説明

パンスキャン情報表示装置及びパンスキャン情報表示方法

【課題】容易に映像の画質とパンスキャン情報の付加の有無とを確認する。
【解決手段】放送される映像の画質及び当該映像へのパンスキャン情報付加の有無を監視する監視部104によって、放送される映像がパンスキャン情報が付加された映像である場合、パンスキャン情報に基づいた映像の拡大処理は行われず、映像の周囲の未使用領域に、映像がパンスキャン情報が付加された映像である旨がSD映像モニタ137に表示され、放送される映像がパンスキャン情報が付加されていない映像である場合は、映像の周囲の未使用領域に、映像がパンスキャン情報が付加されていない映像である旨がSD映像モニタ137に表示される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、映像を画面に表示する機能であるパンスキャンについての情報を表示するためのパンスキャン情報表示装置及びパンスキャン情報表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、映像を表示する画面の横と縦のサイズの比を表すアスペクト比として、16:9や4:3の比率が知られている。
【0003】
また近年、映画やコンサート、地上デジタルテレビ放送などの大規模で高画質なコンテンツから、コンパクトで高画質な映像が求められる携帯電話用の映像配信フォーマットまで、幅広い普及が期待されている映像コーデックの規格として、H.264が標準化されている。
【0004】
H.264では、画面の左右に黒い帯状の部分が発生するサイドパネル形式や、画面の上下に黒い帯状の部分が発生するレターボックス形式などにより、元の映像とは異なるアスペクト比の画像フォーマットで符号化を行う場合に、画面全体における元映像の表示位置を示す矩形領域情報を、Pan-scan rectangle SEI messageと呼ばれるパンスキャン情報として、符号化ストリームに付加することができる。これを受信した受信側のデコーダでは、このパンスキャン情報に基づいて、元映像が表示される領域を切り出して拡大し、画面全体に表示する処理が行われている。つまり、受信側にて映像が拡大された場合は、パンスキャン情報が付加されており、また、受信側にて映像が拡大されずに表示された場合は、パンスキャン情報が付加されていないと判断されている。
【0005】
また、パンスキャン情報の確認ではないが、現在の状況を画面上の背景や表示枠、文字等の色を変化させることにより確認する方法が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2001−283012号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、表示される映像を監視するモニタにおいては、当該画像がパンスキャン情報が付加された映像であるかどうかと当該映像の画質とを確認する必要がある。パンスキャン情報に基づいて元映像を拡大する方法については、一般に拡大処理はフィルタ処理によって画質が劣化してしまうため、本来の画質を確認することが困難となる。そのため、当該画面をモニタする場合には拡大処理を行うモニタは適当ではない。そのため、画質劣化を伴わずにパンスキャン情報が付加されているかどうかを確認するには、16:9のアスペクト比を持つモニタと、4:3のアスペクト比を持つモニタとの双方を設置しなければならないという問題点がある。
【0007】
また、特許文献1に記載された方法においては、背景や表示枠、文字等の表示に何らかの意味を持つ場合には、その意味を持つ色を変えることができず、また、変化させた色によって、表示された意味のある主要部分の文字等が見難くなってしまう虞があるという問題点がある。
【0008】
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、容易に映像の画質とパンスキャン情報の付加の有無とを確認することができるパンスキャン情報表示装置及びパンスキャン情報表示方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために本発明は、
放送される映像の画質及び該映像へのパンスキャン情報付加の有無を監視する監視手段を有するパンスキャン情報表示装置において、
前記監視手段は、前記放送される映像が前記パンスキャン情報が付加された映像である場合、前記パンスキャン情報に基づいた前記映像の拡大処理を行わず、前記映像の周囲の未使用領域に、前記映像が前記パンスキャン情報が付加された映像である旨を表示し、前記放送される映像が前記パンスキャン情報が付加されていない映像である場合、前記映像の周囲の未使用領域に、前記映像が前記パンスキャン情報が付加されていない映像である旨を表示することを特徴とする。
【0010】
また、前記監視手段は、前記映像が前記パンスキャン情報が付加された映像かどうかを、前記未使用領域に予め設定された色によって表示することを特徴とする。
【0011】
また、放送される映像の画質及び該映像へのパンスキャン情報付加の有無を監視するパンスキャン情報表示方法であって、
前記放送される映像が前記パンスキャン情報が付加された映像である場合、前記映像を拡大せずに表示する処理と、
前記放送される映像が前記パンスキャン情報が付加された映像である場合、前記映像の周囲の未使用領域に、前記映像が前記パンスキャン情報が付加された映像である旨を表示する処理と、
前記放送される映像が前記パンスキャン情報が付加されていない映像である場合、前記映像の周囲の未使用領域に、前記映像が前記パンスキャン情報が付加されていない映像である旨を表示する処理とを有する。
【0012】
また、前記映像が前記パンスキャン情報が付加された映像かどうかを、前記未使用領域に予め設定された色によって表示する処理を有することを特徴とする。
【0013】
上記のように構成された本発明においては、放送される映像の画質及び当該映像へのパンスキャン情報付加の有無を監視する監視手段によって、放送される映像がパンスキャン情報が付加された映像である場合、パンスキャン情報に基づいた映像の拡大処理は行われず、映像の周囲の未使用領域に、映像がパンスキャン情報が付加された映像である旨が表示され、放送される映像がパンスキャン情報が付加されていない映像である場合は、映像の周囲の未使用領域に、映像がパンスキャン情報が付加されていない映像である旨が表示される。
【0014】
このように、映像の拡大処理を行わないことにより、本来の映像の画質を確認することができ、また、映像が表示されない未使用領域にパンスキャン情報付加の有無が表示されることにより、主要な映像が見難くなる等の悪影響を及ぼすことなくパンスキャン情報付加の有無を確認することができる。
【発明の効果】
【0015】
以上説明したように本発明においては、放送される映像の画質及び当該映像へのパンスキャン情報付加の有無を監視する監視手段によって、放送される映像がパンスキャン情報が付加された映像である場合、パンスキャン情報に基づいた映像の拡大処理を行わず、映像の周囲の未使用領域に、映像がパンスキャン情報が付加された映像である旨を表示し、放送される映像がパンスキャン情報が付加されていない映像である場合は、映像の周囲の未使用領域に、映像がパンスキャン情報が付加されていない映像である旨を表示する構成としたため、容易に映像の画質とパンスキャン情報の付加の有無とを確認することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0017】
図1は、本発明のパンスキャン情報表示装置を用いたパンスキャン情報表示システムの実施の一形態を示す図である。本形態において、映像を符号化するフォーマットはQVGA(Quarter Video Graphics Array)である。また、映像ソースとしては、地上デジタル放送やBSデジタル放送などのハイビジョン用の映像であるHDベースバンド映像と、地上波アナログ放送やDVD(Digital Versatile Disk)ビデオなどの映像であるSDベースバンド映像とが使用される。
【0018】
本形態は図1に示すように、表示画面のアスペクト比が16:9である携帯電話101と、表示画面のアスペクト比が4:3である携帯電話102と、それらへ映像データを送信するパンスキャン情報表示装置である放送局103とから構成されている。
【0019】
さらに、携帯電話101には、放送局103から送信された映像データを映像コーデックの規格であるH.264の規格でデコードするデコーダ110と、デコーダ110にてデコードされた映像を表示するアスペクト比16:9のQVGA液晶111とが設けられている。
【0020】
また、携帯電話102には、放送局103から送信された映像データを映像コーデックの規格であるH.264の規格でデコードするデコーダ120と、デコーダ120にてデコードされた映像を表示するアスペクト比4:3のQVGA液晶121とが設けられている。
【0021】
また、放送局103は、ダウンコンバータ130,131と、映像切り替え部132と、制御部133と、エンコーダ134と、放送用データ送信部135と、監視部104とから構成されている。さらに、監視部104は、監視用デコーダ136と、監視用モニタであるSD映像モニタ137とから構成されている。ダウンコンバータ130は、HDベースバンド映像140をQVGAに縮小してQVGAベースバンド映像141として出力する。ダウンコンバータ131は、SDベースバンド映像142をQVGAに縮小してQVGAベースバンド映像143として出力する。映像切り替え部132は、ダウンコンバータ130から出力されたQVGAベースバンド映像141と、ダウンコンバータ131から出力されたQVGAベースバンド映像143とを入力とし、制御部133の指示によりそれらのどちらかを選択して、選択された映像をQVGAベースバンド映像144として出力する。制御部133は、映像切り替え部132がQVGAベースバンド映像141とQVGAベースバンド映像143とのどちらの映像を選択するかを指示する切り替え指示信号145を映像切り替え部132へ出力し、また、選択された映像に応じたパンスキャン情報を付加する指示であるパンスキャン情報付加指示信号146をエンコーダ134へ出力する。エンコーダ134は、制御部133から出力されたパンスキャン情報付加指示信号146に基づいてQVGAベースバンド映像144にパンスキャン情報を付加して符号化ストリーム147として出力する。放送用データ送信部135は、符号化ストリーム147を携帯電話101,102へ送信するための放送ストリーム149に変換して携帯電話101,102へ送信する。監視用デコーダ136は、映像の画質及びパンスキャン情報の確認のため、符号化ストリーム147をSDベースバンド映像148へデコードする。SD映像モニタ137は、アスペクト比が4:3であるモニタであり、解像度が720×480ピクセルのSDベースバンド映像148を表示する。
【0022】
以下に、図1に示したパンスキャン情報表示システムにおいて、HDベースバンド映像140が処理される場合と、SDベースバンド映像142が処理される場合とにおいて、QVGA液晶111、QVGA液晶121及びSD映像モニタ137にそれぞれ映像がどのように表示されるかを図を参照して説明する。ここでは、図1に示したエンコーダ134の符号化フォーマットをQVGA(アスペクト比16:9、解像度320×180ピクセル)とした場合を例に挙げて説明する。
【0023】
図2は、図1に示したパンスキャン情報表示システムにおいて、QVGA液晶111、QVGA液晶121及びSD映像モニタ137にそれぞれ映像がどのように表示されるかを説明するための図である。
【0024】
まず、図1に示したHDベースバンド映像140が処理される場合を説明する。ここでのHDベースバンド映像140は、解像度が1920×1080ピクセルのものを例に挙げて説明する。
【0025】
ダウンコンバータ130にHDベースバンド映像140が入力されると、ダウンコンバータ130にてHDベースバンド映像140は、アスペクト比が16:9のQVGAベースバンド映像141に変換される。ここでは、解像度が1920×1080から320×180へ縮小される。
【0026】
そして、QVGAベースバンド映像141は、制御部133から出力される切り替え指示信号145によって映像切り替え部132にて選択され、QVGAベースバンド映像144として出力される。
【0027】
ここで、HDベースバンド映像140の解像度は、1920×1080ピクセルであり、QVGAベースバンド映像141の解像度は、320×180ピクセルであるため、変換前後にてアスペクト比の値は変わらない。そのため、制御部133からエンコーダ134へパンスキャン情報付加指示信号146は出力されず、符号化ストリーム147にはパンスキャン情報は付加されない。
【0028】
パンスキャン情報が付加されていない符号化ストリーム147は、携帯電話101,102へ送信されるための放送ストリーム149へ放送用データ送信部135にて変換されて送信される。
【0029】
そして、デコーダ110において、入力された放送ストリーム149が、付加されたパンスキャン情報に基づいてデコードされるが、この場合、パンスキャン情報は付加されていないため、そのままの映像である図2に示した表示映像201としてQVGA液晶111に表示される。
【0030】
また、デコーダ120において、入力された放送ストリーム149が、付加されたパンスキャン情報に基づいてデコードされるが、この場合、パンスキャン情報は付加されていないため、そのままの映像である図2に示した表示映像202としてQVGA液晶121に表示される。このとき、QVGAベースバンド映像141のアスペクト比とQVGA液晶121のアスペクト比とが異なるが、パンスキャン情報が付加されていないため、QVGA液晶121には、図2に示した表示映像202の上下の斜線部分のように、レターボックス形式による映像の上下に帯が表示される。
【0031】
また、監視用デコーダ136において、入力された符号化ストリーム147が、付加されたパンスキャン情報に基づいてデコードされるが、この場合、パンスキャン情報は付加されていないため、そのままの映像である図2に示した表示映像203としてSD映像モニタ137に表示される。このとき、QVGAベースバンド映像141のサイズとSD映像モニタ137のサイズとが異なるため、SD映像モニタ137には、図2に示した表示映像203のように、映像の周囲に映像が表示されない余りの部分が付加される。この余りの部分に背景208として予め設定された色を表示することができる。例えば、パンスキャン情報が付加されていない映像に対しては、背景208が赤に表示されると予め設定されていれば、背景208が赤で表示された場合は、パンスキャン情報が付加されていない映像であることがわかる。
【0032】
次に、図1に示したSDベースバンド映像142が処理される場合を説明する。ここでのSDベースバンド映像142の解像度は、720×480ピクセルの一般的なものである。
【0033】
ダウンコンバータ131にSDベースバンド映像142が入力されると、ダウンコンバータ131にてSDベースバンド映像142は、アスペクト比が16:9のQVGAベースバンド映像143に変換される。ここでは、解像度が720×480から240×180へ縮小される。
【0034】
このとき、SDベースバンド映像142のアスペクト比とQVGAベースバンド映像143のアスペクト比とが異なるため、図2に示すように映像の左右にサイドパネル形式の背景204が付加される。
【0035】
そして、QVGAベースバンド映像143は、制御部133から出力される切り替え指示信号145によって映像切り替え部132にて選択され、QVGAベースバンド映像144として出力される。
【0036】
ここで、SDベースバンド映像142の解像度は、720×480ピクセルであり、QVGAベースバンド映像143の解像度は、320×180ピクセルであるため、変換前後にてアスペクト比の値は異なり、つまり、アスペクト比が変更されるため、制御部133からエンコーダ134へパンスキャン情報付加指示信号146が出力され、符号化ストリーム147にパンスキャン情報が付加される。
【0037】
パンスキャン情報が付加された符号化ストリーム147は、携帯電話101,102へ送信されるための放送ストリーム149へ放送用データ送信部135にて変換されて送信される。
【0038】
そして、デコーダ110において、入力された放送ストリーム149が、付加されたパンスキャン情報に基づいてデコードされ、図2に示した表示映像205としてQVGA液晶111に表示される。
【0039】
また、デコーダ120において、入力された放送ストリーム149が、付加されたパンスキャン情報に基づいてデコードされる。ここで、仮にパンスキャン情報が付加されていないのであれば、QVGAベースバンド映像143にサイドパネル形式の背景が左右に付加され、且つレターボックス形式の背景が上下に付加されて表示されるが、この場合は、パンスキャン情報が付加されているため、表示映像206のように、付加されたパンスキャン情報に基づいて元の映像が表示される矩形領域が破線で示すサイズから画面全体に拡大されて表示される。
【0040】
また、監視用デコーダ136において、入力された符号化ストリーム147が、付加されたパンスキャン情報に基づいてデコードされてしまうと、画質を確認する目的で設けられたものであるにもかかわらず、拡大処理されて画質が劣化した映像が表示されてしまう。それを避けるため、拡大処理は行われずにそのままのサイズでSD映像モニタ137に表示される。そのため、SD映像モニタ137には、図2に示した表示映像207のように、映像の周囲に映像が表示されない余りの部分が付加される。この余りの部分に背景209として予め設定された色を表示することができる。例えば、パンスキャン情報が付加されている映像に対しては、背景209が青に表示されると予め設定されていれば、背景209が青で表示された場合は、パンスキャン情報が付加されている映像であることがわかる。
【0041】
以上、説明したように、映像の画質及び当該映像にパンスキャン情報が付加されているかどうかを監視するモニタにおいて、デコード映像自体に変更を伴う変換処理を追加する必要は無く、元の画質を維持したまま、当該映像にパンスキャン情報が付加されているかどうかを確認することができる。また、パンスキャン情報の付加確認方法についても、映像の中の本来使用されていない未使用領域を使用することにより、表示される映像に全く悪影響を及ぼすことなく表示することができる。
【0042】
なお、背景色を変化させるのではなく、色を変化させる背景の部分に文字等によってパンスキャン情報が付加された映像かどうかが表示されるものも考えられる。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明のパンスキャン情報表示装置を用いたパンスキャン情報表示システムの実施の一形態を示す図である。
【図2】図1に示したパンスキャン情報表示システムにおいて、QVGA液晶及びSD映像モニタにそれぞれ映像がどのように表示されるかを説明するための図である。
【符号の説明】
【0044】
101,102 携帯電話
103 放送局
104 監視部
110,120 デコーダ
111,121 QVGA液晶
130,131 ダウンコンバータ
132 映像切り替え部
133 制御部
134 エンコーダ
135 放送用データ送信部
136 監視用デコーダ
137 SD映像モニタ
140 HDベースバンド映像
141,143,144 QVGAベースバンド映像
142,148 SDベースバンド映像
145 切り替え指示信号
146 パンスキャン情報付加指示信号
147 符号化ストリーム
149 放送ストリーム
201,202,203,205,206,207 表示映像
204,208,209 背景

【特許請求の範囲】
【請求項1】
放送される映像の画質及び該映像へのパンスキャン情報付加の有無を監視する監視手段を有するパンスキャン情報表示装置において、
前記監視手段は、前記放送される映像が前記パンスキャン情報が付加された映像である場合、前記パンスキャン情報に基づいた前記映像の拡大処理を行わず、前記映像の周囲の未使用領域に、前記映像が前記パンスキャン情報が付加された映像である旨を表示し、前記放送される映像が前記パンスキャン情報が付加されていない映像である場合、前記映像の周囲の未使用領域に、前記映像が前記パンスキャン情報が付加されていない映像である旨を表示することを特徴とするパンスキャン情報表示装置。
【請求項2】
請求項1に記載のパンスキャン情報表示装置において、
前記監視手段は、前記映像が前記パンスキャン情報が付加された映像かどうかを、前記未使用領域に予め設定された色によって表示することを特徴とするパンスキャン情報表示装置。
【請求項3】
放送される映像の画質及び該映像へのパンスキャン情報付加の有無を監視するパンスキャン情報表示方法であって、
前記放送される映像が前記パンスキャン情報が付加された映像である場合、前記映像を拡大せずに表示する処理と、
前記放送される映像が前記パンスキャン情報が付加された映像である場合、前記映像の周囲の未使用領域に、前記映像が前記パンスキャン情報が付加された映像である旨を表示する処理と、
前記放送される映像が前記パンスキャン情報が付加されていない映像である場合、前記映像の周囲の未使用領域に、前記映像が前記パンスキャン情報が付加されていない映像である旨を表示する処理とを有するパンスキャン情報表示方法。
【請求項4】
請求項3に記載のパンスキャン情報表示方法において、
前記映像が前記パンスキャン情報が付加された映像かどうかを、前記未使用領域に予め設定された色によって表示する処理を有することを特徴とするパンスキャン情報表示方法。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2007−158697(P2007−158697A)
【公開日】平成19年6月21日(2007.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−350874(P2005−350874)
【出願日】平成17年12月5日(2005.12.5)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】