けて、座標データに1対1に対応するヘッドデータであって、三次元プリンタ200が印刷を行うためのヘッドデータを生成する。
【0023】
図4に、これらの座標データ及びヘッドデータの一例を示す。図4では、3グループ(列)×106個=318個のノズルを有するヘッド210を用いて印刷を行う場合について例示する。座標データ及びヘッドデータは、メディア300における各印刷バンドBの各印刷セルCに対して、1対1に対応して複数生成される。なお、印刷バンドの幅及び印刷セルの大きさは、ヘッドの大きさ、すなわちノズルの個数及び間隔によって定まる。
【0024】
座標データは、例えば、ヘッド210における左下のノズルの位置をヘッドの基準点とし、この基準点の座標値を有する。具体的には、座標データは、三次元プリンタ200におけるメディア300及びヘッド210を支持する支持部220を制御するための複数の座標値を有する。すなわち、座標データは、X軸方向移動部221を制御するためのX軸座標値と、Y軸方向移動部222を制御するためのY軸座標値と、Z軸方向移動部223を制御するためのX軸座標値と、B軸回転部224を制御するためのB軸座標値と、A軸回転部225を制御するためのA軸座標値とを有する。
【0025】
本実施形態では、C軸座標制御、D軸座標制御及びE軸座標制御を行わない形態を例示したが、これらの制御を行う場合には、座標データは、C軸座標値、D軸座標値及びE軸座標値を有することとなる。
【0026】
また、座標データには、インク色(例えば、ブラック、シアン、マゼンダ、イエロー)に対応するヘッド番号や、UV硬化パラメータが付加される。
【0027】
これらの座標値、ヘッド番号及びUV硬化パラメータは、対応付けされた格納位置に従って、メモリに格納されている。
【0028】
一方、ヘッドデータは、ラスターデータを三次元プリンタ向けに1ヘッド1吐出単位にまとめたものであり、座標データと1対1に対応付けられている。ヘッドデータは、インクを吐き出すノズルごとに階調値を定める。また、ヘッドデータは、ノズルグループ間(列間)の吐出遅延パラメータを定める。
【0029】
これらのノズルの階調値及びノズルグループ間の吐出遅延パラメータは、対応付けされた格納位置に従って、メモリに格納されている。
【0030】
なお、印刷範囲外、すなわち空送り範囲における印刷セルCaでは、ヘッドデータにおけるノズルの階調ではなく、座標データにおけるヘッド番号を指定しないことによって対応する。これらの座標データ及びヘッドデータは、データ転送・印刷制御部50へ供給される。
【0031】
図3に戻り、データ転送・印刷制御部50は、三次元プリンタ200の印刷制御を行う。例えば、データ転送・印刷制御部50は、上記したように、三次元プリンタ200へコマンドを送信し三次元プリンタ200のステータスを確認する。三次元プリンタ200のステータスが印刷可能を示すときに、データ転送・印刷制御部50は、三次元座標生成部30からの座標データとヘッドデータ生成部40からのヘッドデータとを三次元プリンタ200へ順次に出力する。その後、データ転送・印刷制御部50が、印刷実行コマンドを送信すると、三次元プリンタ200によってメディア300の表面への画像の印刷が行われる。
【0032】
ここで、三次元座標生成部30は、本発明の実施形態に係るバンド送り制御装置として機能する。バンド送り制御装置30は、一つの印刷バンドの印刷が終了するごとに、次の印刷バンドの印刷開始位置に移動するために印刷バンド間の送り制御行う。バンド送り制御装置30は、図5に示すように、印刷終了位置検出部31と印刷開始位置設定部32とを備える。
【0033】
印刷終了位置検出部31は、現在印刷対象の印刷バンドの印刷終了位置を検出する。例えば、図6に示すように、印刷終了位置検出部31は、現在印刷対象の印刷バンドの印刷終了位置P0stopを検出する。
【0034】
印刷開始位置設定部32は、印刷終了位置から360度未満である所定量だけ回転した位置を、次印刷対象の印刷バンドの印刷開始位置として設定する。例えば、図6に示すように、印刷開始位置設定部32は、印刷終了位置S0stopからB軸に対して360度未満の所定量だけ回転した位置を、次印刷対象の印刷バンドの印刷開始位置P1startとして設定する。
【0035】
そして、バンド送り制御装置30は、位置S0stopから位置P1startまで回転する間に、すなわちB軸に対して所定量だけ回転する間に、次印刷対象の印刷バンドに移動するためにA軸に対しても回転させる。なお、A軸に回転する変化量は、図7に示すように、メディア300の円弧ではなく直線距離Lによって定められる。
L=Rθ
R:メディア300の半径
θ:A軸に対する回転角(ラジアン)
【0036】
次に、バンド送り制御装置30の動作を説明すると共に、本発明の実施形態に係るバンド送り制御方法を説明する。図8は、バンド送り制御処理を示すフローチャートである。
【0037】
バンド送り制御装置30は、例えば、CPU、ROM、RAMを含むコンピュータを主体として構成されており、図5に示したバンド送り制御装置30の各機能は、ROMやRAM上にバンド送り制御プログラムを読み込ませ、このバンド送り制御プログラムをCPUによって実行することで実現される。すなわち、CPUによって、バンド送り制御装置30の動作が統括的に制御され、バンド送り制御プログラムが実行されて、図8のフローチャートに示すバンド送り制御処理が行われる。
【0038】
ここで、バンド送り制御プログラムは、フロッピーディスク、CD−ROM、DVD、あるいはROM等の記録媒体、あるいは半導体メモリに格納されて提供されるものであってもよく、また、搬送波に重畳されたコンピュータデータ信号としてネットワークを介して提供されるものであってもよい。この場合、バンド送り制御装置30は、上記の記録媒体からプログラム等のデータを読み取るための読取装置(図示略)や、ネットワークを介してプログラム等のデータを取得するための通信装置(図示略)を有する。
【0039】
この場合、CPUが、バンド送り制御装置30の各部として機能する。バンド送り制御装置30は、プリンタ制御装置100に実装されるASICやFPGA等であってもよい。また、バンド送り制御装置30は、プリンタ制御装置100の全体を制御するCPUと、ASICやFPGA等とを含む構成であってもよい。この場合、バンド送り制御装置30の一部の構成は、例えば、CPUとは別のASICやFPGA等により構成される。例えば、バンド送り制御装置30における印刷終了位置検出部31及び印刷開始位置設定部32の一部機能をASICやFPGA等により構成することが考えられる。このように構成すれば、例えば、印刷終了位置検出部31及び印刷開始位置設定部32の一部機能を適切かつ高速に行うことが可能になる。
【0040】
まず、図6に示すように、印刷終了位置検出部31によって、現在印刷対象の印刷バンドの印刷終了位置P0stopが検出される(S01)。次に、印刷開始位置設定部32によって、印刷終了位置P0stopからB軸に対して360度未満である所定量だけ回転した位置が、次印刷対象の印刷バンドの印刷開始位置P1startとして設定される(S02)。
【0041】
その後、位置S0stopから位置P1startまで回転する間に、すなわちB軸に対して所定量だけ回転する間に、次印刷対象の印刷バンドに移動するためにA軸に対しても回転させることとなる。
【0042】
ところで、従来の印刷バンド送り制御手法では、平面プリンタの紙送りに相当する印刷バンド送りを行っていた。具体的には、図9に示すように、現在印刷対象の印刷バンドの印刷終了位置P0stop(印刷開始位置P0start)から、B軸に対してらせん状に、メディア300を1周回転させることによって、次印刷対象の印刷バンドの印刷開始位置P1startまで移動させていた。
【0043】
この印刷バンド送りを行う際にも、メディア300及びヘッド210を動かすために図4に示す座標データ及びヘッドデータを生成する必要があり、プリンタ制御装置では、印刷バンド送りの際にも1周分の印刷データを生成し、三次元プリンタへ送信する必要があった。そのために、メディア300を1周させる時間に加え、プリンタ制御装置100と三次元プリンタ200との間のデータ転送時間に起因して、印刷時間を短縮することが困難であった。
【0044】
しかしながら、本実施形態のバンド送り制御装置30、バンド送り制御方法及びバンド送り制御プログラムによれば、図6に示すように、現在印刷対象の印刷バンドの印刷終了位置P0stopから360度未満である所定量だけ回転した位置を、次印刷対象の印刷バンドの印刷開始位置P1startとして設定するので、印刷バンド送りを1周未満にすることができる。したがって、印刷バンド送りのためのメディア300の回転時間、及び、印刷データのデータ転送時間を短縮することができ、その結果、印刷時間の短縮化が可能である。
【0045】
なお、本発明は上記した本実施形態に限定されることなく種々の変形が可能である。例えば、本実施形態は、球状や半球状のメディアに限定されることなく、種々の三次元形状のメディアの印刷に適用可能である。例えば、楕円体状やひょうたん状のメディアであっても、本発明の思想を適用すれば、印刷バンド送りのためのメディアの回転時間、及び、印刷データのデータ転送時間を短縮することができ、その結果、印刷時間の短縮化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本実施形態に係る三次元プリンタとプリンタ制御装置との構成を示す図である。
【図2】図1に示す三次元プリンタの主要部の構成を示す図である。
【図3】図1に示すプリンタ制御装置の電気的な構成を示す図である。
【図4】座標データ及びヘッドデータの一例を示す図である。
【図5】本発明の実施形態に係るバンド送り制御装置の電気的な構成を示す図である。
【図6】図5に示すバンド送り制御装置による印刷バンド送りの概念図である。
【図7】図5に示すバンド送り制御装置による印刷バンド送りの概念図である。
【図8】本発明の実施形態に係るバンド送り制御方法を示すフローチャートである。
【図9】従来のプリンタ制御装置による印刷バンド送りの概念図である。
【符号の説明】
【0047】
20…RIP部、30…三次元座標生成部(バンド送り制御装置)、31…印刷終了位置検出部(印刷終了位置検出手段)、32…印刷開始位置設定部(印刷開始位置設定手段)、40…ヘッドデータ生成部、50…データ転送・印刷制御部、100…プリンタ制御装置、200…三次元プリンタ、210…ヘッド、220…支持部、221…X軸方向移動部、222…Y軸方向移動部、223…Z軸方向移動部、224…B軸回転部、225…A軸回転部、300…メディア。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
三次元形状のメディアを回転させながら当該メディアの表面に印刷バンドごとに画像の印刷を行う三次元プリンタのための印刷バンド間の送り制御を行うバンド送り制御装置であって、
現在印刷対象の印刷バンドの印刷終了位置を検出する印刷終了位置検出手段と、
前記印刷終了位置から360度未満である所定量だけ回転した位置を、次印刷対象の印刷バンドの印刷開始位置として設定する印刷開始位置設定手段と、
を備える、
バンド送り制御装置。
【請求項2】
三次元形状のメディアを回転させながら当該メディアの表面に印刷バンドごとに画像の印刷を行う三次元プリンタのための印刷バンド間の送り制御を行うバンド送り制御方法であって、
現在印刷対象の印刷バンドの印刷終了位置を検出し、
前記印刷終了位置から360度未満である所定量だけ回転した位置を、次印刷対象の印刷バンドの印刷開始位置として設定する、
バンド送り制御方法。
【請求項3】
三次元形状のメディアを回転させながら当該メディアの表面に印刷バンドごとに画像の印刷を行う三次元プリンタのための印刷バンド間の送り制御を行うバンド送り制御プログラムであって、
コンピュータを、
現在印刷対象の印刷バンドの印刷終了位置を検出する印刷終了位置検出手段と、
前記印刷終了位置から360度未満である所定量だけ回転した位置を、次印刷対象の印刷バンドの印刷開始位置として設定する印刷開始位置設定手段と、
として機能させる、
バンド送り制御プログラム。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2010−125770(P2010−125770A)
【公開日】平成22年6月10日(2010.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−304746(P2008−304746)
【出願日】平成20年11月28日(2008.11.28)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.イーサネット
2.フロッピー
【出願人】(000137823)株式会社ミマキエンジニアリング (437)
【Fターム(参考)】