説明

ビデオ・フォーマット変換のためにデインターレーシングおよびフレーム・レート・デシメーションを結合するためのシステムおよび方法

【課題】ビデオデータをフィルムデータへ変換する方法を提供する。
【解決手段】第1フィールドビデオデータを生成するために、第1フィールド及び第3フィールドからのビデオデータをデインターレースし、第2フィールドビデオデータを提供する。第1フレームビデオデータを生成するために第1フィールドビデオデータ及び第2フィールドビデオデータを併合する。第2フレームビデオデータを生成するために、第4フィールド及び第5フィールドからのビデオデータをコピーする。ビデオデータをフィルムデータへ変換するための装置において、第1フィールドビデオデータを生成するために、第1フィールド及び第3フィールドからのビデオデータをデインターレースする第1のデインターレーサーと、第2フィールドビデオデータを提供し、第1フレームビデオデータを生成するために、第1フィールドビデオデータ及び第2フィールドビデオデータを併合する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本件発明は、ビデオ・フォーマット変換に関係する。特に、本件発明は、ビデオ・フォーマット変換のためにデインターレーシングおよびフレーム・レート・デシメーションを結合することに関係する。
【背景技術】
【0002】
1990年代、ビデオを表現し、送信するためのテレビ技術は、アナログ方法を使用することからデジタル方法を使用することに移った。ビデオ・フォーマット変換においてよく知られているプロセスは、テレシネ(Telecine)である。テレシネは、動画フィルム(例えば、1秒間に24フレームの映画)をデジタル・ビデオ・フォーマット(例えば、1秒間に60フィールドのNTSC(全国テレビジョン・システム委員会)ビデオ)に変換するプロセスである。テレシネという用語は、「テレビ(television)」と「シネマ(cinema)」という用語の組み合わせに由来する。はじめフィルムに取り込まれた動画をビデオ・フォーマットに変換することをテレシネが可能にすることにより、その動画は、コンピューターおよびテレビのような標準的なビデオ設備を使用して観られることができる。こうして、動画の配給者および製作者は、テレシネを使用して彼らのフィルムをビデオで公開することができる。
【0003】
デジタル・ビデオ・フォーマットを映画のフィルム・フォーマットに変換するために反テレシネまたは逆テレシネが使用される。逆テレシネ・プロセスは、毎秒60フィールドの連続ビデオを毎秒24フレームの映画に変換することを必要とする。逆テレシネ・プロセスのいくつかの利点は、互換性のあるディスプレイ・デバイス上の高品質な非インターレース・ディスプレイおよび圧縮の目的のための冗長データの削除を含む。しかしながら、逆テレシネは、毎秒60フィールドのインターレース・ビデオを毎秒24フレームの映画へ変換するほどの余裕はない。
【0004】
毎秒60フィールドのインターレース・ビデオを毎秒24フレームの映画へ変換するためには、2つの主なステップを必要とする。第1のステップは、毎秒60フィールドのインターレース・ビデオを毎秒30フレームの連続ビデオにデインターレースすることである。第2のステップは、前記毎秒30フレームの連続ビデオを毎秒24フレームの映画へデシメートすることである。
【0005】
上で説明された変換プロセスには2つの主な欠点がある。第1に、24は30の約数ではないので、デシメーション・プロセスは、ビデオにジッタを発生させる。ジッタは、映像を観る者に不快な視覚エキスペリエンスを引き起こす。第2に、デインターレーシング・プロセスは、動き補償(MC)ベースの技術を含む計算集中的アルゴリズムである。そのため、毎秒60フィールドのインターレース・ビデオを毎秒24フレームの映画へ変換するための効率的かつ革新的システムおよび方法に対するニーズがある。
【発明の概要】
【0006】
ある実施形態において、ビデオ・データをフィルム・データへ変換する方法は、第1のフィールド・ビデオ・データを生成するために第1のフィールドおよび第3のフィールドからのビデオ・データをデインターレースすることと、第2のフィールド・ビデオ・データを提供することと、および第1のフレーム・ビデオ・データを生成するために第1のフィールド・ビデオ・データおよび第2のフィールド・ビデオ・データを併合することとを含んでもよい。当該方法は、第2のフレーム・ビデオ・データを生成するために第4のフィールドおよび第5のフィールドからのビデオ・データをコピーすることをさらに含んでもよい。
【0007】
1つの実施形態において、ビデオ・データをフィルム・データへ変換する装置は、第1のフィールド・ビデオ・データを生成するために第1のフィールドおよび第3のフィールドからのビデオ・データをデインターレースする第1のデインターレーサーと、第2のフィールド・ビデオ・データを提供し、第1のフレーム・ビデオ・データを生成するために第1のフィールド・ビデオ・データおよび第2のフィールド・ビデオ・データを併合するコピー・モジュールとを含んでもよい。
【0008】
ある実施形態において、ビデオ・データをフィルム・データへ変換するための命令を具備する機械可読媒体は、実行する際、機械に、第1のフィールド・ビデオ・データを生成するために第1のフィールドおよび第3のフィールドからのビデオ・データをデインターレースさせ、および、第2のフィールド・ビデオ・データを提供させ、および第1のフレーム・ビデオ・データを生成するために第1のフィールド・ビデオ・データおよび第2のフィールド・ビデオ・データを併合させる命令を含んでもよい。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本件発明の特徴、目的、および利点は、以下の「発明の詳細な説明」が添付の図面とともに取り上げられるとき、その「発明の詳細な説明」からより明白なものとなろう。
【図1】図1は、マルチメディア・データを処理するための処理システムのブロック図である。
【図2】図2は、インターレース・ビデオ・データのフィルム・データへの変換のためのデインターレーサーおよびデシメーターのブロック図である。
【図3】図3は、フォーマット変換前のビデオ・フィールドおよびフォーマット変換後のビデオ・フレームのタイムラインである。
【図4】図4は、インターレースされたビデオ・データをフィルム・データへ変換する方法のフローチャート図である。
【発明の詳細な説明】
【0010】
本件発明の様々な特徴の実施形態を実装する装置、システムおよび方法が図面を参照してこれから説明される。図面および関連する説明は、本件発明の範囲を制限するためではなく、本件発明のいくつかの実施形態を例示するために提供される。図面全体にわたって、参照される要素間の対応関係を示すために参照番号が再使用されている。さらに、各参照番号の最初の数字は、当該要素が最初にあらわれる図を示す。
【0011】
図1は、マルチメディア(例えば、ビデオ、オーディオまたはその両方)データを処理するための処理システム100のブロック図である。「ビデオ・データ」という用語は、本件開示の目的のために「マルチメディア・データ」を含んでもよい。処理システム100は、ビデオ・データからフィルム(例えば、映画)データへのフォーマット変換を行なうように構成されていてもよい。処理システム100は、デインターレーサーおよびデシメーター110、プロセッサー115、および記憶媒体120を含んでいてもよい。処理システム100は、コンピューター、デジタル・ビデオ・レコーダー、DVDプレーヤー、ハンドヘルド・デバイス(例えば、携帯電話、ブラックベリー、iPhoneなど)、セットトップ・ボックス、テレビ、および一連のビデオ・フィールドおよびフレームを受信、処理(例えば、フォーマット変換)および/または表示することができる他のデバイスであってもよい。
【0012】
マルチメディア・データのフォーマット変換について以下で説明される方法を例示するために処理システム100が使用されてもよい。処理システム100は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、または任意のそれらの組み合わせによって実装されてもよい。1つまたは複数の要素は、並べ替えられおよび/または結合されてもよい。また、本件発明の趣旨および範囲内であれば、処理システム100の代わりに他のシステムが使用されてもよい。本件開示の趣旨および範囲内であれば、追加の要素が処理システム100に追加されるかまたは処理システム100から取り除かれてもよい。
【0013】
デインターレーサーおよびデシメーター110および/またはプロセッサー115は、一連の入力フィールドおよび/またはフレームの形式でマルチメディア・データを受信するように構成されていてもよい。例えば、一連の入力フィールドからのビデオ・データは、既に復号されていてもよい。デインターレーサーおよびデシメーター110および/またはプロセッサー120は、アドバンスドRISC機械(ARM)、コントローラー、デジタル信号プロセッサー(DSP)、マイクロプロセッサー、またはデータを処理することができる任意の他のデバイスであってもよい。デインターレーサーおよびデシメーター110および/またはプロセッサー115は、ビデオ・データをフィルム・データへ変換し、および/または記憶のために記憶媒体120にマルチメディア・データを送信してもよい。記憶媒体120は、デインターレーサーおよびデシメーター110および/またはプロセッサー115のオペレーションおよび機能を制御するためにデインターレーサーおよびデシメーター110および/またはプロセッサー115によって使用されるコンピューター命令を記憶してもよい。記憶媒体120は、マルチメディア・データを記憶する1つまたは複数のデバイスおよび/または情報を記憶する他の機械可読媒体を表わしてもよい。「機械可読媒体」という語は、次のものに限られないが、ランダム・アクセス・メモリー(RAM)、フラッシュ・メモリー、読み込み専用メモリー(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスター、ハード・ディスク、リムーバル・ディスク、CD-ROM、DVD、ワイヤレス・チャネル、および命令および/またはデータを記憶、含む、または搬送することができる様々な他の媒体を含む。
【0014】
デインターレーサーおよびデシメーター110は、記憶媒体120から受信されるコンピューター命令を使用して、一連のビデオ・フィールドおよびフレームの並列および直列の処理(例えば、フォーマット変換)の両方を行なうように構成されていてもよい。一連のビデオ・フィールドおよびフレームは、記憶媒体120内に記憶されてもよい。プロセッサー115は、一連のビデオ・フィールドまたはフレームを表示するように構成されている。コンピューター命令は、下記の方法において説明されるように実装されてもよい。
【0015】
図2は、インターレース・ビデオ・データ105のフィルム・データ125への変換のためのデインターレーサーおよびデシメーター110のブロック図である。デインターレーサーおよびデシメーター110は、コピー・モジュール200、第1のデインターレースおよびデシメート・アルゴリズムを有する第1のデインターレース/デシメート・モジュール205、および第2のデインターレースおよびデシメート・アルゴリズムを有する第2のデインターレース/デシメート・モジュール210を含んでいてもよい。1つの実施形態において、第1のデインターレースおよびデシメート・アルゴリズムは、第2のデインターレースおよびデシメート・モジュールよりも高い計算集約性を有する。例えば、第1のデインターレースおよびデシメート・アルゴリズムは、動き補償および動き推定を実装してもよく、第2のデインターレースおよびデシメート・アルゴリズムは、加重中間フィルターを実装してもよい。コピー・モジュール200は、第1のデインターレース/デシメート・モジュール205に結合されている。第1のデインターレース/デシメート・モジュール205は、第2のデインターレース/デシメート・モジュール210に結合されている。
【0016】
図3は、フォーマット変換前のビデオ・フィールドおよびフォーマット変換後のビデオ・フレームのタイムライン300である。タイムライン300の上の部分は、ビデオ・フィールドを図示し、タイムライン300の下の部分は、ビデオ・フレームを図示する。X軸は、フィールドおよびフレームを図示し、Y軸は、秒単位の時間を図示している。例えば、フィールドは、毎秒60フィールドのレートで図示され、フレームは、毎秒24フレームのレートで図示されている。ビデオ・データ105は、ビット・ストリームの形式でデインターレーサーおよびデシメーター110によって受信される。ビット・ストリームは、多数のビデオ・フィールドとしてグループ化または組織化されてもよい。ビデオ・データ105は、インターレースされたビデオ・データとして図示されている。これは、偶数および奇数ラインの交互のフィールドである。フィールドは、1/60秒間隔であるテレビカメラのイメージの記録である。2つの隣接した偶数フィールドと2つの隣接した奇数フィールドとの間隔は、1/30秒である。対照的に、フィルム・データは、毎秒24フレームでショットされ、各フレームは、完全なイメージである。
【0017】
図4は、インターレース・ビデオ・データ105をフィルム・データ125へ変換する方法のフローチャート図である。前記方法は、処理時間を減らしかつ効率を上げるために、デインターレーシングおよびデシメーションを結合し、デインターレーシングおよびデシメーションのプロセスを単純化する。本件明細書において説明される方法は、フィールド・タイミングにおけるジッタ、および毎秒60フィールドのビデオを毎秒24フレームのビデオへ変換する際のジッタを低減させる。さらに、デインターレーシングのコストおよび効率性の観点で約50パーセントまたはそれ以上の計算上の複雑性が低減される。その利点を例示すると、従来のデインターレーシング・アルゴリズムが、60入力フィールドから毎秒30フィールドをデインターレースする必要があるのに対し、本件明細書において説明される方法は、24/2 = 12フィールドをインターレースする必要があるのみである。本件発明の特徴および利点を例示するために、本件明細書において図3および4が一緒に説明されている。
【0018】
説明の目的のために、図3のフィールドおよびフレームは、ラベル付けされ、AとBの2つのメイングループに分けられている。各グループは、フィールドを処理するために、異なるデインターレースおよびデシメート・アルゴリズムを使用する。例えば、グループAのフィールドは、第1のデインターレースおよびデシメート・アルゴリズムを使用して処理されてもよく、およびグループBのフィールドは、第2のデインターレースおよびデシメート・アルゴリズムを使用して処理されてもよい。
【0019】
グループA-aを参照して、フィールド2がフレーム1と同じ時間に生じるので、コピー・モジュール200は、第2のフィールド・ビデオ・データを提供または受信する(ブロック405)。1つの実施形態において、コピー・モジュール200は、第2のフィールド・ビデオ・データを生成するためにフィールド2からのビデオ・データのすべての偶数(または奇数)ラインをコピーし、および第1のデインターレース/デシメート・モジュール205に第2のフィールド・ビデオ・データを送る。フィールド1およびフィールド3は、1/30秒間離れており、これらは、同じパリティのものである。第1のデインターレース/デシメート・モジュール205は、例えば、第1のデインターレースおよびデシメート・アルゴリズムを使用して、フィールド1およびフィールド3からのビデオ・データのすべての奇数(または偶数)ラインをデインターレースすることによって、第1のフィールド・ビデオ・データの結合された奇数(または偶数)ラインを生成する(ブロック410)。デインターレーシング処理によって人工雑音が生成されるかもしれないので、その人工雑音を除去するためにフィルター(例えば、リニア・フィルター)が使用されてもよい。第1のデインターレース/デシメート・モジュール205は、フレーム1のための第1のフレーム・ビデオ・データを生成するために、第2のフィールド・ビデオ・データのすべてのコピーされた偶数(または奇数)ラインおよび第1のフィールド・ビデオ・データのすべての結合された奇数(または偶数)ラインを併合する(ブロック415)。第1のデインターレースおよびデシメート・アルゴリズムのいくつかの例は、加重中間フィルターおよび動き補償ベースのデインターレーサーを含む。
【0020】
グループB-aを参照して、フィールド4およびフィールド5は、1/60秒間離れており、これらは、異なるパリティのものである。フィールド4およびフィールド5は、フレーム2から各々1/120秒間離れているので、コピー・モジュール200は、フレーム2のための第2のフレーム・ビデオ・データを生成するために、フィールド4からの第4のフィールド・ビデオ・データのすべての以前の偶数(または奇数)ラインおよびフィールド5からの第5のフィールド・ビデオ・データのすべての以後の奇数(または偶数)ラインをコピーおよび/または併合することができる(ブロック420)。代替的に、第2のデインターレース/デシメート・モジュール210は、フレーム2のための第2のフレーム・ビデオ・データを生成するために、例えば、第2のデインターレースおよびデシメート・アルゴリズムを使用して、フィールド4からの第4のフィールド・ビデオ・データのすべての以前の偶数(または奇数)ラインおよびフィールド5からの第5のフィールド・ビデオ・データのすべての以後の奇数(または偶数)ラインをデインターレースすることができる。デインターレーシング処理によって人工雑音が生成されるかもしれないので、人工雑音を除去するためにフィルター(例えば、リニア・フィルター)が使用されてもよい。第2のデインターレースおよびデシメート・アルゴリズムのいくつかの例は、リニア・フィルターおよび合成(weave)を含む。
【0021】
プロセスは、グループA-aおよびB-aと比較されるとき奇数および偶数フィールドが交換されることを除き、グループA-bおよびB-bについて繰り返される。グループA-bを参照し、フィールド7がフレーム3と同じ時間に生じるので、コピー・モジュール200は、フィールド7からのビデオ・データのすべての奇数(または偶数)ラインを提供、受信、またはコピーすることによって、第7のフィールド・ビデオ・データを生成し、第1のデインターレース/デシメート・モジュール205に第7のフィールド・データを送る。フィールド6およびフィールド8は、1/30秒間離れており、これらは、同じパリティのものである。第1のデインターレース/デシメート・モジュール205は、例えば、第1のデインターレースおよびデシメート・アルゴリズムを使用して、フィールド6およびフィールド8からのビデオ・データのすべての偶数(または奇数)ラインをデインターレースすることによって、第6のフィールド・ビデオ・データの結合された偶数(または奇数)ラインを生成する。第1のデインターレース/デシメート・モジュール205は、第7のフィールド・ビデオ・データのすべてのコピーされた奇数(または偶数)ラインおよび第6のフィールド・ビデオ・データのすべての結合された偶数(または奇数)ラインを併合することによって、フレーム3のための第3のフレーム・ビデオ・データを生成する。
【0022】
グループB-bを参照して、フィールド9およびフィールド10は、1/60秒間離れており、これらは、異なるパリティのものである。フィールド9およびフィールド10は、フレーム4から各々1/120秒間離れているので、コピー・モジュール200は、フレーム4のための第4のフレーム・ビデオ・データを生成するために、フィールド9からの第9のフィールド・ビデオ・データのすべての以前の奇数(または偶数)ラインおよびフィールド10からの第10のフィールド・ビデオ・データのすべての以後の偶数(または奇数)ラインをコピーおよび/または併合することができる。代替的に、第2のデインターレース/デシメート・モジュール210は、フレーム4のための第4のフレーム・ビデオ・データを生成するために、例えば、第2のデインターレースおよびデシメート・アルゴリズムを使用して、フィールド9からの第9のフィールド・ビデオ・データのすべての奇数(または偶数)ラインおよびフィールド10からの第10のフィールド・ビデオ・データのすべての偶数(または奇数)ラインをデインターレースすることができる。
【0023】
本件発明のいくつかの実施形態において、ビデオ・データをフィルム・データへ変換するための装置が開示される。前記装置は、ビデオ・データをデインターレースするための手段を含んでもよい。ビデオ・データをデインターレースするための手段は、プロセッサー115、デインターレーサーおよびデシメーター110、コピー・モジュール200、第1のデインターレース/デシメート・モジュール205および/または第2のデインターレース/デシメート・モジュール210であってもよい。前記装置は、ビデオ・データを提供するための手段を含んでいてもよい。ビデオ・データを提供するための手段は、プロセッサー115、記憶媒体120、デインターレーサーおよびデシメーター110、コピー・モジュール200、第1のデインターレース/デシメート・モジュール205および/または第2のデインターレース/デシメート・モジュール210であってもよい。本装置は、ビデオ・データをコピーするための手段を含んでいてもよい。ビデオ・データをコピーするための手段は、プロセッサー115、デインターレーサーおよびデシメーター110、コピー・モジュール200、第1のデインターレース/デシメート・モジュール205および/または第2のデインターレース/デシメート・モジュール210であってもよい。本装置は、ビデオ・データを併合するための手段を含んでいてもよい。ビデオ・データを併合するための手段は、プロセッサー115、デインターレーサーおよびデシメーター110、コピー・モジュール200、第1のデインターレース/デシメート・モジュール205および/または第2のデインターレース/デシメート・モジュール210であってもよい。
【0024】
当業者であれば、本件明細書において開示された例に関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、およびアルゴリズム・ステップが、電子的ハードウェア、コンピューター・ソフトウェア、またはそれらの組み合わせとして実装されることができることを認識するであろう。ハードウェアとソフトウェアの間のこの相互置換可能性を明白に例示するために、様々な例示的なコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップは、上記においてそれらの機能性の観点から一般的に説明されている。そのような機能性がハードウェアとして実装されるか、またはソフトウェアとして実装されるかは、特定のアプリケーション、およびシステム全体に課される設計上の制約に依存する。当業者は、各々の特定のアプリケーションに応じて変化する方法において、ここに開示された機能性を実装することができる。しかし、そのような実装が、開示された方法の範囲からの逸脱を引き起こすものとして解釈されてはならない。
【0025】
本明細書において開示された例に関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用目的プロセッサー、デジタル信号プロセッサー(DSP)、特定用途集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、離散的ゲートまたはトランジスタ論理、離散的ハードウェア・コンポーネント、またはこれらの任意の組み合わせであって、本明細書記載の機能を実現するように設計されたものによって実装されることができる。汎用目的プロセッサーは、マイクロプロセッサーであってもよいが、その代わりに、任意の通常のプロセッサー、コントローラー、マイクロコントローラー、または状態機械(ステートマシン)であってもよい。プロセッサーは、計算装置の組み合わせとして、例えば、DSPとマイクロプロセッサーとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサー、DSPコアと結合した1つまたは複数のマイクロプロセッサー、または他の任意の同様の機器構成として、実装されることもできる。
【0026】
本明細書において開示された例に関連して説明された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェア、プロセッサーによって実行されるソフトウェア・モジュール、またはその2つの組み合わせにおいて直接具体化されることができる。ソフトウェア・モジュールは、RAMメモリー、フラッシュメモリー、ROMメモリー、EPROMメモリー、EEPROMメモリー、レジスター、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROMまたは本件技術分野において既知の他の任意の形式の記憶媒体の中に在ることができる。一例としての記憶媒体は、プロセッサーが記憶媒体から情報を読み取る、または記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサーと結合されている。その代わりに、記憶媒体がプロセッサーと一体化されていてもよい。その場合、プロセッサーおよび記憶媒体がASICの中に存在し、そのASICがワイヤレス・モデムの中に存在するという構成であってもよい。その代わりに、プロセッサーおよび記憶媒体がワイヤレス・モデムにおいて、離散的コンポーネントとして存在するという構成も可能である。
【0027】
開示された例についての上記の説明は、どのような当業者も、本件開示の方法および装置を製造しまたは使用することができるように提供されている。これらの例に対する様々な修正は、当業者にとって容易に明白であろう。また、本件明細書において定義された一般原則は、本件開示の方法および装置の要旨または範囲から逸脱することなく、他の例に対しても適用可能である。説明された実施形態は、すべての点で例示としてのみ考慮されるべきであって、限定的ではなく、したがって、本件発明の範囲は、前述の説明によってではなく、添付の特許請求の範囲によって示される。特許請求の範囲の均等物の意味および領域の内に入るすべての変形は、特許請求の範囲内に包括されるべきである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ビデオ・データをフィルム・データへ変換する方法であって、
第1のフィールド・ビデオ・データを生成するために第1のフィールドおよび第3のフィールドからのビデオ・データをデインターレースすることと、
第2のフィールド・ビデオ・データを提供することと、および
第1のフレーム・ビデオ・データを生成するために前記第1のフィールド・ビデオ・データおよび前記第2のフィールド・ビデオ・データを併合することと
を具備する方法。
【請求項2】
第2のフィールド・ビデオ・データを提供することは、前記第2のフィールド・ビデオ・データを生成するために第2のフィールドからのビデオ・データをコピーすることを具備する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第2のフィールドからの前記ビデオ・データは、ビデオ・データの偶数ラインまたは奇数ラインを具備する、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のフィールド・ビデオ・データおよび前記第2のフィールド・ビデオ・データを併合することは、前記第1のフィールド・ビデオ・データおよび前記第2のフィールド・ビデオ・データをデインターレースすることを具備する、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
第2のフレーム・ビデオ・データを生成するために第4のフィールドおよび第5のフィールドからのビデオ・データをコピーすることをさらに具備する、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第4のフィールドからの前記ビデオ・データは、ビデオ・データの偶数ラインを具備し、および前記第5のフィールドからのビデオ・データは、ビデオ・データの奇数ラインを具備する、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第4のフィールドからの前記ビデオ・データは、ビデオ・データの奇数ラインを具備し、および前記第5のフィールドからのビデオ・データは、ビデオ・データの偶数ラインを具備する、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
第2のフレーム・ビデオ・データを生成するために第4のフィールドおよび第5のフィールドからのビデオ・データをデインターレースすることをさらに具備する、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
第1のフィールドおよび第3のフィールドからのビデオ・データをデインターレースすることは、第1のアルゴリズムを使用して行なわれ、および第4のフィールドおよび第5のフィールドからのビデオ・データをデインターレースすることは、第2のアルゴリズムを使用して行なわれる、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第1のアルゴリズムは、加重中間フィルターまたは動き補償ベースのデインターレーサーの少なくとも1つであり、および前記第2のアルゴリズムは、リニア・フィルターまたは合成(weave)の少なくとも1つである、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
ビデオ・データをフィルム・データへ変換するための装置であって、
第1のフィールド・ビデオ・データを生成するために第1のフィールドおよび第3のフィールドからのビデオ・データをデインターレースする第1のデインターレーサーと、および
第2のフィールド・ビデオ・データを提供し、および第1のフレーム・ビデオ・データを生成するために前記第1のフィールド・ビデオ・データおよび前記第2のフィールド・ビデオ・データを併合するコピー・モジュールと
を具備する装置。
【請求項12】
第2のフィールド・ビデオ・データを提供することは、前記第2のフィールド・ビデオ・データを生成するために第2のフィールドからのビデオ・データをコピーすることを具備する、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記第2のフィールドからの前記ビデオ・データは、ビデオ・データの偶数ラインまたは奇数ラインを具備する、請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記第1のフィールド・ビデオ・データおよび前記第2のフィールド・ビデオ・データを併合することは、前記第1のフィールド・ビデオ・データおよび前記第2のフィールド・ビデオ・データをデインターレースすることを具備する、請求項11に記載の装置。
【請求項15】
前記コピー・モジュールは、第2のフレーム・ビデオ・データを生成するために第4のフィールドおよび第5のフィールドからのビデオ・データをコピーする、請求項11に記載の装置。
【請求項16】
前記第4のフィールドからの前記ビデオ・データは、ビデオ・データの偶数ラインを具備し、および前記第5のフィールドからのビデオ・データは、ビデオ・データの奇数ラインを具備する、請求項15に記載の装置。
【請求項17】
前記第4のフィールドからの前記ビデオ・データは、ビデオ・データの奇数ラインを具備し、および前記第5のフィールドからのビデオ・データは、ビデオ・データの偶数ラインを具備する、請求項15に記載の装置。
【請求項18】
第2のフレーム・ビデオ・データを生成するために第4のフィールドおよび第5のフィールドからのビデオ・データをデインターレースする第2のデインターレーサーをさらに具備する、請求項11に記載の装置。
【請求項19】
第1のフィールドおよび第3のフィールドからのビデオ・データをデインターレースすることは、第1のアルゴリズムを使用して行なわれ、および第4のフィールドおよび第5のフィールドからのビデオ・データをデインターレースすることは、第2のアルゴリズムを使用して行なわれる、請求項18に記載の装置。
【請求項20】
前記第1のアルゴリズムは、加重中間フィルターまたは動き補償ベースのデインターレーサーの少なくとも1つであり、および前記第2のアルゴリズムは、リニア・フィルターまたは合成の少なくとも1つである、請求項19に記載の装置。
【請求項21】
ビデオ・データをフィルム・データへ変換するための装置であって、
第1のフィールド・ビデオ・データを生成するために第1のフィールドおよび第3のフィールドからのビデオ・データをデインターレースするための手段と、および
第2のフィールド・ビデオ・データを提供し、および第1のフレーム・ビデオ・データを提供するために前記第1のフィールド・ビデオ・データおよび前記第2のフィールド・ビデオ・データを併合するための手段と
を具備する装置。
【請求項22】
第2のフィールド・ビデオ・データを提供するための手段は、前記第2のフィールド・ビデオ・データを生成するために第2のフィールドからのビデオ・データをコピーするための手段を具備する、請求項21に記載の装置。
【請求項23】
前記第2のフィールドからの前記ビデオ・データは、ビデオ・データの偶数ラインまたは奇数ラインを具備する、請求項22に記載の装置。
【請求項24】
前記第1のフィールド・ビデオ・データおよび前記第2のフィールド・ビデオ・データを併合するための手段は、前記第1のフィールド・ビデオ・データおよび前記第2のフィールド・ビデオ・データをデインターレースするための手段を具備する、請求項21に記載の装置。
【請求項25】
第2のフレーム・ビデオ・データを生成するために第4のフィールドおよび第5のフィールドからのビデオ・データをコピーするための手段をさらに具備する、請求項21に記載の装置。
【請求項26】
前記第4のフィールドからの前記ビデオ・データは、ビデオ・データの偶数ラインを具備し、および前記第5のフィールドからのビデオ・データは、ビデオ・データの奇数ラインを具備する、請求項25に記載の装置。
【請求項27】
前記第4のフィールドからの前記ビデオ・データは、ビデオ・データの奇数ラインを具備し、前記第5のフィールドからのビデオ・データは、ビデオ・データの偶数ラインを具備する、請求項25に記載の装置。
【請求項28】
第2のフレーム・ビデオ・データを生成するために第4のフィールドおよび第5のフィールドからのビデオ・データをデインターレースするための手段をさらに具備する、請求項21に記載の装置。
【請求項29】
第1のフィールドおよび第3のフィールドからのビデオ・データをデインターレースするための手段は、第1のアルゴリズムを使用して行なわれ、および第4のフィールドおよび第5のフィールドからのビデオ・データをデインターレースするための手段は、第2のアルゴリズムを使用して行なわれる、請求項28に記載の装置。
【請求項30】
前記第1のアルゴリズムは、加重中間フィルターまたは動き補償ベースのデインターレーサーの少なくとも1つであり、および前記第2のアルゴリズムは、リニア・フィルターまたは合成の少なくとも1つである、請求項29に記載の装置。
【請求項31】
ビデオ・データをフィルム・データへ変換するための命令を具備する機械可読媒体であって、実行する際に前記命令は、
第1のフィールド・ビデオ・データを生成するために第1のフィールドおよび第3のフィールドからのビデオ・データを機械にデインターレースさせ、および
第2のフィールド・ビデオ・データを機械に提供させ、第1のフレーム・ビデオ・データを生成するために前記第1のフィールド・ビデオ・データおよび前記第2のフィールド・ビデオ・データを機械に併合させる、機械可読媒体。
【請求項32】
第2のフィールド・ビデオ・データを提供するための命令は、前記第2のフィールド・ビデオ・データを生成するために第2のフィールドからのビデオ・データをコピーするための命令を具備する、請求項31に記載の機械可読媒体。
【請求項33】
前記第2のフィールドからの前記ビデオ・データは、ビデオ・データの偶数ラインまたは奇数ラインを具備する、請求項32に記載の機械可読媒体。
【請求項34】
前記第1のフィールド・ビデオ・データおよび前記第2のフィールド・ビデオ・データを併合するための命令は、前記第1のフィールド・ビデオ・データおよび前記第2のフィールド・ビデオ・データをデインターレースするための命令を具備する、請求項31に記載の機械可読媒体。
【請求項35】
第2のフレーム・ビデオ・データを生成するために第4のフィールドおよび第5のフィールドからのビデオ・データをコピーするための命令をさらに具備する、請求項31に記載の機械可読媒体。
【請求項36】
前記第4のフィールドからの前記ビデオ・データは、ビデオ・データの偶数ラインを具備し、前記第5のフィールドからのビデオ・データは、ビデオ・データの奇数ラインを具備する、請求項35に記載の機械可読媒体。
【請求項37】
前記第4のフィールドからの前記ビデオ・データは、ビデオ・データの奇数ラインを具備し、前記第5のフィールドからのビデオ・データは、ビデオ・データの偶数ラインを具備する、請求項35に記載の機械可読媒体。
【請求項38】
第2のフレーム・ビデオ・データを生成するために第4のフィールドおよび第5のフィールドからのビデオ・データをデインターレースするための命令をさらに具備する、請求項31に記載の機械可読媒体。
【請求項39】
第1のフィールドおよび第3のフィールドからのビデオ・データをデインターレースすることは、第1のアルゴリズムを使用して行なわれ、および第4のフィールドおよび第5のフィールドからのビデオ・データをデインターレースすることは、第2のアルゴリズムを使用して行なわれる、請求項38に記載の機械可読媒体。
【請求項40】
前記第1のアルゴリズムは、加重中間フィルターまたは動き補償ベースのデインターレーサーの少なくとも1つであり、および前記第2のアルゴリズムは、リニア・フィルターまたは合成の少なくとも1つである、請求項39に記載の機械可読媒体。
【請求項41】
ビデオ・データをフィルム・データへ変換するためのハンドセットであって、
第1のフィールド・ビデオ・データを生成するために第1のフィールドおよび第3のフィールドからのビデオ・データをデインターレースする第1のデインターレーサーと、および
第2のフィールド・ビデオ・データを提供し、および第1のフレーム・ビデオ・データを生成するために前記第1のフィールド・ビデオ・データおよび前記第2のフィールド・ビデオ・データを併合するコピー・モジュールと
を具備するハンドセット。
【請求項42】
第2のフィールド・ビデオ・データを提供することは、前記第2のフィールド・ビデオ・データを生成するために第2のフィールドからのビデオ・データをコピーすることを具備する、請求項41に記載のハンドセット。
【請求項43】
前記第2のフィールドからの前記ビデオ・データは、ビデオ・データの偶数ラインまたは奇数ラインを具備する、請求項42に記載のハンドセット。
【請求項44】
前記第1のフィールド・ビデオ・データおよび前記第2のフィールド・ビデオ・データを併合することは、前記第1のフィールド・ビデオ・データおよび前記第2のフィールド・ビデオ・データをデインターレースすることを具備する、請求項41に記載のハンドセット。
【請求項45】
前記コピー・モジュールは、第2のフレーム・ビデオ・データを生成するために第4のフィールドおよび第5のフィールドからのビデオ・データをコピーする、請求項41に記載のハンドセット。
【請求項46】
前記第4のフィールドからの前記ビデオ・データは、ビデオ・データの偶数ラインを具備し、前記第5のフィールドからのビデオ・データは、ビデオ・データの奇数ラインを具備する、請求項45に記載のハンドセット。
【請求項47】
前記第4のフィールドからの前記ビデオ・データは、ビデオ・データの奇数ラインを具備し、および前記第5のフィールドからのビデオ・データは、ビデオ・データの偶数ラインを具備する、請求項45に記載のハンドセット。
【請求項48】
第2のフレーム・ビデオ・データを生成するために第4のフィールドおよび第5のフィールドからのビデオ・データをデインターレースする第2のデインターレーサーをさらに具備する、請求項41に記載のハンドセット。
【請求項49】
第1のフィールドおよび第3のフィールドからのビデオ・データをデインターレースすることは、第1のアルゴリズムを使用して行なわれ、および第4のフィールドおよび第5のフィールドからのビデオ・データをデインターレースすることは、第2のアルゴリズムを使用して行なわれる、請求項48に記載のハンドセット。
【請求項50】
前記第1のアルゴリズムは、加重中間フィルターまたは動き補償ベースのデインターレーサーの少なくとも1つであり、および前記第2のアルゴリズムは、リニア・フィルターまたは合成の少なくとも1つである、請求項49に記載のハンドセット。
【請求項51】
ビデオ・データをフィルム・データへ変換するための集積回路であって、
第1のフィールド・ビデオ・データを生成するために第1のフィールドおよび第3のフィールドからのビデオ・データをデインターレースするための第1のデインターレーサー回路と、および
第2のフィールド・ビデオ・データを提供し、第1のフレーム・ビデオ・データを生成するために前記第1のフィールド・ビデオ・データおよび前記第2のフィールド・ビデオ・データを併合するためのコピー回路と
を具備する集積回路。
【請求項52】
第2のフィールド・ビデオ・データを提供することは、前記第2のフィールド・ビデオ・データを生成するために第2のフィールドからのビデオ・データをコピーすることを具備する、請求項51に記載の集積回路。
【請求項53】
前記第2のフィールドからの前記ビデオ・データは、ビデオ・データの偶数ラインまたは奇数ラインを具備する、請求項52に記載の集積回路。
【請求項54】
前記第1のフィールド・ビデオ・データおよび前記第2のフィールド・ビデオ・データを併合することは、前記第1のフィールド・ビデオ・データおよび前記第2のフィールド・ビデオ・データをデインターレースすることを具備する、請求項51に記載の集積回路。
【請求項55】
前記コピー回路は、第2のフレーム・ビデオ・データを生成するために第4のフィールドおよび第5のフィールドからのビデオ・データをコピーする、請求項51に記載の集積回路。
【請求項56】
前記第4のフィールドからの前記ビデオ・データは、ビデオ・データの偶数ラインを具備し、前記第5のフィールドからのビデオ・データは、ビデオ・データの奇数ラインを具備する、請求項55に記載の集積回路。
【請求項57】
前記第4のフィールドからの前記ビデオ・データは、ビデオ・データの奇数ラインを具備し、前記第5のフィールドからのビデオ・データは、ビデオ・データの偶数ラインを具備する、請求項55に記載の集積回路。
【請求項58】
第2のフレーム・ビデオ・データを生成するために第4のフィールドおよび第5のフィールドからのビデオ・データをデインターレースするための第2のデインターレーサー回路をさらに具備する、請求項51に記載の集積回路。
【請求項59】
第1のフィールドおよび第3のフィールドからのビデオ・データをデインターレースすることは、第1のアルゴリズムを使用して行なわれ、第4のフィールドおよび第5のフィールドからのビデオ・データをデインターレースすることは、第2のアルゴリズムを使用して行なわれる、請求項58に記載の集積回路。
【請求項60】
前記第1のアルゴリズムは、加重中間フィルターまたは動き補償ベースのデインターレーサーの少なくとも1つであり、および前記第2のアルゴリズムは、リニア・フィルターまたは合成の少なくとも1つである、請求項59に記載の集積回路。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−48437(P2013−48437A)
【公開日】平成25年3月7日(2013.3.7)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−209771(P2012−209771)
【出願日】平成24年9月24日(2012.9.24)
【分割の表示】特願2010−522079(P2010−522079)の分割
【原出願日】平成20年8月22日(2008.8.22)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.iPhone
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】