説明

パトローネ型固体撮像装置

【課題】 種々のフィルムカメラに装着できるパトローネ型固体撮像装置を提供する。
【解決手段】 パトローネからフィルムを所定長さ引き出した形状の筐体を備え、前記フィルムに対応する箇所に固体撮像素子23を搭載し、フィルムカメラにフィルムの代わりに装着してデジタル画像を撮影するパトローネ型固体撮像装置において、前記形状の筐体を、フィルムの形状に対応し固体撮像素子23を搭載する板状の第1筐体22と、パトローネの形状に対応し第1筐体22を内部に所定距離だけ挿入可能且つ引き出し可能に取り付けられた筒状の第2筐体24とで構成する。これにより、固体撮像素子23の第2筐体24からの距離を調整することが可能となり、その受光面23aをフィルムカメラの結像面に位置合わせすることが可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は銀塩フィルムカメラに装着してデジタル画像を撮像するパトローネ型固体撮像装置に係り、特に、コンパクトカメラや一眼レフカメラ等の様々な種類,大きさのフィルムカメラに装着することができるパトローネ型固体撮像装置に関する。
【背景技術】
【0002】
図9は、従来のパトローネ型固体撮像装置の斜視図であり、下記の特許文献1,2,3に開示されている。従来のパトローネ型固体撮像装置1は、銀塩フィルムを収納するパトローネから10cm程度の所定長さのフィルムを引き出した形状の筐体2を備え、この筐体2のフィルム対応部分3に固体撮像素子4を取り付け、パトローネ対応部分5に電子回路やバッテリ電源を収納する構成になっている。
【0003】
そして、図10に示す様に、フィルムカメラ5の裏蓋6を開けて、固体撮像素子4がレンズ7方向に向くようにパトローネ型固体撮像装置1をフィルムカメラ5内に装着し、裏蓋6を閉じる。
【0004】
フィルムカメラ5のレリーズボタン8を半押ししてS1スイッチが投入されると、フィルムカメラ5のオートフォーカス機能や露出機能が動作してフォーカスレンズ位置や絞り開口量、シャッター速度が決定され、レリーズボタン8を全押ししてS2スイッチが投入されると、シャッターが切られる。これにより、レンズ7を通して撮像された被写体画像が固体撮像素子4の受光面に結像され、固体撮像素子4からデジタル画像データが電子回路内のメモリに取り込まれる。
【0005】
【特許文献1】特開平9―98326号公報
【特許文献2】特開2000―184250号公報
【特許文献3】特開2003―234932号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
パトローネ型固体撮像装置を装着するフィルムカメラには、コンパクト型カメラの様な小型のものから、一眼レフカメラの様に大型のカメラまで様々な種類が存在する。従って、パトローネ型固体撮像装置を装着するフィルムカメラの種類や大きさが異なると、フィルムカメラのパトローネ収納場所から、フィルムカメラのレンズを通して得られる被写体画像の結像面までの距離が異なってしまう。
【0007】
しかし、従来のパトローネ型固体撮像装置1は、図9に示す様に、パトローネ部分5と固体撮像素子4の受光面中央までの距離tが固定であるため、1つのパトローネ型固体撮像装置1を様々な種類のフィルムカメラに装着することができないという問題がある。このため、フィルムカメラの種類毎に、夫々に適した大きさのパトローネ型固体撮像装置を製造しなければならず、製造コストの増大を招き、安価なパトローネ型固体撮像装置を提供できないという問題を生じる。
【0008】
本発明の目的は、様々な種類のフィルムカメラに装着可能で安価なパトローネ型固体撮像装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明のパトローネ型固体撮像装置は、パトローネからフィルムを所定長さ引き出した形状の筐体を備え、前記フィルムに対応する箇所に固体撮像素子を搭載し、フィルムカメラにフィルムの代わりに装着してデジタル画像を撮影するパトローネ型固体撮像装置において、前記形状の筐体を、前記フィルムの形状に対応し前記固体撮像素子を搭載する板状の第1筐体と、前記パトローネの形状に対応し前記第1筐体を内部に所定距離だけ挿入可能且つ引き出し可能に取り付けられた筒状の第2筐体とで構成したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、固体撮像素子を搭載する第1筐体を、パトローネ部分の第2筐体に対してスライド自在に取り付けたため、大きなフィルムカメラに装着するときは第1筐体を第2筐体から引き出し、小さなフィルムカメラに装着するときは第1筐体を第2筐体内に挿入することで、固体撮像素子の受光面を各フィルムカメラの結像面に合わせることが可能となる。このため、1台のパトローネ型固体撮像装置で種々のフィルムカメラに対応することができ、パトローネ型固体撮像装置の製造コストを低減することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
【0012】
図1は、本発明の一実施形態に係るパトローネ型固体撮像装置を装着した銀塩フィルムカメラの説明図である。本実施形態に係るパトローネ型固体撮像装置10は、図10と同様にフィルムカメラ11内に裏蓋12を開けて装着されるが、本実施形態では更に、フィルムカメラ11のレリーズボタン13が設けられた部分に着脱自在に嵌合することができるカメラ用アタッチメント15を設ける。このカメラ用アタッチメント15には、レリーズボタン13を覆いレリーズボタン13と一体に押下することができるボタン16が設けられている。
【0013】
図2は、カメラ用アタッチメント15の内部回路を示す図である。このカメラ用アタッチメント15は、ボタン16にユーザの指がタッチしたことを感知するタッチセンサ17と、ボタン16にタッチされていることをタッチセンサ17が感知したとき所定周波数で発振する発振回路(無線発信手段)18と、発振回路18の出力を無線により出力するアンテナ19と、発振回路18やタッチセンサ17に電力を供給するボタン電池20とを備える。
【0014】
図3は、本実施形態に係るパトローネ型固体撮像装置10の正面斜視図である。このパトローネ型固体撮像装置10の筐体21のフィルム対応部分(第1筐体)22には固体撮像素子23が取り付けられており、パトローネ対応部分(第2筐体)24には、交換可能なバッテリ電源25と、電子回路26とが収納されている。
【0015】
第1筐体22は、第2筐体24に対して所定距離例えば最大2cm程度挿入可能且つ引き出し可能に取り付けられている。図4は、第1筐体22を第2筐体24内に最大挿入したときの状態と第1筐体22を第2筐体24から最大に引き出した状態を示す図である。
【0016】
第1筐体22に搭載された固体撮像素子23の受光面中央と第2筐体24の中心との距離の最短をtとしたとき、第1筐体22を第2筐体24から最大に引き出したときの固体撮像素子23の受光面中央と第2筐体24の中心との距離はt+a(上記の例ではa=2cm)となる。
【0017】
第2筐体24と、この第2筐体24内に挿入される第1筐体22との連結部分には、例えば、2mmステップでラッチ機構が設けられ、2mmステップで第1筐体22を第2筐体24に挿入して(あるいは引き出して)第1筐体22を第2筐体24に固定できるようになっている。尚、第1筐体22を第2筐体24から完全に抜き取ることができない様にしてあるのは勿論である。
【0018】
ラッチ機構としては、図示の例では、第1筐体22の連結部分の上縁と下縁に沿って2mm間隔に設けた突起27と、第2筐体24の連結部分の内側に設けられ前記の突起27と嵌合する図示しない孔とで構成されるが、他の構成のラッチ機構でも良い。
【0019】
固体撮像素子23を搭載した第1筐体22をスライド自在に第2筐体24に取り付けるため、固体撮像素子23と前記電子回路26とは、フレキシブルフラットケーブルによって接続し、第1筐体22の所定距離のスライドを可能としている。
【0020】
図5は、図3に示すパトローネ型固体撮像装置10の背面斜視図である。パトローネ型固体撮像装置10の背面部分の所定箇所には、電源投入用の押しボタン30と、アンテナ31とが設けられている。この所定箇所は、フィルムカメラ11にフィルム確認用の窓が設けられている場合にはこの窓に対面する箇所が好ましく、押しボタン30が押され押しボタン30自身を発光させたときこれを窓から容易に確認可能となる。
【0021】
図6は、図3,図4,図5に示すパトローネ型固体撮像装置10の機能構成ブロック図(図3に示す電子回路26の機能構成を含む。)である。本実施形態のパトローネ型固体撮像装置10は、パトローネ型固体撮像装置10の全体を統括制御するCPU33と、固体撮像素子23の駆動をCPU(制御部)33からの指示により制御する撮像素子駆動部35と、固体撮像素子23の出力データを取り込んでCPU33からの指示により信号処理するアナログ信号処理部36と、アナログ信号処理部36から出力される画像データをデジタルデータに変換するA/D変換器37とを備える。また、本実施形態では、CPU33にスピーカ29が接続される。
【0022】
パトローネ型固体撮像装置10は、更に、フレームメモリ41に接続されたメモリ制御部42と、A/D変換器37から出力されるデジタルの画像データを取り込んでガンマ補正やRGB/YC変換等の画像処理を行うデジタル信号処理部43と、撮像画像をJPEG画像に圧縮したり圧縮画像を伸張したりする圧縮伸張処理部44と、撮像画像データを積算してホワイトバランスのゲインを調整させる積算部45と、JPEG画像データ等の撮像画像データを保存する記録媒体46及びこの記録媒体46を制御するメモリ制御部47と、アンテナ31に接続され外部との間で無線通信を行う無線インタフェース48と、これらを相互に接続する制御バス49及びデータバス50を備える。
【0023】
パトローネ型固体撮像装置10の電源回路51は図3に示すバッテリ電源25を電力源とし、開閉スイッチ51aを介してCPU33及び無線インタフェース48に電力を供給すると共に、開閉スイッチ51bを介してパトローネ型固体撮像装置10を構成する各処理部(CPU33と無線インタフェース48を除く。)に電力を供給する構成になっている。
【0024】
そして、スイッチ51aは、図5に示す押しボタンスイッチ30がユーザにより押下されたとき閉成され、CPU33と無線インタフェース48とに電力供給がなされる。また、スイッチ51bは、CPU33からの電源投入指令により開閉制御される。
【0025】
次に、上述した構成のパトローネ型固体撮像装置10の動作を、図7の電源制御処理手順を示すフローチャートを参照して説明する。
【0026】
ユーザがパトローネ型固体撮像装置10を使用するために、パトローネ型固体撮像装置10を図1のフィルムカメラ11内に装着するとき、第1筐体22の第2筐体24からの引き出し距離を調整して、固体撮像素子23の受光面をフィルムカメラ11の結像面に整合させ、また、押しボタン30を押下してから装着する。これにより、図6の開閉スイッチ51aが閉成され、CPU33と無線インタフェース48だけに電力が供給される。即ち、節電モードのもとで、図7の電源制御プログラムが起動する。そして、ユーザは、カメラ用アタッチメント15をフィルムカメラ11のレリーズボタン13部分に嵌合装着する。
【0027】
ユーザがデジタル画像を撮像しようとしてボタン16に触れると、これをタッチセンサ17が感知し、「タッチ有り」を示す無線信号がアタッチメント15のアンテナ19から発信される。図6のCPU33は、図7のステップS1で「タッチ有り」の信号受信を待機しており、CPU33が無線インタフェース48を介してアンテナ31から「タッチ有り」の信号を受信したとき、ステップS2に進み、図6に示すスイッチ51bを閉成する。これにより、パトローネ型固体撮像装置10の全機能が動作可能状態となる。
【0028】
その後に、ユーザはデジタル画像の撮像動作を行うが、この撮像動作は、図7の処理とは関係なく行われる。撮像動作は、通常のフィルムカメラの撮影と同様に行われる。即ち、ユーザがボタン16を半押しすると、その下のレリーズボタン13のS1スイッチが投入される。これにより、フィルムカメラ11のオートフォーカス機能や露出機能等が動作してフォーカスレンズ位置の調整や絞り開口量の制御が行われ、また、フィルムカメラ11に搭載されている図示しないCPU(勿論、CPU33とは異なる)がシャッター速度を決定する。
【0029】
ユーザがボタン16を全押しすると、その下のレリーズボタン13のS2スイッチが投入され、フィルムカメラ11のシャッタが上記のシャッター速度で切られる。即ち、フォーカルプレーンシャッタを搭載しているカメラであれば、フォーカルプレーンシャッタの前幕と後幕とが走行し、レンズシャッタを搭載しているカメラであれば、レンズシャッタの開閉が行われる。尚、勿論、シャッター速度や絞り開口量の制御、ピント調整等をマニュアル操作することも可能である。
【0030】
これにより、固体撮像素子23の受光面23aに被写体画像が結像し、固体撮像素子23から、撮像画像のデータが、通常のデジタルカメラと同様に読み出され、記録媒体46に格納される。
【0031】
図7の電源制御プログラムは、デジタル画像の撮影中であってもアタッチメント15からの「タッチ有り」信号が受信できなくなるのを待機しており(ステップS3)、「タッチ有り」信号が受信できなくなったときはステップS4に進み、スイッチ51bを開放する。これにより再び節電モードに入ってCPU33と無線インタフェース48にのみ電力が供給され、バッテリ25の消費が抑制される。
【0032】
本実施形態のパトローネ型固体撮像装置10は、第1筐体22の第2筐体24からの引き出し距離を調整することで、固体撮像素子23の受光面23aをフィルムカメラ11の結像面に合わせる様にしている。第1筐体22はフィルムに対応して形成されているため、撮像画像の上下方向のズレは生じないが、第1筐体22の位置調整にズレが生じていると、撮像画像の右側あるいは左側が切れた画像が撮像されてしまう。
【0033】
そこで、本実施形態では、位置調整にズレが生じているか否かをCPU33が位置判定プログラムによって判定し、位置ズレが生じているときは、スピーカ29から警報音を出力する様になっている。
【0034】
図8は、CPU33の制御の基で行う位置判定処理の処理手順を示すフローチャートである。先ず、固体撮像素子23から出力され撮像画像データを、デジタル信号処理部43が、アナログ信号処理部36やA/D変換器37を介して取り込む(ステップS11)。
【0035】
固体撮像素子23の受光面23aにフィルムカメラ11の結像面が一致している場合、デジタル信号処理部43に取り込まれた画像データには無効データが少ない。無効データとは、受光面23aのうち受光していない画素から出力されたデータである。受光面23aと結像面との間に位置ズレが生じていると、デジタル信号処理部43に取り込まれた画像データには、右側あるいは左側に無効データが多くなる。デジタル信号処理部43は、この無効データが出力された画素領域と無効データ量とをCPU33に通知する。これにより、CPU33は、受光面23aの位置が結像面の位置に一致しているか否かを判定することができる(ステップS12)。一致している場合には警報を出力せずにこの処理を終了する。
【0036】
一致していない場合には、ステップS12からステップS13に進み、警報音を出力してこの処理を終了する。これにより、ユーザは位置ズレを知り、第1筐体22の第2筐体24からの引き出し距離の再調整を行うことができる。
【0037】
無効データが出力された画素領域と無効データ量とを精度良く検出することができれば、CPU33はどちらの方向のどの程度の位置ズレかを判定でき、例えば、「右2ステップ」とか「左1ステップ」とかを音声で警報指示することも可能である。
【0038】
以上述べた様に、本実施形態のパトローネ型固体撮像装置10は、固体撮像素子23の位置を調整可能としたため、様々な種類や大きさのフィルムカメラに対して1種類のパトローネ型固体撮像装置10で対応可能となり、ユーザは自分が所有するフィルムカメラに適合するパトローネ型固体撮像装置を探す煩わしさがなくなり、製造メーカ側は多種類のパトローネ型固体撮像装置を製造する必要が無くなるため製造コストの削減を図ることが可能となる。
【0039】
本実施形態のパトローネ型固体撮像装置10は、フィルムカメラ11側を何ら改造する必要がないため、フィルムカメラ11を銀塩フィルムカメラとして使用するときは、単にパトローネ型固体撮像装置10をカメラ11から取り外し、代わりに銀塩フィルムを装着するだけで、フィルムカメラとして使用可能である。
【0040】
即ち、本実施形態のパトローネ型固体撮像装置は、既存のフィルムカメラが持つ高価で高機能なレンズや堅牢なカメラボディをそのまま利用できると共に、固体撮像素子の製造技術が進歩して固体撮像素子の高画素化が更に進んだ場合には、新しい固体撮像素子を搭載したパトローネ型固体撮像装置をフィルムの様に交換して使用するだけで、ユーザは技術進歩の恩恵を安価に享受可能となる。
【0041】
尚、上述した実施形態では、撮像画像データを記録媒体46に格納しただけであり、パトローネ型固体撮像装置10をカメラ11から取り出しパソコン等にUSBケーブル等で接続して外部に撮像画像データを読み出すことを前提としたが、例えば特許文献3に記載されている様に、無線インタフェース48を利用して外部の携帯端末装置に画像データを伝送し、携帯端末装置の表示画面に撮像画像データを表示させる様にしても良いことはいうまでもない。
【0042】
また、上記の携帯端末装置から無線インタフェース48を通してCPU33に指令を送り、固体撮像素子23の感度切替や動画撮影や静止画撮影等の撮影モードの切替、ホワイトバランス補正の切替など、通常のデジタルカメラに搭載されている諸機能を行う構成を付加することも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本発明に係るパトローネ型固体撮像装置は、既存のフィルムカメラを何ら改造することなくそのレンズやカメラボディを利用可能となり、しかも、1種類の形状で様々な種類や大きさのフィルムカメラに対応可能なため安価に提供でき、既存のレンズ付きデジタルカメラに代わるカメラとして有用である。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の一実施形態に係るパトローネ型固体撮像装置を装着したフィルムカメラの背面斜視図である。
【図2】図2は、図1に示すカメラ用アタッチメントの構成回路図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るパトローネ型固体撮像装置の正面斜視図である。
【図4】図3に示すパトローネ型固体撮像装置の第1筐体を第2筐体内に押し込んだ最短時の状態と第1筐体を第2筐体から引き出した最長時の状態とを比較する図である。
【図5】図3に示すパトローネ型固体撮像装置の背面斜視図である。
【図6】本発明の一実施形態に係るパトローネ型固体撮像装置の機能ブロック図である。
【図7】図5に示すCPUが実行する電源制御プログラムの処理手順を示すフローチャートである。
【図8】図3に示すパトローネ型固体撮像装置が実行する固体撮像素子の位置判定処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】従来のパトローネ型固体撮像装置の正面斜視図である。
【図10】図9に示すパトローネ型固体撮像装置を装着したフィルムカメラの背面斜視図である。
【符号の説明】
【0045】
10 パトローネ型固体撮像装置
11 フィルムカメラ
12 裏蓋
13 レリーズボタン
15 カメラ用アタッチメント
16 ボタン
17 タッチセンサ
18 発振回路(無線発信手段)
19,31 アンテナ
20 ボタン電池
21 筐体
22 第1筐体(フィルム対応部分)
23 固体撮像素子
23a 受光面
24 第2筐体(パトローネ対応部分)
25 バッテリ電源
27 突起
29 スピーカ
30 電源投入用の押しボタン
33 CPU
48 無線インタフェース
51 電源回路
51a,51b 開閉スイッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
パトローネからフィルムを所定長さ引き出した形状の筐体を備え、前記フィルムに対応する箇所に固体撮像素子を搭載し、フィルムカメラにフィルムの代わりに装着してデジタル画像を撮影するパトローネ型固体撮像装置において、前記形状の筐体を、前記フィルムの形状に対応し前記固体撮像素子を搭載する板状の第1筐体と、前記パトローネの形状に対応し前記第1筐体を内部に所定距離だけ挿入可能且つ引き出し可能に取り付けられた筒状の第2筐体とで構成したことを特徴とするパトローネ型固体撮像装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2006−254173(P2006−254173A)
【公開日】平成18年9月21日(2006.9.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−69033(P2005−69033)
【出願日】平成17年3月11日(2005.3.11)
【出願人】(000005201)富士写真フイルム株式会社 (7,609)
【Fターム(参考)】