説明

ピアツーピア無線ゲームシステム

【課題】ピアツーピア無線ゲームシステムを提供することを目的とする。
【解決手段】ゲームシステムが提供される。ゲームシステムにより、ユーザは通信ネットワークに結合されたゲーム通信装置を介してアプリケーションにアクセスすることが可能になる。ネットワークの少なくとも一部は無線でもよい。ゲームアプリケーションは、ギャンブル、金融、娯楽サービス及び他の種類のトランザクションを含む。このシステムは、ユーザが無許可の地域からトランザクションを行うことを回避するために、ユーザ位置決定機能を有してもよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的に無線ネットワークの分野に関し、特にピアツーピア無線ゲームシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
ゲーム業界は、州法及び連邦法の制限内で様々なゲーム活動に参加することを可能にしている。可能なゲーム活動は、カジノにより提供されるようなギャンブルを含む。カジノ型ギャンブル活動は、スロットマシン、テーブルゲーム、ポーカー、キノ、及び賭けを可能にする他のゲーム活動を含み、これらに限定されない。これらのゲーム活動の多くで、複数のプレイヤは、ハウス(“house”)に対して競う単一のゲームに参加する。他のゲーム活動では、参加者が相互に競ってもよい。このようなゲーム活動は、ポーカーとイベントでの賭けを含んでもよく、イベントでの賭けは、例えば、スポーツイベント(競馬又はオートレース等)と、競技試合(フットボール、バスケットボール、野球、ボクシング、ゴルフ等)とを含んでもよい。カジノ環境では、賭けではないゲーム及びイベント(商品の抽選等)の参加者も同様に相互に競う。このようなゲーム活動の参加者は、一般的に参加者の物理的位置により制限される。例えば、カジノ型ギャンブル活動の参加者は、賭けを行って配られたカードを受け取るために、カジノ内のゲーム機械又はゲームテーブルに存在しなければならない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本発明の様々な実施例は、無線ゲームシステムを対象とする。特定の実施例によれば、ゲームシステムは、通信ネットワークで様々なゲーム活動を1人以上のユーザに利用可能にするように動作可能であり、ゲーム装置で活動に関連する情報をユーザに表示するように動作可能である。ゲーム装置は移動通信装置でもよい。ゲーム活動は、ここに示される又は検討される如何なる活動を含んでもよく、ゲームに限定されない。ゲーム活動は、例えば、ゲーム、ギャンブル活動、スポーツイベント、商品又はサービスの購入、及び接客サービスへのアクセスを含んでもよい。
【0004】
例示的な実施例によれば、ゲームシステムは、複数のゲーム装置と電子通信するアクセス制御データネットワークを有する。このシステムはまた、データネットワークと通信するプロセッサを有する。プロセッサは、複数のゲーム装置のうち少なくとも2つがゲーム活動にインタラクティブに参加することを可能にするように、複数のゲーム装置にゲームサービスを提供する。
【0005】
他の例示的な実施例によれば、ピアツーピア・ゲームを提供する方法が含まれる。1つのステップは、複数のゲーム装置と電子通信するアクセス制御データネットワークを提供することを有してもよい。データネットワークは、複数のゲーム装置にゲームサービスを提供するために使用される。第2のステップは、複数のゲーム装置のうち少なくとも2つが単一のゲーム活動にインタラクティブに参加することを可能にすることを有してもよい。
【発明の効果】
【0006】
本発明の様々な実施例は、多数の利点から利益を受けることがある。1つ以上の実施例は、以下に説明する利点のいくつか又は全てから利益を受けることがあり、利益を受けないことがある点に留意すべきである。
【0007】
1つの利点は、システムが異なる位置の複数のユーザの間でピアツーピア・ゲームを可能にする点である。このようなユーザは、遠隔ゲーム装置を使用して共通のゲーム活動にインタラクティブに参加し得る。従って、通信サービスプロバイダは、既存の顧客に拡張ゲームサービスを提供し得る。従って、他の利点は、ゲーム参加者が賭けを行うため、及び他のゲーム活動を実行するために、装置(携帯電話及び/又はPDA等)を使用し得る点でもよい。更に他の利点は、システムにより、ゲーム装置のユーザが単一のゲーム活動で複数のプレイヤの立場をプレイすることが可能になる点でもよい。例えば、ゲーム装置のユーザは、単一のブラックジャックゲームでブラックジャックの複数の持ち手を同時に行ってもよい。更に他の利点は、システムにより、ゲーム装置のユーザがゲーム活動中に複数のプレイヤの立場をプレイすることが可能になる点でもよい。例えば、ゲーム装置のユーザは、ブラックジャックの複数の持ち手を同時に行ってもよい。
【0008】
他の利点は、システムにより、ゲーム装置のユーザ間で仲間のネットワークの維持管理が可能になる点でもよい。特定の実施例では、仲間のネットワーク内のメンバは、相互に通信するため、及び/又は共通のゲーム活動にグループで参加することを求めるために、ゲーム装置を使用してもよい。他の利点は、グループのメンバに関連する位置情報をグループの他のメンバに提供するために、システムが位置確認技術を使用する点でもよい。例えば、仲間のネットワークの第1のメンバは、PDAで位置情報を受信してもよく、位置情報は、グループの他のメンバが近くにいることを特定してもよい。
【0009】
他の利点は、以下の図面と説明と特許請求の範囲とから当業者に容易に明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の実施例によるゲームシステム
【図2】本発明の実施例による無線ネットワークを備えたゲームシステム
【図3】本発明の実施例による様々なゲーム活動を示したゲームシステムのブロック図
【図4】本発明の実施例によるサービスエリアを示すゲームシステム
【図5】本発明の実施例による三角測量位置決定を示す無線ネットワークを備えたゲームシステム
【図6】本発明の実施例によるゲーム方法のステップを示すフローチャート
【図7】本発明の実施例による通信パスを示すゲームシステム
【図8】本発明の実施例による船型ゲームシステム
【図9】本発明の実施例によるピアツーピア無線ゲームシステム
【図10】本発明の実施例によるピアツーピア無線ゲームシステムを提供する方法
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の更に完全な理解のため、また、更なる特徴及び利点のため、添付図面と共に検討される以下の説明に言及が行われる。
【0012】
ゲームシステムにより、参加者は、遠隔及び/又は移動位置からゲーム活動に参加することが可能になる。可能なゲーム活動は、カジノにより提供されるようなギャンブルを含む。ギャンブル活動は、スロットマシン、ビデオポーカー、テーブルゲーム(例えば、クラップス(craps)、ルーレット、ブラックジャック、パイゴウポーカー(pai gow poker)、カリブ・スタッドポーカー(Caribbean stud poker)、バカラ等)、ウィール・オブ・フォーチュン(wheel of fortune)ゲーム、キノ、スポーツくじ、競馬、ドッグレース、ハイアライ、及び他のギャンブル活動に限定されず、如何なる種類のカジノ型ギャンブル活動を含んでもよい。ゲーム活動はまた、如何なる形式のイベントでの賭けを含んでもよい。例えば、イベントは、スポーツイベント(競馬又はオートレース等)と、競技試合(フットボール、バスケットボール、野球、ゴルフ等)とを含んでもよい。イベントはまた、通常では賭けを含まないようなものを含んでもよい。このようなイベントは、非限定的に、政治選挙と娯楽産業の賞と映画の興行成績とを含んでもよい。ゲームはまた、賭けでないゲーム及びイベントを含んでもよい。例えば、ゲームは、賞のコンテスト、又は州くじ及び州間くじのような宝くじ若しくは宝くじ型活動を含んでもよい。これらは、全ての形式の数字選択くじ、“スクラッチ式”宝くじ及び他の宝くじコンテストを含んでもよい。
【0013】
ゲームシステムは、セルラネットワーク又はプライベート無線及び/又は有線ネットワークのような通信ネットワークで実施されてもよい。通信ネットワークは、ライセンス技術若しくはライセンス免除技術又はこれらの組み合わせを含んでもよい。プライベート無線ネットワークの例は、WiFi及びWiMaxネットワークを含む。一実施例では、ゲームシステムの通信ネットワークは、完全にインターネットと無関係である。他の実施例では、ゲームシステム動作は、セキュリティ問題がない情報のみがインターネットを介して送信されるように、及び/又は情報が暗号化され得るように、インターネットの最小限の使用を行う。通信ネットワークにより、プレイヤが遠隔位置(例えばカジノのゲーム地域の外側)からゲームに参加することが可能になることが好ましい。また、システムにより、ゲーム活動に参加中にプレイヤが移動することを可能にしてもよい。システムは、位置確認又は決定機能を有することが好ましい。この位置確認又は決定機能は、位置が1つ以上の基準を満たすか否かに応じて、遠隔位置からのゲームを許可又は却下するように動作可能である。例えば、基準は、ゲームが法律によって許可されている所定の範囲に位置があるか否かでもよい。地域及び連邦の法律及び/又は規則もまた、ゲームシステムにより使用されるネットワークトポロジの形式に影響を与えてもよい。
【0014】
特定の実施例によれば、ゲームサービスは、ピアツーピア無線ゲームを可能にする。特に、システムは、複数のプレイヤが分散した位置から同時に同じゲーム活動に参加することを可能にする。このことは、非限定的に競馬、ポーカー及びブラックジャックのような特定のゲームの場合に特に望ましいことがある。システムはまた、単一のプレイヤが特定のゲームに関して複数の立場に参加することを可能にしてもよい。例えば、ユーザはブラックジャックの複数の持ち手をプレイすることを許可されてもよい。特定の態様は、特定の活動を見つける際にユーザに支援を提供するような機能を含む。例えば、第1のプレイヤは、6人のテーブルでポーカーをしたいと思うことがある。ゲームシステムは、第1のユーザの参加に利用可能な立場を有しているようなポーカーのテーブルを特定するために使用されてもよい。更に又は代替として、第1のプレイヤは、第2のプレイヤと同じテーブルでポーカーをしたいと思うことがあり、システムは、第2のプレイヤが既に参加しているゲームを見つける際に第1のプレイヤを支援するように構成されてもよい。
【0015】
ピアツーピア・ゲーム又は関係するサービスを可能にするために、位置決定技術が組み込まれてもよい。例えば、選択されたグループのメンバを追跡管理するために、仲間のネットワーク(“buddy network”)が確立されてもよい。例えば、友達のグループは、全員がギャンブル管轄にいるが、その管轄内の様々な分散した場所にいることがある。ゲームシステムは、この友達のグループについて仲間のプライベートの仲間のネットワークの確立を可能にする。システムは、グループの1人以上のメンバがグループの1人以上の他のメンバを追跡管理することを可能にする。特定の実施例では、システムはまた、1人以上のグループメンバからのメッセージ及び1人以上のグループメンバへのメッセージを可能にしてもよい。例えば、システムはまた、メンバが特定の無線ゲーム活動に参加するように他のメンバを招待することを可能にしてもよい。更に又は代替として、システムは、グループのメンバが、仮想ゲーム又は現実のゲームに参加しているグループの他のメンバの成績に賭けを行うことを可能にしてもよい。
【0016】
位置決定技術はまた、“警告システム”を確立するように組み込まれてもよい。警告システムは、ゲーム活動に参加するように特定の種類のプレイヤを招待するために使用されてもよい。基準を満たすゲーム装置のユーザを特定するために、基準が使用されてもよい。例えば、ゲーム参加者は、“多額を賭ける人(high roller)”又は“掛け金の高いゲーマー(high stakes gamer)”として適したゲーム装置の他のユーザとのゲーム活動に招待しようとしてもよい。他の例として、有名人のユーザは、他の有名人とのゲーム活動に招待しようとしてもよい。また、年配者は他の年配者とのゲーム活動に招待しようとしてもよい。それぞれの場合に、ユーザは、ピアツーピア・ゲームのイベントの開始についての基準を満たす他のゲーム参加者を特定するために使用され得る基準を特定してもよい。
【0017】
例えば図1に示すように、ゲームシステム10は、少なくとも1人のユーザ12を有する。システムは、第1のユーザ12と第2のユーザ14とが少なくとも存在するように、更なるユーザを有してもよい。複数のユーザは、第1のゲームシステム10にアクセスしてもよく、一方で他の複数のユーザは、第1のゲームシステム10と通信する第2のゲームシステム(図示せず)にアクセスしてもよい。ユーザ12及び14は、ゲーム通信装置13を用いてシステム10にアクセスすることが好ましい。ゲーム通信装置13は、電子通信を送受信する如何なる適切な装置を有してもよい。このような装置の例には、移動電話、携帯情報端末(PDA)、コンピュータ、ミニコンピュータ等が非限定的に含まれる。ゲーム通信装置13は、通信ネットワーク16にゲーム情報を送信し、通信ネットワーク16からゲーム情報を受信する。ゲーム情報はまた、ネットワーク16とコンピュータ18(サーバ等)との間で送信される。コンピュータ18は、ゲームサービスプロバイダ20の領域内に存在し得る。コンピュータ18の位置は重要ではないが、コンピュータ18はゲームサービスプロバイダ20の領域に隣接して存在してもよく、領域から離れて存在してもよい。更に、特定の実施例では、ゲームサービスプロバイダは必要ではない。コンピュータ18及び/又はゲームサービスプロバイダ20は、ゲームプロバイダ(図1に図示せず)内に存在してもよく、ゲームプロバイダに隣接して存在してもよく、又はゲームプロバイダから離れて存在してもよい。ゲームプロバイダはまた、カジノのようなゲームの実際のコントローラでもよい。一例として、ゲームサービスプロバイダは、カジノの敷地に位置してもよく、コンピュータ18は物理的にゲームサービスプロバイダの地理的境界内に存在してもよい。しかし、前記のように、コンピュータ18及びゲームサービスプロバイダ20の遠隔位置について他の可能性も存在する。コンピュータ18は、ゲームサーバとして機能してもよい。更なるコンピュータ(明示的に図示せず)は、例えばデータベース管理コンピュータ及び冗長サーバとして機能してもよい。
【0018】
ソフトウェアはゲーム通信装置13とコンピュータ18との双方に存在することが好ましい。ゲーム通信装置13に存在するソフトウェアは、ゲーム活動(ここで説明するギャンブル活動と非ギャンブル活動とを含む)に対応する情報をユーザに提示するように動作可能であることが好ましい。情報は、活動に関する対象の地理的表示と、活動に関するオプションの提示と、ユーザによる選択肢とを非限定的に含む。ゲーム通信装置ソフトウェアはまた、コンピュータからのデータとユーザにより入力されたデータとを受信するように動作可能であることが好ましい。コンピュータに存在するソフトウェアは、ゲーム通信装置とデータを交換し、更なるコンピュータ及びデータ記憶装置にアクセスし、ここで説明する全ての機能及び既知の電子ゲームシステムに共通の機能を実行することができることが好ましい。
【0019】
ネットワーク16を通じて送信されるゲーム情報は、ユーザが参加するゲーム経験の動作に必要又は望ましい如何なるフォーマットの如何なる情報を有してもよい。情報は、例えば有線又は無線技術を含んでもよい如何なる既知の又は将来の転送技術に従って、全体として又は組み合わせで、デジタル若しくはアナログ、テキスト又は音声を含む如何なる形式で送信されてもよい。無線技術は、例えばライセンス又はライセンス免除技術を含んでもよい。使用され得るいくつかの特定の技術は、CDMA(Code Division Multiple Access)、TDMA(Time Division Multiple Access)、GSM(Global System for Mobile Communication)、GPRS(General Packet Radio Service)、WiFi(802.11x)、WiMax(802.16x)、PSTN(Public Switched Telephone Network)、DSL(Digital Subscriber Line)、ISDN(Integrated Services Digital Network)、Bluetooth又はケーブルモデム技術を非限定的に含む。これらは単なる例であり、当業者は、他の種類の通信技術が本発明の範囲内であることを認識する。更に、更なる構成要素がユーザとゲームサーバとの間の情報の通信に使用されてもよいことがわかる。このような更なる構成要素は、回線、トランク、アンテナ、スイッチ、ケーブル、送信機、受信機、コンピュータ、ルータ、サーバ、光ファイバ伝送装置、リピータ、増幅器等を非限定的に有してもよい。
【0020】
少なくとも1つの実施例では、ゲーム情報の通信は、インターネットの関与なしに行われる。しかし、特定の実施例では、ゲーム情報の部分は、インターネットで送信されてもよい。また、ゲーム情報の一部又は全部は、部分的にインターネット通信パスで送信されてもよい。特定の実施例では、ある情報は完全に又は部分的にインターネットで送信されるが、この情報はゲーム情報ではなく、安全に保持される必要のないゲーム情報である。例えば、ユーザのゲーム通信装置でテーブルゲームのグラフィック表示を生じるデータは、少なくとも部分的にインターネットで送信されてもよいが、ユーザにより送信される賭け情報は、完全に非インターネット通信ネットワークで送信され得る。
【0021】
前述のように、特定のゲームシステムは、ピアツーピア・ゲームサービスを提供する。ピアツーピア・ゲームサービスを提供する例示的なシステム及び方法が、それぞれ図9及び10に図示されている。図9に示すように、ゲームシステム910は、少なくとも2人のユーザ912を有する。ユーザ912は、ゲーム通信装置913を用いてゲームシステム910にアクセスすることが好ましい。様々な実施例では、ゲーム装置913は、ゲームサービスプロバイダ914にゲーム情報を送信し、ゲームサービスプロバイダ914からゲーム情報を受信する。ゲーム情報は、ゲーム装置913とゲームサービスプロバイダ914との間で通信パスの少なくとも一部を形成するデータネットワーク916を用いて通信される。特定の実施例では、ゲームシステム910は、ゲーム装置913の複数のユーザ912がインタラクティブに単一のゲーム活動に参加することを可能にするように、ピアツーピア・ゲームサービスを提供するソフトウェア及びハードウェアを有する。
【0022】
特定の実施例では、ゲーム装置913及びデータネットワーク916は、それぞれ図1に関して前述したゲーム装置13及びネットワーク16と実質的に同様のものでもよい。従って、特定の実施例では、データネットワーク916は、CDMA(Code Division Multiple Access)、TDMA(Time Division Multiple Access)、GSM(Global System for Mobile Communication)、GPRS(General Packet Radio Service)、WiFi(802.11x)、WiMax(802.16x)、PSTN(Public Switched Telephone Network)、DSL(Digital Subscriber Line)、ISDN(Integrated Services Digital Network)、Bluetooth、ケーブルモデム技術、又は前記若しくは他のネットワークの何らかの組み合わせを非限定的に含むプライベートデータネットワークを少なくとも部分的に有する。従って、データネットワーク916は、無線でもよく、有線でもよく、無線と有線との組み合わせでもよい。データネットワーク916は“データネットワーク”として記載されるが、データネットワーク916は、ゲーム装置913に音声及び/又はデータ通信を行う如何なるネットワークを含んでもよいことがわかる。ゲーム装置913は、データネットワーク916と通信するのに適した移動電話、携帯情報端末(PDA)、コンピュータ又はミニコンピュータの何らかの組み合わせを含んでもよい。
【0023】
特定の実施例では、データネットワーク916は、アクセス制御ネットワークを有する。データネットワーク916へのアクセスは、様々な方法のいずれかで制御されてもよい。単なる一例として、データネットワーク916へのアクセスはユーザの特定のグループに制限されてもよい。特定の実施例では、ユーザの特定のグループは、登録ユーザを含んでもよい。従って、ユーザ912は、ゲーム装置913がユーザ912に割り当てられる前に、及び/又はゲーム装置913がゲーム活動に対して有効にされる前に、ゲームサービスプロバイダ914に登録することを必要としてもよい。更に又は代替として、データネットワーク916又はデータネットワーク916の一部へのアクセスと、そこで提供されるゲームサービスとは、ユーザの位置に基づいてユーザに対して制限されてもよい。従って、カジノ型ゲームを許可する管轄内にあるゲーム装置913のみが、カジノ型ゲーム活動に対して有効にされてもよい。同様に、スポーツの賭け又はパリミューチュエル方式(pari-mutuel)の賭けを許可する管轄内にあるゲーム装置913のみが、これらの形式の活動に対して有効にされてもよい。しかし、これらはアクセス制御データネットワーク916を提供する単なる例である。データネットワーク916へのユーザアクセスは、データネットワーク916のセキュリティを保持するのに適した如何なる方法で制限されてもよいことがわかる。更なる例として、以下に詳細に説明するように、ゲーム装置913を通じたデータネットワークへのアクセスを制限するために、バイオメトリック、顔認識ソフトウェア、虹彩の走査及び他のセキュリティ機構も使用されてもよい。前記及び他のアクセス制御機構の結果、ゲームサービスプロバイダ914は、ゲーム活動に参加しているユーザを確実に特定することが可能になり得る。
【0024】
ユーザ912にゲームサービスを提供するために、ゲームサービスプロバイダ914は、プロセッサ918(コンピュータ又はサーバ等)を有する。プロセッサ918の様々な構成要素は、ゲームサービス(ここで説明するギャンブル活動と非ギャンブル活動とを含む)をゲーム装置913に提供するように協調するソフトウェア及びハードウェアを有する。例えば、特定の実施例では、プロセッサ918は、ゲームサーバとして動作するゲームモジュール920を有する。ゲームモジュール920は、サービスアプリケーションデータベース922又はゲームアプリケーション924のライブラリを格納する他のメモリを有してもよく、これらにアクセスしてもよい。ゲームアプリケーション924は、ユーザ912が参加するゲーム経験の動作に必要な又は動作に望ましい如何なるフォーマットの情報を有してもよい。例えば、ゲームアプリケーション924は、ゲーム活動に関連するオブジェクトのグラフィック表示を装置913に提供するための情報を有してもよい。
【0025】
特定の実施例では、1つ以上のゲームアプリケーション924は、遠隔及び/又は移動位置のユーザ912がゲーム活動で相互に競うことを可能にしてもよい。このことは、特定のゲーム(非限定的に、ポーカー、スポーツイベントの賭け、運動競技の賭け、宝くじ及び賞のコンテスト、並びにキノ等)の場合に特に望ましいことがある。例えば、第1のゲーム装置913aに関連する第1のユーザ912aがホテルのプールにいて、第2のゲーム装置913bに関連する第2のユーザ912bがホテルのレストランにいることを仮定する。それぞれのゲーム装置913a及び913bを使用して、ユーザ912a及び912bは、電子表示されたポーカーゲームで相互に及び他の参加者と競ってもよい。従って、ユーザ912a及び912bは、カジノのゲーム地域内の現実のポーカーのテーブルに座っているかのように、同じデッキ(deck)からポーカーの持ち手をそれぞれ配られ得る。このようなゲームに参加している間に、ユーザ912a及び912bは、賭けを行い、更なるカードを要求し、他のポーカーに関する活動を実行するために、それぞれのゲーム装置913a及び913bを使用してもよい。ユーザ912a及び912bによる活動の成績は相互に及びポーカーゲームの他の参加者に影響を与えるため、ユーザ912a及び912bは、ゲーム活動にインタラクティブに参加すると考えられてもよい。
【0026】
更に又は代替として、1つ以上のゲームアプリケーションは、遠隔及び/又は移動位置のユーザがカジノ型ゲームで“テーブルを作る”ことを可能にしてもよい。典型的には、カジノ型ゲームにより、ユーザはハウスに対してインタラクティブに競うことが可能になる。このことは、特定のゲーム(非限定的に、ブラックジャック、パイ・ゴウ(pai gow)、カリビアン・スタッド(Carribean stud等)の場合に、特に望ましことがある。前述の例を続けて、プールの第1のユーザ912aと、ホテルのレストランの第2のユーザ912bとは、ユーザ912とディーラとがカジノのゲーム地域内のブラックジャックテーブルに座っているかのように、共通のデッキから順にカードを配られてもよい。このようなゲームに参加している間に、ユーザ912a及び912bは、賭けを行い、配られたカードを出し、手を押さえ、インシュランス(insurance)を購入し、ダブルダウン(double down)を行い、他のブラックジャックに関連する活動を実行するために、それぞれのゲーム装置913a及び913bを使用してもよい。ユーザは直接相互に競っているのではないが、ユーザ912a及び912bによるゲームに関する活動の成績は、相互に及びブラックジャックテーブルに“存在する”他の参加者に影響を与える。従って、ハウスに対して一緒に競っている場合、ユーザ912a及び912bは、ゲーム活動にインタラクティブに参加すると考えられてもよい。
【0027】
カジノ型ゲームは、しばしばプレイヤがテーブルで1つ以上の立場をプレイすることを可能にする。例えば、ブラックジャックのプレイヤは、プレイヤがテーブルで2つの席を占有しているかのように、テーブルで2つの別々の賭けを行うことができてもよい。その結果、プレイヤは、プレイヤが個別にプレイする2つの異なる持ち手を配られてもよい。特定の実施例では、1つ以上のゲームアプリケーション924により、ユーザ912はゲーム活動で複数のプレイヤの立場をプレイするために単一のゲーム装置913を使用することが可能になり得る。このようなゲームアプリケーション924は、ユーザ912が他のユーザ912と共にプレイすること又は他のユーザ912に対して競うことを可能にするゲームアプリケーション924への拡張として提供されてもよい。従って、第1のユーザ912aは、第2のユーザ912bとハウスに対して競いつつ、ブラックジャックの2つの持ち手をプレイすることができてもよい。
【0028】
特定の実施例では、このような拡張は、ゲームテーブルで“席”が利用可能である場合にのみ提供されてもよい。例えば、6つのプレイヤの立場がブラックジャックテーブルに存在しており、その立場の5つがゲーム装置913のユーザ912により“仮想的に”占有されている場合、利用可能な立場の存在は、各参加ユーザ912に知らされてもよい。特定の実施例では、ゲームサービスプロバイダ914は、各参加ユーザ912に問い合わせを送信し、参加ユーザ912のいずれかが空いている立場を更にプレイすることに興味を有しているか否かを決定してもよい。更に又は代替として、参加ユーザ912は、空いている立場をプレイすることを求める要求をプロセッサ918に通信するために、ゲーム装置913を使用してもよい。しかし、有限数のプレイヤの立場が提供されており、全ての立場が“仮想的に”占有されている場合、参加ユーザ912がゲームを離れてプレイヤの立場が空くことになるまで、テーブルは締め切られていると考えられてもよい。
【0029】
また、ゲームアプリケーション924により、ゲーム装置913のユーザ912は、複数デッキのシュー(multi-deck shoe)から配られるゲーム活動に参加することが可能になり得る。特定の実施例では、複数デッキのシューは、6つの52のカードのデッキで構成される仮想デッキを有してもよい。ゲーム装置913でユーザ912に配られる持ち手は、シューの“仮想カード”の全てが参加プレイヤに配られるまで、複数デッキのシューから順に配られてもよい。例えば、順のブラックジャックの持ち手は、十分なブラックジャックの持ち手がシューの全てのカードを使用するように配られるまで、複数デッキのシューから配られてもよい。複数デッキのシューにカードが残っていない場合、シューは、“仮想的に”再シャッフルされてもよく、次の持ち手は再シャッフルされたシューから配られてもよい。これは、それぞれの持ち手が新しい52のカードのデッキから配られることを生じるゲームシステムと対照的である。ここで説明する他のゲームアプリケーション924と同様に、ゲーム装置913のユーザ912は、単一プレイヤのゲームで又は他のユーザ912と共に、ハウスに対して複数デッキのゲーム活動に参加してもよい。
【0030】
特定の実施例では、1つ以上のゲームアプリケーション924により、ゲーム装置913のユーザ912は、ゲーム活動の参加者の成績に賭けを行うことが可能になり得る。成績の賭けは、典型的にはプレイヤとハウスとの間の競争を作ると考えられるゲーム(ブラックジャック等)を、プレイヤ間の競争に助長するゲームに変換するために使用されてもよい。ゲームアプリケーション924又は適用可能な州及び連邦の法律及び/又は規則により許可されるパラメータに応じて、成績の賭けは、他のゲーム活動に対する拡張として提供されてもよい。従って、双方のユーザ912a及び912bがゲーム活動に参加する間に、第1のユーザ912aは、第2のユーザ912aの成績について賭けを行うことを許可されてもよい。例えば、第1及び第2のユーザ912a及び912bがブラックジャックの共通のゲームでハウスに対してインタラクティブに競っている場合、第1のユーザ912aは、(1つ以上の配られた持ち手に関連する第1のユーザの賭けに加えて)第2のユーザ912bが特定の持ち手でハウスに勝つことを第1のユーザ912aが信じるか否かについて賭けを行うことを許可されてもよい。しかし、ゲームアプリケーション924のパラメータ又は適用可能な州及び連邦の法律及び/又は規則がこのような2重のゲームを許可しない場合、第1のユーザ912aは、第1のユーザ912aがブラックジャックテーブルにまだ参加していない場合にのみ、第2のユーザ912bの成績について賭けを行うように制限されてもよい。このような場合に、第1のユーザ912aはゲーム活動への間接的な参加者になる。
【0031】
特定の実施例では、1つ以上のゲームアプリケーション924により、ユーザ912は、ゲーム装置913でゲーム及びスポーツ活動をインタラクティブに視聴することが可能になり得る。例えば、ユーザ912は、特定のイベント(非限定的に、ポーカーのトーナメント又はゴルフトーナメント等)を遠隔からインタラクティブに視聴するために、ゲーム装置913を使用してもよい。ユーザ912に提供される視聴はユーザ選択可能でもよい。例えば、ゲームアプリケーション924により、ユーザ912はポーカーゲームのテーブル画面を受信するように選択することを可能にしてもよい。テーブル画面は、ポーカーのトーナメントのテレビ放送で表示されるようなものでもよい。同様に、ユーザ912は、ユーザ912がテレビ放送で視聴することができるような全体のゴルフトーナメントを視聴してもよい。このような視聴をユーザ912に提供するゲームアプリケーションは、活動を要求する如何なる数のユーザ912にも表示され得るため、ピアツーピア・ゲームアプリケーションと考えられてもよい。ユーザがゲーム又はスポーツ活動中に賭けを行うことを許可される場合、ゲームアプリケーションは更にユーザインタラクティブであると考えられてもよい。
【0032】
ゲームアプリケーション924により提供されるゲーム又はスポーツ活動の他の視聴は、ユーザ912が追っているゲーム又はスポーツ活動の特定のプレイヤ又は参加者を選択することを可能にしてもよい。従って、ユーザ912は、単一の参加者を通じたゲームトーナメント又はスポーツ活動を視聴してもよい。ユーザ912は、ユーザ912が現実の参加者の代わりに参加しているかのように、賭けを行ってもよい。例えば、ユーザ912は、T.J.Cloutierがプレイしているポーカーのトーナメントを視聴し得る。ユーザ912がT.J.Cloutierの視野からトーナメントを視聴することを選択すると、ユーザ912は、T.J.Cloutierに配られたカードが自分のものであるかのように、賭けを行うことを許可されてもよい。他の例として、ユーザ912がTiger Woods及びJack Nicholasがプレイしているゴルフトーナメントを視聴し得る。ユーザ912は、コースで追っているTiger Woods又はJack Nicholasの間の選択を与えられてもよい。ユーザ912は、各ホールでのTiger Woodsの成績に賭けを行ってもよい。それぞれの例で、複数のプレイヤ912はゲーム又はスポーツ活動の同じ放送を受信してもよい。従って、活動はピアツーピアであると考えられてもよい。
【0033】
前述のゲームアプリケーション924のいずれかで、ゲームアプリケーション924によりサポートされるゲーム活動は、仮想ゲーム活動と現実のゲーム活動とを有してもよいことが一般的にわかる。仮想ゲーム活動は、単にゲーム装置913のユーザ912の参加のために、ゲームサービスプロバイダ914により生成されたゲーム活動を有する。ゲーム活動の全ての参加者がゲーム装置913のユーザ912を含む場合、ゲーム活動は、コンピュータ化ゲーム活動である。従って、ゲーム活動は、仮想的な意味のみで存在すると考えられてもよい。例えば、ゲーム装置913の6人の異なるユーザで埋められた6人のプレイヤの立場を有するコンピュータ化ブラックジャックゲームは、仮想ゲームである。
【0034】
これに対して、カジノのフロア又は他のゲーム位置で生じているゲーム活動をリアルタイムに表すゲーム活動は、現実のゲーム活動である。現実のゲーム活動は、ゲームテーブル又は他のゲームの位置に物理的に存在する参加者と、ゲーム装置913を用いて遠隔に存在する参加者との双方に利用可能でもよい。従って、特定の実施例では、ゲーム装置913のユーザは、カジノのフロアで生じているかのように、現実のゲームセッションに遠隔から参加することを許可されてもよい。例えば、カジノのフロアでのブラックジャックが5つの埋められたプレイヤの立場を有し、1つの空いているプレイヤの立場を有する場合、ゲーム装置913のユーザ912は、空いている立場に遠隔から座ることを招待又は許可されてもよい。ゲーム装置913を使用して、ユーザ912は、ユーザ912がカジノのフロアのテーブルに座っているかのように、カードを配られ、賭けを行ってもよい。更に、ゲーム装置913のユーザ912により遠隔から占有されている現実のゲームの位置でのプレイヤの立場は、席が物理的に空いている場合であっても、占有されているとして識別されてもよい。
【0035】
特定の実施例では、ゲームサービスプロバイダ914は、ユーザ912が参加しようとする特定の活動を見つける際にユーザ912に支援を提供するように動作してもよい。例えば、ゲーム装置913のユーザ912がブラックジャックをプレイしようとしている場合、ゲーム装置913は、ゲームサービスプロバイダ914にゲームの要求を送信するために使用されてもよい。プロセッサ918が、このような要求を受信してもよく、特定の実施例では、ゲームモジュール920又はプロセッサ918の他の構成要素が、ユーザ912による参加に利用可能である1つ以上のゲーム活動を特定することにより、要求を処理してもよい。
【0036】
特定の実施例では、ユーザ912は、ユーザ912が関心のあるゲームの特徴に対応する1つ以上のユーザパラメータを入力してもよい。例えば、ユーザ912は、既存のゲームに参加し、新しいゲームを開始し、仮想ゲームに参加し、現実のゲームに参加し、単一のデッキからプレイし、及び/又はシューからプレイするユーザの希望を示すユーザパラメータを入力してもよい。ユーザパラメータはまた、ユーザ912がプレイしたいと思う特定の賭けの最少額又は制限を指定してもよい。更に他のユーザパラメータは、ユーザ912が一緒にプレイしたいと思うプレイヤの最小数又は最大数を特定してもよい。プロセッサ918及び特にゲームモジュール920は、ゲーム装置913でユーザ912に表示され得る潜在的なゲーム活動を特定する際の検索基準として、前記及び他のユーザ指定パラメータを使用してもよい。従って、特定の実施例では、ゲームモジュール920は、ユーザ指定パラメータに基づいて、提供されるゲームアプリケーション924を照会し、要求するユーザ912に提供され得るゲーム活動のメニューを特定してもよい。
【0037】
更に又は代替として、ゲームモジュール920は、プレイする要求に応じてユーザ912aに表示され得る潜在的なゲームアプリケーション924を特定するために、格納された顧客嗜好情報を使用してもよい。特に、ゲームモジュール920は、ユーザ912aに関連する1つ以上の顧客プロファイル928を格納する顧客プロファイルデータベース926にアクセスしてもよい。顧客プロファイル928は、1つ以上のデータファイルを有することが好ましい。しかし、顧客プロファイル928は、電子情報の伝達を介して顧客プロファイル928の確立、保持及び更新を可能にする如何なる形式で保持されてもよいことが一般的にわかる。また、顧客プロファイル情報は図示のように集中されてもよく、更に又は代替として、顧客プロファイル情報はシステム910の他の構成要素により分散及び/又は保持されてもよいこともわかる。
【0038】
顧客プロファイルデータベース926に格納された顧客嗜好情報は、ゲームサービスプロバイダ914により提供されるゲームサービスの少なくとも1つの態様に関するユーザの嗜好を示す何らかの情報を有してもよい。例えば、顧客の嗜好は、ユーザ912aが参加することを好むゲーム活動の種類を特定してもよい。他の顧客の嗜好は、ユーザ912aにとって典型的なゲームの傾向又は習慣を含んでもよい。更に又は代替として、前記のユーザ指定パラメータと同様に、顧客の嗜好は、ユーザ912aが既存のゲームに参加することを好むか新しいゲームを開始することを好むか、ユーザ912aが現実のゲーム経験を好むか仮想のゲーム経験を好むか、ユーザ912aが単一のデッキからプレイすることを望むかシューからプレイすることを望むか、ユーザ912aがプレイしたいと思う特定の賭けの最少額又は制限、及び/又はプレイヤ912aが一緒にプレイしたいと思うプレイヤの最大数又は最小数を特定してもよい。ユーザ指定パラメータと同様に、ゲームモジュール920は、ゲーム装置913aでユーザ912aに表示され得る潜在的なゲームアプリケーション924を特定する際の検索基準として、顧客嗜好情報を使用してもよい。顧客嗜好情報は、特定の実施例に応じて、何らかのユーザ指定パラメータに加えて又はその代わりに使用されてもよい。従って、特定の実施例では、ゲームモジュール920は、顧客嗜好情報、ユーザ指定パラメータ又はこれらの双方に基づいて、提供されるゲームアプリケーション924を照会し、ユーザ912aに提供され得るゲーム活動のメニューを特定してもよい。
【0039】
更なる機能として、ゲームモジュール920は、ゲーム活動を開始している第1のユーザ912aとプレイしたいと思う可能性のある更なるプレイヤを特定するために、顧客プロファイル928を照会してもよい。例えば、第1のゲーム装置913aの第1のユーザ912aがブラックジャックゲームを開始したいと思う場合、第1のユーザ912aは、ゲームのパラメータを指定し、第1のユーザ912aにより指定された特徴を有するゲーム活動を生成するために要求をゲームモジュール920に送信してもよい。更に又は代替として、第1のユーザ912aは、更なるプレイヤを特定するために使用され得る1つ以上の参加者の特徴又は他の基準を指定してもよい。例えば、第1のユーザ912aは、ユーザが、必要に応じて他の多額を賭ける人、他の有名人、又は他の年配者のみとプレイすることを望むことを指定してもよい。ゲームモジュール920は、顧客プロファイル928に照会し、ユーザ912aにより開始されたゲームに参加したいと思う更なるユーザ912を特定してもよい。例えば、ユーザ912bが第1のユーザ912aにより開始された種類のブラックジャックゲームに関心のあることを第2のユーザ912bに関連する顧客プロファイル928が示すと、ゲームモジュール920は、第1のユーザ912aとのゲーム活動の潜在的な参加者として第2のユーザ912bを特定してもよい。従って、ゲームモジュール920は、第2のユーザ912bがゲーム活動に参加することを招待する招待状を第2のユーザ912bに送信してもよい。
【0040】
更に又は代替として、顧客プロファイル928は、サービスプロバイダにより開始されたゲーム活動をユーザ912に警告するために使用されてもよい。特に、ゲームモジュール920は、ゲームイベント又は活動の開始前に顧客プロファイル928に照会し、潜在的な参加者を特定してもよい。その結果、例えば、プールの地域にいる第1のユーザ912aは、ブラックジャックのトーナメントが30分で始まるというそのプレイヤのプロファイルに基づいて警告を受信してもよい。同様に、ホテルのレストランにいる第2のユーザ912bも、そのプレイヤのプロファイルに基づいて同様の警告を受信してもよい。第1及び第2のユーザ912a及び912bは、それぞれのゲーム装置913a及び913bを使用して、異なる位置から一緒にブラックジャックのトーナメントに参加することができてもよい。
【0041】
特定の実施例では、顧客プロファイル928はまた、“仲間のリスト”又は他の関連情報を有してもよい。仲間のリスト又は他の関連情報は、ユーザ912を相互に連結し、及び/又はユーザ間の潜在的な関係を規定してもよい。仲間のリストは、ゲーム活動の参加者を特定するために使用されてもよい。例えば、第1のユーザ912aは、ブラックジャックゲームを開始し、ゲームに参加するように第1のユーザ912aの仲間のリストの第2のユーザ912b及び他のユーザを招待してもよい。他の例として、ゲームサービスプロバイダ914は、ブラックジャックゲームを開始し、ユーザの顧客嗜好プロファイルに基づいて、潜在的な参加者として第1のユーザ912aを特定してもよい。ゲームサービスプロバイダ914は、第1のユーザ912aと第1のユーザ912aに関連する他のユーザとに招待状を送信し、ブラックジャックゲームへの参加を要求してもよい。以下に詳細に説明するように、仲間のリストはまた、ユーザの追跡管理及びメッセージ送信のような他のゲームサービスを提供する際に使用されてもよい。
【0042】
特定の実施例では、ゲームサービスプロバイダ914は、メッセージモジュール930を有する。メッセージモジュール930は、異なる種類のゲーム装置913のユーザ912がデータネットワーク916を介して相互に通信することを可能にするためにアドレス及びフォーマット変換を実行するソフトウェア及びハードウェアを有してもよい。例えば、プールにいながらブラックジャックゲームに参加している第1のユーザ912aは、ホテルのレストランから同じブラックジャックゲームに参加している第2のユーザ912bと通信することができてもよい。特定の実施例では、通信は、データネットワーク916で送信されるテキストメッセージ又は音声メッセージを有してもよい。従って、第1及び第2のユーザ912a及び912bは、カジノのフロアの現実のブラックジャックテーブルに座っているかのように、相互に“会話”することができてもよい。他の例として、第1及び第2のユーザ912a及び912bは、現実のブラックジャックゲームに遠隔から参加している場合に、ディーラと会話することができてもよい。メッセージモジュール930により管理され得る通信に関して、連邦及び州の法律及び/又は規則が特定の種類の通信の送信を禁止することがあることが一般的にわかる。従って、メッセージモジュール930は、メッセージモジュール930が適用可能な連邦及び州の法律及び/又は規則の範囲内で動作することを可能にするソフトウェア及びハードウェアを有してもよい。特定の実施例では、メッセージモジュール930は、許容された通信と許容されていない通信とを区別するソフトウェアを有してもよい。
【0043】
拡張機能として、メッセージモジュール930は、仲間のグループ内のユーザ912が相互に通信することを可能にしてもよい。例えば、第1のユーザ912aは第1のユーザの仲間のリストの全メンバにグローバル配信するために、メッセージをメッセージモジュール930に送信してもよい。従って、第1のユーザ912aのようなグループのメンバは、分散した位置にいる他のグループのメンバに、特定の位置(例えばスポーツブック)で物理的に合うことを全員に要求する示唆を送信してもよい。このような場合、メッセージモジュール930は、顧客プロファイルデータベース926に格納された第1のユーザ912aに関連する仲間のリストにアクセスし、メッセージを受信するべき他のユーザ912を特定してもよい。メッセージモジュール930は、特定の位置で合うことを全員に要求するメッセージを仲間のリストの全メンバに送信してもよい。このことは、例えば第1のユーザ912aが物理的な存在を必要とする娯楽イベントに参加して楽しんでいるときに、望ましいことがある。このような娯楽イベントは、例えば、ゲームを一緒に視聴すること、又は夕食、ゴルフ若しくはショーに行くことを含んでもよい。このことはまた、第1のユーザ912aが現実のカジノゲーム又はゲームトーナメントに参加して物理的に存在したいと思い、グループの他のメンバも参加することを希望する場合に、望ましいことがある。
【0044】
ゲームサービスプロバイダ914により提供され得る更に他の機能として、第1のユーザ912aは、第1のゲーム装置913aを使用して仲間のリストに目を通し、特定のメッセージを受信するグループの特定のメンバを選択してもよい。従って、メッセージモジュール930が特定された配布リストで第1のユーザ912aからメッセージを受信すると、メッセージモジュール930は、メッセージを受信するように第1のユーザ912aにより特に特定されたユーザのみにそのメッセージを転送してもよい。特定の実施例では、メッセージモジュール930は、顧客プロファイルデータベース926の第1のユーザ912aの仲間のリストにアクセスし、メッセージを受信するように特定されたユーザ912のアドレスリストを取得してもよい。代替として、アドレス情報は、メッセージ自体に含まれてもよく、メッセージモジュール930は、単にアドレス情報により特定されたゲーム装置913にメッセージを転送するように動作してもよい。
【0045】
特定の実施例では、プロセッサ918は、位置識別モジュール932を有してもよい。位置識別モジュール932は、各ゲーム装置913の位置に基づいてユーザ912にアクセス可能になり得るゲームサービスを特定するために、ゲーム装置913に関連する位置情報を使用してもよい。例えば、適用可能な州及び連邦の法律及び/又は規則がユーザの位置でのゲーム活動を禁止する場合、ユーザのゲーム装置913に関連する位置情報は、ユーザ912に利用可能なゲームサービスを制限するために使用されてもよい。
【0046】
位置情報は、図4及び5に関して以下に詳細に説明する位置確認技術を使用して、位置識別モジュール932により集められてもよい。一般的に、位置確認技術は、州又は連邦の法律により求められる場合に特定のゲームサービスアプリケーションの無効を可能にする“ネットワーク型”及び/又は“衛星型”技術を非限定的に有してもよい。従って、ネットワーク型技術(受信信号強度測定(RSSI:Receiver Signal Strength Indicator)、到達時間差(TDOA:Time Difference of Arrival)、多点測量、三角測量及びジオフェンシング等)及び/又は衛星型技術(グローバル・ポジショニング衛星(GPS:global positioning satellite)等)が、ゲーム管轄内のユーザ912の存在又は不在を特定するために使用されてもよい。更に又は代替として、位置確認技術は、ゲームサービスプロバイダ914により制御される特定の領域内のユーザ912の検出を可能にしてもよい。単なる一例として、RFID(radio frequency identification)技術又は他の位置確認技術が、RFIDセンサを備えた紛失したゲーム装置を見つけるために使用されてもよい。
【0047】
様々な実施例では、位置情報は、ピアツーピア・ゲームに関するサービスに組み込まれてもよい。特に、ゲーム装置913は、他のゲーム装置913に関する位置情報を受信し、その位置情報をユーザ912に表示してもよい。ゲーム装置913の他のユーザ912に関連する位置情報を受信するユーザ912は、位置情報に基づいてゲーム活動についての決定を行ってもよい。特に、ユーザ912は、ゲーム活動に参加する他のユーザ912の位置に基づいて、ゲーム活動に参加するか否か又は参加し続けるか否かに関する決定を行ってもよい。例えば、第1のユーザ912aは、バーにいるユーザと共に又はこのようなユーザに対してプレイすることを好まないことがある。他の例として、第1のユーザ912aは、第1のユーザ912aのユーザ指定範囲内にいるユーザと共に又はこのようなユーザに対してプレイすることを好まないことがある。更に他の例として、第1のユーザ912aは、相互に近い位置にいるユーザのグループと共に又はこのようなユーザに対してプレイすることを好まないことがある。この理由は、これらのユーザはだます傾向があるからである。従って、ゲーム活動に参加する前に、第1のユーザ912aは、ゲーム活動に既に参加している他のユーザ912の位置を特定するために、位置情報要求を送信してもよい。第1のユーザ912aによりプレイが開始され後に、ゲーム活動に参加する他のユーザ912に関する位置情報は、プレイ中に他のユーザ912の移動を特定するように定期的に更新されてもよい。第1のユーザ912aが望ましくないと思う位置に他の参加者が物理的に移動したことを、第1のユーザ912aにより受信された位置情報が示した場合には常に、第1のユーザ912aは、ゲーム活動から離れてもよい。
【0048】
他の例として、位置識別情報は、遠隔から共通のゲーム活動に参加しているユーザ912が相互に避けることを可能にするために使用されてもよい。例えば、連邦又は州によるゲームの法律又は他のゲームの規則が遠隔のユーザ912の間で保持されなければならない最小の距離の要件を定めている場合、ユーザ912は、他の参加ユーザ912の位置情報を監視し、距離の要件に違反することを回避してもよい。従って、ある実施例では、位置情報は、距離の要件に基づいてゲーム装置913の無効を回避するために、参加プレイヤにより使用されてもよい。
【0049】
更に又は代替として、位置確認技術は、関心のある物又はゲームしない人を追跡管理するために、ゲーム装置913のユーザにより使用されてもよい。例えば、ユーザ912は、カジノのホステス、カジノのウェイトレス、カジノのディーラ又は他のカジノの従業員を追跡管理するために、ゲーム装置913を使用してもよい。従って、ユーザ912は、コンペ(comp)を得るために容易にホステスを見つけること、飲み物若しくは食べ物を得るために容易にカジノのウェイトレスを見つけること、又は容易にユーザが好むディーラを見つけることが可能になり得る。このような技術はまた、人又は物を追跡管理するためにカジノの職員により使用されてもよい。例えば、カジノの職員は、カジノが掛け金の高い人であると考える特定のゲーム参加者を追跡管理するためにゲーム装置912を使用してもよい。他の例として、カジノの職員は、カジノがだますと疑う特定のゲーム参加者を追跡管理するためにゲーム装置912を使用してもよい。更に他の例として、カジノの職員は、非常に貴重であると考えるスロットマシンの鍵のようなゲーム装置を追跡管理するためにゲーム装置912を使用してもよい。
【0050】
特定の実施例では、位置確認技術は、仲間のリストの技術と結合され、ユーザ912が指定のグループのメンバを追跡管理することを可能にしてもよい。例えば、第1のユーザ912a及び複数の友人(第2のユーザ912を含む)がゲーム管轄にいるが、その管轄内の様々な分散した位置にいることを仮定する。ゲームシステム910が相手のプライベートの仲間のネットワークの確立を可能にする場合に、相手のそのプライベートの仲間のネットワーク内のユーザ912は、相手のプライベートの仲間のネットワーク内の他のユーザ912に関連する位置情報を取得することができてもよい。例えば、第1のユーザ912aは、第2のユーザ912bと同じ(仮想又は現実の)テーブルでポーカーをしたいと思うことがある。第2のユーザ912bに関連する位置情報を取得するために、第1のユーザ912aは、第2のユーザ912bの位置情報を要求するためにゲーム装置913aを使用してもよい。位置識別モジュール932は、要求を受信し、第2のユーザ912bに関連する位置情報を取得し、位置情報を第1のユーザ912aに送信してもよい。位置情報を受信した後に、第1のユーザ912aは、必要に応じて、カジノのフロアのゲームテーブルで第2のユーザ912bに物理的に参加してもよい。代替として、第2のユーザ912bがゲーム装置913bを使用してゲーム活動に参加している場合、第1のユーザ912aは、ゲーム装置913aで第2のユーザ912bをゲームに参加してもよい。
【0051】
位置確認技術は、メッセージ技術と結合され、第1のユーザ912aが指定の位置の他のユーザ912と通信することを可能にしてもよい。例えば、第1のユーザ912aは、食事をしている参加者に対して幸運のプレイをしていると信じることがある。従って、第1のユーザ912aは、ゲームサービスプロバイダ914からのゲーム活動を要求し、ホテルのレストランにいる仲間の参加者を要求してもよい。位置識別モジュール932は、他のユーザ912の位置情報を取得し、ホテルのレストランにいる第2のユーザ912bを特定してもよい。ゲームサービスプロバイダ914は、ゲーム装置913bを介して第2のユーザ912bにメッセージを送信し、第2のユーザ912bが第2のユーザ912aとのゲーム活動に参加することに関心があるか否かについて問い合わせてもよい。特定の実施例では、第1のユーザ912aの位置は、第2のユーザ912bに開示されてもよく、又は第2のユーザ912bにアクセス可能でもよい。
【0052】
法律又はゲームの規則により許可される場合には、結合したメッセージ及び位置識別技術の他のアプリケーションは、第1のユーザ912aが第1のユーザ912bに近い位置にいる他のユーザ912とゲームセッションを開始することを可能にしてもよい。例えば、ホテルのプールにいる第1のユーザ912aは、プールの近くに訪れている他の参加者を含むゲームを開始又は参加しようとすることがある。従って、第1のユーザ912aは、ローカルのゲーム活動を要求するゲーム要求をゲームサービスプロバイダ914に通信してもよい。このような要求を受信すると、位置識別モジュール932は、他のユーザ912の位置情報を取得し、第2のユーザ912bもホテルのプールにいることを決定してもよい。第2のユーザ912bが既にゲーム活動に参加しており、ゲーム活動が空きのプレイヤの立場を有する場合、プロセッサ918は、第1のユーザ912aにゲーム活動を提供し、第1のユーザ912aも参加することを可能にしてもよい。他方、第2のユーザ912bがゲーム活動に参加していない場合、ゲームサービスプロバイダ914は、ゲーム装置913bを介して第2のユーザ912bにメッセージを送信し、第2のユーザ912bが第1のユーザ912aとのローカルのゲーム活動に関心があるか否かについて問い合わせてもよい。特定の実施例では、第1のユーザ912aの位置は、第2のユーザ912bに開示されてもよく、又は第2のユーザ912bにアクセス可能でもよい。
【0053】
他の例として、位置技術及びメッセージ技術は、オンライン・デートサービス(dating service)のように動作するように結合されてもよい。第1のユーザ912aがホテルのプールにいて友達を求めていることを仮定する。特定の実施例では、第1のユーザ912aは、ホテルのプールの一般的に近くにいる他のユーザ912に関連する位置情報を取得するために、ゲーム装置913aを使用してもよい。位置情報を取得した後に、第1のユーザ912aは、プールの近くで友達を求めているユーザ912を見つけるためにメッセージを送信してもよい。
【0054】
ユーザ912のプライバシーを保護し、ユーザ912による未承諾の望ましくないメッセージの受信を回避するために、ユーザ912は、このような通信を受信することを予め登録することを求められてもよい。前述の例を続けて、第2のユーザ912bは、自分の位置情報を他のユーザ912に利用可能にするために、位置識別モジュール932又はプロセッサ918の他のモジュールに登録することを求められてもよい。特定の実施例では、登録は、顧客プロファイルデータベース926に顧客の嗜好として格納されてもよい。例えば、位置情報の要求が次に第1のユーザ912aから受信されると、位置識別モジュール932は、顧客プロファイルデータベース926に照会し、第2のユーザ912bに関連する何らかの位置情報を第1のユーザ912aに送信する前に、第2のユーザ912bが位置情報を公開する許可を与えていることを決定してもよい。
【0055】
更に他の実施例では、位置情報を他のユーザ912に公開する許可は、リアルタイムで生成されてもよい。前述の例を続けて、第1のユーザ912aは、“位置の合致”を要求する要求をゲームサービスプロバイダ914に送信してもよい。位置識別モジュール932は、第1のユーザ912の近くにいる他のユーザ912を特定するために、前述の位置確認技術を使用してもよい。第2のユーザ912bが第1のユーザ912aの近くにいることを位置識別モジュール932が特定すると、位置モジュール932は、第2のユーザ912bに関連する位置情報を第1のユーザ912aに公開する許可を求める通信を第2のユーザ912bに送信してもよい。例えば、第2のユーザ912bは、“ホテルのゲストが一般の地域にいて、あなたに会いたいと思っています。この人と会いたいですか?”という音声又はテキストメッセージを受信することがある。特定の実施例では、第1のユーザ912aの特徴情報が更に提供されてもよい。第2のユーザ912bが否定的に応答すると、位置識別モジュール932は、ホテルのプールの近くにいる他のユーザ912を探し、処理を繰り返してもよい。第2のユーザ912bが同意して応答すると、第2のユーザ912bの位置は第1のユー912aザに提供されてもよく、第1のユーザ912aの位置は第2のユーザ912bに提供されてもよく、又はこれらの双方が行われてもよい。
【0056】
更に他の例として、特定の位置にいる選択されたグループ又は相互に近くにいる選択されたグループのユーザ912の間でメッセージを通信するために、位置技術とメッセージ技術と仲間の技術とが使用されてもよい。例えば、第1のユーザ912a及び複数の友人(第2のユーザ912bを含む)がギャンブル管轄にいるが、その管轄内の様々な分散した位置にいることを仮定する。ゲームシステム910が相手のプライベートの仲間のネットワークの確立を可能にする場合に、相手のそのプライベートの仲間のネットワーク内のユーザ912は、相手のプライベートの仲間のネットワーク内の他のユーザ912に関連する位置情報を取得し、ユーザ指定の位置又はユーザの指定の近くにいる人にメッセージを送信することができてもよい。例えば、第1のユーザ912aは、近くにいる何らかの友人と同じ(仮想又は現実の)テーブルでポーカーをしたいと思うことがある。第1のユーザ912aは、第1のユーザ912aの近くの位置からプレイしている仲間のネットワーク内のユーザの識別情報を要求するために、ゲーム装置913aを使用してもよい。位置識別モジュール932は、要求を受信し、第1のユーザ912aの仲間のリストの様々なユーザ912に関連する位置情報を取得してもよい。位置識別モジュール932が、基準を満たすものとして第2のユーザ912bを特定すると、第1のユーザ912aの位置を特定するメッセージ及び/又は第1のユーザ912aとのゲームセッションを要求するメッセージが第2のユーザ912bに通信されてもよい。更に又は代替として、テキスト又は音声メッセージのために、第1及び第2のユーザ912a及び912bの間で通信パスが確立されてもよい。
【0057】
特定の実施例では、ゲーム装置913は、複数の機能を実行してもよい。例えば、ゲーム装置913は、ゲームが管轄の制限のため無効にされている場合であっても、通信装置として動作してもよい。従って、顧客が管轄の外にいるときであっても、カジノは特定の顧客と通信するためにゲーム装置913を使用してもよい。ゲーム装置913が携帯電話として動作する場合、カジノは、ユーザ912に電話をして宣伝、割引又はゲストに関するサービスを提供するために、ゲーム装置913を使用してもよい。例えば、カジノは、ゲーム装置913のユーザ912に電話をして、ホテル及び/又は旅行の予約を確認してもよい。前述の位置確認技術を使用して、ゲーム装置913は、ユーザ912がNevada州に到達したときに、スポーツの賭け又はパリミューチュエル方式(pari-mutuel)の賭けを可能にしてもよい。更なる例として、ゲーム装置913は、ユーザ912がカジノの敷地に到達したときに、カジノ型ゲーム活動を可能にしてもよい。
【0058】
前述のように、図9に関して説明したシステムは、ピアツーピア・ゲームサービスを提供するシステムの単なる例である。システム910は、詳細な説明の範囲及び要旨内で如何なる数の方法で変更されてもよいことが容易に分かる。例えば、2つのデータベース922及び926が図9に図示されているが、ゲームシステム910は、必要に応じてより少ない又はより多いデータベースを有してもよいことが一般的にわかる。従って、データベース922及び926に格納されているとして前述した情報は相互排他的ではないことがわかる。データベース922に格納されているとして前述した情報の一部又は全部は、データベース926に格納されてもよく、サービスプロバイダ914及びゲームシステム910の中又は外の他のデータベースに格納されてもよい。同様に、データベース926に格納されているとして前述した情報の一部又は全部は、データベース922に格納されてもよく、サービスプロバイダ914及びゲームシステム910の中又は外の他のデータベースに格納されてもよい。
【0059】
図10は、本発明の実施例によるピアツーピア無線ゲームシステムを提供する例示的な方法1010を示している。この方法は、ステップ1012においてデータネットワーク916を提供することで始まる。データネットワーク916は、プライベートデータネットワークである少なくとも1つの部分を有する。図1に関して前述したように、プライベートデータネットワーク916は、CDMA(Code Division Multiple Access)、TDMA(Time Division Multiple Access)、GSM(Global System for Mobile Communication)、GPRS(General Packet Radio Service)、WiFi(802.11x)、WiMax(802.16x)、PSTN(Public Switched Telephone Network)、DSL(Digital Subscriber Line)、ISDN(Integrated Services Digital Network)、Bluetooth及び/又はケーブルモデムを含んでもよい。
【0060】
データネットワーク916は、複数のゲーム装置913と通信する。複数のゲーム装置913は、移動電話、携帯情報端末(PDA)、コンピュータ、ミニコンピュータ、又は前記若しくは他の適切なゲーム装置の組み合わせを含んでもよい。ステップ1014において、データネットワーク916は、複数のゲーム装置913にゲームサービスを提供するために使用される。様々な実施例で、ゲームサービスにより、ゲーム装置913のユーザ912は、ゲーム又はスポーツ活動に関するゲームサービスアプリケーション924のライブラリにアクセスすることが可能になり得る。例えば、提供されるゲームサービスにより、ユーザ912は、ゲーム装置913を使用して仮想又は現実のブラックジャックゲームに参加することが可能になり得る。他の例として、提供されるゲームサービスにより、ユーザ912は、スポーツイベント(非限定的に、ゴルフトーナメント等)の結果について賭けを行うことが可能になり得る。更に他の例として、提供されるゲームサービスにより、ユーザ912は、ゲーム又はスポーツの参加者の成績について賭けを行うことが可能になり得る。
【0061】
ステップ1016において、ゲーム要求は、第1のゲーム装置913aの第1のユーザ912aから受信される。特定の実施例では、ゲーム要求は、第1のユーザ912aが参加することに関心のあるゲーム活動を特定してもよい。更に又は代替として、要求は、進行中の仮想又は現実のゲーム活動に対応するサービスアプリケーション925を特定するための検索基準としてステップ1018で使用され得るユーザ指定パラメータを有してもよい。特定の実施例では、進行中の仮想又は現実のゲームセッションは、ゲーム装置913のユーザ912でもある更なる参加者を含んでもよい。
【0062】
ステップ1020において、第1のユーザ912aに関連するゲーム装置913aは、第1のユーザ912aがゲーム活動にインタラクティブに参加することを可能にすることができる。ゲーム活動が他の仮想の参加者(第2のゲーム装置913bの第2のユーザ912b等)を含む場合、第1及び第2のユーザ912a及び912bは、単一のゲームセッションにインタラクティブに遠隔から参加することが許容されてもよい。特定の実施例では、第1及び第2のユーザ912a及び912bは、ハウスに対して競ってプレイしてもよい。このことは、ゲーム活動がブラックジャック、パイ・ゴウ、カリビアン・スタッド、又は他のカジノ型テーブルゲームを含む場合にも適用可能になり得る。他の実施例では、第1及び第2のユーザ912a及び912bは、相互に競ってプレイしてもよい。このことは、ゲーム活動がポーカー、スポーツイベントの賭け、運動競技の賭け、宝くじ及び賞のコンテスト、又はキノを含む場合にも適用可能になり得る。更に他の実施例では、第1のゲーム装置913aの第1のユーザ912aは、第2のゲーム装置913bの第2のユーザ912b又はゲーム活動の他の参加者の成績について賭けを行うことを許可されてもよい。
【0063】
図10に関して説明した方法は、ピアツーピア・ゲームサービスを提供する方法の単なる例であることがわかる。方法1010は、詳細な説明の範囲及び要旨内で如何なる数の方法で変更されてもよいことが容易にわかる。例えば、記載の方法1010は、遠隔のユーザ912が1つ以上の他の遠隔のユーザ912を含む既存のゲームに参加することを可能にするが、方法1010はまた、遠隔のユーザ912が新しいゲームを開始し、更なる参加者を要求することも可能にし得ることが一般的に分かる。更に、ある実施例では、方法1010は、遠隔のユーザ912がゲームの位置(カジノのフロア等)での現実のゲームを表すゲームに参加することを可能にし得る。
【0064】
無線ゲームシステムの様々な実施例の他の態様が、図2〜8に図示されている。例えば図2に示す一実施例によれば、通信ネットワークはセルラネットワーク22を有する。セルラネットワーク22は、複数の基地局23を有し、この基地局のそれぞれは、対応するサービスエリア25を有する。基地局技術は一般的に知られており、基地局は典型的なセルラネットワークにある如何なる種類のものでもよい。基地局は重複するサービスエリアを有してもよい。更に、サービスエリアはセクタ化されてもよく、セクタ化されなくてもよい。ネットワークはまた、移動局24を有する。移動局24は、ユーザによりゲームシステムにアクセスし、ゲームシステムで利用可能な活動に参加するために使用されるゲーム通信装置として機能する。ユーザは、無線信号の送信及び受信を介して、基地局のネットワークに接続される。通信ネットワークはまた、少なくとも1つの音声/データスイッチを有する。少なくとも1つの音声/データスイッチは、専用のセキュア地上線を介してネットワークの無線部分に接続されることが好ましい。通信ネットワークはまた、ゲームサービスプロバイダを有する。ゲームサービスプロバイダも同様に、専用のセキュア地上線を介して音声/データスイッチに接続される。音声/データスイッチは、例えば移動交換センタ(MSC:mobile switching center)を介して基地局の無線ネットワークに接続されてもよく、地上線は音声/データスイッチとMSCとの間に提供されてもよい。
【0065】
ユーザは、通信ネットワークと通信する移動局を用いて、従って通信ネットワークの一部である移動局を用いてゲームシステムにアクセスする。移動局は、前記のネットワークと接続して動作可能な如何なる電子通信装置でもよい。例えば、特定の実施例では、移動局は携帯電話を有してもよい。
【0066】
例えばセルラネットワークの場合、ゲームシステムは、プライベート・ラベル・キャリア・ネットワークの使用を通じて可能になることが好ましい。各基地局は、プライベート・セキュア音声及び/データ伝送を移動局のハンドセットに対して送受信するように、セルラキャリアによりプログラムされる。ハンドセットは、ゲームソフトウェアとキャリアの認証ソフトウェアとの双方で予めプログラムされることが好ましい。基地局は、スイッチへのプライベートT-1回線を介して通信する。ゲームサービスプロバイダは、ゲームサービスプロバイダにより制御されるゲームサーバに呼を中継するプライベートT-1又はT-3回線をリースする。ゲーム委員会のようなゲーム規則機関により必要な場合には、暗号化が電話に導入されてもよい。
【0067】
セルラネットワークは、プライベートの閉鎖システムであることが好ましい。移動局は基地局と通信し、基地局はゲーム管轄内にある中央スイッチに接続されている。スイッチでは、音声電話はローカル又は長距離を介して転送される。特定のサービスプロバイダのゲームトラヒックは、中央スイッチからホスト位置のゲームサーバに転送される。ホスト位置はカジノでもよく、他の位置でもよい。
【0068】
加入者が特定のゲームアプリケーションを開始すると、ハンドセットは、完全にゲーム管轄内になるように設計されたセル又はセクタを備えた特定の基地局のみと通話する。例えば、基地局が州境を通じて信号を受信又は送信するのに十分に近い場合、装置と通信することはできなくなる。顧客がゲーム用の装置を使用する場合、必要に応じてシステムは音声電話の発信又は受信を妨げてもよい。更に、必要に応じて音声は完全に除去されてもよい。更に、装置はインターネットに“接続”することを許可されないことが好ましい。このことは、賭けがゲーム管轄の境界内で生じて終了し、“プライベート”無線システムが回避又は迂回され得ないという高度の確実性を確保する。特定の実施例では、何らかのデータ及び/音声トラヒックは少なくとも部分的にインターネットで通信されてもよいが、通信パスはインターネットを含まないことが好ましい。代替として、ある実施例では、特定の非ゲーム情報は、インターネットを含むパスで転送されてもよいが、システムのゲーム活動に関する他の情報は、インターネットを含まないパスで転送される。
【0069】
図3に示すように、ゲーム通信装置32はネットワーク34でゲームサービスプロバイダと通信している。ゲームサービスプロバイダは、1つ以上のサーバを有することが好ましく、1つ以上のサーバに様々なゲーム及び他のアプリケーションが存在する。図3に示すように、ある例のゲームアプリケーションは、競馬及び他のスポーツ、金融取引所、カジノ及び/又は仮想カジノ、娯楽及び他のイベント交換、並びにニュース及びリアルタイム娯楽を含む。これらのアプリケーションのそれぞれは、1つ以上のソフトウェアモジュールで具現されてもよい。アプリケーションは如何なる可能な組み合わせで組み合わされてもよい。更に、これらのアプリケーションは網羅的ではなく、記述した又は潜在的なゲーム若しくは関連活動のいずれかに関連する環境をユーザに提供するために、他のアプリケーションが存在してもよいことがわかる。
【0070】
例えば図4に示すように、他の実施例では、通信ネットワークはプライベート無線ネットワークを有する。例えば、プライベート無線ネットワークは、“ゲームスポット”又は“娯楽スポット”をカバーする802.11x(WiFi)ネットワーク技術を有してもよい。図4では、様々なWiFiネットワークがネットワーク41として示されている。ネットワーク41は、802.16x(WiMax)技術に限定されず、これを含むプライベート無線ネットワークを提供するために、他の通信プロトコルを使用する。更に、ネットワーク41は、相互接続されてもよい。また、ゲームシステムは、図4に示すネットワークの組み合わせを有してもよい。例えば、プライベート無線ネットワーク16と、マルチチャネルアクセスユニット又はセクタ化基地局42を有するセルラネットワークと、1つ以上の衛星46を有する衛星ネットワークとの組み合わせが図示されている。
【0071】
プライベート無線ネットワークに関して、特定の実施例の技術は小さい地域をカバーし、非常に高速のスループットを提供するため、プライベート無線ネットワークは、ゲームサービスプロバイダ製品の位置及び識別確認についてのゲーム委員会のニーズに特に非常に適している。ネットワーク41により可能になるゲームスポットは、現在のカジノ地域48、新しい地域(スイミングプール、湖又は他のリクリエーション地域)49、カジノ48又はホテル45及び47にあるようなゲストルーム及びレストラン、住宅地域40、及び他の遠隔ゲーム地域43を有してもよい。図4に示す全体のゲームシステムの構成は、例のみとして示されており、本発明の範囲内で変更されてもよい。
【0072】
一実施例では、ゲームシステムのシステムアーキテクチャは以下のものを有する。
(1)大部分は802.11x(WiFi)及び/又は802.16x WiMax技術と、ロバストなセキュリティ及び認証ソフトウェア(バイオメトリック、顔認識ソフトウェア、虹彩の走査)と、ゲームソフトウェアと、Windows(登録商標)又はSymbianオペレーティングシステムが統合された移動キャリア認証済ハンドセットと以下のものとで構成される無線LAN(Local Access Network)構成要素
(a)無線データ保護に対して安全なCDMA技術
(b)少なくとも2つのレイヤのユーザ認証(移動キャリアにより提供されるもの及びゲームサービスプロバイダにより提供されるもの)
(c)ゲームサーバへの強制トンネリング(スタティックルーティング)
(d)アプリケーションレイヤでのエンド・ツー・エンド暗号化
(e)最新技術のファイヤウォール及びDMZ技術
(2)ライセンス及びライセンス免除のポイント・ツー・ポイント・リンクと、ライセンス及びライセンス免除のポイント・ツー・マルチポイント技術とで構成されるMWAN(Metropolitan Wireless Access Network)
(3)無線サービスが到達できない場所に接続性を提供するプライベートMAN(Metropolitan Access Network)T-1及びT-3回線
(4)移動スイッチからゲームサーバへの冗長プライベート回線通信
それぞれの“ゲームスポット”又は“娯楽スポット”は、MWAN/MANを介して中央の冗長ゲームサーバに接続されることが好ましい。プライベート無線ネットワーク41にアクセスするために、ゲーム通信装置は、WiFi若しくはWiMax可能PDA又はミニラップトップであることが好ましく、第3者のパートナーにより管理される必要はない。
【0073】
ゲームシステムは、位置確認機能を有することが好ましい。位置確認機能は、位置が1つ以上の基準を満たすか否かに応じて、遠隔位置からのゲームを許可又は無効にするように動作可能である。例えば、基準は、ゲームが法律により許可されている所定の地域内に位置があるか否かでもよい。他の例として、基準は、位置が学校のようなゲーム禁止地域であるか否かでもよい。システムで使用される位置確認技術は、“ネットワーク型”及び/又は“衛星型”技術を非限定的に有してもよい。ネットワーク型技術は、例えば多角測量、三角測量及びジオフェンシング(geo-fencing)のような技術を有してもよい。衛星型技術は、例えばグローバル・ポジショニング衛星(GPS:global positioning satellite)技術を有してもよい。
【0074】
前述のように、セルラ手法は、少なくとも1つのセルラ、移動、音声及びデータネットワークの使用を有することが好ましい。例えばNevada州のような特定の管轄でのゲームでは、Nevada州境の外で賭けが行われる可能性を避けるため、この技術は、三角測量、グローバル・ポジショニング衛星(GPS)技術及び/又はジオフェンシングを有してもよい。一実施例では、ネットワークはNevada州のような特定の管轄の全てをカバーするとは限らない。例えば、ネットワークは、特定の基地局のセルラ範囲が州境又は管轄の他の境界をまたぐ地域をカバーしない。これは、賭けが州の外から開始又は終了する機会を予防するために、位置確認の使用を許容するために行われる。三角測量は、無許可の位置からのゲームを妨げる方法として使用され得る。三角測量は、例えばそれぞれGPS座標を有する複数の基地局で受信される単一の移動局からの信号強度を比較することにより、実現され得る。この技術は、移動局の位置を正確に示すために使用され得る。位置は、地図又は他のリソースと比較され、移動局のユーザが学校のような無許可の地域にあるか否かを決定し得る。代替として、GPS技術がこれらの目的に使用されてもよい。
【0075】
図5に示すように、ゲームシステムは、複数のゲーム通信装置54、55及び56を有する。装置54はゲーム管轄58の外側にある。装置55及び56は双方ともにゲーム管轄58の内側にある。しかし、装置56のみが、複数の基地局53のサービスエリアにより確立されるジオフェンス(geo-fence)57内にある。従って、装置56を介したゲームを可能にするが、装置54及び55を介したゲームを無効にするために、ジオフェンシングが使用され得る。ゲーム管轄58内にあるいくつかのゲーム通信装置(装置55等)は、ゲームシステムへのアクセスを許可されていない場合であっても、ジオフェンス57は、管轄58の外側のゲーム通信装置がアクセスを許可されないことを確保する。
【0076】
ジオフェンシングは位置を指定しない。むしろ、移動局が特定の境界内にあることを確保する。例えば、ジオフェンシングは、州境の外側の移動局がゲームシステムにアクセスしないことを確保するために使用され得る。他方、三角測量は正確な位置又はほぼ正確な位置を指定する。例えば、図5に示すように、装置56は、装置56の位置を決定するために、3つの基地局53の間で三角測量される。三角測量は、ギャンブルが許可されていない特定のスポット(例えば学校等)に移動局のような装置があるか否かを特定するために使用されてもよい。本発明と共に使用される位置決定技術は、Federal Communication Commission(FCC)のPhase 2 E911の要件を満たすことが好ましい。ゲーム通信装置の特定座標とGISマップ機能又は要素を比較し、装置がゲームに許可されていない地域にあるか否かを決定するために、GIS(Geological Institute Survey)マッピングも使用されてもよい。三角測量、ジオフェンシング、グローバル・ポジショニング衛星(GPS)技術又は他の種類の位置決定技術のように、如何なる種類の位置確認が使用されてもよい点に留意すべきである。位置決定技術は、ユーザが許可されたゲーム地域内にいるという許容程度の信頼性を確保又は提供するために使用され得る。
【0077】
他の実施例では、位置確認は、その他の識別番号又はネットワーク若しくはネットワークの一部がゲーム通信装置にアクセスされていることを示す情報を使用して、チャネルアドレス検査又は位置確認を使用して実現される。この目的に識別番号を使用することを仮定すると、一例として位置検査の一方法によれば、参加者は移動電話を介してゲームシステムにアクセスする。移動電話の識別番号又は移動電話によりアクセスされているネットワーク構成要素の識別番号は、移動ネットワークへの発信者の接続を特定する。番号は、発信者が所定の地域内に存在し、特定の移動ネットワークにいるという事実を示す。サーバアプリケーションは、ネットワークを介してこの情報をゲームサービスプロバイダに通信するために、移動電話に存在してもよい。関連の実施例では、識別番号又は情報は、第1のネットワークプロバイダから第2のネットワークプロバイダに渡される。例えば、発信者のホームネットワークは、第2のプロバイダにより提供されるものでもよいが、発信者は第1のプロバイダにより提供されるネットワーク(及び管轄内)でローミングする。第1のプロバイダは、識別情報を第2のプロバイダに渡し、発信者が関連のゲーム活動を許可されている所定の地域内にいるか、許可されていない所定の地域内にいるかを第2のプロバイダが決定することを可能にする。ゲームサービスプロバイダは、様々な可能な世界中の移動ネットワークの識別番号を地理的範囲にマッピングするデータベースを保持する、又はデータベースにアクセスする。本発明は、移動電話と接続されているネットワーク、ネットワークの一部又はネットワーク構成要素を示す何らかの番号又はプロキシを使用することを考慮する。識別番号は、基地局又は基地局のグループ、回線、チャネル、トランク、スイッチ、ルータ、リピータ等のうち1つ以上を示してもよい。
【0078】
他の実施例では、ユーザが移動電話をゲームサーバに接続するときに、ゲームサーバは、ネットワーク識別情報を引き出し、この情報をゲームサービスプロバイダに通信する。ゲーム通信装置に存在するソフトウェアは、ユーザによるログイン又はアクセスのときに(少なくとも部分的に識別情報に基づいて)ユーザの位置を決定し、メッセージをゲームサービスプロバイダに送信する機能を組み込んでもよい。位置を決定するために使用される識別番号又は情報は、国特有、州特有、町特有又は他の定義可能な境界に特有でもよい。
【0079】
いずれかの位置決定方法に関連して、ゲームシステムは定期的に位置決定情報を更新してもよい。例えば、このことは、無許可の地域へのゲーム通信装置の移動がログイン又は初期アクセス時だけではなく、ゲーム中に検出されることを確保するために、所定の時間間隔でゲームセッション中に行われてもよい。
【0080】
従って、使用される位置決定技術に応じて、ゲーム活動を許可又は抑制するか否かの決定は、ゲーム通信装置、ゲームサーバ、又はゲーム通信装置とゲームサーバ(例えば基地局等)との間で情報を送信するために使用されている通信ネットワークの他の構成要素で行われてもよい。
【0081】
無許可の地域でのゲームを妨げることに関するプライベート無線ネットワークの態様は、ゲーム通信装置へのRFID(Radio Frequency Identification)のようなセンサの配置である。ユーザが装置を許可されたゲーム地域の外側に持ち出すと、センサはアラームを起動する。更に、装置は不動の物体に“束縛”されてもよい。ユーザはID及びパスワードを使用して、このような装置に単にログインしてもよい。
【0082】
図6に関して、本発明による方法の例示的な実施例について以下に説明する。前記のように、ソフトウェアはゲーム通信装置にロードされることが好ましく、ゲーム用の入力データを受信するように動作可能である。入力データは、ゲームサーバに存在する関連のゲームソフトウェアで発生してもよく、ゲーム通信装置のユーザにより入力されてもよい。装置のソフトウェアは、ゲーム環境の表示を提示するように動作可能である。このことは、とりわけ、ブラックジャックテーブル又はスロットマシンのようなテーブルゲームの表示を有してもよい。ゲーム環境の表示の他の例は、ここに記載した他のアプリケーションのいずれかのグラフィック表示を有する。
【0083】
図6に示す方法の例では、第1のステップ602において、ゲーム通信装置が起動される。これは、電話、PDA又はこのどこかに記載した他の通信装置をオンにする機能として行われてもよい。起動は、ゲーム通信装置をプライベートデータネットワークに接続することを有することが好ましい。起動の一部は、プロンプトでのログインを有する。このことは、ゲーム通信装置のユーザ認証の第1レベルとして考えられてもよい。ユーザ認証の第2レベルは、ゲーム通信装置自体の認証を有する。このことは、例えば移動キャリアによる移動局の認証により生じてもよい。ユーザ認証の第3レベルは生体測定を有してもよい。様々な例の生体測定は、指紋識別、写真識別、網膜スキャン、声紋照合等を非限定的に有してもよい。
【0084】
次のステップ604において、ユーザはゲーム環境を提示される。ゲーム環境は様々な段階で提示されてもよい。例えば、第1の段階では、ゲーム環境は、ユーザが特定のゲームオプション(例えば、ゲーブルゲーム、スロット、スポーツブック(sports book)、ビデオポーカー及びカジノの会計を含む)を提示されるカジノのロビーを有してもよい。次の段階では、ユーザはカジノのロビーから選択された活動の形式の任意選択のインスタンスを提示されてもよい。
【0085】
次のステップ606において、ユーザは特定のカジノのテーブルゲームのような活動を選択する。ステップ608において、ユーザは選択された活動に関する1つ以上のオプションを提示される。ステップ610において、ユーザはオプションを選択する。例えば、この時点で、ユーザは賭けを行い、カードを引き、レストラン又はレストランのメニュー項目を選択し、ニュースソース又はニュース記事を選択し、金融取引所で売買購入を行い、所定の映画について金額以上/以下の特定のボックスオフィス興行について賭けを行う等する。ユーザ入力のオプションは無数である。ステップ612において、ゲーム通信装置に存在するソフトウェアは、ユーザにより入力されたオプションを受け入れ、ゲームサーバに存在するソフトウェアに入力データを送信する。ステップ614において、ゲームサーバソフトウェアは、入力データで動作する。
【0086】
この時点の動作は、結果及び/又は金額を決定すること、他のサーバ及び/又はソフトウェアアプリケーションにアクセスすること、情報を取り出すこと、ユーザに応答を準備すること等を有してもよい。結果及び/又は金額を決定する動作は、例えばユーザがギャンブル活動に関して賭けを行うために装置を使用しているときに行われてもよい。テーブルゲーム又はスロットマシンのような特定のギャンブル活動では、結果(すなわち、ユーザが勝ちであるか負けであるか)を決定するために乱数生成器が組み込まれてもよく、ゲームサーバソフトウェアはまた、賭けた金額と何らかの適用可能なオッズとに基づいて、勝ちの金額又は負けの金額を決定する。他のサーバ及び/又はソフトウェアアプリケーションにアクセスする動作は、例えばユーザがサービス活動(ニュースサービスにアクセスすること、予約を行うこと、レストランで食事及び飲み物の注文を行うこと、又は小売を行うこと等)に関与したときに生じてもよい。情報を取り出す動作は、ゲームサーバソフトウェアがユーザにより要求された特定の種類の情報を取り出す目的で他のサーバにアクセスすることを促されたときに生じてもよい。
【0087】
ステップ616において、ゲームサーバソフトウェアは、ユーザの入力データへの応答を準備することが好ましい。ステップ618において、ユーザは応答を確認する。例えば、ギャンブルの場合、ユーザはディーラが降参したためブラックジャックの持ち札で勝ち、五分五分の賭け率で$50の賭けに基づいて支払いが$100であることを確認してもよい。ステップ620において、ユーザはログアウトする。
【0088】
ユーザがギャンブルしている状況で、図6に関して説明した一連のステップ(又はサブセット若しくは変更した一連のステップ)の後に、ユーザはカジノに物理的に入り、支払い及び/又は精算(例えばクレジットの拡大又は事前のデポジットを含み得る)のためにカジノの会計に進む。一実施例では、ユーザが賞金を収集することができる前に、待ち時間(例えば24時間)が存在する。待ち時間の目的は、不正監視の時間を許容するためである。待ち時間は差引勘定の金額に依存してもよい。例えば、ユーザが$5,000未満を借りている場合、待ち時間は12時間でもよい。ユーザが$5,000と$10,000との間で借りている場合、待ち時間は24時間でもよい。ユーザが$10,000より多く借りている場合、待ち時間は48時間でもよい。
【0089】
ゲーム通信装置の動作継続期間、特定のセッションの継続期間及び/又は特定の活動の継続期間は、如何なる数の異なるパラメータに従って制御されてもよい。例えば、継続期間は、所定量の時間又は期間に基づいてもよい。ゲーム通信装置の動作は、所定の期間の終了時に終了してもよい。他の例として、動作は、特定の日時の発生までのみ許可されてもよい。代替によれば、管理者又は様々な活動のうちいずれかでのトランザクションへの他の関係者が、期間又は時間量を決定してもよい。更に他の代替によれば、継続期間は、ユーザが特定の場所に出入りするようなイベントの発生時に終了してもよい。動作の継続期間は、未使用の期間に基づいて動的に決定されてもよい。換言すると、使用されていない所定の時間の後に、装置は“タイムアウト”して停止してもよい。期間又は時間量は、累積的に決定されてもよい。例えば、活動は、併せて5時間の期間のみ許可されてもよい。5時間への時間のカウントは、ユーザの位置に応じて中止及び開始してもよい。他の例として、ユーザが所定の期間より長く特定の位置に出入りしない限り、活動が許可されてもよい。
【0090】
同様に、ゲーム通信装置の動作及び/又はユーザが特定の活動に関与する能力は、特定の日時の間若しくはイベントの前の特定の期間又はユーザへの通知後の特定の期間にのみ許可されてもよい。また、動作及び/又はアクセスは、ユーザの位置に基づいて制御されてもよい。例えば、ユーザが特定のショーが夕方に行われる特定のカジノにいる場合、ユーザは、ショーのチケットがショーの前の指定の期間に入手可能になることを通知されてもよい。ユーザがショーの前の指定の期間の間にカジノにいる場合にのみ、ユーザはショーのチケットを購入する活動に関与することを許可されてもよい。例えば、ユーザは、ショーの開始時間前の5分までカジノにいる場合に、チケットを購入することができてもよい。同様に、装置の動作は、ユーザの位置及び対応する期間に基づいて制限されてもよい。例えば、ショーが行われている又は行われようとしている場所にユーザがいる場合、ショーの前の5分から始まりショーの終了の5分で終わる期間の間に、装置は(自動的に又はユーザ以外の関係者により)停止されてもよい。
【0091】
他の代替によれば、1つの活動の継続期間又は実施可能性は、他の活動をしているユーザの参加により決定されてもよい。例えば、ユーザが所定のカジノで十分にギャンブルをしている場合に、ユーザは特定のレストランで夕食の予約を行うことを許可されてもよい。このように、ゲーム通信装置を介したユーザの活動に基づいて、ボーナス又は無料招待券が決定又は管理されてもよい。
【0092】
データは、ゲーム通信装置とゲームサービスプロバイダにより制御されるサーバとの間でのゲーム活動の間に往復して送信されることが好ましい。通信のパスの例を図7に示す。ゲームデータ(ユーザにより行われた賭け)は、ゲーム通信装置701から基地局702(又はWiFi若しくはWiMaxネットワークのようなプライベート無線ネットワークの場合には送信機)に送信される。基地局702は、ネットワーク703を通じてハブ又はゲートウェイ704にデータを中継する。次に、ハブ又はゲートウェイ704は、ゲームサービスプロバイダにより動作されるゲームサーバ705にデータを中継する。ゲーム通信装置701からネットワーク703への通信は、無線通信を有することが好ましい。これは、如何なる種類の既知の無線通信又は如何なる種類の将来利用可能な無線通信でもよい。許容される無線通信プロトコルの例には、CDMA、GSM及びGPRSが含まれる。
【0093】
ネットワーク703からゲートウェイ704及びサーバ705への通信は、安全な地上回線で行われることが好ましい。図7は、一例の通信ネットワークにすぎず、本発明は、データがゲーム通信装置701からサーバ705に送信され得る他のネットワークをカバーすることがわかる。データがゲーム通信装置701からサーバ705に送信されることに応じて、データは最初の送信のパスと基本的に反対のパスを通じてゲーム通信装置701に返信されることが好ましい。ここに記載する方法及び装置の少なくとも特定の実施例では、ユーザは実際にはゲーム通信装置でゲームを行っていない点に留意すべきである。むしろ、ユーザは実際にはゲームサービスプロバイダにより制御されるサーバでゲームを行っている。このサーバはカジノ内に存在してもよい。
【0094】
勝ち負けの支払い及び/又は受領に関して、1つの可能な手法は以下の通りである。カジノのホテルにチェックインすると、ホテルの代表者は、ゲストがゲーム通信装置にアクセスしたいか否かについて、ゲストに尋ねてもよい。ゲストがこのようなアクセスを希望する場合、ホテルの代表者は、クレジット型デポジット又は他のデポジットと交換に、ゲーム通信装置をゲストに提供してもよい。ゲストは無線ゲームのアカウントにお金を預ける。ゲストのアカウントの差引勘定情報は、ゲストのアカウントファイルにロードされ、このゲストのアカウントファイルは、ゲームサーバにより保持されることが好ましい。ユーザは、例えばカジノの会計でクレジットアカウントを確立することにより、及び/又は現金をカジノの会計で支払うことにより、金をゲームアカウントにロードしてもよい。多数の他の選択肢が存在し、この処理は単なる例である。ゲストアカウント又はゲーム通信装置は、資金を予めロードされてもよい。資金は、ゲームセッション中に預けられてもよい。例えばユーザがゲーム環境からカジノの会計活動を選択し、アカウントに資金を追加するように会計に指示したときに、このことが生じてもよい。金融サブシステムはまた、ユーザのアカウントに関連する金融トランザクションを行うために、アカウントカード技術(ATMカード、クレジットカード、価格記憶カード、ギフトカード等)を利用してもよい。更に、ユーザは、ゲーム通信装置を介して又は他の遠隔装置(現金自動預払機(ATM))で命令を入力することにより、遠隔で支払いを受領してもよく、支払いを行ってもよい。他の遠隔装置は、カジノ、ホテル、ゲームサービスプロバイダ又はゲーム活動に関与する他のエンティティにより動作されるゲームサーバ又は他のサーバと電子通信する。例えば、ユーザは遠隔から(例えばゲーム通信装置を介して)レストランで注文を行ってもよい。次に、ユーザは、食事の注文のゲーム活動の金融トランザクション要件に対応する命令を受領するように動作可能なATM型機械で、食事の前払いを行ってもよい。
【0095】
本発明の固有の態様は、ユーザにより着手されたゲームトランザクションの電子記録を確立することを有する。これは、ユーザにより行われた全てのキーストロークの電子記録であるキーストロークのログの利用により実現されることが好ましい。これに関するキーストロークのログの利用により、前例のないユーザのゲーム活動の監視が可能になる。論争のときに、キーストロークのログを参照し、例えばユーザが実際に特定の賭けを行ったか否かを容易に決定し得る。
【0096】
電子記録の更なる可能な態様は、ゲーム制御委員会又は他の監督機関が、システムで行われたゲーム活動の定期的な自主監視を行うために、直接的に電子記録にアクセスすることを可能にすることである。他の可能な態様は、操作機械に対してポリシーを可能にすることである。例えば、ゲーム制御委員会(又は他の監督機関)は、ゲーム通信装置を取得し、(例えばキーストロークのログで示す結果を比較することにより)電子記録データベースの記録に対して長期でのテスト結果を比較することが可能になる。このことは、基本的にテスト用の電子アクセスを有する。
【0097】
図8に示す本発明の他の実施例では、船型ゲームシステムが提供される。このシステムは、客船802(例えばクルーズ船等)を有する。このシステムは、通信ネットワークに接続された1つ以上のゲーム通信装置806を有する。図8に示すネットワークは、LANを介して基地局コントローラ(BSC:base station controller)810に接続された基地局808を備えた移動ネットワークを有する。BSC810はT1インタフェースを介して第1のVSAT(Very Small Aperture Terminal)モデム812に接続され、第1のVSATモデム812は第1の衛星814と通信する。第1の衛星814は第2の衛星814から信号を送受信するように動作可能であり、第2の衛星814は第2のVSATモデム812と通信する。第2のVSATモデム812はゲームサービスプロバイダ816にあるゲームサーバ818と通信する。ゲームサーバはゲームデータベース820に結合される。この場合にも同様に、図8に示すネットワーク構成は単なる例であり、他の構成も本発明の範囲内である。船上事務処理部門822が提供されることが好ましい。データは、(好ましくは陸上の)第2のVSAT受信機及びモデムに中継するために、船上VSATモデム及び送信機により第1の衛星に通信される。次に、データは移動局コントローラ(図示せず)を介してサーバ及び/又は中央データベースに通信される。
【0098】
対応するビジネスモデルは、クルーズ船と契約しているゲームサービスプロバイダを含む。クルーズ船は、例えばリピータを使用することにより、ゲームサービスプロバイダがクルーズ船を通じてサービスエリアを提供することを許可することに同意する。ゲームサービスプロバイダは、プライベート無線ネットワークを提供してもよく、この場合に、プライベート無線ネットワークの使用又はアクセスから生じる何らかの収益、及びゲーム活動からの収益は、クルーズ船とゲームサービスプロバイダとの全て又は何らかのサブセットに割り当てられてもよい。代替として、ゲームサービスプロバイダは、移動キャリア及び衛星プロバイダと契約してもよい。この場合、携帯電話からの収益及びゲーム活動からの収益は、クルーズ船と移動キャリアとゲームサービスプロバイダとの全て又は何らかのサブセットに割り当てられてもよい。
【0099】
ゲームシステムで行われるトランザクションに関するユーザ活動について複数のシナリオが存在する。一例のシナリオでは、ユーザは固定の位置にいるが、カジノの敷地に配置され得るゲームサーバから遠隔の位置にいる。例えばこのことは、ゲーム通信装置が特定の範囲を超えて移動することができないように、ゲーム通信装置が、固定の位置にある又は固定の位置に拘束されているキオスク又は他の通信装置である場合を含んでもよい。他の例のシナリオでは、ユーザは第1の位置でゲームトランザクションを開始し、第1の位置と異なる第2の位置でトランザクションを終了する。他の例のシナリオでは、ユーザは単一のゲームトランザクション中に移動している。他の例のシナリオでは、ユーザは第1の許可地域内を移動しており、(ゲームトランザクション中に)ユーザは第1の許可地域の外に許可されていない地域を通じて遠隔の第2の許可地域まで移動する。
【0100】
代替実施例では、ゲームシステムは、“カーブ・ツー・カーブ(curb-to-curb)”ゲームシステムとして動作するように構成されてもよい。このようなシステムでは、通信パスは、ユーザが特定のサーバに対応する位置にいるか否かに基づいて、装置と特定のサーバとの間に確立されてもよい。例えば、ユーザが第1のカジノ又は第1のカジノに関連する許可地域に入り、これによって、第1のカジノにあるサーバ及び/又は第1のカジノにより制御されるサーバと装置との間の通信パスの確立を起動してもよい。ユーザが第1のカジノの敷地にいる場合、ユーザは、第1のカジノでブラックジャックを行うことのような活動に参加することが可能になる。次に、ユーザが第1のカジノを離れると、ゲームシステムは、第1の通信パス(すなわち、装置と第1のカジノのサーバとの間)を終了し、若しくは装置を停止し、及び/又は第1のカジノに関連する活動に参加するために装置を使用するユーザ機能を終了するように構成されてもよい。ユーザが第2のカジノ又は第2のカジノに関連する許可地域に入ると、第2の通信パス(例えば第2のカジノにある第2のサーバ又は第2のカジノにより制御される第2のサーバと装置との間)が確立されてもよい。このように、ユーザは第1のカジノではなく、第2のカジノでブラックジャックを行うこと(又は他の活動に関与すること)が可能になる。
【0101】
他の例として、管轄内又は指定の地域内で、特定のカジノはしばしば他のカジノに関連している。このようなシナリオでは、ユーザが関連のカジノのいずれかに入ると、ゲーム通信装置と関連のカジノのグループ内の1つ以上のカジノとの間に適切な通信パスが確立され、これによって、ユーザが関連のカジノのグループ内の1つ以上のカジノでカジノゲームを行うこと(又は他の活動に関与すること)が可能になる。規制要件に応じて、好ましい構成は、ユーザが参加しようとするグループ内の特定のカジノでのサーバと通信パスを確立することでもよい。次に、ユーザが他のカジノに参加しようとすると、次のカジノで異なる通信パスが確立されてもよい。特定の状況で、及び同様に規制要件に応じて、ユーザ活動に関連する何らかの情報は、グループ内の1つより多くのカジノによりアクセス可能な中央サーバで保持されてもよい。
【0102】
他の例の実施例では、ゲームシステムは、相互作用する複数の無線ユーザを含むゲーム活動を可能にするために使用されてもよい。例えば、このシステムは、第1のユーザ及び第2のユーザが同じテーブルでゲームトランザクションを行い、第1のユーザにより選択されたオプションが第2のユーザに関する結果及びオプションに直接に影響を与えるテーブルゲーム(ブラックジャック等)を可能にしてもよい。第1及び第2のユーザのゲーム通信装置に提示されるゲーム環境は、他のそれぞれのユーザの存在及び活動を示すことが好ましい。ゲームシステムで相互作用する複数ユーザの他の例は、カジノに対して賭けを行う代わりに、又はこれに加えて、ユーザが相互に賭けを行うポーカーゲームの提供である。ユーザ間での相互作用の他の例は、第1のユーザがレストランの予約を行い、又はイベントのチケットを購入し、これによって第2のユーザに利用可能なオプションを減少させるこれによって第2のユーザに利用可能なオプションを減少させる場合である。
【0103】
ゲームサービスプロバイダは少なくとも以下の機能を提供することが好ましい。まず、ゲームサービスプロバイダは、1つ以上のゲームサーバを提供及び制御する。これらのサーバは、ゲームサービスプロバイダの範囲内に物理的に配置されてもよく、遠隔の位置に存在してもよい。前述のように、ゲームサーバはまた、カジノ、カジノのホテル、ラシノ(racino)、クルーズ船、競馬場等のように、ゲームプロバイダに存在してもよく、この近くに存在してもよい。ゲームサービスプロバイダはまた、トランザクション監視及びキーストロークのログ管理サービスのような監視サービスを提供してもよい。ゲームサービスプロバイダはまた、データ管理及びセキュリティサービスを提供してもよい。これらのサービスは網羅的であることを意図するのではなく、ゲームサービスプロバイダは、ゲーム処理を促進する他のサービスを提供してもよい。
【0104】
本発明は、電子的に行われ得る他の活動のための何らかのゲーム環境又は環境に関連して実装され得る点に留意すべきである。本発明は、Nevada州又は他の特定のゲーム管轄に限定されない。例えば、本発明は、New Jersey州のAtlantic City、国際管轄、ネイティブアメリカン・ゲーム施設(Native American gaming facility)、及びスロットマシン、ビデオくじ端末又は他のギャンブル装置も有する競馬場である“ラシノ(racino)”に関して用いられてもよい。例えば“ラシノ”に関して、本発明は、パドック地域で競走馬を見ている間に、スロットマシンゲームを行いたい参加者により使用されてもよい。このことは、スロットマシン地域が喫煙を許容しておらず、参加者が室外の喫煙地域からギャンブルをしたい場合に、望ましいことがある。代替として、スロットマシン地域が喫煙を許容し、ギャンブラが受動喫煙をすることを回避し得る地域からスロットマシンを行いたいと考える。ゲーム施設から離れた位置で何らかの主な活動を楽しみつつ、ゲーム参加者が遠隔ゲームに参加するために本発明を使用し得る多数の他のシナリオが考えられ得る。更に、本発明はゲームに限定されず、取引金融商品及び他の形式のイベント(選挙、受賞イベント又は他の活動等)での賭けのように、他のアプリケーションをも含み得る。
【0105】
他の例の実施例は、金融トランザクションを行う活動へのここに記載した方法及びシステムの1つ以上の適用を含む。従って、ゲーム通信装置は、ユーザがこのような金融トランザクションを行うことを可能にするように構成されてもよい。金融トランザクションは、金融機関を含む何らかのトランザクション(銀行取引、売買目的有価証券、又は管理401K等)又は他の投資ファンド資産を非限定的に含んでもよい。通信パスは、サーバ又は金融トランザクションを行うために必要な他のコンピュータのうちいずれかとユーザとの間に確立されることが好ましい。特定の他の実施例に関して、この活動に関与する能力は、位置及び/又は識別確認と時間又は継続期間の制限とを含む1つ以上のパラメータにより制御されてもよい。
【0106】
金融トランザクションを行うことは、ゲーム通信装置のユーザに提示される活動の1つでもよい。可能な金融トランザクションのいずれかは、下位活動として提示されてもよい。一例として、ユーザは特定の取引所に挙げられている有価証券を取引したいと考える。規則は、取引所で取引を実行するために、取引者が特定の管轄内にいることを要求する。取引所は自分の規則を有しており、取引者が敷地にいることを必要としてもよい。このどこかで記載した位置確認技術で、例えばユーザが特定の地理的範囲にいる場合にのみ、特定の金融トランザクション活動が可能になる。
【0107】
関連の特徴として、システムは、ユーザの信用力がトランザクションの関係者により検査され得ることに従って、又はユーザがクレジットに申し込んだことにより、クレジット確認機能を提供するように構成されてもよい。例えば、ユーザが$10,000の価値の特定の株式を購入しようとする場合、株式が取引されるときに、取引所にあるサーバ及び/又は取引所により制御されるサーバとユーザとの間に通信パスが確立されてもよい。ユーザのアカウントを管理するアカウントマネージャのサーバと取引所のサーバとの間に更なる通信パスが確立されてもよい。これらの通信パスにより、基本トランザクション(ユーザが株式を購入するもの)が可能になる。しかし、販売者のサーバ、取引所のサーバ及び/又はアカウントマネージャのサーバと、信用調査機関にあるサーバ及び/又は信用調査機関により制御されるサーバとの間に、更に他の通信パスが確立されてもよい。このパスにより、トランザクションへの関心のある関係者がトランザクションを可能にする前に、ユーザのクレジットを検査及び/又は許可することが可能になる。
【0108】
特定の実施例の一態様によれば、ゲーム通信装置のユーザは、装置から金融サービスプロバイダのサーバに接続し、“プッシュ・ツー・トレード(Push to Trade)”機能を提供し得る。更に又は代替として、ゲーム通信装置のユーザは、装置からゲームサービスプロバイダのサーバに接続し、“プッシュ・ツー・ベット(Push to Bet)”機能を提供し得る。前記及び他の同様の機能を可能にするために、装置は、“プッシュ・ツー・トーク(Push to Talk)”プロトコルを促進することができるように構成され、これにより、装置はトランシーバ(walkie-talkie)のように動作する。従って、装置は、プッシュ・ツー・トーク機能を可能にする如何なる適切なプログラム又はアプリケーションを有してもよい。ここで用いられる“プッシュ・ツー・トーク”という用語は、エンドユーザへの直接の接続機能を可能にする何らかのプロトコルを含む。広域の即座の交信を提供する全てのこのようなプロトコル(例えば、インスタント・トーク(Instant Talk)、Fastchat等)が“プッシュ・ツー・トーク”の広い意味に含まれる。
【0109】
プッシュ・ツー・トーク・プロトコルにより、所定の装置が如何なる数の他の装置(他の電話(移動又は固定電話)、パーソナルコンピュータ、ラップトップ等)に即座に接続することが可能になる。エンドユーザの接続は、何らかの従来のダイヤルにより、又は何らかの形式の自動ダイヤルを起動することにより、生じる必要はない。必要な接続を提供するために、簡単なボタンが押下されてもよい。タイミングに関して、(オリジナルのプッシュ・ツー・トーク技術を開発した)Nextelは、プッシュ・ツー・トーク・プロトコルが2秒以内に接続されることを示唆する。
【0110】
関連技術は、PoC(Push to Talk Over Cellular)である。PoCサービスは、トランシーバ(walkie-talkie)と携帯電話の接続性とを結合した一種のインタラクティブ・ボイス・メッセージングであり、ユーザがPoC可能ハンドセットでボタンを押下することで、他人又は友人と連絡先との全グループに迅速に接続することを可能にする。
【0111】
プッシュ・ツー・トーク・プロトコルにより、ユーザは、IP又はセルラネットワークでトランシーバ(walkie-talkie)の枠組みを使用することが可能になり、従来の双方向無線の境界の制限を減少させる。プッシュ・ツー・トーク・サービスは、分断的技術に基づく。何らかの従来の移動電話の会話中の待ち時間は問題である。従来の電話を行うことと比較したときに、プッシュ・ツー・トーク・プラットフォームの1つの魅力は、待ち時間の問題により誰かが回答するのを待つのではなく、個人又は個人のグループに直ちに話すことが可能になる点である。プッシュ・ツー・トーク機能の他の利点は、通常の電話より短い点であり、対応するエンドユーザの電話コストを削減する。Nextelは、平均のプッシュ・ツー・トーク電話は40秒間続くと推定している。プッシュ・ツー・トーク技術は、実質的に如何なるネットワーク通信とも互換性がある。例えば、プッシュ・ツー・トーク・プロトコルは、GSM及びCDMAを含むセルラ電話ネットワークに関して容易に用いられ得る。プッシュ・ツー・トーク機能に使用されるネットワーク装置は、現在Ericsson、Motrola、Siemens、Sony Ericsson及びNextelにより提供されている。
【0112】
プッシュ・ツー・トークは、ハンドヘルド装置をトランシーバ(walkie-talkie)に効率的に変えるため、エンドユーザがボイスメッセージをうまく送信することが可能になるだけでなく、即時データテキスト(一般的に“ダイレクトメッセージング”と呼ばれる)も可能になる。プッシュ・ツー・トークのメッセージングは、電話キーボードを介したテキストの遅くて扱いにくい入力処理を迂回することで、ショートメッセージングシステムに対してかなりの改善を示す。このことは、テキストメッセージングを迅速且つ効率的にする。
【0113】
“プッシュ・ツー・トレード”機能によれば、エンドユーザが電話を開始すると、金融サービスプロバイダは直ちにエンドユーザに接続される。一実施例では、金融サービスプロバイダは、顧客に対してこの機能に専用の1つ以上の電子取引デスクを有する。従って、全ての“プッシュ・ツー・トレード”要求がこの場所で受信され得る。他の実施例では、如何なる適切なエンティティ、仲介者、標準的な取引デスク、又は電子装置がこのようなプッシュ・ツー・トレード通信を受信してもよい。
【0114】
接続が確立されると、金融サービスプロバイダは、単にエンドユーザにより指示されたように取引を行ってもよい。例えば、接続時に、エンドユーザは参加しようとしている金融環境又は市場環境を提示されてもよい。取引デスクの代表者又は装置は、電子取引又は仲介支援取引を実行するために、エンドユーザに照会し得る。更に、金融環境は様々な段階で提示されてもよい。例えば、第1の段階では、金融環境は、ユーザが特定の金融オプションを提示される場合の全ての市場の金融の要約(例えば特定の市場の要約、選択された資産(例えば、商品、株式、債権等)の特定の価格、運転資本状態、購買力等を含む)を有してもよい。次の段階で、ユーザは、市場プラットフォームから選択された活動の種類の最適な実例を提示されてもよい。
【0115】
このプラットフォームから、エンドユーザは活動(特定の種類の取引等)を選択することができる。従って、ユーザは選択された活動に関する1つ以上のオプションを提示される。例えば、この時点で、ユーザは金融取引所で買い注文又は売り注文を行ってもよい。装置、サーバ又はこれらの双方に存在し得るソフトウェアは、ユーザにより入力されたオプションを受け取り、入力データを金融サービスプロバイダに送信する。次に、金融サービスプロバイダは、入力データで動作する。プッシュ・ツー・トーク技術は、監査又は確認目的で、トランザクションの音声ログに容易に対応する。従って、デジタル音声記憶装置が提供されてもよく、これにより、トランザクション(例えば、買い呼び値及び売り呼び値を含む)が記録される。更に、自動音声ログは(例えば電子メール又は従来の郵便サービスを介して)この情報をエンドユーザに戻してもよい。このことは、エンドユーザが全ての取引活動について適切な確認の受領を定期的に提供されるように、当然のように生じてもよい。
【0116】
この時点の動作は、取引の結果及び/又は金額を決定すること、他のサービス及び/又はソフトウェアアプリケーションにアクセスすること、更なる情報を取り出すこと、ユーザに適切な応答を準備すること等を非限定的に有してもよい。例えばユーザがアカウント及び所定の取引所に関して取引を行うために装置を使用している場合に、結果及び/又は金額を決定する動作が行われてもよい。従って、このことは、請求手数料、取引をカバーするためにアカウントから引き出された金額等を含み、実行された取引の正式な勘定を含んでもよい。例えばユーザがニュースサービスへのアクセスのようなサービス活動に関与する場合に、他のサーバ及び/又はソフトウェアアプリケーションにアクセスする動作が行われてもよい。ユーザにより要求された特定の種類の情報を取り出す目的で金融ソフトウェアが他のサーバにアクセスすることを促された場合に、情報を取り出す動作が行われてもよい。次に、金融サービスプロバイダはユーザの入力データへの応答を準備し得る。この動作が終了すると、ユーザは応答を確認し、セッションをログアウトして終了することができる。
【0117】
ここに記載したゲーム技術の他の用途で、“プッシュ・ツー・トレード”機能が使用され得る点に留意すべきである。例えば、ゲーム通信装置のユーザがカジノのゲーム範囲の外側の許可地域からブラックジャックを行う用途では、プッシュ・ツー・トレード機能により、ユーザがカジノのゲーム地域内で実際に行われているブラックジャックゲームに音声認識可能に参加することが可能になる。プッシュ・ツー・トーク技術により、ユーザは、従来の設定により生じる遅延なしに、特定の従来の通信プロトコルを壊す処理なしに、実際のブラックジャックのテーブルに迅速且つ仮想的に“座る”ことが可能になる。また、ユーザがゲームに参加しているときに、特定の移動通信システムの遅延問題を生じずに、ユーザは口頭でディーラ又は物理的にテーブルにいる他のプレイヤと通信することができる。
【0118】
少なくとも1つの実施例では、本発明は管轄制御を提供する。管轄制御は、ゲームを許可される地理的範囲に制限する。本発明はまた、年齢/身元確認機能をも提供し得る。このことは、網膜走査、指紋識別、声紋照合、又は他の生物測定を含む何らかの適切な技術を通じて実現され得る。身元確認もまた、(例えばデジタル写真電話を用いて)顧客に自分の写真を撮らせて、予め許可されたユーザの記憶写真との比較のために写真をゲームサービスプロバイダに送信することにより実現され得る。身元確認はまた、記憶データと参加者の提供データとの比較と、参加者の電子合意又は契約の実行とによって実現され得る。身元確認はまた、ユーザのキーストロークの特性(例えば、リズム、パターン又は拍子)又はユーザに固有に関連するパラメータが観測され得る他の方法を監視することにより実現され得る。本発明はまた、キーストロークのログを提供してもよい。少なくとも1つの実施例では、全ての通信はインターネットにアクセスせずに実現される。
【0119】
移動の遠隔ゲームが多数の理由で望ましいことがある。このいくつかは既に説明した。本発明により、賭けを行う人が他の余暇活動(ゴルフ、水泳、食事及びショー等)を楽しみつつ、賭けをすることを可能にすることにより、既存の家の中でのゲーム収益の追加が可能になる。本発明は、賭けを行う人がカジノの外で好みのゲームを行うことができるため、新しいコインのない賭け環境を補間し得る。本発明は、キーストロークのログを生成する機能で、賭けを行う人の識別及び位置確認の規制要件に準拠する高速の信頼性のある正確且つ安全な移動ゲーム環境を提供する。本発明は、地理的な観点からの無許可の使用を制限してもよく、ゲーム活動を法的パラメータに従わせるために位置確認技術(例えばジオフェンシング)の使用を実装することができる。
【0120】
顧客は、ゲーム環境の更なる機会から利益を受け得る。顧客は、好みの如何なる環境でも賭けを行うことができ、家の中でのカジノ環境内で生じ得るもののような外部からの影響を受けずに、選択した速度でゲーム経験を楽しみつつ、結果が合法、公平及び安全であるという認識から利益を受ける。ゲームビジネスは、新しい規制の移動の遠隔チャネルを通じて収益基盤を増加させるために本発明を用いることができる。カジノの中断時間中に又は外部から楽しみたい顧客は、ゲーム通信装置でゲームを行うことができ、従来のカジノ環境に威圧されている顧客もプライベートで行うことが可能になる。顧客が更に楽しい経験を有するため、ゲーム管轄は、ゲームで補助的な収益の成長の増加から利益を受け得る。
【0121】
本発明はまた、従来の通信システムと比較して、更なる速度でコンテンツを配信するために使用され得る。例えば、コンテンツは、生のレポート、娯楽、ニュース、広告及び宣伝を有してもよい。
【0122】
前述のように、本発明は、賭けを行う人の身元及び位置確認の規制要件に準拠する移動ゲーム環境を提供する。更に、このシステムは、規制の観点から100%“公正”であるように設計される。ソフトウェアは、不正にビジネスを行う人又は“グレー”地域で動作する人に対して許可されておらず、許可されないであろうという点で公正である。例えば、好ましい実施例では、ソフトウェアは、ソフトウェアを不正に動作するエンティティ又はインターネットで不正にビジネスを行うエンティティに許可されない。このことは、特定のゲーム管轄が不正の動作に関与していると知られている他のエンティティとビジネスを行う会社又はそれと技術をライセンスする会社に対してゲーム認可又は許可を認めないという点で、望ましいことがある。
【0123】
ゲームソフトウェア(又はシステムで動作する他のアプリケーションソフトウェア)もまた、規制の観点から100%公正であるように、システムが設計されることが好ましい。例えば、許可を与える前に、ゲーム管轄は、何らかの法律に違反して許可申請者により使用されておらず、不正目的でソフトウェアを使用している他人又は不正な活動に関与している他人に許可又は配布若しくは宣伝していないという点で、使用されているソフトウェアに汚点がないことを要求してもよい。従って、ゲームソフトウェアは公平であり、この観点から汚点がないことが好ましい。
【0124】
ここに記載したシステム及び方法はまた、例えばスポーツビデオ(生又はほぼ生)及びオーディオコメントのような“リッチメディア”コンテンツを配信及び/又はアクセスするために使用されてもよい。このようなものは、しばしば特定の管轄内でのみ配信され得る。従って、配信はここで説明した本発明の態様、特にジオフェンシングのような位置確認の態様から利益を受け得る。
【0125】
ここで説明したゲームシステム及び方法は、とりわけ、賭け券(pari-mutuel wagering)、スポーツの賭け、並びにニュース及び他のコンテンツの配信を可能にし得る。本発明により、カジノ又は他のゲームプロバイダは、ショー、バー及びレストランのような補助的なサービスを広告することが可能になる。また、本発明により、これらのサービスに関する遠隔予約及び購入も可能になる。
【0126】
本発明の実施例によれば、ゲームシステムは、システムにアクセスするユーザにリアルタイムの賭けの普及を提供する。
【0127】
他の実施例では、1つのトランザクションの結果は、第2のトランザクションのオプションをユーザに提示することを起動し得る。例えば、ユーザがブラックジャックを行い、所定の金額を勝ち取ると、ユーザはカジノの店で小売品を購入するオプションを提示されてもよく、クラブでの特定のサービスの予約を行うオプションを提示されてもよい。他の例として、ユーザがショーのチケットを購入するためにシステムを使用する場合、ユーザは、ショーの特定の近くの複数のレストランのうち1つで予約を行うように提示されてもよい。
【0128】
この開示は特定の実施例及び一般的に関連する方法について説明したが、これらの実施例及び方法の代替及び置換が当業者に明らかになる。従って、実施例の前記の説明は、この開示を定義又は制限しない。本発明の要旨及び範囲を逸脱することなく、他の変更、置換及び代替も可能である。
【0129】
以上の実施例に関し、更に、以下の項目を開示する。
【0130】
(1)複数のゲーム装置と電子通信するアクセス制御データネットワークと、
前記アクセス制御データネットワークと通信し、前記複数のゲーム装置のうち少なくとも2つがゲーム活動にインタラクティブに参加することを可能にするように、前記複数のゲーム装置にゲームサービスを提供するように動作可能なプロセッサと
を有するゲームシステム。
【0131】
(2)前記アクセス制御データネットワークの少なくとも一部は、CDMA(Code Division Multiple Access)、TDMA(Time Division Multiple Access)、GSM(Global System for Mobile Communication)、GPRS(General Packet Radio Service)、WiFi(802.11x)、WiMax(802.16x)、PSTN(Public Switched Telephone Network)、DSL(Digital Subscriber Line)、ISDN(Integrated Services Digital Network)、Bluetooth及びケーブルモデムを有するグループから選択される、(1)に記載のシステム。
【0132】
(3)前記アクセス制御データネットワークへのアクセスは、ユーザのグループに制限される、(1)に記載のシステム。
【0133】
(4)前記ユーザのグループに対する選択されたユーザのメンバシップは、前記選択されたユーザの登録に基づいて決定される、(3)に記載のシステム。
【0134】
(5)前記ユーザのグループに対する選択されたユーザのメンバシップは、前記選択されたユーザに関連する位置に基づいて決定される、(3)に記載のシステム。
【0135】
(6)前記複数のゲーム装置のうち少なくとも1つは、移動電話、携帯情報端末(PDA)、コンピュータ及びミニコンピュータを有するグループから選択される、(1)に記載のシステム。
【0136】
(7)前記ゲーム活動は、前記少なくとも2つのゲーム装置に関連するユーザがハウスに対して競うことを可能にする、(1)に記載のシステム。
【0137】
(8)前記ゲーム活動は、ブラックジャックゲーム、パイ・ゴウ及びカリビアン・スタッドを有するグループから選択される、(7)に記載のシステム。
【0138】
(9)前記ゲーム活動は、前記少なくとも2つのゲーム装置に関連するユーザが相互に競うことを可能にする、(1)に記載のシステム。
【0139】
(10)前記ゲーム活動は、ポーカー、スポーツイベントの賭け、運動競技の賭け、宝くじコンテスト、賞のコンテスト及びキノを有するグループから選択される、(1)に記載のシステム。
【0140】
(11)前記プロセッサは、前記複数のゲーム装置のうち少なくとも1つに関連する位置情報を決定するように動作可能な位置識別モジュールを有する、(1)に記載のシステム。
【0141】
(12)前記プロセッサは、前記複数のゲーム装置のうち少なくとも1つに関連する前記位置情報を、前記複数のゲーム装置のうち少なくとも1つの他のものに送信するように更に動作可能である、(11)に記載のシステム。
【0142】
(13)前記複数のゲーム装置のうち少なくとも1つは、前記複数のゲーム装置のうち少なくとも1つの他のものに関連する位置情報をユーザに表示するように動作可能なディスプレイを有する、(1)に記載のシステム。
【0143】
(14)前記少なくとも2つのゲーム装置の間の関係を特定する関連情報を格納するメモリモジュールを更に有する、(1)に記載のシステム。
【0144】
(15)前記プロセッサは、
前記2つのゲーム装置のうち第1のものから要求を受信し、前記要求は、前記第1のゲーム装置に関連する第1のユーザが参加したいと思う特定のゲーム活動を特定し、
前記特定のゲーム活動への潜在的な参加者として、前記2つのゲーム装置のうち第2のものを特定し、
前記特定のゲーム活動への前記第2のゲーム装置に関連する第2のユーザの参加を要求する招待を前記第2のゲーム装置に通信するように更に動作可能である、(1)に記載のシステム。
【0145】
(16)前記第1のゲーム装置の前記第1のユーザと、前記第2のゲーム装置の前記第2のユーザとの間の関係を特定する関連情報を格納するメモリモジュールを更に有する、(15)に記載のシステム。
【0146】
(17)前記ゲームサービスは、前記少なくとも2つのゲーム装置のうち第1のものに関連する第1のユーザが、前記ゲーム活動で複数のプレイヤの立場をプレイすることを可能にする、(1)に記載のシステム。
【0147】
(18)前記ゲームサービスは、前記少なくとも2つのゲーム装置のうち第1のものに関連する第1のユーザが、前記ゲーム活動で前記少なくとも2つのゲーム装置のうち第2のものに関連する第2のユーザの成績について賭けを行うことを可能にする、(1)に記載のシステム。
【0148】
(19)前記プロセッサは、前記少なくとも2つのゲーム装置のうち第1のものから通信を受信し、前記少なくとも2つのゲーム装置のうち第2のものに前記通信を送信するように動作可能なメッセージモジュールを有し、前記通信はテキストメッセージを有する、(1)に記載のシステム。
【0149】
(20)前記プロセッサは、前記少なくとも2つのゲーム装置のうち第1のものから通信を受信し、前記少なくとも2つのゲーム装置のうち第2のものに前記通信を送信するように動作可能なメッセージモジュールを有し、前記通信は音声メッセージを有する、(1)に記載のシステム。
【0150】
(21)前記ゲーム活動は、前記少なくとも2つのゲーム装置のディスプレイでイベントを視聴することを有する、(1)に記載のシステム。
【0151】
(22)前記イベントは、スポーツイベント、ゲームイベント、スポーツトーナメント、又はゲームトーナメントを有するグループから選択される、(21)に記載のシステム。
【0152】
(23)前記プロセッサは、前記少なくとも2つのゲーム装置に前記イベントの放送を送信するように更に動作可能であり、前記イベントの放送は、ユーザ選択のプレイヤの位置からのイベントを示す、(21)に記載のシステム。
【0153】
(24)前記ゲーム活動は、複数のデッキのシューから配られる仮想ブラックジャックゲームを有する、(1)に記載のシステム。
【0154】
(25)ピアツーピア・ゲームを提供する方法であって、
複数のゲーム装置と電子通信するアクセス制御データネットワークを提供し、
前記複数のゲーム装置にゲームサービスを提供するために前記アクセス制御データネットワークを使用し、
前記複数のゲーム装置のうち少なくとも2つが単一のゲーム活動にインタラクティブに参加することを可能にすることを有する方法。
【0155】
(26)前記アクセス制御データネットワークの少なくとも一部は、CDMA(Code Division Multiple Access)、TDMA(Time Division Multiple Access)、GSM(Global System for Mobile Communication)、GPRS(General Packet Radio Service)、WiFi(802.11x)、WiMax(802.16x)、PSTN(Public Switched Telephone Network)、DSL(Digital Subscriber Line)、ISDN(Integrated Services Digital Network)、Bluetooth及びケーブルモデムを有するグループから選択される、(25)に記載の方法。
【0156】
(27)前記アクセス制御データネットワークへのアクセスは、ユーザのグループに制限される、(25)に記載の方法。
【0157】
(28)前記ユーザのグループに対する選択されたユーザのメンバシップは、前記選択されたユーザの登録に基づいて決定される、(27)に記載の方法。
【0158】
(29)前記ユーザのグループに対する選択されたユーザのメンバシップは、前記選択されたユーザに関連する位置に基づいて決定される、(27)に記載の方法。
【0159】
(30)前記複数のゲーム装置のうち少なくとも1つは、移動電話、携帯情報端末(PDA)、コンピュータ及びミニコンピュータを有するグループから選択される、(25)に記載の方法。
【0160】
(31)前記ゲーム装置が前記単一のゲーム活動にインタラクティブに参加することを可能にすることは、前記少なくとも2つのゲーム装置に関連するユーザがハウスに対して競うことを可能にすることを有する、(25)に記載の方法。
【0161】
(32)前記ゲーム装置が前記単一のゲーム活動にインタラクティブに参加することを可能にすることは、前記ゲーム装置に関連するユーザが、ブラックジャック、パイ・ゴウ及びカリビアン・スタッドを有するグループから選択されたゲーム活動に参加することを可能にすることを有する、(25)に記載の方法。
【0162】
(33)前記ゲーム装置が前記単一のゲーム活動にインタラクティブに参加することを可能にすることは、前記少なくとも2つのゲーム装置に関連するユーザが相互に競うことを可能にすることを有する、(25)に記載の方法。
【0163】
(34)前記ゲーム装置が前記単一のゲーム活動にインタラクティブに参加することを可能にすることは、前記ゲーム装置に関連するユーザが、ポーカー、スポーツイベントの賭け、運動競技の賭け、宝くじコンテスト、賞のコンテスト及びキノを有するグループから選択されたゲーム活動に参加することを可能にすることを有する、(25)に記載の方法。
【0164】
(35)前記複数のゲーム装置のうち少なくとも1つに関連する位置情報を決定することを更に有する、(25)に記載の方法。
【0165】
(36)前記複数のゲーム装置のうち少なくとも1つに関連する前記位置情報を、前記複数のゲーム装置のうち少なくとも1つの他のものに送信することを更に有する、(35)に記載の方法。
【0166】
(37)前記少なくとも2つのゲーム装置の間の関係を特定する関連情報を格納することを更に有する、(25)に記載の方法。
【0167】
(38)前記2つのゲーム装置のうち第1のものから要求を受信し、前記要求は、前記第1のゲーム装置に関連する第1のユーザが参加したいと思う特定のゲーム活動を特定し、
前記特定のゲーム活動への潜在的な参加者として、前記2つのゲーム装置のうち第2のものを特定し、
前記特定のゲーム活動への前記第2のゲーム装置に関連する第2のユーザの参加を要求する招待を前記第2のゲーム装置に通信することを更に有する、(2)に記載の方法。
【0168】
(39)前記第1のゲーム装置の前記第1のユーザと、前記第2のゲーム装置の前記第2のユーザとの間の関係を特定する関連情報を格納することを更に有する、(38)に記載の方法。
【0169】
(40)前記ゲームサービスを提供するために前記アクセス制御データネットワークを使用することは、前記少なくとも2つのゲーム装置のうち第1のものに関連する第1のユーザが、前記ゲーム活動で複数のプレイヤの立場をプレイすることを可能にすることを有する、(25)に記載の方法。
【0170】
(41)前記ゲームサービスを提供するために前記アクセス制御データネットワークを使用することは、前記少なくとも2つのゲーム装置のうち第1のものに関連する第1のユーザが、前記ゲーム活動で前記少なくとも2つのゲーム装置のうち第2のものに関連する第2のユーザの成績について賭けを行うことを可能にする、(25)に記載の方法。
【0171】
(42)前記少なくとも2つのゲーム装置のうち第1のものから通信を受信し、前記少なくとも2つのゲーム装置のうち第2のものに前記通信を送信することを更に有し、前記通信はテキストメッセージを有する、(25)に記載の方法。
【0172】
(43)前記少なくとも2つのゲーム装置のうち第1のものから通信を受信し、前記少なくとも2つのゲーム装置のうち第2のものに前記通信を送信することを更に有し、前記通信は音声メッセージを有する、(25)に記載の方法。
【0173】
(44)前記ゲーム装置が前記単一のゲーム活動にインタラクティブに参加することを可能にすることは、前記少なくとも2つのゲーム装置のディスプレイでイベントを放送することを有する、(25)に記載の方法。
【0174】
(45)前記イベントは、スポーツイベント、ゲームイベント、スポーツトーナメント、又はゲームトーナメントを有するグループから選択される、(44)に記載の方法。
【0175】
(46)前記イベントの放送は、ユーザ選択のプレイヤの位置からのイベントを示す、(44)に記載の方法。
【0176】
(47)前記ゲーム装置が前記単一のゲーム活動にインタラクティブに参加することを可能にすることは、前記ゲーム装置が複数のデッキのシューから配られる仮想ブラックジャックゲームにインタラクティブに参加することを可能にすることを有する、(25)に記載の方法。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のゲーム装置と電子通信するアクセス制御データネットワークと、
前記アクセス制御データネットワークと通信し、前記複数のゲーム装置のうち少なくとも2つがゲーム活動にインタラクティブに参加することを可能にするように、前記複数のゲーム装置にゲームサービスを提供するように動作可能なプロセッサと
を有するゲームシステム。
【請求項2】
前記アクセス制御データネットワークの少なくとも一部は、CDMA(Code Division Multiple Access)、TDMA(Time Division Multiple Access)、GSM(Global System for Mobile Communication)、GPRS(General Packet Radio Service)、WiFi(802.11x)、WiMax(802.16x)、PSTN(Public Switched Telephone Network)、DSL(Digital Subscriber Line)、ISDN(Integrated Services Digital Network)、Bluetooth及びケーブルモデムを有するグループから選択される、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記アクセス制御データネットワークへのアクセスは、ユーザのグループに制限される、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記ユーザのグループに対する選択されたユーザのメンバシップは、前記選択されたユーザの登録に基づいて決定される、請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記ユーザのグループに対する選択されたユーザのメンバシップは、前記選択されたユーザに関連する位置に基づいて決定される、請求項3に記載のシステム。
【請求項6】
前記複数のゲーム装置のうち少なくとも1つは、移動電話、携帯情報端末(PDA)、コンピュータ及びミニコンピュータを有するグループから選択される、請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記ゲーム活動は、前記少なくとも2つのゲーム装置に関連するユーザがハウスに対して競うことを可能にする、請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
前記ゲーム活動は、ブラックジャックゲーム、パイ・ゴウ及びカリビアン・スタッドを有するグループから選択される、請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
前記ゲーム活動は、前記少なくとも2つのゲーム装置に関連するユーザが相互に競うことを可能にする、請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
前記ゲーム活動は、ポーカー、スポーツイベントの賭け、運動競技の賭け、宝くじコンテスト、賞のコンテスト及びキノを有するグループから選択される、請求項1に記載のシステム。
【請求項11】
前記プロセッサは、前記複数のゲーム装置のうち少なくとも1つに関連する位置情報を決定するように動作可能な位置識別モジュールを有する、請求項1に記載のシステム。
【請求項12】
前記プロセッサは、前記複数のゲーム装置のうち少なくとも1つに関連する前記位置情報を、前記複数のゲーム装置のうち少なくとも1つの他のものに送信するように更に動作可能である、請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
前記複数のゲーム装置のうち少なくとも1つは、前記複数のゲーム装置のうち少なくとも1つの他のものに関連する位置情報をユーザに表示するように動作可能なディスプレイを有する、請求項1に記載のシステム。
【請求項14】
前記少なくとも2つのゲーム装置の間の関係を特定する関連情報を格納するメモリモジュールを更に有する、請求項1に記載のシステム。
【請求項15】
前記プロセッサは、
前記2つのゲーム装置のうち第1のものから要求を受信し、前記要求は、前記第1のゲーム装置に関連する第1のユーザが参加したいと思う特定のゲーム活動を特定し、
前記特定のゲーム活動への潜在的な参加者として、前記2つのゲーム装置のうち第2のものを特定し、
前記特定のゲーム活動への前記第2のゲーム装置に関連する第2のユーザの参加を要求する招待を前記第2のゲーム装置に通信するように更に動作可能である、請求項1に記載のシステム。
【請求項16】
前記第1のゲーム装置の前記第1のユーザと、前記第2のゲーム装置の前記第2のユーザとの間の関係を特定する関連情報を格納するメモリモジュールを更に有する、請求項15に記載のシステム。
【請求項17】
前記ゲームサービスは、前記少なくとも2つのゲーム装置のうち第1のものに関連する第1のユーザが、前記ゲーム活動で複数のプレイヤの立場をプレイすることを可能にする、請求項1に記載のシステム。
【請求項18】
前記ゲームサービスは、前記少なくとも2つのゲーム装置のうち第1のものに関連する第1のユーザが、前記ゲーム活動で前記少なくとも2つのゲーム装置のうち第2のものに関連する第2のユーザの成績について賭けを行うことを可能にする、請求項1に記載のシステム。
【請求項19】
前記プロセッサは、前記少なくとも2つのゲーム装置のうち第1のものから通信を受信し、前記少なくとも2つのゲーム装置のうち第2のものに前記通信を送信するように動作可能なメッセージモジュールを有し、前記通信はテキストメッセージを有する、請求項1に記載のシステム。
【請求項20】
前記プロセッサは、前記少なくとも2つのゲーム装置のうち第1のものから通信を受信し、前記少なくとも2つのゲーム装置のうち第2のものに前記通信を送信するように動作可能なメッセージモジュールを有し、前記通信は音声メッセージを有する、請求項1に記載のシステム。
【請求項21】
前記ゲーム活動は、前記少なくとも2つのゲーム装置のディスプレイでイベントを視聴することを有する、請求項1に記載のシステム。
【請求項22】
前記イベントは、スポーツイベント、ゲームイベント、スポーツトーナメント、又はゲームトーナメントを有するグループから選択される、請求項21に記載のシステム。
【請求項23】
前記プロセッサは、前記少なくとも2つのゲーム装置に前記イベントの放送を送信するように更に動作可能であり、前記イベントの放送は、ユーザ選択のプレイヤの位置からのイベントを示す、請求項21に記載のシステム。
【請求項24】
前記ゲーム活動は、複数のデッキのシューから配られる仮想ブラックジャックゲームを有する、請求項1に記載のシステム。
【請求項25】
ピアツーピア・ゲームを提供する方法であって、
複数のゲーム装置と電子通信するアクセス制御データネットワークを提供し、
前記複数のゲーム装置にゲームサービスを提供するために前記アクセス制御データネットワークを使用し、
前記複数のゲーム装置のうち少なくとも2つが単一のゲーム活動にインタラクティブに参加することを可能にすることを有する方法。
【請求項26】
前記アクセス制御データネットワークの少なくとも一部は、CDMA(Code Division Multiple Access)、TDMA(Time Division Multiple Access)、GSM(Global System for Mobile Communication)、GPRS(General Packet Radio Service)、WiFi(802.11x)、WiMax(802.16x)、PSTN(Public Switched Telephone Network)、DSL(Digital Subscriber Line)、ISDN(Integrated Services Digital Network)、Bluetooth及びケーブルモデムを有するグループから選択される、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記アクセス制御データネットワークへのアクセスは、ユーザのグループに制限される、請求項25に記載の方法。
【請求項28】
前記ユーザのグループに対する選択されたユーザのメンバシップは、前記選択されたユーザの登録に基づいて決定される、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記ユーザのグループに対する選択されたユーザのメンバシップは、前記選択されたユーザに関連する位置に基づいて決定される、請求項27に記載の方法。
【請求項30】
前記複数のゲーム装置のうち少なくとも1つは、移動電話、携帯情報端末(PDA)、コンピュータ及びミニコンピュータを有するグループから選択される、請求項25に記載の方法。
【請求項31】
前記ゲーム装置が前記単一のゲーム活動にインタラクティブに参加することを可能にすることは、前記少なくとも2つのゲーム装置に関連するユーザがハウスに対して競うことを可能にすることを有する、請求項25に記載の方法。
【請求項32】
前記ゲーム装置が前記単一のゲーム活動にインタラクティブに参加することを可能にすることは、前記ゲーム装置に関連するユーザが、ブラックジャック、パイ・ゴウ及びカリビアン・スタッドを有するグループから選択されたゲーム活動に参加することを可能にすることを有する、請求項25に記載の方法。
【請求項33】
前記ゲーム装置が前記単一のゲーム活動にインタラクティブに参加することを可能にすることは、前記少なくとも2つのゲーム装置に関連するユーザが相互に競うことを可能にすることを有する、請求項25に記載の方法。
【請求項34】
前記ゲーム装置が前記単一のゲーム活動にインタラクティブに参加することを可能にすることは、前記ゲーム装置に関連するユーザが、ポーカー、スポーツイベントの賭け、運動競技の賭け、宝くじコンテスト、賞のコンテスト及びキノを有するグループから選択されたゲーム活動に参加することを可能にすることを有する、請求項25に記載の方法。
【請求項35】
前記複数のゲーム装置のうち少なくとも1つに関連する位置情報を決定することを更に有する、請求項25に記載の方法。
【請求項36】
前記複数のゲーム装置のうち少なくとも1つに関連する前記位置情報を、前記複数のゲーム装置のうち少なくとも1つの他のものに送信することを更に有する、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記少なくとも2つのゲーム装置の間の関係を特定する関連情報を格納することを更に有する、請求項25に記載の方法。
【請求項38】
前記2つのゲーム装置のうち第1のものから要求を受信し、前記要求は、前記第1のゲーム装置に関連する第1のユーザが参加したいと思う特定のゲーム活動を特定し、
前記特定のゲーム活動への潜在的な参加者として、前記2つのゲーム装置のうち第2のものを特定し、
前記特定のゲーム活動への前記第2のゲーム装置に関連する第2のユーザの参加を要求する招待を前記第2のゲーム装置に通信することを更に有する、請求項2に記載の方法。
【請求項39】
前記第1のゲーム装置の前記第1のユーザと、前記第2のゲーム装置の前記第2のユーザとの間の関係を特定する関連情報を格納することを更に有する、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記ゲームサービスを提供するために前記アクセス制御データネットワークを使用することは、前記少なくとも2つのゲーム装置のうち第1のものに関連する第1のユーザが、前記ゲーム活動で複数のプレイヤの立場をプレイすることを可能にすることを有する、請求項25に記載の方法。
【請求項41】
前記ゲームサービスを提供するために前記アクセス制御データネットワークを使用することは、前記少なくとも2つのゲーム装置のうち第1のものに関連する第1のユーザが、前記ゲーム活動で前記少なくとも2つのゲーム装置のうち第2のものに関連する第2のユーザの成績について賭けを行うことを可能にする、請求項25に記載の方法。
【請求項42】
前記少なくとも2つのゲーム装置のうち第1のものから通信を受信し、前記少なくとも2つのゲーム装置のうち第2のものに前記通信を送信することを更に有し、前記通信はテキストメッセージを有する、請求項25に記載の方法。
【請求項43】
前記少なくとも2つのゲーム装置のうち第1のものから通信を受信し、前記少なくとも2つのゲーム装置のうち第2のものに前記通信を送信することを更に有し、前記通信は音声メッセージを有する、請求項25に記載の方法。
【請求項44】
前記ゲーム装置が前記単一のゲーム活動にインタラクティブに参加することを可能にすることは、前記少なくとも2つのゲーム装置のディスプレイでイベントを放送することを有する、請求項25に記載の方法。
【請求項45】
前記イベントは、スポーツイベント、ゲームイベント、スポーツトーナメント、又はゲームトーナメントを有するグループから選択される、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記イベントの放送は、ユーザ選択のプレイヤの位置からのイベントを示す、請求項44に記載の方法。
【請求項47】
前記ゲーム装置が前記単一のゲーム活動にインタラクティブに参加することを可能にすることは、前記ゲーム装置が複数のデッキのシューから配られる仮想ブラックジャックゲームにインタラクティブに参加することを可能にすることを有する、請求項25に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2013−31700(P2013−31700A)
【公開日】平成25年2月14日(2013.2.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−225339(P2012−225339)
【出願日】平成24年10月10日(2012.10.10)
【分割の表示】特願2008−520395(P2008−520395)の分割
【原出願日】平成18年7月7日(2006.7.7)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
2.BLUETOOTH
【出願人】(506361856)シーエフピーエイチ, エル.エル.シー. (75)
【Fターム(参考)】