説明

パウダー吐出が容易な化粧品容器

【課題】パウダー吐出が容易な化粧品容器に関するもので、より詳細には上部胴体、下部胴体、蓋で結合構成されるパウダー吐出が容易な化粧品容器である。
【解決手段】吐出誘導口40の周囲部に形成されたブラシカバー41を押えることによって吐出誘導口40が移動して円錐形弾性部34を圧縮させ、密閉短顎輪27が中間部材30の内側中央部に形成された内側孔31を開放してパウダーが吐出誘導口の吐出口42を通じてブラシ44側に吐出する。ブラシカバー41の押さえを解除することで円錐形弾性部34の復元力によって吐出誘導口40に結合されている支持板33が上昇して垂直棒26のに形成されている密閉短顎輪27によって内側孔31を閉鎖する。上部胴体10と下部胴体20の組立解体が容易で下部胴体の収容部21に収容されたパウダーの消尽時に下部胴体を分離開放することでパウダーを補充して再充填使用を可能としている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はパウダー吐出が容易な化粧品容器に関するもので、より詳しくは吐出誘導口の周囲部に形成されたブラシカバーを押してやることによって吐出誘導口が移動しながら円錐形弾性部を圧縮して中間部材の内側中央部に形成された内側孔を閉鎖している垂直棒が離脱突出して上記内側孔が開放されることによってパウダーが吐出誘導口の吐出口を通じてブラシ側に吐出され、ブラシカバーの押えを解除することによって円錐形弾性部の膨張力によって支持板が上昇することによって垂直棒の上部に形成された密閉短顎輪によって内側孔が閉鎖されてパウダーが吐出されないもので、上記中間部材に形成された円錐形弾性部の圧縮及び膨張によって半自動でパウダーの吐出及び遮断を自由に調節することができるようにしたもので、上部胴体と下部胴体の組立解体が容易で下部胴体の収容部に収容されたパウダーの消尽時に下部胴体を分離して開けてパウダーを補充して再充填使用が可能なようにしたものである。
【背景技術】
【0002】
一般的に、化粧品は固体状態或いは液体と適切に混合された液体状態の化粧品に分けられ、近来使用者の便宜のためにリップスティックあるいはファウンデーションの様な化粧品が液状で供給されているが、これらは大略鉛筆形状になった容器内に液状の化粧品を充填し、使用時に容器の一部分を回転させると容器内の化粧品が上部化粧ブラシ設置部分に吐出されて化粧をすることができるようになっており、その構造が多様に提案使用されている。
【0003】
従来からよく使われてきた化粧用ブラシは本体にブラシを一体型で製作して、化粧時にブラシに別途のパウダーを付けて使用をしていたので、パウダーとブラシがそれぞれ別に具備されていて携帯及び保管が不便でその使用が容易でなかった。
【0004】
一方近年、容器形状になった本体の内部にパウダーを収納し、本体内に収納されたパウダーを空気圧によってブラシ側に吐出させて化粧ができるようになった構造の化粧用ブラシが多様に提案使用されているが、これは韓国実用新案登録第0253672号で開示されている。(特許文献1)
【0005】
これは、図14及び図15に示すように、上・下部が開放された管の形態になって内部に化粧用パウダー(103)が収納される第1本体(102)と、上記第1本体(102)の下側外周面に結合されるとともに、上面中央部に吐出孔(107)が形成され、先端に上記吐出孔(107)と連結されているブラシ(108)が具備されている第2本体(106)と、先端部外周面にスプリング(110)が結合されて先端部が上記第2本体(106)の上記吐出孔(107)に結合され上記スプリング(110)が上記吐出孔(107)の上端外周に支持されて具備される上下移送軸(109)と、上記第1本体(102)の上端に結合されて上記上下移送軸(109)の上端部を上側外部に突出させながら支持してくれる上部キャップ(113)で構成されている。
【特許文献1】韓国実用新案登録第0253672号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記のような構成によると、上記化粧用ブラシ(100)を利用して化粧をしょうとする時上記上下移送軸(109)の上端に結合されて上側に突出された上記ボタン(102)を使用者が押さえながら使用することになるが、この時、上記上下移送軸(109)の先端に具備されているスプリング(110)によって上下側方に移送軸(109)が運動をするようになり、上記移送軸(109)が上下に運動をすることによって上記本体(102)の内部に収納されている化粧用パウダー(103)を移送軸(109)の先端部が第2本体(106)に形成されている吐出孔(107)を通じて外部つまり、ブラシ(108)に供給させて簡便に使用することになる。
【0007】
この時、上記吐出孔(107)を通じて上記ブラシ(108)に排出される化粧用パウダー(103)は上記上下移送軸(109)の先端部が直接的に吐出孔(107)を貫通しながら パウダー(103)をブラシ(108)側に供給されるようにしている。
【0008】
しかし、上記のような従来の化粧用ブラシは上下移送軸(109)の先端部によってパウダー(103)がブラシ(108)に吐出されるが、これは上下移送軸(109)の構造上、パウダー(103)を一定に吐出させられないばかりでなく化粧用ブラシ(100)自体の揺れに因ってもパウダー(103)がブラシ(108)側に吐出されたもので使用に不便があった。
【0009】
また、上部キャップ(113)側に形成されたボタン(112)はスプリング(110)の弾発力によって常に外側に突出された構造になっているもので携帯保管中、他の携帯物品とぶつかったり或いは外力が加わるなどした場合ボタン(112)が動いて不必要にパウダー(103)がブラシ(108)に吐出されて他の携帯物品を毀損させるなどの欠点があり、また、湿気のある場所に携帯保管したり長時間使用しない場合第1本体(102)の内部に収納されたパウダー(103)及び吐出孔(107)内に残存しているパウダー(103)が水分によって固くなってパウダー(103)の円滑な吐出が難しかったのである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、上部に蓋嵌込み部(11)が形成され、内側に貫通口(13)を具備した支持顎輪(12)を形成するが、上記支持顎輪(12)の上・下部に内側ねじ部(14)(15)が形成された上部胴体(10)と、上記上部胴体(10)の下部内側に貫通孔(25)が形成された支持部(24)の上部に密閉短顎輪(27)及移動溝(28)が具備された垂直棒(26)が形成された垂直棒胴体(23)が安着されて上記下部内側ねじ部(15)にねじ結合される収容部(21)を持つ下部胴体(20)と、上記上部胴体(10)の上部内側に上記垂直棒(26)が嵌込められる内側孔(31)が具備されて上部に嵌込み結合部(32)が形成され周囲部に支持板(33)が形成され、下部に円錐形弾性部(34)に連結構成されて結合部材(35)によってねじ結合される中間部材(30)と、上記中間部材(30)を形成する嵌込み結合部(32)にねじ結合させるが、外側周囲部にブラシカバー(41)が嵌込み結合され、内側中央上部に吐出口(42)が具備されて周囲部に形成されたブラシ嵌込み部(43)にブラシ(44)が嵌込み結合されて形成された吐出誘導口(40)と、上記上部胴体(10)の上部に形成された蓋嵌込み部(11)に蓋(50)が結合構成されたことを特徴とする。
【0011】
上記の様に構成されたパウダー吐出用化粧品容器(1)は吐出誘導口(40)の周囲部に形成されたブラシカバー(41)を押してやることによって吐出誘導口(40)が下向きしながら円錐形弾性部(34)を圧縮して中間部材(30)の内側中央部に形成された内側孔(31)を閉鎖している垂直棒(26)が離脱突出されて上記内側孔(31)が開放されることによってパウダーが吐出誘導口(40)の吐出口(42)を通じてブラシ(44)側に吐出され、ブラシカバー(41)の押えを解除することによって円錐形弾性部(34)の膨張力によって支持板(33)が上昇するようになって垂直棒(26)の上部に形成された密閉短顎輪(27)によって内側孔(31)が閉鎖されてパウダーが吐出されないようにして上記中間部材(30)に形成された円錐形弾性部(34)の圧縮及び膨張によって半自動でパウダーの吐出及び遮断を自由に調節することが出来る様にしたものである。
【発明の効果】
【0012】
以上のように本発明は吐出誘導口の周囲部に形成されたブラシカバーを押さえてやることによって吐出誘導口が移動しながら円錐形弾性部を圧縮して、中間部材の内側中央部に形成された内側孔を閉鎖している垂直棒が離脱突出されて上記内側孔が開放されることによって、パウダーが吐出誘導口の吐出口を通じてブラシ側に吐出され、ブラシカバーの押えを解除することによって円錐形弾性部の膨張力によって支持板が上昇することになって垂直棒の上部に形成された密閉短顎輪によって内側孔が閉鎖されてパウダーが吐出されないもので、上記中間 部材に形成された円錐形弾性部の圧縮及び膨張によって半自動でパウダーの吐出及び遮断を自由に調節することができるようにしたもので、上部胴体と下部胴体の組立解体が容易で下部胴体の収容部に収容されたパウダーの消尽時に下部胴体を分離して開けてパウダーを補充して再充填使用が可能なようにしたものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、添付された図面を参考により詳しく説明すれば次のようである。図1は本発明に係る第1実施例の蓋を開けて見せた斜視図、図2は本発明に係る第1実施例の分離斜視図、図3は本発明に係る第1実施例の結合断面図を示したものである。
本発明は図1乃至図3に示したように、上部胴体(10)の下部に下部胴体(20)がねじ結合され、上部にブラシカバー(41)が嵌込み結合された吐出誘導口(40)を結合している中間部材(30)が上記上部胴体(10)の上部内側にねじ結合されて蓋(50)で覆われて結合構成される。
【0014】
上記の様に結合構成される上部胴体(10)の上部には周囲部に係止突輪(11a)が形成された蓋嵌込み部(11)が形成され、また上部胴体(10)の下部に内側中央に貫通口(13)を形成した支持顎輪(12)が形成され、この上記支持顎輪(12)の上下部に上・下部内側ねじ部(14)(15)が形成されている。
【0015】
上記の様に形成された上部胴体(10)の下部には、外側ねじ部(22)と収容部(21)とが形成された下部胴体(20)が上記上部胴体(10)の下部に形成された下部内側ねじ部(15)にねじ結合されている。
【0016】
また、上記の様に結合された上部胴体(10)の下部と下部胴体(20)の上部の間には垂直棒胴体(23)が装着されて結合されており、上記垂直棒胴体(23)は下部に貫通孔(25)が形成された支持部(24)が形成され、上記下部胴体(20)の外側ねじ部(22)での上端部に装着して上記上部胴体(10)の内側に形成された支持顎輪(12)によって嵌込み押圧され、中央部には密閉短顎輪(27)及び移動溝(28)が具備された垂直棒(26)が垂直立設されて形成されたものである。
【0017】
また、上記上部胴体(10)の上部内側には吐出誘導口(40)が結合された中間部材(30)がねじ結合されるもので、上記中間部材(30)は中央内側に上記の垂直棒(26)が嵌込まれる内側孔(31)が具備され、上部には吐出誘導口(40)の下部内側に形成された誘導口内側ねじ部(40a)とねじ結合される嵌込み結合部(32)が形成され周囲部に支持板(33)が形成される。
【0018】
また、上記内側孔(31)の周囲下部に円錐形弾性部(34)に連結構成されて外側結合ねじ部(36)を持つ結合部材(35)が形成されて上記上部胴体(10)の上部内側に形成された上部内側ねじ部(14)にねじ結合される。
【0019】
上記の中間部材(30)上部にねじ結合される吐出誘導口(40)は外側周囲部でブラシカバー(41)が嵌込み結合されて、内側中央上部に吐出口(42)が具備され周囲部にブラシ(44)が嵌込み固定されるブラシ嵌込み部(43)が形成される。
【0020】
一方、上記のブラシカバー(41)は上記吐出誘導口(40)の下部で上記吐出誘導口(40)の周囲部に嵌込められた後、上記吐出誘導口(40)の下部に形成された誘導口内側ねじ部(40a)に中間部材(30)の上部に形成された嵌込み結合部(32)によってねじ結合されて上記ブラシカバー(41)の下端部が上記ねじ結合された中間部材(30)を形成する支持板(33)によって支持されて離脱されなくて上記吐出誘導口(40)の外側で上下に、スライディング移動しながらブラシ(44)を集めてくれることになる。
【0021】
従って、上記の様にブラシ(44)が具備された吐出誘導口(40)が結合された上部胴体(10)の上部に形成された蓋嵌込み部(11)の係止突輪(11a)に蓋(50)の内側下部に形成された内側突輪(51)が係止されて結合されることによって、本発明のパウダー吐出用化粧品容器(1)が構成されるのである。
【0022】
以上のように構成された本発明による作用効果を説明すれば次のようである。
図3及び図4は本発明の化粧品容器(1)を使用する前の状態で、図3は蓋(50)が結合された状態で、図4は蓋(50)を分離した後ブラシカバー(41)を下部胴体側にスライディング移動させた状態で、上記ブラシカバー(41)の下端部が吐出誘導口(40)の下部に結合されて中間部材(30)に形成された支持板(33)に当接された状態になり、上記のブラシカバー(41)は吐出誘導口(40)の周囲部をスライディングしながら移動するようになる。
【0023】
この時は上記垂直棒胴体(23)を構成する垂直棒(26)の上端に形成された密閉短顎輪(27)は上記中間部材(30)の中央内側に形成された内側孔(31)に位置して閉鎖されている状態である。
【0024】
上記の様にブラシカバー(41)の下端部が支持板(33)に当接された状態で本発明の化粧品容器(1)を図5でのように上記ブラシカバー(41)に力を加えて下部胴体(20)側へ押さえるとブラシカバー(41)が移動しながら支持板(33)を押さえることになって上記支持板(33)の下部に形成された円錐形弾性部(34)が圧縮され、上記垂直棒(26)の上端部に形成されて内側孔(31)を閉鎖していた密閉短顎輪(27)が上記内側孔(31)から離脱して上部に突出して内側孔(31)が開放されると同時に下部胴体(20)の内側収容部(21)に圧力を加えることになる。
【0025】
このように内側孔(31)が開放された状態で円錐形弾性部(34)が圧縮されながら加えられる圧力によって下部胴体(20)の収容部(21)に収容されたパウダーが上部胴体(10)の貫通口(13)、垂直棒胴体(23)の貫通孔(25)、中間部材(30)の内側孔(31)を経ってパウダー吐出口(42)の吐出口(42)を通じてブラシ(44)側に吐出されることになる。
【0026】
従って上記の様にブラシカバー(41)の押さえ動作を数回繰返すことで、円錐形弾性部(34)が圧縮及び膨張をしながら下部胴体(20)の内側収容部(21)に圧力を加えてパウダーをブラシ(44)側に化粧ができる適正量のパウダーをブラシ(44)側に吐出させてパウダーが付着されたブラシ(44)を利用して顔に化粧をすることができるのである。
【0027】
一方、上記のようなブラシカバー(41)の押えによって内側孔(31)が開放され、押さえる力を解除することによって円錐形弾性部(34)が膨張しながら押さえる前の状態に復帰することによって垂直棒(26)の密閉短顎輪(27)が中間部材(30)の中央部に形成された内側孔(31)を閉鎖して収容部(21)に収容されたパウダーが内側孔(31)を通じて吐出されるのを防いでくれて未使用時にパウダーが漏れ出るのを防止する。
【0028】
従って上記の様に構成結合された本発明はブラシカバー(41)の数回の繰り返し押さえと解除によって円錐形弾性部(34)が膨張及び圧縮しながら上部胴体(10)と下部胴体(20)の間に嵌込み安着された垂直棒胴体(23)を形成する垂直棒(26)の密閉短顎輪(27)が内側孔(31)を開閉するようにしたもので、化粧をするためにブラシカバー(41)を押せば内側孔(31)が開放されるようにしてパウダーの吐出を容易にし、ブラシカバー(41)に加えた力を解除すれば内側孔(31)が自ずから閉鎖されるようにして使用を便利にする。
【0029】
また、上記の上部胴体(10)と下部胴体(20)はねじ結合されて構成されたもので、組立解体が容易で下部胴体(20)の収容部(21)に収容されたパウダーの消尽時に下部胴体(20)を分離して開けてパウダーを補充して再充填使用が可能なものである。
【0030】
本発明の図面では便宜上ブラシ(44)部分が上部に向かう状態で図示して説明しているが、実際使用時にはブラシ(44)部分が下部に向かうようにして使用するのが望ましい。
【0031】
図6乃至図8は本発明による第2実施例を示したもので、上部胴体(10)、下部胴体(20)、中間部材(30)、蓋(50)で結合構成される化粧品容器において、上部に蓋嵌込み部(11)が形成され、内側に結合部材嵌込み部(11b)が形成され中央部に貫通孔(16)が形成されると同時に支持片(17)によって垂直に立設された移動溝(28)を持つ垂直棒(26)が形成され下部内側周囲部に内側ねじ部(15)が形成された上部胴体(10a)と、上記上部胴体(10a)の下部内側に形成された内側ねじ部(15)にねじ結合される外側ねじ部(22)が形成され収容部(21)を持つ下部胴体(20a)と、上記上部胴体(10)の垂直棒(26)が嵌込められる内側孔(31)が具備されて上部に吐出口(42)が具備されてブラシ(44)が嵌込まれるブラシ嵌込み部(43)が形成され、周囲部に押え板材(33a)が形成されて下部に円錐形弾性部(34)に連結構成されて結合部材(35)によって嵌込み結合される中間部材(30a)と、上記上部胴体(10a)の上部に形成された蓋嵌込み部(11)に蓋(50)が結合構成されたことを特徴とするものである。
【0032】
上記の上部胴体(10a)の内側に形成された結合部材嵌込み部(11b)には内向係止顎輪(11c)が形成され、上記結合部材(35)の周囲部には外向係止顎輪(35c)が形成されて嵌込み結合の際に結合部材(35)の外向係止顎輪(35c)が結合部材嵌込み部(43)の内向係止顎輪(11c)に係止される。
【0033】
また、上記の中間部材(30a)の内側孔(31)に嵌込められて位置した垂直棒(26)は周囲部に移動溝(28)が形成されてパウダーが移動する通路になる。
【0034】
上記の様に構成された実施例2は使用時に中間部材(30a)に形成された押え板材(33a)を押さえて加圧することになり押え板材(33a)が押さえられることになりながら円錐形弾性部(34)が圧縮下降して中間部材(30a)の内側中央部に形成された内側孔(31)を閉鎖している垂直棒(26)の上端部が離脱突出されて上記内側孔(31)が開放されることによってパウダーが移動溝(28)を経って吐出口(42)を通じてブラシ(44)側に吐出され、押え板材(33a)の押えを解除することによって円錐形弾性部(34)の膨張力によって押え板材(33a)が上昇するようになって垂直棒(26)の上端部によって内側孔(31)が閉鎖されてパウダーが吐出されないようにして上記中間部材(30a)に形成された円錐形弾性部(34)の圧縮及び膨張に依って半自動でパウダーの吐出及び遮断を自由に調節することができるようにしたものである。
【0035】
図9乃至図10は本発明による第3実施例を示したもので、上部胴体(10)、下部胴体(20)、中間部材(30)、蓋(50)で結合構成される化粧品容器において、上記中間部材(30b)は上部に上部胴体(10b)の垂直棒(26)が嵌込められる内側孔(31)が具備されて上部にスポンジ型キャップ(38)が被せられるキャップホルダー部(37)を具備した押さえ板材(33b)が形成されて下部に円錐形弾性部(34)に連結された結合部材(35)で構成されたことを特徴とするものである。
【0036】
上記の様に構成された実施例3は使用時に蓋(50)を開いて中間部材(30b)の上部に形成されたスポンジ型キャップ(38)を使用者の皮膚(例えば、顔)に当接させた状態で下部胴体(20b)を加圧してくれることによって、円錐形弾性部(34)が圧縮されて中間部材(30b)の内側中央部に形成された内側孔(31)を閉鎖している垂直棒(26)の上部が離脱突出されて上記内側孔(31)が開放されることによってパウダーが移動溝(28)を経って吐出口(42)を通じてスポンジ型キャツプ(38)の中央部に吐出されて一様に染み入ることによって化粧をすることができるようになる。
【0037】
一方、上記中間部材(30c)の上部に形成されてスポンジ型キャップ(38)が被せられて形成されたキャップホルダー部(37)は多数の層に形成された多数のホルダー板(37a)(37b)で形成され、上記スポンジ型キャツプ(38)の内側下部 面に当接するホルダー板(37a)は曲がることと復元が柔軟な薄い板型に形成されてスポンジ型キャツプ(38)に吐出されたパウダーが一様に広がって染み入るようにしてどのひとところに集中的に固められるのを防止するし、化粧をする時、スポンジ型キャツプ(38)を使用者の皮膚に押したり接触時に上記の曲がることと復元力が柔軟なホルダー板(37a)によって皮膚に触る衝撃を緩和させて柔らかく化粧 をするように手伝ってくれる。
【0038】
上記の様に下部胴体(20b)の繰り返し的な加圧及び解除によってパウダーが吐出されて化粧が終わった後には下部胴体(20b)から加圧力を完全に解除することによって、円錐形弾性部(34)の膨張力によって中間部材(30b)が上昇するようになり垂直棒(26)の上端部によって内側孔(31)が閉鎖されてパウダーが吐出されないようにし上記中間部材(30b)に形成された円錐形弾性部(34)の圧縮及び膨張によって半自動でパウダーの吐出及び遮断を自由に調節することができるようにしたものである。
【0039】
図11乃至図13は本発明による第3実施例を示したもので、上部胴体(10)、下部胴体(20)、中間部材(30)、蓋(50)で結合構成される化粧品容器において、上記中間部材(30c)の内側下部に内向ねじ部(15)を形成するが、上記内側ねじ部(15)に対応して外向ねじ部(22)が形成されたチューブ型下部胴体(20c)がねじ結合されたことを特徴とする。
【0040】
上記の様に構成されたチューブ型下部胴体(20c)がねじ結合された実施例3は液状の化粧品が収容されて使用されるもので、使用時に中間部材(30c)に形成 された押え板材(33c)の両側周囲部を押して加圧することになって押え板材(33c)が押さえられることになりながら円錐形弾性部(34)が圧縮下降して中間部材(30)の内側中央部に形成された内側孔(31)を閉鎖している垂直棒(26)の上端部が離脱 突出されて上記内側孔(31)が開放されることによって液状の化粧品が移動溝(28)を経って吐出口(42)を通じてブラシ(44)側に吐出され、押え板材(33c)の押えを解除することによって円錐形弾性部(34)の膨張力によって押さえ板材(33c)が上昇するようになって垂直棒(26)の上端部によって内側孔(31)が閉鎖されて液状の化粧品が吐出されないようにして上記中間部材(30c)に形成された円錐形弾性部(34)の圧縮及び膨張によって半自動で液状の化粧品の吐出及び遮断を自由に調節することができるようにしたものである。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明による第1実施例の蓋を開けて見せた斜視図である。
【図2】本発明による第1実施例の分離斜視図である。
【図3】本発明による第1実施例の結合断面図である。
【図4】本発明による第1実施例のブラシカバーを下部胴体側にスライド移動させた状態の断面図である。
【図5】本発明による第1実施例のブラシカバーに力を加えて押した状態の断面図である。
【図6】本発明による第2実施例の分離斜視図である。
【図7】本発明による第2実施例の結合断面図である。
【図8】本発明による第2実施例の中間部材が押さえられた状態の断面図である。
【図9】本発明による第3実施例の結合断面図である。
【図10】本発明による第3実施例の中間部材が押さえられた状態の断面図である。
【図11】本発明による第4実施例の分離斜視図である。
【図12】本発明による第4実施例の結合断面図である。
【図13】本発明による第4実施例の中間部材が押さえられた状態の断面図である。
【図14】従来例の分離斜視図である。
【図15】従来例の結合断面図である。
【符号の説明】
【0042】
1a・1b・1c…容器、10・10a・10b・10c…上部胴体、11…蓋嵌込み部、11a…係止突輪、11b…結合部材嵌込み部、11c…内向係止顎輪、12…支持顎輪、13…貫通口、14…上部内側ねじ部、15…下部内側ねじ部、16・25…貫通孔、17…支持片、20・20a・20b・20c…下部胴体、21…収容部、22…外側ねじ部、23…垂直棒胴体、24…支持部、26…垂直棒、27…密閉短顎輪、28…移動溝、30・30a・30b・30c…中間部材、31…内側孔、32…嵌込み結合部、33…支持板、33b・33c…押え板材、34…円錐形弾性部、35…結合部材、35c…外向係止顎輪、36…外側結合ねじ部、37…キャップホルダー部、37a・37b…ホルダー板、38…スポンジ型キャップ、40…吐出誘導口、40a…吐出口内側ねじ部、41…ブラシカバー、42…吐出口、43…ブラシ嵌込み部、44…ブラシ、50…蓋、51…内側突輪。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上部胴体(10)、下部胴体(20)、中間部材(30)、吐出誘導口(40)、蓋(50)で結合構成される化粧品容器において、
上部胴体(10)は、上部に蓋嵌込み部(11)が形成され、内側に貫通口(13)を具備した支持顎輪(12)を形成するとともに、この支持顎輪(12)の上・下部に内側ねじ部(15)が形成してあり、
下部胴体(20)は、内部に収容部(21)を有していて上記上部胴体(10)の上記下部内側ねじ部(15)にねじ結合されるようになっており、貫通孔(25)を形成した支持部の上部に密閉短顎輪(27)及び移動溝(28)を具備してなる垂直棒(26)を立設形成した垂直棒胴体(23)が下部胴体(20)と上部胴体(10)との間に挟着され、
中間部材(30)は、上記上部胴体(10)の下部内面にねじ結合される結合部材(35)と、結合部材(35)に円錐型弾性部(34)を介して連結される支持板(33)と、この支持板(33)の上面に突設されている嵌込み結合部(32)と、この嵌込み結合部(32)の内側での支持板(33)に前記垂直棒(26)が嵌め込まれる内側孔(31)とを具備し、
吐出誘導口(40)は、前記嵌込み結合部(32)にねじ結合するとともに、その外側周囲部にブラシカバー(41)が嵌込み結合されており、内側中央上部に形成された吐出口(42)を取り囲む状態で形成したブラシ嵌込み部(43)にブラシ(44)が嵌込み結合してあり、
前記上部胴体(10)の上部に形成された蓋嵌込み部(11)に蓋(50)が結合構成されていることを特徴とするパウダー吐出が容易な化粧品容器。
【請求項2】
上部に蓋嵌込み部(11)が形成され、内側に結合部材嵌込み部(11b)が形成されて中央部に貫通孔(25)が形成されると同時に、支持片(17)によって垂直に立設された移動溝(28)を持つ垂直棒(26)が形成され下部内側周囲部に内側ねじ部(15)が形成された上部胴体(10)と、
上記上部胴体(10)の下部内側に形成された内側ねじ部(15)にねじ結合される外側ねじ部(22)が形成され収容部(21)を持つ下部胴体(20)と、
上記上部胴体(10)の垂直棒(26)が嵌込まれる内側孔(31)が具備され上部に吐出口(42)が具備されてブラシ(44)が嵌込まれるブラシ嵌込み部(43)が形成されて、周囲部に押え板材(33b・33c)が形成され下部に円錐形弾性部(34)に連結構成されて結合部材(35)によって嵌込み結合される中間部材(30)と
上記上部胴体(10)の上部に形成された蓋嵌込み部(11)に蓋(50)が結合構成されたことを特徴とする請求項1に記載のパウダー吐出が容易な化粧品容器。
【請求項3】
上記中間部材(30)は上部に上部胴体の垂直棒(26)が嵌込まれる内側孔(31)が具備されて上部にスポンジ型キャップ(38)が被せられるキャップホルダー部(37)を具備した押さえ板材(33b・33c)が形成され下部に円錐形弾性部(34)に連結された結合部材(35)で構成されたことを特徴とする請求項2に記載のパウダー吐出が容易な化粧品容器。
【請求項4】
上記中間部材(30)は内側下部に内向ねじ部を形成するが、上記内側ねじ部(36)に対応して外向ねじ部が形成されたチューブ型下部胴体(20)がねじ結合されたことを特徴とする請求項1に記載のパウダー吐出が容易な化粧品容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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