説明

パルスジェット式集塵機用フィルタ装置

【課題】 金属製の部品類を一切使用せずにフィルタ装置を構成することで、フィルタの交換時にフィルタをそのまま廃棄処分が可能で、分解・分別の手間がかからず、且つ、簡素な構成で材料費用と組立費用が安価なパルスジェット式集塵機用フィルタ装置を提供する。
【解決手段】 ベンチュリ13を有する上側エンドプレート11から薄板状の補強板14,15を介して位置決めされ、他端を下側エンドプレート16と一体的に形成された充填体17に同軸的に嵌合されて、フィルタ濾過体10の長手方向の略中央部に位置させた補強用リング体20にフィルタ濾過体10の内周を接着固定する。補強用リング体20の外周面には複数の円周状のリング溝20Aを有し、当該溝20Aにはフィルタ装置1の組立時に接着剤STを充填させ、補強用リング体20とフィルタ濾過体10との接着を図る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、集塵運転によってフィルタに付着・堆積したダストを、フィルタの内部に圧縮エアーを吹き込んで払い落とす様に構成したパルスジェット式集塵機の技術分野に利用されるものであって、具体的には、このパルスジェット式集塵機に用いて好適なフィルタ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
パルスジェット式集塵機に使用する従来のフィルタ装置は、例えば本出願人による特許文献1等に開示されているように、断面略星形の筒状に成形したフィルタ濾過体(フィルタプリーツ)の内部に、合成樹脂製のケージを嵌め込んでフィルタ濾過体を補強する様に構成されており、それ以前の金属製のケージを内蔵したフィルタ装置に比べて構造物に金属類が使用されていないために、フィルタの交換時にそのまま廃棄処分が可能で、分解・分別の手間がかからない利点を有している。
【特許文献1】特許第3457136号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、上記従来の集塵機用フィルタ装置には、以下に述べる如き欠点があった。
特許文献1の「パルスジェット式集塵機用フィルタ装置」においては、 フィルタ濾過体の内部に挿入する補強用のケージとして、可撓性の合成樹脂製で、且つ、格子状の籠型パイプを用いて構成したケージを使用するために、このケージの部材費用が高く、特に特殊な籠状パイプ部材自体が従来の金属製ケージと比較しても高価なものであった。
【0004】
また、この種の籠型パイプで造っただけのケージでは、フィルタ内部に高圧のエアーを噴出させて粉塵を払い落とす逆洗動作の際に、フィルタ濾過体が膨らんでしまって、最悪の場合はフィルタの略星形の折り目形状が反転したり、濾過体の折り目間隔がずれて一部折り目同士で密着してしまって、濾過性能が低下するなどの問題もあった。
【0005】
そのためには、籠型パイプと濾過体の接着が必要であるが、細い籠型パイプと濾過の折り目部に対する接着剤塗布が非常に面倒で、時間がかかるため、結果的に組立費用も高くなってしまう問題があった。
【0006】
なお、内側の籠型パイプとは一体化せずに外側からフィルタをバンドなどで固定する方法もあるが、バンド部に粉塵が堆積して濾過性能の劣化が早まるため、実用性に欠ける問題があった。
【0007】
従って本発明の技術的課題は、金属製部品を一切使用せずにフィルタ装置を構成することでフィルタの交換時にそのまま廃棄処分が可能で、分解・分別の手間がかからず、且つ、簡素な構成で材料費用と組立費用が安価で濾過性能に影響を与えないように工夫したパルスジェット式集塵機用フィルタ装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1) 上記の技術的課題を解決するために本発明の請求項1に係るパルスジェット式集塵機用フィルタ装置は、断面が略星型又は筒型に形成されているフィルタ濾過体の上下を合成樹脂製のエンドプレートで塞ぎ、片側のエンドプレートには集塵運転時の吸引と除塵運転時の圧縮エアーの吹き込みを行う開口部を設けたパルスジェット式集塵機に使用するフィルタ装置であって、上記フィルタ濾過体の長手方向の略中央部の内側面に、合成樹脂で造った補強用リング体を接着して支持せしめると共に、この補強用リング体を、上記上下いずれかのエンドプレートに一体形成するか、若しくは、上記フィルタ濾過体内の他の構造物に対して一体的に取付けて構成することを特徴としている。
【0009】
(2) また、本発明の請求項2に係るパルスジェット式集塵機用フィルタ装置は、断面が略星型又は筒型に形成されているフィルタ濾過体の上下を合成樹脂製のエンドプレートで塞ぎ、上側のエンドプレートには集塵運転時の吸引と除塵運転時の圧縮エアーの吹き込みを行う開口部を設けて、この開口部には合成樹脂で造った圧縮エアーの吹き込み用のベンチュリを取付け、且つ、下側のエンドプレートには上記開口部より吹き込まれた圧縮エアーを効率よくフィルタ濾過体に衝突させるための合成樹脂製の充填体を、フィルタ濾過体の内部に向けて突設せしめた構成のパルスジェット式集塵機に使用するフィルタ装置であって、上記フィルタ濾過体の長手方向の略中央部の内側面に、合成樹脂で造った補強用リング体を接着して支持せしめると共に、この補強用リング体を、上記上下いずれかのエンドプレートに一体形成するか、若しくは、上記フィルタ濾過体内の他の構造物に対して一体的に取付けて構成することを特徴としている。
【0010】
(3) また、本発明の請求項3に係るパルスジェット式集塵機用フィルタ装置は、前記補強用リング体は、一端が前記ベンチュリを有する上側のエンドプレートに対して合成樹脂製の補強板を介して取付けられ、他端を前記下側エンドプレートに突設して充填体の先端部に嵌合させることによって、前記フィルタ濾過体内の長手方向の略中央部分に位置決めされて取付けられていることを特徴としている。
【0011】
(4) 更に、本発明の請求項4に係るパルスジェット式集塵機用フィルタ装置は、前記補強用リング体の外周面に、複数本のリング溝を円周方向に凹設して、当該フィルタ装置の組立時にこれ等各溝内に接着剤を充填し、且つ、その外周面に前記フィルタ濾過体の内側面を加圧保持することで、フィルタ濾過体の長手方向の略中央部の内側面に、上記の補強用リング体を接着したことを特徴としている。
【0012】
上記(1)と(2)で述べた請求項1及び2に係る各手段によれば、フィルタ濾過体の中央部の内側面に補強用リング体の外周面を接着して支持し、且つ、上下の両端口をエンドプレートで塞いで保持しているため、パルスジェット式集塵機による逆洗運転時に、除塵用の圧縮エアーがフィルタ濾過体内に勢いよく吹き込まれたとしても、フィルタ濾過体が必要以上に膨らんで変形することがなく、フィルタ濾過体の略星形の折り目が反転したり折り目間隔がずれてしまうようなことがなく、折り目同士の密着による濾過性能の低下、といった問題の発生を防止することができる。
【0013】
更に上記(1)と(2)で述べた請求項1及び2に係る手段によれば、リング体を始めとする各部材の全てが合成樹脂で構成されていて、個々の部品はいずれも小型で材料費と製造・加工費が安価で済むため、製造コストを安くすることができると共に、金属部品を一切使用しないため、廃棄時の分解・分別作業の必要がなく、廃棄処理を簡単に済ませることを可能にする。
【0014】
上記(3)で述べた請求項3に係る手段によれば、フィルタ濾過体を接着する補強用リング体は、ベンチュリ部及び充填体との間に補強板に組み合わせて構成することにより、補強用リング体をフイルタ濾過体の内部の略中央位置に確実に位置決めした状態で取付けることを可能し、且つ、補強板自体が小さな形状で構成可能で、さらに集塵運転時の負圧による収縮力に対する座屈強度が維持出来る。
【0015】
上記(4)で述べた請求項4に係る手段によれば、補強用リング体の外周面にフィルタ濾過体の内側面を加圧保持すると、補強用リング体の外周面に設けたリング溝に充填している接着剤が、補強用リング体が接触しているフィルタ濾過体の接触部から浸透するため、極めて簡単な組立て工程にて確実な接着を可能にすると共に、接着剤がフィルタ濾過体内部の不要な箇所に付着することがないため、フィルタ性能を劣化させることなく、フィルタ濾過体内部への補強用リング体の接着・固定を可能にする。
【発明の効果】
【0016】
以上述べた次第で、本発明に係るパルスジェット式集塵機用フィルタ装置によれば、金属製部品を一切使用せずにフィルタ装置を構成することで、フィルタの交換時にそのまま廃棄処分が可能で、分解・分別の手間がかからず、且つ、簡素な構成で材料費用と組立費用が安価なパルスジェット式集塵機用フィルタ装置を提供することができるものであって、パルスジェット式集塵機に使用して頗る好適な効果を発揮することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下に、本発明に係るパルスジェット式集塵機用フィルタ装置の実施の形態を図面と共に詳細に説明すると、図1は本発明が実施されたフィルタ装置の一例を示した分解斜視図であって、符号1にて全体的に示したフィルタ装置は、図の様に中心に開口部12とベンチェリ13を有する上側エンドプレート11と、第1第2の補強板14,15と、補強用リング体20と、フィルタ内部の容積を減少させる充填体17を有する下側エンドプレート16と、断面略星形にプリーツ成形された筒状のフィルタ濾過体10の、計6点の部材から成っていて、これ等の部材はフィルタ濾過体10を除いて全て合成樹脂を用いて成形されており、フィルタ濾過体10もポリエステルやアクリル等の合成樹脂系の織布が使用されることが多いが、フィルタ材質に関しては集塵用途によって選定されものである。
【0018】
図2は上記フィルタ装置1を組立てた状態を示したもので、外周のフィルタ濾過体10を透過して見た斜視図であり、また、図3は組立状態の正断面図である。両図の様に、フィルタ濾過体10の上端口10Aに取付けた上側エンドプレート11のベンチェリ13の内周と、上記第1第2の補強板14,15の上端部14T,15Tが嵌合し、第1、第2の補強板14,15同士は略十字状に直交する様にお互いの嵌め込み溝14B,15B同士が嵌合され、また、第1第2の補強板14,15の下端側は、補強用リング体20と、上記フィルタ濾過体10の下端口10Bに取付けた下側エンドプレート16に設けた充填体17の先端部17Pに当接され、補強用リング体20は下側エンドプレート16に設けた充填体17の先端部17Pと同軸的に嵌合している。
【0019】
更に上記第1、第2の補強板14,15の構成を図1乃至図3の記載に基づいて詳細に説明すると、略十字状に直交するように組み合わされるこれ等両補強板14,15の下側部には、夫々二又に開脚する脚部14K,14Kと15K,15Kが形成されていて、これ等各脚部の下端部には、組立て時に上記補強用リング体20の内周面に等間隔で、且つ、内向きに突設した支持突片20T…に係止又は係合する係止突子14Z,15Zが形成されている。また、上記の各脚部14K,14Kと15K,15Kの内側縁は、上記充填体17の先端部17Pのアール面と同一のアール面に形成されていて、組立てた時に、図2並びに図3に示すように各内側縁が先端部17Pの上面に隙間無く接して、両補強板14,15の取付状態、詳しくは、これ等補強板14,15によって位置決めされる前記補強用リング体20の取付状態を、これ等アール面の接合によって安定させる仕組みに成っている。
【0020】
更に図中、14Sと15Sは上記第1、第2の補強板14,15の各上端部14T,15Tの左右両側に突設した係止突子、14X、15Xは各補強板14,15の開脚部の付け根部分、即ち、中央部分に上向きに凹設した嵌合溝で、組立て時には、上記各補強板14,15の係止突片14S,15Sで上記ベンチュリ13の下端口を支持し、更に、両嵌合溝14X,15Xの内部には、前記充填体17の先端部17Pに突設した係合凸部17Tが嵌め込まれて、両補強板14,15の取付状態を位置決めするように構成されている。
【0021】
フィルタ装置1の組立に際しては、上下エンドプレート11,16のフランジ内側部と、上記補強用リング体20の後述する外周の円周溝部に接着剤を塗布し、次いで、図3の様に前述した計6点の部材を同軸状に組立た後、フィルタ濾過体10の中央部の補強用リング体20に対向する外周部分を、バンドなどで仮止めしながら乾燥させて接着剤を硬化させる。
【0022】
この様にして製作されたフィルタ装置1は、図4の様にパルスジェット式の集塵装置における逆洗時にも、太線矢印の如く吹き込まれる逆洗エアーによって図4の2点鎖線で示した様なフィルタ濾過体10の膨らみが生じるものの、中央部が補強用リング体20に接着固定され、更に上下のエンドプレート11,16が同軸状に維持されていることにより、フィルタ濾過体10の振動による摺れや、フィルタ濾過体10の大きな変形によるプリーツ形状の反転などの問題も生じることはない。
【0023】
また、通常の粉塵吸引動作の際の負圧によってフィルタ濾過体10の全体が収縮する方向に吸引力が作用しても、前記特許文献1に記載の網状樹脂パイプでは座屈強度が弱い問題もあったが、本発明では第1第2の補強板14,15を十字に組み合わせて上下のエンドプレート11,16の間隔を保持する様に構成しているため、座屈の心配も解消できた。
【0024】
図5、6は本発明の実施例としてのリング接着部の詳細を示したものであって、請求項4で示したポイントの手段を図示したものである。即ち、補強用リング体20の外周には円周方向に複数のリング溝20A…が設けられており、そのリング溝20A…に接着剤STを充填させておいてから、フィルタ濾過体10を被せて補強用リング体20の外側から仮止めバンド等で加圧すると、符号ST’で示す様にリング溝20A内の接着剤STが徐々にフィルタ濾過体10の当接部から浸透し(毛細管現象で)、その後乾燥して固着される。
【0025】
この様な組立工程においては、補強用リング体20の外周から接着剤STが大きくはみ出ることもなく、フィルタ濾過体10の挿入時に接着部以外に接着剤STが付着してしまって、有効な濾過面積を減少させるようなこともなく、極めて簡素できれいに接着することが出来、また接着剤STの浸透した部分は図5の様に補強用リング体20の周辺に限定されるため、強度を確保しつつ、濾過面積の減少がないフィルタ装置1が実現できるといった利点を発揮できるものであって、パルスジェット式集塵機用のフィルタ装置として、頗る好適なものである。
【0026】
なお、本発明の実施例で述べた構造及び使用材料等の実施形態は、本発明の好適な具体例であって技術的な種々の限定を付して説明しているが、本発明の技術範囲はこれらの態様に限られるものではなく、例えば合成樹脂系の織布ではないフィルタ材を用いる場合においても、その構造的特徴や製造上の優位性は同様の効果を有するものであり、本発明の技術範囲に属することは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の実施例に係るパルスジェット式集塵機用フィルタ装置を分解して示した斜視図。
【図2】本発明の実施例に係るパルスジェット式集塵機用フィルタ装置の内部構成を透視状態で示した斜視図。
【図3】本発明の実施例に係るパルスジェット式集塵機用フィルタ装置の正断面図。
【図4】本発明の実施例に係るパルスジェット式集塵機用フィルタ装置の逆洗時の状態を説明した説明図。
【図5】本発明の実施例に係るパルスジェット式集塵機用フィルタ装置におけるフィルタ濾過体の接着部の構成を拡大して示した詳細図。
【図6】本発明の実施例に係るパルスジェット式集塵機用フィルタ装置におけるフィルタ濾過体の接着部の構成を拡大して示した断面図。
【符号の説明】
【0028】
1 フィルタ装置
10 フィルタ濾過体
10A 上端口
10B 下端口
11 上側エンドプレート
12 開口部
13 ベンチュリ
14 第1の補強板
15 第2の補強板
16 下側エンドプレート
17 充填体
20 補強用リング体
20A リング溝
ST 接着剤
ST’ 浸透した接着剤

【特許請求の範囲】
【請求項1】
断面が略星型又は筒型に形成されているフィルタ濾過体の上下を合成樹脂製のエンドプレートで塞ぎ、片側のエンドプレートには集塵運転時の吸引と除塵運転時の圧縮エアーの吹き込みを行う開口部を設けたパルスジェット式集塵機に使用するフィルタ装置であって、
上記フィルタ濾過体の長手方向の略中央部の内側面に、合成樹脂で造った補強用リング体を接着して支持せしめると共に、この補強用リング体を、上記上下いずれかのエンドプレートに一体形成するか、若しくは、上記フィルタ濾過体内の他の構造物に対して一体的に取付けて構成することを特徴とするパルスジェット式集塵機用フィルタ装置。
【請求項2】
断面が略星型又は筒型に形成されているフィルタ濾過体の上下を合成樹脂製のエンドプレートで塞ぎ、上側のエンドプレートには集塵運転時の吸引と除塵運転時の圧縮エアーの吹き込みを行う開口部を設けて、この開口部には合成樹脂で造った圧縮エアーの吹き込み用のベンチュリを取付け、且つ、下側のエンドプレートには上記開口部より吹き込まれた圧縮エアーを効率よくフィルタ濾過体に衝突させるための合成樹脂製の充填体を、フィルタ濾過体の内部に向けて突設せしめた構成のパルスジェット式集塵機に使用するフィルタ装置であって、
上記フィルタ濾過体の長手方向の略中央部の内側面に、合成樹脂で造った補強用のリング体を接着して支持せしめると共に、この補強用リング体を、上記上下いずれかのエンドプレートに一体形成するか、若しくは、上記フィルタ濾過体内の他の構造物に対して一体的に取付けて構成することを特徴とするパルスジェット式集塵機用フィルタ装置。
【請求項3】
前記補強用リング体は、一端が前記ベンチュリを有する上側のエンドプレートに対して合成樹脂製の補強板を介して取付けられ、他端を前記下側エンドプレートに突設して充填体の先端部に嵌合させることによって、前記フィルタ濾過体内の長手方向の略中央部分に位置決めされて取付けられていることを特徴とする請求項2に記載のパルスジェット式集塵機用フィルタ装置。
【請求項4】
前記補強用リング体の外周面に、複数本のリング溝を円周方向に凹設して、当該フィルタ装置の組立時にこれ等各溝内に接着剤を充填し、且つ、その外周面に前記フィルタ濾過体の内側面を加圧保持することで、フィルタ濾過体の長手方向の略中央部の内側面に、上記の補強用リング体を接着したことを特徴とする請求項1、2又は3に記載のパルスジェット式集塵機用フィルタ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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