説明

ファスナー

【課題】ブラジャーによる胸のしめつけ具合の調節を容易にする。
【解決手段】 第1の要素と、第2の要素と、前記第2の要素に対する前記第1の要素の動作を制限するための固定手段と、を含み、第1の面と第2の面とを解放可能に接続するための正面固定型ブラジャーへの使用に適合した調整可能なファスナーであって、前記第1の要素は、該第1の要素を前記第2の要素に固定するための第1の固定手段と、前記第1の面へ前記第1の要素を付けるための第1のアタッチメント手段と、を含み、前記第2の要素は、第2の要素ベースと、前記第2の要素を前記第1の要素に固定するための前記第2の要素ベースの面に配置された、複数の第2の固定手段と、前記第2の面へ前記第2の要素を付けるための第2のアタッチメント手段と、を含み、各々の前記複数の第2の固定手段は、前記第1の固定手段に連結可能であることを特徴とする調整可能なファスナー。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ブラジャー及び他の衣服のためのファスナーに関し、特に、2つの利用可能な位置のうちの1つで固定され、突発的に開くことを防止するブラジャー・ファスナーに関する。
【背景技術】
【0002】
長い間、ブラジャーは、着用者の後ろに配置される「鉤ホック」タイプのファスナーを一般に使用して、固定されていた。最近では、多数の他の種類のファスナーが普及しており、かかるファスナーの多くは、着用者の正面となるブラジャーのカップ間に配置される。これらのより新しいファスナーのうちのいくつかは、他のものより効果的である。
【0003】
あらゆるブラジャー・ファスナーにおける最も重要な機能として、以下のものが含まれる:
(a) 一つ目は、突発的に固定が解除されるのを防ぐ安全手段のように、採用された固定方法に基づき、着用時において固定を維持する能力である。
(b) 二つ目は、設計上及び着用者の正面または後ろのいずれの位置上の観点から、ファスナーを意図的に開閉する際の容易性である。
(c) 三つ目は、ファスナーのサイズ、形状、及び位置の結果、着用者に与えられた快適さの程度である。
【0004】
さらに、いくつかのより新しいブラジャー・ファスナーは、調整が可能である。
それらは、複数の位置で固定することができる。これにより、ブラジャーを快適に緩めに装着したり、胸の谷間を強調するためにきつく装着することができる。
【0005】
ファスナーの位置や、固定解除の容易性によって、ブラジャーは、他の衣類を脱がないで着用者によって緩めたり、締めたりすることができる。
【0006】
従来の装置は、ブラジャー(突発的に固定が解除されないことを保証する安全保障機構を有している)のカップ間に位置する快適かつ容易な2つの位置で調整可能なファスナーが含まれていない。それを改善し、かつ着用者の安心感を増加させるのに調整可能なことに加えて、着用者の胸の谷間を強調させる1つの位置、あるいは気楽さを改善し、かつ胸の谷間の強調を重視しない第2の位置の中で、そのようなファスナーを固定することができるかもしれない。
【0007】
例えば、特許文献1には、側面の滑りを打ち消すための突出部を設けた磁気ファスナーが開示されている。しかしながら、この突出部は、磁力線方向に磁石の分離を防げない。特許文献2には、ブラジャーの正面にファスナーを有する。それは、開くために一つの部材を他の部材に対して回転させる必要がある。
【特許文献1】米国特許第6606767号
【特許文献2】米国特許第4054972号
【特許文献3】米国特許第3979801号
【特許文献4】米国特許第6647597号
【特許文献5】米国特許第6536085号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
これは偶然に開くこと防止できるが、2つの部材は適所に安定しない。さらに、特許文献1も、1つ以上の固定位置で固定可能なファスナーを示さない。同様に、特許文献3は、連結する「雄側」及び「雌側」セクションを特色とする機械的なファスナー上の多くの変化について記述する。しかしながら、1つ以上の固定位置で固定されることを熟考するただ一つの変化は、安定するメカニズムを特色としない。
【0009】
特許文献4は、2つの位置磁気ファスナーを示す。しかし、このファスナーはさらに安定にするメカニズムを持っていない。更に、このファスナーは、靴のために主として意図され、ブラジャー上で使用することは意図していない。特許文献5は、多重位置ファスナーを開示する。また、それは特にブラジャーを備えた使用のために設計されている。しかしながら、このファスナーはカップ間でではなく背側で着用している。したがって、着用者がファスナーの位置を容易に調節することができない。また、調節された時、着用者の胸の谷間の強調度は変化されない。
【0010】
本発明は、先行技術のファスナーの欠点を考慮し、迅速な調節機能を容易にするブラジャー・ファスナーに関するものである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記課題を解決するために、本願発明は、第1の要素と、第2の要素と、前記第2の要素に対する前記第1の要素の動作を制限するための固定手段と、を含み、第1の面と第2の面とを解放可能に接続するための正面固定型ブラジャーへの使用に適合した調整可能なファスナーであって、前記第1の要素は、該第1の要素を前記第2の要素に固定するための第1の固定手段と、前記第1の面へ前記第1の要素を付けるための第1のアタッチメント手段と、を含み、前記第2の要素は、第2の要素ベースと、前記第2の要素を前記第1の要素に固定するための前記第2の要素ベースの面に配置された、複数の第2の固定手段と、前記第2の面へ前記第2の要素を付けるための第2のアタッチメント手段と、を含み、各々の前記複数の第2の固定手段は、前記第1の固定手段に連結可能であることを特徴とする。
【0012】
ここで、前記調整可能なファスナーにおいて、前記第1の固定手段は、円柱状の柱部を含み、前記複数の第2の固定手段は、各々前記柱部を収容することができる複数のバレルを含むとよい。
【0013】
前記柱部は、その長さの一部に沿って、前記柱部のそれ未満の高さを持っているプレートの端に固定され、各々の前記バレルは、前記プレートの高さより大きな間隔によって分離された上部のバレルセクション及び下部のバレルセクションを含み、各々の前記下部のバレルセクションは、前記プレートの厚さを提供するために十分な広さを有し、その壁から縦に切断された形状の口径を備え、それによって、前記柱部が前記バレルのうちの1つに挿入された場合に、前記プレートが前記口径を完全に通過し、前記柱部がその円柱状の軸周りに前記バレルに対して回転する場合、前記上部のバレルセクションと前記下部のバレルセクションの間のスペース内を自由に移動するとよい。
【0014】
前記固定手段は、前記プレートよりも大きな高さを有し、前記柱部が固定された前記プレートの端部の反対側かつ平行する側の端部に、縦方向に固定された棒と、
一方が各々の前記上部のバレルセクションの外壁に配置され、他方が各々の前記下部のバレルセクションの外壁に配置された、複数の突出部と、を含み、前記プレートの幅は、前記突出部が存在しない箇所における各々の前記上部のバレルセクション及び各々の前記下部のバレルセクションの壁の厚さよりもわずかに大きく、かつ、前記突出部が配置される箇所における各々の前記上部のバレルセクション及び各々の前記下部のバレルセクションの壁の厚さにわずかに満たない幅を有し、これにより、前記突出部は、前記柱部の円柱状の軸に対する前記棒の回動を、前記プレートが前記下部のバレルセクションのうちの1つの前記口径と整列する位置と、前記プレートが前記第2の要素ベースと接触する位置との間で阻止することなしに、抑制するとよい。
【0015】
前記第1の要素は、各々の前記バレルの前記上部のバレルセクションと前記下部のバレルセクションとの間隔に満たない高さを有し、前記プレートが決められる前記棒の端の反対側の前記棒の端に縦に固定された、第1の要素ベースを含み、前記第1のアタッチメント手段は、前記棒に固定される前記第1の要素ベースの端の反対の前記第1の要素ベースの端に接続された第1の輪を含み、前記第2のアタッチメント手段は、前記第1の要素及び前記第2の要素が固定され安定になる時、前記第1の輪から最も遠くに位置した前記第2の要素ベースの端に接続された第2のリングを含むとよい。
【0016】
前記第1の固定手段は、第1の磁気表面がある第1の磁石を含み、前記複数の第2の固定手段は、複数の第2の磁石を各々含む、それぞれは、前記第1の磁気表面とは磁荷が反対である第2の磁気表面を有するとよい。
【0017】
前記第1の要素は、第1の固定面を有する第1の要素ベースをさらに含み、前記第1の磁気表面が、前記第1の固定面と同じ平面上に位置するように、前記第1の磁石は前記第1の要素ベースに埋め込まれ、各々の前記第2の磁石は、直線上に整列し、前記第2の要素ベースに埋め込まれており、各々の前記第2の磁石の前記第2の磁気表面は、前記第2の要素ベースの前記面と同じ平面上に位置するとよい。
【0018】
前記第1のアタッチメント手段は、前記第1の磁石から最も離れた前記第1の要素ベースの端に配置され、前記第2のアタッチメント手段は、前記第2の磁石の前記直線配置の一端にある前記第2の要素ベースの端に配置するとよい。
【0019】
前記固定手段は、固定され、前記第2の要素ベースの前記面から垂直に突出する一対のホックを有し、前記一対のホックは、前記第2のアタッチメント手段から最も離れた位置に配置される前記複数の第2のマグネットのうち一つの反対側の端に配置され、各一対のホックは、前記第2のアタッチメント手段が配置される前記第2の要素ベースの端の方向に向かう角部を有しており、複数組のキャッチ部を有し、この複数組のキャッチ部は、前記第2の要素ベースに埋め込まれた第2の磁石の数に等しく、各複数組のキャッチ部は、固定され、前記第1の要素ベースの前記反対側の面端から突出しており、前記面端は前記第1のアタッチメント手段が配置される前記端に垂直であり、前記複数組のキャッチ部の一つは、前記第1のアタッチメント手段から最も離れた前記反対側の面端の端に配置されており、前記キャッチ部の一つは、角部隣接部を有しており、前記第1の要素ベースの端に平行であり、前記角部はそれぞれ、前記第1の固定面と同じ面に配置される面を有しており、前記第1のアタッチメント手段は、前記第1の要素ベースの端の方向に向かう角前記角部に配置され、一対のコブは、前記第1のアタッチメント手段に最も接近した前記反対側の面端の端部に配置され,前記第1のアタッチメント手段が配置される前記複数の第2の磁石の1つの反対の横に配置された、前記第2の付属手段から最も遠くに位置した、各々の前記ペアのホックに角のある部分があること、前記第2の要素ベースの端の方向に指示され、前記第2の付属手段が配置され、複数のペアのキャッチ部、前記第2の要素ベースに埋め込まれていた第2の磁石の数と等しく、各々の前記ペアのキャッチ部に固定し、前記第1の要素ベースの反対の面する端から突出しており、端に垂直であり、前記第1の付属手段が配置されるか、前記ペアのキャッチ部のうちの1つは端で配置された端に前記第1の付属手段から最も遠くに面すること及び前記ことの端に隣接していて、それが固定される要素ベース、前記第1の固定する面と同じ平面にある角面、及び、前記第1の付属手段が配置される前記第1の要素ベースの端の方向にとがっている各々の前記角のある部分と、一組の突起部は、前記第1の要素ベースの端に面する前記反対に固定されており、前記キャッチ部の個々の連続するセット間のスペース、前記突起部に近い前記突起部及び前記キャッチ部の間のスペースと同様に、端に面するそれぞれにおいて、前記ホックのうちの1つ、及び前記ホックのうちの1つの前記角のある部分と前記第2の要素ベースの間の適合及び前記キャッチ部及び前記突起部が、配置される前記キャッチ部の各々の前記角のある部分を提供するように十分に広く、前記ペアのキャッチ部のうちの1つの角のある前記ペアのホック及び前記第2の要素ベースの前記角のある部分と前記第1の磁石及び前記第2の磁石のうちの1つの間で位置する、それらの引力が広義の解釈をしたように提携しており、それによって、前記ペアのキャッチ部のうちの1つで取られた、それが磁力によって付けられる前記複数の第2の磁石の1つから前記第1の磁石の分離を防ぐとよい。
【0020】
上記の調整可能なファスナーでは、前記第1の付属手段は第1の輪を含み、前記第2の付属手段は第2の輪を含むとよい。
【0021】
ブラジャーの第1の部分をブラジャーの第2の部分に解放可能に調節して付けるための調整可能なファスナーであって、前記第1のブラジャー部分に付けることができる第1の接続部材と、ブラジャーの反対側の第2の部分に付けることができる、選択的で、そのために許す1つを越える相対的地位での前記第1の接続する装置に、磁気的に引きつけられる装置を接続する、第2の接続部材を有するブラジャー・ファスナー。
【0022】
ここで、前記第1の接続する装置を磁石である。前記第2の接続する装置は、前記第1の接続する装置への反対の磁極性の磁石にするとよい。
【0023】
前記第2の接続する装置は、前記第1の接続する装置の反対の極性の磁石に間隔を置くように、少なくとも2つ設けるとよい。
【0024】
前記第1及び第2の接続する装置は、レアアース磁石とすることができる。前記レアアース磁石はネオジムとすることができる。
【0025】
前記第1の接続部材と関連する第1の機械式ロック装置と機械的に付属する第2の接続部材と関連する第2の機械式ロック装置は、その不必要な干渉を防ぐために、第一及び第二の磁気によってつないでいる部材を含むとよい。
【0026】
前記第1及び第2の機械的なロック手段は、前記接続部材、及び前記第2の接続部材に対応して付けられた、対応する連れ添うロック装置の1番めに付けられた少なくとも1つのL形のホックを含むとよい。
【0027】
前記第1及び第2の機械的なロック手段は、前記第1の接続部材に付けられたL−形のホック装置にペアを含み、前記第2の接続部材に付けられた、相応して位置した連れ添うロック装置にペアを含むとよい。
【0028】
前記第1及び第2の接続部材はプラスチックにするとよい。
【0029】
前記第1及び第2のブラジャー部分はブラジャーの正面に配置するとよい。
【0030】
前記第1及び第2のブラジャー部分は、ブラジャー・カップにするとよい。
【0031】
前記第1及び第2のブラジャー部分は、ブラジャーの後ろにするとよい。
【0032】
前記第1及び第2のブラジャー部分は、ブラジャー革ひもにするとよい。
【0033】
ブラジャー用の調整可能なファスナーであって、ブラジャーの第1の部分に付けられる第1の部材を持っている手段と、ブラジャーの反対された第2の部分に付けられる第2の部材を持っている手段と、第1の手段の接続は前記第1の部材に付いており、前記第2の部材に付けられ、第1及び第2のブラジャー部分の付属の選択的な調節を許す1つを越える関係部分中の前記第1の部材への磁気的に付随する前記部材のための前記第1の接続する手段に、磁気的に取り付け可能な手段を接続すること分離可能に前記第1の部材に前記第2の部材の付属を固定手段をロックすることを特徴とするファスナー。
【発明の効果】
【0034】
本願発明によれば、ブラジャーによる胸のしめつけ具合を簡単に調節することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0035】
本願発明は、2つの位置において容易に調整可能で、ブラジャーの装着が偶然に解かれないだろうということを保証するために安定にするメカニズムを持っているファスナーである。
【0036】
このファスナーは、ブラジャーのカップ間で位置するように設計されている。その結果、締め付け具合を簡単に調整できることに加えて、着用者の胸の谷間を強調する第1の位置において、あるいは、着用者の胸の谷間の強調を重視しない第2の位置において、固定することができる。あるいは、ブラジャーの後部革ひもへのファスナーのポジショニングも考慮される。
【0037】
発明の第1の実施形態によれば、雄側ファスナー要素は互いと平行で、円柱状の柱部及び棒を持っており、また水平なプレートによって分離されている。雌側ファスナー要素は、ベースに二つのバレル部材を固定しており、各々は閉じたセグメントから構成される上部セグメント(つまり、有底筒状)と、開いたセグメントから構成される下部セグメント(つまり、筒形状)とからなり、これらの上部及び下部セグメントは、ベースに形成された溝によって連結されている。
バレル部材の突起部は、バレル部材の壁部を外側に膨張させることにより構成される。
【0038】
最初に要素を固定するために、柱部は、プレートが、下部のバレルセグメントの穴を通り抜けるように位置して、バレルのうちの1つに挿入される。
一旦柱部の端がそれぞれバレルのそれぞれのセグメントの内部に入ると、雄側要素は、2つの要素が完全に固定された位置の中で安定になるまで、干渉する突起部を超えて棒を進めながら回転させる。
【0039】
発明の第2の実施形態によれば、第1の要素はベースに1つの磁石を埋め込んでいる。その結果、磁石の面のみを視認することができる。また、一連のL字型のキャッチ部は、ベースから横に突出する。
【0040】
第2の要素は第2のベースに埋め込まれる同様に2つの磁石を有している。また、第2のベース面から突出する一対のL字型のホックの形をしている明確な機械的なロック手段が提供される。
【0041】
最初に要素を固定するために、第1の要素の磁石は、第2の要素の磁石のうちの1つと接触させられる。
【0042】
L字型ホックの通過を許容するためにL字型のホック間に十分な余裕を有している。しかし、そのような位置では、接触へもたらされた2つの磁石は正確に整列しない。
【0043】
2つの磁石の磁力は、それらを横にシフトさせ、互いに整列することにより働く。
この横へのシフトは、さらにキャッチ部のうちの1つで各ホックを取る役目をする。
このポイントでは、2つの要素は完全に固定された位置の中で安定になる。
【0044】
本発明の特徴は、その適合と気楽さを最大限にするために、2つの異なる位置のうちいずれか一方に固定することができるブラジャー・ファスナーの対策にある。
【0045】
本発明の第2の特徴は、ブラジャーのカップ間で快適に有効に着用することができるブラジャー・ファスナーを提供することである。その結果、ファスナーを締めることは着用者の胸の谷間を強調する。また、ファスナーを緩めることは気楽さを改善し、胸の谷間を強調しないことになる。
【0046】
しかし、本発明の第2の特徴は、2つの位置の一方の1つで固定することができ、偶然に解くことを縮小するか除去するために安定になることができるブラジャー・ファスナーの準備に存在する。
【0047】
これら及び他の特徴や利点は、以下の詳細な説明及び図面から明白になるであろう。
【0048】
各図面及びまず図1を参照すると、第1の好ましい実施形態におけるブラジャー1は、2個のカップ3及びファスナー5を含む。ファスナー5は、それぞれのカップ3の間に配置され、図2乃至図8でより明白に示されるように、各カップに取付けられる。なお、図18中に示されるように、本発明のファスナーは、ブラジャーの後ろに位置すること、すなわち、ブラジャーの後部ストラップに接続されることもできる。
【0049】
まず、図1乃至図8を参照すると、ファスナー5は、雄側要素10及び雌側要素30を含み、これらは各々、独立しており、頑丈で弾力のあるプラスチックによる一体成形品である。雄側要素10は、上側突起部12a、上端部12b、下側突起部12c、及び下端部12dを備えた円柱状の柱部12を含んでいる。好ましくは、柱部12の上端部12b及び下端部12dは、曲面状とされる。
【0050】
柱部12は、先端縁14aがある平板状で長方形のプレート14、後端縁14bに面する反対、上端縁14c、及び下端縁14dに面する反対に隣接している。
【0051】
上側突起部12aが、プレート14の上端縁14cを越えて延びるように、柱部12は、プレート14の先端縁14aに縦に接続される。また、下側突起部12cは、プレート14の下端縁14dを越えて延びる。プレート14の厚さは柱部12の直径未満に設定されている。
【0052】
ここで、図2に示すように、プレート14の後端縁14bは、棒16に縦に接続される。それは形において、上部のセグメント16a及び下部のセグメント16bを持っている。上部のセグメント16aは、プレート14の上端縁14cを越えて延びる。また、下部のセグメント16bはプレート14の下端縁14dを越えて延びる。
平板状で長方形のベース18は、プレート14に向かい合った棒16のサイドに隣接している。
【0053】
棒16は、ベース18の先端縁18aにおいて縦に接続される。
ベース18は、反対側に面する後端縁18bを有しており、この後端縁18bは環状部20の外縁部21に縦に付けられる。
環状部20の内縁部22は、スロット24を定義する。
【0054】
カップ3の1つから外側に延びる繊維片は、スロット24を貫通しており、折り重ねられ、縫われるか、そうでなければそれ自体に付けられており、それによって、ブラジャー1のカップ3の一つに雄側要素10を取付ける。
【0055】
雌側要素30は、先端縁32a、後端縁32b、上端縁32c、下端縁32d及び前面部32eがある平板状の長方形のベース部材32を含んでいる。第1のバレル34はベース部材32の前面部32e上に形成される。
【0056】
第1のバレル34は、第1の閉シリンダ36と、第1の開シリンダ38及びベース部材32の前面部32eを切断する第1の溝40を含む。
第1の溝40は、実際は下端縁32dから、上端縁32cの手前まで延びており、先端縁32aに隣接している。
【0057】
第1閉シリンダ36は、先端縁32a及び上端縁32cが交わる隅部においてベース部材32内に部分的に埋め込まれるように見えており、その中心軸は、先端縁32aに平行である。
【0058】
第1閉シリンダ36は、中実セグメント36a及び空洞セグメント36bを持っている。空洞セグメント36bは、軸方向に配列され、円筒状であって、第1閉穴部42を定義する(つまり、有底筒状)。
【0059】
第1閉シリンダ36は、第1の溝40の上端部40aが、ベース部材32の前面部32eを切り込んだ第1閉穴部42の切断面に一致するように配置される。
【0060】
第1閉穴部42の高さ及び直径は、柱部12の上側突起部12aの直径及び高さよりわずかに大きい。
第1閉シリンダ36の直径は、雄側要素18の先端縁18a及び後端縁18bの間隔よりも小さい。
【0061】
図2に示されるように、第1閉シリンダ36の空洞セグメント36bの壁の厚さは、プレート14の上端縁14c及び下端縁14dの長さにわずかに満たない。
【0062】
しかしながら、第1の上側突出部44は、第1閉シリンダ36の外側に延びており、その結果、第1の上側突出部44が形成される空洞セグメント36bの壁の厚さは、プレート14の上端縁14c及び下端縁14dの長さよりわずかに大きい。
【0063】
第1の上側突出部44は、第1閉シリンダ36の全長を走り、前面部32eから最も遠い位置と、ベース部材32の後端縁32bから最も遠い位置との間の周囲を走る(ただし、延びていない)「突起」ように見える。
【0064】
第1閉シリンダ36のように、第1開シリンダ38は、先端縁32aと平行な中心軸を有し、ベース部材32に部分的に埋め込まれているように見える。
【0065】
第1開シリンダ38は、先端縁32a及び下端縁32dが交わり、その全長にわたり中空となっており、軸方向に配列され、円筒状であり、第1の開口穴部46を定義する(つまり、有底筒状)。
【0066】
第1開シリンダ38は、第1の溝40の下端部40bが、ベース部材32の前面部32eに切り込む第1の開口穴部46の部分に一致するように、配置される。
【0067】
第1の開口穴部46の直径は、柱部12の下側突起部12bの直径よりもわずかに大きい。第1の開シリンダ38の直径は、雄側要素ベース18の先端縁18a及び後端縁18bの間の間隔よりも小さい。
【0068】
第1の口径48は、第1の開シリンダ38の全体にわたって切り込まれており、第1の開シリンダ38の壁を介して、幅広く放射状に延びている。周辺に、第1の口径48は、前面部32eから最も離れた位置からベース部材32の後端縁32bに向かって延びている。
【0069】
第1の口径48の幅は、プレート14の厚さよりも大きく、及び柱部12の直径よりも小さい。第1の開シリンダ38の壁の厚みは、一般にプレート14の上端縁14c及び下端縁14dの長さよりもわずかに小さい。
【0070】
第1の下側突出部50は、第1の開シリンダ38から外側に延びており、その結果、第1の下側突出部50が形成される第1の開シリンダ38の壁の厚さは、プレート14の上端縁14c及び下端縁14dの長さよりわずかに大きい。
【0071】
第1の下側突出部50は、第1の開シリンダ38の全長を走り、前面部32eから最も遠い位置と、ベース部材32の後端縁32bから最も遠い位置との間の周囲を走る(ただし、延びていない)「突起」のように見える。
【0072】
第2のバレル54は、さらにベース部材32の前面部32e上に形成される。ベース部材32に対する形成位置以外では、第2のバレル54は第1のバレル34と略同じ構成となっている。第2のバレル54は、第2の閉シリンダ56、第2の開シリンダ58及びベース部材32の前面部32eを切り欠いた第2の溝60からなる。
【0073】
第2の溝60は、実際は下端縁32dから、ちょうど上端縁32cの手前まで延びており、後端縁32bに隣接している。第2の閉シリンダ56は、後端縁32b及び上端縁32cが交わる隅でベース部材32に部分的に埋め込まれるように見え、その中心軸は後端縁32bに平行である。
【0074】
第2の閉シリンダ56は、中実のセグメント56a及び中空のセグメント56bを有している。ここで、中空のセグメント56bは、1つの、軸方向に配列され、円筒状であり、第2の閉穴部62を定義する(つまり、有底筒状)。
【0075】
第2の閉じシリンダ56は、第2の溝60の上端部60aが、ベース部材32の前面部32eに切り込まれた第2の閉穴部62の部分と一致するように、配置されている。第2の閉穴部62の直径及び高さは、柱部12の上側突起部12aの直径及び高さよりわずかに大きい。
【0076】
第1の閉シリンダ36と第2の閉じシリンダ56との間の間隔は、それらの最も近接した位置において、ベース18の先端縁18aからプレート14の後端縁14bまで測定されるように棒16の幅よりも大きい。第2の閉シリンダ56の中空のセグメント56bの壁の厚さは、一般に、プレート14の上端縁14c及び下端縁14dの長さよりも小さく設定されている。
【0077】
第2の上側突出部64は、第2の閉シリンダ56から外側に延びており、その結果、第2の上側突出部64が形成される中空のセグメント56bの壁の厚さは、プレート14の上端縁14c及び下端縁14dよりもわずかに大きく設定されている。
【0078】
全長さを実行する「増加」が第2の閉シリンダ56を、周辺に間に走るように、第2の上側突出部64が現われる、しかし伸びないこと、に、前面部32eから最も遠い位置、及びベース部材32の先端縁32aに近い位置。
【0079】
第2の上側突出部64は、第2の閉シリンダ56の全長を走り、前面部32eから最も遠い位置と、ベース部材32の先端縁32aから最も接近した位置との間の周囲を走る(ただし、延びていない)「突起」のように見える。第2の開シリンダ58は、ベース部材32に部分的に埋め込まれ,後端縁32bと平行な中心軸を有するように見える。
【0080】
第2の開シリンダ58は、後端縁32b及び下端縁32dが交わる隅に配置され、その全長にわたって中空となっており、軸方向に配列され、円筒状であり、第2の開口部66を定義する(つまり、有底筒状)。
【0081】
第2の開シリンダ58は、第2の溝60の下端部60bが、ベース部材32の前面部32eに切り込んでいる第2の開口穴部66の部分に一致するように、配置される。第2の開口穴部66の直径は、柱部12の下側突起部12bの直径よりもわずかに大きい。
【0082】
第1の開シリンダ38及び第2の開シリンダ58の間隔は、それらが最も接近する位置では、ベース部材18の先端縁18aからプレート14の後端縁14bまで測定されるように、棒16の幅よりも大きく設定されている。
【0083】
第2の口径68は、第2の開シリンダ58の全体にわたって切り込まれており、第2の開シリンダ58の壁を介して、放射状に延びている。周辺に、第2の口径68は、前面部32eから最も遠い位置からベース部材32の後端縁32bに向かって延びている。
【0084】
第2の口径68の幅は、プレート14の厚さよりも大きく、柱部12の直径よりも小さい。第2の開シリンダ58の壁の厚さは、一般に、プレート14の上端縁14c及び下端縁14dの長さよりも僅かに小さく設定されている。
【0085】
第2の下側突出部70は、第2の開シリンダ58から外側に延びており、その結果、第2の下側突出部70が形成される第2の開シリンダ58の厚み寸法は、プレート14の上端縁14c及び下端縁14dの長さよりも僅かに大きくなっている。
【0086】
第2の下側突出部70は、第2の開シリンダ58の全長を走り、ベース部材32の前面部32eから最も遠い位置と、先端縁32aに最も接近した位置との間の周囲を走る(ただし、延びていない)「突起」のように見える。
【0087】
環状部72は、外縁部73、及びスロット76を定義する内縁部74を備える。環状部72の外縁部73は、ベース部材32の先端縁32aから最も遠い位置において、第2の閉シリンダ56に一つのポイントで取付けられており、第2の開シリンダ58に別のポイントで取り付けられている。
【0088】
第2の閉シリンダ56及び第2の開シリンダ58の外縁部73のセグメントは、後端縁32b及び前面部32eが交わるところのラインに略沿って、ベース部材32に縦に接する。
【0089】
繊維片は、雄側要素10に付けられないカップ3から外側に延びており、スロット76を貫通しており、折り重ねられ、縫われるか、そうでなければそれ自体に付けられており、それによってブラジャー1の他のカップ3に雌側要素30を取付けている。
【0090】
カップ3の1つから外側に延びる繊維片は、スロット24を貫通しており、折り重ねられ、縫われるか、そうでなければそれ自体に付けられており、それによって、ブラジャー1のカップ3の一つに雄側要素10を取付ける。
【0091】
図3及び図4に示すように、第1の固定位置で雌側要素30に雄側要素10を最初に固定するために、柱部12の上側突起部12aは、第1の開口穴部46に軸方向に挿入される。柱部12の曲面状とされた上端部12bは、上側突起部12aの第1の開口穴部46への挿入を容易にする。
【0092】
プレート14が第1の口径48に位置決めされるように雌側要素30に対して雄側要素10を回転させた状態で、柱部12を第1の溝40に沿って、第1の閉穴部42側に滑らせる。プレート14が完全に第1の口径48を通り抜けた時、上側突起部12aは第1に内部内に位置しており、第1の溝40の上端部40aにとどまる。
【0093】
柱部12の下側突起部12cは、第1の開口穴部46内に位置しており、第1の溝40の下端部40bにとどまる。プレート14は、第1の閉シリンダ36及び第1の開シリンダ38の間に縦に配置される。
【0094】
ここで、図5乃至図8に示すように、雌側要素30に対して雄側要素10を固定するために、柱部12の円柱軸周りに、雄側要素10をベース部材32の先端縁32aに向かうように回転させる。
【0095】
第1の上側突出部44及び第1の下側突出部50はそれぞれ、上部セグメント16a及び下部セグメント16bに干渉する。どんな人も、第1の上側突出部44及び第1の下側突出部50による干渉を容易に解消することができる。しかし、偶然に開かないように十分な力が必要とされる。
【0096】
一旦棒16が第1の上側突出部44及び第1の下側突出部50を通過すると、雄側要素10及び雌側要素30は固定され安定する。それらの突出部は、雄側要素10が一方向に回転するのを防ぎ、プレート14は、他の方向に回転するのを防ぐために、雌側要素のベース部材32に接する。
【0097】
プレート14は、柱部12の軸方向において雄側要素10の移動を防ぐために、第1の閉シリンダ36及び第1の開シリンダ38の間に位置する。
【0098】
図3中の破線は、雄側要素10が第2の固定位置で雌側要素30にどのように固定されるか示す。柱部12の上側突起部12aは、第2の開口穴部66に軸方向に挿入される。プレート14が第2の口径68に配列されるように、雌側要素30に対して雄側要素10を回転させた状態で、柱部12を第2の溝60に沿って、第2の閉開口部62側に滑らせる。
【0099】
プレート14が完全に第2の口径68を通り抜けた時、上側突起部12aは第2の閉穴部62内に位置しており、第2の溝60の上端部60aにとどまっており、柱部12の下側突起部12cは、第2の開口穴部66内に位置しており、第2の溝60の下端部60bにとどまっている。プレート14は、第2の閉シリンダ56及び第2の開シリンダ58の間に縦に位置している。
【0100】
その後、雄側要素10は上記のように雌側要素30に対して固定される。雄側要素10を、柱部12の円柱軸周りに、ベース部材32の先端縁32aに向かうように回転させる。十分な力を持って、棒16は、第2の上側突出部64及び第2の下側突出部70によって引き起こされた干渉を解消することができる。
【0101】
棒16の上部のセグメント16aは、第1の閉シリンダ36及び第2の閉シリンダ56の間で、ベース部材32の前面部32eに対してとどまる。棒16の下部のセグメント16bは、第1の開シリンダ38及び第2の開シリンダ58の間で、ベース部材32の前面部32eに対してとどまる。
【0102】
雄側要素10のベース部材18は、第1の閉シリンダ36及び第1の開シリンダ38の間にとどまる。プレート14は、第2の閉シリンダ56を及び第2の開シリンダ58の間にとどまる。このポイントでは、雄側要素10及び雌側要素30は、第2の固定位置で固定され安定する。
【0103】
雄側要素10及び雌側要素30が第2の位置で固定される場合、環状部20及び72は、雄側要素10及び雌側要素30が第1の位置で固定される場合よりも互いに接近した状態となっている。これは、ブラジャー着用者の胸の谷間を強調する。
【0104】
ファスナー5がブラジャー1のカップ3間で位置するので、着用者に容易に手をのばすことができる。したがって、着用者は、シンプルかつ自然に胸の谷間の見栄えを変え、さらに、雄側要素10及び雌側要素30の固定位置の変更により、ゆとりレベルを調節することができる。
【0105】
次に、図9乃至図17において、最初に図9を参照すると、本発明の第2の好ましい実施の形態におけるブラジャー101は、2個のカップ103及び1つのファスナー105を含む。ファスナー105は、2個のカップ103の間に位置し、かつ、図10乃至図1 7中でより明白に示され、また以下に開示されるように、各カップに取付けられる。
【0106】
ここで、図9乃至図17を参照すると、ファスナー105は、ダブル磁石部110及びシングル磁石部140を備えた構成となっている。以下に述べるように、ダブル磁石部110及びシングル磁石部140の一部をなす磁石以外の各要素は、それぞれ、単一で、頑丈なプラスチックの成形品からなる。
【0107】
ダブル磁石部110は、先端縁112a、後端縁112bに面する反対、上端縁112c、下端縁112dに面する反対、正面部112e及び裏面部112fを有する長方形のベース部材112を有している。
【0108】
第1の凹部114及び第2の凹部116(これらは、サイズ及び形状が略同じであり、長方形である)は、ベース部材112の正面部112eを切り欠いているが、裏面部112fには達していない。
【0109】
第1の凹部114及び第2の凹部116は、並んで配置されており、それらの縁はベース部材12の縁に平行である(先端縁112aに近い第1の凹部114及び後端縁112bに近い第2の凹部116のベース部材112の端と平行なそれらの端)。
【0110】
第1の磁石118は(凹部114と略同サイズで、長方形である)、完全に第1の凹部114内に埋め込まれるように接着され、又はアタッチされる。第1の磁石118の正面部118aは、ベース部材112の正面部112eと略同じ平面に配置される。第1の磁石118の磁力線は、正面部118aを通って垂直に延びており、その結果、第1の磁石118の一方の極は正面部118aに位置する。
【0111】
同様に、第2の磁石120は(第1の磁石118と略同じサイズで、長方形である)、完全に第2の凹部116に埋め込まれるようにベース部材112に接着され、又はアタッチされる。
【0112】
第2の磁石120の正面部120aは、ベース部材112の正面部112eと略同じ平面に位置しており、第2の磁石120の磁力線は、正面部120aを通って垂直に延びている。
【0113】
第2の磁石120の正面部120aは、第1の磁石118の正面部118aと同じ極性を持っている。磁石は、ネオジムや他の磁化材料のようなレアアース磁性材料とすることができる。
【0114】
L字状の上部ホック122は、ベース部材112の先端縁112a及び第1の磁石118に近接近して、ベース部材112の前面112eの外側に垂直に延びる長方形脚123を有しており、上部ホック122の外周面がベース部材112の上端縁112cと略同一平面に配置される。
【0115】
上部のホック122の長方形腕124は、ベース部材112には隣接していない脚123の端部から、ベース部材112の後端縁112bの方に、垂直に突出する。上部ホック122がベース部材112から突出する長さは、正面部112eから裏面部112fに測定されるように、ベース部材112の厚さと略同じである。
【0116】
同様に、L字状の下部ホック126は、ベース部材112の第1の磁石118及び先端縁112aに近接近して、ベース部材112の正面部112eから垂直に伸びる長方形脚127を有しており、下部ホック126の外周面126aがベース部材112の下端縁112dと同じ平面に配置される。
【0117】
下部ホック126の長方形腕128は、ベース部材112には隣接していない脚127の端部から、ベース部材112の後端縁112bの方へ、垂直に突出する。
【0118】
むしろ、上部ホック122と下部ホック126は、ベース部材112の先端縁112aから等しく遠く離れている。
【0119】
環状部130の外周端132は、ベース部材112の後端縁112bに縦に付けられ、ベース部材112の正面部112eによってほぼ定義された平面が、環状部130を二分するように位置している。環状部130の内縁134は、スロット136を定義する。
【0120】
カップ103の1つから外側に延びる繊維片は、スロット136を貫通しており、折り重ねられ、縫われるか、そうでなければそれ自体に付けられており、それによって、ブラジャー101のカップ103の一つにダブル磁石部110を取付ける。
【0121】
シングル磁石部140は、先端縁142a、後端縁142bに面する反対、上端縁142c、下端縁142dに面する反対、正面部142e及び裏面部142fを有する長方形のベース部材142を有している。ベース部材142の長さは、先端縁142aから後端縁142bまで、ダブル磁石部110のベース部材112の対応する寸法に一致している。
【0122】
同様に、ベース部材142の厚さは、正面部142eから裏面部142fまで、ダブル磁石部110のベース部材112の厚さに略等しい。以下で説明するように、ベース部材142の高さは、上端縁142cから下端縁142dまで、ダブル磁石部110のベース部材112に対応する寸法よりも小さい。
【0123】
第3の凹部144及び第4の凹部146は、ベース部材142の正面部142eから切り抜かれるが、裏面部112fまでは達しない。第3の凹部144及び第4の凹部146は長方形で、互いにサイズと形が同じであり、ダブル磁石部110の第1の凹部114及び第2の凹部116と略同じである。
【0124】
第3の凹部144及び第4の凹部146は並んで位置している(先端縁142aに近い第3の凹部144及び後端縁142bに近い第4の凹部146のベース部材142の端と平行なそれらの端)。
【0125】
第3の磁石148は、長方形であり、第3の凹部144と略同じサイズであり、それが第3の凹部144に完全に埋め込まれるように、ベース部材142に接着されるか、そうでなければアタッチされる。
【0126】
第3の磁石148の正面部148aは、ベース部材142の正面部142eと同じ平面に配置されており、第3の磁石148の磁力線は、正面部148aを通って垂直に延びている。第3の磁石148の正面部148aの極性は、1の磁石118の正面部118a及び第2の磁石120の正面部120aのそれと反対である。
【0127】
L字状の第1上部のキャッチ部150は、ベース部材142の上端縁142cから垂直に突出している。第1の上部のキャッチ部150の長方形脚151は、ベース部材142の先端縁142aに隣接していて、ベース部材142と同じ厚さがある。
【0128】
第1の上部のキャッチ部150の長方形の腕152は、ベース部材142の正面部142eに近い脚151の端部から、ベース部材142の後端縁142bの方へ、垂直に突出している。
【0129】
第1の上部キャッチ部150の腕152が、脚151から突出した寸法は、上部ホック122の腕124が脚123から突出する寸法と略同じである。
【0130】
L字状の第1の下部キャッチ部154は、第1の上部のキャッチ部150と略同じサイズ及び形状であり、ベース部材142の下端縁142dから垂直に突出している。
【0131】
第1の下部のキャッチ部154の長方形の脚155は、ベース部材142の先端縁142aに隣接しており、ベース部材142と同じ厚さがある。第1の下部キャッチ部154の長方形の腕156は、ベース部材142の正面部142eに近い脚155の端部から、ベース部材142の後端縁142bの方へ、垂直に突出している。
【0132】
第1の下部のキャッチ部150の腕156が脚155から突出した寸法は、下部のホック126の腕128が脚127から延びた寸法と略同じである。先端縁142aのベース部材142の高さは、第1の上部のキャッチ部150及び第1の下部のキャッチ部154の追加分によって増加するように、ダブル磁石部110のベース部材112の対応した寸法に略同じである。
【0133】
L字状の第2の上部キャッチ部158は、ベース部材142の上端縁142cから垂直に突出しており、上端縁142cの縦中間点に位置している。第2の上部のキャッチ部158の長方形の脚159は、ベース部材142と同じ厚さを持っている。
【0134】
脚159は、第1の上部キャッチ部150の腕132と第2の上部キャッチ部158の脚159との間隔が、最も接近した位置において、腕124を含む上部ホック122の幅よりもわずかに大きくなるように配置される。
【0135】
第2の上部キャッチ部158の長方形の腕160は、ベース部材142の正面部142eに近い脚159の端部から、ベース部材142の後端縁142bの方へ、垂直に突出している。
【0136】
第2の上部キャッチ部158の腕160が脚159から延びる距離は、上部ホック122の腕124が脚123から延びる距離に略等しい。
【0137】
L字状の第2下部のキャッチ部162は、さらにベース部材142の下端縁142dから垂直に突出しており、下端縁142dの縦中間点に位置している。第2の下部キャッチ部162の長方形の脚163は、ベース部材142と同じ厚さを有している。
【0138】
脚163は、第1の下部キャッチ部154の腕156と第2の下部のキャッチ部162の脚163との間隔が、それらの最も接近した位置において、腕128を含む下部のホック126の幅よりわずかに大きくなるように位置している。
【0139】
第2の下部キャッチ部162の長方形の腕164は、ベース部材142の正面部142eに近い脚163の端部から、ベース部材142の後端縁142bの方へ、垂直に突出している。
【0140】
第2の下部のキャッチ部162の腕164が脚163から延びる寸法は、下部ホック126の腕128が脚127から延びる寸法に略一致している。ベース部材142と同じ厚さがある上側突起部166は、ベース部材142の上端縁142cから垂直に突出しており、後端縁142bに隣接している。
【0141】
上側突起部166と第2の上部のキャッチ部158の腕160との間隔は、それらが最も接近したポイントにおいて、腕124を含む上部のホック122の幅よりわずかに大きく設定されている。同様に、ベース部材142と同じ厚さがある下側突起部168は、ベース部材142の下端縁142dから垂直に突出しており、後端縁142bに隣接している。
【0142】
下側突起部168と第2の下部のキャッチ部162の腕164との間隔は、それらが最も接近したポイントにおいて、腕128を含む下部のホック126の幅よりわずかに大きく設定されている。
【0143】
環状部170の外周端172は、ベース部材142の後端縁142bに縦に付けられ、ベース部材142の正面部142eによってほぼ定義された平面が、環状部170を二分するように位置している。環状部170の内縁174は、スロット176を定義する。
【0144】
カップ103の1つから外側に延びる繊維片は、スロット176を貫通しており、折り重ねられ、縫われるか、そうでなければそれ自体に付けられており、それによって、ダブル磁石部110パスに付けられないまたそのために、折り重なられ、ブラジャー101の他のカップ103にシングル磁石部140を取付ける
ここで、図10乃至図13を参照して、シングル磁石部140をダブル磁石部110に固定するために、シングル磁石部140の正面部140eは、ダブル磁石部110の正面部110eと接触させられる。
【0145】
第1の固定位置で要素を固定するために、第3の磁石148の正面部148aは、固定ユニットの反対側の端部で環状部130及び170と共に、第1の磁石118の正面部118aと接触させられる。
【0146】
第1の上部キャッチ部150の腕152の端部は、上部ホック122の腕124の端部を完全に通過するであろう。上部のホック122の脚123は、第2の上部のキャッチ部158の脚159に対して接するだろう。
【0147】
同様に、第1の下部のキャッチ部154の腕156の端部は、下部のホック126の腕128の端部を完全に通過するであろう。また、下部のホック126の脚127は第2の下部キャッチ部162の脚163に対して接するだろう。第3の磁石148の正面部148aが第1の磁石118の正面部118aと接触する時に、磁石は正確に整列しないであろう。
【0148】
しかしながら、反対の磁力は磁石の正面部148aと正面部118aとを分極する。なお、この磁石は、第3の磁石148及び第1の磁石118を構造内に吸引する。
そうする際に、磁力はさらにホックとキャッチ部を係合させるであろう。
【0149】
第1の上部キャッチ部150の腕152の端部は、上部ホック122の脚123と接触させられるだろう。また、上部のホック122の腕124の端部は、第1の上部のキャッチ部150の脚151に接触するであろう。
【0150】
同様に、第1の下部キャッチ部154の腕156の端部は、下部ホック126の脚127と接触するであろう。また、下部ホック126の腕128の端部は、第1の下部のキャッチ部154の脚155に接触するであろう。
【0151】
重要なことには、第1の上部キャッチ部150の腕152は今、上部ホック122の腕124の下に位置していることであり、また、第1の下部キャッチ部154の腕156は下部のホック126の腕128の下に位置しているであろう。このポイントで、ダブル磁石部110とシングル磁石部140は、安定に固定される。
【0152】
ホックとキャッチ部の相対的な位置は、図15でより明確になるであろう。破線は、磁石の正面が最初に接触する際の、ホックの位置を表わしている。実線は、磁力がマグネットを磁力により一直線に整列させ、ホックとキャッチを係合させた後の、ホックの位置を表している。
【0153】
上部ホック122の腕124に対して第1の上部キャッチ部150の腕152のポジショニング、下部ホック126の腕128に対しての第1の下部キャッチ部154の腕156のポジショニング、磁石の磁力吸引方向とは反対方向にファスナーの要素が移動又は突発的に解かれるのを防止する。
【0154】
上部ホック122、下部ホック126、第1の上部キャッチ部150及び第1の下部キャッチ部154は、取り付け環状部130及び170によって吸引された際に、要素が縦方向に移動するのを防止する。
【0155】
反対方向の突発的な解除は、磁石の磁力吸引方向が最初に克服される場合には、上部ホック122及び第2の上部キャッチ部158の脚、下部ホック126及び第2の下部キャッチ部162の脚の隣接部によって妨げられる。
【0156】
最後に、垂直方向への並進運動は、ベース部材142の上端縁142cに対する上部ホック122とベース部材142の下端縁142dに対する下部ホック126の隣接部によって妨げられる。
【0157】
ここで、図14乃至図17を参照するように、第2の固定位置でダブル磁石部110をシングル磁石部140に固定するために、第3の磁石148の正面部148aは、固定ユニットの反対側の端部で取り付け環状部130及び170を用いて、第2の磁石120の正面部120aと接触させられる。
【0158】
第2の上部キャッチ部158の腕160の端部は、上部のホック122の腕124の端部を完全に通過するであろう。上部ホック122の脚123は、上側突起部166に対して接触するであろう。
【0159】
同様に、第2の下部キャッチ部162の腕164の端部は、下部ホック126の腕128の端部を完全に通過するであろう。また、下部ホック126の脚127は、下側突起部168に対して接触するであろう。
【0160】
第3の磁石148の正面部148a及び第2の磁石120の正面部120a分極させる反対の磁力は、第3の磁石148及び第2の磁石120を引くだろう、その結果ホックとキャッチ部を係合させる。
【0161】
第2の上部のキャッチ部158の腕160の端部は、上部ホック122の脚123と接触させられるだろう。また、上部ホック122の腕124の端部は、第2の上部のキャッチ部158の脚159に接するだろう。
【0162】
同様に、第2の下部キャッチ部162の腕164の端部は、下部ホック126の脚127と接触させられるだろう。また、下部ホック126の腕128の端部は、第2の下部キャッチ部162の脚163に接するだろう。
【0163】
重要なことには、第2の上部キャッチ部158の腕160は、上部ホック122の腕124の下に位置しており、第2の下部キャッチ部162の腕164は下部のホック126の腕128の下に位置していることである。
【0164】
このポイントでは、ダブル磁石部110とシングル磁石部140は、第2の固定位置で安定に固定される。
【0165】
ダブル磁石部110及びシングル磁石部140が第2の固定位置に固定されるとき、本発明の第1の実施の形態のように、環状部130及び170は、互いに接近して、ブラジャー着用者の胸の谷間を強調する役目を果たす。
【0166】
ファスナー105がブラジャー101のカップ103の間で位置するので、着用者のアクセスが容易となり、それゆえに、シングル磁石部140及びダブル磁石部110の固定位置を変えることによって、簡易かつ容易に胸の谷間の見栄えを変えることができ、ゆとり度を調節することができる。
【0167】
以上、本発明について、好ましい実施形態の説明によって記述してきたが、本発明の思想から逸脱することなく種々の変更や修正が行なわれ得ることは、この技術に熟練している者には明白である。
【0168】
例えば、第1の実施形態の棒、第2の実施形態の磁石及び付属輪などの多くの要素の形状は、本発明を実質的に変更することなく修正され得る。また、ファスナーが成型される材質は、プラスチックに制限されるものではない。
【0169】
さらに、本発明のファスナーは、水着のような他の衣服に使用されてもよい。さらに、ファスナーは、2つを越えた固定位置を含み得る。これら及び他の理由により、開示され説明された実施形態は、単に実例なのであって、限定的なものではない。
【図面の簡単な説明】
【0170】
【図1】本発明の第1の実施の形態によってファスナーを使用するブラジャーの背面図である。
【図2】解かれた位置の第1の実施の形態によって構築された二部分のファスナーの斜視図である。
【図3】図2の二部分のファスナーの斜視図であるが、まだ固定されていない。
【図4】図3の4―4横断面図であり、また固定されていない。
【図5】固定され安定になった状態での図2のファスナーの斜視図である。
【図6】固定され安定になった状態での図2〜5のファスナーであり、図5の6―6の横断面図である。
【図7】固定され安定になった状態での、第1の実施の形態への図5のファスナーとしての柱及びバレルであり、図5の7−7の横断面図である。
【図8】固定され安定になった状態で図5のファスナーの正面図で、衣服の革ひもに付けられている。
【図9】本発明の第2の実施の形態に構築されたファスナーを使用するブラジャーの背面図である。
【図10】解かれた状態で図9の中のファスナーの斜視図である。
【図11】第1の位置で固定され安定になった図10のファスナーの斜視図である。
【図12】第1の位置で固定され安定になった第2の実施の形態によるファスナーであり、1第1図の12−12の横断面図である。
【図13】固定され確保された位置で、2つの磁石、及び第2の実施の形態によるそれらのハウジングであり、図11の13−13の横断面図である。
【図14】第2の位置で固定され安定になった第2の実施の形態によるファスナーの斜視図である。
【図15】固定され確保された位置で、ホック、及び第2の実施の形態によるファスナーのキャッチ部であり、図14の15―15の横断面図である。
【図16】第2の位置で固定され安定になった第2の実施の形態によるファスナーに、図14の16−16の横断面図である。
【図17】第2の位置で固定され安定になった第2の実施の形態によるファスナーの正面図である。
【図18】後部革ひもに現在のファスナーを付けるブラジャーの背面図である。
【符号の説明】
【0171】
1 ブラジャー
3 カップ
5 ファスナー
10 雄側要素
18 ベース部材
30 雌側要素
32 ベース部材
32a 先端縁
32b 後端縁
32c 上端縁
32d 下端縁
32e 正面部
20,72 環状部
21,73 外縁部
22,74 内縁部
12 柱部
12a,12c 突起部
12c,12d 端部
12a 上側突起部
12b 上端部
12c 下側突起部
12d 下端部
14 プレート
14a 先端縁
14b 後端縁
14c 上端縁
14d 下端縁
16 棒
16a 上部のセグメント
16b 下部のセグメント
18 長方形のベース
18a 先端縁
18b 後端縁
21 外部の端
22 内部の端
24 スロット
34,54 バレル
34 第1のバレル
54 第2のバレル
36 第1の閉シリンダ
38 第1の開シリンダ
56 第2の閉シリンダ
58 第2の開シリンダ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の要素と、第2の要素と、前記第2の要素に対する前記第1の要素の動作を制限するための固定手段と、を含み、第1の面と第2の面とを解放可能に接続するための正面固定型ブラジャーへの使用に適合した調整可能なファスナーであって、
前記第1の要素は、該第1の要素を前記第2の要素に固定するための第1の固定手段と、前記第1の面へ前記第1の要素を付けるための第1のアタッチメント手段と、を含み、
前記第2の要素は、第2の要素ベースと、前記第2の要素を前記第1の要素に固定するための前記第2の要素ベースの面に配置された、複数の第2の固定手段と、前記第2の面へ前記第2の要素を付けるための第2のアタッチメント手段と、を含み、
各々の前記複数の第2の固定手段は、前記第1の固定手段に連結可能であることを特徴とする調整可能なファスナー。
【請求項2】
前記調整可能なファスナーにおいて、
前記第1の固定手段は、円柱状の柱部を含み、
前記複数の第2の固定手段は、各々前記柱部を収容することができる複数のバレルを含むことを特徴とする請求項1記載の調整可能なファスナー。
【請求項3】
前記柱部は、その長さの一部に沿って、前記柱部のそれ未満の高さを持っているプレートの端に固定され、
各々の前記バレルは、前記プレートの高さより大きな間隔によって分離された上部のバレルセクション及び下部のバレルセクションを含み、
各々の前記下部のバレルセクションは、前記プレートの厚さを提供するために十分な広さを有し、その壁から縦に切断された形状の口径を備え、
それによって、前記柱部が前記バレルのうちの1つに挿入された場合に、前記プレートが前記口径を完全に通過し、前記柱部がその円柱状の軸周りに前記バレルに対して回転する場合、前記上部のバレルセクションと前記下部のバレルセクションの間のスペース内を自由に移動することを特徴とする請求項2記載の調整可能なファスナー。
【請求項4】
前記固定手段は、
前記プレートよりも大きな高さを有し、前記柱部が固定された前記プレートの端部の反対側かつ平行する側の端部に、縦方向に固定された棒と、
一方が各々の前記上部のバレルセクションの外壁に配置され、他方が各々の前記下部のバレルセクションの外壁に配置された、複数の突出部と、を含み、
前記プレートの幅は、前記突出部が存在しない箇所における各々の前記上部のバレルセクション及び各々の前記下部のバレルセクションの壁の厚さよりもわずかに大きく、かつ、前記突出部が配置される箇所における各々の前記上部のバレルセクション及び各々の前記下部のバレルセクションの壁の厚さにわずかに満たない幅を有し、
これにより、前記突出部は、前記柱部の円柱状の軸に対する前記棒の回動を、前記プレートが前記下部のバレルセクションのうちの1つの前記口径と整列する位置と、前記プレートが前記第2の要素ベースと接触する位置との間で阻止することなしに、抑制する
ことを特徴とする請求項3記載の調整可能なファスナー。
【請求項5】
前記第1の要素は、各々の前記バレルの前記上部のバレルセクションと前記下部のバレルセクションとの間隔に満たない高さを有し、前記プレートが決められる前記棒の端の反対側の前記棒の端に縦に固定された、第1の要素ベースを含み、
前記第1のアタッチメント手段は、前記棒に固定される前記第1の要素ベースの端の反対の前記第1の要素ベースの端に接続された第1の輪を含み、
前記第2のアタッチメント手段は、前記第1の要素及び前記第2の要素が固定され安定になる時、前記第1の輪から最も遠くに位置した前記第2の要素ベースの端に接続された第2のリングを含むことを特徴とする請求項4記載の調整可能なファスナー。
【請求項6】
前記第1の固定手段は、第1の磁気表面がある第1の磁石を含み、
前記複数の第2の固定手段は、複数の第2の磁石を各々含む、それぞれは、前記第1の磁気表面とは磁荷が反対である第2の磁気表面を有していることを特徴とする請求項1記載の調整可能なファスナー。
【請求項7】
前記第1の要素は、第1の固定面を有する第1の要素ベースをさらに含み、
前記第1の磁気表面が、前記第1の固定面と同じ平面上に位置するように、前記第1の磁石は前記第1の要素ベースに埋め込まれ、
各々の前記第2の磁石は、直線上に整列し、前記第2の要素ベースに埋め込まれており、各々の前記第2の磁石の前記第2の磁気表面は、前記第2の要素ベースの前記面と同じ平面上に位置することを特徴とする請求項6記載の調整可能なファスナー。
【請求項8】
前記第1のアタッチメント手段は、前記第1の磁石から最も離れた前記第1の要素ベースの端に配置され、
前記第2のアタッチメント手段は、前記第2の磁石の前記直線配置の一端にある前記第2の要素ベースの端に配置されることを特徴とする請求項7記載の調整可能なファスナー。
【請求項9】
前記固定手段は、固定され、前記第2の要素ベースの前記面から垂直に突出する一対のホックを有し、前記一対のホックは、前記第2のアタッチメント手段から最も離れた位置に配置される前記複数の第2のマグネットのうち一つの反対側の端に配置され、各一対のホックは、前記第2のアタッチメント手段が配置される前記第2の要素ベースの端の方向に向かう角部を有しており、
複数組のキャッチ部を有し、この複数組のキャッチ部は、前記第2の要素ベースに埋め込まれた第2の磁石の数に等しく、各複数組のキャッチ部は、固定され、前記第1の要素ベースの前記反対側の面端から突出しており、前記面端は前記第1のアタッチメント手段が配置される前記端に垂直であり、
前記複数組のキャッチ部の一つは、前記第1のアタッチメント手段から最も離れた前記反対側の面端の端に配置されており、
前記キャッチ部の一つは、角部隣接部を有しており、前記第1の要素ベースの端に平行であり、
前記角部はそれぞれ、前記第1の固定面と同じ面に配置される面を有しており、
前記第1のアタッチメント手段は、前記第1の要素ベースの端の方向に向かう角前記角部に配置され、
一対のコブは、前記第1のアタッチメント手段に最も接近した前記反対側の面端の端部に配置され,
前記第1のアタッチメント手段が配置される前記複数の第2の磁石の1つの反対の横に配置された、前記第2の付属手段から最も遠くに位置した、各々の前記ペアのホックに角のある部分があること、前記第2の要素ベースの端の方向に指示され、前記第2の付属手段が配置され、
複数のペアのキャッチ部、前記第2の要素ベースに埋め込まれていた第2の磁石の数と等しく、各々の前記ペアのキャッチ部に固定し、前記第1の要素ベースの反対の面する端から突出しており、端に垂直であり、前記第1の付属手段が配置されるか、前記ペアのキャッチ部のうちの1つは端で配置された端に前記第1の付属手段から最も遠くに面すること及び前記ことの端に隣接していて、それが固定される要素ベース、前記第1の固定する面と同じ平面にある角面、及び、前記第1の付属手段が配置される前記第1の要素ベースの端の方向にとがっている各々の前記角のある部分と、
一組の突起部は、前記第1の要素ベースの端に面する前記反対に固定されており、
前記キャッチ部の個々の連続するセット間のスペース、前記突起部に近い前記突起部及び前記キャッチ部の間のスペースと同様に、端に面するそれぞれにおいて、前記ホックのうちの1つ、及び前記ホックのうちの1つの前記角のある部分と前記第2の要素ベースの間の適合及び前記キャッチ部及び前記突起部が、配置される前記キャッチ部の各々の前記角のある部分を提供するように十分に広く、前記ペアのキャッチ部のうちの1つの角のある
前記ペアのホック及び前記第2の要素ベースの前記角のある部分と前記第1の磁石及び前記第2の磁石のうちの1つの間で位置する、それらの引力が広義の解釈をしたように提携しており、それによって、前記ペアのキャッチ部のうちの1つで取られた、それが磁力によって付けられる前記複数の第2の磁石の1つから前記第1の磁石の分離を防ぐことを特徴とする請求項8記載の調整可能なファスナー。
【請求項10】
上記の調整可能なファスナーでは、前記第1の付属手段は第1の輪を含み、前記第2の付属手段は第2の輪を含む
ことを特徴とする請求項9記載の調整可能なファスナー。
【請求項11】
ブラジャーの第1の部分をブラジャーの第2の部分に解放可能に調節して付けるための調整可能なファスナーであって、
前記第1のブラジャー部分に付けることができる第1の接続部材と、
ブラジャーの反対側の第2の部分に付けることができる、選択的で、そのために許す1つを越える相対的地位での前記第1の接続する装置に、磁気的に引きつけられる装置を接続する、第2の接続部材を有するブラジャー・ファスナー。
【請求項12】
前記第1の接続する装置は磁石であることを特徴とする請求項11記載の調整可能なブラジャー・ファスナー。
【請求項13】
前記第2の接続する装置は、前記第1の接続する装置への反対の磁極性の磁石であることを特徴とする請求項12記載の調整可能なブラジャー・ファスナー。
【請求項14】
前記第2の接続する装置は、前記第1の接続する装置の反対の極性の磁石に間隔を置くように、少なくとも2つ設けられたことを特徴とする請求項13記載の調整可能なブラジャー・ファスナー。
【請求項15】
前記第1及び第2の接続する装置は、レアアース磁石であることを特徴とする請求項15記載の調整可能なブラジャー・ファスナー。
【請求項16】
前記レアアース磁石はネオジムであることを特徴とする請求項15記載の調整可能なブラジャー・ファスナー。
【請求項17】
前記第1の接続部材と関連する第1の機械式ロック装置と機械的に付属する第2の接続部材と関連する第2の機械式ロック装置は、その不必要な干渉を防ぐために、第一及び第二の磁気によってつないでいる部材を含むことを特徴とする請求項16記載の調整可能なブラジャー・ファスナー。
【請求項18】
前記第1及び第2の機械的なロック手段は、前記接続部材、及び前記第2の接続部材に対応して付けられた、対応する連れ添うロック装置の1番めに付けられた少なくとも1つのL形のホックを含むことを特徴とする請求項17記載の調整可能なブラジャー・ファスナー。
【請求項19】
前記第1及び第2の機械的なロック手段は、前記第1の接続部材に付けられたL−形のホック装置にペアを含み、前記第2の接続部材に付けられた、相応して位置した連れ添うロック装置にペアを含む
ことを特徴とする請求項18記載の調整可能なブラジャー・ファスナー。
【請求項20】
前記第1及び第2の接続部材はプラスチックからなることを特徴とする請求項19記載の調整可能なブラジャー・ファスナー。
【請求項21】
前記第1及び第2のブラジャー部分はブラジャーの正面にあることを特徴とする請求項11記載の調整可能なブラジャー・ファスナー。
【請求項22】
前記第1及び第2のブラジャー部分は、ブラジャー・カップであることを特徴とする請求項21記載の調整可能なブラジャー・ファスナー。
【請求項23】
前記第1及び第2のブラジャー部分は、ブラジャーの後ろにあることを特徴とする請求項11記載の調整可能なブラジャー・ファスナー。
【請求項24】
前記第1及び第2のブラジャー部分は、ブラジャー革ひもであることを特徴とする請求項23記載の調整可能なブラジャー・ファスナー。
【請求項25】
ブラジャー用の調整可能なファスナーであって、
ブラジャーの第1の部分に付けられる第1の部材を持っている手段と、
ブラジャーの反対された第2の部分に付けられる第2の部材を持っている手段と、
第1の手段の接続は前記第1の部材に付いており、
前記第2の部材に付けられ、第1及び第2のブラジャー部分の付属の選択的な調節を許す1つを越える関係部分中の前記第1の部材への磁気的に付随する前記部材のための前記第1の接続する手段に、磁気的に取り付け可能な手段を接続すること分離可能に前記第1の部材に前記第2の部材の付属を固定手段をロックすることを特徴とするファスナー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公表番号】特表2008−504074(P2008−504074A)
【公表日】平成20年2月14日(2008.2.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−518355(P2007−518355)
【出願日】平成17年6月24日(2005.6.24)
【国際出願番号】PCT/US2005/022787
【国際公開番号】WO2006/002428
【国際公開日】平成18年1月5日(2006.1.5)
【出願人】(504000030)エス アンド エス インダストリーズ,インコーポレイテッド (4)
【氏名又は名称原語表記】S&S Industries,Inc.
【住所又は居所原語表記】32−00 Skillman Avenue, Long Island City, New York 11101 (US)
【Fターム(参考)】