ビデオ−写真装置のための支持体
【課題】ビデオ写真用機器の支持体を提供する。
【解決手段】ビデオ写真用機器(2;200)の支持体(1;100)であり、支持される機器の部品への適切な固定手段(5;5’)によって固定可能なプレート(3;3’)と、ヒンジ手段(8;8’)によってプレートに接続された支持部材(7;7’)とを具備し、支持部材は、プレート上に折り畳まれた閉位置(Y)と、支持部材が後者を支持するためにプレートから外向きに開かれる開位置(Z)との間で移動するように設けられ、ヒンジ手段は、受け座部(22;22’)に収容された弾性部材(20;20’)を有し、支持部材のヒンジ部分(14,15;14’,15’)に、プレートに対して支持部材の回転を制動するために、座部の壁(23;23’)に対してヒンジ部材を押し付けるスラスト力を及ぼし、弾性部材は、ヒンジ部分の間に介在された少なくとも1つのばね(20;20’)を有する。
【解決手段】ビデオ写真用機器(2;200)の支持体(1;100)であり、支持される機器の部品への適切な固定手段(5;5’)によって固定可能なプレート(3;3’)と、ヒンジ手段(8;8’)によってプレートに接続された支持部材(7;7’)とを具備し、支持部材は、プレート上に折り畳まれた閉位置(Y)と、支持部材が後者を支持するためにプレートから外向きに開かれる開位置(Z)との間で移動するように設けられ、ヒンジ手段は、受け座部(22;22’)に収容された弾性部材(20;20’)を有し、支持部材のヒンジ部分(14,15;14’,15’)に、プレートに対して支持部材の回転を制動するために、座部の壁(23;23’)に対してヒンジ部材を押し付けるスラスト力を及ぼし、弾性部材は、ヒンジ部分の間に介在された少なくとも1つのばね(20;20’)を有する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の対象物は、主請求項の前段で述べられる特徴部分を有するビデオ写真用機器のための支持体である。
【背景技術】
【0002】
アマチュアの現場では、ビデオ写真撮影をしなければならないとき、例えば、セルフタイマー撮影をするために、又は、写真を撮る機器を上に置くときに利用可能な表面を使用して、長時間露光させた写真を撮るために、機器を支持体の上に置くことが必要であることがときどきある。
【0003】
しかし、これらの場合には、被写体の正確なフレーミングはかなり難しいことがわかっており、また、写真の品質は、選択された表面が凸凹で安定しているようにして機器を支持しないために、また、このような表面の高さ又はおおよその配置を合わせたり調整したりすることが明らかに不可能であるために、このような間に合わせの解決策を強く反射することがある。
【0004】
さらに、ビデオ写真用機器の使用は、オペレータにとってかなり不快であることがわかっている。
【0005】
他方、必要な場合に利用可能であるように人の背中に三脚を常に携行するのは、非常に不便であろう。
【0006】
これらの状態では、機器の位置決めと対象物の正確なフレーミングとの両方が複雑である。
【0007】
このような欠点を改善するために、特許文献1から、ビデオ写真用機器の部品と着脱可能に連結可能で、容易に持ち運び可能であるようにかなり小さな寸法であるビデオ写真用機器の支持体が知られている。
【0008】
このような支持体は、機器と連結可能なプレートと、このプレートの両側に枢動可能に固定された2つの小さなウイングとを有し、これら2つの小さなウイングは、プレート上に折り畳まれる位置と、2つのウイングが支持体と連結された機器を支持するように、互いに対して外向きに開かれた拡張位置との間で可能である。2つのウイング間には、これの全体の広がりを制限するためのタイロッドが延びている。
【0009】
特許文献1に記載された支持体の2つのウイングの各々には、支持体のための支持部分を形成するのに適した2つの突起部分が設けられている。支持体には、それ故、4つの支持点が設けられており、これは、ときどき、不安定性の問題を引き起こす。
【0010】
特許文献2は、機器と連結可能な基部を有するビデオ写真用機器のコンパクトな支持体を開示している。この支持体には、基部上に折り畳まれた位置と、機器を支持するために脚部が所望の表面に置かれる拡張位置との間で移動されるように、基部に対して枢動する3つの脚部が設けられている。しかし、この支持体は、特許文献1の支持体の上述の欠点を改善しているものの、他の欠点を有する。
【0011】
所望の位置に脚部の傾きを調節すること、そして、機器で得ることが望ましいフレーミングのセンタリングは、特に困難であることがわかっている。さらに、撮影中、その移動を避けるために、所望の位置に脚部を施錠すること、及び、その後に基部の上にこれらを折り戻すように脚部を解除することは難しい。
【0012】
このような欠点は、凸凹な支持面や非常に重い機器で強調される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0013】
【特許文献1】国際公開第2006/123382号
【特許文献2】特開平9―127602号公報
【発明の概要】
【0014】
本発明の基礎となる技術的問題は、引用された先行技術に関して述べられた欠点を改良するように、構造的かつ機能的に設計されたビデオ写真用機器のコンパクトな支持体である。
【0015】
特に、本発明は、ビデオ写真用機器のコンパクトな支持体を与えるために提案されている。その位置は、簡単かつ迅速に調整可能である。
【0016】
1つの目標は、所望の傾斜で機器を配置させるように、位置を連続的かつ正確に調節されることができるコンパクトな支持体を提供することである。
【0017】
他の目標は、機器の使用中に選択された位置を維持する支持体を提供することである。
【0018】
これらの目的は、以下の特許請求の範囲に従って製造されたコンパクトな支持体により達成される。
【0019】
本発明の特徴部分及び効果は、添付図面を参照して非限定的な例によって図示され、好ましいが限定的ではない例示的な実施の形態の以下の詳細な説明からより明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】図1は、閉位置での本発明に係る支持体の斜視図である。
【図2】図2は、開位置での図1の支持体の上面図である。
【図3】図3は、一方向から見た、図2の支持体の斜視図である。
【図4】図4は、図3とは異なる方向から見た、図2の支持体の斜視図である。
【図5】図5は、閉位置での図1の装置に設けられた写真用カメラの斜視図である。
【図6】図6は、図5のアセンブリの側面図である。
【図7】図7は、開位置での支持体を含む、図5のこれらと同様の図である。
【図8】図8は、開位置での支持体を含む、図6のこれらと同様の図である。
【図9】図9は、図2の詳細Aの拡大図である。
【図10】図10は、よりわかりやすくするために取り除かれた部分を含む図9と同様の図である。
【図11】図11は、本発明の代わりの実施の形態に関する、図1に対応する図である。
【図12】図12は、本発明の代わりの実施の形態に関する、図2に対応する図である。
【図13】図13は、本発明の代わりの実施の形態に関する、図3に対応する図である。
【図14】図14は、本発明の代わりの実施の形態に関する、図4に対応する図である。
【図15】図15は、本発明の代わりの実施の形態に関する、図5に対応する図である。
【図16】図16は、本発明の代わりの実施の形態に関する、図6に対応する図である。
【図17】図17は、本発明の代わりの実施の形態に関する、図7に対応する図である。
【図18】図18は、本発明の代わりの実施の形態に関する、図8に対応する図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
図1ないし図10は、例えば、コンパクトタイプの写真用カメラ2のような、ビデオ写真用機器の部品のための支持体1を示している。
【0022】
支持体1は、コンパクトタイプの写真用カメラ2の基部部分と同様の形状のプレート3を有する。
【0023】
プレート3は、細長いほぼ矩形の形状を有し、このプレートには、それぞれ互いに面している2つの長側辺3a、3b及び2つの短側辺3c、3dが形成されている。
【0024】
プレート3には、プレート3を写真用カメラ2に接続するための接続手段が設けられている。
【0025】
図示される態様では、接続手段は、写真用カメラ2を支持体1に着脱可能に固定するために、図示されない、写真用カメラ2の相補的な固定手段と協働するのに適した固定手段5をその内部で移動させることができるスロット4を有する。
【0026】
スロット4は、プレート3の全長のほとんどの部分に延びており、これは、プレート3自体の比較的大きな寸法として理解される。図示される態様では、スロット4は、プレート3中の中心位置に設けられ、プレート3自体の長軸線Xにほぼ沿って延びている。しかし、他の態様では、スロット4はまた、プレート3上で対角線上に延びることができる。固定手段5が移動される能力、及びプレート3の全長におけるスロット4の範囲は、互いに異なる形状の平らな機器の支持体1の部品を異なる重さ分布で安定するようにして配置されることを可能にする。
【0027】
プレート3には、使用中、写真用カメラ2に向かって面することが意図された部分に、写真用カメラ2が支持されるように写真用カメラ2を受けるのに適した複数の突起部分6がさらに設けられている。突起部分6は、写真用カメラ2へのダメージを避けるために柔らかい素材でできており、支持体1に対する機器の安定性の改良を可能にする。
【0028】
支持体1は、さらに、図1、図5並びに図6に示される閉形態Yと、図2ないし図4、図7並びに図8に示される少なくとも1つの開形態Zとの間で移動可能であるようにして、それぞれのヒンジ手段8を介してプレート3にヒンジ接続された支持部材7を有する。閉形態Yでは、支持部材7は、プレート3上に折り畳まれ、また、開形態Zでは、支持部材7は、プレート3及びこれに固定された写真用カメラ2を支持するように、外向きに開かれている。
【0029】
ヒンジ手段8は、プレート3に対して支持部材7の連続的な回転を与えるようにして構成されており、すなわち、支持部材は、プレート3に対して任意の角度位置に置かれることができる。
【0030】
これは、支持体1の位置決めの多様性(versatility)が高く、水平に対して所望の傾斜で配置されることができることを意味している。
【0031】
支持部材7は、プレート3の両側辺に枢動可能に固定された3つの脚部を有する。2つの脚部9、10は、プレート3の第1の長側辺3aにヒンジ接続され、また、第3の脚部11は、プレート3の第2の長側辺3bにヒンジ接続されている。
【0032】
3つの脚部9〜11の存在が、以下に明確に説明されるように、支持体1の位置決めが、開位置Zで特に安定することを可能にする。
【0033】
特に、3つの脚部9〜11の存在は、さらに凸凹な支持面でも安定しているようにして、支持体1を配置することを可能にする。
【0034】
3つの脚部9〜11は、互いに独立して回転可能であり、3つの脚部が互いに異なるプレート3に対する角度で位置決めされることができるので、支持体1の位置決め及びその安定性の多様性をかなり高める。
【0035】
好ましくは、2つの脚部9、10は、第1の長側辺3aの対向端部12、13に近接して配置され、また、第3の脚部11は、第2の長側辺3bのほぼ中心に配置されている。
【0036】
各支持脚部9〜11は、図9並びに図10により明確に示されるように、ここから2つの付属物14、15が延びた本体17を有し、これら付属物は、各脚部9〜11をプレート3にヒンジ接続するようにヒンジ部分として働く。各付属物14、15には、アイレット18が設けられており、このアイレットでは、プレート3の対応する突起物16が、それぞれの回転軸線を中心としてプレート3に対して各脚部9〜11を回転させることができるように、摺動可能に受けられる。図示された態様では、2つの脚部9、10は、同じ回転軸線X1を中心として回転可能であり、脚部11は、この軸線X1に平行に配置されたそれ自身の回転軸線X2を中心として回転可能であり、これら回転軸線X1、X2は、プレート3の長軸線Xにほぼ平行である。
【0037】
図示されない態様では、各脚部は、それ自身の回転軸線を中心として回転可能であり、各脚部の回転軸線は、互いに対して、及びプレート3の長軸線Xに対して横方向に配置されている。
【0038】
以下により明確に示されるように、同じ脚部9〜11の2つの付属物14、15の間に、プレート3に対して各脚部9〜11の回転を規制し制動するための少なくとも1つのばね20又は同様の弾性部材を受けるのに適した受け座部22が、プレート3に規定されている。
【0039】
図の態様では、1つのばね20が各受け座部22に受けられ、図示されない他の態様では、一方を他方の隣に配置した複数のばねが、好ましくは、各座部22に設けられることができる。
【0040】
プレート3に設けられ、座部22の壁23からその内部に向かって突出している突起物16は、座部22のばね20のための中心決めかつ保持部材として機能する。
【0041】
ばね20は、座部22の対向壁23に向かって付属物14及び15を押すようにして座部22に挿入され、そして、付属物14、15が、ばね20と座部22の壁23との間に介在される。
【0042】
各ばね20は、巻き径Dで所望の回転数sをなすように、直径dのワイヤを巻くことによって形成されている。ばね20は、プレート3の部品との直接的なスラスト接触を避けるように、座巻sが付属物14、15に対して支持するようにして形作られている。各ばね20の外側輪郭形状は、そのばね20が、プレート3の全体の寸法内に実質的に含まれるようにして、プレート3の長側辺3a、3bとほぼアライメントされている。
【0043】
その端部で、すなわち、各脚部9〜11の付属物14、15にばね20によって及ぼされる力Fは、巻き数s、ワイヤの直径d、巻き径D及びばね20が作られた材料に依存している。ばね20によって及ぼされるスラスト力は、座部22の対応する壁23に対して付属物14、15を押す傾向にある。付属物14、15は、座部22の壁23に、従ってプレート3に作用する摩擦力としてばね20のスラスト力を伝達するように、ばね20の影響によって弾力的に離れるように広げられることができる。ばね20を適切にサイズ決めし、その材料を適切に選択することによって、壁23に対して付属物14、15を付勢するように、ばね20によって及ぼされる力を調節することが可能であり、それ故、抵抗性の結合(resistant couple)が、プレート3に対して支持脚部9〜11の回転に対抗するプレート3に発生される。
【0044】
開位置Zの支持体1に関して、プレート3上に置く写真用カメラ2又は設備の他の部品は、プレート3に対して外向きに開くように脚部9〜11を回転させる傾向にある結合を脚部9〜11に発生させる。
【0045】
しかし、ばね20によって発生された抵抗性の結合が、写真用カメラ2の重さによって発生された結合よりも大きいとき、支持体1の移動は起こらない。
【0046】
好ましくは、各ばね20は、抵抗性の結合が、安定した支持体を得るために支持体1で支持されるビデオ写真用機器によって発生された結合よりも大きな寸法である。
【0047】
設備によって発生される結合は、その重さに依存しており、慣例的には、100〜800gである。
【0048】
好ましくは、各ばね20は、付属物14、15に少なくとも50Nの、好ましくは50ないし150Nの力Fを及ぼすような寸法である。それ故、各ばね20は、プレート3に固定される100〜800gの重さを有する機器の部品と共に、後者が適切に配置されたときにその移動を防ぐように、それ自身で支持体1を支持することができるような寸法である。
【0049】
写真用カメラ2の所望の位置の脚部9〜11の位置決め後、脚部は、上述の位置を維持し、また、その位置からこれらを移動させるために、プレート3に作用する摩擦力よりも大きな力を脚部9〜11に及ぼすことが必要である。
【0050】
それ故、所望の開形態Zで脚部9〜11を施錠するために専用のロック手段を与える必要がない。
【0051】
これは、既知の支持体と比較して、本発明に係る支持体1の構成及び使用をかなり単純化する。
【0052】
さらに、写真用カメラ2を支持するための開形態Zでの脚部9〜11の位置決めは、特に安定している。
【0053】
これは、特定の位置を維持することを可能にする安定支持体を簡単なやり方で得られることを可能にし、写真用カメラ2の使用中、移動しない。高品質の撮影が、間に合わせの表面に置いたときでさえも、写真用カメラ2で得られることができる。
【0054】
本発明の支持体に関して、さらに、プレート3に対して脚部9〜11の位置を連続的に調節すること、すなわち、プレート3に対する回転位置にこれらを置くことが可能である。
【0055】
さらに、本発明の支持体に関して、互いに独立して脚部9〜11の各々を位置決めすることが可能である。
【0056】
支持体1の長期使用は、脚部9〜11を回転させる際に逆に滑ることにより、付属物14、15及び座部22の対向壁23の摩耗を引き起こす。
【0057】
しかし、本発明の支持体では、従って、摩耗に関して、ばね20は、座部22で広がっており、この結果、座巻sは、座部22の対向壁23に向かって付属物14、15を押す。従って、さらに摩耗の場合には、ばね20は、各脚部9〜11の回転を制動し規制する。
【0058】
これは、付属物14、15が座部22で滑らないように、座部22で付属物14、15の位置を安定して保つことを可能にする。この結果、さらに摩耗の場合には、脚部9〜11の位置は安定して保たれる。
【0059】
これは、本発明の装置が長期間の間効率的に使用されることを可能にする。
【0060】
これは、支持体1を特に簡単であるようにして位置決めすること、水平軸に対してどんな傾斜でも写真用カメラ2を位置決めすること、及び、それ故、支持体1に固定された写真用カメラ2で得ることが可能なフレーミングを簡単であるようにして高めることを可能にする。
【0061】
これは、水平のフレーミングを維持するために、脚部9〜11を互いに異なるように傾けるとき、さらに支持体1を、傾けられた支持面又は凸凹の支持面上の使用に対して特に汎用的で適切にする。
【0062】
支持体1は、その全体の重さを制限するように、軽い金属材料でできている。しかし、ばね20及び付属物14、15は、摩耗をあまり受けない鋼でできている。このようにして、付属物14、15は、脚部9〜11の移動中、ばね20によって及ぼされる力によってダメージを受けず、ばね20とプレート3との間の付属物14、15の介在は、後者が脚部9〜11の移動中に保護されることを可能にする。
【0063】
他方では、支持体1のプレート3は、好ましくは、ザマック、ZnとAlとの合金でできている。これは、支持体の全体の重さを制限することができ、同時に、容易に成型される材料であることができる。
【0064】
さらに、ザマックの使用は、ばね20によって及ぼされるスラスト作用の影響によってプレート3の変形を制限することを可能にする。
【0065】
その端部でばね20によって及ぼされるスラスト力、すなわち、座部22の壁23に作用する摩擦力は、写真用カメラが支持体1上に固定されたとき、その端部12、13を上向きに、すなわち写真用カメラ2に向かってプレート3を変形させる傾向にある。
【0066】
言い換えれば、プレート3は、ばね20の影響に起因するわずかなU形状の形態を仮定する傾向にある。ザマックの使用は、アルミニウムと比較して、このような変形が制限されることを可能にする。
【0067】
しかし、所定の、制限的であるが、プレートの変形は、支持体1上に写真用カメラ2の固定の安定性を改良することを可能にするので、U形状の形態は、受け可能であるだけでなく望ましいということであると仮定し、それ故、アセンブリ全体として撮影の質を改良する。
【0068】
一態様では、支持体1には、固定手段5に写真用カメラを取り付けるためのねじ回し又は他のねじ装置が設けられている。支持体1のプレート3には、使用されていないときに小さなケーブルを介してねじ回しを挿入するための孔21が設けられている。
【0069】
図11ないし図18は、100によって示される本発明に係る支持体の他の実施の形態を示している。これら図では、図1ないし図10の支持体1に対応する部分は、同じ参照符号によって示され、詳しく説明されない。支持体100は、特に、例えば、写真用カメラ200の本体202と連結可能な望遠レンズ201が設けられた反射タイプの写真用カメラ200のように、かなりのサイズのビデオ写真用機器のために使用されるのに適している。
【0070】
支持体100は、プレート3’を有し、このプレート3’はそれぞれのヒンジ手段8’を介して支持部材7’とヒンジ接続され、支持部材7’は、図11、図15並びに図16に示される閉形態Yと、図12ないし図14、図17並びに図18に示される少なくとも1つの開形態Zとの間で移動可能である。閉形態Yでは、支持部材7’は、プレート3’上に折り畳まれ、また、開形態Zでは、支持部材7’は、プレート3’及びこれに固定された写真用カメラ200を支持するように外向きに開かれている。
【0071】
プレート3’は、大きい方の基部(major base)3’aと小さい方の基部(minor base)3’bとを備えたほぼ台形の形状であり、大きい方の基部3’aは、2つの脚部9’、10’とヒンジ接続された対向している端部部分23’、13’にヒンジ接続され、また、小さい方の基部3’は、中心位置で、第3の支持脚部11’にヒンジ接続されている。脚部9’〜11’は、それぞれの回転軸線X1’〜X3を中心として回転可能である。
【0072】
プレート3’の大きい方の基部3’aの端部部分12’、13’は、支持体100の支持の安定性を高めるようにして、内側に、すなわち、小さい方の基部3’bに向かって傾斜している。
【0073】
脚部9’〜11’は、これらの端部で、従って、各脚部9’〜11’の付属物14’、15’に、245ないし450Nの力F’を及ぼすそれぞれのばね20’によってプレート3’にヒンジ接続されている。
【0074】
このようにして、各ばね20’は、重さ約1.5kgまでの写真用カメラでさえも、特定の位置に対して脚部9’〜11’の移動を防ぐような抵抗性の結合を働かせる。それ故、重さ1.5kgまでの写真用カメラに関して、脚部9’〜11’に写真用カメラ200(又は他の機器)によって及ぼされる結合は、これらを移動させるのに十分でなく、また、支持体100は、それ自身の位置を維持する。
【0075】
任意の位置から支持体100の脚部9’〜11’を移動させるために、ばね20’によってプレート3’に及ぼされる摩擦力よりも大きな力を及ぼす必要があり、従って、かなりの寸法、それ故かなりの重さの機器でさえも支持体100が安定させる。
【0076】
それ故、脚9’〜11’のためのロック手段を与える必要がなく、これにより、既知の支持物と比較して、本発明の支持体100の硬性及び使用をかなり単純化する。
【0077】
図示される態様では、支持体100には、接続手段が設けられており、この接続手段は、プレート3’に延びた複数のスロット4を有し、これらスロットの各々には、支持体100に写真用カメラ200を固定するための着脱可能で連結可能な固定手段5’がある。複数のスロット4’は、3つのスロット4’a、4’b、4’cを有し、これらスロットの各々は、小さい方の基部3’bと大きい方の基部3’aとの間に規定された方向に延びている。
【0078】
固定手段5’がスロット4’a、4’b、4’c中を移動される能力、台形のプレート’3のスロット4’a〜4’cの長さ、及びプレート3’に適切に離間された3つの離れたスロット4’a、4’b、4’cの準備は、互いに異なる形状で、異なる重さ分布であっても、機器200の支持体100の部品を安定するようにして位置決めすることを可能にする。
【0079】
各スロット4a〜4c中で固定手段5’を適切に移動させることによって、さまざまな全長のレンズ201を有する写真用カメラ200の位置決めを支持体100に安定させることが可能である。さらに、固定手段5を支持体100の異なるスロット4a〜4cに連結することによって、互いに異なる重さ分布を有する写真用カメラ200の位置決めを支持体100に安定させることが可能である。各場合において、支持体100及び写真用カメラ200からなるアセンブリの安定性は、かなり高められる。
【0080】
この態様ではまた、図1ないし図10の態様を参照して説明された利点が維持される。3つの支持脚部9’〜11’の存在は、支持体100の位置決めが凸凹の支持面上であっても、特に開位置Zで安定していることを可能にする。プレート’3に対する脚部9’〜11’の位置は、連続的に調節されることができる、すなわち、脚部9’〜11’は、プレート3’に対して回転した位置に配置されることができ、また、脚部9’〜11は、互いに独立して位置決めされることができ、所望であれば、支持体100を傾斜させるためと、傾斜した表面であっても支持体100を水平に位置決めするためとの少なくとも一方を可能にする。
【0081】
この態様ではまた、ばね20’は、座部22に受けられるように、かつプレート3’の全体の寸法に対して実質的に突出しないようにして形作られている。各脚部9’〜11’の付属物14’、15’は、ばね20’とそれぞれの座部22の壁23との間で間に介在され、支持体100の使用中、脚部9’〜11’の回転に起因する摩耗に抵抗するように鋼でできている。他方では、プレート3’は、その全体の重さを制限するために、ザマックでできている。
【0082】
プレート3’には、写真用カメラを固定手段5に取り付けるためのねじ回し又は他のねじ装置のために、入口部分21’を介してアクセス可能な、小さなケーブルを固定するための座部が設けられている。
【0083】
図示されない態様では、本発明の支持体には、上に記載されたスロットとは異なる支持体に機器を固定するために、固定手段を着脱可能に受けるための連結手段が設けられることができる。
【符号の説明】
【0084】
1…支持体、2…写真用カメラ、3…プレート、4…スロット、5…固定手段、6…突起部分、7…支持部材、8…ヒンジ手段、9,10,11…脚部、12,13…端部部分、14、15…付属物、16…突起物、17…本体、18…アイレット、20…ばね、21…孔、22…座部、23…壁、100…支持体、200…支持体、201…望遠レンズ、202…本体。
【技術分野】
【0001】
本発明の対象物は、主請求項の前段で述べられる特徴部分を有するビデオ写真用機器のための支持体である。
【背景技術】
【0002】
アマチュアの現場では、ビデオ写真撮影をしなければならないとき、例えば、セルフタイマー撮影をするために、又は、写真を撮る機器を上に置くときに利用可能な表面を使用して、長時間露光させた写真を撮るために、機器を支持体の上に置くことが必要であることがときどきある。
【0003】
しかし、これらの場合には、被写体の正確なフレーミングはかなり難しいことがわかっており、また、写真の品質は、選択された表面が凸凹で安定しているようにして機器を支持しないために、また、このような表面の高さ又はおおよその配置を合わせたり調整したりすることが明らかに不可能であるために、このような間に合わせの解決策を強く反射することがある。
【0004】
さらに、ビデオ写真用機器の使用は、オペレータにとってかなり不快であることがわかっている。
【0005】
他方、必要な場合に利用可能であるように人の背中に三脚を常に携行するのは、非常に不便であろう。
【0006】
これらの状態では、機器の位置決めと対象物の正確なフレーミングとの両方が複雑である。
【0007】
このような欠点を改善するために、特許文献1から、ビデオ写真用機器の部品と着脱可能に連結可能で、容易に持ち運び可能であるようにかなり小さな寸法であるビデオ写真用機器の支持体が知られている。
【0008】
このような支持体は、機器と連結可能なプレートと、このプレートの両側に枢動可能に固定された2つの小さなウイングとを有し、これら2つの小さなウイングは、プレート上に折り畳まれる位置と、2つのウイングが支持体と連結された機器を支持するように、互いに対して外向きに開かれた拡張位置との間で可能である。2つのウイング間には、これの全体の広がりを制限するためのタイロッドが延びている。
【0009】
特許文献1に記載された支持体の2つのウイングの各々には、支持体のための支持部分を形成するのに適した2つの突起部分が設けられている。支持体には、それ故、4つの支持点が設けられており、これは、ときどき、不安定性の問題を引き起こす。
【0010】
特許文献2は、機器と連結可能な基部を有するビデオ写真用機器のコンパクトな支持体を開示している。この支持体には、基部上に折り畳まれた位置と、機器を支持するために脚部が所望の表面に置かれる拡張位置との間で移動されるように、基部に対して枢動する3つの脚部が設けられている。しかし、この支持体は、特許文献1の支持体の上述の欠点を改善しているものの、他の欠点を有する。
【0011】
所望の位置に脚部の傾きを調節すること、そして、機器で得ることが望ましいフレーミングのセンタリングは、特に困難であることがわかっている。さらに、撮影中、その移動を避けるために、所望の位置に脚部を施錠すること、及び、その後に基部の上にこれらを折り戻すように脚部を解除することは難しい。
【0012】
このような欠点は、凸凹な支持面や非常に重い機器で強調される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0013】
【特許文献1】国際公開第2006/123382号
【特許文献2】特開平9―127602号公報
【発明の概要】
【0014】
本発明の基礎となる技術的問題は、引用された先行技術に関して述べられた欠点を改良するように、構造的かつ機能的に設計されたビデオ写真用機器のコンパクトな支持体である。
【0015】
特に、本発明は、ビデオ写真用機器のコンパクトな支持体を与えるために提案されている。その位置は、簡単かつ迅速に調整可能である。
【0016】
1つの目標は、所望の傾斜で機器を配置させるように、位置を連続的かつ正確に調節されることができるコンパクトな支持体を提供することである。
【0017】
他の目標は、機器の使用中に選択された位置を維持する支持体を提供することである。
【0018】
これらの目的は、以下の特許請求の範囲に従って製造されたコンパクトな支持体により達成される。
【0019】
本発明の特徴部分及び効果は、添付図面を参照して非限定的な例によって図示され、好ましいが限定的ではない例示的な実施の形態の以下の詳細な説明からより明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】図1は、閉位置での本発明に係る支持体の斜視図である。
【図2】図2は、開位置での図1の支持体の上面図である。
【図3】図3は、一方向から見た、図2の支持体の斜視図である。
【図4】図4は、図3とは異なる方向から見た、図2の支持体の斜視図である。
【図5】図5は、閉位置での図1の装置に設けられた写真用カメラの斜視図である。
【図6】図6は、図5のアセンブリの側面図である。
【図7】図7は、開位置での支持体を含む、図5のこれらと同様の図である。
【図8】図8は、開位置での支持体を含む、図6のこれらと同様の図である。
【図9】図9は、図2の詳細Aの拡大図である。
【図10】図10は、よりわかりやすくするために取り除かれた部分を含む図9と同様の図である。
【図11】図11は、本発明の代わりの実施の形態に関する、図1に対応する図である。
【図12】図12は、本発明の代わりの実施の形態に関する、図2に対応する図である。
【図13】図13は、本発明の代わりの実施の形態に関する、図3に対応する図である。
【図14】図14は、本発明の代わりの実施の形態に関する、図4に対応する図である。
【図15】図15は、本発明の代わりの実施の形態に関する、図5に対応する図である。
【図16】図16は、本発明の代わりの実施の形態に関する、図6に対応する図である。
【図17】図17は、本発明の代わりの実施の形態に関する、図7に対応する図である。
【図18】図18は、本発明の代わりの実施の形態に関する、図8に対応する図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
図1ないし図10は、例えば、コンパクトタイプの写真用カメラ2のような、ビデオ写真用機器の部品のための支持体1を示している。
【0022】
支持体1は、コンパクトタイプの写真用カメラ2の基部部分と同様の形状のプレート3を有する。
【0023】
プレート3は、細長いほぼ矩形の形状を有し、このプレートには、それぞれ互いに面している2つの長側辺3a、3b及び2つの短側辺3c、3dが形成されている。
【0024】
プレート3には、プレート3を写真用カメラ2に接続するための接続手段が設けられている。
【0025】
図示される態様では、接続手段は、写真用カメラ2を支持体1に着脱可能に固定するために、図示されない、写真用カメラ2の相補的な固定手段と協働するのに適した固定手段5をその内部で移動させることができるスロット4を有する。
【0026】
スロット4は、プレート3の全長のほとんどの部分に延びており、これは、プレート3自体の比較的大きな寸法として理解される。図示される態様では、スロット4は、プレート3中の中心位置に設けられ、プレート3自体の長軸線Xにほぼ沿って延びている。しかし、他の態様では、スロット4はまた、プレート3上で対角線上に延びることができる。固定手段5が移動される能力、及びプレート3の全長におけるスロット4の範囲は、互いに異なる形状の平らな機器の支持体1の部品を異なる重さ分布で安定するようにして配置されることを可能にする。
【0027】
プレート3には、使用中、写真用カメラ2に向かって面することが意図された部分に、写真用カメラ2が支持されるように写真用カメラ2を受けるのに適した複数の突起部分6がさらに設けられている。突起部分6は、写真用カメラ2へのダメージを避けるために柔らかい素材でできており、支持体1に対する機器の安定性の改良を可能にする。
【0028】
支持体1は、さらに、図1、図5並びに図6に示される閉形態Yと、図2ないし図4、図7並びに図8に示される少なくとも1つの開形態Zとの間で移動可能であるようにして、それぞれのヒンジ手段8を介してプレート3にヒンジ接続された支持部材7を有する。閉形態Yでは、支持部材7は、プレート3上に折り畳まれ、また、開形態Zでは、支持部材7は、プレート3及びこれに固定された写真用カメラ2を支持するように、外向きに開かれている。
【0029】
ヒンジ手段8は、プレート3に対して支持部材7の連続的な回転を与えるようにして構成されており、すなわち、支持部材は、プレート3に対して任意の角度位置に置かれることができる。
【0030】
これは、支持体1の位置決めの多様性(versatility)が高く、水平に対して所望の傾斜で配置されることができることを意味している。
【0031】
支持部材7は、プレート3の両側辺に枢動可能に固定された3つの脚部を有する。2つの脚部9、10は、プレート3の第1の長側辺3aにヒンジ接続され、また、第3の脚部11は、プレート3の第2の長側辺3bにヒンジ接続されている。
【0032】
3つの脚部9〜11の存在が、以下に明確に説明されるように、支持体1の位置決めが、開位置Zで特に安定することを可能にする。
【0033】
特に、3つの脚部9〜11の存在は、さらに凸凹な支持面でも安定しているようにして、支持体1を配置することを可能にする。
【0034】
3つの脚部9〜11は、互いに独立して回転可能であり、3つの脚部が互いに異なるプレート3に対する角度で位置決めされることができるので、支持体1の位置決め及びその安定性の多様性をかなり高める。
【0035】
好ましくは、2つの脚部9、10は、第1の長側辺3aの対向端部12、13に近接して配置され、また、第3の脚部11は、第2の長側辺3bのほぼ中心に配置されている。
【0036】
各支持脚部9〜11は、図9並びに図10により明確に示されるように、ここから2つの付属物14、15が延びた本体17を有し、これら付属物は、各脚部9〜11をプレート3にヒンジ接続するようにヒンジ部分として働く。各付属物14、15には、アイレット18が設けられており、このアイレットでは、プレート3の対応する突起物16が、それぞれの回転軸線を中心としてプレート3に対して各脚部9〜11を回転させることができるように、摺動可能に受けられる。図示された態様では、2つの脚部9、10は、同じ回転軸線X1を中心として回転可能であり、脚部11は、この軸線X1に平行に配置されたそれ自身の回転軸線X2を中心として回転可能であり、これら回転軸線X1、X2は、プレート3の長軸線Xにほぼ平行である。
【0037】
図示されない態様では、各脚部は、それ自身の回転軸線を中心として回転可能であり、各脚部の回転軸線は、互いに対して、及びプレート3の長軸線Xに対して横方向に配置されている。
【0038】
以下により明確に示されるように、同じ脚部9〜11の2つの付属物14、15の間に、プレート3に対して各脚部9〜11の回転を規制し制動するための少なくとも1つのばね20又は同様の弾性部材を受けるのに適した受け座部22が、プレート3に規定されている。
【0039】
図の態様では、1つのばね20が各受け座部22に受けられ、図示されない他の態様では、一方を他方の隣に配置した複数のばねが、好ましくは、各座部22に設けられることができる。
【0040】
プレート3に設けられ、座部22の壁23からその内部に向かって突出している突起物16は、座部22のばね20のための中心決めかつ保持部材として機能する。
【0041】
ばね20は、座部22の対向壁23に向かって付属物14及び15を押すようにして座部22に挿入され、そして、付属物14、15が、ばね20と座部22の壁23との間に介在される。
【0042】
各ばね20は、巻き径Dで所望の回転数sをなすように、直径dのワイヤを巻くことによって形成されている。ばね20は、プレート3の部品との直接的なスラスト接触を避けるように、座巻sが付属物14、15に対して支持するようにして形作られている。各ばね20の外側輪郭形状は、そのばね20が、プレート3の全体の寸法内に実質的に含まれるようにして、プレート3の長側辺3a、3bとほぼアライメントされている。
【0043】
その端部で、すなわち、各脚部9〜11の付属物14、15にばね20によって及ぼされる力Fは、巻き数s、ワイヤの直径d、巻き径D及びばね20が作られた材料に依存している。ばね20によって及ぼされるスラスト力は、座部22の対応する壁23に対して付属物14、15を押す傾向にある。付属物14、15は、座部22の壁23に、従ってプレート3に作用する摩擦力としてばね20のスラスト力を伝達するように、ばね20の影響によって弾力的に離れるように広げられることができる。ばね20を適切にサイズ決めし、その材料を適切に選択することによって、壁23に対して付属物14、15を付勢するように、ばね20によって及ぼされる力を調節することが可能であり、それ故、抵抗性の結合(resistant couple)が、プレート3に対して支持脚部9〜11の回転に対抗するプレート3に発生される。
【0044】
開位置Zの支持体1に関して、プレート3上に置く写真用カメラ2又は設備の他の部品は、プレート3に対して外向きに開くように脚部9〜11を回転させる傾向にある結合を脚部9〜11に発生させる。
【0045】
しかし、ばね20によって発生された抵抗性の結合が、写真用カメラ2の重さによって発生された結合よりも大きいとき、支持体1の移動は起こらない。
【0046】
好ましくは、各ばね20は、抵抗性の結合が、安定した支持体を得るために支持体1で支持されるビデオ写真用機器によって発生された結合よりも大きな寸法である。
【0047】
設備によって発生される結合は、その重さに依存しており、慣例的には、100〜800gである。
【0048】
好ましくは、各ばね20は、付属物14、15に少なくとも50Nの、好ましくは50ないし150Nの力Fを及ぼすような寸法である。それ故、各ばね20は、プレート3に固定される100〜800gの重さを有する機器の部品と共に、後者が適切に配置されたときにその移動を防ぐように、それ自身で支持体1を支持することができるような寸法である。
【0049】
写真用カメラ2の所望の位置の脚部9〜11の位置決め後、脚部は、上述の位置を維持し、また、その位置からこれらを移動させるために、プレート3に作用する摩擦力よりも大きな力を脚部9〜11に及ぼすことが必要である。
【0050】
それ故、所望の開形態Zで脚部9〜11を施錠するために専用のロック手段を与える必要がない。
【0051】
これは、既知の支持体と比較して、本発明に係る支持体1の構成及び使用をかなり単純化する。
【0052】
さらに、写真用カメラ2を支持するための開形態Zでの脚部9〜11の位置決めは、特に安定している。
【0053】
これは、特定の位置を維持することを可能にする安定支持体を簡単なやり方で得られることを可能にし、写真用カメラ2の使用中、移動しない。高品質の撮影が、間に合わせの表面に置いたときでさえも、写真用カメラ2で得られることができる。
【0054】
本発明の支持体に関して、さらに、プレート3に対して脚部9〜11の位置を連続的に調節すること、すなわち、プレート3に対する回転位置にこれらを置くことが可能である。
【0055】
さらに、本発明の支持体に関して、互いに独立して脚部9〜11の各々を位置決めすることが可能である。
【0056】
支持体1の長期使用は、脚部9〜11を回転させる際に逆に滑ることにより、付属物14、15及び座部22の対向壁23の摩耗を引き起こす。
【0057】
しかし、本発明の支持体では、従って、摩耗に関して、ばね20は、座部22で広がっており、この結果、座巻sは、座部22の対向壁23に向かって付属物14、15を押す。従って、さらに摩耗の場合には、ばね20は、各脚部9〜11の回転を制動し規制する。
【0058】
これは、付属物14、15が座部22で滑らないように、座部22で付属物14、15の位置を安定して保つことを可能にする。この結果、さらに摩耗の場合には、脚部9〜11の位置は安定して保たれる。
【0059】
これは、本発明の装置が長期間の間効率的に使用されることを可能にする。
【0060】
これは、支持体1を特に簡単であるようにして位置決めすること、水平軸に対してどんな傾斜でも写真用カメラ2を位置決めすること、及び、それ故、支持体1に固定された写真用カメラ2で得ることが可能なフレーミングを簡単であるようにして高めることを可能にする。
【0061】
これは、水平のフレーミングを維持するために、脚部9〜11を互いに異なるように傾けるとき、さらに支持体1を、傾けられた支持面又は凸凹の支持面上の使用に対して特に汎用的で適切にする。
【0062】
支持体1は、その全体の重さを制限するように、軽い金属材料でできている。しかし、ばね20及び付属物14、15は、摩耗をあまり受けない鋼でできている。このようにして、付属物14、15は、脚部9〜11の移動中、ばね20によって及ぼされる力によってダメージを受けず、ばね20とプレート3との間の付属物14、15の介在は、後者が脚部9〜11の移動中に保護されることを可能にする。
【0063】
他方では、支持体1のプレート3は、好ましくは、ザマック、ZnとAlとの合金でできている。これは、支持体の全体の重さを制限することができ、同時に、容易に成型される材料であることができる。
【0064】
さらに、ザマックの使用は、ばね20によって及ぼされるスラスト作用の影響によってプレート3の変形を制限することを可能にする。
【0065】
その端部でばね20によって及ぼされるスラスト力、すなわち、座部22の壁23に作用する摩擦力は、写真用カメラが支持体1上に固定されたとき、その端部12、13を上向きに、すなわち写真用カメラ2に向かってプレート3を変形させる傾向にある。
【0066】
言い換えれば、プレート3は、ばね20の影響に起因するわずかなU形状の形態を仮定する傾向にある。ザマックの使用は、アルミニウムと比較して、このような変形が制限されることを可能にする。
【0067】
しかし、所定の、制限的であるが、プレートの変形は、支持体1上に写真用カメラ2の固定の安定性を改良することを可能にするので、U形状の形態は、受け可能であるだけでなく望ましいということであると仮定し、それ故、アセンブリ全体として撮影の質を改良する。
【0068】
一態様では、支持体1には、固定手段5に写真用カメラを取り付けるためのねじ回し又は他のねじ装置が設けられている。支持体1のプレート3には、使用されていないときに小さなケーブルを介してねじ回しを挿入するための孔21が設けられている。
【0069】
図11ないし図18は、100によって示される本発明に係る支持体の他の実施の形態を示している。これら図では、図1ないし図10の支持体1に対応する部分は、同じ参照符号によって示され、詳しく説明されない。支持体100は、特に、例えば、写真用カメラ200の本体202と連結可能な望遠レンズ201が設けられた反射タイプの写真用カメラ200のように、かなりのサイズのビデオ写真用機器のために使用されるのに適している。
【0070】
支持体100は、プレート3’を有し、このプレート3’はそれぞれのヒンジ手段8’を介して支持部材7’とヒンジ接続され、支持部材7’は、図11、図15並びに図16に示される閉形態Yと、図12ないし図14、図17並びに図18に示される少なくとも1つの開形態Zとの間で移動可能である。閉形態Yでは、支持部材7’は、プレート3’上に折り畳まれ、また、開形態Zでは、支持部材7’は、プレート3’及びこれに固定された写真用カメラ200を支持するように外向きに開かれている。
【0071】
プレート3’は、大きい方の基部(major base)3’aと小さい方の基部(minor base)3’bとを備えたほぼ台形の形状であり、大きい方の基部3’aは、2つの脚部9’、10’とヒンジ接続された対向している端部部分23’、13’にヒンジ接続され、また、小さい方の基部3’は、中心位置で、第3の支持脚部11’にヒンジ接続されている。脚部9’〜11’は、それぞれの回転軸線X1’〜X3を中心として回転可能である。
【0072】
プレート3’の大きい方の基部3’aの端部部分12’、13’は、支持体100の支持の安定性を高めるようにして、内側に、すなわち、小さい方の基部3’bに向かって傾斜している。
【0073】
脚部9’〜11’は、これらの端部で、従って、各脚部9’〜11’の付属物14’、15’に、245ないし450Nの力F’を及ぼすそれぞれのばね20’によってプレート3’にヒンジ接続されている。
【0074】
このようにして、各ばね20’は、重さ約1.5kgまでの写真用カメラでさえも、特定の位置に対して脚部9’〜11’の移動を防ぐような抵抗性の結合を働かせる。それ故、重さ1.5kgまでの写真用カメラに関して、脚部9’〜11’に写真用カメラ200(又は他の機器)によって及ぼされる結合は、これらを移動させるのに十分でなく、また、支持体100は、それ自身の位置を維持する。
【0075】
任意の位置から支持体100の脚部9’〜11’を移動させるために、ばね20’によってプレート3’に及ぼされる摩擦力よりも大きな力を及ぼす必要があり、従って、かなりの寸法、それ故かなりの重さの機器でさえも支持体100が安定させる。
【0076】
それ故、脚9’〜11’のためのロック手段を与える必要がなく、これにより、既知の支持物と比較して、本発明の支持体100の硬性及び使用をかなり単純化する。
【0077】
図示される態様では、支持体100には、接続手段が設けられており、この接続手段は、プレート3’に延びた複数のスロット4を有し、これらスロットの各々には、支持体100に写真用カメラ200を固定するための着脱可能で連結可能な固定手段5’がある。複数のスロット4’は、3つのスロット4’a、4’b、4’cを有し、これらスロットの各々は、小さい方の基部3’bと大きい方の基部3’aとの間に規定された方向に延びている。
【0078】
固定手段5’がスロット4’a、4’b、4’c中を移動される能力、台形のプレート’3のスロット4’a〜4’cの長さ、及びプレート3’に適切に離間された3つの離れたスロット4’a、4’b、4’cの準備は、互いに異なる形状で、異なる重さ分布であっても、機器200の支持体100の部品を安定するようにして位置決めすることを可能にする。
【0079】
各スロット4a〜4c中で固定手段5’を適切に移動させることによって、さまざまな全長のレンズ201を有する写真用カメラ200の位置決めを支持体100に安定させることが可能である。さらに、固定手段5を支持体100の異なるスロット4a〜4cに連結することによって、互いに異なる重さ分布を有する写真用カメラ200の位置決めを支持体100に安定させることが可能である。各場合において、支持体100及び写真用カメラ200からなるアセンブリの安定性は、かなり高められる。
【0080】
この態様ではまた、図1ないし図10の態様を参照して説明された利点が維持される。3つの支持脚部9’〜11’の存在は、支持体100の位置決めが凸凹の支持面上であっても、特に開位置Zで安定していることを可能にする。プレート’3に対する脚部9’〜11’の位置は、連続的に調節されることができる、すなわち、脚部9’〜11’は、プレート3’に対して回転した位置に配置されることができ、また、脚部9’〜11は、互いに独立して位置決めされることができ、所望であれば、支持体100を傾斜させるためと、傾斜した表面であっても支持体100を水平に位置決めするためとの少なくとも一方を可能にする。
【0081】
この態様ではまた、ばね20’は、座部22に受けられるように、かつプレート3’の全体の寸法に対して実質的に突出しないようにして形作られている。各脚部9’〜11’の付属物14’、15’は、ばね20’とそれぞれの座部22の壁23との間で間に介在され、支持体100の使用中、脚部9’〜11’の回転に起因する摩耗に抵抗するように鋼でできている。他方では、プレート3’は、その全体の重さを制限するために、ザマックでできている。
【0082】
プレート3’には、写真用カメラを固定手段5に取り付けるためのねじ回し又は他のねじ装置のために、入口部分21’を介してアクセス可能な、小さなケーブルを固定するための座部が設けられている。
【0083】
図示されない態様では、本発明の支持体には、上に記載されたスロットとは異なる支持体に機器を固定するために、固定手段を着脱可能に受けるための連結手段が設けられることができる。
【符号の説明】
【0084】
1…支持体、2…写真用カメラ、3…プレート、4…スロット、5…固定手段、6…突起部分、7…支持部材、8…ヒンジ手段、9,10,11…脚部、12,13…端部部分、14、15…付属物、16…突起物、17…本体、18…アイレット、20…ばね、21…孔、22…座部、23…壁、100…支持体、200…支持体、201…望遠レンズ、202…本体。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ビデオ写真用機器(2;200)のための支持体(1;100)であって、
支持されるビデオ写真用機器(2;200)の部品への適切な固定手段(5;5’)によって固定可能なプレート(3;3’)と、
それぞれのヒンジ手段(8;8’)によって前記プレート(3;3’)にヒンジ接続された支持部材(7;7’)と、を具備し、
前記支持部材(7;7’)は、この支持部材(7;7’)が前記プレート(3;3’)上に折り畳まれた閉位置(Y)と、前記支持部材(7;7’)が後者を支持するために前記プレート(3;3’)から外向きに開かれる少なくとも1つの開位置(Z)との間で移動するように設けられており、
前記ヒンジ手段(8;8’)は、前記プレート(3;3’)で規定された受け座部(22;22’)に収容された弾性部材(20;20’)を有し、前記支持部材(7;7’)のヒンジ部分(14,15;14’,15’)に、前記プレート(3;3’)に対して前記支持部材(7;7’)の回転を制動するために、前記座部(22;22’)の壁(23;23’)に対して前記ヒンジ部材(14,15;14’,15’)を押し付けるスラスト力を及ぼすことを特徴とする、支持体(1;100)において、
前記弾性部材(20;20’)は、前記ヒンジ部分(14,15;14’,15’)の間に介在された少なくとも1つのばね(20;20’)を有することを特徴とする支持部材(1;100)。
【請求項2】
前記少なくとも1つのばね(20;20’)は、前記プレート(3)に対して任意の角度位置で前記支持部材(7;7’)を位置決めするために、前記プレート(3)に対して前記支持部材(7;7’)の連続的な回転を与えるように構成されている請求項1の支持体(1;100)。
【請求項3】
前記少なくとも1つのばね(20;20’)は、50ないし150Nのスラスト力を前記ヒンジ部分(14,15;14’,15’)に及ぼすように寸法決めされている請求項1又は2の支持体(1;100)。
【請求項4】
前記少なくとも1つのばね(20;20’)は、245ないし450Nのスラスト力を前記ヒンジ部分(14,15;14’,15’)に及ぼすように寸法決めされている請求項1又は2の支持体(1;100)。
【請求項5】
前記支持部材(7;7’)は、3つの脚部を有し、
2つの脚部(9,10)が、前記プレート(3)の第1の側辺(3a)にヒンジ接続され、第3の脚部(11)が、前記第1の側辺(3a)に対向している前記プレート(3)の第2の側辺(3b)にヒンジ接続されている請求項1ないし4のいずれか1の支持体(1;100)。
【請求項6】
支持体(1;100)に前記機器(2;200)を固定するための前記固定手段(5;5’)を取り外し可能に受けるためのさらなる接続手段(4;4’)を具備する請求項1ないし5のいずれか1の支持体(1;100)。
【請求項7】
前記接続手段(4;4’)は、前記プレート(3)の長軸線(X)にほぼ沿って延びたスロット(4)を有し、
前記固定手段(5)は、前記スロット(4)に沿って移動可能である請求項1ないし6のいずれか1の支持体(1;100)。
【請求項8】
前記接続手段は、前記プレート(3’)に適切に離間された複数のスロット(4’,4’a,4’b,4’c)を有し、
前記固定手段(5;5’)は、前記複数のスロット(4’,4’a,4’b,4’c)の各々と連結されている請求項6の支持体。
【請求項9】
前記プレート(3;3’)は、ザマックでできており、
前記ヒンジ部分(14,15;14’,15’)及び前記弾性部材(20;20’)は、鋼でできている請求項1ないし8のいずれか1の支持体。
【請求項1】
ビデオ写真用機器(2;200)のための支持体(1;100)であって、
支持されるビデオ写真用機器(2;200)の部品への適切な固定手段(5;5’)によって固定可能なプレート(3;3’)と、
それぞれのヒンジ手段(8;8’)によって前記プレート(3;3’)にヒンジ接続された支持部材(7;7’)と、を具備し、
前記支持部材(7;7’)は、この支持部材(7;7’)が前記プレート(3;3’)上に折り畳まれた閉位置(Y)と、前記支持部材(7;7’)が後者を支持するために前記プレート(3;3’)から外向きに開かれる少なくとも1つの開位置(Z)との間で移動するように設けられており、
前記ヒンジ手段(8;8’)は、前記プレート(3;3’)で規定された受け座部(22;22’)に収容された弾性部材(20;20’)を有し、前記支持部材(7;7’)のヒンジ部分(14,15;14’,15’)に、前記プレート(3;3’)に対して前記支持部材(7;7’)の回転を制動するために、前記座部(22;22’)の壁(23;23’)に対して前記ヒンジ部材(14,15;14’,15’)を押し付けるスラスト力を及ぼすことを特徴とする、支持体(1;100)において、
前記弾性部材(20;20’)は、前記ヒンジ部分(14,15;14’,15’)の間に介在された少なくとも1つのばね(20;20’)を有することを特徴とする支持部材(1;100)。
【請求項2】
前記少なくとも1つのばね(20;20’)は、前記プレート(3)に対して任意の角度位置で前記支持部材(7;7’)を位置決めするために、前記プレート(3)に対して前記支持部材(7;7’)の連続的な回転を与えるように構成されている請求項1の支持体(1;100)。
【請求項3】
前記少なくとも1つのばね(20;20’)は、50ないし150Nのスラスト力を前記ヒンジ部分(14,15;14’,15’)に及ぼすように寸法決めされている請求項1又は2の支持体(1;100)。
【請求項4】
前記少なくとも1つのばね(20;20’)は、245ないし450Nのスラスト力を前記ヒンジ部分(14,15;14’,15’)に及ぼすように寸法決めされている請求項1又は2の支持体(1;100)。
【請求項5】
前記支持部材(7;7’)は、3つの脚部を有し、
2つの脚部(9,10)が、前記プレート(3)の第1の側辺(3a)にヒンジ接続され、第3の脚部(11)が、前記第1の側辺(3a)に対向している前記プレート(3)の第2の側辺(3b)にヒンジ接続されている請求項1ないし4のいずれか1の支持体(1;100)。
【請求項6】
支持体(1;100)に前記機器(2;200)を固定するための前記固定手段(5;5’)を取り外し可能に受けるためのさらなる接続手段(4;4’)を具備する請求項1ないし5のいずれか1の支持体(1;100)。
【請求項7】
前記接続手段(4;4’)は、前記プレート(3)の長軸線(X)にほぼ沿って延びたスロット(4)を有し、
前記固定手段(5)は、前記スロット(4)に沿って移動可能である請求項1ないし6のいずれか1の支持体(1;100)。
【請求項8】
前記接続手段は、前記プレート(3’)に適切に離間された複数のスロット(4’,4’a,4’b,4’c)を有し、
前記固定手段(5;5’)は、前記複数のスロット(4’,4’a,4’b,4’c)の各々と連結されている請求項6の支持体。
【請求項9】
前記プレート(3;3’)は、ザマックでできており、
前記ヒンジ部分(14,15;14’,15’)及び前記弾性部材(20;20’)は、鋼でできている請求項1ないし8のいずれか1の支持体。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図2】
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【図11】
【図12】
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【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【公開番号】特開2011−242772(P2011−242772A)
【公開日】平成23年12月1日(2011.12.1)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−108112(P2011−108112)
【出願日】平成23年5月13日(2011.5.13)
【出願人】(595120057)リノ・マンフロット・エ・コルポラツィオネ・エス・ピー・エー (17)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年12月1日(2011.12.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−108112(P2011−108112)
【出願日】平成23年5月13日(2011.5.13)
【出願人】(595120057)リノ・マンフロット・エ・コルポラツィオネ・エス・ピー・エー (17)
【Fターム(参考)】
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