説明

パネル水槽用架台、パネル水槽設置構造、及び、パネル水槽用部材搬送構造

【課題】パネル水槽用の部材搬送を、効率的に行うことの可能なパネル水槽用架台、パネル水槽設置構造、及び、パネル水槽用部材搬送構造を提供する。
【解決手段】パネル水槽用架台10は、略四角形の枠形状とされており、ベース部材12、及び、支持部材15を備えている。支持部材15は、立上部14及び支持部16を備えている。立上部14は、ベース部材12と直交して基準面Gから立ち上がるように配置されている。支持部16は、支持部16A、及び、支持部16Bを備え、立上部14の上部に配置され、四角形の枠形状を構成している。支持部16Bと基準面Gとの間には、フォークリフトのフォークFを差し込み可能な差込口18が構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のパネル部材を接合して形成されるパネル水槽を支持するパネル水槽用架台、このパネル水槽用架台を備えたパネル水槽設置構造、及び、このパネル水槽用架台を備えたパネル水槽用部材搬送構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、貯水用に複数のパネル部材を接合して形成されるパネル水槽が知られている(特許文献1参照)。パネル水槽は、パネル部材、組み立て用の部品などを、予め製造しておき、これらの部材を設置場所へ搬送して、組み立てられている。
【0003】
ところで、パネル水槽を構成するための前述の部材は、通常、倉庫に保管されており、必要に応じて現場へ搬送される。搬送の際には、フォークリフトでの荷積み/荷降ろしを行うことができるように、いわゆるパレット上に載せられて搬送が行われている。このように、搬送用にパレットを用いた場合、設置現場でパレットが不要となり、廃棄処分が必要となってしまう。
【0004】
また、パネル水槽を設置するための架台については、パネル水槽とは別に製造されて設置現場へ搬送されることが通常であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2001−199499号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記事実を考慮してなされたものであり、パネル水槽用の部材搬送を、効率的に行うことの可能なパネル水槽用架台、パネル水槽設置構造、及び、パネル水槽用部材搬送構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載する本発明のパネル水槽用架台は、複数のパネル部材を接合して形成されるパネル水槽を支持するパネル水槽用架台であって、基準面上に配置されるベース部材と、前記ベース部材から立ち上がる立上部材と、前記立上部の上に配置され前記パネル水槽の底部の少なくとも外周下端辺を支持する支持面を有すると共に、前記基準面との間にフォークリフトのフォークを差し込み可能な空間を構成し、前記フォークによって支持される被支持部を有する支持部材と、を備えている。
【0008】
本発明のパネル水槽用架台は、フォークリフトのフォークを差し込み可能な差込口が構成されており、支持部材はフォークによって支持される被支持部を有している。したがって、フォークを前記空間に差し込み、被支持部をフォークで支持することにより、パネル水槽用架台をパレットとして利用でき、フォークリフトでの荷積み等が可能となる。
【0009】
このように、パネル水槽用架台をパレットとして利用することにより、従来のパレットが不要となり、パネル水槽の部材搬送を効率的に行うことができる。
【0010】
請求項2に記載する本発明のパネル水槽用架台は、互いに隣り合う前記パネル部材で構成される側角部に沿って配置して前記隣り合うパネル部材同士を接合する角部接合部材を、前記支持面の外周端辺に沿って取り外し可能に取り付ける端辺取付部材、を備えたことを特徴とする。
【0011】
パネル水槽の構成部品の1つとして、互いに隣り合うパネル部材で構成される側角部に沿って配置し、隣り合うパネル部材同士を接合する角部接合部材を用いることがある。この角部接合部材は、通常長尺であり、パネル部材と同時に搬送するためには、工夫が必要となる。
【0012】
そこで、本発明では、パレットとして利用可能なパネル水槽用架台の支持部材に端辺取付部材を設け、端辺取付部材を用いて、角部接合部材を支持面の外周端辺に沿って取り外し可能に取り付ける。このように、角部接合部材を支持面の外周端辺に沿って取り付けることにより、パネル部材を支持部材の中央部分に配置しつつ、角部接合部材についても支持部材に取り付けて搬送することができる。
【0013】
請求項3に記載する本発明のパネル水槽用架台は、前記角部接合部材が、互いに直交する2面を有する山型鋼で構成され、前記角部接合部材の一方面が前記支持面と向き合い、他方面が前記支持面から立ち上がって側壁を構成する配置となるように、前記端辺取付部材によって前記支持部材に取り付けられ、前記側壁に囲まれた内側には、前記パネル部材を積層収納可能な収納空間が構成されていること、を特徴とする。
【0014】
山型鋼である角部接合部材を用いて、上記のように外周に壁面を構成し、その内側の収納空間にパネル部材を積層収納することにより、パネル部材の位置ずれが抑制され、パネル部材を安定して搬送することができる。
【0015】
請求項4に記載する本発明のパネル水槽設置構造は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のパネル水槽用架台と、前記パネル水槽用架台上に支持され、複数のパネル部材を接合して形成されたパネル水槽と、を備えている。
【0016】
請求項4のパネル水槽設置構造によれば、パレットとして使用可能なパネル水槽用架台を備えているので、搬送の際に従来のパレットが不要となり、効率的にパネル水槽を設置することができる。
【0017】
請求項5に記載する本発明のパネル水槽用部材搬送構造は、複数のパネル部材を接合して形成されるパネル水槽用の部材、及び、前記パネル水槽を支持するパネル水槽用架台、を搬送するパネル水槽用部材搬送構造であって、基準面上に配置されるベース部材と、前記ベース部から立ち上がる立上部と、前記立上部の上に配置され前記パネル水槽の底部の少なくとも外周下端辺を支持する支持面を有すると共に、前記基準面との間にフォークリフトのフォークを差し込み可能な空間を構成し、前記フォークによって支持される被支持部を有する支持部材と、を備えたパネル水槽用架台と、前記パネル水槽用架台の前記支持部材上に積層された前記複数のパネル部材と、前記積層された複数のパネル間に収納された水槽用部品と、前記支持部材の上面の外周端辺に沿って取り外し可能に取り付けられた、互いに隣り合う前記パネル部材同士を接合するための角部接合部材と、を備えている。
【0018】
請求項5のパネル水槽用部材搬送構造では、パネル水槽用架台をパレットとして利用でき、従来のパレットなしでフォークリフトでの荷積み等が可能となる。また、支持部材上に複数のパネル部材を積層し、積層された複数のパネル間に水槽用部品を収納する。そして、パネル部材同士を接合するための角部接合部材を、支持部材の上面の外周端辺に沿って取り付ける。このように、パネル水槽用架台上に、パネル水槽の組み立てに必要な部材を配置することにより、効率よく、パネル水槽の部材搬送を行うことができる。
【発明の効果】
【0019】
以上説明したように、本発明のパネル水槽用架台、パネル水槽設置構造、及び、パネル水槽用部材搬送構造によれば、効率よく、パネル水槽の部材搬送を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の実施形態に係るパネル水槽用架台の斜視図である。
【図2】本発明の実施形態に係るパネル水槽用架台を用いたパネル水槽設置構造を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施形態に係るパネル水槽用のパネル部材の接合構造を説明する斜視図である。
【図4】本発明の実施形態に係るパネル水槽用部材搬送構造を示す、分解斜視図である。
【図5】本発明の実施形態に係るパネル水槽用部材搬送構造における、角部接合部材の取付構造を説明する斜視図である。
【図6】本発明の実施形態に係るパネル水槽用部材搬送構造を示す斜視図である。
【図7】本発明の実施形態に係るパネル水槽用部材搬送構造を示す正面図である。
【図8】本発明の実施形態に係るパネル水槽用部材搬送構造における、角部接合部材の取付構造の変形例を説明する斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明に係るパネル水槽用架台、パネル水槽設置構造、及び、パネル水槽用部材搬送構造について、図面に基づき説明する。
【0022】
(パネル水槽用架台)
【0023】
図1には、本実施形態のパネル水槽用架台10が示されている。パネル水槽用架台10は、略四角形の枠形状とされており、ベース部材12、及び、支持部材15を備えている。
【0024】
ベース部材12は、2本の長尺板部材が互いに平行に配置されて構成されている。ベース部材12は、板面が基準面Gに配置される。支持部材15は、立上部14及び支持部16を備えている。立上部14は、ベース部材12の一長辺と連接され、ベース部材12と直交して基準面Gから立ち上がるように配置されている。立上部14は板状で、ベース部材12と一体的に構成されている。
【0025】
支持部16は、支持部16A、及び、支持部16Bを備え、立上部14の上部に配置され、四角形の枠形状を構成している。支持部16Aは、立上部14の一長辺と連接され、立上部14と直交すると共にベース部材12と平行に配置されている。支持部16A、立上部14、及び、ベース部材12は一体的に構成されており、いわゆるC型鋼の両端面でベース部材12、支持部16Aを構成し、C型鋼の中間部で立上部14を構成することができる。
【0026】
2本の支持部16Bは、長尺板状とされ、端部が2本の支持部16Aの端部と各々連結されている。支持部16Bの上面は、支持部16Aの上面と面一とされ、支持部16Aの上面、支持部16Bの上面により、支持面16Cが構成されている。
【0027】
支持部16Bは、被支持部17を備えている。被支持部17は、支持部16Bの一長辺と連接され、支持部16Bと直交して下側へ延出された構成とされている。支持部16Bと被支持部17とは一体的に構成されており、いわゆるL字鋼で構成することができる。被支持部17の短手方向の長さ(幅)は、立上部14の幅よりも距離Sだけ短く、ベース部材12の載置される基準面Gと被支持部17との間には、差込口18が構成されている。差込口18からは、フォークリフトのフォークFが差し込み可能とされている。
【0028】
支持部16A、支持部16Bの長手方向中央部には、端辺取付部材20が設けられている。端辺取付部材20は、支持部16A、支持部16Bから枠の外側に突出するように形成されている。各端辺取付部材20には、搬送用穴21A、21Bと、取付用穴22が構成されている。搬送用穴21Aは、後述する角部接合部材34の接合用穴34Hに対応して構成されており、取付用穴22は、パネル水槽30を設置する際にパネル水槽用架台10に固定するためのものである。
【0029】
(パネル水槽、及び、パネル水槽設置構造)
次に、前述のパネル水槽用架台10上に支持される、パネル水槽30について説明する。パネル水槽30は、図2に示すように、複数枚(本実施形態では6枚)のパネル部材32を接合して構成されている。側面を構成する各々のパネル部材32Aは、四角形状とされ、4辺の各々から接合用のフランジ部32Fが立設されている。フランジ部32Fには、ポルト締結用の接合穴32Hが複数構成されている。
【0030】
パネル部材32Aは、図3にも示すように、角部接合部材34を介して隣接するパネル部材32Aと接合されている。角部接合部材34は、等辺山型鋼材で構成されており、互いに直交する第1面34Aと第2面34Bを有している。角部接合部材34の第1面34A及び第2面34Bには、フランジ部32Fの接合穴32Hに対応する位置に、接合穴34Hが構成されている。第1面34Aは、一方のパネル部材32Aのフランジ部34Fと対向配置され、第2面34Bは、他方のパネル部材32Aのフランジ部34Fと対向配置されている。そして、ボルト/ナットBが、外側(角部接合部材34側)から接合穴34H、接合穴32Hに挿入、締結されることにより、隣接するパネル部材32A同士が接合されている。
【0031】
パネル水槽30の天面を構成するパネル部材32Cには、円筒状の突出部31が構成されている。突出部31は、パネル部材32Cの内側から見て凹状とされている。また、パネル水槽30の底部を構成するパネル部材32Bには、図3に示すように、凹部33が構成されている。パネル部材32Cは、パネル部材32Aの上部とボルト/ナットBで接合され、パネル部材32Bは、パネル部材32Aの下部とボルト/ナットBで接合されている。
【0032】
パネル水槽用架台10は、基礎台50上にベース部材12が配置され、ベース部材12は、ボルト50Bにより、両端部が基礎台50に固定されている。パネル水槽30は、パネル水槽用架台10の支持部材15上に配置され、ボルト52がパネル部材32Aの接合用穴(不図示)及びパネル水槽用架台10の接合用穴22に挿通、締結されて、固定される。
【0033】
(パネル水槽用搬送構造)
次に、パネル水槽30を構成する、パネル部材32、角部接合部材34、その他の部品、及び、パネル水槽用架台10を搬送する際の搬送構造(パネル水槽用部材搬送構造60)について説明する。
【0034】
図4〜図7に示すように、前述のパネル水槽用架台10は、ベース部材12が下側、支持部材15が上側となるように配置されている。角部接合部材34は、パネル水槽用架台10の支持部材15に沿って、L字が外側に開くように、第1面34Aを支持面16Cと対向して配置されている。支持面16Cの幅方向内側部には、パネル部材32を載置可能な幅Wが確保されている。そして、角部接合部材34の長手方向中央の2つの接合穴34Hと、端辺取付部材20の搬送用穴21Aとに、ボルト23Bが挿入されてナット23Nと締結され、角部接合部材34が支持面16Cへ取り付けられている。これにより、角部接合部材34の第2面34Bで、支持面16Cから立設された壁面が構成されている。第2面34Bに囲まれた内側には、パネル部材32を収納可能な収納空間36Rが構成される。
【0035】
収納空間36Rの4角には、図6に示すように、角部カバー38が立設されている。角部カバー38は、断面L字状とされ、後述のように積層されるパネル部材32の側角部を保護するように配置される。角部カバー38は、段ボール紙などの、簡易な材料で構成すれば足りる。
【0036】
収納空間36Rの最下部へ、パネル部材32のうちの側部を構成するパネル部材32Aの4枚が収納される。このとき、最下のパネル部材32Aは、下面の外周4辺が支持面16Cの内側の幅Wの部分で支持され、4辺のフランジ部32Fが角部接合部材34の第2面34Bの内側に嵌めこまれるように配置され、その上へ他の3枚のパネル部材32Aが積層される。
【0037】
そして、図7に示すように、その上に、底部を構成するパネル部材32Bが、凹部33が上向きに開放されるように積層される。そして、その上に、スペーサーPを介して、パネル部材32Cが積層される。パネル部材32Cは、突出部31が下向きに開放されるように積層される。パネル部材32Bとパネル部材32Cとの間には、凹部33と突出部31とによって、空間40が構成されている。空間40には、パネル水槽30に必要な部品が梱包された部品箱42が収納されている。この状態において、図6に示すように、固定紐44は、パネル部材32とパネル水槽用架台10とが締結されるよう鉛直方向及び水平方向に巻き回されている。
【0038】
搬送を行う際には、上記のパネル水槽用部材搬送構造60の、パネル水槽用架台10の差込口18にフォークリフトのフォークを差し込み、被支持部17へフォークを当てて持ち上げる。
【0039】
本実施形態のパネル水槽用架台10は、支持部材15にフォークリフトのフォークを差し込み可能な差込口18が構成され、被支持部17へフォークを当てて持ち上げて搬送することができるので、パネル水槽用架台10をフォークリフト用パレットとして用いることができる。したがって、従来用いられていたパレットが不要となり、効率よく搬送を行うことができる。
【0040】
また、パネル水槽用架台10の支持面16Cには、端辺取付部材20が設けられているので、角部接合部材34を支持面16Cの外周端辺に沿って取り外し可能に取り付けることができる。このように、角部接合部材34を支持面16Cの外周端辺に沿って取り付けることにより、角部接合部材34を支持部材15に取り付けて搬送することができる。
【0041】
また、山型鋼である角部接合部材34の第2面34Bを用いて、壁面を構成し、その内側の収納空間36Rにパネル部材32を積層収納することにより、パネル部材32の位置ずれが抑制され、パネル部材32等を安定して搬送することができる。
【0042】
なお、本実施形態では、パネル水槽用架台10へ角部接合部材34を取り付けるために、支持面16Cの中央部が外側に突出した端辺取付部材20を形成したが、端辺取付部材20に代えて、図8に示すように、支持部16Aの短手方向の幅を広くして、角部接合部材34を取り付けるための接合穴25A、25Bを構成してもよい。この場合には、接合穴25A、25Bは、角部接合部材34の端部寄りの接合穴34Hに対応した位置に構成することが好ましい。角部接合部材34を端部寄りの2箇所でパネル水槽用架台10へ取り付けることにより、角部接合部材34のガタつきを抑制して、安定した取り付けを行うことができる。
【符号の説明】
【0043】
10 パネル水槽用架台
12 ベース部材
14 立上部
15 支持部材
16A 支持部
16B 支持部
16C 支持面
17 被支持部
18 差込口
20 端辺取付部材
30 パネル水槽
32 パネル部材
34 角部接合部材
36R 収納空間
60 パネル水槽用部材搬送構造
G 基準面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のパネル部材を接合して形成されるパネル水槽を支持するパネル水槽用架台であって、
基準面上に配置されるベース部材と、
前記ベース部材から立ち上がる立上部と、前記立上部の上に配置され前記パネル水槽の底部の少なくとも外周下端辺を支持する支持面を有すると共に、前記基準面との間にフォークリフトのフォークを差し込み可能な空間を構成し、前記フォークによって支持される被支持部を有する支持部材と、
を備えた、パネル水槽用架台。
【請求項2】
互いに隣り合う前記パネル部材で構成される側角部に沿って配置して前記隣り合うパネル部材同士を接合する角部接合部材を、前記支持面の外周端辺に沿って取り外し可能に取り付ける端辺取付部材、を備えたことを特徴とする、請求項1に記載のパネル水槽用架台。
【請求項3】
前記角部接合部材は、互いに直交する2面を有する山型鋼で構成され、前記角部接合部材の一方面が前記支持面と向き合い、他方面が前記支持面から立ち上がって側壁を構成する配置となるように、前記端辺取付部材によって前記支持部材に取り付けられ、
前記側壁に囲まれた内側には、前記パネル部材を積層収納可能な収納空間が構成されていること、を特徴とする請求項2に記載のパネル水槽用架台。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか1項に記載のパネル水槽用架台と、
前記パネル水槽用架台上に支持され、複数のパネル部材を接合して形成されたパネル水槽と、
を備えたパネル水槽設置構造。
【請求項5】
複数のパネル部材を接合して形成されるパネル水槽用の部材、及び、前記パネル水槽を支持するパネル水槽用架台、を搬送するパネル水槽用部材搬送構造であって、
基準面上に配置されるベース部材と、前記ベース部から立ち上がる立上部と、前記立上部の上に配置され前記パネル水槽の底部の少なくとも外周下端辺を支持する支持面を有すると共に、前記基準面との間にフォークリフトのフォークを差し込み可能な空間を構成し、前記フォークによって支持される被支持部を有する支持部材と、を備えたパネル水槽用架台と、
前記パネル水槽用架台の前記支持部材上に積層された前記複数のパネル部材と、
前記積層された複数のパネル間に収納された水槽用部品と、
前記支持部材の上面の外周端辺に沿って取り外し可能に取り付けられた、互いに隣り合う前記パネル部材同士を接合するための角部接合部材と、
を備えた、パネル水槽用部材搬送構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−111226(P2011−111226A)
【公開日】平成23年6月9日(2011.6.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−272498(P2009−272498)
【出願日】平成21年11月30日(2009.11.30)
【出願人】(000005278)株式会社ブリヂストン (11,469)
【Fターム(参考)】