説明

バンパースイッチ

【課題】本発明は、両端部分においても確実に衝突等に伴う障害物検知信号を得ることができ、かつ、公知の長尺スイッチを使用せず低価格に構成できるバンパースイッチを提供するものである。
【解決手段】本発明は、バンパーに取り付ける絶縁体からなるベース板2の一面に対して、一対のスペーサ3、4を介してアクチュエータ板5を隙間を有しつつ前記ベース板2の全長にわたって添設し、このアクチュエータ板5及び一対のスペーサ3、4上に全長にわたって物体との衝突時の衝撃を緩衝する緩衝材6を取り付け、これらを外被7で覆ったバンパースイッチ1であって、アクチュエータ板5のベース板2との対向面に全長にわたって導体板又は導体箔からなる導体層8を添設して第1電極9とし、ベース板2のアクチュエータ板5との対向面に全長にわたって導体板又は導体箔からなる導体層10を設けて第2電極11としたものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バンパースイッチに関し、詳しくは、例えば無人車等のバンパーに取り付け障害物等との衝突検知を行う場合に好適なバンパースイッチに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のバンパースイッチとして、図7に示すものが知られている。同図に示すバンパースイッチ50は、長尺のベース板51上にその両長辺に沿って弾性スペーサ52、53を配置し、両スペーサ52、53間のベース板51上に外力の作用の有無によりオン、オフする公知の長尺スイッチ(テープスイッチ)54を配置し、更に長尺スイッチ54上に長尺のアクチェータ板55を配置し、前記両スペーサ52、53及びアクチェータ板55上に弾性材からなる緩衝材56を配置し、これら各部材を外被57で覆うことにより構成している。
【0003】
このバンパースイッチ50によれば、例えば、無人車等のバンパーに取り付けることにより、無人車等が何等かの障害物に衝突したとき、外被57、緩衝材56を経て伝達される外力(衝突力)をアクチェータ板55を介して長尺スイッチ54に伝え、長尺スイッチ54をオンさせて障害物検知信号を得ることができる。
【0004】
しかし、前記バンパースイッチ50の場合、内蔵の長尺スイッチ54の両端部に配線のための不感知部があり、最も障害物に衝突し易いバンパースイッチ50の両端からの障害物検知信号を得られないか、又は仮に障害物検知信号を得られたとしても低感度であるという問題があった。
また、前記バンパースイッチ50の場合、内蔵の長尺スイッチ54が高価格であるために、バンパースイッチ50も高価格なものとならざるを得なかった。
【0005】
特許文献1には、長尺のスイッチ素子を内蔵し、その両端部に回動可能なアクチェータ板を配置して、このアクチェータ板の回動作用で長尺のスイッチ素子の両端の低感度部分を補完するように構成したバンパースイッチが提案されている。このバンパースイッチの場合も、その両端内部に格別な機構が必要であった。
【特許文献1】特開2002−104108号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明が解決しようとする問題点は、両端部分においても確実に衝突等に伴う障害物検知信号を得ることができ、かつ、公知の長尺スイッチを使用せず低価格に構成できるバンパースイッチが存在しない点である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のバンパースイッチは、バンパーに取り付ける絶縁体からなるベース板の一面に対して、一対のスペーサを介してアクチュエータ板を隙間を有しつつ前記ベース板の全長にわたって添設し、このアクチュエータ板及び一対のスペーサ上に全長にわたって物体との衝突時の衝撃を緩衝する緩衝材を取り付け、これらを外被で覆ったバンパースイッチであって、前記アクチュエータ板のベース板との対向面に全長にわたって導体層を設けて第1電極とし、前記ベース板のアクチュエータ板との対向面に全長にわたって導体層を設けて第2電極としたことを最も主要な特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
請求項1、2記載の発明によれば、一端から他端まで全長にわたって存在する第1電極、第2電極により両端部に不感知部を発生させることなくスイッチ作用を発揮させることができ、両端部においても各々高感度で障害物検知信号を得ることができ、かつ、公知の長尺スイッチを使用しないことから低価格化を実現することができるパンパースイッチを提供できる。
【0009】
請求項3、4記載の発明によれば、請求項1、2記載の発明とほぼ同様な構成で、かつ、導体からなる長尺のベース板を第2電極とした構成で、請求項1、2記載の発明と同様な効果を奏するパンパースイッチを提供できる。
【0010】
請求項5、6記載の発明によれば、請求項1、2記載の発明とほぼ同様な構成からなり、かつ、アクチュエータ板を省略した構成としているので、請求項1、2記載の発明と同様、両端部においても各々高感度で障害物検知信号を得ることが可能であるとともに公知の長尺スイッチを使用しないことから低価格化を実現することができ、更に、より構成の簡略化を図ることができるパンパースイッチを提供できる。
【0011】
請求項7、8記載の発明によれば、請求項5、6記載の発明とほぼ同様な構成で、かつ、導体からなる長尺のベース板を第2電極とした構成で、請求項5、6記載の発明と同様な効果を奏するパンパースイッチを提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明は、両端部分においても、確実に衝突等に伴う障害物検知信号を得ることができ、かつ、公知の長尺スイッチを使用せず低価格に構成できるバンパースイッチを提供するという目的を有するものである。
本発明は、バンパーに取り付ける絶縁体からなるベース板の一面に対して、一対のスペーサを介してアクチュエータ板を隙間を有しつつ前記ベース板の全長にわたって添設し、このアクチュエータ板及び一対のスペーサ上に全長にわたって物体との衝突時の衝撃を緩衝する緩衝材を取り付け、これらを外被で覆ったバンパースイッチであって、前記アクチュエータ板のベース板との対向面に全長にわたって導体板又は導体箔からなる導体層を添設して第1電極とし、前記ベース板のアクチュエータ板との対向面に全長にわたって導体板又は導体箔からなる導体層を設けて第2電極とした構成により前記目的を実現した。
【実施例】
【0013】
以下に、本発明の実施例に係るバンパースイッチについて図面を参照して詳細に説明する。
【0014】
(実施例1)
本発明の実施例1に係るバンパースイッチ1について、図1乃至図3を参照して説明する。
【0015】
本実施例1に係るバンパースイッチ1は、図1、図2及び図3に示すように、例えば図示しない無人車等のバンパーに取り付ける合成樹脂材等の絶縁体からなる長尺のベース板2と、このベース板2の一面に対してその長辺に沿って添設した絶縁体からなる小幅の一対のスペーサ3、4と、この一対のスペーサ3、4上に配置した物体との衝突時の衝撃を緩衝する弾性材からなる緩衝材6と、前記一対のスペーサ3、4間において前記緩衝材6の下面に全長にわたって前記ベース板2との間に全長にわたって隙間12を有するように添設した例えば弾性を有する合成樹脂材等からなる長尺のアクチュエータ板5と、これら全体を覆う絶縁体からなる外被7と、を有している。
各図に示すバンパースイッチ1は、バンパースイッチ1の左右の両端部をカーブした湾曲とした形状として示して説明しているが、当該湾曲状態を問わないとともに、バンパースイッチ1の当該左右の両端部の形状は、図示する形状に限定されるものではなく、自然のRの形状を含む角形態の形状(例えば直角形状)として実施しても良い。
【0016】
前記アクチュエータ板5のベース板2との対向面には、その全長にわたって薄厚の導体板又は導体箔からなる長尺の導体層8を添設し、これをバンパースイッチ1の第1電極9としている。
【0017】
また、前記ベース板2のアクチュエータ板5との対向面には、全長にわたって導体板又は導体箔からなる導体層10を添設し、これをバンパースイッチ1の第2電極11としている。前記導体板としては例えば銅板、ステンレス板等を用い、前記導体箔としては例えば銅箔、ステンレス箔等を用いることができる。
【0018】
本実施例1のバンパースイッチ1によれば、このバンパースイッチ1を無人車等のバンパーに取り付け無人車を走行させた場合において、図2に示すように、バンパースイッチ1の例えば一方の端部に障害物等との衝突の伴う外力Fが作用するとき、この外力Fは前記緩衝材6の端部を介してアクチュエータ板5の端部に伝達され、アクチュエータ板5の端部が撓む。
【0019】
このとき、バンパースイッチ1は、上述したように、バンパースイッチ1内のアクチュエータ板5に全長にわたって添設した長尺の導体層8からなる第1電極9と、ベース板2に全長にわたって添設した長尺の導体層10からなる第2電極11とを有する構成であることから、前記外力Fによってアクチュエータ板5の端部が撓んだとき、第1電極9の端部と第2電極11の端部とが接触し、これにより、このバンパースイッチ1から障害物検知信号を確実に得ることができる。
【0020】
前記バンパースイッチ1における端部以外の領域(中央部等)に障害物等との衝突の伴う外力Fが作用したとき、前記第1電極9、第2電極11が接触し、障害物検知信号を得ることができることは言うまでもない。
【0021】
すなわち、本実施例1のバンパースイッチ1によれば、従来のパンパースイッチと異なり、回動するアクチェータ板のような機構を付加しないでも、両端部に不感知部が存在せず、両端部においても各々高感度で障害物検知信号を得ることができる。
【0022】
また、実施例1のバンパースイッチ1によれば、上述した構成から明らかなように、公知の長尺スイッチを使用しない構成であるため、バンパースイッチ1自体の価格を従来例と比較し低廉なものとすることができる。
【0023】
(実施例2)
本発明の実施例2に係るバンパースイッチ21について、図4を参照して説明する。
【0024】
本実施例2に係るバンパースイッチ21は、基本的構成は実施例1に係るバンパースイッチ1とほぼ同様であるため、実施例1に係るバンパースイッチ1と同一の構成要素には同一の符号を付し、主に実施例1と異なる部分について説明する。
【0025】
本実施例2に係るバンパースイッチ21は、図4に示すように、実施例1における絶縁体からなる長尺のベース板2に替えて、例えば銅板等の導体からなる長尺のベース板2Aを用い前記導体層10を省略して、このベース板2Aを第2電極11としたことが特徴であり、残余の構成は実施例1に係るバンパースイッチ1と同様である。
【0026】
本実施例2のバンパースイッチ21によっても、実施例1の場合と同様、従来のパンパースイッチと異なり回動するアクチェータ板のような機構を付加しないでも、両端部に不感知部が存在せず、両端部においても各々高感度で障害物検知信号を得ることができる。
【0027】
また、本実施例2のバンパースイッチ21によれば、実施例1の場合と同様、公知の長尺スイッチを使用しない構成であるため、バンパースイッチ1自体の価格を従来例と比較し低廉なものとすることができる。
【0028】
(実施例3)
本発明の実施例3に係るバンパースイッチ31について、図5を参照して説明する。
【0029】
本実施例3に係るバンパースイッチ31は、基本的構成は実施例1に係るバンパースイッチ1とほぼ同様であるため、実施例1に係るバンパースイッチ1と同一の構成要素には同一の符号を付し、主に実施例1と異なる部分について説明する。
【0030】
本実施例3に係るバンパースイッチ31は、図5に示すように、絶縁体からなる長尺のベース板2と、このベース板2の一面に対してその長辺に沿って添設した絶縁体からなる小幅の一対のスペーサ3、4と、この一対のスペーサ3、4上にベース板2との間に隙間12を有しつつ配置した物体との衝突時の衝撃を緩衝する弾性材からなる緩衝材6と、これら全体を覆う絶縁体からなる外被7と、を有している。
【0031】
前記緩衝材6のベース板2との対向面には、その全長にわたって実施例1と同様な長尺の導体層8を添設し、これをバンパースイッチ1の第1電極9としている。
また、前記ベース板2のアクチュエータ板5との対向面には、全長にわたって導体板又は導体箔からなる導体層10を添設し、これをバンパースイッチ1の第2電極11としている。
【0032】
すなわち、本実施例3に係るバンパースイッチ31は、前記アクチュエータ板5を省略し、緩衝材6のベース板2との対向面に導体層8からなる第1電極9を配置したことが特徴であり、残余の構成は残余の構成は実施例1に係るバンパースイッチ1と同様である。
【0033】
本実施例3に係るバンパースイッチ31は、実施例1の場合と同様、従来のパンパースイッチと異なり回動するアクチェータ板のような機構を付加しないでも、両端部に不感知部が存在せず、両端部においても各々高感度で障害物検知信号を得ることができる。
【0034】
また、本実施例3のバンパースイッチ31によれば、実施例1の場合と同様、公知の長尺スイッチを使用しない構成であるため、バンパースイッチ31自体の価格を従来例と比較し低廉なものとすることができる。
更に、本実施例3のバンパースイッチ31によれば、前記アクチュエータ板5を省略した構成であることから、実施例1、2の場合よりもより構成の簡略化を図ることができる。
【0035】
(実施例4)
本発明の実施例4に係るバンパースイッチ41について、図6を参照して説明する。
【0036】
本実施例4に係るバンパースイッチ41は、基本的構成は実施例1に係るバンパースイッチ1とほぼ同様であるため、実施例1に係るバンパースイッチ1と同一の構成要素には同一の符号を付し、主に実施例1と異なる部分について説明する。
【0037】
本実施例4に係るバンパースイッチ41は、図6に示すように、導体からなる長尺のベース板2Aと、このベース板2Aの一面に対してその長辺に沿って添設した絶縁体からなる小幅の一対のスペーサ3、4と、この一対のスペーサ3、4上にベース板2Aとの間に隙間12を有しつつ配置した物体との衝突時の衝撃を緩衝する弾性材からなる緩衝材6と、これら全体を覆う絶縁体からなる外被7と、を有している。
【0038】
前記緩衝材6のベース板2Aとの対向面には、その全長にわたって実施例1と同様な長尺の導体層8を添設し、これをバンパースイッチ1の第1電極9としている。
また、前記緩衝材と対向する導体からなるベース板2Aをバンパースイッチ1の第2電極としている。
【0039】
すなわち、本実施例4に係るバンパースイッチ41は、前記アクチュエータ板5を省略し、緩衝材6のベース板2との対向面に導体層8からなる第1電極9を配置し、ベース板2を第2電極としたことが特徴であり、残余の構成は実施例3に係るバンパースイッチ31と同様である。
【0040】
本実施例4に係るバンパースイッチ41は、実施例3の場合と同様、従来のパンパースイッチと異なり回動するアクチェータ板のような機構を付加しないでも、両端部に不感知部が存在せず、両端部においても各々高感度で障害物検知信号を得ることができる。
【0041】
また、本実施例4のバンパースイッチ41によれば、実施例1の場合と同様、公知の長尺スイッチを使用しない構成であるため、バンパースイッチ41自体の価格を従来例と比較し低廉なものとすることができる。
【0042】
更に、本実施例4のバンパースイッチ41によれば、前記アクチュエータ板5を省略した構成であることから、実施例3の場合と同様より構成の簡略化を図ることができる。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本発明は、上述した場合の他、例えば乗用車、トラック、バス、フオークリフト等のような各種車両のバンパースイッチとして広範に応用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の実施例1に係るバンパースイッチの一部切欠斜視図である。
【図2】本実施例1に係るバンパースイッチの長さ方向の一部切欠断面図である。
【図3】本実施例1に係るバンパースイッチの断面図である。
【図4】本発明の実施例2に係るバンパースイッチの断面図である。
【図5】本発明の実施例3に係るバンパースイッチの断面図である。
【図6】本発明の実施例4に係るバンパースイッチの断面図である。
【図7】従来のバンパースイッチの一部切欠斜視図である。
【符号の説明】
【0045】
1 バンパースイッチ
2 ベース板
2A ベース板
3 スペーサ
4 スペーサ
5 アクチュエータ板
6 緩衝材
7 外被
8 導体層
9 第1電極
10 導体層
11 第2電極
12 隙間
21 バンパースイッチ
31 バンパースイッチ
41 バンパースイッチ
F 外力

【特許請求の範囲】
【請求項1】
バンパーに取り付ける絶縁体からなるベース板の一面に対して、一対のスペーサを介してアクチュエータ板を隙間を有しつつ前記ベース板の全長にわたって添設し、このアクチュエータ板及び一対のスペーサ上に全長にわたって物体との衝突時の衝撃を緩衝する緩衝材を取り付け、これらを外被で覆ったバンパースイッチであって、
前記アクチュエータ板のベース板との対向面に全長にわたって導体層を設けて第1電極とし、前記ベース板のアクチュエータ板との対向面に全長にわたって導体層を設けて第2電極としたことを特徴とするバンパースイッチ。
【請求項2】
バンパーに取り付ける絶縁体からなるベース板の一面に対して、一対のスペーサを介してアクチュエータ板を隙間を有しつつ前記ベース板の全長にわたって添設し、このアクチュエータ板及び一対のスペーサ上に全長にわたって物体との衝突時の衝撃を緩衝する緩衝材を取り付け、これらを外被で覆ったバンパースイッチであって、
前記アクチュエータ板のベース板との対向面に全長にわたって導体板又は導体箔からなる導体層を添設して第1電極とし、前記ベース板のアクチュエータ板との対向面に全長にわたって導体板又は導体箔からなる導体層を添設して第2電極としたことを特徴とするバンパースイッチ。
【請求項3】
バンパーに取り付ける導体からなるベース板の一面に対して、一対のスペーサを介してアクチュエータ板を隙間を有しつつ前記ベース板の全長にわたって添設し、このアクチュエータ板及び一対のスペーサ上に全長にわたって物体との衝突時の衝撃を緩衝する緩衝材を取り付け、これらを外被で覆ったバンパースイッチであって、
前記アクチュエータ板のベース板との対向面に全長にわたって導体層を設けて第1電極とし、前記アクチュエータ板と対向する前記ベース板を第2電極としたことを特徴とするバンパースイッチ。
【請求項4】
バンパーに取り付ける導体からなるベース板の一面に対して、一対のスペーサを介してアクチュエータ板を隙間を有しつつ前記ベース板の全長にわたって添設し、このアクチュエータ板及び一対のスペーサ上に全長にわたって物体との衝突時の衝撃を緩衝する緩衝材を取り付け、これらを外被で覆ったバンパースイッチであって、
前記アクチュエータ板のベース板との対向面に全長にわたって導体板又は導体箔からなる導体層を添設して第1電極とし、前記アクチュエータ板と対向する前記ベース板を第2電極としたことを特徴とするバンパースイッチ。
【請求項5】
バンパーに取り付ける絶縁体からなるベース板の一面に対して、一対のスペーサを介して物体との衝突時の衝撃を緩衝する緩衝材を全長にわたって添設し、これらを外被で覆ったバンパースイッチであって、
前記緩衝材のベース板との対向面に全長にわたって導体層を設けて第1電極とし、前記ベース板の緩衝材との対向面に全長にわたって導体層を設けて第2電極としたことを特徴とするバンパースイッチ。
【請求項6】
バンパーに取り付ける絶縁体からなるベース板の一面に対して、一対のスペーサを介して物体との衝突時の衝撃を緩衝する緩衝材を全長にわたって添設し、これらを外被で覆ったバンパースイッチであって、
前記緩衝材のベース板との対向面に全長にわたって導体板又は導体箔からなる導体層を添設して第1電極とし、前記ベース板の緩衝材との対向面に全長にわたって導体板又は導体箔からなる導体層を添設して第2電極としたことを特徴とするバンパースイッチ。
【請求項7】
バンパーに取り付ける導体からなるベース板の一面に対して、一対のスペーサを介して物体との衝突時の衝撃を緩衝する緩衝材を全長にわたって添設し、これらを外被で覆ったバンパースイッチであって、
前記緩衝材のベース板との対向面に全長にわたって導体層を設けて第1電極とし、前記緩衝材と対向するベース板を第2電極としたことを特徴とするバンパースイッチ。
【請求項8】
バンパーに取り付ける導体からなるベース板の一面に対して、一対のスペーサを介して物体との衝突時の衝撃を緩衝する緩衝材を全長にわたって添設し、これらを外被で覆ったバンパースイッチであって、
前記緩衝材のベース板との対向面に全長にわたって導体板又は導体箔からなる導体層を添設して第1電極とし、前記緩衝材と対向するベース板を第2電極としたことを特徴とするバンパースイッチ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−296745(P2008−296745A)
【公開日】平成20年12月11日(2008.12.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−145325(P2007−145325)
【出願日】平成19年5月31日(2007.5.31)
【出願人】(390024718)株式会社東京センサ (12)